JPH06245718A - 食品用消泡剤 - Google Patents

食品用消泡剤

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JPH06245718A
JPH06245718A JP5036942A JP3694293A JPH06245718A JP H06245718 A JPH06245718 A JP H06245718A JP 5036942 A JP5036942 A JP 5036942A JP 3694293 A JP3694293 A JP 3694293A JP H06245718 A JPH06245718 A JP H06245718A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体に対して安全であり、消泡効果に優れた
食品用消泡剤を提供すること。 【構成】 構成脂肪酸の炭素数が14〜24のジグリセ
ライドの1種又は2種以上と、蔗糖脂肪酸エステルまた
は/およびポリグリセリン脂肪酸エステルとを必須成分
として配合してなることを特徴とする食品用消泡剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安全かつ有効な食品用
消泡剤に関するものであり、詳しくは、豆腐及びその他
の各種食品の製造時における泡立ちを効果的に抑制する
ことができる食品用消泡剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】食品を
製造する際に、その種類によっては工程中に発泡をきた
す場合があるが、一般に発泡は生産能力を減少させ、ま
た、最終製品の商品価値を著しく低下させる原因とな
る。例えば、豆腐製造工程においては、(1)豆乳(以
下、「ご」と称する)の煮沸時、及び(2)凝固容器へ
の豆乳の落下時又は凝固剤の添加攪拌時の二つの工程に
おいて、発泡をきたし生産能率を低下させるという問題
がある。
【0003】このような食品製造時の発泡を抑制するた
めに消泡剤が用いられている。従来、食品用消泡剤とし
ては、シリコーンエマルジョン、オレイン酸モノグリセ
ライド、ソルビタントリオレイン酸エステル、食用油の
重合油等が使用されている。しかし、シリコーンエマル
ジョンの使用に当たっては食品衛生法上の制限がある
他、比較的高価であること、またオレイン酸モノグリセ
ライド、ソルビタントリオレイン酸エステルの場合はそ
れ自身では十分な消泡効果が得られないこと、更に食用
油の重合油等の場合はそれ自身では十分な消泡効果が得
られないばかりか食品衛生上も好ましくないなどの欠点
がある。
【0004】従って、本発明の目的は、人体に対して安
全であり、消泡効果に優れた食品用消泡剤を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記欠点
を解消すべく鋭意研究をした結果、特定のジグリセライ
ドと、蔗糖脂肪酸エステルまたは/およびポリグリセリ
ン脂肪酸エステルとを必須成分とする混合物が、非常に
優れた消泡効果を有することを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】即ち、本発明は、構成脂肪酸の炭素数が1
4〜24のジグリセライドの1種又は2種以上と、蔗糖
脂肪酸エステルまたは/およびポリグリセリン脂肪酸エ
ステルとを必須成分として配合してなることを特徴とす
る食品用消泡剤を提供するものである。
【0007】以下、本発明の食品用消泡剤について、更
に詳細に説明する。本発明に使用される構成脂肪酸の炭
素数が14〜24のジグリセライド(以下、「ジグリセ
ライドA」と称す)としては、例えば、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エイコサン
酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、リノール酸等の飽和又
は不飽和の脂肪酸とグリセリンとをエステル化反応して
得られるジグリセライド、例えば、オレイン酸ジグリセ
ライド、リノール酸ジグリセライド、ミリスチン酸ジグ
リセライド、パルミチン酸ジグリセライド、ステアリン
酸ジグリセライド等の混合物で、ジグリセライド純度が
40%以上、好ましくは60%以上のものが挙げられ
る。また、使用に当たっては、1種、又は2種以上を加
熱溶解等の手段により混合したものを用いることができ
る。
【0008】また、本発明に使用される蔗糖脂肪酸エス
テルとしては、構成脂肪酸が好ましくは炭素数10〜2
4、より好ましくは14〜20の飽和もしくは不飽和脂
肪酸と、蔗糖とからなる蔗糖脂肪酸エステルが挙げら
れ、HLBが7以下、特にHLB3以下の蔗糖脂肪酸エ
ステル、例えばHLB1〜3の蔗糖脂肪酸エステルが好
ましい。また、市販品を用いることもできる。
【0009】また、本発明に使用されるポリグリセリン
脂肪酸エステルとしては、グリセリン単位が好ましくは
2〜15、より好ましくは2〜10のポリグリセリン
と、炭素数が好ましくは10〜24、より好ましくは1
4〜20の脂肪酸とからなるエステルが挙げられる。ま
た、上記グリセリン脂肪酸エステルとしては、特に、グ
リセリン単位が2〜10のポリグリセリンと、直鎖又は
分岐鎖および飽和もしくは不飽和の炭素数が10〜2
4、好ましくは14〜20であるヒドロキシカルボン酸
の2〜10量体、好ましくは3〜6量体のポリヒドロキ
シカルボン酸とからなるエステルが好ましい。例えば、
ポリグリセリンと、リシノール酸及びリシノール酸の縮
合度が2〜10、好ましくは3〜6の縮合リシノレート
からなる群から選ばれる脂肪酸とのエステル等が挙げら
れる。また、市販品を用いることもできる。
【0010】本発明の食品用消泡剤において、上記蔗糖
脂肪酸エステルを単独で用いる場合の配合量は、上記ジ
グリセライドA 100重量部に対して、好ましくは
0.5〜400重量部であり、より好ましくは1〜25
重量部である。また、上記ポリグリセリン脂肪酸エステ
ルを単独で用いる場合の配合量は、上記ジグリセライド
A 100重量部に対して、好ましくは0.05〜10
重量部であり、より好ましくは0.1〜1重量部であ
る。また、本発明においては、上記蔗糖脂肪酸エステル
と上記ポリグリセリン脂肪酸エステルとを併用して用い
るのが、最も効果的であり、この際の上記蔗糖脂肪酸エ
ステル及び上記ポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量
は、上記ジグリセライドA 100重量部に対して、好
ましくは1〜25重量部であり、上記蔗糖脂肪酸エステ
ルと上記ポリグリセリン脂肪酸エステルとの配合割合
は、上記蔗糖脂肪酸エステル100重量部に対して、上
記ポリグリセリン脂肪酸エステルが、好ましくは0.5
〜100重量部であり、より好ましくは2〜25重量部
である。
【0011】また、本発明の食品用消泡剤の使用に当た
っては、単独での使用、他の消泡剤との併用、あるい
は、上記の必須成分の他に、必要に応じて、水、アルコ
ール、プロピレングリコール、糖、塩、澱粉、天然ガム
質、乳化剤等の他の食品素材あるいは添加剤を配合して
使用する方法のいずれでもよく、特に限定されるもので
はない。
【0012】本発明の食品用消泡剤を調製するには、上
記必須成分等を、加熱混合攪拌する等して、容易に得る
ことができる。本発明の食品用消泡剤が適用できる食品
としては、豆乳、豆腐、カゼインナトリウム、ワイン、
ビール、醤油等が挙げられる。また、アミノ酸製造、製
糖の過程にも使用できる。本発明の食品用消泡剤の添加
量は、工程及び食品の種類により異なるが、通常食品に
対して0.01〜1.0重量%が好ましく、更に好まし
くは0.05〜0.3重量%の範囲である。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明がこれらの実施例に限定されるものでは
ない。尚、例中の%は特記しない限り、重量基準であ
る。
【0014】〔実施例1〕オレイン酸ジグリセライド
(純度72%)70%と、HLB1の蔗糖脂肪酸エステ
ル(商品名:DKエステルF10、第一工業製薬(株)
製)30%とを、加熱混合攪拌し、消泡剤を調製した。
大豆10kgを温度20℃の水に10時間浸漬して膨潤さ
せた後、水きりをし、浸漬した大豆に加水をしながら、
摩砕機で摩砕し「ご」を得た。この「ご」に対し、上記
で調製した消泡剤を0.1%添加し、煮沸釜にて95
℃、5分間加熱した。これを豆乳とおからに分離し、得
られた豆乳を凝固剤(豆乳に対し0.3%添加)の入っ
た容器に注入し、凝固して豆腐を得た。この豆乳注入時
に発生する泡の残存率を評価した。その結果を表1に示
す。
【0015】〔実施例2〕オレイン酸ジグリセライド
(純度70%)99.5%と、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル(商品名:SYグリスターCR−310、阪本薬
品(株)製)0.5%とを、加熱混合して、消泡剤を調
製し、実施例1と同様に評価した。その結果を表1に示
す。
【0016】〔実施例3〕オレイン酸ジグリセライド
(純度72%)60%と、リノール酸ジグリセライド
(純度64%)34.5%と、HLB3の蔗糖脂肪酸エ
ステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−37
0、菱糖(株)製)5%と、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル(商品名:サンソフトNo. 818、太陽化学(株)
製)0.5%とを加熱混合して、消泡剤を調製し、実施
例1と同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0017】〔実施例4〕ミリスチン酸ジグリセライド
(純度75%)5%、パルミチン酸ジグリセライド(純
度75%)40%、ステアリン酸ジグリセライド(純度
75%)5%、オレイン酸ジグリセライド(純度72
%)35%と、リノール酸ジグリセライド(純度64
%)9.5%と、HLB3の蔗糖脂肪酸エステル(商品
名:リョートーシュガーエステルS−370、菱糖
(株)製)5%と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(商
品名:サンソフトNo. 818、太陽化学(株)製)0.
5%とを、加熱混合して、消泡剤を調製し、実施例1と
同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0018】〔実施例5〕オレイン酸ジグリセライド
(純度75%)74.7%と、HLB1の蔗糖脂肪酸エ
ステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−17
0、菱糖(株)製)15%と、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル(商品名:サンソフトNo. 818、太陽化学
(株)製)0.3%と、炭酸マグネシウム(商品名:炭
酸マグネシウム、徳山曹達(株)製)10.0%とを加
熱混合して、消泡剤を調製し、実施例1と同様に評価し
た。その結果を表1に示す。
【0019】〔実施例6〕消泡剤として、オレイン酸ジ
グリセライド(純度72%)70%と、HLB11の蔗
糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステ
ルS−1170、菱糖(株)製)30%とを、加熱混合
攪拌したものを添加した以外は実施例1と同様に評価し
た。その結果を表1に示す。
【0020】〔実施例7〕消泡剤として、オレイン酸ジ
グリセライド(純度72%)5%と、HLB3の蔗糖脂
肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS
−370、菱糖(株)製)94.5%と、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル(商品名:サンソフトNo. 818、太
陽化学(株)製)0.5%とを、加熱混合攪拌したもの
を添加した以外は実施例1と同様に評価した。その結果
を表1に示す。
【0021】〔比較例1〕消泡剤を添加しないこと以外
は実施例1と同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0022】〔比較例2〕消泡剤として、大豆油を添加
した以外は実施例1と同様に評価した。その結果を表1
に示す。
【0023】〔比較例3〕消泡剤として、オレイン酸ジ
グリセライドを添加した以外は実施例1と同様に評価し
た。その結果を表1に示す。
【0024】〔比較例4〕消泡剤として、HLB3の蔗
糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステ
ルS−370、菱糖(株)製)を添加した以外は実施例
1と同様に評価した。その結果を表1に示す。
【0025】〔比較例5〕消泡剤として、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル(商品名:サンソフトNo.818、太
陽化学(株)製)を添加した以外は実施例1と同様に評
価した。その結果を表1に示す。
【0026】〔比較例6〕消泡剤として、カプリン酸ジ
グリセライド(純度68%)70%とHLB1の蔗糖脂
肪酸エステル(商品名:DKエステルF10、第一工業
製薬(株)製)30%とを、加熱混合攪拌したものを添
加した以外は実施例1と同様に評価した。その結果を表
1に示す。
【0027】〔比較例7〕消泡剤として、カプリル酸ジ
グリセライド(純度65%)99.5%とポリグリセリ
ン脂肪酸エステル(商品名:SYグリスターCR−31
0、阪本薬品(株)製)0.5%とを、加熱混合攪拌し
たものを添加した以外は実施例1と同様に評価した。そ
の結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】〔実施例8〕オレイン酸ジグリセライド
(純度72%)70%と、HLB1の蔗糖脂肪酸エステ
ル(商品名:DKエステルF10、第一工業製薬(株)
製)30%とを、加熱混合攪拌し、消泡剤を調製した。
この消泡剤を、カゼインナトリウムの5%水溶液に対し
て0.05%添加し、試験管に入れ激しく20回振盪
後、静置し1分後の泡の高さを測定した。その結果を表
2に示す。
【0030】〔実施例9〕オレイン酸ジグリセライド
(純度70%)99.5%と、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル(商品名:SYグリスターCR−310、阪本薬
品(株)製)0.5%とを加熱混合し、消泡剤を調製
し、実施例8と同様に評価した。その結果を表2に示
す。
【0031】〔実施例10〕オレイン酸ジグリセライド
(純度72%)60%と、リノール酸ジグリセライド
(純度64%)34.5%と、HLB3の蔗糖脂肪酸エ
ステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−37
0、菱糖(株)製)5%と、ポリグリセリン脂肪酸エス
テル(商品名:サンソフトNo. 818、太陽化学(株)
製)0.5%とを加熱混合し、消泡剤を調製し、実施例
8と同様に評価した。その結果を表2に示す。
【0032】〔実施例11〕ミリスチン酸ジグリセライ
ド(純度75%)5%、パルミチン酸ジグリセライド
(純度75%)40%、ステアリン酸ジグリセライド
(純度75%)5%、オレイン酸ジグリセライド(純度
72%)35%と、リノール酸ジグリセライド(純度6
4%)9.5%と、HLB3の蔗糖脂肪酸エステル(商
品名:リョートーシュガーエステルS−370、菱糖
(株)製)5%と、ポリグリセリン脂肪酸エステル(商
品名:サンソフトNo. 818、太陽化学(株)製)0.
5%とを、加熱混合し、消泡剤を調製し、実施例8と同
様に評価した。その結果を表1に示す。
【0033】〔実施例12〕オレイン酸ジグリセライド
(純度75%)74.7%と、HLB1の蔗糖脂肪酸エ
ステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−17
0、菱糖(株)製)15%と、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル(商品名:サンソフトNo. 818、太陽化学
(株)製)0.3%と、炭酸マグネシウム(商品名:炭
酸マグネシウム、徳山曹達(株)製)10.0%とを加
熱混合し、消泡剤を調製し、実施例8と同様に評価し
た。その結果を表1に示す。
【0034】〔実施例13〕消泡剤として、オレイン酸
ジグリセライド(純度72%)70%と、HLB11の
蔗糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエス
テルS−1170、菱糖(株)製)30%とを、加熱混
合攪拌したものを添加した以外は実施例8と同様に評価
した。その結果を表2に示す。
【0035】〔実施例14〕消泡剤として、オレイン酸
ジグリセライド(純度72%)5%と、HLB3の蔗糖
脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステル
S−370、菱糖(株)製)94.5%と、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル(商品名:サンソフトNo. 818、
太陽化学(株)製)0.5%とを、加熱混合攪拌したも
のを添加した以外は実施例8と同様に評価した。その結
果を表2に示す。
【0036】〔比較例8〕消泡剤を添加しないこと以外
は、実施例8と同様に評価した。その結果を表2に示
す。
【0037】〔比較例9〕消泡剤として、大豆油を添加
した以外は実施例8と同様に評価した。その結果を表2
に示す。
【0038】〔比較例10〕消泡剤として、オレイン酸
ジグリセライドを添加した以外は実施例8と同様に評価
した。その結果を表2に示す。
【0039】〔比較例11〕消泡剤として、HLB3の
蔗糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエス
テルS−370、菱糖(株)製)を添加した以外は実施
例8と同様に評価した。その結果を表2に示す。
【0040】〔比較例12〕消泡剤として、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル(商品名:サンソフトNo. 818)
を添加した以外は実施例8と同様に評価した。その結果
を表2に示す。
【0041】〔比較例13〕消泡剤として、カプリン酸
ジグリセライド(純度68%)70%とHLB1の蔗糖
脂肪酸エステル(商品名:DKエステルF10、第一工
業製薬(株)製)30%とを、加熱混合攪拌したものを
添加した以外は実施例8と同様に評価した。その結果を
表2に示す。
【0042】比較例14〕消泡剤として、カプリル酸ジ
グリセライド(純度65%)99.5%とポリグリセリ
ン脂肪酸エステル(商品名:SYグリスターCR−31
0、阪本薬品(株)製)0.5%とを、加熱混合攪拌し
たものを添加した以外は実施例8と同様に評価した。そ
の結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】本発明の食品用消泡剤は、人体に対して
安全であり、消泡効果に優れたものである。そして、上
記食品用消泡剤は、豆乳、豆腐、その他の食品製造時の
泡立ちを抑制することができ、しかも、人体に対して安
全であり、更には、消泡効果のみならず、歩留りの向
上、最終製品の品質を向上させる等の効果がある。ま
た、本発明の食品用消泡剤は、従来の消泡剤に比べ、添
加量が少なくても、十分な消泡効果を発現する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成脂肪酸の炭素数が14〜24のジグ
    リセライドの1種又は2種以上と、蔗糖脂肪酸エステル
    または/およびポリグリセリン脂肪酸エステルとを必須
    成分として配合してなることを特徴とする食品用消泡
    剤。
  2. 【請求項2】 上記蔗糖脂肪酸エステルが、HLB7以
    下の蔗糖脂肪酸エステルである請求項1記載の食品用消
    泡剤。
  3. 【請求項3】 上記ポリグリセリン脂肪酸エステルが、
    グリセリン単位が2〜15のポリグリセリンと炭素数が
    10〜24の飽和又は不飽和脂肪酸とからなるエステル
    である請求項1記載の食品用消泡剤。
  4. 【請求項4】 上記ポリグリセリン脂肪酸エステルがグ
    リセリン単位が2〜15のポリグリセリンとポリヒドロ
    キシカルボン酸とからなるエステルである請求項1記載
    の食品用消泡剤。
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