JPH07192278A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH07192278A
JPH07192278A JP33274093A JP33274093A JPH07192278A JP H07192278 A JPH07192278 A JP H07192278A JP 33274093 A JP33274093 A JP 33274093A JP 33274093 A JP33274093 A JP 33274093A JP H07192278 A JPH07192278 A JP H07192278A
Authority
JP
Japan
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moving
light
light collecting
reference speed
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP33274093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamane Takahara
珠音 高原
Akihiro Kasahara
章裕 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33274093A priority Critical patent/JPH07192278A/ja
Priority to US08/364,721 priority patent/US5566148A/en
Publication of JPH07192278A publication Critical patent/JPH07192278A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】目標トラックで確実にトラッキング動作に引き
込み、光学ヘッドの移動時間を短縮する。 【構成】トラックカウンタ回路35およびメモリ24に設け
た基準速度テーブル24a、新基準速度算出テーブル24b
とにより、光学ヘッド3が移動される際、CPU23は、
トラックカウンタ回路35からの光学ヘッド3の現在位置
によるトラックカウンタ回路35からの残りトラック数に
応じて、基準速度テーブル24aから基準速度を読出し、
同時に加速動作中か減速動作中かを判断し、加速動作中
ならば基準速度テーブル24aから読み出した基準速度を
そのまま制御用基準速度として出力し、減速動作中なら
ば補正基準速度テーブル24bを用いて、読み出した基準
速度の所定の値Cだけ小さい補正基準速度を算出して制
御用基準速度として出力し、出力した制御用基準速度を
D/A変換器22を介してリニアモータ制御回路17に出力
し、リニアモータ31を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録トラックを有す
る情報記録媒体に対して情報の記録や再生を行う情報記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ヘッドに搭載された半導体レ
−ザから出力されるレ−ザ光により、記録トラックを有
する光ディスク(情報記録媒体)に情報を記録したり、
あるいは光ディスクに記録されている情報を再生する光
ディスク装置等の情報処理装置が実用化されている。
【0003】このような光ディスク装置では、光学ヘッ
ドがリニアモ−タ(アクチュエ−タ)により光ディスク
の半径方向、つまりトラックを横切る方向に移動(シ−
ク)されるようになっている。リニアモータにより光学
ヘッドが移動されることにより、レ−ザ光の照射位置が
目的のトラックに移動されるようになっている。この場
合、目的のトラックに光学ヘッドが近づいた際、減速用
の基準速度信号に応じて、光学ヘッドの移動速度を制御
している(特開平1−271921号公報参照)。
【0004】図23は、上記のような目的の位置に光学ヘ
ッドが近づいてゆくときに、光学ヘッドの移動速度を制
御する基準速度の例を示している。この場合、光学ヘッ
ドの移動速度は、目標トラックに近づくにしたがって徐
々に減速されるように設計されており、この設計値がそ
のまま基準速度として設定されている。ここでは、目標
トラックに到達する時点で確実にトラッキング動作に引
き込むことができるだけ十分に、速度が遅くなっている
ことが必要である。
【0005】しかしながら、このような光ディスク装置
では、速度制御系の制御帯域が有限であるために、減速
時に図24に示すような設計基準速度97と実際の光学ヘッ
ドの移動速度98との間に速度偏差99が生じ、引き込み時
点において速度が十分に小さくならないためにトラッキ
ング制御への引き込みに失敗することがしばしば起こっ
ていた。そのため、光学ヘッドの移動(シ−ク)時間が
短縮できなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
制御方式では、速度制御系の制御帯域が有限であるため
に設計値通りに光学ヘッドを移動させることが困難だっ
た。また、目標トラック到達時点において光学ヘッドが
十分に減速されておらず、トラッキング制御への引き込
みに失敗して、光学ヘッドの移動時間が短縮できないと
いう問題点があった。
【0007】そこで、この発明は、光学ヘッドを設計値
通りに速度制御し、目標トラックで確実にトラッキング
制御に引き込み、光学ヘッドの移動時間を短縮すること
のできる情報処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の情報処理装置
は、記録トラックを有する情報記録媒体に対して記録の
記録・再生を行う情報処理装置において、上記情報記録
媒体上に光を集光する集光手段と、この集光手段を上記
情報記録媒体の上記記録トラックを横切る方向へ移動す
る移動手段と、この移動手段により移動される上記集光
手段の移動速度を検出する第一の検出手段と、上記移動
手段により上記集光手段が移動される際、上記集光手段
の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、上記集光
手段の目標位置を指示する指示手段と、上記集光手段の
目標位置までの記録トラック数に対応した基準速度が記
憶される記憶手段と、上記移動手段により上記集光手段
が移動される際、上記第二の検出手段により検出された
照射位置と上記指示手段により指示された目標位置との
間のトラック数に対応した基準速度を上記記憶手段から
読出す読出し手段と、上記集光手段が上記移動手段によ
り移動される際に加速動作から減速動作への切り替えタ
イミングを判断し、加速動作信号および減速動作信号を
出力する判断手段と、上記判断手段が加速動作信号を出
力している場合には上記読み出し手段により読み出され
た基準速度をそのまま制御用基準速度として出力し、上
記判断手段が減速動作信号を出力している場合には上記
読み出し手段により読み出された基準速度を補正して制
御用基準速度として出力する補正手段と、この補正手段
により出力された制御用基準速度と上記第一の検出手段
により検出される上記集光手段の移動速度とにより、上
記集光手段の移動速度を制御する制御手段とから構成さ
れている。
【0009】また、記録トラックを有する情報記録媒体
に対して情報の記録・再生を行う情報処理装置におい
て、上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、こ
の集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを横
切る方向へ移動する移動手段と、この移動手段により移
動される上記集光手段の移動速度を検出する第一の検出
手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出
手段と、上記集光手段の目標位置を指示する指示手段
と、上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対
応した基準速度が記憶される記憶手段と、上記移動手段
により上記集光手段が移動される際、上記第二の検出手
段により検出された照射位置と上記指示手段により指示
された目標位置との間のトラック数に対応した基準速度
を上記記憶手段から読出す読出し手段と、上記読み出し
手段により読み出された基準速度を補正し、補正基準速
度として出力する補正手段と、上記集光手段が上記移動
手段により移動される際に加速動作から減速動作への切
り替えタイミングを判断し、加速動作信号および減速動
作信号を出力する判断手段と、上記判断手段が加速動作
信号を出力している場合には上記読み出し手段により読
み出された基準速度を選択して制御用基準速度として出
力し、上記判断手段が減速動作信号を出力している場合
には上記補正手段が出力した補正基準速度を選択して制
御用基準速度として出力する選択手段と、この選択手段
により出力された制御用基準速度と上記第一の検出手段
により検出される上記集光手段の移動速度とにより、上
記集光手段の移動速度を制御する制御手段とから構成さ
れている。
【0010】また、記録トラックを有する情報記録媒体
に対して情報の記録・再生を行う情報処理装置におい
て、上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、こ
の集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを横
切る方向へ移動する移動手段と、この移動手段により移
動される上記集光手段の移動速度を検出する第一の検出
手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出
手段と、上記集光手段の目標位置を指示する指示手段
と、上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対
応する基準速度を補正した補正基準速度が記憶される記
憶手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動され
る際、上記第二の検出手段により検出された照射位置と
上記指示手段により指示された目標位置との間のトラッ
ク数に対応した補正基準速度を上記記憶手段から読出す
読出し手段と、上記集光手段が上記移動手段により移動
される際に加速動作から減速動作への切り替えタイミン
グを判断し、加速動作信号および減速動作信号を出力す
る判断手段と、上記判断手段が加速動作信号を出力して
いる場合には上記読み出し手段により読み出された補正
基準速度を逆補正して制御用基準速度として出力し、上
記判断手段が減速動作信号を出力している場合には上記
読み出し手段により読み出された補正基準速度をそのま
ま制御用基準速度として出力する補正手段と、この補正
手段により出力された制御用基準速度と上記第一の検出
手段により検出される上記集光手段の移動速度とによ
り、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段とから
構成されている。
【0011】また、記録トラックを有する情報記録媒体
に対して情報の記録・再生を行う情報処理装置におい
て、上記情報処理媒体上に光を集光する集光手段と、こ
の集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを横
切る方向へ移動する移動手段と、この移動手段により移
動される上記集光手段の移動速度を検出する第一の検出
手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出
手段と、上記集光手段の目標位置を指示する指示手段
と、上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対
応する基準速度を補正した補正基準速度が記憶される記
憶手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動され
る際、上記第二の検出手段により検出された照射位置と
上記指示手段により指示された目標位置との間のトラッ
ク数に対応した補正基準速度を上記記憶手段から読出す
読出し手段と、上記読み出し手段により読み出された補
正基準速度を逆補正し、逆補正基準速度として出力する
逆補正手段と、上記集光手段が上記移動手段により移動
される際に加速動作から減速動作への切り替えタイミン
グを判断し、加速動作信号および減速動作信号を出力す
る判断手段と、上記判断手段が加速動作信号を出力して
いる場合には上記逆補正手段が出力した逆補正基準速度
を選択して制御用基準速度として出力し、上記判断手段
が減速動作信号を出力している場合には上記読み出し手
段により読み出された補正基準速度を選択して制御用基
準速度として出力する選択手段と、この選択手段により
出力された制御用基準速度と上記第一の検出手段により
検出される上記集光手段の移動速度とにより、上記集光
手段の移動速度を制御する制御手段とから構成されてい
る。
【0012】また、記録トラックを有する情報記録媒体
に対して情報の記録・再生を行う情報処理装置におい
て、上記情報処理媒体上に光を集光する集光手段と、こ
の集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを横
切る方向へ移動する移動手段と、この移動手段により移
動される上記集光手段の移動速度を検出する第一の検出
手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出
手段と、上記集光手段の目標位置を指示する指示手段
と、上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対
応した基準速度が記憶される第一の記憶手段と、上記集
光手段の目標位置までの記録トラック数に対応する基準
速度を補正した補正基準速度が記憶される第二の記憶手
段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記第二の検出手段により検出された照射位置と上
記指示手段により指示された目標位置との間のトラック
数に対応した基準速度を上記第一の記憶手段から読出す
第一の読出し手段と、上記移動手段により上記集光手段
が移動される際、上記第二の検出手段により検出された
照射位置と上記指示手段により指示された目標位置との
間のトラック数に対応した補正基準速度を上記第二の記
憶手段から読出す第二の読出し手段と、上記集光手段が
上記移動手段により移動される際に加速動作から減速動
作への切り替えタイミングを判断し、加速動作信号およ
び減速動作信号を出力する判断手段と、上記判断手段が
加速動作信号を出力している場合には上記第一の読み出
し手段により読み出された基準速度を選択して制御用基
準速度として出力し、上記判断手段が減速動作信号を出
力している場合には上記第二の読み出し手段により読み
出された補正基準速度を選択して制御用基準速度として
出力する選択手段と、この選択手段により出力された制
御用基準速度と上記第一の検出手段により検出される上
記集光手段の移動速度とにより、上記集光手段の移動速
度を制御する制御手段とから構成されている。
【0013】また、記録トラックを有する情報記録媒体
に対して情報の記録・再生を行う情報処理装置におい
て、上記情報処理媒体上に光を集光する集光手段と、こ
の集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを横
切る方向へ移動する移動手段と、この移動手段により移
動される上記集光手段の移動速度を検出する第一の検出
手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出
手段と、上記集光手段の目標位置を指示する指示手段
と、上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対
応した基準速度が記憶される第一の記憶手段と、上記集
光手段の目標位置までの記録トラック数に対応する基準
速度を補正した補正基準速度が記憶される第二の記憶手
段と、上記集光手段が上記移動手段により移動される際
に加速動作から減速動作への切り替えタイミングを判断
し、加速動作信号および減速動作信号を出力する判断手
段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記判断手段が加速動作信号を出力している場合に
は上記第二の検出手段により検出された照射位置と上記
指示手段により指示された目標位置との間のトラック数
に対応した基準速度を上記第一の記憶手段から読出し、
上記判断手段が減速動作信号を出力している場合には、
上記第二の検出手段により検出された照射位置と上記指
示手段により指示された目標位置との間のトラック数に
対応した補正基準速度を上記第二の記憶手段から読出し
て、制御用基準速度として出力する読出し手段と、この
読出し手段により出力された制御用基準速度と上記第一
の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度と
により、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段と
から構成されている。
【0014】これら本発明では、特に、判断手段に特徴
があり、例えば検出速度と制御用基準速度とを、あるい
は検出速度と基準速度とを比較して切り換えタイミング
を判断するようにしている。
【0015】また、判断手段は、所定回数あるいは所定
時間続けて判断基準を満たした場合(例えば基準速度よ
り大きな速度が検出された場合)を切り換えタイミング
とするようにしている。
【0016】また、判断手段は、移動手段によって集光
手段が移動を開始する前に第二の検出手段によって検出
された集光手段の位置と指示手段により指示された目標
位置との間のトラック数と、移動手段によって集光手段
が移動中に第二の検出手段によって検出された集光手段
の位置とから切り換えタイミングを判断するようにして
いる。
【0017】また、判断手段は、減速動作信号の出力を
開始した後は、移動手段による集光手段の移動が終了す
るまでこの減速動作信号を出力し続けるようにしてい
る。さらに、記録トラックを有する情報記録媒体に対し
て情報の記録・再生を行う情報処理装置において、上記
情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、この集光手
段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを横切る方向
へ移動する移動手段と、上記集光手段の移動目標位置を
指示する指示手段と、上記移動手段により移動される上
記集光手段の移動速度を検出する第一の検出手段と、上
記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記集
光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、上
記集光手段が上記移動手段により移動される際に加速動
作中か減速動作中かを判断し、加速動作信号および減速
動作信号を出力する判断手段と、上記第二の検出手段の
示す上記集光手段の光の照射位置と、上記指示手段の示
す上記集光手段の移動目標位置と、上記判断手段の出力
する加速動作信号あるいは減速動作信号から、制御用残
りトラック数を出力する残りトラック数出力手段と、上
記集光手段の目標位置までのトラック数に対応した基準
速度が記憶される記憶手段と、上記移動手段により上記
集光手段が移動される際、上記残りトラック数出力手段
から出力された残りトラック数に対応した基準速度を上
記記憶手段から読出し出力する読出し手段と、上記読み
出し手段により出力された基準速度と上記第一の検出手
段により検出される上記集光手段の移動速度とにより、
上記集光手段の移動速度を制御する制御手段とから構成
されている。
【0018】これら本発明では、特に、判断手段に特徴
があり、上記検出速度と上記基準速度とを比較すること
により判断を行っている。また、判断手段は、所定回数
あるいは所定時間続けて判断基準を満たした場合(例え
ば基準速度より大きな速度が検出された場合)を切り換
えタイミングとするようにしている。
【0019】また、判断手段による判断は、集光手段が
移動手段によって移動を開始する前に第二の検出手段に
よって検出された集光手段の位置と指示手段により指示
された目標位置との間のトラック数と、集光手段が移動
手段によって移動中に第二の検出手段によって検出され
た集光手段の位置とを用いて行うようにしている。
【0020】さらに、記憶手段は集光手段を移動させる
ための設計値の速度情報を記憶しており、残りトラック
数出力手段は、判断手段が加速動作信号を出力している
ときは、第二の検出手段の示す集光手段の光の照射位置
と指示手段の示す集光手段の移動目標位置との差よりも
大きい値を出力し、判断手段が減速動作信号を出力して
いるときは、第二の検出手段の示す集光手段の光の照射
位置と指示手段の示す集光手段の移動目標位置との差に
等しい値を出力するようにしている。
【0021】さらに、記憶手段は集光手段を移動させる
ための設計値の速度情報を記憶しており、残りトラック
数出力手段は、判断手段が加速動作信号を出力している
ときは、第二の検出手段の示す集光手段の光の照射位置
と指示手段の示す集光手段の移動目標位置との差を出力
し、判断手段が減速動作信号を出力しているときは、第
二の検出手段の示す集光手段の光の照射位置と指示手段
の示す集光手段の移動目標位置との差よりも小さい値を
出力するようにしている。
【0022】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、基準
速度を補正することによって得られた基準速度(補正基
準速度)を用いて光学ヘッドを駆動する。そのため、目
標トラック到達時点において光学ヘッドを確実に減速さ
せることができ、トラッキング制御に引き込みができる
とともに、光学ヘッドの移動時間を十分に短縮すること
ができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明の情報処理装置に係る光デ
ィスク装置の装置構成を示すものである。光ディスク
(情報記録媒体)1の表面には、スパイラル状あるいは
同心円状に記録トラック(ピット列または溝)が形成さ
れており、この光ディスク1は、スピンドルモ−タ2に
よって回転制御されている。
【0024】上記光ディスク1に対する情報の記録およ
び再生は、光ディスク1の下部に設けられている光学ヘ
ッド3によって行われる。なお、光ディスク1は穴空き
によりピットを形成する記録膜が用いられているもので
あるが、相変化を利用している記録層や多相記録膜のも
のを用いても良い。また、光磁気ディスクを用いても良
い。これらのディスクを用いた場合、光学ヘッド等の構
成もそれぞれ公知の技術を採用して変更される。
【0025】光学ヘッド3には、対物レンズ6が図示し
ないワイヤ,板バネ,軸摺動やその他の支持方式によっ
て移動可能に支持されている。また光学ヘッド3には図
示しない永久磁石が取り付けられており、対物レンズ6
は、駆動コイル5によってフォーカシング方向(対物レ
ンズ6の光軸方向)に移動され、また駆動コイル4によ
ってトラッキング方向(対物レンズ6の光軸と直交方
向)に移動可能とされている。
【0026】また、レーザ制御回路14によって駆動され
る半導体レーザ発振器9より発生されたレーザ光は、コ
リメータレンズ11a、ハーフプリズム11b、対物レンズ
6を介して光ディスク1上に照射され、この光ディスク
1からの反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズム11
b、集光レンズ10a、およびシリンドリカルレンズ10
b、を介して光検出器8に導かれる。
【0027】光検出器8は、4分割の光検出セル8a、
8b、8c、8dによって構成されている。ここで、図
2に示すように、増幅器12a、12b、12c、12dにより
ヘッドアンプ部12が構成され、加算器30a、30b、30
c、30dにより加算部30が構成されている。
【0028】光検出器8の光検出セル8aの出力信号
は、増幅器12aを介して加算器30a、30cの一端に供給
され、光検出セル8bの出力信号は、増幅器12bを介し
て加算器30b、30dの一端に供給され、光検出セル8c
の出力信号は、増幅器12cを介して加算器30b、30cの
他端に供給され、光検出セル8dの出力信号は、増幅器
12dを介して加算器30a、30dの他端に供給されるよう
になっている。
【0029】また、光検出器8の光検出セル8a、8
b、8c、8dの出力信号は、それぞれ増幅器12a、12
b、12c、12dを介して高速加算器41に供給されるよう
になっている。
【0030】ここで、加算器30aの出力信号はトラッキ
ングエラー信号回路42を構成する差動増幅器OP1の反
転入力端に供給され、この差動増幅器OP1の非反転入
力端には加算器30bの出力信号が供給される。これによ
り、差動増幅器OP1は、加算器30a、30bの差に応じ
てトラッキングエラー信号(プッシュプル信号、PP信
号)をトラッキング制御回路16、およびトラックカウン
タ回路35に供給するようになっている。
【0031】また、加算器30a、30bの出力信号は加算
器で構成されるトラック和信号回路43に供給される。こ
れにより、トラック和信号回路43は、加算器30a,30b
の和に応じてトラック和信号をフォーカシング制御回路
15、トラッキング制御回路16、およびトラックカウンタ
回路35に供給するようになっている。トラック和信号回
路43から出力されるトラック和信号(トラッククロス信
号、TC信号)は、光ディスク1の光ディスク面の反射
率の違いと溝(トラックグルーブ)を横切るときの回折
を反映した波形となっている。
【0032】トラッキング制御回路16は、差動増幅器O
P1から供給されるトラッキングエラー信号とトラック
和信号回路43から供給されるトラック和信号とに応じて
トラッキング駆動信号を作成するものである。
【0033】トラックカウンタ回路35は、差動増幅器O
P1から供給されるトラッキングエラー信号とトラック
和信号回路43から供給されるトラック和信号とによっ
て、レーザ光が照射されている光ディスク1上のトラッ
ク位置(現在位置)を係数するとともに、レーザ光と光
ディスク1との相対速度(移動速度)を検出するもので
ある。このトラックカウンタ回路35により係数されたト
ラック位置はCPU23へ出力され、移動速度はリニアモ
ータ制御回路17へ出力される。また、トラックカウンタ
回路35の後述するパルス補正回路53からのパルスが、ト
ラック通過パルスとしてCPU23へ出力される。
【0034】リニアモータ制御回路17は、トラッキング
制御回路16からのトラッキングエラー信号に応じた電圧
や、CPU23からD/A変換器22を介して供給される基
準速度信号とトラックカウンタ回路35から供給される現
在の移動速度との差に応じた電流を後述するリニアモー
タ31内の駆動コイル(導線体)13に供給するものであ
る。
【0035】また、加算器30cの出力信号は差動増幅器
OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP2
の非反転入力端には加算器30dの出力信号が供給され
る。これにより、差動増幅器OP2は、加算器30c、30
dの差に応じてフォーカス点に関する信号をフォーカシ
ング制御回路15に供給するようになっている。このフォ
ーカシング制御回路15の出力信号は、フォーカシング駆
動コイル5に供給され、レーザ光が光ディスク1上で常
時ジャストフォーカスとなるように制御される。
【0036】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行った状態での光検出器8の各光検出セル8a、8
b、8c、8dの出力の和信号、つまり高速加算器41か
らの出力信号には、トラック上に形成されたピット(記
録情報)からの反射率の変化が反映されている。この信
号は、信号処理回路19に供給され、この信号処理回路19
において記録情報、アドレス情報(トラック番号、セク
タ番号等)が再生される。
【0037】信号処理回路19で再生された再生信号(再
生情報)はインタフェース回路32を介して外部装置とし
ての光ディスク制御装置33に出力されるようになってい
る。また、レーザ制御回路14の前段には記録信号を変調
する変調回路としての記録信号作成回路34が設けられて
いる。
【0038】また、この光ディスク装置にはそれぞれフ
ォーカシング制御回路15、トラッキング制御回路16、リ
ニアモータ制御回路17とCPU23との間で情報の授受を
行うために用いられるD/A変換器22が設けられてい
る。
【0039】また、トラッキング制御回路16は、上記C
PU23からD/A変換器22を介して供給されるトラック
ジャンプ信号に応じて対物レンズ6を移動させ、1トラ
ック分、レーザ光を移動させるようになっている。
【0040】レーザ制御回路14、フォーカシング制御回
路15、トラッキング制御回路16、リニアモータ制御回路
17、モータ制御回路18、信号処理回路19、記録信号作成
回路34、トラックカウンタ回路35等は、バスライン20を
介してCPU23によって制御されるようになっており、
このCPU23はメモリ24に記憶されたプログラムによっ
て所定の動作を行うようになされている。
【0041】トラックカウンタ回路35は、図3に示すよ
うに、AGC(Automatic Gain Control)回路51、トラ
ック検出パルス信号抽出回路52、パルス補正回路53、周
波数−速度変換回路54、トラック和波形整形回路56、溝
検出パルス回路57、方向検知回路58、カウンタ回路59に
よって構成されている。
【0042】AGC回路51は、トラッキングエラー信号
42から供給されるトラッキングエラー信号とトラック和
信号回路43からのトラック和信号とを用いて、トラッキ
ングエラー信号からトラックに形成されたピットや凹
凸、ごみ、汚れ、傷等によって生じたノイズ信号を除去
したトラック検出信号を出力するものである。
【0043】AGC回路51からのトラック検出信号は、
トラック検出パルス信号抽出回路52に出力される。トラ
ック検出パルス信号抽出回路52は、光学ヘッド3の移動
速度が遅い状態において、光ディスク1上の溝(トラッ
クグルーブ)が途切れた部分やごみ等の部分によりAG
C回路51からのトラック検出信号が乱されてしまった際
に、溝1本に対して確実に1パルスのトラック検出パル
ス(プッシュプルパルス、PPパルス)が出るようにし
た回路である。
【0044】パルス補正回路53は、光学ヘッド3の移動
速度が早い状態において、光ディスク1上の溝(トラッ
クグルーブ)がとぎれた部分に光学ヘッド3からのレー
ザ光のスポットが入り込んでしまい、トラック検出パル
ス信号抽出回路52からのトラック検出パルスが出なくな
ってしまった際に、溝1本に対して確実に1パルスが出
るようにした回路である。
【0045】周波数−速度変換回路54は、パルス補正回
路53から供給される補正されたトラック検出パルスの周
期の逆数(1/T)を演算することにより、光学ヘッド
3と光ディスク1との相対速度に変換するものであり、
その速度信号はリニアモータ制御回路17へ出力される。
【0046】トラック和信号整形回路56は上端検波回路
により構成され、トラック和信号回路43からのトラック
和信号を整形する回路であり、その整形されたトラック
和信号は溝検出パルス回路57に出力される。
【0047】溝検出パルス回路57は、トラック和波形整
形回路56から供給されるトラック和信号により溝に対応
したパルスとしての溝検出パルス(トラッククロスパル
ス、TCパルス)を出力するものである。上記溝検出パ
ルス回路57からの溝検出パルスは方向検出回路58に出力
される。
【0048】方向検知回路58は、周波数−速度変換回路
54からの速度信号により移動速度が遅いと判断された場
合に、CPU23から供給されるアクセス方向信号、およ
びトラック検出パルス抽出回路52から供給されるトラッ
ク検出パルスと溝検出パルス回路57から供給される溝検
出パルスとの位相関係から、レーザ光の移動方向を判別
するものである。
【0049】カウンタ回路59はシーク開始時にCPU23
から、バス20を通して移動トラック数を供給され、この
値をカウンタ初期値として、ラッチする。シークが始ま
るとカウンタ回路59は、方向検出回路58からの方向信号
によりアップ/ダウンを切換え、この切換えられた状態
で上記パルス補正回路53からのトラック検出パルスが供
給されるごとにカウンタ値をアップカウントあるいはダ
ウンカウントする。
【0050】この結果、カウンタ回路59のカウント値
は、光学ヘッド3が低速で移動しているときに、光ディ
スク1の偏心などにより、光学ヘッド3の光ディスク1
に対する移動方向が反対になった場合でも、方向検知回
路58からの方向信号によりアップ/ダウンを切換えるこ
とにより、正確にトラック検出パルスを計数し、目標ト
ラックまでの残りトラック数を出力することができる。
【0051】また、系によっては光学ヘッド3の移動中
は溝検出パルスが検出できない場合もあり、この場合に
は方向検出を行わないこともある。なお、トラックカウ
ンタ回路35については、特開平5−36095号公報、
特開平5−89485号公報に記載されているので、詳
細な説明は省略する。
【0052】メモリ24には、例えば、光学ヘッド3の目
標位置までの残りトラック数に対応した基準速度信号B
が記憶される基準速度テーブル24a、および基準速度信
号Bから所定の値Cだけ小さい補正基準速度信号(新基
準速度信号)Aを算出するための補正基準速度算出テー
ブル24bが設けられている。
【0053】基準速度信号Bは、例えば図5に示すよう
に、目標トラックで位置制御(トラッキング制御)に引
き込むのに十分な速度まで減速できるように設計されて
おり、基準速度テーブル24aには、たとえば図6、図7
に示すような残りトラック数に対する基準速度信号が記
憶されている。そして、図5、6に点線で示したよう
に、さまざまな移動トラック数(シーク距離)に応じて
基準速度テーブルの一部を用いて、適当な基準速度で制
御することができる。図4にはこの基準速度Bと補正基
準速度Aが示されている。
【0054】CPU23は、シーク開始時において光ディ
スク制御装置33から光学ヘッド3の移動先の目標トラッ
クアドレスが供給された場合、その目標トラックアドレ
スと現在のトラックアドレスとの差であるシークトラッ
ク数を求め、このシークトラック数をトラックカウンタ
回路35のカウンタ回路59に出力する。
【0055】また、CPU23は、トラックカウンタ回路
35からトラック通過パルスが供給されるたびに残りトラ
ック数に対応する基準速度信号Bを基準速度テーブル24
aから読出すとともに、速度制御中に加速動作中である
か減速動作中であるかを判断する。加速動作中であると
判断した場合には読み出した基準速度信号Bをそのまま
制御用の基準速度信号とし、減速動作中であると判断し
た場合には、補正基準速度算出テーブル24bを用いて、
設計値より所定の値Cだけ小さい補正基準速度信号Aを
算出してこれを制御用の基準速度とし、制御用基準速度
をD/A変換器22を介してリニアモータ制御回路17に出
力する。
【0056】シーク中はリニアモータ制御回路17は、前
述の補正基準速度信号と、トラックカウンタ回路35から
の検出速度との差に基づいてリニアモータ31に供給する
電流値を制御して、速度制御を行う。
【0057】ここでCPU23が加速動作中か減速動作中
かを判断する方法について説明する。CPU23は、トラ
ックカウンタからの検出速度と基準速度とを比較する。
ここでは、検出速度のほうが小さい場合には加速動作中
と判断し、検出速度のほうが大きい場合には減速動作中
と判断する。また、このような判断方法では、加速動作
から減速動作への切り替えを判断するときに、所定回数
あるいは所定時間続けて所定の判断基準(例えば基準速
度より検出速度が大きい場合)を満たす場合に減速動作
と判断するような構成にすることも出来る。このような
構成にすることによって、速度検出動作が不安定な場合
でも確実に判断をすることが可能になる。なおここで、
所定回数ならびに所定時間については、適宜な値をあら
かじめ選択しておくことが可能である。
【0058】あるいは、CPU23はシーク開始前のトラ
ックアドレスと目標トラックアドレスとの差であるシー
クトラック数から減速動作を開始するべき残りトラック
数を求め、現在の残りトラック数と比較して加速動作、
減速動作を判断する。
【0059】以上の二つの判断方法では、CPU23は、
加速動作から減速動作への判断を一度行った後は、上記
移動手段による上記集光手段の移動が終了するまで減速
動作信号を出し続けるようにすることもできる。これ
は、速度検出動作やトラックカウント動作の不安定性や
ノイズなどの影響によって速度制御動作が不安定になる
のを防ぐ効果がある。
【0060】次に、所定の値Cについて説明する。減速
時の速度制御は、ランプ入力に対する速度制御系の応答
と考えることができる。このとき、単位ランプ入力に対
する定常偏差Eは、速度制御系の伝達関数をG(s)として
次のように表せる。
【0061】
【数1】E=lim1/(s・G(s)) s→0 ここで、図1の速度制御系を簡単に1型の系(開ループ
伝達関数が原点に極を1個持つ制御系)と考えると、そ
の伝達関数は、
【0062】
【数2】G(s)=2πfc/s と書ける。ただし、fcは速度制御系の制御帯域であ
る。したがって、減速加速度をdとしたときの定常偏差
Ed は、
【0063】
【数3】Ed =d/(2πfc) と、求められる。つまり、減速加速度dでの減速時に
は、光学ヘッド3の速度は基準速度テーブル24aに記憶
されている基準速度信号Bによる基準速度よりもEd だ
け大きくなるということである。
【0064】その結果、目標トラックに到達したときに
定常偏差分Ed だけ大きい速度を持ってしまっているた
め、トラッキング制御への引き込みがスムーズに行われ
ず、このことが、シーク時間短縮の妨げになっていた。
【0065】そこで、本実施例では、この定常偏差値E
d に補正計数kを乗じた値k×Edを所定の値Cとし
て、予めk×Ed だけ小さい値を補正基準速度信号Aと
して速度制御を行うことにより、実際の光学ヘッドの速
度が設計値に近い値で制御されるようにしたものであ
る。
【0066】 補正基準速度A=基準速度B−(k×Ed ) 図8は、補正基準速度信号A、設計値の基準速度信号
B、および所定の値Cに対して、補正基準速度信号Aを
用いた場合の実際の光学ヘッド3の移動速度Dを示すも
のである。減速開始時刻から補正基準速度信号Aを参照
することにより、設計基準速度信号Bに近づき引き込み
時点Eで実際の光学ヘッド3の速度が十分に小さくなっ
ている。
【0067】なお、図8に示す減速開始時刻付近のよう
に、偏差は定常偏差値Ed に漸近していくため、短い移
動(シーク)では所定の値Cは定常偏差値Ed よりも小
さい方が設計値の基準速度信号Bに近い動きが得られ
る。
【0068】また、レーザ光の速度測定を行う周波数−
速度変換回路54は、パルス補正回路53から供給される補
正されたトラック検出パルスの周期の逆数(1/T)を
演算することにより、光学ヘッド3と光ディスク1との
相対速度に変換するものである。そのため、次のトラッ
ク検出パルスが出力されるまでは速度を測定できず、そ
の間は直前に測定された速度を用いて制御を行うので、
検出動作に時間遅れが出る。特に減速中は、図9に示す
ように実際の速度よりも大きな値が測定値として制御に
使用されることになるので、この影響を考慮する必要が
ある。
【0069】シーク動作の減速時には図10に示すよう
に、補正基準速度信号Aと測定速度Dの間に実際の光学
ヘッドの速度があることになる。この場合、Cの値がE
d に等しいと、検出速度が設計値に一致するようになる
ので実際の速度は設計値よりも小さくなってしまう。す
ると、例えば引き込み直前の低速領域で実際の速度が極
端に小さくなって、ディスクの偏心成分の持つ偏心速度
の影響により逆方向に移動してしまうことが起こり、シ
ーク時間の増大やシークの失敗につながることがある。
【0070】したがって、Cの値はEd に等しい場合は
トラッキング制御に移行することができないため、Cは
Ed よりもある程度小さい値に設定した方が実際の速度
が設計値に近い動きをするようになる。これが、補正係
数kを導入した理由であり、kとしては1未満の数値を
選択することが好ましい。
【0071】そこで、1未満の補正係数kを導入し、速
度検出遅れの影響を軽減する。このkの値は一定値であ
る必要はなく、速度、移動(シーク)距離、移動(シー
ク)位置、ディスクの種類その他によって、変化させる
ことも可能である。
【0072】一方、図8に示すようにシーク中の減速開
始直後の動作は設計速度Bに徐々に漸近していくような
動作になる。つまり、この間の動作はどうしても設計速
度より遅くなってしまうため、シーク時間の増大につな
がってしまう。
【0073】また、漸近するのにかかる時間程度の短い
時間内で終了するような短いシークもあり、このような
場合には、設計値よりも低い速度のまま目標トラックに
到達してしまうため、偏心その他の影響でシークに失敗
することが多くなってしまう。
【0074】このような問題を解決するために本発明で
は、図11に示すように、加速動作中は設計値をそのまま
制御用の基準速度信号Bとし、減速動作中に限って補正
基準速度信号Aを使用するような速度制御を採用してい
る。
【0075】すなわち、図11において、加速動作中は設
計値の基準速度信号Bを目標値とし、実際の速度がこの
基準速度信号Bに一致した時点で基準とする速度を切り
換えて減速動作に移行し、減速時には補正基準速度信号
Aを目標値とする。
【0076】これにより、光学ヘッド3は減速開始時点
で設計値速度に達するようになり、設計値通りの動きを
させることが出来る。次に、このような構成において、
光学ヘッド3のシーク(移動)動作を行うための各種制
御方法について説明する。
【0077】図12に示すフローチャートを参照しつつ第
1の制御方法について説明する。たとえば今、光ディス
ク制御装置33から光学ヘッド3の移動位置としての目標
位置のトラックアドレスがインタフェース回路32、バス
20を介してCPU23に供給される。また、信号処理回路
19から現在のトラック位置を示すトラックアドレスがC
PU23に供給されている。
【0078】このシーク開始時、CPU23は、目標位置
のトラックアドレスから現在のトラックアドレスとの差
であるシークトラック数を求め、このシークトラック数
を残りトラック数の初期値としてカウンタ回路59に記憶
する。
【0079】CPU23は、ここからシーク動作のルーチ
ンに入る。CPU23は、残りトラック数が1以下である
かどうかを調べ、1以下である場合にはシークルーチン
を抜ける。1以下でない場合には、残りトラック数に対
応する基準速度を基準速度テーブル24aから読み出す。
ここで加速動作中か減速動作中かを判断し、加速動作中
ならば基準速度テーブル24aから読み出した基準速度V
をそのまま制御用基準速度として出力し、減速動作中な
らば補正基準速度テーブル24bを用いて、読み出した基
準速度の所定の値Cだけ小さい補正基準速度VR を算出
して制御用基準速度として出力し、D/A変換器22でア
ナログ信号にしてリニアモータ制御回路17に出力する。
【0080】また、CPU23は、目標位置のトラックア
ドレスと現在のトラックアドレスとから光学ヘッド3の
移動方向を判断し、この判断結果をリニアモータ制御回
路17およびトラックカウンタ回路35に出力する。
【0081】これにより、リニアモータ制御回路17はC
PU23から供給される制御用基準速度とトラックカウン
タ回路35から供給される光学ヘッド3の検出速度との差
に応じた電圧をリニアモータ31内の駆動コイル13に印加
する。これにより、リニアモータ31が駆動され、光学ヘ
ッド3が目標位置に向かって移動される。
【0082】以後、光学ヘッド3のレーザ光がトラック
を通過するたびに供給されるトラック通過パルスおよび
方向検知回路58からの方向信号に応じて、カウンタ回路
59は残りトラック数をカウントアップ、カウントダウン
していき、上記の操作を繰り返して速度制御を行う。こ
こで図中ではカウントアップ、ダウンは1トラックずつ
行っているが、数トラック分の通過を一度に検出するよ
うな速度検出系では、検出したトラック数を一度にカウ
ントアップ、カウントダウンしてもよい。
【0083】そして、残りトラック数が「1以下」とな
った際、光学ヘッド3が目標トラックに到達する。この
際、CPU23は、トラッキング制御回路16を作動させ、
トラッキングの引き込みを行う。
【0084】このようにしてシークされたトラックでの
情報の記録あるいは再生等が行われる。つまり、上記第
1の制御方法は、集光手段の目標位置までの残りトラッ
ク数に対応した基準速度を記憶手段に記憶しておき、集
光手段が移動される際、集光手段の現在位置と目標位置
との間の残りトラック数に対応した基準速度を記憶手段
から読出し、加速動作中か減速動作中かを判断し、加速
動作中なら読み出した基準速度を制御用基準速度とし、
減速動作中に限って読出された基準速度を補正手段で補
正してこれを制御用基準速度として、集光手段の移動速
度を制御するようにしたものである。
【0085】以下、第2乃至第6の制御方法についてフ
ローチャートを用いて説明するが、同一に記載されたブ
ロックの内容は同一の手順を示しているため、重複する
説明は省略する。
【0086】なお、下記の各制御方法を採用する際に
は、メモリ24の各テーブル24a,24bに記憶させておく
基準速度の種類を適当に変えて設定しておく必要があ
る。第2の制御方法については図13にフローチャートが
示されている。この制御方法が第1の制御方法と異なる
点は、記憶された基準速度Vから補正基準速度V,V’
を算出しておき、光学ヘッド3が加速中か減速中かによ
ってこれら基準速度V,V’のいずれか一方を選択する
ようにした点にある。
【0087】つまり、上記第2の制御方法は、集光手段
の目標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を
記憶手段に記憶し、集光手段が移動される際、集光手段
の現在位置と目標位置との間の残りトラック数に対応し
た基準速度を記憶手段から読出し、読み出した基準速度
を補正して補正基準速度を得、加速動作中か減速動作中
かを判断し、加速動作中なら読み出した基準速度を制御
用基準速度とし、減速動作中なら補正基準速度を制御用
基準速度として、集光手段の移動速度を制御するように
したものである。
【0088】同様に、第3の制御方法については図14に
フローチャートが示されている。この制御方法が上記各
制御方法と異なる点は、あらかじめ基準速度Vを補正し
た新基準速度V’を記憶しておき、光学ヘッド3が加速
中の場合には新基準速度V’にCを加算して速度を再度
補正して利用し、光学ヘッド3が減速中の場合には新基
準速度V’をそのまま利用する点にある。
【0089】つまり、上記第3の制御方法は、集光手段
の目標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を
補正した補正基準速度を記憶手段に記憶し、集光手段が
移動される際、集光手段の現在位置と目標位置との間の
残りトラック数に対応した補正基準速度を記憶手段から
読出し、加速動作中か減速動作中かを判断し、加速動作
中なら読み出した補正基準速度を逆補正して制御用基準
速度とし、減速動作中なら読出された補正基準速度を制
御用基準速度として、集光手段の移動速度を制御するよ
うにしたものである。
【0090】同様に、第4の制御方法については図15に
フローチャートが示されている。この制御方法が上記各
制御方法と異なる点は、基準速度Vを補正した新基準速
度V’を記憶しておき、光学ヘッド3によるシークの際
の残りトラック数に対応したV’にCを加算して速度を
再度補正をしてV”を得るとともに、光学ヘッド3が加
速中の場合には再補正された基準速度V”を利用し、光
学ヘッド3が減速中の場合には基準速度V’を利用する
点にある。
【0091】つまり、上記第4の制御方法は、集光手段
の目標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を
補正した補正基準速度を記憶手段に記憶し、集光手段が
移動される際、集光手段の現在位置と目標位置との間の
残りトラック数に対応した補正基準速度を記憶手段から
読出し、読み出した補正基準速度を逆補正して逆補正基
準速度を得、加速動作中か減速動作中かを判断し、加速
動作中なら逆補正した逆補正基準速度を制御用基準速度
とし、減速動作中なら補正基準速度を制御用基準速度と
して、集光手段の移動速度を制御するようにしたもので
ある。
【0092】同様に、第5の制御方法については図16に
フローチャートが示されている。この制御方法が上記各
制御方法と異なる点は、あらかじめ基準速度Vおよびこ
れを補正した新基準速度V’をテーブルに用意してお
き、光学ヘッド3が加速中の場合には基準速度Vを利用
し、光学ヘッド3が減速中の場合には基準速度V’を利
用する点にある。
【0093】つまり、上記第5の制御方法は、集光手段
の目標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を
記憶手段に記憶し、別の記憶手段に基準速度を補正した
補正基準速度を記憶し、集光手段が移動される際、集光
手段の現在位置と目標位置との間の残りトラック数に対
応した基準速度と補正基準速度を上記二つの記憶手段か
ら読出し、加速動作中か減速動作中かを判断し、加速動
作中なら基準速度を制御用基準速度とし、減速動作中な
ら補正基準速度を制御用基準速度として、集光手段の移
動速度を制御するようにしたものである。
【0094】同様に、第6の制御方法については図17に
フローチャートが示されている。この制御方法が上記各
制御方法と異なる点は、まず光学ヘッド3が加速中か減
速中かを判断し、加速中の場合と減速中の場合とで異な
るテーブルからそれぞれに対応した速度V,V’を読み
出す点にある。
【0095】つまり、上記第6の制御方法は、集光手段
の目標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を
記憶手段に記憶し、別の記憶手段に基準速度を補正した
補正基準速度を記憶し、集光手段が移動される際、加速
動作中か減速動作中かを判断し、加速動作中なら基準速
度を読み出して制御用基準速度とし、減速動作中なら補
正基準速度を読み出して制御用基準速度として、集光手
段の移動速度を制御するようにしたものである。
【0096】なお、上記の各制御方法は図11に示したよ
うな、加速動作中は設計値をそのまま制御用の基準速度
とし、減速動作中に限って補正基準速度を使用するよう
な速度制御を前提とした制御方法である。
【0097】これとは別に、図18に示すように、加速動
作中は残りトラック数を所定のトラック数だけ大きくし
て制御用残りトラック数と設定し、制御用残りトラック
数に対応する補正基準速度を用いて速度制御を行う。ま
た、減速動作中は正しい残りトラック数に対応する補正
基準速度を使用する。
【0098】すなわち、図18に示すように、グラフ上に
おいて補正基準速度を右方向にずらす。これは適当なト
ラック数の分だけ目標値を大きく設定することと同じ効
果があり、正しい残りトラック数に対応する補正基準速
度よりもほぼCだけ大きい補正基準速度与えたことと同
じことになる。このような見かけ上の工夫を行うこと
で、加速動作に対応した速度制御を行う。
【0099】これにより、光学ヘッド3は減速開始時点
で設計値速度に達するようになり、設計値通りの動きを
させることが出来る。このとき、残りトラック数を大き
くする所定の値を算出するための情報をトラック数補正
用テーブル24bに記憶しておく必要がある。このトラッ
ク数補正用テーブル24bに記憶される情報の形態は、た
とえばシーク開始時点のトラックから目標トラックまで
の移動トラック数に対応する補正値TC を記憶したテー
ブルであっても良いし、あるいは所定の値を算出するた
めの演算式であっても良い。
【0100】次に、図18の速度制御を用いる場合におけ
る光学ヘッド3のシーク(移動)動作について、その第
7の制御方法を図19に示すフローチャートを参照しつつ
説明する。
【0101】シーク開始に際してCPU23は、目標位置
のトラックアドレスから現在のトラックアドレスとの差
であるシークトラック数を用いて制御用残りトラック数
Tの初期値を求める。この時CPU23は、トラック数補
正用テーブル24bに記憶される情報の形態が、シークト
ラック数に対応する所定量の値を記憶したテーブルなら
ば目標位置のトラックアドレスと現在のトラック位置を
示すトラックアドレスの差に上記所定量TC を加算して
制御用残りトラック数Tを得、所定の値を算出するため
の演算式が記憶されていればその演算式にしたがって制
御用残りトラック数Tを算出する。さらに、この制御用
残りトラック数Tをカウンタ回路59に出力して記憶させ
る。
【0102】CPU23は、ここからシーク動作のルーチ
ンに入る。CPU23は、残りトラック数が1以下である
かどうかを調べ、1以下である場合にはシークルーチン
を抜けて位置制御に移る。1以下でない場合には、制御
用残りトラック数に対応する補正基準速度VR を補正基
準速度テーブル24aから読み出す。これを制御用基準速
度として出力し、D/A変換器22でアナログ信号にして
リニアモータ制御回路17に出力する。
【0103】また、CPU23は、目標位置のトラックア
ドレスと現在のトラックアドレスとから光学ヘッド3の
移動方向を判断し、この判断結果をリニアモータ制御回
路17およびトラックカウンタ回路35に出力する。
【0104】これにより、リニアモータ制御回路17はC
PU23から供給される制御用基準速度とトラックカウン
タ回路35から供給される光学ヘッド3の検出速度との差
に応じた電圧をリニアモータ31内の駆動コイル13に印加
する。これにより、リニアモータ31が駆動され、光学ヘ
ッド3が目標位置に向かって移動される。
【0105】以後、光学ヘッド3のビーム光がトラック
を通過するたびに供給されるトラック通過パルスおよび
方向検知回路58からの方向信号に応じて、カウンタ回路
59は残りトラック数をカウントアップ、カウントダウン
していく。ここで図中ではカウントアップ、ダウンは1
トラックずつ行っているが、数トラックを一度に検出す
るような速度検出系では、検出したトラック数を一度に
カウントアップ、カウントダウンしてもよい。
【0106】ここで、CPU23は加速中であるか減速中
であるかを判断し、加速から減速に転じた最初のときだ
け上記所定の値Cを今度は減算し、正しい残りトラック
数を得て、制御用残りトラック数とし、速度制御ルーチ
ンを続ける。
【0107】つまり、上記第7の制御方法は、集光手段
の目標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を
補正した補正基準速度を記憶手段に記憶し、集光手段が
移動される際、集光手段の移動開始前の位置と目標位置
との間のトラック数に所定トラック数を加算して制御用
残りトラック数とし、トラックを通過するごとに制御用
残りトラック数から通過トラック数を減算していき、加
速動作から減速動作に切り替わったら、所定トラック数
を制御用残りトラック数から減算し、制御用残りトラッ
ク数に対応した補正基準速度を記憶手段から読出し、こ
れを制御用基準速度として集光手段の移動速度を制御す
るようにしたものである。
【0108】以下、第8乃至第10の制御方法についてフ
ローチャートを用いて説明するが、同一に記載されたブ
ロックの内容は同一の手順を示しているため、重複する
説明は省略する。
【0109】第8の制御方法については図20にフローチ
ャートが示されている。この制御方法が第7の制御方法
と異なる点は、残りトラック数に対応したトラック数補
正値TC を用意しておき、光学ヘッド3が加速中である
場合にのみこのトラック数補正値TC を加算する点にあ
る。
【0110】つまり、第8の制御方法は、集光手段の目
標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を補正
した補正基準速度を記憶手段に記憶し、集光手段が移動
される際、加速中なら集光手段の現在位置と目標位置と
の間のトラック数に所定トラック数を加算して制御用残
りトラック数とし、減速中なら集光手段の現在位置と目
標位置との間のトラック数を制御用残りトラック数とし
て、制御用残りトラック数に対応した補正基準速度を上
記記憶手段から読出し、これを制御用基準速度として上
記集光手段の移動速度を制御するようにしたものであ
る。
【0111】同様に、第9の制御方法については図21に
フローチャートが示されている。この制御方法が上記各
制御方法と異なる点は、残りトラック数に対応した基準
速度を記憶しておき、減速に移行した時に(1度だけ)
制御用残りトラック数から所定トラック数を減算し、こ
れを制御用残りトラック数として制御を行う点にある。
【0112】つまり、第9の制御方法は、集光手段の目
標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を記憶
手段に記憶し、集光手段が移動される際、集光手段の移
動開始前の位置と目標位置との間のトラック数制御用残
りトラック数とし、トラックを通過するごとに制御用残
りトラック数から通過トラック数を減算していき、加速
動作から減速動作に切り替わったら、所定トラック数を
制御用残りトラック数から減算し、制御用残りトラック
数に対応した補正基準速度を記憶手段から読出し、これ
を制御用基準速度として集光手段の移動速度を制御する
ようにしたものである。
【0113】同様に、第10の制御方法については図22に
フローチャートが示されている。この制御方法が上記各
制御方法と異なる点は、残りトラック数に対応した基準
速度を記憶しておき、残りトラック数に対応したトラッ
ク数補正値TC を用意しておき、光学ヘッド3が減速中
である場合にのみこのトラック数補正値TC を減算する
点にある。
【0114】つまり、第10の制御方法は、集光手段の目
標位置までの残りトラック数に対応した基準速度を記憶
手段に記憶し、集光手段が移動される際、加速中なら集
光手段の現在位置と目標位置との間のトラック数を制御
用残りトラック数とし、減速中なら集光手段の現在位置
と目標位置との間のトラック数に所定トラック数を減算
して制御用残りトラック数として、制御用残りトラック
数に対応した補正基準速度を記憶手段から読出し、これ
を制御用基準速度として集光手段の移動速度を制御する
ようにしたものである。
【0115】以上説明した第1乃至第10のいずれの制御
方法を用いても、目標トラック到達時点において光学ヘ
ッドを確実に減速させることができる。すなわち、速度
制御系の制御帯域が有限であっても光ヘッドに設計値に
近い動作をさせることができるため、目標トラック到達
時に確実にトラッキング動作に引き込むことができる。
したがって、光学ヘッドの移動速度の高速化を図ること
ができるとともに、光学ヘッドの移動時間を十分に短縮
することができるようになる。
【0116】さらに、このような速度制御系を用いた移
動(シーク)の高速化により、光ディスクへの情報の書
き込み、読み出しを迅速かつ確実に行って光ディスク装
置の性能アップを図ることができる。
【0117】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、目
標トラックで確実にトラッキング制御に引き込み、光学
ヘッドの移動時間を短縮することのできる情報処理装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報処理装置に係る光ディスク装置
の回路構成を示すブロック図。
【図2】図1の光検出器、ヘッドアンプ部、加算部を説
明するための図。
【図3】図1のトラックカウンタ回路の回路構成を示す
ブロック図。
【図4】基準速度設計値のと補正基準速度を説明するた
めの図。
【図5】基準速度の設計値の一例を横軸に時間をとって
示す図。
【図6】基準速度の設計値の一例を横軸に残りトラック
数をとって示す図。
【図7】基準速度テーブルの記憶例を示す図。
【図8】基準速度と光学ヘッドの速度を、横軸に時間を
とって示す図。
【図9】光ディスク装置における実際の速度と検出速度
を示す図。
【図10】減速制御時の基準速度、検出速度、実際の速
度を示す図。
【図11】加速時、減速時の制御用基準速度の一例を示
す図。
【図12】シーク動作の第1の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図13】シーク動作の第2の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図14】シーク動作の第3の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図15】シーク動作の第4の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図16】シーク動作の第5の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図17】シーク動作の第6の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図18】加速時、減速時の制御用基準速度の他の例を
示す図。
【図19】シーク動作の第7の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図20】シーク動作の第8の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図21】シーク動作の第9の制御方法を説明するため
のフローチャート。
【図22】シーク動作の第10の制御方法を説明するた
めのフローチャート。
【図23】従来例を説明するための基準速度を、横軸に
時間をとって示す図。
【図24】従来例を説明するための基準速度と光学ヘッ
ドの速度を、横軸に時間をとって示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク 3…光学ヘッド 13…駆動コイル 17…リニアモータ制御回路 23…CPU 24…メモリ 24a,24b…テーブル 31…リニアモータ

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録トラックを有する情報記録媒体に対し
    て記録の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応し
    た基準速度が記憶される記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した基準速度を上記記憶手段から読出す読出し手段と、 上記集光手段が上記移動手段により移動される際に加速
    動作から減速動作への切り替えタイミングを判断し、加
    速動作信号および減速動作信号を出力する判断手段と、 上記判断手段が加速動作信号を出力している場合には上
    記読み出し手段により読み出された基準速度をそのまま
    制御用基準速度として出力し、上記判断手段が減速動作
    信号を出力している場合には上記読み出し手段により読
    み出された基準速度を補正して制御用基準速度として出
    力する補正手段と、 この補正手段により出力された制御用基準速度と上記第
    一の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度
    とにより、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】上記判断手段は、上記検出速度と上記制御
    用基準速度とを、あるいは上記検出速度と上記基準速度
    とを比較して切り換えタイミングを判断することを特徴
    とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】上記判断手段は、所定回数あるいは所定時
    間続けて判断基準を満たした場合に切り換えタイミング
    を判断することを特徴とする請求項2記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】上記判断手段は、上記移動手段によって上
    記集光手段が移動を開始する前に上記第二の検出手段に
    よって検出された上記集光手段の位置と上記指示手段に
    より指示された目標位置との間のトラック数と、上記移
    動手段によって上記集光手段が移動中に上記第二の検出
    手段によって検出された上記集光手段の位置とから切り
    換えタイミングを判断することを特徴とする請求項1記
    載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】上記判断手段は、上記減速動作信号の出力
    を開始した後は、上記移動手段による上記集光手段の移
    動が終了するまでこの減速動作信号を出力し続けること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】記録トラックを有する情報記録媒体に対し
    て情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応し
    た基準速度が記憶される記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した基準速度を上記記憶手段から読出す読出し手段と、 上記読み出し手段により読み出された基準速度を補正
    し、補正基準速度として出力する補正手段と、 上記集光手段が上記移動手段により移動される際に加速
    動作から減速動作への切り替えタイミングを判断し、加
    速動作信号および減速動作信号を出力する判断手段と、 上記判断手段が加速動作信号を出力している場合には上
    記読み出し手段により読み出された基準速度を選択して
    制御用基準速度として出力し、上記判断手段が減速動作
    信号を出力している場合には上記補正手段が出力した補
    正基準速度を選択して制御用基準速度として出力する選
    択手段と、 この選択手段により出力された制御用基準速度と上記第
    一の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度
    とにより、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】上記判断手段は、上記検出速度と上記制御
    用基準速度とを、あるいは上記検出速度と上記基準速度
    とを比較して切り換えタイミングを判断することを特徴
    とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】上記判断手段は、所定回数あるいは所定時
    間続けて判断基準を満たした場合に切り換えタイミング
    を判断することを特徴とする請求項7記載の情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】上記判断手段は、上記移動手段によって上
    記集光手段が移動を開始する前に上記第二の検出手段に
    よって検出された上記集光手段の位置と上記指示手段に
    より指示された目標位置との間のトラック数と、上記移
    動手段によって上記集光手段が移動中に上記第二の検出
    手段によって検出された上記集光手段の位置とから切り
    換えタイミングを判断することを特徴とする請求項6記
    載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】上記判断手段は、上記減速動作信号の出
    力を開始した後は、上記移動手段による上記集光手段の
    移動が終了するまでこの減速動作信号を出力し続けるこ
    とを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】記録トラックを有する情報記録媒体に対
    して情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応す
    る基準速度を補正した補正基準速度が記憶される記憶手
    段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した補正基準速度を上記記憶手段から読出す読出し手段
    と、 上記集光手段が上記移動手段により移動される際に加速
    動作から減速動作への切り替えタイミングを判断し、加
    速動作信号および減速動作信号を出力する判断手段と、 上記判断手段が加速動作信号を出力している場合には上
    記読み出し手段により読み出された補正基準速度を逆補
    正して制御用基準速度として出力し、上記判断手段が減
    速動作信号を出力している場合には上記読み出し手段に
    より読み出された補正基準速度をそのまま制御用基準速
    度として出力する補正手段と、 この補正手段により出力された制御用基準速度と上記第
    一の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度
    とにより、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】上記判断手段は、上記検出速度と上記制
    御用基準速度とを比較して切り換えタイミングを判断す
    ることを特徴とする請求項11記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】上記判断手段は、所定回数あるいは所定
    時間続けて判断基準を満たした場合に切り換えタイミン
    グを判断することを特徴とする請求項12記載の情報処理
    装置。
  14. 【請求項14】上記判断手段は、上記移動手段によって
    上記集光手段が移動を開始する前に上記第二の検出手段
    によって検出された上記集光手段の位置と上記指示手段
    により指示された目標位置との間のトラック数と、上記
    移動手段によって上記集光手段が移動中に上記第二の検
    出手段によって検出された上記集光手段の位置とから切
    り換えタイミングを判断することを特徴とする請求項11
    記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】上記判断手段は、上記減速動作信号の出
    力を開始した後は、上記移動手段による上記集光手段の
    移動が終了するまでこの減速動作信号を出力し続けるこ
    とを特徴とする請求項11記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】記録トラックを有する情報記録媒体に対
    して情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報処理媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応す
    る基準速度を補正した補正基準速度が記憶される記憶手
    段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した補正基準速度を上記記憶手段から読出す読出し手段
    と、 上記読み出し手段により読み出された補正基準速度を逆
    補正し、逆補正基準速度として出力する逆補正手段と、 上記集光手段が上記移動手段により移動される際に加速
    動作から減速動作への切り替えタイミングを判断し、加
    速動作信号および減速動作信号を出力する判断手段と、 上記判断手段が加速動作信号を出力している場合には上
    記逆補正手段が出力した逆補正基準速度を選択して制御
    用基準速度として出力し、上記判断手段が減速動作信号
    を出力している場合には上記読み出し手段により読み出
    された補正基準速度を選択して制御用基準速度として出
    力する選択手段と、 この選択手段により出力された制御用基準速度と上記第
    一の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度
    とにより、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  17. 【請求項17】上記判断手段は、上記検出速度と上記制
    御用基準速度とを、あるいは上記検出速度と上記逆補正
    基準速度とを比較して切り換えタイミングを判断するこ
    とを特徴とする請求項16記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】上記判断手段は、所定回数あるいは所定
    時間続けて判断基準を満たした場合に切り換えタイミン
    グを判断することを特徴とする請求項17記載の情報処理
    装置。
  19. 【請求項19】上記判断手段は、上記移動手段によって
    上記集光手段が移動を開始する前に上記第二の検出手段
    によって検出された上記集光手段の位置と上記指示手段
    により指示された目標位置との間のトラック数と、上記
    移動手段によって上記集光手段が移動中に上記第二の検
    出手段によって検出された上記集光手段の位置とから切
    り換えタイミングを判断することを特徴とする請求項16
    記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】上記判断手段は、上記減速動作信号の出
    力を開始した後は、上記移動手段による上記集光手段の
    移動が終了するまでこの減速動作信号を出力し続けるこ
    とを特徴とする請求項16記載の情報処理装置。
  21. 【請求項21】記録トラックを有する情報記録媒体に対
    して情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報処理媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応し
    た基準速度が記憶される第一の記憶手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応す
    る基準速度を補正した補正基準速度が記憶される第二の
    記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した基準速度を上記第一の記憶手段から読出す第一の読
    出し手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した補正基準速度を上記第二の記憶手段から読出す第二
    の読出し手段と、 上記集光手段が上記移動手段により移動される際に加速
    動作から減速動作への切り替えタイミングを判断し、加
    速動作信号および減速動作信号を出力する判断手段と、 上記判断手段が加速動作信号を出力している場合には上
    記第一の読み出し手段により読み出された基準速度を選
    択して制御用基準速度として出力し、上記判断手段が減
    速動作信号を出力している場合には上記第二の読み出し
    手段により読み出された補正基準速度を選択して制御用
    基準速度として出力する選択手段と、 この選択手段により出力された制御用基準速度と上記第
    一の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度
    とにより、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  22. 【請求項22】上記判断手段は、上記検出速度と上記制
    御用基準速度とを、あるいは上記検出速度と上記基準速
    度とを比較して切り換えタイミングを判断することを特
    徴とする請求項21記載の情報処理装置。
  23. 【請求項23】上記判断手段は、所定回数あるいは所定
    時間続けて判断基準を満たした場合に切り換えタイミン
    グを判断することを特徴とする請求項22記載の情報処理
    装置。
  24. 【請求項24】上記判断手段は、上記移動手段によって
    上記集光手段が移動を開始する前に上記第二の検出手段
    によって検出された上記集光手段の位置と上記指示手段
    により指示された目標位置との間のトラック数と、上記
    移動手段によって上記集光手段が移動中に上記第二の検
    出手段によって検出された上記集光手段の位置とから切
    り換えタイミングを判断することを特徴とする請求項21
    記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】上記判断手段は、上記減速動作信号の出
    力を開始した後は、上記移動手段による上記集光手段の
    移動が終了するまでこの減速動作信号を出力し続けるこ
    とを特徴とする請求項21記載の情報処理装置。
  26. 【請求項26】記録トラックを有する情報記録媒体に対
    して情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報処理媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応し
    た基準速度が記憶される第一の記憶手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応す
    る基準速度を補正した補正基準速度が記憶される第二の
    記憶手段と、 上記集光手段が上記移動手段により移動される際に加速
    動作から減速動作への切り替えタイミングを判断し、加
    速動作信号および減速動作信号を出力する判断手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    判断手段が加速動作信号を出力している場合には上記第
    二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手段
    により指示された目標位置との間のトラック数に対応し
    た基準速度を上記第一の記憶手段から読出し、上記判断
    手段が減速動作信号を出力している場合には、上記第二
    の検出手段により検出された照射位置と上記指示手段に
    より指示された目標位置との間のトラック数に対応した
    補正基準速度を上記第二の記憶手段から読出して、制御
    用基準速度として出力する読出し手段と、 この読出し手段により出力された制御用基準速度と上記
    第一の検出手段により検出される上記集光手段の移動速
    度とにより、上記集光手段の移動速度を制御する制御手
    段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  27. 【請求項27】上記判断手段は、上記検出速度と上記制
    御用基準速度とを比較して切り換えタイミングを判断す
    ることを特徴とする請求項26記載の情報処理装置。
  28. 【請求項28】上記判断手段は、所定回数あるいは所定
    時間続けて判断基準を満たした場合に切り換えタイミン
    グを判断することを特徴とする請求項27記載の情報処理
    装置。
  29. 【請求項29】上記判断手段は、上記移動手段によって
    上記集光手段が移動を開始する前に上記第二の検出手段
    によって検出された上記集光手段の位置と上記指示手段
    により指示された目標位置との間のトラック数と、上記
    移動手段によって上記集光手段が移動中に上記第二の検
    出手段によって検出された上記集光手段の位置とから切
    り換えタイミングを判断することを特徴とする請求項26
    記載の情報処理装置。
  30. 【請求項30】上記判断手段は、上記減速動作信号の出
    力を開始した後は、上記移動手段による上記集光手段の
    移動が終了するまでこの減速動作信号を出力し続けるこ
    とを特徴とする請求項26記載の情報処理装置。
  31. 【請求項31】記録トラックを有する情報記録媒体に対
    して情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 上記集光手段の移動目標位置を指示する指示手段と、 上記移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段が上記移動手段により移動される際に加速
    動作中か減速動作中かを判断し、加速動作信号および減
    速動作信号を出力する判断手段と、 上記第二の検出手段の示す上記集光手段の光の照射位置
    と、上記指示手段の示す上記集光手段の移動目標位置
    と、上記判断手段の出力する加速動作信号あるいは減速
    動作信号から、制御用残りトラック数を出力する残りト
    ラック数出力手段と、 上記集光手段の目標位置までのトラック数に対応した基
    準速度が記憶される記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    残りトラック数出力手段から出力された残りトラック数
    に対応した基準速度を上記記憶手段から読出し出力する
    読出し手段と、 上記読み出し手段により出力された基準速度と上記第一
    の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度と
    により、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  32. 【請求項32】上記判断手段による判断は、上記検出速
    度と上記基準速度とを比較することにより行うことを特
    徴とする請求項31記載の情報処理装置。
  33. 【請求項33】上記判断手段は、所定回数あるいは所定
    時間続けて判断基準を満たした場合に切り換えタイミン
    グを判断することを特徴とする請求項32記載の情報処理
    装置。
  34. 【請求項34】上記判断手段による判断は、上記集光手
    段が上記移動手段によって移動を開始する前に上記第二
    の検出手段によって検出された上記集光手段の位置と上
    記指示手段により指示された目標位置との間のトラック
    数と、上記集光手段が上記移動手段によって移動中に上
    記第二の検出手段によって検出された上記集光手段の位
    置とを用いて行うことを特徴とする請求項31に記載の情
    報処理装置。
  35. 【請求項35】上記判断手段は、上記減速動作信号の出
    力を開始した後は、上記移動手段による上記集光手段の
    移動が終了するまでこの減速動作信号を出力し続けるこ
    とを特徴とする請求項31記載の情報処理装置。
  36. 【請求項36】上記記憶手段は、上記集光手段を移動さ
    せるための設計値の速度情報を記憶していることを特徴
    とする請求項31記載の情報処理装置。
  37. 【請求項37】上記残りトラック数出力手段は、上記判
    断手段が加速動作信号を出力しているときは、上記第二
    の検出手段の示す上記集光手段の光の照射位置と上記指
    示手段の示す上記集光手段の移動目標位置との差よりも
    大きい値を出力し、上記判断手段が減速動作信号を出力
    しているときは、上記第二の検出手段の示す上記集光手
    段の光の照射位置と上記指示手段の示す上記集光手段の
    移動目標位置との差に等しい値を出力することを特徴と
    する請求項36に記載の情報処理装置。
  38. 【請求項38】上記集光手段の光の照射位置を検出する
    上記第二の検出手段は、照射位置の変化分を、必要なら
    ば照射位置が変化したことを示す信号とともに出力する
    検出手段で、 上記残りトラック数出力手段は、 現在の制御用残りトラック数を記憶するための制御用残
    りトラック数記憶手段を持ち、 上記集光手段が上記移動手段によって移動を開始する前
    に、移動を開始する前に上記第二の検出手段によって検
    出された上記集光手段の位置と上記指示手段により指示
    された目標位置との間のトラック数より所定値大きい値
    を、上記制御用残りトラック数記憶手段に記憶し、 上記第二の検出手段が照射位置が変化したことを示す信
    号を出力するたびに、上記第二の検出手段が出力した照
    射位置の変化分に当たるトラック数を上記制御用残りト
    ラック数記憶手段に記憶された残りトラック数から減算
    あるいは加算し、 上記判断手段が、加速動作から減速動作への切り替えを
    判断したときに上記所定値を上記制御用残りトラック数
    記憶手段に記憶されている制御用残りトラック数から減
    算することを特徴とする請求項36記載の情報処理装置。
  39. 【請求項39】上記記憶手段に記憶されている基準速度
    は、上記集光手段を移動させるための設計値の速度情報
    を記憶していることを特徴とする請求項31記載の情報処
    理装置。
  40. 【請求項40】上記残りトラック数出力手段は、上記判
    断手段が加速動作信号を出力しているときは、上記第二
    の検出手段の示す上記集光手段の光の照射位置と上記指
    示手段の示す上記集光手段の移動目標位置との差を出力
    し、上記判断手段が減速動作信号を出力しているとき
    は、上記第二の検出手段の示す上記集光手段の光の照射
    位置と上記指示手段の示す上記集光手段の移動目標位置
    との差よりも小さい値を出力することを特徴とする請求
    項39記載の情報処理装置。
  41. 【請求項41】上記集光手段の光の照射位置を検出する
    上記第二の検出手段は、照射位置の変化分を、必要なら
    ば照射位置が変化したことを示す信号とともに出力する
    検出手段で、 上記残りトラック数出力手段は、 現在の制御用残りトラック数を記憶するための制御用残
    りトラック数記憶手段を持ち、 上記集光手段が上記移動手段によって移動を開始する前
    に、移動を開始する前に上記第二の検出手段によって検
    出された上記集光手段の位置と上記指示手段により指示
    された目標位置との間のトラック数を、上記制御用残り
    トラック数記憶手段に記憶し、 上記第二の検出手段が照射位置が変化したことを示す信
    号を出力するたびに、上記第二の検出手段が出力した照
    射位置の変化分に当たるトラック数を上記制御用残りト
    ラック数記憶手段に記憶された残りトラック数から減算
    あるいは加算し、 上記判断手段が、加速動作から減速動作への切り替えを
    判断したときに所定値を上記制御用残りトラック数記憶
    手段に記憶されている制御用残りトラック数から減算す
    ることを特徴とする請求項39記載の情報処理装置。
  42. 【請求項42】上記残りトラック数出力手段は、上記第
    二の検出手段の示す上記集光手段の光の照射位置と、上
    記指示手段の示す上記集光手段の移動目標位置と、上記
    判断手段の出力する加速動作信号あるいは減速動作信号
    とを、あらかじめ用意された演算式にこれらの値を代入
    することにより制御用残りトラック数を出力することを
    特徴とする請求項31記載の情報処理装置。
  43. 【請求項43】上記残りトラック数出力手段は、制御用
    残りトラック数を補正するトラック数補正値を記憶する
    トラック数補正用テーブルを持ち、このトラック数補正
    用テーブルに、上記集光手段が上記移動手段によって移
    動を開始する前に上記第二の検出手段によって検出され
    た上記集光手段の位置と上記指示手段により指示された
    目標位置との間のトラック数に対応するトラック数補正
    値を記憶しておき、上記集光手段が上記移動手段によっ
    て移動を開始する前に上記第二の検出手段によって検出
    された上記集光手段の位置と、上記指示手段の示す上記
    集光手段の移動目標位置と、上記第二の検出手段の示す
    上記集光手段の光の照射位置と、上記判断手段の出力す
    る加速動作信号あるいは減速動作信号を得て、上記トラ
    ック数補正用テーブルを用いて制御用残りトラック数を
    得ることを特徴とする請求項31記載の情報処理装置。
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