JPH07192277A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH07192277A
JPH07192277A JP33273993A JP33273993A JPH07192277A JP H07192277 A JPH07192277 A JP H07192277A JP 33273993 A JP33273993 A JP 33273993A JP 33273993 A JP33273993 A JP 33273993A JP H07192277 A JPH07192277 A JP H07192277A
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JP
Japan
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moving
light
reference speed
speed signal
light collecting
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Application number
JP33273993A
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English (en)
Inventor
Tamane Takahara
珠音 高原
Akihiro Kasahara
章裕 笠原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH07192277A publication Critical patent/JPH07192277A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】目標トラックで確実にトラッキング動作に引き
込み、光学ヘッドの移動時間を短縮する。 【構成】トラックカウンタ回路35およびメモリ24に設け
た基準速度テーブル24a、新基準速度算出テーブル24b
とにより、光学ヘッド3が移動される際、CPU23は、
トラックカウンタ回路35からの光学ヘッド3の現在位置
によるトラックカウンタ回路35からの残りトラック数に
応じて、基準速度テーブル24aから基準速度信号を読出
し、新基準速度算出テーブル24bを用いて、読み出した
基準速度信号から新基準速度信号を算出し、算出した新
基準速度信号をD/A変換器22を介してリニアモータ制
御回路17に出力し、リニアモータ31を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録トラックを有す
る情報記録媒体に対して情報の記録や再生を行う情報記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ヘッドに搭載された半導体レ
−ザから出力されるレ−ザ光により、記録トラックを有
する光ディスク(情報記録媒体)に情報を記録したり、
あるいは光ディスクに記録されている情報を再生する光
ディスク装置等の情報処理装置が実用化されている。
【0003】このような光ディスク装置では、光学ヘッ
ドがリニアモ−タ(アクチュエ−タ)により光ディスク
の半径方向、つまりトラックを横切る方向に移動(シ−
ク)されるようになっている。リニアモータにより光学
ヘッドが移動されることにより、レ−ザ光の照射位置が
目的のトラックに移動されるようになっている。この場
合、目的のトラックに光学ヘッドが近づいた際、減速用
の基準速度信号に応じて、光学ヘッドの移動速度を制御
している(特開平1−271921号公報参照)。
【0004】図17は、上記のような目的の位置に光学ヘ
ッドが近づいて行くときに、光学ヘッドの移動速度を制
御する基準速度の例を示している。この場合、光学ヘッ
ドの移動速度は、目標トラックに近づくにしたがって徐
々に減速されるように設計されており、この設計値がそ
のまま基準速度として設定されている。ここでは、目標
トラックに到達する時点で確実にトラッキング動作に引
き込むことができるだけ十分に、速度が遅くなっている
ことが必要である。
【0005】しかしながら、このような光ディスク装置
では、速度制御系の制御帯域が有限であるために、減速
時に図18に示すような設計基準速度97と実際の光学ヘッ
ドの移動速度98との間に速度偏差99が生じ、引き込み時
点において速度が十分に小さくならないためにトラッキ
ング制御への引き込みに失敗することがしばしば起こっ
ていた。そのため、光学ヘッドの移動(シ−ク)時間が
短縮できなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
制御方式では、速度制御系の制御帯域が有限であるため
に目標トラック到達時点において光学ヘッドが十分に減
速されておらず、トラッキング制御への引き込みに失敗
し、光学ヘッドの移動時間が短縮できないという問題点
があった。
【0007】そこで、この発明は、目標トラックで確実
にトラッキング制御に引き込み、光学ヘッドの移動時間
を短縮することのできる情報処理装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の情報処理装置
は、記録トラックを有する情報記録媒体に対して情報の
記録・再生を行う情報処理装置において、上記情報記録
媒体上に光を集光する集光手段と、この集光手段を上記
情報記録媒体の上記記録トラックを横切る方向へ移動す
る移動手段と、この移動手段により移動される上記集光
手段の移動速度を検出する第一の検出手段と、上記移動
手段により上記集光手段が移動される際、上記集光手段
の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、上記集光
手段の目標位置を指示する指示手段と、上記集光手段の
目標位置までの記録トラック数に対応した基準速度信号
が記憶される記憶手段と、上記移動手段により上記集光
手段が移動される際、上記第二の検出手段により検出さ
れた照射位置と上記指示手段により指示された目標位置
との間のトラック数に対応した基準速度信号を上記記憶
手段から読出す読出し手段と、この読み出し手段により
読み出された基準速度信号に所定の補正を施す補正手段
と、この補正手段により補正された基準速度信号と上記
第一の検出手段により検出される上記集光手段の移動速
度とにより、上記集光手段の移動速度を制御する制御手
段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0009】また、記録トラックを有する情報記録媒体
に対して情報の記録・再生を行う情報処理装置におい
て、上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、こ
の集光手段を上記情報記録媒体のトラックを横切る方向
へ移動する移動手段と、この移動手段により移動される
上記集光手段の移動速度を検出する第一の検出手段と、
上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、
上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、上記集
光手段の目標位置までの記録トラック数に対応する基準
速度信号を補正した補正基準速度信号が記憶される記憶
手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記第二の検出手段により検出された照射位置と上
記指示手段により指示された目標位置との間のトラック
数に対応した補正基準速度信号を上記記憶手段から読出
す読出し手段と、上記記憶手段からの補正基準速度信号
と上記第一の検出手段により検出される上記集光手段の
移動速度とにより、上記集光手段の移動速度を制御する
制御手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0010】これらにおいては、特に、補正された基準
速度信号(補正基準速度信号)については、基準速度信
号に対して定常偏差と補正係数との積をもって補正さ
れ、好ましくは、基準速度信号に対して定常偏差の0.75
以上1未満の補正係数を掛けた値をもって補正される。
【0011】また、記録トラックを有する情報記録媒体
に対して情報の記録・再生を行う情報処理装置におい
て、上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、こ
の集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを横
切る方向へ移動する移動手段と、この移動手段により移
動される上記集光手段の移動速度を検出する第一の検出
手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出
手段と、上記集光手段の目標位置を指示する指示手段
と、上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対
応した基準速度信号が記憶される記憶手段と、上記移動
手段により上記集光手段が移動される際、上記第二の検
出手段により検出された照射位置と上記指示手段により
指示された目標位置との間のトラック数に対応した基準
速度信号を上記記憶手段から読出す読出し手段と、この
読み出し手段により読み出された基準速度信号に対し、
上記集光手段の減速時にはその速度が小さい程少ない補
正量を算出する補正手段と、この補正手段により補正さ
れた基準速度信号と上記第一の検出手段により検出され
る上記集光手段の移動速度とにより、上記集光手段の移
動速度を制御する制御手段と、を具備したことを特徴と
するものである。
【0012】また、記録トラックを有する情報記録媒体
に対して情報の記録・再生を行う情報処理装置におい
て、上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、こ
の集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを横
切る方向へ移動する移動手段と、この移動手段により移
動される上記集光手段の移動速度を検出する第一の検出
手段と、上記移動手段により上記集光手段が移動される
際、上記集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出
手段と、上記集光手段の目標位置を指示する指示手段
と、上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対
応する基準速度信号に対し、上記集光手段の減速時には
その速度が小さい程少なく補正された補正基準速度信号
が記憶される記憶手段と、上記移動手段により上記集光
手段が移動される際、上記第二の検出手段により検出さ
れた照射位置と上記指示手段により指示された目標位置
との間のトラック数に対応した基準速度信号を上記記憶
手段から読出す読出し手段と、この読み出し手段により
読み出された基準速度信号と上記第一の検出手段により
検出される上記集光手段の移動速度とにより、上記集光
手段の移動速度を制御する制御手段と、を具備したこと
を特徴とするものである。これら各事項において用いら
れる補正量は、集光手段の減速時の速度が小さくなるに
従って徐々に少なくなるように設定される。
【0013】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、基準
速度信号を補正することによって補正された基準速度信
号(補正基準速度信号)を用いて光学ヘッドを駆動す
る。そのため、目標トラックで確実にトラッキング制御
に引き込みができ、光学ヘッドの移動時間を十分に短縮
することができる。
【0014】また、上記補正値を定常偏差と補正係数と
の積をもって生成し、好ましくはこの補正係数を0.75以
上1未満とすることにより、極めて良好な引き込み制御
を行うことが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明の情報処理装置に係る光デ
ィスク装置の装置構成を示すものである。光ディスク
(情報記録媒体)1の表面には、スパイラル状あるいは
同心円状に記録トラック(ピット列または溝)が形成さ
れており、この光ディスク1は、スピンドルモ−タ2に
よって回転制御されている。
【0016】上記光ディスク1に対する情報の記録およ
び再生は、光ディスク1の下部に設けられている光学ヘ
ッド3によって行われる。なお、光ディスク1は穴空き
によりピットを形成する記録膜が用いられているもので
あるが、相変化を利用している記録層や多相記録膜のも
のを用いても良い。また、光磁気ディスクを用いても良
い。これらのディスクを用いた場合、光学ヘッド等の構
成もそれぞれ公知の技術を採用して変更される。
【0017】光学ヘッド3には、対物レンズ6が図示し
ないワイヤ,板バネ,軸摺動やその他の支持方式によっ
て移動可能に支持されている。また光学ヘッド3には図
示しない永久磁石が取り付けられており、対物レンズ6
は、駆動コイル5によってフォーカシング方向(対物レ
ンズ6の光軸方向)に移動され、また駆動コイル4によ
ってトラッキング方向(対物レンズ6の光軸と直交方
向)に移動可能とされている。
【0018】また、レーザ制御回路14によって駆動され
る半導体レーザ発振器9より発生されたレーザ光は、コ
リメータレンズ11a、ハーフプリズム11b、対物レンズ
6を介して光ディスク1上に照射され、この光ディスク
1からの反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズム11
b、集光レンズ10a、およびシリンドリカルレンズ10
b、を介して光検出器8に導かれる。
【0019】光検出器8は、4分割の光検出セル8a、
8b、8c、8dによって構成されている。ここで、図
2に示すように、増幅器12a、12b、12c、12dにより
ヘッドアンプ部12が構成され、加算器30a、30b、30
c、30dにより加算部30が構成されている。
【0020】光検出器8の光検出セル8aの出力信号
は、増幅器12aを介して加算器30a、30cの一端に供給
され、光検出セル8bの出力信号は、増幅器12bを介し
て加算器30b、30dの一端に供給され、光検出セル8c
の出力信号は、増幅器12cを介して加算器30b、30cの
他端に供給され、光検出セル8dの出力信号は、増幅器
12dを介して加算器30a、30dの他端に供給されるよう
になっている。
【0021】また、光検出器8の光検出セル8a、8
b、8c、8dの出力信号は、それぞれ増幅器12a、12
b、12c、12dを介して高速加算器41に供給されるよう
になっている。
【0022】ここで、加算器30aの出力信号はトラッキ
ングエラー信号回路42を構成する差動増幅器OP1の反
転入力端に供給され、この差動増幅器OP1の非反転入
力端には加算器30bの出力信号が供給される。これによ
り、差動増幅器OP1は、加算器30a、30bの差に応じ
てトラッキングエラー信号(プッシュプル信号、PP信
号)をトラッキング制御回路16、およびトラックカウン
タ回路35に供給するようになっている。
【0023】また、加算器30a、30bの出力信号は加算
器で構成されるトラック和信号回路43に供給される。こ
れにより、トラック和信号回路43は、加算器30a,30b
の和に応じてトラック和信号をフォーカシング制御回路
15、トラッキング制御回路16、およびトラックカウンタ
回路35に供給するようになっている。トラック和信号回
路43から出力されるトラック和信号(トラッククロス信
号、TC信号)は、光ディスク1の光ディスク面の反射
率の違いと溝(トラックグルーブ)を横切るときの回折
を反映した波形となっている。
【0024】トラッキング制御回路16は、差動増幅器O
P1から供給されるトラッキングエラー信号とトラック
和信号回路43から供給されるトラック和信号とに応じて
トラッキング駆動信号を作成するものである。
【0025】トラックカウンタ回路35は、差動増幅器O
P1から供給されるトラッキングエラー信号とトラック
和信号回路43から供給されるトラック和信号とによっ
て、レーザ光が照射されている光ディスク1上のトラッ
ク位置(現在位置)を係数するとともに、レーザ光と光
ディスク1との相対速度(移動速度)を検出するもので
ある。このトラックカウンタ回路35により係数されたト
ラック位置はCPU23へ出力され、移動速度はリニアモ
ータ制御回路17へ出力される。また、トラックカウンタ
回路35の後述するパルス補正回路53からのパルスが、ト
ラック通過パルスとしてCPU23へ出力される。
【0026】リニアモータ制御回路17は、トラッキング
制御回路16からのトラッキングエラー信号に応じた電圧
や、CPU23からD/A変換器22を介して供給される基
準速度信号とトラックカウンタ回路35から供給される現
在の移動速度との差に応じた電流を後述するリニアモー
タ31内の駆動コイル(導線体)13に供給するものであ
る。
【0027】また、加算器30cの出力信号は差動増幅器
OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP2
の非反転入力端には加算器30dの出力信号が供給され
る。これにより、差動増幅器OP2は、加算器30c、30
dの差に応じてフォーカス点に関する信号をフォーカシ
ング制御回路15に供給するようになっている。このフォ
ーカシング制御回路15の出力信号は、フォーカシング駆
動コイル5に供給され、レーザ光が光ディスク1上で常
時ジャストフォーカスとなるように制御される。
【0028】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行った状態での光検出器8の各光検出セル8a、8
b、8c、8dの出力の和信号、つまり高速加算器41か
らの出力信号には、トラック上に形成されたピット(記
録情報)からの反射率の変化が反映されている。この信
号は、信号処理回路19に供給され、この信号処理回路19
において記録情報、アドレス情報(トラック番号、セク
タ番号等)が再生される。
【0029】信号処理回路19で再生された再生信号(再
生情報)はインタフェース回路32を介して外部装置とし
ての光ディスク制御装置33に出力されるようになってい
る。また、レーザ制御回路14の前段には記録信号を変調
する変調回路としての記録信号作成回路34が設けられて
いる。
【0030】また、この光ディスク装置にはそれぞれフ
ォーカシング制御回路15、トラッキング制御回路16、リ
ニアモータ制御回路17とCPU23との間で情報の授受を
行うために用いられるD/A変換器22が設けられてい
る。
【0031】また、トラッキング制御回路16は、上記C
PU23からD/A変換器22を介して供給されるトラック
ジャンプ信号に応じて対物レンズ6を移動させ、1トラ
ック分、レーザ光を移動させるようになっている。
【0032】レーザ制御回路14、フォーカシング制御回
路15、トラッキング制御回路16、リニアモータ制御回路
17、モータ制御回路18、信号処理回路19、記録信号作成
回路34、トラックカウンタ回路35等は、バスライン20を
介してCPU23によって制御されるようになっており、
このCPU23はメモリ24に記憶されたプログラムによっ
て所定の動作を行うようになされている。
【0033】トラックカウンタ回路35は、図3に示すよ
うに、AGC(Automatic Gain Control)回路51、トラ
ック検出パルス信号抽出回路52、パルス補正回路53、周
波数−速度変換回路54、トラック和波形整形回路56、溝
検出パルス回路57、方向検知回路58、カウンタ回路59に
よって構成されている。
【0034】AGC回路51は、トラッキングエラー信号
42から供給されるトラッキングエラー信号とトラック和
信号回路43からのトラック和信号とを用いて、トラッキ
ングエラー信号からトラックに形成されたピットや凹
凸、ごみ、汚れ、傷等によって生じたノイズ信号を除去
したトラック検出信号を出力するものである。
【0035】AGC回路51からのトラック検出信号は、
トラック検出パルス信号抽出回路52に出力される。トラ
ック検出パルス信号抽出回路52は、光学ヘッド3の移動
速度が遅い状態において、光ディスク1上の溝(トラッ
クグルーブ)が途切れた部分やごみ等の部分によりAG
C回路51からのトラック検出信号が乱されてしまった際
に、溝1本に対して確実に1パルスのトラック検出パル
ス(プッシュプルパルス、PPパルス)が出るようにし
た回路である。
【0036】パルス補正回路53は、光学ヘッド3の移動
速度が早い状態において、光ディスク1上の溝(トラッ
クグルーブ)がとぎれた部分に光学ヘッド3からのレー
ザ光のスポットが入り込んでしまい、トラック検出パル
ス信号抽出回路52からのトラック検出パルスが出なくな
ってしまった際に、溝1本に対して確実に1パルスが出
るようにした回路である。
【0037】周波数−速度変換回路54は、パルス補正回
路53から供給される補正されたトラック検出パルスの周
期の逆数(1/T)を演算することにより、光学ヘッド
3と光ディスク1との相対速度に変換するものであり、
その速度信号はリニアモータ制御回路17へ出力される。
【0038】トラック和信号整形回路56は上端検波回路
により構成され、トラック和信号回路43からのトラック
和信号を整形する回路であり、その整形されたトラック
和信号は溝検出パルス回路57に出力される。
【0039】溝検出パルス回路57は、トラック和波形整
形回路56から供給されるトラック和信号により溝に対応
したパルスとしての溝検出パルス(トラッククロスパル
ス、TCパルス)を出力するものである。上記溝検出パ
ルス回路57からの溝検出パルスは方向検出回路58に出力
される。
【0040】方向検知回路58は、周波数−速度変換回路
54からの速度信号により移動速度が遅いと判断された場
合に、CPU23から供給されるアクセス方向信号、およ
びトラック検出パルス抽出回路52から供給されるトラッ
ク検出パルスと溝検出パルス回路57から供給される溝検
出パルスとの位相関係から、レーザ光の移動方向を判別
するものである。
【0041】カウンタ回路59はシーク開始時にCPU23
から、バス20を通して移動トラック数を供給され、この
値をカウンタ初期値として、ラッチする。シークが始ま
るとカウンタ回路59は、方向検出回路58からの方向信号
によりアップ/ダウンを切換え、この切換えられた状態
で上記パルス補正回路53からのトラック検出パルスが供
給されるごとにカウンタ値をアップカウントあるいはダ
ウンカウントする。
【0042】この結果、カウンタ回路59のカウント値
は、光学ヘッド3が低速で移動しているときに、光ディ
スク1の偏心などにより、光学ヘッド3の光ディスク1
に対する移動方向が反対になった場合でも、方向検知回
路58からの方向信号によりアップ/ダウンを切換えるこ
とにより、正確にトラック検出パルスを計数し、目標ト
ラックまでの残りトラック数を出力することができる。
【0043】また、系によっては光学ヘッド3の移動中
は溝検出パルスが検出できない場合もあり、この場合に
は方向検出を行わないこともある。なお、トラックカウ
ンタ回路35については、特開平5−36095号公報、
特開平5−89485号公報に記載されているので、詳
細な説明は省略する。
【0044】メモリ24には、光学ヘッド3の目標位置ま
での残りトラック数に対応した基準速度信号Bが記憶さ
れる基準速度テーブル24a、および基準速度信号Bから
所定の値Cだけ小さい新基準速度信号(補正基準速度信
号)Aを算出するための新基準速度算出テーブル24bが
設けられている。
【0045】上記基準速度は、たとえば図5に示すよう
に、目標トラックで位置制御(トラッキング制御)に引
き込むのに十分な速度まで減速できるように設計されて
おり、基準速度テーブル24aには、たとえば図6、図7
に示すような残りトラック数に対する基準速度信号が記
憶されている。そして、図5、6に点線で示したよう
に、さまざまな移動トラック数(シーク距離)に応じて
基準速度テーブルの一部を用いて、適当な基準速度で制
御することができる。
【0046】また、図4は、この基準速度信号Bに対し
て実際の制御に用いる新基準速度信号Aを示し、CPU
23は、新基準速度算出テーブル24bを用いて、設計値よ
り所定の値Cだけ小さい新基準速度信号を算出する。な
お、図中、速度一定の状態では実線と点線とは同じ値で
ある。
【0047】CPU23は、シーク開始時において光ディ
スク制御装置33から光学ヘッド3の移動先の目標トラッ
クアドレスが供給された場合、その目標トラックアドレ
スと現在のトラックアドレスとの差である移動トラック
数を求め、この移動トラック数をトラックカウンタ回路
35のカウンタ回路59に出力する。
【0048】また、CPU23は、トラックカウンタ回路
35からトラック通過パルスが供給されるたびに残りトラ
ック数に対応する基準速度信号Bを基準速度テーブル24
aから読出し、新基準速度算出テーブル24bを用いて、
読出した基準速度信号Bの所定の値Cだけ小さい新基準
速度信号Aを算出し、算出した新基準速度信号AをD/
A変換器22を介してリニアモータ制御回路17に出力す
る。
【0049】あるいは、メモリ24には、予め所定の値C
だけ小さい新基準速度信号Aのみを記憶しておき、残り
トラック数に対応する新基準速度信号Aを、D/A変換
器22を介してリニアモータ制御回路17に出力する方法を
採用してもよい。
【0050】シーク中はリニアモータ制御回路17は、前
述の新基準速度信号Aと、トラックカウンタ回路35から
の速度信号との差に基づいてリニアモータ31に供給する
電流値を制御して、速度制御を行う。
【0051】次に、所定の値Cについて説明する。減速
時の速度制御は、ランプ入力に対する速度制御系の応答
と考えることができる。このとき、単位ランプ入力に対
する定常偏差Eは、速度制御系の伝達関数をG(s)として
次のように表せる。
【0052】
【数1】E=lim1/(s・G(s)) s→0 ここで、図1の速度制御系を簡単に1型の系(開ループ
伝達関数が原点に極を1個持つ制御系)と考えると、そ
の伝達関数は、
【0053】
【数2】G(s)=2πfc/s と書ける。ただし、fcは速度制御系の制御帯域であ
る。したがって、減速加速度をdとしたときの定常偏差
Ed は、
【0054】
【数3】Ed =d/(2πfc) と、求められる。つまり、減速加速度dでの減速時に
は、光学ヘッド3の速度は基準速度テーブル24aに記憶
されている基準速度信号Bによる基準速度よりもEd だ
け大きくなるということである。
【0055】その結果、目標トラックに到達したときに
定常偏差分Ed だけ大きい速度を持ってしまっているた
め、トラッキング制御への引き込みがスムーズに行われ
ず、このことが、シーク時間短縮の妨げになっていた。
【0056】そこで、本実施例では、この定常偏差値E
d に補正計数kを乗じた値k×Edを所定の値Cとし
て、予めk×Ed だけ小さい値を新基準速度信号Aとし
て速度制御を行うことにより、実際の光学ヘッドの速度
が設計値に近い値で制御されるようにしたものである。
【0057】新基準速度A=基準速度B−(k×Ed ) 図8は、新基準速度信号A、設計値の基準速度信号B、
および所定の値Cに対して、新基準速度信号Aを用いた
場合の実際の光学ヘッド3の移動速度Dを示すものであ
る。減速開始時刻から新基準速度信号Aを参照すること
により、設計基準速度信号Bに近づき引き込み時点Eで
実際の光学ヘッド3の速度が十分に小さくなっている。
【0058】なお、図8に示す減速開始時刻付近のよう
に、偏差は定常偏差値Ed に漸近していくため、短い移
動(シーク)では所定の値Cは定常偏差値Ed よりも小
さい方が設計値の基準速度信号Bに近い動きが得られ
る。
【0059】また、レーザ光の速度測定を行う周波数−
速度変換回路54は、パルス補正回路53から供給される補
正されたトラック検出パルスの周期の逆数(1/T)を
演算することにより、光学ヘッド3と光ディスク1との
相対速度に変換するものである。そのため、次のトラッ
ク検出パルスが出力されるまでは速度を測定できず、そ
の間は直前に測定された速度を用いて制御を行うので、
検出動作に時間遅れが出る。特に減速中は、図9に示す
ように実際の速度よりも大きな値が測定値として制御に
使用されることになるので、この影響を考慮する必要が
ある。
【0060】シーク動作の減速時には図10に示すよう
に、新基準速度信号Aと測定速度Dの間に実際の光学ヘ
ッドの速度があることになる。この場合、Cの値がEd
に等しいと、検出速度が設計値に一致するようになるの
で実際の速度は設計値よりも小さくなってしまう。する
と、例えば引き込み直前の低速領域で実際の速度が極端
に小さくなって、ディスクの偏心成分の持つ偏心速度の
影響により逆方向に移動してしまうことが起こり、シー
ク時間の増大やシークの失敗につながることがある。
【0061】また、前述のように図9のごとく実際の速
度よりも大きな値が測定値として制御に使用されること
になるが、光学ヘッド3の速度が小さくなるにしたがっ
て検出遅れ時間が長くなってゆく。したがって、減速時
には、実際の速度と検出速度との差は徐々に大きくなる
傾向にある。この点についても考慮する必要がある。
【0062】すなわち、図11に示すように、新基準速度
信号Aと測定速度Dの間に実際の光学ヘッドの速度があ
る場合、Cの値がEd に等しいと、実際の速度と設計値
との間に差が生じるばかりでなく、この差が光学ヘッド
3の速度が小さくなる程徐々に少なくなる傾向となる。
【0063】したがって、いずれの場合にもCの値はE
d に等しい場合はトラッキング制御に移行することがで
きないため、CはEd よりもある程度小さい値に設定し
た方が実際の速度が設計値に近い動きをするようにな
る。これが、補正係数kを導入した理由である。
【0064】図13は、補正係数kに対する引き込み先ミ
ストラック数を示したものである。引き込み先ミストラ
ック数は、1024回のランダムシークを行なったときの引
き込み先トラックの、目標トラックに対する差の平均値
である。k=1の場合はシークに失敗してトラッキング
制御が不能になることが多く、測定データが得られなか
った。また、図から補正係数kが0.75より小さくなると
急激に引き込み先ミストラック数が増大することがわか
る。従って実用的には補正係数kを0.75以上1未満の間
に設定するのが好適である。
【0065】なお、新基準速度信号Aを算出するための
所定の値Cは、上述したように一定値である必要はな
く、速度、移動(シーク)距離、移動(シーク)位置、
ディスクの種類その他によって、変化させることももち
ろん可能である。
【0066】また、図14に示すように、実際の速度に対
する実際の速度と検出速度との差Δv は、曲線で示した
ように低速になるにしたがって徐々に増大してゆく。こ
のことから、
【0067】
【数4】 C=k×Ed =(1−K)×Ed =Ed −K×Ed と置き、K×Ed =Δv として所定の値Cが速度の関数
となるように設定することができる。その一つの方法と
しては、図14のΔv の値をそれぞれ速度ごとに読み取っ
て、これからCの値を算出し、補正値として記憶して、
新基準速度信号Aの算出に用いる。また別の方法として
は、図14に示したように1本あるいは2本の直線でΔv
を近似し、この式を記憶してCを求め、新基準速度信号
Aの算出に用いることもできる。
【0068】また、図12に示すように、時間とともに基
準速度信号Bに漸近するような傾きの新基準速度信号A
を記憶しておけば、光学ヘッド3の実際の速度変化を基
準速度信号Bに十分に近づけることができるようにな
る。
【0069】このようにして、所定の値Cを減速時の速
度の大きさによって調整することにより、高速域の減速
動作では小さく、低速域の減速動作では大きく現れる速
度検出遅れの影響を軽減することができ、設計値どおり
に光学ヘッド3を駆動することができる。
【0070】次に、このような構成において、光学ヘッ
ド3のアクセス(移動)動作について、図15に示すフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。たとえば今、光ディ
スク制御装置33から光学ヘッド3の移動位置としての目
標位置のトラックアドレスがインタフェース回路32、バ
ス20を介してCPU23に供給される。また、信号処理回
路19から現在のトラック位置を示すトラックアドレスが
CPU23に供給されている。
【0071】このアクセス開始時、CPU23は、目標位
置のトラックアドレスから現在のトラックアドレスとの
差であるシークトラック数(移動トラック数)を求め、
このシークトラック数を残りトラック数の初期値として
カウンタ回路59に記憶する。
【0072】また、CPU23は、残りトラック数に対応
する基準速度信号Bを基準速度テーブル24aから読み出
し、新基準速度テーブル24bを用いて、読み出した基準
速度信号Bの所定の値Cだけ小さい新基準速度信号Aを
算出し、算出した新基準速度信号AをD/A変換器22を
介してリニアモータ制御回路17に出力する。
【0073】また、CPU23は、目標位置のトラックア
ドレスと現在のトラックアドレスとから光学ヘッド3の
移動方向を判断し、この判断結果をリニアモータ制御回
路17およびトラックカウンタ回路35に出力する。
【0074】これにより、リニアモータ制御回路17はC
PU23から供給される新基準速度信号Aとトラックカウ
ンタ回路35から供給される光学ヘッド3の実際の移動速
度との差に応じた電圧をリニアモータ31内の駆動コイル
13に印加する。これにより、リニアモータ31つまり光学
ヘッド3が目標位置に向かって移動される。
【0075】以後、光学ヘッド3のレーザ光がトラック
を通過するたびに供給されるトラック通過パルスおよび
方向検知回路58からの方向信号に応じて、カウンタ回路
59は残りトラック数をカウントアップ、カウントダウン
していき、上記と同様に、CPU23はその都度残りトラ
ック数から基準速度信号Bを得、所定の値Cだけ小さい
新基準速度信号Aを算出して速度制御を行う。ここで図
中ではカウントアップ、カウントダウンは1トラックず
つ行っているが、数トラックを一度に検出するようなト
ラック検出系では、検出したトラック数を一度にカウン
トアップ、カウントダウンしてもよい。
【0076】そして、残りトラック数が所定の条件(例
えば1未満、1以下など)となった際、光学ヘッド3が
目標トラックに到達する。この際、CPU23は、トラッ
キング制御回路16を作動させ、トラッキングの引き込み
を行う。
【0077】このようにしてアクセスされたトラックで
の情報の記録あるいは再生等が行われる。なお、上記実
施例では、新基準速度算出テーブル24bを用いて新基準
速度信号Aを算出していたが、この新基準速度算出テー
ブル24bで算出される新基準速度信号を予め算出し、基
準速度テーブル24aの基準速度信号Bの代わりに新基準
速度信号Aを記憶させて制御するようにしてももちろん
よい。この場合の動作を説明するためのフローチャート
が図16に示されているが、図15の場合とほぼ同様の手順
でトラッキングの引き込みに移行することができる。
【0078】以上説明したように上記実施例によれば、
光学ヘッドの移動中の速度制御に用いる基準速度信号と
して減速時には設計値よりも所定の値だけ小さい新基準
速度信号を出力するような構成により、速度制御系の制
御帯域が有限であっても、目標トラック到達時に確実に
トラッキング動作に引き込むことができ、移動速度の高
速化を図ることができる。
【0079】さらに、このような速度制御系を用いた移
動(シーク)の高速化により、光ディスクへの情報の書
き込み、読み出しを迅速かつ確実に行って光ディスク装
置の性能アップを図ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、目
標トラックで確実にトラッキング制御に引き込み、光学
ヘッドの移動時間を短縮することのできる情報処理装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報処理装置に係る光ディスク装置
の回路構成を示すブロック図。
【図2】図1の光検出器、ヘッドアンプ部、加算部を説
明するための図。
【図3】図1のトラックカウンタ回路の回路構成を示す
ブロック図。
【図4】基準速度の設計値と新基準速度を説明するため
の図。
【図5】基準速度の設計値の一例を横軸に時間をとって
示す図。
【図6】基準速度の設計値の一例を横軸に残りトラック
数をとって示す図。
【図7】基準速度テーブルの記憶例を示す図。
【図8】基準速度と光学ヘッドの速度を、横軸にとって
示す図。
【図9】光ディスク装置における実際の速度と検出速度
を示す図。
【図10】減速制御時の基準速度、測定速度、実際の速
度の一例を示す図。
【図11】減速制御時の基準速度、測定速度、実際の速
度の一例を示す図。
【図12】減速制御時の基準速度、測定速度、実際の速
度の一例を示す図。
【図13】補正係数に対する引き込み先ミストラック数
を示す図。
【図14】光学ヘッドの実際の速度と検出速度との差
を、横軸に実際の速度をとって示す図。
【図15】アクセス動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図16】他の実施例におけるアクセス動作を説明する
ためのフローチャート。
【図17】従来例を説明するための基準速度を、横軸に
時間をとって示す図。
【図18】従来例を説明するための基準速度と光学ヘッ
ドの速度を、横軸に時間をとって示す図。
【符号の説明】
1…光ディスク 3…光学ヘッド 13…駆動コイル 17…リニアモータ制御回路 23…CPU 24…メモリ 24a…基準速度テーブル 24b…新基準速度算出テーブル 31…リニアモータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録トラックを有する情報記録媒体に対し
    て情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応し
    た基準速度信号が記憶される記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した基準速度信号を上記記憶手段から読出す読出し手段
    と、 この読み出し手段により読み出された基準速度信号に所
    定の補正を施す補正手段と、 この補正手段により補正された基準速度信号と上記第一
    の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度と
    により、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記補正手段は、前記基準速度信号に対し
    て定常偏差と補正係数との積をもって補正することを特
    徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、前記基準速度信号に対し
    て定常偏差の0.75以上1未満の補正係数を掛けた値をも
    って補正することを特徴とする請求項1記載の情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】記録トラックを有する情報記録媒体に対し
    て情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体のトラックを横切る方
    向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応す
    る基準速度信号を補正した補正基準速度信号が記憶され
    る記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した補正基準速度信号を上記記憶手段から読出す読出し
    手段と、 上記記憶手段からの補正基準速度信号と上記第一の検出
    手段により検出される上記集光手段の移動速度とによ
    り、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記記憶手段に記憶される補正基準速度信
    号は、前記基準速度信号に対して定常偏差と補正係数と
    の積をもって補正されていることを特徴とする請求項4
    記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段に記憶される補正基準速度信
    号は、前記基準速度信号に対して定常偏差の0.75以上1
    未満の補正係数を掛けた値をもって補正されていること
    を特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】記録トラックを有する情報記録媒体に対し
    て情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応し
    た基準速度信号が記憶される記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した基準速度信号を上記記憶手段から読出す読出し手段
    と、 この読み出し手段により読み出された基準速度信号に対
    し、上記集光手段の減速時にはその速度が小さい程少な
    い補正量を算出する補正手段と、 この補正手段により補正された基準速度信号と上記第一
    の検出手段により検出される上記集光手段の移動速度と
    により、上記集光手段の移動速度を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】上記補正手段により算出される補正量は、
    上記集光手段の減速時の速度が小さくなるに従って徐々
    に少なくなることを特徴とする請求項7記載の情報処理
    装置。
  9. 【請求項9】記録トラックを有する情報記録媒体に対し
    て情報の記録・再生を行う情報処理装置において、 上記情報記録媒体上に光を集光する集光手段と、 この集光手段を上記情報記録媒体の上記記録トラックを
    横切る方向へ移動する移動手段と、 この移動手段により移動される上記集光手段の移動速度
    を検出する第一の検出手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    集光手段の光の照射位置を検出する第二の検出手段と、 上記集光手段の目標位置を指示する指示手段と、 上記集光手段の目標位置までの記録トラック数に対応す
    る基準速度信号に対し、上記集光手段の減速時にはその
    速度が小さい程少なく補正された補正基準速度信号が記
    憶される記憶手段と、 上記移動手段により上記集光手段が移動される際、上記
    第二の検出手段により検出された照射位置と上記指示手
    段により指示された目標位置との間のトラック数に対応
    した基準速度信号を上記記憶手段から読出す読出し手段
    と、 この読み出し手段により読み出された補正基準速度信号
    と上記第一の検出手段により検出される上記集光手段の
    移動速度とにより、上記集光手段の移動速度を制御する
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】上記補正基準速度信号の補正量は、上記
    集光手段の減速時の速度が小さくなるに従って徐々に少
    なくなることを特徴とする請求項9記載の情報処理装
    置。
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