JPH0624134U - 足場装置 - Google Patents

足場装置

Info

Publication number
JPH0624134U
JPH0624134U JP6106092U JP6106092U JPH0624134U JP H0624134 U JPH0624134 U JP H0624134U JP 6106092 U JP6106092 U JP 6106092U JP 6106092 U JP6106092 U JP 6106092U JP H0624134 U JPH0624134 U JP H0624134U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
horizontal
members
vertical frame
scaffolding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6106092U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2521896Y2 (ja
Inventor
孝洋 榎
和雄 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisso Industries Co Ltd
Original Assignee
Nisso Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisso Industries Co Ltd filed Critical Nisso Industries Co Ltd
Priority to JP1992061060U priority Critical patent/JP2521896Y2/ja
Publication of JPH0624134U publication Critical patent/JPH0624134U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2521896Y2 publication Critical patent/JP2521896Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Movable Scaffolding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建造物の築造の際の所望の作業足場の形成に
最適となるのは勿論のこと、安全な態勢での組み立てや
解体が可能になると共に、部材点数の徒らな増大を回避
し得る足場装置を提供すること。 【構成】 縦方向に任意の段数に連続される縦枠材1が
一対の縦材10と該一対の縦材10の中間部を連結しな
がら足場板4を架設させることある横材11とでH型に
形成されてなると共に、縦材10がその上端部及び中間
部の外周に環状に形成の水平フランジ体12を一体に連
設してなり、縦材10の上端部に配設の水平フランジ体
12が手摺6等の他部材を連繋させてなると共に、縦材
10の中間部に配設の水平フランジ体12が上記横材1
1を一体に連設させてなり、上下となる縦枠材1が交叉
ブレース2で連繋されてなると共に、最下段となる縦枠
材1がベースユニット5に連繋されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築物や船舶等の建造物の築造の際の作業足場を形成する足場装 置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
旧来、建築物や船舶等の建造物の築造の際には、作業足場が設けられるとして おり、そのための足場装置としては、従来から種々のものが提案されている。
【0003】 その中で、枠組足場と称されるものが今日多用されており、該枠組足場は、一 般に、門型の縦枠材を横方向に適宜の間隔で配在すると共に、相隣する縦枠材間 を横架材で連繋し、かつ、必要に応じて縦枠材を縦方向に任意の段数に連続させ て枠組を形成するように構成されている。
【0004】 尚、縦方向に任意の段数に連続されて上下となる縦枠材間には連繋部材が配在 されて一体性が確保されると共に、横方向に相隣する縦枠材間には交叉ブレース が配在されて自立性を確保するように配慮されている。
【0005】 それ故、上記の従来提案としての足場装置によれば、縦枠材と横架材及び連繋 部材と交叉ブレース等が適宜に準備され、かつ、これ等が所定の通りに組合わさ れることで、所望の大きさの作業足場が得られることになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来の足場装置にあっては、以下のような不都 合が指摘されている。
【0007】 即ち、上記従来の足場装置にあっては、門型の縦枠材を横方向に適宜の間隔で 配在すると共に、相隣する縦枠材間を横架材で連繋するように構成されてなるか ら、枠組みの平面形状が矩形のみに限定されることになり、枠組みの平面形状を 台形やその他の四辺形に設定できない。
【0008】 それ故、建造物の形状等から矩形以外の平面形状の作業足場を設定する必要が ある場合には、別の部材、例えば、適宜長さの鋼管及びクランプ等をもってこれ を実現するしかなく、種々の部材を準備する必要があるばかりでなく、その組立 作業が煩雑になる。
【0009】 そして、上記従来の足場装置にあっては、縦枠材の上端に足場板が架設される ので、作業足場を組み立てる際あるいは解体する際に、最上段の足場板上に立つ 作業者にとっては、手摺が設けられていない限りにおいて、身辺に頼るものがな く常に落下の危険が付きまとうことになる。
【0010】 また、上記従来の足場装置にあっては、横方向に相隣する縦枠材同志がそこに 配在される交叉ブレースで連結されて一個の枠組として自立性を確保するように 構成されているが、縦方向に連続する枠組間には連繋部材が配在されるのみで、 上下となる枠組同志における一体性を確保していない。
【0011】 それ故、上記従来の足場装置にあっては、その強度を確保しようとすると、他 に種々の連繋補助部材を準備しなければならず、部材点数が増大されて、その保 守や管理が面倒になる。
【0012】 この考案は、前記した事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とする ところは、建造物の築造の際の所望の作業足場の形成に最適となるのは勿論のこ と、安全な態勢での組み立てや解体が可能になると共に、部材点数の徒らな増大 を回避し得る足場装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この考案に係る足場装置の構成を、縦方向に 任意の段数に連続される縦枠材が一対の縦材と該一対の縦材の中間部を連結しな がら足場板を架設させることある横材とでH型に形成されてなると共に、縦材が その上端部及び中間部の外周に環状に形成の水平フランジ体を一体に連設してな り、縦材の上端部に配設の水平フランジ体が手摺等の他部材を連繋させてなると 共に、縦材の中間部に配設の水平フランジ体が上記横材を一体に連設させてなり 、上下となる縦枠材が交叉ブレースで連繋されてなると共に、最下段となる縦枠 材がベースユニットに連繋されてなるとするものである。
【0014】 そして、要する場合には、横方向に適宜の間隔で配在される縦枠材が相隣しな がら上下となる縦枠材間に配在の交叉ブレースで連繋されてなるとする。
【0015】 また、ベースユニットがジャッキ構造に形成されたベース部材と、該ベース部 材に連繋される水平ブレースと、を有してなるとする。
【0016】
【作用】
それ故、所定の地上等に配設されたベースユニットの上端に縦枠材を連繋する と共に、縦枠材における横材間に足場板を架設する。
【0017】 その際、枠組の平面形状が矩形以外となる場合には、ベースユニットの平面形 状が予め所定の形状に設定される。
【0018】 上方の縦枠材と下方のベースユニットとの間に交叉ブレースを配在して、上方 の縦枠材と下方のベースユニットとの一体化を図る。
【0019】 また、所謂縦横に配在されることになる縦材間には手摺を連繋する。
【0020】 上記に次いで、各縦枠材の上端に上方から縦枠材を連繋すると共に、該連繋さ れた縦枠材間に足場板を連繋し、上方の縦枠材と下方に縦枠材との間に交叉ブレ ースを配在させて、その一体化を図る。
【0021】 最上段で所謂縦横に配在されることになる縦材間に手摺を連繋する。
【0022】
【実施例】
以下、図示したところに基づいて説明すると、図1に示すように、この考案の 一実施例に係る足場装置は、縦枠材1と、交叉ブレース2,3と、足場板4と、 ベースユニット5と、手摺6と、を有してなる。
【0023】 縦枠材1は、図2に示すように、一対の縦材10と、該一対の縦材10の中間 部を連結する横材11と、からなり、その正面形状がH型を呈するように形成さ れている。
【0024】 上記縦材10は、適宜の外径の鋼管からなり、この種の枠体が通常有すると略 同様の長さを有するように設定されてなると共に、その上端部の外周及び中間部 に環状を呈するように形成された水平フランジ体12をそれぞれ一体に連設して なる。
【0025】 尚、図示例にあっては、縦材10の下端側の外周にも上記水平フランジ体12 が一体に連設されている。
【0026】 上記横材11は、これも適宜の外径の鋼管からなり、この種の枠体において一 般に横材とされる部材が通常有すると略同様の長さを有するように設定されてお り、縦枠材1が横方向に適宜の間隔で配在されるときに、横方向に相隣すること になるもの同志、即ち、該横材11同志の間に足場板4を架設させ得るように形 成されている。
【0027】 そして、該横材11は、その両端が上記一対の縦材10の各中間部に連設の水 平フランジ体12に熔接等によって固定的に連設されている。
【0028】 尚、上記横材11は、図示例にあって、上記縦材10に連設されるについて、 縦材10との間に配設された頬杖部材13で補強されるとしている。
【0029】 一方、上記縦材10にあっては、その中間部の外周、即ち、その中間部に連設 されている水平フランジ体12の下方となる外周に側方に向けて水平方向に突出 する係止ピン14を有しており、該係止ピン14に後述する交叉ブレース3を連 繋させるとしている。
【0030】 また、上記横材11にあっては、その両端部の外周に前方に向けて水平方向に 突出する係止ピン15を有しており、該ピン15に後述する交叉ブレース2を連 繋させるとしている。
【0031】 尚、上記縦材10の上端部に連設の水平フランジ体12には、後述する手摺6 が連繋される。
【0032】 ところで、上記水平フランジ体12は、図3及び図4に示すように、アリ溝状 の断面を有するように形成されてなるもので、その中央に縦材10を挿通させる と共に周辺部に環状の係止部12aを有してなる。
【0033】 そして、該水平フランジ体12は、その係止部12aに、例えば、図4中に示 すような形態に形成された他部材たる横架材Hの連繋を可能にしている。
【0034】 即ち、該横架材Hは、その両端に上記水平フランジ体12を挟み込むように形 成されたシューSを有してなるが、該シューSは、その内部にクサビWの没入時 には後退し、クサビWの退出時にはバネSsの附勢力で前進するフックFsを有 してなる。
【0035】 そして、上記フックFsは、その後退時にその先端が上記係止部12aに係合 するように形成されている。
【0036】 因に、上記シューSは、クサビWが該シューSに打ち込まれるときに、その先 端が縦材10の外周に密接されるように設定されている。
【0037】 また、上記水平フランジ体12は、熔接によってその内周側が縦材1の外周に 連設されるとしている。
【0038】 それ故、例えば、該水平フランジ体12を介して縦材10に連繋される他部材 たる横架材Hが、上記水平フランジ体12に連繋されるシューSを有してなると き、該シューSにクサビWが打ち込まれることで、該シューS、即ち、上記横架 材Hの縦材10への連繋が可能とされることになる。
【0039】 交叉ブレース2は、図5に示すように、本体部20と、該本体部20の両端に 形成の連結部21と、を有してなるもので、本体部20は、適宜外径の鋼管から なり、その中央部がカシメピン22で枢着されて、所謂折り畳み可能に形成され ており、連結部21は、上記本体部20たる鋼管の両端を押し潰すようにして形 成されている。
【0040】 そして、連結部21は、その肉厚を貫通するように開穿されたピン挿通孔21 aを有してなり、該ピン挿通孔21aは、縦枠材1を構成する横材11に連設の 前記係止ピン15の挿通を許容するようにその径が設定されている。
【0041】 これに対して、交叉ブレース3は、基本的には、上記交叉ブレース2と同様に 構成されているが、その設置場所が異なることからその基本長さが異なるのみで あり、従って、図5中に本体部30,連結部31,カシメピン32及びピン挿通 孔31aを併せて符示して、その詳しい説明を省略する。
【0042】 尚、該交叉ブレース3において、連結部31に開穿のピン挿通孔31aには、 縦枠材1を構成する縦材10に連設の前記係止ピン14が挿通されること勿論で ある。
【0043】 それ故、上記交叉ブレース2が上下方向に連続する縦枠材1間に配在されると に共に、上記交叉ブレース3が横方向に相隣しながら上下となる縦枠材1間に配 在されることになって、縦枠材1を使用して所謂枠組足場を形成する際に、横方 向に適宜の間隔で配在されると共に縦方向に任意の段数に連続される縦枠材1、 即ち、枠組同志における一体性が確保されることになる。
【0044】 前記縦枠材1を構成する横材11、即ち、縦枠材1が横方向に配在されること で横方向に相隣することになる横材11間には、足場板4が架設されるが、該足 場板4の構成については、特段の限定はない。
【0045】 ただ、図示例にあって、足場板4は、その踏板部たる本体部40の軸線方向の 端部に複数のフック41を連設していて、該フック41が上記横材11に係止さ れることで、その架設が実現されるように構成されている。
【0046】 尚、図示しないが、上記足場板4は、その本体部40が伸縮可能に形成される か、あるいは、フック41が本体部40に対して出没可能に形成されるがで、全 体として伸縮調整可能なように形成されていることが好ましい。
【0047】 前記縦枠材1は、図1に示すように、その設置にあって、ベースユニット5に 連設されるようにして配設されるが、該ベースユニット5は、基本的にはジャッ キ構造に形成されたベース部材50を有していれば足りる。
【0048】 ただ、図示例にあって、ベースユニット5は、上記ベース部材50の他に、長 短の横架材51及び52,水平ブレース53及び補助縦材54を有してなる。
【0049】 少しく説明すると、ベース部材50は、上記縦材10の下端に連繋されて該縦 材10、即ち、縦枠材1の基準高さを設定し得るように形成されていれば足り、 図示例にあっては、ベースプレート50aとハンドル50bを有するように形成 されている。
【0050】 そして、ハンドル50bを回転操作することで、該ベース部材50の上端の高 さ位置を高低変更し得るように形成されている。
【0051】 また、該ベース部材50は、図示例にあって、ハンドル50bの上方となるそ の外周に、前記水平フランジ12と同一の平面形状を呈するように形成された水 平フランジ50cを有してなり、該水平フランジ50cを介して横架材51及び 52の連繋を可能にしている。
【0052】 尚、該ベース部材50の上端には、補助縦材54が縦方向に連繋される。
【0053】 横架材51及び52は、上記縦横に配設されることになるベース部材50を相 互に連繋する所謂繋ぎ部材とされるものであって、前記図4に示す横架材Hと同 様にシューSを有して、クサビW利用でベース部材50に連繋されるように形成 されている。
【0054】 そして、横架材51が所謂短手方向に配在される一対のベース部材50間に配 設され、横架材52が所謂長手方向に配在される一対のベース部材50間に配設 される。
【0055】 また、図示例にあって、上記横架材51には、前記縦枠材1を構成する横材1 1に設けられていると同様の態様で係止ピン51aが設けられており、該係止ピ ン51aに前記交叉ブレース2の一端たる下端が連繋されるとしている。
【0056】 尚、上記長手方向に配在される横架材52については、その長さが自在に変更 できるように構成されているとしても良い。
【0057】 水平ブレース53は、所謂四隅に配設されるベース部材50とこれに連繋され る長短の横架材51,52によって形成される四辺形の変形を防止するために配 在されるものである。
【0058】 そして、該水平ブレース53は、図示例にあって、その本体部53aが伸縮可 能に形成されていると共に、本体部53aの端部が上記ベース部材50において 水平フランジ50cを保持するパイプ体50dに熔接等によって一体に連設され てなるとしている。
【0059】 尚、該水平ブレース53において、その本体部53aの端部が前記図4に示す 横架材Hと同様にシューSを有してなるとし、クサビW利用でベース部材50に おける水平フランジ50cに連繋されるとしても良い。
【0060】 また、図示例にあって、水平ブレース53は、伸縮可能に形成されているとす るが、これは、該縦枠材1を用いて形成される枠組の平面形状が矩形とされない 場合にも利用可能になるように配慮する結果であり、従って、該縦枠材1を用い て形成される枠組の平面形状が矩形とされる場合には、水平ブレース53が予め 固定型に形成されているとしても良い。
【0061】 補助縦材54は、前記横架材51と上方の縦枠材1における横材11との間に 交差ブレース2を配設するについてこれを可能にする、所謂長さ調整部材とされ るもので、前記ベース部材50におけるパイプ体50dが所定の長さを有するよ うに形成される場合にには、その配在が省略されるとしても良い。
【0062】 ただ、図示例のように、補助縦材54を配在するように構成する場合には、ベ ース部材50の短尺化が可能になり、その取り扱いを容易にする利点を生む。
【0063】 そして、該補助縦材54は、前記縦枠材1を構成する縦材10におけると同様 に、側方に水平方向に突出する係止ピン54aを有しており、該係止ピン54a への前記交叉ブレース3の下端側の係止を可能にしている。
【0064】 手摺6は、前記縦枠材1を構成する縦材10の上端部に連設の水平フランジ体 12に連繋されるもので、前記ベースユニット5における長短の横架材51,5 2と同様に、所謂短手方向と長手方向に配在される。
【0065】 そして、該手摺6は、前記図4に示す横架材Hの如に、その上端側の両側にシ ューSを有してなり、クサビW利用で縦材10の上端部に連設の水平フランジ体 12に連繋されるとしている。
【0066】 尚、該手摺6は、図示例に代えて、クランプ等を利用してその上端側の両側が 上記縦材10の上端部等に直接連繋されるとしても良い。
【0067】 また、該手摺6は、図示例にあって、その下端側に巾木60を有してなるとす るが、該巾木60の配在は自由である。
【0068】 以上のように形成されたこの実施例に係る足場装置は、以下のようにして組み 立てられる。
【0069】 先ず、所定の地上等にベースユニット5を配設するが、その際、該ベースユニ ット5を構成する各ベース部材50は、横架材51,52及び水平ブレース53 利用で、その倒れや移動等が防止され、例えば、所定の矩形平面の所謂四隅に位 置決められる。
【0070】 その際に、各ベース部材50の上端の高さ位置が水平に一致しない場合には、 ハンドル50bを回動操作して、その調整を行う。
【0071】 また、枠組の平面形状が矩形以外とされる場合には、ベースユニット5の平面 形状が予め所定の矩形以外の形状に設定されること勿論である。
【0072】 次に、ベースユニット5を構成する補助縦材54の上端に縦枠材1を構成する 縦材10の下端を連繋し、ベースユニット5に縦枠材1を連繋すると共に、横方 向に相隣することになる縦枠材1における横材11間に足場板4を架設する。
【0073】 そして、縦枠材1を構成する横材11と下方のベースユニット5を構成する横 架材51との間に交叉ブレース2を配在すると共に、縦枠材1を構成する縦材1 0と下方のベースユニット5を構成する補助縦材54との間に交叉ブレース3を 配在して、上方の縦枠材1と下方のベースユニット5との一体化を図る。
【0074】 また、所謂縦横に配在されることになる縦材10間には手摺6を連繋する。
【0075】 上記に次いで、各縦枠材1の上端に上方から縦枠材1を連繋すると共に、該連 繋された縦枠材1間に足場板4を連繋する。
【0076】 そして、上方の縦枠材1と下方に縦枠材1との間には交叉ブレース2,3を配 在させて、その一体化を図る。
【0077】 最後に、最上段で所謂縦横に配在されることになる縦材10間に手摺6を連繋 する。
【0078】 以上の作業で足場装置が完成され、足場板4上に作業者が立ち入り、所定の作 業に利用されることになる。
【0079】 また、該足場装置の組み立て時及び解体時にあっては、足場板4が縦枠材1の 中間部に配在されていることになるので、組立あるいは解体作業者の周辺には、 少なくとも、縦枠材1を構成する縦材10が臨在されていることになり、作業者 において身を預ける場所が常に存在することになる。
【0080】 尚、上記の諸作業の内、水平フランジ12に横架材51,52及び他部材たる 手摺6を連繋する作業は、該各部材にシューSが連設されている場合に、クサビ WのシューSへの打ち込み作業のみで足りること勿論である。
【0081】 図6は、この考案に係る足場装置が支柱装置として利用される場合を示すもの であるが、この実施例の場合には、足場板4及び手摺6(図1参照)の配設が省 力される一方で、最上段の縦枠材1を構成する縦材10の上端に、ジャッキ構造 に構成された大引受け7が連繋されるとしている。
【0082】 尚、この実施例の場合に、足場板4及び手摺6が配設されるとしても良いこと 勿論である。
【0083】 次に、図示例にあっては、縦枠材1を構成する縦材10の中間部に配設され横 材11を連設させる水平フランジ12には、長尺の横架材55が連繋されるとし ているが、該横架材55には交叉ブレース3が連繋されるとしている。
【0084】 即ち、ベースユニット5とその上方の縦枠材1との間、あるいは縦枠材1間に 配在される交叉ブレース3は、縦枠材1間を連繋する長尺の横架材55間、ある いは縦枠材1間を連繋する長尺の横架材55とベースユニット5部分において長 手方向に配在される長尺の横架材55との間に配在されるとしている。
【0085】 そして、横架材55にあっては、その両端部に水平方向に突出する係止ピン5 5aを有しており、該係止ピン55aに上記交叉ブレース3が係止されるとして いる。
【0086】 さらに、図示例にあっては、最上段の縦枠材1を構成する縦材10の上端部に 配設の水平フランジ12には、短尺の横架材51と上記長尺の横架材55が連繋 されるとしている。
【0087】 この実施例の場合にも、前記した実施例の場合と同様にして組み立てられるの は勿論である。
【0088】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、足場板がH型に形成された縦枠材の中間部 に架設されることになるので、該足場装置を組み立てる際あるいは解体する際に おいて、最上段とされる足場板上に立つ作業者にとって、縦枠材を構成する縦材 の上端側が近隣されていることになり、手摺が設けられていないくても、安全ベ ルトを連結する部位が周辺四隅にあることになって、作業者の落下の危険がなく なる利点がある。
【0089】 また、この考案によれば、縦方向に配在され上下方向に連続することになる縦 枠材間及び横方向に配在されて横方向に相隣しながら上下となる縦枠材間にそれ ぞれ交叉ブレースが配在されてなるとするので、上下となる枠組同志における一 体性を容易に確保できることになる利点がある。
【0090】 そして、この考案によれば、交叉ブレースの配在で上下となる枠組同志におけ る一体性を確保できることから、他の種々の連繋補助部材等を利用してその強度 を確保する必要がなく、部材点数の減少が可能になり、その保守や管理を簡便に する利点がある。
【0091】 さらに、この考案によれば、縦枠材を構成する縦材がその外周に環状に形成さ れた水平フランジ体を連設してなるので、長手方向に配在される横架材の長さが 自由に設定されると共に、該横架材を含めて上記水平フランジ体に連繋される他 部材がその両端に、例えば、クサビ利用の着脱構造を有する場合に、自由な平面 形状を有する枠組足場、即ち、作業足場を迅速に設けることが可能になる利点が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る足場装置の示す斜視
図である。
【図2】縦枠材を示す斜視図である。
【図3】水平フランジを示す平面図である。
【図4】水平フランジへの他部材の連繋状態を一部破断
して示す部分正面図である。
【図5】交叉ブレースを示す平面図である。
【図6】この考案の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 縦枠材 2,3 交叉ブレース 4 足場板 5 ベースユニット 6 手摺 10 縦材 11 横材 12 水平フランジ体 50 ベース部材 53 水平ブレース

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に任意の段数に連続される縦枠材
    が一対の縦材と該一対の縦材の中間部を連結しながら足
    場板を架設させることある横材とでH型に形成されてな
    ると共に、縦材がその上端部及び中間部の外周に環状に
    形成の水平フランジ体を一体に連設してなり、縦材の上
    端部に配設の水平フランジ体が手摺等の他部材を連繋さ
    せてなると共に、縦材の中間部に配設の水平フランジ体
    が上記横材を一体に連設させてなり、上下となる縦枠材
    が交叉ブレースで連繋されてなると共に、最下段となる
    縦枠材がベースユニットに連繋されてなることを特徴と
    する足場装置
  2. 【請求項2】 横方向に適宜の間隔で配在される縦枠材
    が相隣しながら上下となる縦枠材間に配在の交叉ブレー
    スで連繋されてなる請求項1の足場装置
  3. 【請求項3】 ベースユニットがジャッキ構造に形成さ
    れたベース部材と、該ベース部材に連繋される水平ブレ
    ースと、を有してなる請求項1の足場装置
JP1992061060U 1992-08-06 1992-08-06 足場装置 Expired - Lifetime JP2521896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992061060U JP2521896Y2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 足場装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992061060U JP2521896Y2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 足場装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0624134U true JPH0624134U (ja) 1994-03-29
JP2521896Y2 JP2521896Y2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=13160255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992061060U Expired - Lifetime JP2521896Y2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 足場装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2521896Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106437A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Nikko Co Ltd 足場用幅木
JP2022160513A (ja) * 2018-07-31 2022-10-19 株式会社杉孝グループホールディングス 足場における楔緊結装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037368A (ja) * 1983-07-07 1985-02-26 小野 辰雄 足場特に建築用足場
JPH02178442A (ja) * 1988-12-28 1990-07-11 Tatsuo Ono 支柱の連結方法及び支柱装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037368A (ja) * 1983-07-07 1985-02-26 小野 辰雄 足場特に建築用足場
JPH02178442A (ja) * 1988-12-28 1990-07-11 Tatsuo Ono 支柱の連結方法及び支柱装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106437A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Nikko Co Ltd 足場用幅木
JP2022160513A (ja) * 2018-07-31 2022-10-19 株式会社杉孝グループホールディングス 足場における楔緊結装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2521896Y2 (ja) 1997-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0252748B1 (en) A support system
JPH10280669A (ja) 足場ユニット
EP1016766A1 (en) Frames and structures assembled by same
JPH0624134U (ja) 足場装置
JPH06299691A (ja) 枠組足場
JPH0118753Y2 (ja)
JP2807858B2 (ja) 取付け可能な作業用ステージ
JPH0458866B2 (ja)
JPH0748872Y2 (ja) H型調節建枠
JPH0249306Y2 (ja)
JP3629599B2 (ja) 吊り足場装置
JP2626960B2 (ja) 枠組足場
JPH0323943Y2 (ja)
JPH07269097A (ja) 仮設足場枠の交叉状連結部材
JPH0425877Y2 (ja)
JPH07279418A (ja) 仮設構造物
JPH0541151Y2 (ja)
JPH0116840Y2 (ja)
JPH0514392U (ja) 階段用作業足場
JP2575796Y2 (ja) 外部養生用被覆体のフレーム
JP3892240B2 (ja) 作業用足場及びその組立方法
JP2650512B2 (ja) Pc梁型枠およびpc梁型枠を用いた梁の構築方法
JP2542018Y2 (ja) 積上式仮設支持枠の端部支持枠
JP3116135B2 (ja) Pc階段の先行構築工法
JPH0222441Y2 (ja)