JP3038411B2 - 地区ベル鳴動システム - Google Patents
地区ベル鳴動システムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、火災受信機の地区ベル鳴動システムに係わ
り、特に、地区ベル回線の断線試験と短絡試験を簡易に
行い得る機能を備えた地区ベル鳴動システムに関する。
り、特に、地区ベル回線の断線試験と短絡試験を簡易に
行い得る機能を備えた地区ベル鳴動システムに関する。
[従来の技術] 火災発生時に感知器からの検知信号を受けて、警戒区
域の地区ベルを鳴動させる地区ベル鳴動システムが知ら
れている。
域の地区ベルを鳴動させる地区ベル鳴動システムが知ら
れている。
第6図はこのような地区ベル鳴動システムを示したも
ので、10は地区ベル電源であり、商用電源を直流24Vに
降圧変換して異常検出回路20を介して地区ベル回線l側
に供給する構成となっている。
ので、10は地区ベル電源であり、商用電源を直流24Vに
降圧変換して異常検出回路20を介して地区ベル回線l側
に供給する構成となっている。
ここに、異常検出回路20は、地区ベル回線lの断線を
検出するもので、主リレー接点Ry、第1,第2のリレー接
点Ry1,Ry2及び断線検出用ホトカプラPCを備えており、
上記主リレー接点Ryは制御接点cを有し、第1のリレー
接点Ry1は可動接点c1を火災受信機2の共通端子2Bに接
続し、接点端子b1は地区ベル電源10の上記した負極端子
10Bに、接点端子a1は地区ベル電源10の正極端子10Aに接
続されている。
検出するもので、主リレー接点Ry、第1,第2のリレー接
点Ry1,Ry2及び断線検出用ホトカプラPCを備えており、
上記主リレー接点Ryは制御接点cを有し、第1のリレー
接点Ry1は可動接点c1を火災受信機2の共通端子2Bに接
続し、接点端子b1は地区ベル電源10の上記した負極端子
10Bに、接点端子a1は地区ベル電源10の正極端子10Aに接
続されている。
また、第2のリレー接点Ry2は、可動接点c2を電流制
御用抵抗Rを介してホトカプラPCに接続し、接点端子a2
を上記地区ベル電源10の負極端子10Bに接続している。
御用抵抗Rを介してホトカプラPCに接続し、接点端子a2
を上記地区ベル電源10の負極端子10Bに接続している。
なお、断線試験用スイッチは、火災受信機の操作部に
設けられており、この断線試験用スイッチを操作すると
後述するような上記地区ベル回線lの導通試験が行える
ようになっている。
設けられており、この断線試験用スイッチを操作すると
後述するような上記地区ベル回線lの導通試験が行える
ようになっている。
地区ベル回線lは、警戒対象区域毎に配設された複数
の地区ベルB・・・および終端器30からなるもので、各
地区ベルB・・・にはダイオードD1〜Dnが直列にそれぞ
れ接続され、このダイオードD1〜Dn側が火災受信機2側
に設けた地区ベル回線用の給電端子2Aに、地区ベルB側
が地区ベル回線用の共通端子2Bに接続されていて、複数
個の地区ベルB・・・はいずれも並列に接続されてい
る。
の地区ベルB・・・および終端器30からなるもので、各
地区ベルB・・・にはダイオードD1〜Dnが直列にそれぞ
れ接続され、このダイオードD1〜Dn側が火災受信機2側
に設けた地区ベル回線用の給電端子2Aに、地区ベルB側
が地区ベル回線用の共通端子2Bに接続されていて、複数
個の地区ベルB・・・はいずれも並列に接続されてい
る。
なお、終端器30は、地区ベル回線l末端に終端抵抗Rd
とともに上記ダイオードD1〜Dnに対し逆方向に接続して
構成されている。
とともに上記ダイオードD1〜Dnに対し逆方向に接続して
構成されている。
ところで、このような構成の従来の地区ベル鳴動シス
テムにおいては、通常の警戒状態では主リレー接点Ry、
第1および第2リレー接点Ry1、Ry2が、図に示した実線
位置にあり、地区ベル回線lの給電端子2A側が開放さ
れ、共通端子2B側は、地区ベル電源10の負極端子10B側
に接続されている。
テムにおいては、通常の警戒状態では主リレー接点Ry、
第1および第2リレー接点Ry1、Ry2が、図に示した実線
位置にあり、地区ベル回線lの給電端子2A側が開放さ
れ、共通端子2B側は、地区ベル電源10の負極端子10B側
に接続されている。
このような状態において、火災受信機2の監視区域の
いずれかの感知器が作動すると、主リレー接点Ryが閉じ
て給電端子2Aに24Vの直流電圧が付加される。
いずれかの感知器が作動すると、主リレー接点Ryが閉じ
て給電端子2Aに24Vの直流電圧が付加される。
すると、上記給電端子2A側から各ダイオードD1〜Dn、
地区ベルB・・・を通じて共通端子2B側に電流が流れる
ので、各地区ベルBが一斉に鳴動して火災の発生を報知
することができる。
地区ベルB・・・を通じて共通端子2B側に電流が流れる
ので、各地区ベルBが一斉に鳴動して火災の発生を報知
することができる。
一方、地区ベル回線lの導通試験を行う場合、断線試
験用スイッチ(不図示)を操作すると、第1のリレー接
点Ry1の可動接点c1をa1接点端子側に切り替え、同時に
第2のリレー接点Ry2の接点c2が閉じられる。
験用スイッチ(不図示)を操作すると、第1のリレー接
点Ry1の可動接点c1をa1接点端子側に切り替え、同時に
第2のリレー接点Ry2の接点c2が閉じられる。
すると、共通端子2B→終端器の抵抗Rd→終端器のダイ
オードD→給電端子2A→断線検出用ホトカプラPC→抵抗
R→第2のリレー接点Ry2を通じたループが形成され、
このためホトカプラPCが点灯して地区ベル回線lに断線
がなく正常であることを知ることができる。
オードD→給電端子2A→断線検出用ホトカプラPC→抵抗
R→第2のリレー接点Ry2を通じたループが形成され、
このためホトカプラPCが点灯して地区ベル回線lに断線
がなく正常であることを知ることができる。
しかし、地区ベル回線lが例えばいずれかの地区ベル
の後端側で断線しているような場合は、地区ベルBに接
続したダイオードD1〜Dnが電流の流れを阻止し、共通端
子2B側から給電端子2A側に向けて電流は流れないので、
ホトカプラPCは点灯せず、この違いによって上記した地
区ベル回線lの断線状態を判定することができる。
の後端側で断線しているような場合は、地区ベルBに接
続したダイオードD1〜Dnが電流の流れを阻止し、共通端
子2B側から給電端子2A側に向けて電流は流れないので、
ホトカプラPCは点灯せず、この違いによって上記した地
区ベル回線lの断線状態を判定することができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の地区ベル鳴動システムで
は、地区ベル回線lの断線を点検することができるのみ
で、回線の短絡状態を点検することができないことか
ら、終端器30が故障したまま放置される場合があり、火
災発生時に地区ベルBの音量低下や動作不能等が生じる
といった問題が残されていた。
は、地区ベル回線lの断線を点検することができるのみ
で、回線の短絡状態を点検することができないことか
ら、終端器30が故障したまま放置される場合があり、火
災発生時に地区ベルBの音量低下や動作不能等が生じる
といった問題が残されていた。
また、上述の導通試験は、取り扱い者が定期的に断線
試験用スイッチを手動操作して行なわなければならず、
多数の地区ベル回線lを点検する場合には甚だ煩瑣なも
のであった。
試験用スイッチを手動操作して行なわなければならず、
多数の地区ベル回線lを点検する場合には甚だ煩瑣なも
のであった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、地区ベ
ル回線の断線検出試験に加え、短絡試験をも容易に行え
るようにして、地区ベルの動作不能等のトラブルを事前
にチェックし火災受信機の信頼性を高めると共に、断線
試験および短絡試験を自動化し得るようにした地区ベル
鳴動システムを提供することを目的としている。
ル回線の断線検出試験に加え、短絡試験をも容易に行え
るようにして、地区ベルの動作不能等のトラブルを事前
にチェックし火災受信機の信頼性を高めると共に、断線
試験および短絡試験を自動化し得るようにした地区ベル
鳴動システムを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は、火災受信機内部に
設けられた地区ベル電源と、火災受信機の地区ベル回線
用端子より導出され、複数の地区ベルをダイオードとと
もに並列に接続し、かつその終端に逆方向のダイオード
と抵抗を直列接続して構成された終端器を接続して成る
地区ベル回線との間に、異常検出回路を設けた地区ベル
鳴動システムにおいて、特に上記異常検出回路は、地区
ベル電源の正極端子と地区ベル回線用の共通端子との間
に、第1のスイッチング手段と断線検出用ホトカプラを
設けるとともに、地区ベル電源の負極端子と地区ベル回
線用の給電端子との間には、第2のスイッチング手段を
設け、更に上記地区ベル回線用の給電端子と地区ベル回
線用の共通端子との間に、短絡検出用ホトカプラと第3
のスイッチング手段を設けた構成としている。
設けられた地区ベル電源と、火災受信機の地区ベル回線
用端子より導出され、複数の地区ベルをダイオードとと
もに並列に接続し、かつその終端に逆方向のダイオード
と抵抗を直列接続して構成された終端器を接続して成る
地区ベル回線との間に、異常検出回路を設けた地区ベル
鳴動システムにおいて、特に上記異常検出回路は、地区
ベル電源の正極端子と地区ベル回線用の共通端子との間
に、第1のスイッチング手段と断線検出用ホトカプラを
設けるとともに、地区ベル電源の負極端子と地区ベル回
線用の給電端子との間には、第2のスイッチング手段を
設け、更に上記地区ベル回線用の給電端子と地区ベル回
線用の共通端子との間に、短絡検出用ホトカプラと第3
のスイッチング手段を設けた構成としている。
このような本発明の地区ベル鳴動システムでは、上記
第1〜第3のスイッチング手段をマイクロコンピュータ
などの制御部によって所定の周期で間欠的に自動的に作
動できるようにすれば、煩瑣であった手動操作が不要と
なる(請求項2)。
第1〜第3のスイッチング手段をマイクロコンピュータ
などの制御部によって所定の周期で間欠的に自動的に作
動できるようにすれば、煩瑣であった手動操作が不要と
なる(請求項2)。
また、本発明におけるスイッチング手段としては、電
流の通電経路を形成できるものであればよく、リレー接
点以外にトランジスタやホトカプラで構成してもよい。
流の通電経路を形成できるものであればよく、リレー接
点以外にトランジスタやホトカプラで構成してもよい。
[作用] 本発明において、地区ベル回線の断線のみを点検する
場合は、第3のスイッチング手段を開き、第1、第2の
スイッチング手段を断線試験側に切り替える。
場合は、第3のスイッチング手段を開き、第1、第2の
スイッチング手段を断線試験側に切り替える。
すると、地区ベル電源から断線検出用ホトカプラを介
して地区ベル回線に電流が流れる通電経路が形成される
ので、このときの断線検出用ホトカプラの点灯状態を見
て断線の有無が判別できる。
して地区ベル回線に電流が流れる通電経路が形成される
ので、このときの断線検出用ホトカプラの点灯状態を見
て断線の有無が判別できる。
すなわち、断線検出用ホトカプラが点灯すれば断線な
し、点灯しなければ断線と判断できる。
し、点灯しなければ断線と判断できる。
一方、地区ベル回線の短絡も検出する場合には、第1,
第2のスイッチング手段の上記した動作に加えて、第3
スイッチング手段も閉じる。
第2のスイッチング手段の上記した動作に加えて、第3
スイッチング手段も閉じる。
すると、地区ベル電源から短絡検出用ホトカプラを介
して地区ベル回線に電流が流れる通電経路が更に形成さ
れるので、このとき短絡検出用ホトカプラが点灯すれ
ば、地区ベル回線が短絡していないことが判定され、点
灯しなければ短絡と判断できる。
して地区ベル回線に電流が流れる通電経路が更に形成さ
れるので、このとき短絡検出用ホトカプラが点灯すれ
ば、地区ベル回線が短絡していないことが判定され、点
灯しなければ短絡と判断できる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係わる地区ベル鳴動システムの回路
構成図である。
構成図である。
この地区ベル鳴動システムの異常検出回路Aは、地区
ベル電源1の正極端子1Aと地区ベル回線用の共通端子2B
との間に第1のリレー接点Ry1と断線検出用ホトカプラP
C1を設けるとともに、地区ベル電源1の負極端子1Bと地
区ベル回線用の給電端子2Aとの間には、第2のリレー接
点Ry2を設け、更に上記給電端子2Aと共通端子2Bとの間
に、短絡検出用ホトカプラPC2と第3のリレー接点Ry3を
設けた構成となっている。そして、図示はしないが、火
災受信機には断線試験用スイッチに加えて短絡試験用ス
イッチを設けており、これらのスイッチを操作したと
き、マイクロコンピュータ(以下マイコンと略記する)
などで構成された制御部によって第1ないし第3リレー
接点Ry1〜Ry3を切替制御する構成となっている。
ベル電源1の正極端子1Aと地区ベル回線用の共通端子2B
との間に第1のリレー接点Ry1と断線検出用ホトカプラP
C1を設けるとともに、地区ベル電源1の負極端子1Bと地
区ベル回線用の給電端子2Aとの間には、第2のリレー接
点Ry2を設け、更に上記給電端子2Aと共通端子2Bとの間
に、短絡検出用ホトカプラPC2と第3のリレー接点Ry3を
設けた構成となっている。そして、図示はしないが、火
災受信機には断線試験用スイッチに加えて短絡試験用ス
イッチを設けており、これらのスイッチを操作したと
き、マイクロコンピュータ(以下マイコンと略記する)
などで構成された制御部によって第1ないし第3リレー
接点Ry1〜Ry3を切替制御する構成となっている。
ここに、異常検出回路2の短絡検出用ホトカプラPC2
は、抵抗R2と並列に接続されて、そのアノード側が第1
リレー接点Ry1の可動接点c1に、カソード側が抵抗R3を
介して第3リレー接点Ry3の可動接点c3側に接続されて
いる。そして、この第3リレー接点Ry3の接点端子a3
が、火災受信機2の給電端子2A側に接続されており、こ
の第3リレー接点Ry3が閉成されると地区ベル回線lの
短絡試験が行える。
は、抵抗R2と並列に接続されて、そのアノード側が第1
リレー接点Ry1の可動接点c1に、カソード側が抵抗R3を
介して第3リレー接点Ry3の可動接点c3側に接続されて
いる。そして、この第3リレー接点Ry3の接点端子a3
が、火災受信機2の給電端子2A側に接続されており、こ
の第3リレー接点Ry3が閉成されると地区ベル回線lの
短絡試験が行える。
なお、上記断線検出用ホトカプラPC1は、そのアノー
ド側が地区ベル電源1の正極端子1Aに、カソード側が電
流制限用抵抗R1を介して第1リレー接点Ry1の接点端子a
1に接続されており、この接点端子a1側に可動接点c1が
切り替えられて断線試験と短絡試験が行われるようにな
る。また、終端抵抗Rdは、地区ベルB側に接続したダイ
オードD1〜Dnに対して逆方向に接続され終端器3を構成
しているので、地区ベルの鳴動時には抵抗Rへの電流を
遮断して電力損失の防止が図れる。
ド側が地区ベル電源1の正極端子1Aに、カソード側が電
流制限用抵抗R1を介して第1リレー接点Ry1の接点端子a
1に接続されており、この接点端子a1側に可動接点c1が
切り替えられて断線試験と短絡試験が行われるようにな
る。また、終端抵抗Rdは、地区ベルB側に接続したダイ
オードD1〜Dnに対して逆方向に接続され終端器3を構成
しているので、地区ベルの鳴動時には抵抗Rへの電流を
遮断して電力損失の防止が図れる。
また、この終端抵抗Rdの抵抗値は、上記抵抗R2とR3と
共に予め設定されており、短絡試験時に直流電流を終端
器D側へ導き得る値とされている。
共に予め設定されており、短絡試験時に直流電流を終端
器D側へ導き得る値とされている。
次に、地区ベル回線の各種の試験動作について説明す
る。
る。
ただし火災発生時の動作は第6図の従来例と同様であ
り、主リレー接点Ryのみが閉じて地区ベルB・・・が一
斉に鳴動する。
り、主リレー接点Ryのみが閉じて地区ベルB・・・が一
斉に鳴動する。
まず、地区ベル回線lの断線試験を行う場合の動作に
ついて説明すると、断線試験用スイッチを操作すると、
制御部は第1リレー接点Ry1の可動接点c1を断線試験側
接点a1側に切り替えると共に、第2リレー接点Ry2を閉
じる(第4図参照)。
ついて説明すると、断線試験用スイッチを操作すると、
制御部は第1リレー接点Ry1の可動接点c1を断線試験側
接点a1側に切り替えると共に、第2リレー接点Ry2を閉
じる(第4図参照)。
すると、地区ベル回線lに断線がなく正常な場合に
は、地区ベル電源1からの電流は、断線検出用ホトカプ
ラPC1→抵抗R1→第1リレー接点Ry1→共通端子2B→終端
抵抗Rd→終端器のダイオードD→給電端子2A→第2リレ
ー接点Ry2側に流れるので、このとき断線検出用ホトカ
プラPC1が点灯して正常であることが点検できる。
は、地区ベル電源1からの電流は、断線検出用ホトカプ
ラPC1→抵抗R1→第1リレー接点Ry1→共通端子2B→終端
抵抗Rd→終端器のダイオードD→給電端子2A→第2リレ
ー接点Ry2側に流れるので、このとき断線検出用ホトカ
プラPC1が点灯して正常であることが点検できる。
一方、地区ベル回線lが途中で断線しているような場
合は、共通端子2B側から給電端子2A側へは電流は流れな
いので、断線検出用ホトカプラPC1は点灯せず断線状態
であることを判定することができる。
合は、共通端子2B側から給電端子2A側へは電流は流れな
いので、断線検出用ホトカプラPC1は点灯せず断線状態
であることを判定することができる。
つぎに、短絡試験を行う場合、短絡試験用スイッチを
操作すると、マイコンは第3リレー接点Ry3を更に閉じ
る(第5図参照)。
操作すると、マイコンは第3リレー接点Ry3を更に閉じ
る(第5図参照)。
すると、断線検出用ホトカプラPC1→抵抗R1→第1リ
レー接点Ry1→共通接点2B→終端抵抗Rd→終端器のダイ
オードD→給電端子2A→第2リレー接点Ry2へと流れる
第1の経路と、上記第1リレー接点Ry1から分流して
短絡検出用ホトカプラPC2→抵抗R3→第3リレー接点Ry3
→第2リレー接点Ry2側に流れる第2の経路とが形成
されることになる。このとき、地区ベル回線lが正常で
短絡していない場合には、断線検出用ホトカプラPC1と
短絡検出用ホトカプラPC2が同時に駆動して両者が点灯
するが、地区ベル回線lの途中に短絡を生じている場合
には、第1の経路側が通電状態となるのでホトカプラ
PC1は点灯するが、短絡検出用ホトカプラPC2は抵抗R2、
R3のために第2の経路側は通電せず消灯となって地区
ベル回線lが短絡していることを知ることができる。
レー接点Ry1→共通接点2B→終端抵抗Rd→終端器のダイ
オードD→給電端子2A→第2リレー接点Ry2へと流れる
第1の経路と、上記第1リレー接点Ry1から分流して
短絡検出用ホトカプラPC2→抵抗R3→第3リレー接点Ry3
→第2リレー接点Ry2側に流れる第2の経路とが形成
されることになる。このとき、地区ベル回線lが正常で
短絡していない場合には、断線検出用ホトカプラPC1と
短絡検出用ホトカプラPC2が同時に駆動して両者が点灯
するが、地区ベル回線lの途中に短絡を生じている場合
には、第1の経路側が通電状態となるのでホトカプラ
PC1は点灯するが、短絡検出用ホトカプラPC2は抵抗R2、
R3のために第2の経路側は通電せず消灯となって地区
ベル回線lが短絡していることを知ることができる。
なお、地区ベル回線lのうち、末端の地区ベルBでの
外部配線が法定範囲内で相当長い場合、回線の抵抗が例
えば50Ω程度となっていても、動作不能や誤動作の発生
を回避することができる。即ち上記抵抗R2、R3、Rdの抵
抗値を、予め短絡検出用フォトカプラPC2の動作電圧以
下となるように設定しておくと、地区ベル回線lに短絡
が生じた場合、短絡検出用ホトカプラPC2を動作させな
いようにできる。
外部配線が法定範囲内で相当長い場合、回線の抵抗が例
えば50Ω程度となっていても、動作不能や誤動作の発生
を回避することができる。即ち上記抵抗R2、R3、Rdの抵
抗値を、予め短絡検出用フォトカプラPC2の動作電圧以
下となるように設定しておくと、地区ベル回線lに短絡
が生じた場合、短絡検出用ホトカプラPC2を動作させな
いようにできる。
また、上記実施例においては、第1〜第3のスイッチ
ング手段にリレー接点を用いているが、第2図に示すよ
うに短絡検出用ホトカプラPC2と給電端子2Aとの間にト
ランジスタTRを介挿し、そのベース側にマイコンから駆
動信号を与えて通電経路を形成する構成にしてもよい。
ング手段にリレー接点を用いているが、第2図に示すよ
うに短絡検出用ホトカプラPC2と給電端子2Aとの間にト
ランジスタTRを介挿し、そのベース側にマイコンから駆
動信号を与えて通電経路を形成する構成にしてもよい。
さらに、第3図に示すように、短絡検出用ホトカプラ
PC2と給電端子2Aとの間にホトトランジスタPTを介挿
し、ホトダイオードPDを駆動させて通電経路を形成する
構成としてもよい。
PC2と給電端子2Aとの間にホトトランジスタPTを介挿
し、ホトダイオードPDを駆動させて通電経路を形成する
構成としてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の地区ベル鳴動システムで
は、第1ないし第3のスイッチング手段を適宜切り替え
制御して地区ベル回線に電流を流す経路を形成し、断線
検出用ホトカプラまたは短絡検出用ホトカプラを作動さ
せ、これらのホトカプラの点灯状態を判別することによ
って地区ベル回線が正常であるか断線もしくは短絡して
いるかを検出できるようになっているので、従来一般的
であった断線点検に加えて短絡点検ができる。
は、第1ないし第3のスイッチング手段を適宜切り替え
制御して地区ベル回線に電流を流す経路を形成し、断線
検出用ホトカプラまたは短絡検出用ホトカプラを作動さ
せ、これらのホトカプラの点灯状態を判別することによ
って地区ベル回線が正常であるか断線もしくは短絡して
いるかを検出できるようになっているので、従来一般的
であった断線点検に加えて短絡点検ができる。
したがって、地区ベル回線の異常を事前に知ることが
可能となり、火災発生時に地区ベルが動作不能になると
いった問題が未然に防止されて、火災受信機の信頼性を
高めることができる。
可能となり、火災発生時に地区ベルが動作不能になると
いった問題が未然に防止されて、火災受信機の信頼性を
高めることができる。
また、第1ないし第3のスイッチング手段をマイクロ
コンピュータなどの制御部によって所定の周期で定期的
に自動切替制御すれば各種の試験動作を自動化でき煩瑣
であった断線、短絡試験の操作がきわめて簡単になる等
の効果もある。
コンピュータなどの制御部によって所定の周期で定期的
に自動切替制御すれば各種の試験動作を自動化でき煩瑣
であった断線、短絡試験の操作がきわめて簡単になる等
の効果もある。
第1図は本発明システムの一実施例を示した回路構成
図、第2図,第3図はスイッチング手段の変形例を示す
回路図、第4図は断線試験時の動作説明図,第5図は短
絡試験時の動作説明図,第6図は従来の地区ベル鳴動シ
ステムの回路構成を示す電気回路図である。 (符号の説明) A……異常検出回路 1……地区ベル電源 1A……その正極端子 1B……その負極端子 2……火災受信機 2A……その地区ベル用給電端子 2B……その地区ベル用共通端子 3……終端器 Ry1……第1のリレー接点 Ry2……第2のリレー接点 Ry3……第3のリレー接点 B……地区ベル D……ダイオード PC1……断線検出用ホトカプラ PC2……短絡検出用ホトカプラ
図、第2図,第3図はスイッチング手段の変形例を示す
回路図、第4図は断線試験時の動作説明図,第5図は短
絡試験時の動作説明図,第6図は従来の地区ベル鳴動シ
ステムの回路構成を示す電気回路図である。 (符号の説明) A……異常検出回路 1……地区ベル電源 1A……その正極端子 1B……その負極端子 2……火災受信機 2A……その地区ベル用給電端子 2B……その地区ベル用共通端子 3……終端器 Ry1……第1のリレー接点 Ry2……第2のリレー接点 Ry3……第3のリレー接点 B……地区ベル D……ダイオード PC1……断線検出用ホトカプラ PC2……短絡検出用ホトカプラ
Claims (2)
- 【請求項1】火災受信機内部に設けられた地区ベル電源
と、火災受信機の地区ベル回線用端子より導出され、複
数の地区ベルをダイオードとともに並列に接続し、かつ
その終端に逆方向のダイオードと抵抗を直列接続して構
成された終端器を接続して成る地区ベル回線との間に、
異常検出回路を設けた地区ベル鳴動システムにおいて、 上記異常検出回路は、地区ベル電源の正極端子と地区ベ
ル回線用端子の共通端子との間に第1のスイッチング手
段と断線検出用ホトカプラを設けるとともに、地区ベル
電源の負極端子と地区ベル回線用の給電端子との間に
は、第2のスイッチング手段を設け、更に上記地区ベル
回線用の給電端子と共通端子との間に、短絡検出用ホト
カプラと第3のスイッチング手段を設けた構成とした地
区ベル鳴動システム。 - 【請求項2】上記スイッチング手段が制御部によって所
定の周期で定期的に作動される構成とした請求項1に記
載の地区ベル鳴動システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289896A JP3038411B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 地区ベル鳴動システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289896A JP3038411B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 地区ベル鳴動システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04163693A JPH04163693A (ja) | 1992-06-09 |
JP3038411B2 true JP3038411B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=17749172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2289896A Expired - Fee Related JP3038411B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 地区ベル鳴動システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038411B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6307181B2 (ja) * | 2017-01-11 | 2018-04-04 | 能美防災株式会社 | 火災検出装置 |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP2289896A patent/JP3038411B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04163693A (ja) | 1992-06-09 |
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