JP3170918B2 - ヘッド消磁回路 - Google Patents

ヘッド消磁回路

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JP3170918B2 JP34532592A JP34532592A JP3170918B2 JP 3170918 B2 JP3170918 B2 JP 3170918B2 JP 34532592 A JP34532592 A JP 34532592A JP 34532592 A JP34532592 A JP 34532592A JP 3170918 B2 JP3170918 B2 JP 3170918B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ビデオテー
プレコーダに使用されるヘッド消磁回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドを有するシリンダがビデオテープ
に当接され回転されることにより、画像及び音声の記録
や再生等が行われる。このヘッドが帯磁している状態で
記録や再生を行うと、スプリアスビート、白玉ノイズ等
の現象が発生する。このため、画像が劣化して記録また
は再生されてしまう。ところで、ヘッドの磁気を消磁す
るためのヘッド磁気消磁回路が知られている。このヘッ
ド磁気消磁回路を用いてヘッドの磁気を消磁する場合に
は、ヘッドの近傍に外部交流磁界が発生され、この磁界
がヘッドから遠ざけられたり、または、磁界を発生させ
るヘッド磁気消磁回路の電圧が減衰されることによっ
て、ヘッドの磁界が減衰される。従って、ヘッドから
は、磁気が取り除かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘッド
の近傍に外部交流磁界を発生させるような方法では、ヘ
ッドの消磁レベルにばらつきが多くなってしまう。この
ため、ヘッドの消磁を繰り返し行わざるを得ない。これ
と共に、ドラム、メカデッキ、セットの各ラインの消磁
効果も不確実なものとなってしまう。従って、消磁作業
の工程が時間のかかるものとなってしまう。また、せっ
かく消磁作業を終了したとしても、消磁レベルの不安定
さのために、ヘッドの帯磁により映像にノイズが重畳さ
れているのか、または映像信号中に最初からノイズが重
畳されているのかを決定することが不可能である。さら
に、外部磁界を印加するために、磁界に対するヘッドの
位置にも非常に左右される。
【0004】従って、この発明の目的は、ヘッドの消磁
を容易に行うことができるヘッド消磁回路を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、方形波を発
生する方形波発生手段と、方形波をスパイク信号に変換
する変換手段と、変換手段の出力信号が供給されるロー
タリートランスとからなるヘッド消磁回路である。
【0006】
【作用】方形波発生回路から出力される方形波を微分し
てスパイク信号とする。このスパイク信号をロータリー
トランスに供給し、ヘッドの磁気を取り除く。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1には、この発明によるヘッド消磁回路の
ブロック図が示される。図1において、所定周波数(例
えば数100Hz)の方形波を発生する方形波発生回路
1から出力される方形波(信号a)は、振幅コントロー
ル回路2において減衰振幅波形とされる。なお、振幅コ
ントロール回路2には、スタートスイッチ3が接続され
ており、このスタートスイッチ3がオンされることによ
り、方形波が減衰振幅波形とされる。振幅コントロール
回路2の出力信号は、バッファ4を介して信号bとして
電圧ドライブ型の出力ドライバ5a〜5dに供給され
る。なお、出力ドライバはチャンネル数に対応した回路
数だけ設けられると共に、バッファ4の出力信号を後述
するロータリートランスに対して充分に低いインピーダ
ンスでドライブすることが可能である。
【0008】出力ドライバ5aの出力信号は、微分コン
デンサ6aを介して、一端が接地されたロータリートラ
ンス7aのステータ側に供給される。この微分コンデン
サ6aは、出力ドライバ5aのDC成分を含めた低周波
成分をカットするためのコンデンサである。なお、微分
コンデンサの出力信号を信号cとする。信号cはロータ
リートランス7aを介してヘッド8aに供給される。こ
れにより、ヘッド8aが消磁される。他の出力ドライ
バ、微分コンデンサ、ロータリートランス及びヘッドの
構成も上述のものと同様とされる。
【0009】図2には、上述の回路から出力される信号
a、b及びcの波形図が示される。方形波発生回路1か
ら出力される信号a(図2a参照)は、上述のように数
100Hzの周波数である。信号aが振幅コントロール
回路2に供給された時に、スタートスイッチ3がオンさ
れている間では振幅が一定である連続波がバッファ4に
供給される。また、スタートスイッチ3がオフされる
と、信号aの振幅は減衰しはじめ、最終的にその振幅は
0となる(図2b参照)。信号bが出力ドライバ5aを
介して微分コンデンサ6aに供給されると、図2cに示
すような信号c(スパイク信号)がその出力として発生
される。このスパイク信号がロータリートランス7aに
印加される。
【0010】通常、ヘッドの記録電流は、20〜30m
Ap−p程度であり、また、ヘッドに消磁磁界を発生さ
せるために必要な電流は、その波高値が例えば800m
A(1600mAp−p)程度である。つまり、消磁磁
界を発生させるために必要とされる電流は、記録電流の
50倍以上となってしまう。従って、正弦波でロータリ
ートランスを駆動しようとした場合には、大電力が必要
となり、また、ロータリートランスの巻線による発熱の
問題も生じてしまう。そこで、ロータリートランスが高
周波成分のみを伝達するという特性を利用し、低周波
(例えば数100Hz程度)の方形波のスパイク信号
(方形波の高周波成分)のみがロータリートランスに伝
達される。これにより、ロータリートランスが駆動さ
れ、ヘッドを消磁することが可能となる。また、スパイ
ク信号のみを供給することにより、出力ドライバからロ
ータリートランスに供給される電力を少なくすることが
できると共に、出力ドライバの電圧ダイナミックレンジ
も半減できる。なお、図2dに示される波形は、ヘッド
を磁気飽和させるために必要な電流波形の拡大図であ
り、図2cに示される信号cの一周期分に相当する。ま
た、そのピーク電流値は、例えば600〜800mA程
度である。
【0011】図3にはこの発明が適用された第1の変形
例が示される。図3において、方形波発生回路11から
出力される方形波は、電圧ドライブ型の出力ドライバ1
2を介して微分コンデンサ13に供給される。微分コン
デンサからは、上述と同様のスパイク信号が発生され、
ロータリートランス14のステータ側に供給される。こ
れにより、ヘッド15の消磁が行われる。なお、方形波
発生回路11には、スタートスイッチ16が接続されて
おり、スタートスイッチ16がオンされている間は、振
幅が一定で連続した方形波が出力ドライバ12に供給さ
れ、一方、オフされた瞬間から方形波の振幅は減少して
ゆき、最終的にその振幅が0になる。このように、方形
波発生回路11を直接制御して、方形波を減衰振動させ
るようにしても良い。
【0012】図4には、この発明が適用された第2の変
形例が示される。図4において、方形波発生回路21か
ら出力される方形波は、微分コンデンサ22及び抵抗2
3からなる微分回路によりスパイク信号とされた後に、
ゲインコントロールアンプ(以下、VCAとする)24
に供給される。VCA24では、供給されたスパイク信
号の振幅を適切なものに制御する。VCA24の出力信
号が電圧ドライブ型の出力ドライバ25、ロータリート
ランス26を介してヘッド27に供給される。これによ
り、ヘッド27に対する消磁を行うことが可能になる。
【0013】図5には、この発明が適用された第3の変
形例が示される。なお、図5に示される回路では、電流
ドライブでヘッドの消磁が行われる。図5において、方
形波発生回路31から発生される方形波は、微分コンデ
ンサ32及び抵抗33からなる微分回路によりスパイク
信号とされた後に、VCA34に供給される。VCA3
4では、供給されたスパイク信号の振幅を適切なものに
制御する。VCA34の出力は、アンプ35の一方の入
力端子に供給される。また、アンプ35の他方の入力端
子は、電流を検出するための検出抵抗38を介して接地
される。アンプ35の出力信号は、ロータリートランス
36を介して検出抵抗38の一端に供給されると共に、
ヘッド37に印加される。これにより、ヘッド37を消
磁することができる。なお、この変形例のように、アン
プ35の出力を帰還させることにより、ヘッド37に流
れる電流の安定化を図ることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、消磁を確実にできる
ので、何度も消磁作業を繰り返す必要がない。従って、
作業工程のロスを削減することが可能となる。また、消
磁後に、映像中に現れたノイズがヘッドの帯磁によるも
のか否かを即座に判断することができる。さらに、ロー
タリートランスのステータ側を用いてスパイク信号を入
力でき、他の回路とも容易に接続可能とされる。またさ
らに、消磁されるテープのヘッドの位置は、如何なる場
所でも良く、ヘッド位置に関係なくにヘッドを均一に消
磁することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるヘッド消磁回路のブロック図で
ある。
【図2】この発明によるヘッド消磁回路の波形図であ
る。
【図3】この発明が適用された第1の変形例の回路ブロ
ック図である。
【図4】この発明が適用された第2の変形例の回路ブロ
ック図である。
【図5】この発明が適用された第3の変形例の回路ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1、11、21、31 方形波発生回路 6a、6d、13、22、32 微分コンデンサ 7a、7d、14、26、36 ロータリートランス 8a、8d、15、27、37 ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−273711(JP,A) 特開 昭63−157310(JP,A) 特開 平1−128219(JP,A) 特開 昭50−99524(JP,A) 実開 平4−93911(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/465

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形波を発生する方形波発生手段と、 上記方形波をスパイク信号に変換する変換手段と、 上記変換手段の出力信号が供給されるロータリートラン
    スとからなるヘッド消磁回路。
  2. 【請求項2】 上記スパイク信号は時間と共に減衰され
    ることを特徴とする請求項1記載のヘッド消磁回路。
  3. 【請求項3】 上記スパイク信号は、上記方形波を微分
    して形成されることを特徴とする請求項1記載のヘッド
    消磁回路。
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