JPH0624320U - 配線用可撓性蛇腹管 - Google Patents

配線用可撓性蛇腹管

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JPH0624320U
JPH0624320U JP5429492U JP5429492U JPH0624320U JP H0624320 U JPH0624320 U JP H0624320U JP 5429492 U JP5429492 U JP 5429492U JP 5429492 U JP5429492 U JP 5429492U JP H0624320 U JPH0624320 U JP H0624320U
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JP
Japan
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opening
female
flexible bellows
bellows tube
wiring
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JP5429492U
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English (en)
Inventor
孝次 広野
Original Assignee
孝次 広野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、可撓性の管にハーネス等を
挿入することが簡単であり、また、光ファイバの曲げに
対する保護が十分な合体型の可撓性蛇腹管を提供するこ
とにある。 【構成】 本考案は、軸方向に沿って細長い開口20を
設けた可撓性の蛇腹形の雌部5と、雌部5に開口20か
らはめ込み可能な大きさに形成されるとともに軸方向に
沿って外側に段部14を形成した可撓性の蛇腹形の雄部
4とを有し、はめ込みにより雄部4と雌部5とが合体す
るとき段部14と前記開口20とが適合することを特徴
とする配線用可撓性蛇腹管2である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、合体型の可撓性の配線用可撓性蛇腹管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車のエンジンルームの内部または各種電気機器内部の配線を保護するた めに可撓性の保護管が使用されている。この保護管にケーブルを挿通させるとき に、呼び線付きの保護管を使用するか、切込み付きの保護管が使用されていた。
【0003】 しかし、コネクタ付ケーブル(ハーネス)では、コネクタが大きいため、呼び 線付きの保護管が使えない。また切込み付きの保護管なら使用できるが、切込み のスリットに間隙が殆どないため、ハーネスを嵌入させることが困難であった。 エンジンルーム等の中で配線された保護管を周囲の部分を避けながら懸装させる 必要があるので、折曲げられたところの切込部分が変形するという事態が生じる 。
【0004】 また、従来、光ファイバパイプを長手方向に所定間隔で圧縮点を設け光ファイ バの破断を防止した発明(特開昭51−146836号)、長手方向に開口を設 け光ファイバを導入し、プラスチックの収縮に伴う残留応力が光ファイバに作用 することを防止する発明(特開昭54−2142号)、テープで円筒形にしたパ イプ内に空隙部をもたせて保持して光ファイバに加わる応力歪を緩和する発明( 特開昭53−50755号)、光ファイバの被覆部材の両側端部に接合段部を設 けた考案(実開昭54−34741号)、光ファイバの被覆部材に多数の凹凸条 を形成し両側端部が相対接合される考案(実開昭54−34742号)、金属テ ープで筒状に形成された筒体(実開昭55−4464号)等の光ファイバ配線用 の合成樹脂管が開発されている。
【0005】 しかし、光ファイバの曲げ半径の限界値は外被の制約から素線径の50倍くら いが、またプラスチックファイバの場合は、30倍くらいが最少値であり、光フ ァイバが最小値以下で曲がった場合、光ファイバに過度の応力が加わり伝送損失 が生ずる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案の目的は、配線用の可撓性管にハーネス等を挿入することが簡 単であり、また、光ファイバの伝送損失を防止する合体型の可撓性蛇腹管を提供 することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】
かかる目的を達成するための本願の要旨は、軸方向に沿って細長い開口を設け た可撓性の蛇腹形の雌部と、前記雌部に前記開口からはめ込み可能な大きさに形 成されるとともに軸方向に沿って外側に段部を形成した可撓性の蛇腹形の雄部と を有し、前記はめ込みにより前記雌部と雄部とが合体するとき前記段部と前記開 口とが適合することを特徴とする配線用可撓性蛇腹管にある。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面と共に説明する。図1Aないし図6Aの本実施例の配線 用可撓性蛇腹管2は、雄部4と雌部5とからなり、それらが合体し1つの配線用 の蛇腹管として機能するものである。図面中の添え字Aは蛇腹管2全体を示し、 添え字Bは雄部4を示し、添え字Cは雌部5を示す。実施例の蛇腹管2の全長は 通常長いが、使用場所や用途により端部を適宜切断できるものである。蛇腹管2 は、軸の方向に沿って延出する合成樹脂管であり、これに曲げモーメントが加え られるとその大きさに応じて撓むことができ、また軸方向の圧縮力若しくは引張 力に対して伸縮可能である。
【0009】 図2Bないし図6Bの雄部4は、合成樹脂で一体成型され、後述する雌部5に 嵌め込み可能な大きさに形成されている。また雄部4は、円環状凸部6と円環状 凹部8とを持ち、これらが交互に平行に所定間隔をもって繰り返し接続された、 いわゆる蛇腹形状に形成されている。また、円環状凸部6と円環状凹部8の対応 面同士が相互に平行の位置関係にあり、雄部4の軸方向の断面は略コ字状の形状 が連続した構造となる。つまり、断面が方形波のような形状となる(図2B)。 円環状凸部6は、それぞれ上部に幅が広い段部14を有しこの段部14が終わる と、そこから下部は幅が3分の2に狭まるよう構成される。逆に円環状凹部8は 上部は狭いが下部では幅が広くなる。段部14は半径方向外部に所定距離ずれて 突出した状態で他の部分と接続している(図5B,図6B)。また軸方向に沿っ て外側に開口10と段部14が向かい合うように形成される(図2B)。すなわ ち開口10が全円周長の二十分の一程度の幅で軸方向に沿って形成され、また軸 方向に対向する位置に段部14が全円周長の四分の一程度の幅で半径方向外側に 突出するように形成されている。従って、雄部4は断面全体が略C字形とされる 。段部14は後述の開口20とほぼ同様な横幅に形成されているので、雄部4と 雌部5とが合体して一体になるときに段部14と開口20とが適合することがで きる。また雄部4は、ねじり、曲げ、軸方向の圧縮等に対しては可撓性がかなり あるが、半径方向に開口10を拡開、圧縮する場合の変形は、ねじれ等による変 形より少ない。
【0010】 図1Cないし図6Cの雌部5は、合成樹脂で一体成型され、軸の方向に沿って 開口10よりも横幅が大きく形成された開口20が円周の四分の一程度にわたり 形成される。その断面全体が略C字形とされるので、コネクタ付きハーネスのよ うな大きなものでも容易に嵌入させることができる。また、雌部5の軸方向の断 面は略コ字状の形状が連続した構造となる。即ち、断面が方形波のような形状と なる(図2C)。雌部5は、前述した段部14と同じ幅に形成された円環状凸部 16と円環状凹部18とが交互に繰り返し接続されたいわゆる蛇腹形状に形成さ れる。また、前記凸部16と凹部18の対応面同士が相互に平行の位置関係にあ る。雌部5は、ねじり、曲げ、軸方向の圧縮等に対しては可撓性がかなりあるが 、半径方向に開口20を拡開、圧縮する場合の変形は、ねじれ等による変形より 少ない。
【0011】 雄部4と雌部5との合体は、図5B,C及び図6B,Cに示すように開口10 と開口20とを横並びに整列、接触させ、力を半径方向内側12に加えると、そ の力を加えた箇所で円環状凹部8と円環状凹部18が適合し、かつ、円環状凸部 6と円環状凸部16とが適合する。即ち、円環状凸部6、円環状凸部16と円環 状凹部8、円環状凹部18の位置がたとえずれていても、その視認による位置調 整は全く不要である。単に開口10と開口20を向い合わせに整列させ、半径方 向内側12に力を加えるだけで簡単に位置を適合させることができる。そして、 さらに半径方向に押し込むと円環状凸部6の幅の狭い部分が円環状凸部16の内 溝に沿って挿入されると共に、円環状凹部8の広い部分が円環状凹部18の内側 の壁に沿って挿入される。このとき雌部5により雄部4が半径方向に押し縮めら れ、雄部4により雌部5が半径方向に拡開して、雄部4と雌部5とが相互に力を 及ぼし合う。また合体のときに雄部4と雌部5の弾性復元力が生じ、さらに円環 状凸部6及び円環状凹部8が円環状凸部16及び円環状凹部18に対して案内の 役割をする。従って、さほど力を加えなくとも極めて容易に雄部4と雌部5とを 合体できる。合体の結果として、雌部5の段部14が外から視認できるだけとな り雌部5の他の部分は雄部4にはめ込まれる。これに対し、雄部4の外壁は視認 できるようになっている。
【0012】 その結果、図1Aないし図6Aの本実施例の配線用可撓性蛇腹管2は、雄部4 と雌部5とからなり、それらが合体し1つの配線用の蛇腹管として機能するもの である。また合体された蛇腹管2は、二つの平行な軸方向継目24(図3A)を 除き、最初から一体成型された蛇腹管と外観上かわらない。雌部5の開口20に より雄部4の段部14の回動が阻止されるので、雄部4が雌部5に対しての相対 的な回動が防止されるとともに、開口20が露出せず配線がむき出しになること はないという効果がある。また蛇腹管2を過度に曲げたとき、円環状凸部6の内 壁同士が当接し、蛇腹管2の最少曲げ半径を制限するので、強度上、曲げ半径に 制約のある光ファイバに極めて有効である。従って、曲げ箇所からの光の漏れが 防止され伝送損失、伝送精度の低下を防止できる。また蛇腹管2が二重構造であ るので、蛇腹管2自体の強度が向上するメリットがある。
【0013】 合体を解くときは、図5A、図6Aに示す蛇腹管2の端部を半径方向外側23 (図5B,C及び図6B,C)に開くことにより雄部4と雌部5とを簡単に解離 できる利点がある。 図7に示すように配線の保護のため細長く成型されたスポンジ26、28、3 0を用いてもよい。このスポンジ26〜30の切れ目38、割れ目40a,b, c、42に配線が挿入され、配線孔32、34a,b,c、36に配線が収納さ れた後にスポンジ26〜30が雌部5にはめ込まれ、ついで雌部5が前述した手 順で雄部4に押し込まれる。これにより蛇腹管2の強度が補強されると共に最小 曲半径の抑制が確実となり、光ファイバの保護が保証される。またスポンジ26 〜30の保温効果により、周囲温度の低下が光ファイバに悪影響を及ぼすことを 防止でき、伝送損失を確実に防止できる。なお、スポンジ26、28、30を短 い間隔で切断し、適宜の間隔で光ファイバの損傷し易い箇所だけに配置し配線作 業の時間短縮を図ってもよい。
【0014】 なお、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、蛇腹管の形状、構造等を変更しうる ことは勿論である。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように、本願の配線用可撓性蛇腹管は、可撓性の管にハーネス等 を挿入することが簡単であり、また、光ファイバの曲げに対する保護が十分とな る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは蛇腹管、Bは雌部、Cは雄部の各々の正面
図である。
【図2】Aは蛇腹管、Bは雌部、Cは雄部の各々の図5
Aの2A−2A,図5Bの2B−2B,図5Cの2C−
2Cでの正面断面図である。
【図3】Aは蛇腹管、Bは雌部、Cは雄部の各々の平面
図である。
【図4】Aは蛇腹管、Bは雌部、Cは雄部の各々の底面
図である。
【図5】Aは蛇腹管、Bは雌部、Cは雄部の各々の図1
の5A−5Aでの側面断面図である。
【図6】Aは蛇腹管、Bは雌部、Cは雄部の各々の図1
の6A−6Aでの側面断面図である。
【図7】Aは蛇腹管に嵌挿されるスポンジ、Bはスポン
ジの他の例、Cはスポンジの更に他の例である。
【符号の説明】
2 蛇腹管 4 雄部 5 雌部 6 円環状凸部 8 円環状凹部 10 開口 12 半径方向内側 14 背部 16 円環状凸部 18 円環状凹部 20 開口 23 半径方向外側 24 軸方向継目 26、28、30 スポンジ 32、34a,34b,34c、36 配線孔 38 切れ目 40a,40b,40c、42 割れ目

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に沿って細長い開口を設けた可撓
    性の蛇腹形の雌部と、前記雌部に前記開口からはめ込み
    可能な大きさに形成されるとともに軸方向に沿って外側
    に段部を形成した可撓性の蛇腹形の雄部とを有し、前記
    はめ込みにより前記雌部と雄部とが合体するとき前記段
    部と前記開口とが適合することを特徴とする配線用可撓
    性蛇腹管。
  2. 【請求項2】 前記雄部の段部と対向する側に軸方向に
    沿って開口を形成し、かつ、該開口を前記雌部の開口よ
    り細くしたことを特徴とする請求項1に記載の配線用可
    撓性蛇腹管。
JP5429492U 1992-08-03 1992-08-03 配線用可撓性蛇腹管 Pending JPH0624320U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015192460A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 住友電装株式会社 コルゲートチューブ及び電線モジュール
JP2015201953A (ja) * 2014-04-08 2015-11-12 住友電装株式会社 コルゲートチューブ及び電線モジュール

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JPS542142A (en) * 1977-06-07 1979-01-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Optical fiber cable and production of the same
JPS63140613A (ja) * 1986-11-25 1988-06-13 フレンキッシェ ローアヴェルケ ゲブリューダー キルヒナー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー 導線を保護するための合成樹脂製管装置

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