JPH06243612A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH06243612A
JPH06243612A JP3180393A JP3180393A JPH06243612A JP H06243612 A JPH06243612 A JP H06243612A JP 3180393 A JP3180393 A JP 3180393A JP 3180393 A JP3180393 A JP 3180393A JP H06243612 A JPH06243612 A JP H06243612A
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JP
Japan
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reference speed
light collecting
speed signal
moving
track
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JP3180393A
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English (en)
Inventor
Tamane Takahara
珠音 高原
Hisafumi Seo
尚史 瀬尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、減速時だけでなく加速時にも基準
速度信号による光学ヘッドの速度制御を行うことによ
り、加速時の移動速度の個体差をなくすことができる。 【構成】この発明は、加速時と減速時の2つのテーブル
24a、24bを設け、移動開始からの通過トラック数
を用いて加速時の基準速度信号を得、目標トラックまで
の残りトラック数を用いて減速時の基準速度信号を得、
それらのうちの小さいほうの基準速度信号を用いて光学
ヘッド3の速度制御を行うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録トラックを有す
る光ディスクに情報を記録したり、あるいは光ディスク
に記録されている情報を再生する光ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ヘッドに搭載された半導体レ
ーザにより出力されるレーザ光により、記録トラックを
有する光ディスクに情報を記録したり、あるいは光ディ
スクに記録されている情報を再生する光ディスク装置が
実用化されている。
【0003】このような光ディスク装置では、光学ヘッ
ドがリニアモータ(アクチュエータ)により光ディスク
の半径方向、つまりトラックを横切る方向に移動(シー
ク)されるようになっている。リニアモータにより光学
ヘッドが移動されることにより、レーザ光の照射位置が
目的のトラックに移動されるようになっている。この場
合、目的の位置に光学ヘッドが近付いた際、減速用の基
準速度信号に応じて、光学ヘッドの移動速度を制御して
いる(特願昭63−99518号参照)。
【0004】しかし、このような光ディスク装置では、
光学ヘッドの加速時については何等考慮されておらず、
加速時は、最大速度が基準速度信号として出力されてい
るため、光学ヘッドが電気系および機械系の持つ最大能
力で加速されている。すなわち、加速時は電気系、機械
系の特性をフルに使ったオープン制御といえるものであ
る。したがって、ここでの加速度は機体によってばらつ
きがあり、その結果、移動速度にも個体差が生じて、同
等の性能を持つ製品を安定に提供することが難しかっ
た。また、各個体によってその特性にばらつきがあるた
めに、加速に要する時間にもばらつきが多く、その後の
減速制御に悪影響を及ぼすものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク装置
では、光学ヘッドの加速時の速度制御について考慮され
ておらず、各個体の特性のばらつきにより移動速度にも
個体差が生じてしまうという問題があった。
【0006】そこでこの発明は、加速時にも基準速度信
号による速度制御を行うことにより、加速時の移動速度
の個体差をなくすことができる光ディスク装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク装
置は、記録トラックを有する光ディスクに情報を記録し
たり、あるいは光ディスクに記録されている情報を再生
するものにおいて、上記光ディスク上に光を集光する集
光手段、この集光手段を上記光ディスクのトラックを横
切る方向へ移動する移動手段、この移動手段により移動
される上記集光手段の移動速度を検出する第1の検出手
段、上記移動手段により上記集光手段が移動される際、
上記集光手段の光の照射位置を検出する第2の検出手
段、上記集光手段の移動終了位置を指示する指示手段、
上記集光手段の移動開始位置からのトラック数に対応し
た基準速度信号が記憶される第1の記憶手段、上記集光
手段の移動終了位置までのトラック数に対応した基準速
度信号が記憶される第2の記憶手段、上記移動手段によ
り上記集光手段が移動される際、上記集光手段の移動開
始位置と上記第2の検出手段により検出された照射位置
との間のトラック数に対応した基準速度信号を上記第1
の記憶手段から読出す第1の読出手段、上記移動手段に
よる上記集光手段が移動される際、上記第2の検出手段
により検出された照射位置と上記指示手段により指示さ
れた移動終了位置との間のトラック数に対応した基準速
度信号を上記第2の記憶手段から読出す第2の読出手
段、上記第1の読出手段からの基準速度信号と上記第2
の読出手段からの基準速度信号とを比較し、小さい方の
基準速度信号を選択する選択手段、およびこの選択手段
により選択された基準速度信号と上記第1の検出手段に
より検出される上記集光手段の移動速度とにより、上記
集光手段の移動速度を制御する制御手段から構成されて
いる。
【0008】この発明の光ディスク装置は、記録トラッ
クを有する光ディスクに情報を記録したり、あるいは光
ディスクに記録されている情報を再生するものにおい
て、上記光ディスク上に光を集光する集光手段、この集
光手段を上記光ディスクのトラックを横切る方向へ移動
する移動手段、この移動手段により移動される上記集光
手段の移動速度を検出する第1の検出手段、上記移動手
段により上記集光手段が移動される際、上記集光手段の
光による上記光ディスクのトラックの横切りを検出する
第2の検出手段、この第2の検出手段の検出結果に応じ
て、上記集光手段により光が照射される現在位置を判定
する判定手段、上記集光手段の目標位置を指示する指示
手段、上記集光手段の移動開始位置からの通過トラック
数に対応した加速時の基準速度信号が記憶される第1の
記憶手段、上記集光手段の目標位置までの残りトラック
数に対応した減速時の基準速度信号が記憶される第2の
記憶手段、上記移動手段による上記集光手段が移動され
る際、上記集光手段の移動開始位置と上記判定手段によ
り判定された現在位置との間の通過トラック数に対応し
た加速時の基準速度信号を上記第1の記憶手段から読出
す第1の読出手段、上記移動手段による上記集光手段が
移動される際、上記判定手段により判定された現在位置
と上記指示手段により指示された目標位置との間の残り
トラック数に対応した減速時の基準速度信号を上記第2
の記憶手段から読出す第2の読出手段、上記第1の読出
手段からの加速時の基準速度信号と上記第2の読出手段
からの減速時の基準速度信号とを比較し、小さい方の基
準速度信号を選択する選択手段、およびこの選択手段に
より選択された基準速度信号と上記第1の検出手段によ
り検出される上記集光手段の移動速度とにより、上記集
光手段の移動速度を制御する制御手段から構成されてい
る。
【0009】
【作用】この発明は、集光手段の移動開始位置からの通
過トラック数に対応した加速時の基準速度信号を記憶し
た第1の記憶手段と上記集光手段の目標位置までの残り
トラック数に対応した減速時の基準速度信号を記憶した
第2の記憶手段とを用意し、上記集光手段が移動される
際、上記集光手段の移動開始位置と上記集光手段の現在
位置との間の通過トラック数に対応した加速時の基準速
度信号を上記第1の記憶手段から読出し、上記集光手段
の現在位置と目標位置との間の残りトラック数に対応し
た減速時の基準速度信号を上記第2の記憶手段から読出
し、上記第1、第2の読出手段により読出された小さい
方の基準速度信号を選択し、この選択された基準速度信
号により上記集光手段の移動速度を制御するようにした
ものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。
【0011】図1は、光ディスク装置を示すものであ
る。すなわち、光ディスク(光記録媒体)1の表面に
は、スパイラル状あるいは同心円状に記録トラック
(溝)が形成されており、この光ディスク1は、モータ
2によって例えば一定の速度で回転される。このモータ
2は、モータ制御回路18によって制御されている。上
記光ディスク1に対する情報の記録再生は、上記光ディ
スク1の下部に設けられている光学ヘッド3によって行
われる。
【0012】なお、上記光ディスク1では穴開きにより
ピットを形成する記録膜が用いられているものである
が、相変化を利用している記録膜や多層記録膜のものを
用いても良い、また光磁気ディスク等を用いても良い。
上記の場合、光学ヘッド等の構成も同様に変更される。
【0013】上記光学ヘッド3には、対物レンズ6が図
示しないワイヤあるいは板ばねによって保持されてお
り、この対物レンズ6は、駆動コイル5によってフォー
カシング方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コ
イル4によってトラッキング方向(レンズの光軸と直交
方向)に移動可能とされている。
【0014】また、レーザ制御回路14によって駆動さ
れる半導体レーザ発振器9より発生されたレーザ光は、
コリメータレンズ11a、ハーフプリズム11b、対物
レンズ6を介して光ディスク1上に照射され、この光デ
ィスク1からの反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズ
ム11b、集光レンズ10a、およびシリンドリカルレ
ンズ10bを介して光検出器8に導かれる。上記光検出
器8は、4分割の光検出セル8a、8b、8c、8dに
よって構成されている。
【0015】上記光検出器8の光検出セル8aの出力信
号は、増幅器12aを介して加算器30a、30cの一
端に供給され、光検出セル8bの出力信号は、増幅器1
2bを介して加算器30b、30dの一端に供給され、
光検出セル8cの出力信号は、増幅器12cを介して加
算器30b、30cの他端に供給され、光検出セル8d
の出力信号は、増幅器12dを介して加算器30a、3
0dの他端に供給されるようになっている。
【0016】ここで、図2に示すように、増幅器12
a、…、12dによりヘッドアンプ部12が構成され、
加算器30a、30b、30c、30dにより加算部3
0が構成されている。
【0017】また、上記光検出器8の光検出セル8a、
8b、8c、8dの出力信号は、それぞれ増幅器12
a、12b、12c、12dを介して高速加算器41に
供給されるようになっている。
【0018】上記加算器30aの出力信号はトラックエ
ラー信号回路42を構成する差動増幅器OP1の反転入
力端に供給され、この差動増幅器OP1の非反転入力端
には上記加算器30bの出力信号が供給される。これに
より、差動増幅器OP1は、上記加算器30a、30b
の差に応じてトラックエラー信号(トラック差信号)を
トラッキング制御回路16、およびトラックカウンタ回
路35に供給するようになっている。
【0019】また、上記加算器30a、30bの出力信
号は加算器で構成されるトラック和信号回路43に供給
される。これにより、トラック和信号回路43は、上記
加算器30a、30bの和に応じてトラック和信号をフ
ォーカキング制御回路15、トラッキング制御回路1
6、およびトラックカウンタ回路35に供給するように
なっている。トラック和信号回路43から出力されるト
ラック和信号は、光ディスク1の光ディスク面の反射率
の違いと溝(トラックグルーブ)を横切るときの回析を
反映した波形となっている。
【0020】上記トラッキング制御回路16は、差動増
幅器OP1から供給されるトラックエラー信号とトラッ
ク和信号回路43から供給されるトラック和信号とに応
じてトラック駆動信号を作成するものである。
【0021】上記トラッキング制御回路16から出力さ
れるトラック駆動信号は、前記トラッキング方向の駆動
コイル4に供給される。また、上記トラッキング制御回
路16で用いられたトラックエラー信号は、リニアモー
タ制御回路17に供給されるようになっている。
【0022】上記トラックカウンタ回路35は、差動増
幅器OP1から供給されるトラックエラー信号とトラッ
ク和信号回路43から供給されるトラック和信号とに応
じて対物レンズ6によるビーム光が照射されている光デ
ィスク1上のトラック位置(現在位置)を計数するとと
もに、上記ビーム光と光ディスク1との相対速度(移動
速度)を検出するものである。このトラックカウンタ回
路35により計数されたトラック位置はCPU23へ出
力され、移動速度はリニアモータ制御回路17へ出力さ
れる。また、上記トラックカウンタ回路35の後述する
パルス補正回路53からのパルスが、トラック通過パル
スとしてCPU23へ出力される。
【0023】リニアモータ制御回路17は、トラッキン
グ制御回路16からのトラックエラー信号に応じた電圧
や、CPU23からD/A変換器22を介して供給され
る基準速度信号とトラックカウンタ回路35から供給さ
れる現在の移動速度との差に応じた電圧を後述するリニ
アモータ31内の駆動コイル(導線体)13に印加する
ものである。
【0024】また、上記加算器30cの出力信号は差動
増幅器OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器
OP2の非反転入力端には上記加算器30dの出力信号
が供給される。これにより、差動増幅器OP2は、上記
加算器30c、30dの差に応じてフォーカス点に関す
る信号をフォーカシング制御回路15に供給するように
なっている。このフォーカシング制御回路15の出力信
号は、フォーカシング駆動コイル5に供給され、レーザ
光が光ディスク1上で常時ジャストフォーカスとなるよ
うに制御される。
【0025】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行った状態での光検出器8の各光検出セル8a、〜
8dの出力の和信号、つまり高速加算器41からの出力
信号は、トラック上に形成されたピット(記録情報)か
らの反射率の変化が反映されている。この信号は、信号
処理回路19に供給され、この信号処理回路19におい
て記録情報、アドレス情報(トラック番号、セクタ番号
等)が再生される。
【0026】上記信号処理回路19で再生された再生信
号(再生情報)はインターフェース回路32を介して外
部装置としての光ディスク制御装置33に出力されるよ
うになっている。また、レーザ制御回路14の前段には
記録信号を変調する変調回路としての記録信号作成回路
34が設けられている。
【0027】また、この光ディスク装置にはそれぞれフ
ォーカシング制御回路15、トラッキング制御回路1
6、リニアモータ制御回路17とCPU23との間で情
報の授受を行うために用いられるD/A変換器22が設
けられている。
【0028】また、上記トラッキング制御回路16は、
上記CPU23からD/A変換器22を介して供給され
るトラックジャンプ信号に応じて対物レンズ6を移動さ
せ、1トラック分、ビーム光を移動させるようになって
いる。
【0029】上記レーザ制御回路14、フォーカシング
制御回路15、トラッキング制御回路16、リニアモー
タ制御回路17、モータ制御回路18、信号処理回路1
9、記録信号作成回路34、トラックカウンタ回路35
等は、バスライン20を介してCPU23によって制御
されるようになっており、このCPU23はメモリ24
に記憶されたプログラムによって所定の動作を行うよう
になされている。
【0030】上記トラックカウンタ回路35は、図3に
示すように、AGC(オート ゲイン コントロール)
回路51、トラック検出パルス信号抽出回路52、パル
ス補正回路53、周波数−速度変換回路54、トラック
和波形整形回路56、溝検出パルス回路57、方向検知
回路58、カウンタ回路59によって構成されている。
【0031】上記AGC回路51は、トラックエラー信
号回路42から供給されるトラックエラー信号とトラッ
ク和信号回路43からのトラック和信号とを用いて、ト
ラックエラー信号からトラックに形成されたピットや凹
凸、ごみ、汚れ、傷等によって生じたノイズ信号を除去
したトラック検出信号を出力するものである。AGC回
路51からのトラック検出信号は、トラック検出パルス
信号抽出回路52に出力される。
【0032】上記トラック検出パルス信号抽出回路52
は、光学ヘッド3の移動速度が遅い状態において、光デ
ィスク1上の溝(トラックグルーブ)がとぎれた部分や
ごみ等の部分によりAGC回路51からのトラック検出
信号が、ゼロレベルとなってしまった際に、溝1本に対
して確実に1パルスがでるようにした回路である。
【0033】上記パルス補正回路53は、光学ヘッド3
の移動速度が早い状態において、光ディスク1上の溝
(トラックグルーブ)がとぎれた部分に光学ヘッド3か
らのレーザ光のスポットが入り込んでしまい、トラック
検出パルス信号抽出回路52からのトラック検出パルス
がでなくなってしまった際に、溝1本に対して確実に1
パルスがでるようにした回路である。
【0034】上記周波数−速度変換回路54は、上記パ
ルス補正回路53から供給されるラッチ内容から検出さ
れる周波数を時間で割る(1/T)ことにより、光学ヘ
ッド3と光ディスク1との相対速度に変換するものであ
り、その速度信号はリニアモータ制御回路17へ出力さ
れる。
【0035】上記トラック和波形整形回路56は上端検
波回路により構成され、トラック和信号回路43からの
トラック和信号を整形する回路であり、その整形された
トラック和信号は溝検出パルス回路57に出力される。
【0036】上記溝検出パルス回路57は、トラック和
波形整形回路56から供給されるトラック和信号により
溝に対応したパルスとしての溝検出パルスを出力するも
のである。上記溝検出パルス回路57からの溝検出パル
スは方向検知回路58に出力される。
【0037】上記方向検知回路58は、周波数−速度変
換回路54からの速度信号により移動速度が遅いと判断
された場合に、上記トラック検出パルス抽出回路52か
らのトラック検出パルスと溝検出パルス回路57からの
溝検出パルスとにより、溝を横切る際のトラック検出信
号の傾きが正か負かを検知し、光学ヘッド3によるレー
ザ光の移動方向を判別するものである。
【0038】カウンタ回路59は方向検知回路58から
の方向信号によりアップ/ダウンを切換え、この切換え
られた状態で上記パルス補正回路53からのトラック検
出パルスが供給されるごとにアップカウントあるいはダ
ウンカウントが行われるものである。
【0039】この結果、カウンタ回路59のカウント値
は、光学ヘッド3が低速で移動しているときに、光ディ
スク1の偏心などにより、光学ヘッド3の光ディスク1
に対する移動方向が反対になった場合でも、方向検知回
路58からの方向信号によりアップ/ダウンを切換える
ことにより、正確にトラック検出パルスを計数すること
ができる。なお、上記トラックカウンタ回路35につい
ては、特願平3−188810号、特願平3−2506
87号に記載されているので、詳細な説明は省略する。
【0040】上記メモリ24には、上記光学ヘッド3の
移動開始位置からの通過トラック数に対応した加速時の
基準速度信号が記憶される加速時基準速度テーブル24
a、上記光学ヘッド3の目標位置までの残りトラック数
に対応した減速時の基準速度信号が記憶される減速時基
準速度テーブル24b、移動開始トラックから現在のト
ラック(光学ヘッド3のビーム光が対応しているトラッ
ク)までの通過トラック数が計数される通過トラック数
カウント部24c、現在のトラックから目標位置のトラ
ックまでの残りトラック数が計数される残りトラック数
カウント部24dが設けられている。
【0041】上記加速時の基準速度は、たとえば図4に
示すように、移動開始時から一定加速度で加速していく
ように設計されており、加速時基準速度テーブル24a
には、たとえば図5、図6に示すような通過トラック数
に対する基準速度信号が記憶されている。上記減速時の
基準速度は、たとえば図7に示すように、目標位置のト
ラック付近で位置制御(トラッキング制御)に引き込む
のに十分な速度まで減速できるように設計されており、
減速時基準速度テーブル24bには、たとえば図8、図
9に示すような残りトラック数に対する基準速度信号が
記憶されている。
【0042】上記CPU23は、光ディスク制御装置3
3から光学ヘッド3の移動位置としての目標位置のトラ
ックアドレスが供給された場合、その目標位置のトラッ
クアドレスからトラックカウンタ回路35内のカウンタ
回路59からの現在のトラックアドレスとの差である移
動トラック数を求め、この移動トラック数を残りトラッ
ク数の初期値として残りトラック数カウント部24dに
記憶し、通過トラック数カウント部24cに通過トラッ
ク数として「0」を記憶する。また、CPU23は、上
記トラックカウンタ回路35からトラック通過パルスが
供給されるごとに、通過トラック数カウント部24cの
カウント内容をカウントアップし、残りトラック数カウ
ント部24dのカウント内容をカウントダウンする。
【0043】また、CPU23は、通過トラック数カウ
ント部24cの通過トラック数に対応する加速時の基準
速度信号を加速時基準速度テーブル24aから読出し、
残りトラック数カウント部24dの残りトラック数に対
応する減速時の基準速度信号を減速時基準速度テーブル
24bから読出し、それらの読出した加速時の基準速度
信号と減速時の基準速度信号とを比較し、小さい方の基
準速度信号を制御用と判断し、この選択された基準速度
信号をD/A変換器22を介してリニアモータ制御回路
17に出力する。
【0044】次に、このような構成において、光学ヘッ
ド3のアクセス(移動)動作について、図10に示すフ
ローチャートを参照しつつ説明する。たとえば今、光デ
ィスク制御装置33から光学ヘッド3の移動位置として
の目標位置のトラックアドレスがインターフェース回路
32、バス20を介してCPU23に供給される。ま
た、トラックカウンタ回路35内のカウンタ回路59か
らの現在のトラック位置を示すトラック数(トラックア
ドレス)がCPU23に供給されている。
【0045】このアクセス開始時、CPU23は、目標
位置のトラックアドレスから現在のトラックアドレスと
の差である移動トラック数を求め、この移動トラック数
を残りトラック数の初期値として残りトラック数カウン
ト部24dに記憶し、通過トラック数カウント部24c
に通過トラック数として「0」を記憶する。
【0046】また、CPU23は、通過トラック数
「0」に対応する加速時の基準速度信号を加速時基準速
度テーブル24aから読出し、残りトラック数に対応す
る減速時の基準速度信号を減速時基準速度テーブル24
bから読出し、それらの読出した加速時の基準速度信号
と減速時の基準速度信号とを比較し、小さい方の基準速
度信号を制御用と判断し、この選択された基準速度信号
をD/A変換器22を介してリニアモータ制御回路17
に出力する。この際、アクセス開始時のため、加速時基
準速度テーブル24aから読出した加速時の基準速度信
号が選択されて出力される。
【0047】また、CPU23は、目標位置のトラック
アドレスと現在のトラックアドレスとから光学ヘッド3
の移動方向を判断し、この判断結果をリニアモータ制御
回路17およびトラックカウンタ回路35に出力する。
【0048】これにより、リニアモータ制御回路17は
CPU23から供給される基準速度信号と上記トラック
カウンタ回路35から供給される光学ヘッド3の実際の
移動速度との差に応じた電圧を上記リニアモータ31内
の駆動コイル13に印加する。これにより、リニアモー
タ31つまり光学ヘッド3が目標位置に向かって移動さ
れる。
【0049】以後、光学ヘッド3のビーム光がトラック
を通過するたびに供給されるトラック通過パルスに応じ
て、CPU23は残りトラック数カウント部24dの残
りトラック数を「1」ずつ減らし、通過トラック数カウ
ント部24cの通過トラック数を「1」ずつ増やしてい
き、上記同様に、その都度残りトラック数から減速時の
基準速度信号を得、通過トラック数から加速時の基準速
度信号を得、それらのうちの小さい方の基準速度信号を
用いて速度制御を行う。
【0050】これにより、通過トラック数から得られる
加速時の基準速度信号よりも残りトラック数から得られ
る減速時の基準速度信号が小さくなるまで、加速時の基
準速度信号による速度制御を行い、通過トラック数から
得られる加速時の基準速度信号よりも残りトラック数か
ら得られる減速時の基準速度信号が小さくなった以降は
減速時の基準速度信号による速度制御を行う。
【0051】そして、残りトラック数が「0」となり、
基準速度信号が「0」となった際、光学ヘッド3の移動
が停止し、光学ヘッド3つまりビーム光が対応している
トラックが目標トラックに到達する。この際、CPU2
3は、フォーカシング制御回路15とトラッキング制御
回路16を作動させ、フォーカシングとトラッキングの
引き込みを行う。このようにしてアクセスされたトラッ
クでの情報の記録あるいは再生等が行われる。したがっ
て、図11に示すように、光学ヘッド3の移動速度が、
加速時と減速時のそれぞれで基準速度によって速度制御
されている。
【0052】上記動作により、アクセスする移動距離に
よって2つのテーブルの一部分を使って、移動制御が行
われる。たとえば、図7、図8に破線で示したように、
移動距離に見合った基準速度信号が出力される。
【0053】なお、通過トラック数から得られる加速時
の基準速度信号よりも残りトラック数から得られる減速
時の基準速度信号が小さくなった際に、CPU23の内
部メモリに減速期間フラグのオンを停止時まで設定し、
加速時と減速時の基準速度信号の比較を行わずに、減速
時の基準速度信号のみを用いて速度制御を行い、停止時
に上記減速期間フラグをオフするようにしても良い。こ
の場合、加速時基準速度テーブル24aは、加速時の部
分(図4の斜め部分:速度0から一定速度に達するま
で)だけ用意すれば良く、メモリ容量を減らすことがで
きる。上記動作を説明するためのフローチャートが図1
2に示されている。
【0054】上記したように、加速時と減速時の2つの
テーブルを設け、移動開始からの通過トラック数を用い
て加速時の基準速度信号を得、目標トラックまでの残り
トラック数を用いて減速時の基準速度信号を得、それら
のうちの小さいほうの基準速度信号を用いて速度制御を
行うようにしたものである。
【0055】これにより、減速時だけでなく加速時にも
基準速度信号による速度制御を行うことにより、加速時
の移動速度の個体差をなくすことができ、電気系や機械
系の性能にばらつきがあっても、ほぼ同様の動作で光学
ヘッドの移動を行うことができ、安定した性能の製品を
提供できる。また、加速に要する時間にばらつきがなく
なり、その後の減速制御に悪影響を及ぼさないものを提
供できる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
加速時にも基準速度信号による速度制御を行うことによ
り、加速時の移動速度の個体差をなくすことができる光
ディスク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における光ディスク装置の
回路構成を示すブロック図。
【図2】図1の光検出器、ヘッドアンプ部、加算部を説
明するための図。
【図3】図1のトラックカウンタ回路の回路構成を示す
ブロック図。
【図4】加速時の基準速度の一例を横軸に時間を取って
示す図。
【図5】加速時の基準速度の一例を横軸に残りトラック
数を取って示す図。
【図6】加速時基準速度テーブルの記憶例を示す図。
【図7】減速時の基準速度の一例を横軸に時間を取って
示す図。
【図8】減速時の基準速度の一例を横軸に残りトラック
数を取って示す図。
【図9】減速時基準速度テーブルの記憶例を示す図。
【図10】アクセス動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図11】基準速度と光学ヘッドの移動速度を示す図。
【図12】他の実施例におけるアクセス動作を説明する
ためのフローチャート。
【符号の説明】
1…光ディスク、3…光学ヘッド、13…駆動コイル、
17…リニアモータ制御回路、23…CPU、24…メ
モリ、24a…加速時基準速度テーブル、24b…減速
時基準速度テーブル、24c…通過トラック数カウント
部、24d…残りトラック数カウント部、31…リニア
モータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録トラックを有する光ディスクに情報
    を記録したり、あるいは光ディスクに記録されている情
    報を再生する光ディスク装置において、 上記光ディスク上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクのトラックを横切る方向
    へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第1の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第2の検出手段と、 上記集光手段の移動終了位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の移動開始位置からのトラック数に対応し
    た基準速度信号が記憶される第1の記憶手段と、 上記集光手段の移動終了位置までのトラック数に対応し
    た基準速度信号が記憶される第2の記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の移動開始位置と上記第2の検出手段により検
    出された照射位置との間のトラック数に対応した基準速
    度信号を上記第1の記憶手段から読出す第1の読出手段
    と、 上記移動手段による上記集光手段が移動される際、上記
    第2の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された移動終了位置との間のトラック数に
    対応した基準速度信号を上記第2の記憶手段から読出す
    第2の読出手段と、 上記第1の読出手段からの基準速度信号と上記第2の読
    出手段からの基準速度信号とを比較し、小さい方の基準
    速度信号を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された基準速度信号と上記第1
    の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度と
    により、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記選択手段は、上記第2の読出手段か
    らの基準速度信号を選択したら、それ以後の当該移動中
    は上記第2の読出手段からの基準速度信号を選択し続け
    る機能を有することを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスク装置。
  3. 【請求項3】 記録トラックを有する光ディスクに情報
    を記録したり、あるいは光ディスクに記録されている情
    報を再生する光ディスク装置において、 上記光ディスク上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクのトラックを横切る方向
    へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第1の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光による上記光ディスクのトラックの横切り
    を検出する第2の検出手段と、 この第2の検出手段の検出結果に応じて、上記集光手段
    により光が照射される現在位置を判定する判定手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の移動開始位置からの通過トラック数に対
    応した加速時の基準速度信号が記憶される第1の記憶手
    段と、 上記集光手段の目標位置までの残りトラック数に対応し
    た減速時の基準速度信号が記憶される第2の記憶手段
    と、 上記移動手段による上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の移動開始位置と上記判定手段により判定され
    た現在位置との間の通過トラック数に対応した加速時の
    基準速度信号を上記第1の記憶手段から読出す第1の読
    出手段と、 上記移動手段による上記集光手段が移動される際、上記
    判定手段により判定された現在位置と上記指示手段によ
    り指示された目標位置との間の残りトラック数に対応し
    た減速時の基準速度信号を上記第2の記憶手段から読出
    す第2の読出手段と、 上記第1の読出手段からの加速時の基準速度信号と上記
    第2の読出手段からの減速時の基準速度信号とを比較
    し、小さい方の基準速度信号を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された基準速度信号と上記第1
    の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度と
    により、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記選択手段は、上記第2の読出手段か
    らの減速時の基準速度信号を選択したら、それ以後の当
    該移動中は上記第2の読出手段からの減速時の基準速度
    信号を選択し続ける機能を有することを特徴とする請求
    項3に記載の光ディスク装置。
JP3180393A 1993-02-22 1993-02-22 光ディスク装置 Pending JPH06243612A (ja)

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