JPS63200104A

JPS63200104A - 光フアイバケ−ブル分岐部構造体

Info

Publication number: JPS63200104A
Application number: JP62033737A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Kishikita; 岸北　義明; Hidekiyo Fujii; 藤井　英清; Masaki Minematsu; 峰松　正気; Takashi Kaneko; 隆金子
Original assignee: Mitsubishi Cable Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date: 1987-02-16
Filing date: 1987-02-16
Publication date: 1988-08-18
Anticipated expiration: 2013-08-20
Also published as: JP2789093B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は光ファイバケーブル分岐部構造体に関する。

〔従来の技術とその問題点〕

一般に、シー入内の複数本の光ファイバ心線又は光ファ
イバユニットを内有してなる光ファイバケーブルの光フ
ァイバ心線又は光ファイバユニットを、分岐させる場合
、分岐部にて、シースから光ファイバ心線又は光ファイ
バユニットを露出させて該光ファイバ心線又は光ファイ
バユニットの分岐ファイバを取り出した後、該シースを
外部からシールしていた。

しかし、この場合、分岐ファイバが分岐部から急激に曲
げられる虞れがあり、該分岐ファイバが損壊する場合が
あった。

そこで、本発明では、分岐ファイバを損壊させることな
く分岐させることができる光ファイバケーブル分岐部構
造体を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の光ファイバケーブルの分岐部構造体は、シース
内に複数本の光ファイバ心線又は光ファイバユニットを
内有してなる光ファイバケーブルの該光ファイバ心線又
は光ファイバユニットを、該シース外へ分岐させる分岐
部構造体であって；上記ケーブルの所定部位にて上記シ
ースの被覆端部から露出された光ファイバ心線又は光フ
ァイバユニットを被覆するケース本体に、該光ファイバ
心線又は光ファイバユニットの分岐ファイバが、僅かに
弯曲されて該ケーブルの長手方向と所定鈍角をなす角度
でもって該ケース本体から突出される分岐管部を、形成
している。

〔作用〕

上述の如く構成すれば、ケース本体から突出される分岐
ファイバの曲げ半径が大となると共に、該分岐ファイバ
の分岐部は該ケース本体にて保護される。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。

第１図と第２図と第３図において、１はシース２内に複
数本の光ファイバユニット３・・・を内存してなる光フ
ァイバケーブル４の該光ファイバユニット３の分岐ファ
イバＦを、該シース２外へ分岐させる光ファイバケーブ
ル分岐部構造体であって、該分岐ファイバＦを外部へ突
出させる分岐管部１゜を形成したケース本体５を備えて
いる。

しかして、ケース本体５は、両端部６．７が夫々縮径さ
れると共に、２本の分岐管部１０．１０を有した筒体か
らなり、その端部６，７には、夫々、凹溝１１．１２が
形成され、さらには、該両端部６゜７の先端は夫々先細
テーパ面１３．１４に形成されている。

具体的には、このケース本体５は、断面略半円形状の本
体溝１５と、該本体溝１５から連設された断面略半円形
状の分岐溝１６．１６と、を備えた一対の半割体５ａ＋
５ａからなり、分割可焼とされている。

また、分岐溝１６．１６は、本体溝１５から二叉状に分
岐してなり、その軸心方向と、ケーブル４の長手方向と
、のなす角度αは夫々所定鈍角とされている。そして、
本体溝１５の両端部及び分岐溝１６の先端部を除（開口
端縁には、外鍔１７が形成され、該外鍔１７の裏面１７
ａ乃至本体溝１５の両端部及び分岐溝１６．１６の先端
部の開口端面１８．１９．２０が合わせ面２１とされて
いる。また、分岐溝１６には、夫々一対の半リング体部
３１．３１が形成されている。

そして、半割体５ａ、５ａの合わせ面２１　、２１間に
、ゴム、合成樹脂等のパツキン２２を介装し、該半割体
５ａ、５ａを合わせると共に、一方の半割体５ａの外鍔
１７の表面１７ｂに当て板２５を当て、ビス等の固着具
２３を、外鍔１７に貫設された貫孔２４・・・に挿通し
て、該半割体５ａ、５ａを相互に固着して一体状とする
。

そして、重ね合わされた分岐溝１６．１８をもって分岐
管部１０．１０が形成される。なお、この実施例では、
固着具２３は、ビス２３ａとナツト２３ｂを使用し、該
ナツト２３ｂが他方の半割体５ａの貫孔２４内に埋込ま
れている。

しかして、上記ケース本体５の端部６，７内には、ケー
ブル４のシース２が挿通される挿通孔２８を有するキャ
ンプ８．８が内装され、上記ケース本体５が一体状とさ
れたときに、該ケース本体５をケーブル４に保持する。

即ち、このキャップ８は、短寸の筒体からなり、外周面
２６に、ケース本体５の端部６，７に形成された凹周溝
１１．１２及びテーバ面１３．１４に対応する凹周溝５
０及びテーパ面２９が形成されている。さらに、基端側
外周面２６にもテーパ面３０が形成されている。また、
本実施例では、このキャンプ８は、一対の半割体８ａ＋
８ａを合わせて形成され、挿通孔２８にシース２が簡単
に挿通されるように設定されている。なお、この場合、
該キャップ８を一対の半割体８ａ、８ａとせず、挿通孔
２８が拡開するように、スリット部が形成された一体状
のものを使用するも好ましい。さらに、スリット部を形
成する場合、直線状とするもバイアス状とするも好まし
い。

そして、上述の如く構成されたキャップ８．８に、光フ
ァイバケーブル４のシース２の被覆端部２ａ、２ａを挿
通すると共に、該キャンプ８．８がケース本体の端部６
，７に夫々内装されるように、半割体５ａ、５ａを合わ
せ、該半割体５ａ　、　５ａを上述の如く一体状とし、
かつ、該ケース本体５の凹周溝１１．１２に夫々締付は
バンド９．９を嵌合し、該締付はバンド９．９を締付け
れば、両端部６，７にて、該ケース本体５の内周面２７
とキャップ８の外周面２６、及び該キャップ８の内周面
３２とシース２の被覆端部２ａの外周面３３が、夫々密
接状となり、該ケース本体５はケーブル４の所定部位（
分岐部位）に取付けられる。

しかして、分岐管部１０．１０には夫々分岐された分岐
ファイバＦが挿通される保護管３６が連設されている。

即ち、この保護管３６は金属性可撓管（つまり、金属ら
せん管）が使用され、引張れば、内径が縮小し、締めれ
ば、内径が拡大する。そして、分岐溝１６の半リング体
部３１．３１間には、基端部に外鍔部３４を有する円筒
体からなる連結具３５が介在され、該連結具３５の先端
部に保護管３６が挿入固定されている。つまり、縮めた
状態の保護管３６を連結具３５の先端部に挿入した後、
該保護管３６を引張れば、該保護管３６の内径が縮径し
て、該保護管３６は連結具３５に固定される。なお、こ
の場合、分岐管部１０の先端部乃至保護管３６の基端部
に、ｐｖｃテープ、ブチルゴムテープ等のシールリング
テープを巻設し、分岐管部１０の先端部乃至保護管３６
の基端部をシールするようにするも好ましい。

また、実施例に使用された光ファイバユニット３は、第
５図に示す様に、被覆層３９と、該被覆層３９に内存さ
れるテンションメンバ４０と６本の光ファイバ心線４８
・・・と、からなる。この場合、勿論、光ファイバ心線
４８の数は自由である。

次に、第６図は、この分岐部構造体１を使用した場合の
分岐方法を順次示し、まず、第６図１に示す様に、所定
部位（分岐部位）にて、所定寸法だけシース２から光フ
ァイバユニツＩ−３・・・を露出させ、さらに、第６図
■に示す様に、該所定部位から離間した２箇所の離間部
位にて、所定寸法だけ光ファイバユニット３・・・を露
出させる。そして、第６図■に示す様に、分岐させるべ
き光ファイバユニット３を離間部位にて夫々切断して、
分岐ファイバＦ、Ｆを形成し、さらに所定部位から該分
岐ファイバＦ、Ｆを引抜き、この状態にて、この分岐部
構造体１を取付ける。即ち、挿通孔２８にシース２の被
覆端部２ａが挿通されたキャップ８，８を半割体５ａの
両端部に嵌合させると共に、保護管３６０基端部が挿入
固定された連結具３５の外鍔１７を、半リング体部３１
．３１間に介装させ、下方からの分岐ファイバＦを上方
の分岐溝１６の連結具３６を介して上方の保護管３６に
挿通させると共に、上方からの分岐ファイバＦを下方の
分岐溝１６の連結具３５を介して下方の保護管３６に挿
通させた後、半割体５　ａ　＋５８を一体状とする。ま
た、各離間部位には、ケース本体４１に分岐管部１（１
，１０を有さないのみで他は該分岐部構造体１と同一構
造の構造体４２が取付けられて、分岐作業が終了する。

従って、各分岐管部１０．１０から突出される分岐ファ
イバＦ、　　Ｆは、僅かに弯曲されて、該ケーブルの長
手方向と所定鋭角をなす角度αでもって該ケース本体５
から突出されることになり、この分岐ファイバＦの曲げ
半径が大となり、該分岐ファイバは急激に曲がることが
ない。なお、この角度αは、分岐ファイバＦである光フ
ァイバユニット３が曲げられたときの曲げ半径が該ユニ
ット３の許容曲げ半径より小とならない角度に設定され
る。

つまり、該ユニット３が許容曲げ半径以上に曲がらない
ように設定されている。

従って、上述の実施例によれば、シース２の被覆端部２
ａ、２ａを挿通孔２８に挿通させた状態のキャップ８，
８を、簡単に、ケース本体５の両端部６゜７に夫々内装
することができると共に、光ファイバユニット３を分岐
管部１０に挿通させることができ、しかも、締付はバン
ド９を締付ければ、該ケース本体５の両端部６，７は完
全にシールされるので、その分岐作業が極めて簡単なも
のとなり、また、この分岐部構造体１は防滴乃至防水性
に優れたものとなる。

次に、第７図はケース本体５の他の実施例を示し、この
場合のケース本体５は分割可能とされず、展開可能とさ
れている。即ち、半割体５ａ、５ａの相対応する一方の
外鍔１７．１７が連設され、ヒンジ部４３とされている
。また、ヒンジ部４３の一方には凹溝４４が形成され、
他方には凸部４５が形成され、図例の如（、半割体５ａ
、５ａが合わされた状態にて該凸部４５が該凹溝４４に
嵌合される。

従って、このケース本体５は矢印Ｘ、Ｙの如く展開可能
となり、上述の実施例の分割可能なものと同様、簡単に
ケース本体の両端部６，７に、シース２の被覆端部２ａ
　、　２ａを挿通孔２８に挿通させた状態のキャップ８
．８を、簡単に内装することができる。

しかして、このケース本体５を使用すれば、ヒンジ部４
３に上述の実施例のような固着具２３を固着させる必要
がないので、例えば、壁面に付設された枠体に配線され
たケーブル４・・・の光ファイバユニット３を分岐させ
る場合、該壁面とケーブル４までの間の寸法が小さい場
合においても、簡単に取付けることができる。また、ヒ
ンジ部４３において、凹溝４４に凸部４５が嵌合される
ことにより、矢印Ｂ、Ｃ方向の外力による位置ずれを防
止している。

なお、本発明は図示の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、当
て板２５を夫々の半割体５ａ、５ａの外鍔１７の表面７
ｂに当てるようにするも自由であり、また、キャップ８
はゴム、合成樹脂等の弾性材から形成するのが好ましく
、さらには、図例では、分岐管部１０．１０に挿通され
る光ファイバユニット３は夫々１本づつであるのが、２
本以上とするも勿論自由であると共に、この分岐管部１
０をケース本体５に１個のみ設けるようにするも自由で
ある。

さらに、図例では、シース２内に光ファイバユニット３
・・・が内存された光ファイバケーブル４を使用してい
るが、この光ファイバケーブル４として、シース２内に
光ファイバ心線４８が直線内存されているものを使用す
るも好ましい。

〔発明の効果〕

本発明の光ファイバケーブル分岐部構造体は、ケース本
体５から突出される分岐ファイバＦの曲げ半径が大とな
ると共に、該分岐ファイバＦの弯曲部は該ケース本体５
にて保護されることになるので、この分岐部構造体１を
使用すれば該分岐ファイバＦを損壊させることなく、分
岐させることができる。また、分岐管部１ｏは、ケース
本体５の軸心方向と直交する方向に突出するものではな
く、該細心方向と所定鈍角をなす角度αでもって突出さ
れることになり、分岐部構造体１をコンパクトに形成す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すと共にその分割状態の
側面図、第２図は側面図、第３図は背面図、第４図はキ
ャップの斜視図、第５図は光ファイバユニットの拡大断
面図、第６図は分岐方法を順次説明する簡略図、第７図
はケース本体の他の実施例を示す断面図である。２・・・シース、３・・・光ファイバユニット、４・・
・光ファイバケーブル、５・・・ケース本体、１０・・
・分岐管部、４８・・・光ファイバ心線、Ｆ・・・分岐
ファイバ、ａ・・・角度。特　許　出　願　人　　三菱電線工業株式会社第１図第２図ｔｉ３図

Claims

【特許請求の範囲】１、シース内に複数本の光ファイバ心線又は光ファイバ
ユニットを内有してなる光ファイバケーブルの該光ファ
イバ心線又は光ファイバユニットを、該シース外へ分岐
させる分岐部構造体であって、上記ケーブルの所定部位にて上記シースの被覆端部から
露出された光ファイバ心線又は光ファイバユニットを被
覆するケース本体に、該光ファイバ心線又は光ファイバ
ユニットの分岐ファイバが、僅かに弯曲されて該ケーブ
ルの長手方向と所定鈍角をなす角度でもって該ケース本
体から突出される分岐管部を、形成したことを特徴とす
る光ファイバケーブル分岐部構造体。