JPH06243443A - 磁気記録装置 - Google Patents
磁気記録装置Info
- Publication number
- JPH06243443A JPH06243443A JP5482393A JP5482393A JPH06243443A JP H06243443 A JPH06243443 A JP H06243443A JP 5482393 A JP5482393 A JP 5482393A JP 5482393 A JP5482393 A JP 5482393A JP H06243443 A JPH06243443 A JP H06243443A
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- Japan
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- switch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 VTR、DATなどの磁気記録装置において
磁気ヘッドの消磁を簡単且つ確実に行えるようにする。 【構成】 方形波発生回路7より発生させた方形波をマ
イクロコンピュータ2により制御して、減衰方形波を形
成し微分コンデンサ14、15、16を通すことにより
スパイク電流を作りこれをロータリトランス17、1
8、19に供給することにより磁気ヘッド20、21、
22の消磁を行う。
磁気ヘッドの消磁を簡単且つ確実に行えるようにする。 【構成】 方形波発生回路7より発生させた方形波をマ
イクロコンピュータ2により制御して、減衰方形波を形
成し微分コンデンサ14、15、16を通すことにより
スパイク電流を作りこれをロータリトランス17、1
8、19に供給することにより磁気ヘッド20、21、
22の消磁を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ヘッドの消磁回
路を内蔵するVTR、DAT(ディジタルオーディオテ
ープレコーダ)などの磁気記録装置に関する。
路を内蔵するVTR、DAT(ディジタルオーディオテ
ープレコーダ)などの磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR、DATなどの磁気記録装置で
は、磁気ヘッドが帯磁することにより、良質の記録を行
う上で支障が生ずる。従って、磁気ヘッドの消磁を行う
必要が生じる。
は、磁気ヘッドが帯磁することにより、良質の記録を行
う上で支障が生ずる。従って、磁気ヘッドの消磁を行う
必要が生じる。
【0003】従来、この磁気ヘッドの消磁方法として
は、磁気記録装置の製造工程において磁気ヘッドの消磁
を行う方法と、単体の消磁器を用いて磁気ヘッド交流磁
界を印加しながら、この消磁器を磁気ヘッドから徐々に
遠ざけることにより消磁を行う方法とが知られている。
は、磁気記録装置の製造工程において磁気ヘッドの消磁
を行う方法と、単体の消磁器を用いて磁気ヘッド交流磁
界を印加しながら、この消磁器を磁気ヘッドから徐々に
遠ざけることにより消磁を行う方法とが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
磁気記録装置の製造工程において磁気ヘッドの消磁を行
う方法では、装置の完成後に磁気ヘッドが帯磁した場
合、磁気ヘッドの消磁を行うことができなかった。
磁気記録装置の製造工程において磁気ヘッドの消磁を行
う方法では、装置の完成後に磁気ヘッドが帯磁した場
合、磁気ヘッドの消磁を行うことができなかった。
【0005】また、上述の単体の消磁器を用いて磁気ヘ
ッドの消磁を行う方法では消磁レベルにばらつきが有
り、場合によっては逆に磁気ヘッドを帯磁させてしまう
こともあった。さらに、このような消磁器を使用する場
合、この消磁器を磁気ヘッドに近づけなければならない
ので磁気記録装置を分解する必要が有り、このため、一
般のユーザーが磁気ヘッドの消磁を簡単に行うことはで
きなかった。
ッドの消磁を行う方法では消磁レベルにばらつきが有
り、場合によっては逆に磁気ヘッドを帯磁させてしまう
こともあった。さらに、このような消磁器を使用する場
合、この消磁器を磁気ヘッドに近づけなければならない
ので磁気記録装置を分解する必要が有り、このため、一
般のユーザーが磁気ヘッドの消磁を簡単に行うことはで
きなかった。
【0006】従って、この発明の目的は、容易に且つ確
実に磁気ヘッドの消磁を行うことができる、VTR及び
DATなどの磁気記録装置を提供することにある。
実に磁気ヘッドの消磁を行うことができる、VTR及び
DATなどの磁気記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の発明による磁気記録装置は、磁気
ヘッド(20、21、22)の消磁を行う消磁回路と、
消磁動作を開始させる消磁スイッチ(1)と、記録回路
と消磁回路とを選択的にロータリートランス(17、1
8、19)に接続するスイッチ(3、4、5)と、消磁
スイッチ(1)の出力信号を受けてスイッチ(3、4、
5)を消磁回路に切換制御する制御手段を有するもので
ある。
め、この発明の第1の発明による磁気記録装置は、磁気
ヘッド(20、21、22)の消磁を行う消磁回路と、
消磁動作を開始させる消磁スイッチ(1)と、記録回路
と消磁回路とを選択的にロータリートランス(17、1
8、19)に接続するスイッチ(3、4、5)と、消磁
スイッチ(1)の出力信号を受けてスイッチ(3、4、
5)を消磁回路に切換制御する制御手段を有するもので
ある。
【0008】この発明の第2の発明による磁気記録装置
は、第1の発明による磁気記録装置において、制御手段
がマイクロコンピュータ(2)であることを特徴とする
ものである。
は、第1の発明による磁気記録装置において、制御手段
がマイクロコンピュータ(2)であることを特徴とする
ものである。
【0009】この発明の第3の発明による磁気記録装置
は、第1の発明または第2の発明による磁気記録装置に
おいて、消磁回路が方形波振幅制御回路(7)とこの方
形波振幅制御回路(7)の時定数を決定するコンデンサ
(9)に電圧を選択的に供給するスイッチ(6)を有す
ることを特徴とするものである。
は、第1の発明または第2の発明による磁気記録装置に
おいて、消磁回路が方形波振幅制御回路(7)とこの方
形波振幅制御回路(7)の時定数を決定するコンデンサ
(9)に電圧を選択的に供給するスイッチ(6)を有す
ることを特徴とするものである。
【0010】この発明の第4の発明による磁気記録装置
は、第3の発明による磁気記録装置において、スイッチ
(6)を制御手段(2)によって制御し、消磁スイッチ
(1)のオフ時に消磁用の減衰電流を発生させることを
特徴とするものである。
は、第3の発明による磁気記録装置において、スイッチ
(6)を制御手段(2)によって制御し、消磁スイッチ
(1)のオフ時に消磁用の減衰電流を発生させることを
特徴とするものである。
【0011】
【作用】第1の発明による磁気記録装置によれば、消磁
スイッチ(1)の操作により、消磁回路がロータリート
ランス(17、18、19)に接続されて、容易に磁気
ヘッド(20、21、22)の消磁を行うことができ
る。
スイッチ(1)の操作により、消磁回路がロータリート
ランス(17、18、19)に接続されて、容易に磁気
ヘッド(20、21、22)の消磁を行うことができ
る。
【0012】第2の発明による制御手段によれば、この
制御手段がマイクロコンピュータであるので、スイッチ
の切換制御を正確かつ簡単に行うことができる。第3の
発明によるスイッチによれば、方形波の振幅制御を簡単
に行うことができる。
制御手段がマイクロコンピュータであるので、スイッチ
の切換制御を正確かつ簡単に行うことができる。第3の
発明によるスイッチによれば、方形波の振幅制御を簡単
に行うことができる。
【0013】第4の発明によれば、消磁スイッチのオフ
時に制御手段で電圧供給スイッチもオフさせることがで
き、これによって消磁用の減衰電流を発生させて磁気ヘ
ッドの消磁を行うことができる。
時に制御手段で電圧供給スイッチもオフさせることがで
き、これによって消磁用の減衰電流を発生させて磁気ヘ
ッドの消磁を行うことができる。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による消磁回路内
蔵の磁気記録装置を示す。以下、この実施例につき図1
〜図4を参照して説明する。この実施例は、磁気ヘッド
が3個の場合の実施例である。図1において、1は磁気
ヘッドの消磁を開始させるための消磁スイッチで、この
消磁スイッチのオン信号を受けてシステム制御用マイク
ロコンピュータ2によりスイッチ3、4、5が通常モー
ド端子aから消磁モード端子bに切り換えられる。この
マイクロコンピュータは、消磁動作のみならず、記録装
置の動作の制御をも行う。
蔵の磁気記録装置を示す。以下、この実施例につき図1
〜図4を参照して説明する。この実施例は、磁気ヘッド
が3個の場合の実施例である。図1において、1は磁気
ヘッドの消磁を開始させるための消磁スイッチで、この
消磁スイッチのオン信号を受けてシステム制御用マイク
ロコンピュータ2によりスイッチ3、4、5が通常モー
ド端子aから消磁モード端子bに切り換えられる。この
マイクロコンピュータは、消磁動作のみならず、記録装
置の動作の制御をも行う。
【0015】電圧供給スイッチ6及びコンデンサ9は方
形波振幅を制御するための振幅制御信号を形成するよう
に設けられている。消磁に用いる減衰方形波を形成する
ために、方形波発生回路7、振幅制御回路8及びバッフ
ァ10が設けられており、振幅制御回路8は、振幅制御
信号によってその利得が可変される。
形波振幅を制御するための振幅制御信号を形成するよう
に設けられている。消磁に用いる減衰方形波を形成する
ために、方形波発生回路7、振幅制御回路8及びバッフ
ァ10が設けられており、振幅制御回路8は、振幅制御
信号によってその利得が可変される。
【0016】振幅制御回路8から出力される減衰方形波
はバッファ10、出力ドライバ11、12、13、及び
コンデンサ14、15、16、スイッチ3、4、5の消
磁モード端子bを経由して、ロータリートランス17、
18、19に流入し、それぞれの磁気ヘッド20、2
1、22に印加される。
はバッファ10、出力ドライバ11、12、13、及び
コンデンサ14、15、16、スイッチ3、4、5の消
磁モード端子bを経由して、ロータリートランス17、
18、19に流入し、それぞれの磁気ヘッド20、2
1、22に印加される。
【0017】消磁を必要とする時、ユーザーによって消
磁スイッチ1が、例えば数秒間押される。この消磁スイ
ッチ1がオンされると、システム制御用マイクロコンピ
ュータ2により消磁オン信号S1及び消磁オン信号S2
がローレベルからハイレベルに立ち上がる。
磁スイッチ1が、例えば数秒間押される。この消磁スイ
ッチ1がオンされると、システム制御用マイクロコンピ
ュータ2により消磁オン信号S1及び消磁オン信号S2
がローレベルからハイレベルに立ち上がる。
【0018】消磁オン信号S1によりスイッチ3、4、
5が制御され、磁気記録装置の状態は、通常モードから
消磁モードに切り換えられる。消磁オン信号S2により
電圧供給スイッチ6がオンされると、方形波発生回路7
の出力から図2Aに示されるような数百ヘルツの連続方
形波が現れる。この連続方形波の振幅は、消磁スイッチ
1がオン状態では一定の振幅である。そして消磁スイッ
チ1がオフされた瞬間より図2Bに示すように減衰し始
め、やがてその振幅はゼロとなる。この減衰に要する時
間はコンデンサ9の容量によって決定される。
5が制御され、磁気記録装置の状態は、通常モードから
消磁モードに切り換えられる。消磁オン信号S2により
電圧供給スイッチ6がオンされると、方形波発生回路7
の出力から図2Aに示されるような数百ヘルツの連続方
形波が現れる。この連続方形波の振幅は、消磁スイッチ
1がオン状態では一定の振幅である。そして消磁スイッ
チ1がオフされた瞬間より図2Bに示すように減衰し始
め、やがてその振幅はゼロとなる。この減衰に要する時
間はコンデンサ9の容量によって決定される。
【0019】振幅制御回路8から出力された減衰方形波
はバッファ10を介して電圧ドライブ型の出力ドライバ
11、12、13に供給される。なお、出力ドライバは
チャンネル数に対応した回路数だけ設けられ、バッファ
10の出力信号を後述するロータリートランスに対して
充分に低いインピーダンスで供給することを可能にす
る。
はバッファ10を介して電圧ドライブ型の出力ドライバ
11、12、13に供給される。なお、出力ドライバは
チャンネル数に対応した回路数だけ設けられ、バッファ
10の出力信号を後述するロータリートランスに対して
充分に低いインピーダンスで供給することを可能にす
る。
【0020】出力ドライバ11、12、13の出力信号
は、それぞれ微分コンデンサ14、15、16を介し
て、ロータリートランス17、18、19のステータ側
に供給される。この微分コンデンサ14、15、16
は、出力ドライバ11〜13の直流成分を含めた低周波
成分をカットするためのコンデンサである。
は、それぞれ微分コンデンサ14、15、16を介し
て、ロータリートランス17、18、19のステータ側
に供給される。この微分コンデンサ14、15、16
は、出力ドライバ11〜13の直流成分を含めた低周波
成分をカットするためのコンデンサである。
【0021】コンデンサ14、15、16の出力電流は
図2Dのような波形で表される。この図に示されるよう
な、磁気ヘッドを磁気飽和させるのに充分なピーク値6
00〜800mAの電流が、それぞれのロータリートラ
ンス17、18、19を通じてそれぞれの磁気ヘッド2
0、21、22に流れ込み磁気ヘッドの磁化方向を交互
に反転させながら、磁化の強さを徐々に弱めて、最終的
には磁化をゼロにする。以上の動作により、磁気記録装
置の消磁が完了する。
図2Dのような波形で表される。この図に示されるよう
な、磁気ヘッドを磁気飽和させるのに充分なピーク値6
00〜800mAの電流が、それぞれのロータリートラ
ンス17、18、19を通じてそれぞれの磁気ヘッド2
0、21、22に流れ込み磁気ヘッドの磁化方向を交互
に反転させながら、磁化の強さを徐々に弱めて、最終的
には磁化をゼロにする。以上の動作により、磁気記録装
置の消磁が完了する。
【0022】なお、消磁オン信号S2は消磁スイッチ1
がオフされると同時にローレベルになり、消磁オン信号
S1は消磁スイッチ1がオフされた後、消磁が完了した
後で例えば数秒後にローレベルになり磁気記録装置全体
が通常モードに戻るように制御される。
がオフされると同時にローレベルになり、消磁オン信号
S1は消磁スイッチ1がオフされた後、消磁が完了した
後で例えば数秒後にローレベルになり磁気記録装置全体
が通常モードに戻るように制御される。
【0023】一般にヘッドが多数個ある場合も同様に、
チャンネル数に応じた、出力ドライバ、微分コンデンサ
及びスイッチが装備される。
チャンネル数に応じた、出力ドライバ、微分コンデンサ
及びスイッチが装備される。
【0024】この実施例の磁気記録装置によれば、消磁
回路を内蔵しているので何時でも確実に、容易に磁気ヘ
ッドの消磁を行うことができる。また、システム制御用
マイクロコンピュータにより消磁の制御を行っているの
で、消磁の制御を正確に行うことができる。さらに、外
部交流磁界による消磁方法とは異なり、ロータリートラ
ンスより直接、ヘッドに減衰スパイク電流を流し込むた
め、毎回、確実にむらなく消磁できる。
回路を内蔵しているので何時でも確実に、容易に磁気ヘ
ッドの消磁を行うことができる。また、システム制御用
マイクロコンピュータにより消磁の制御を行っているの
で、消磁の制御を正確に行うことができる。さらに、外
部交流磁界による消磁方法とは異なり、ロータリートラ
ンスより直接、ヘッドに減衰スパイク電流を流し込むた
め、毎回、確実にむらなく消磁できる。
【0025】なお、図3Aに示すように、方形波発生回
路7を直接コントロールして磁気ヘッドに流す電流を減
衰させても良い。さらに、図3Bに示すように、最初に
コンデンサ26及び抵抗27からなる微分回路を通し
て、微分回路の出力信号を振幅制御回路8により振幅を
コントロールしても良い。
路7を直接コントロールして磁気ヘッドに流す電流を減
衰させても良い。さらに、図3Bに示すように、最初に
コンデンサ26及び抵抗27からなる微分回路を通し
て、微分回路の出力信号を振幅制御回路8により振幅を
コントロールしても良い。
【0026】以上の実施例では出力ドライバが電圧ドラ
イブとなっている。しかしながら、回路が複雑になるが
図3Cのように電流ドライブ回路28を設けても良く、
この場合には、磁気ヘッドに流れる電流の安定化を図れ
る。
イブとなっている。しかしながら、回路が複雑になるが
図3Cのように電流ドライブ回路28を設けても良く、
この場合には、磁気ヘッドに流れる電流の安定化を図れ
る。
【0027】
【発明の効果】この発明は、消磁回路内蔵型の磁気記録
装置であるため、何時でも簡単に、正確に、磁気ヘッド
の消磁を行うことができる。従って、再生時に現れたノ
イズが磁気ヘッドの帯磁によるものか否かを即座に判断
することができる。また、システム制御用マイクロコン
ピュータにより消磁の制御を行っているので、消磁の制
御を正確に行うことができる。このようにヘッドの消磁
を確実に行えるので、帯磁により発生するスプリアスビ
ート、白玉ノイズ、及びビデオSN比の劣化を防止する
ことが可能となる。
装置であるため、何時でも簡単に、正確に、磁気ヘッド
の消磁を行うことができる。従って、再生時に現れたノ
イズが磁気ヘッドの帯磁によるものか否かを即座に判断
することができる。また、システム制御用マイクロコン
ピュータにより消磁の制御を行っているので、消磁の制
御を正確に行うことができる。このようにヘッドの消磁
を確実に行えるので、帯磁により発生するスプリアスビ
ート、白玉ノイズ、及びビデオSN比の劣化を防止する
ことが可能となる。
【0028】また、この発明の一つの特徴として、高周
波パルス駆動がある。磁気ヘッドの消去磁界を発生する
のに必要な波高値は実験により、800mA(1600
mApp)程度の値が求められているが、この値は通
常、磁気ヘッドに流れる記録電流が20〜30mApp
であることを考えると、その約50倍であり、従って正
弦波で駆動しようとした場合かなり大きな電力が必要と
なり、また巻線の発熱の問題もある。
波パルス駆動がある。磁気ヘッドの消去磁界を発生する
のに必要な波高値は実験により、800mA(1600
mApp)程度の値が求められているが、この値は通
常、磁気ヘッドに流れる記録電流が20〜30mApp
であることを考えると、その約50倍であり、従って正
弦波で駆動しようとした場合かなり大きな電力が必要と
なり、また巻線の発熱の問題もある。
【0029】この発明ではロータリートランスが高周波
成分しか伝達しないという特性を利用し、数百ヘルツの
方形波の微分パルス(方形波の高周波成分)を使うこと
にした。これによりより方形波のエッジ部分のみが伝達
されるが、必要な波高値は充分に得られる。また、出力
ドライバからロータリートランスに送り込まれるエネル
ギーは少なくて済むのでロータリートランスの巻線の発
熱の問題もない。
成分しか伝達しないという特性を利用し、数百ヘルツの
方形波の微分パルス(方形波の高周波成分)を使うこと
にした。これによりより方形波のエッジ部分のみが伝達
されるが、必要な波高値は充分に得られる。また、出力
ドライバからロータリートランスに送り込まれるエネル
ギーは少なくて済むのでロータリートランスの巻線の発
熱の問題もない。
【図1】この発明によるヘッド消磁回路内蔵の磁気記録
装置の一実施例のブロック図である。
装置の一実施例のブロック図である。
【図2】この発明の一実施例において、消磁動作方法を
説明するための波形図である。
説明するための波形図である。
【図3】この発明のいくつかの変形例のブロック図であ
る。
る。
1 消磁スイッチ 2 システム制御用マイクロコンピュータ 3、4、5 スイッチ 6 電圧供給スイッチ 7 方形波発生回路 8 振幅制御回路 17、18、19 ロータリートランス 20、21、22 磁気ヘッド
Claims (4)
- 【請求項1】 消磁用信号を形成するための消磁回路
と、消磁動作を開始させる消磁スイッチと、記録回路と
上記消磁回路とを選択的にロータリートランスに接続す
るスイッチと、上記消磁スイッチの出力信号を受けて上
記スイッチを上記消磁回路に切換制御する制御手段とを
有する磁気記録装置。 - 【請求項2】 上記制御手段がマイクロコンピュータで
あることを特徴とする請求項1記載の磁気記録装置。 - 【請求項3】 上記消磁回路は方形波振幅制御回路を有
し、方形波振幅制御回路の制御信号の時定数を決定する
コンデンサに電圧をスイッチによって選択的に供給する
ようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記
載の磁気記録装置。 - 【請求項4】 上記スイッチを上記制御手段によって制
御し、上記消磁スイッチのオフ時に消磁用の減衰電流を
発生させることを特徴とする請求項3記載の磁気記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5482393A JPH06243443A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5482393A JPH06243443A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 磁気記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06243443A true JPH06243443A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12981409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5482393A Pending JPH06243443A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 磁気記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06243443A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003511767A (ja) * | 1999-10-04 | 2003-03-25 | チェックポイント・システムズ・インターナショナル・ゲーエムベーハー | 多数の電子商品保護用セキュリティエレメントを活性化する方法および装置 |
JP2006073048A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Toshiba Corp | ディスク記憶装置、ヘッドアンプ装置及びヘッドテスト方法 |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP5482393A patent/JPH06243443A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003511767A (ja) * | 1999-10-04 | 2003-03-25 | チェックポイント・システムズ・インターナショナル・ゲーエムベーハー | 多数の電子商品保護用セキュリティエレメントを活性化する方法および装置 |
JP2006073048A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Toshiba Corp | ディスク記憶装置、ヘッドアンプ装置及びヘッドテスト方法 |
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