JPH06240821A - 半切妻屋根の雨水処理構造 - Google Patents

半切妻屋根の雨水処理構造

Info

Publication number
JPH06240821A
JPH06240821A JP5476893A JP5476893A JPH06240821A JP H06240821 A JPH06240821 A JP H06240821A JP 5476893 A JP5476893 A JP 5476893A JP 5476893 A JP5476893 A JP 5476893A JP H06240821 A JPH06240821 A JP H06240821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gable
roof
ridge
backing
hip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5476893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Inoue
智紀 井上
Kenji Ando
憲二 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP5476893A priority Critical patent/JPH06240821A/ja
Publication of JPH06240821A publication Critical patent/JPH06240821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 屋根全体の調和を失うことのないために、建
物の美観を損なうことなく、しかも半切妻屋根の寄棟部
の雨水処理を的確になし得る、半切妻屋根の雨水処理構
造を提供する。 【構成】 切妻屋根の棟部の端部に部分的に寄棟部1が
形成されてなる半切妻屋根の雨水処理構造であって、寄
棟部1に形成された溝部7を有する寄棟部排水路6と、
該排水路6に接続されている軒桁屋根の妻側端部に形成
された溝部を有する軒桁屋根排水路とからなるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半切妻屋根において雨水
の処理が的確になし得る雨水処理構造に関する。さらに
詳しくは、半切妻屋根の寄棟部の雨水の処理が的確にな
し得る雨水処理構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半切妻屋根においては寄棟部
の面積が小さいことから、妻側では特別の雨水処理はな
されていない。そのため、雨量が多いと寄棟部の妻側の
端から雨水が溢れ、妻側から下方へ雨水が落ちるという
問題があった。
【0003】かかる問題を解決すべく、特公平4ー43
529号公報には、半切妻屋根において、寄棟部の妻側
の端縁に沿って第一水切り板を配設し、軒側屋根面の妻
側の端縁に沿って第二水切り板を配設し、第一水切り板
に樋状の排水溝を設けるとともに、その排水溝の端部開
口を第二水切り板の上面に臨ませ、また第二水切り板の
上面に妻側と反対側へ向けて下り傾斜した傾斜面を設け
てなる半切妻屋根の排水構造が提案されている。
【0004】なるほど、かかる排水構造によれば、寄棟
部の妻側の端から雨が溢れ、妻側から下方にへ雨水が落
ちるという問題は解決できることは理解できる。
【0005】しかしながら、第一水切りに設けられた樋
状の排水溝の端部開口を第二水切り板の上面に臨ませて
いること、および第二水切り板を軒側屋根に敷設してい
ることにより、軒側屋根の妻側端部に異種部材が存在し
ていることを明瞭に示す結果となる。そのため、屋根全
体の調和を失い、建物の美観を損なっているという問題
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑み、屋根全体の調和を失うことのないた
めに、建物の美観を損なうことなく、しかも半切妻屋根
の寄棟部の雨水処理を的確になし得る、半切妻屋根の雨
水処理構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる半切妻
屋根の雨水処理構造は、切妻屋根の棟部の端部に部分的
に寄棟部が形成されてなる半切妻屋根の雨水処理構造で
あって、寄棟部に形成された溝部を有する寄棟部排水路
と、該排水路に接続されている軒桁屋根の妻側端部に形
成された溝部を有する軒桁屋根排水路とからなることを
特徴とする。
【0008】本発明の好ましい実施例においては、前記
寄棟部排水路が第1溝部および勾配が設けられてなる第
2溝部を有している。
【0009】また、本発明の別の好ましい実施例におい
ては、前記寄棟部排水路および/または軒桁屋根排水路
が化粧部材で覆われている。
【0010】
【作用】本発明の半切妻屋根の雨水処理構造は、前記の
ごとく構成されているので、寄棟部に形成された溝部の
端部が軒桁屋根に突出することもなく、また軒桁屋根に
形成された排水路の部材が軒桁屋根の表面を覆うことも
ないので、屋根全体と調和がとれ、建物の美観を損なう
ことなく、しかも寄棟部の雨水を的確に処理することが
できる。
【0011】寄棟部排水路が第1溝部および勾配が設け
られている第2溝部を有する好ましい実施例において
は、寄棟部の雨水の処理が迅速になされる。
【0012】また、寄棟部排水路および/または軒桁屋
根排水路が化粧部材で覆われている好ましい実施例にお
いては、建物の美観がより一層向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】実施例1 本発明の実施例1にかかわる半切妻屋根の雨水処理構造
を図1ないし図5に示す。この半切妻屋根は、図5に示
すように、棟部Tの両側に軒先に向けて下り傾斜した軒
桁屋根面Cを形成し、棟部Tの両端部に妻側に向けて下
り傾斜した寄棟部1を部分的に設けたものである。
【0015】寄棟部1の妻側端面には、軒天2の端部か
ら妻壁(図示せず)に略平行になるように破風下地3
が、寄棟部1の下地部材4の表面より突出するように取
付けられている。そして、破風下地3の外側および軒天
2の端部2aを覆って化粧破風5が取付けられている。
【0016】しかして、実施例1においては、破風下地
3の内側に沿って下地部材4の表面に寄棟部排水路6が
形成されている。
【0017】この寄棟部排水路6は、図1に示すよう
に、中央部に溝部7を有している。また、寄棟部排水路
6の破風下地3側にある壁面8は、破風下地3に沿って
立ち上げられ、その先端部8aは折り曲げられて、破風
下地3の上面と化粧破風5との間に挿入されている。一
方、反対側の壁面9は、下地部材4の表面に敷設されて
いる瓦下地材10の表面まで立ち上げられた後、折り曲
げられてその瓦下地材10の表面に沿って配設され、そ
の先端部9aは瓦下地材10の上に配設されているスレ
ート瓦11の下に潜り込んでいる。かかる形状を有する
寄棟部排水路6は、例えば、金属製薄板や合成樹脂で被
覆された化粧鋼板を折り曲げ成形することにより作製す
ることができる。
【0018】一方、軒桁屋根Cの妻側端面には、寄棟部
1と同様に、軒天2の端部2aから妻壁(図示せず)に
略平行になるように破風下地3が、軒桁屋根Cの下地部
材4の表面より突出するように取付けられている。そし
て、破風下地3の外側および軒天2の端部2aを覆って
化粧破風5が取付けられている。
【0019】しかして、寄棟部1と同様に、破風下地3
の内側に沿って下地部材4の表面に軒桁屋根排水路20
が形成されている。
【0020】この軒桁屋根排水路20は、図3に示すよ
うに、中央部に溝部21を有している。また、寄棟部排
水路20の破風下地3側にある壁面22は、破風下地3
に沿って立ち上げられ、その先端部22aは、破風下地
3の上面と化粧破風5との間に挿入されている。一方、
反対側の壁面23は、軒桁屋根C端面に沿って立ち上げ
られ、その先端部23aは折り曲げられて、スレート瓦
11の端部押さえとされている。また、この壁面23の
中腹部の瓦下地材10の表面に相当する位置に、瓦下地
材押さえ24が設けられている。かかる形状を有する軒
桁屋根排水路20は、寄棟部排水路6と同様に、例え
ば、金属製薄板や合成樹脂で被覆された化粧鋼板を折り
曲げ成形することにより作製することができる。
【0021】この軒桁屋根排水路20の先端部は、図示
はされていないが、軒樋と接続されている。
【0022】なお、溝部7、20は、例えば、化粧破風
の上部先端部から延伸された化粧部材で被覆されるの
が、建物の美観を向上させる点から好ましい。
【0023】実施例1の半切妻屋根の雨水処理機構は、
如上のごとく構成されているので、寄棟部1を妻側に向
けて流れる雨水を、妻側から落下させることなく、軒樋
を通して的確に処理することができる。
【0024】実施例2 本発明の実施例2にかかわる半切妻屋根の雨水処理構造
を図6ないし図8に示す。実施例2は実施例1の寄棟部
排水路6の構造を改変したものである。
【0025】実施例2の寄棟部排水路30は、図6に示
すように、第1溝部31と第2溝部32とを有するもの
である。
【0026】この第1溝部31の破風下地3側にある壁
面33は、実施例1と同様に、破風下地3に沿って立ち
上げられ、その先端部33aは折り曲げられて、破風下
地3の上面と化粧破風5との間に挿入されている。一
方、反対側の壁面34は、下地部材4の表面に敷設され
ている瓦下地材10の表面まで立ち上げられた後、折り
曲げられてその瓦下地材10の表面に沿って配設されて
いる。そして、その先端部は、瓦下地材10の上に配設
されているスレート瓦11の下に所定長さ潜り込まされ
た後、折り曲げ返されて、スレート瓦11の先端部から
所定長さ突出させられ、その点から垂直に所定高さで折
り曲げられ、再びスレート瓦11の方に向けて折り曲げ
返されている。このように、壁面34を構成することに
より、壁面34の先端部34aに第2溝部32が形成さ
れる(図7参照)。
【0027】この第2溝部32は、図8に示すように、
中心位置から軒桁屋根側Cに向けた下り勾配Dとされて
いる。
【0028】かかる形状を有する軒桁屋根排水路30
は、実施例1の寄棟部排水路6と同様に、例えば、金属
製薄板や合成樹脂で被覆された化粧鋼板を折り曲げ成形
することにより作製することができる。
【0029】なお、第1溝部31は、例えば、化粧破風
5の上部先端部から延伸された化粧部材で被覆されるの
が、美観を向上させる点から好ましいのは、実施例1の
溝部7と同様である。
【0030】実施例2の半切妻屋根の雨水処理機構は、
如上のごとく構成されているので、寄棟部を妻側に向け
て流れる雨水を、妻側から落下させることなく、より的
確に処理することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明にかかる半
切妻屋根の雨水処理構造によれば、雨水処理構造が屋根
全体と調和がとれているので、建物の美観を損なうこと
なく、しかも、半切妻屋根の寄棟部の雨水を妻側に落下
させることなく、的確に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5のAーA線断面図である。
【図2】本発明の実施例1の寄棟部排水路に用いる水切
鉄板の断面形状図である。
【図3】図5のBーB線断面図である。
【図4】本発明の実施例1の軒桁屋根排水路に用いる水
切鉄板の断面形状図である。
【図5】本発明の一実施例の半切妻屋根の平面図であ
る。
【図6】本発明の実施例2にかかわる寄棟部の断面図で
ある。
【図7】本発明の実施例2の寄棟部排水路に用いる水切
鉄板の断面形状図である。
【図8】本発明の実施例2にかかわる寄棟部の概略図で
ある。
【符号の説明】
1 寄棟部 2 軒天 3 破風下地 4 下地部材 5 化粧破風 6、30 寄棟部排水路 7、21 溝部 31 第1溝部 32 第2溝部 8、9、22、23、33、34 壁面 10 瓦下地材 11 スレート瓦 20 軒桁屋根排水
路 T 棟部 C 軒桁屋根 D 勾配

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切妻屋根の棟部の端部に部分的に寄棟部
    が形成されてなる半切妻屋根の雨水処理構造であって、
    寄棟部に形成された溝部を有する寄棟部排水路と、該排
    水路に接続されている軒桁屋根の妻側端部に形成された
    溝部を有する軒桁屋根排水路とからなることを特徴とす
    る半切妻屋根の雨水処理構造。
  2. 【請求項2】 前記寄棟部排水路が第1溝部および勾配
    が設けられてなる第2溝部を有することを特徴とする請
    求項1記載の半切妻屋根の雨水処理構造。
  3. 【請求項3】 前記寄棟部排水路および/または軒桁屋
    根排水路が化粧部材で覆われてなることを特徴とする請
    求項1または2記載の半切妻屋根の雨水処理構造。
JP5476893A 1993-02-18 1993-02-18 半切妻屋根の雨水処理構造 Pending JPH06240821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5476893A JPH06240821A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 半切妻屋根の雨水処理構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5476893A JPH06240821A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 半切妻屋根の雨水処理構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06240821A true JPH06240821A (ja) 1994-08-30

Family

ID=12979954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5476893A Pending JPH06240821A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 半切妻屋根の雨水処理構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06240821A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100887020B1 (ko) * 2007-07-11 2009-03-04 이영갑 옥상 방수 시스템 및 그 시공방법
CN104110099A (zh) * 2014-07-31 2014-10-22 上海都市绿色工程有限公司 一种温室内部用排水立柱
CZ307749B6 (cs) * 2017-12-29 2019-04-10 BILBO Invest s.r.o. Zaatikový a mezistřešní žlab

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100887020B1 (ko) * 2007-07-11 2009-03-04 이영갑 옥상 방수 시스템 및 그 시공방법
CN104110099A (zh) * 2014-07-31 2014-10-22 上海都市绿色工程有限公司 一种温室内部用排水立柱
CZ307749B6 (cs) * 2017-12-29 2019-04-10 BILBO Invest s.r.o. Zaatikový a mezistřešní žlab

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06240821A (ja) 半切妻屋根の雨水処理構造
GB2239031A (en) Corrugated roofing panel
JPS6146627B2 (ja)
JPH0610020Y2 (ja) 屋 根
JPS6219772Y2 (ja)
JPS6340592Y2 (ja)
JPH0116823Y2 (ja)
JPH082276Y2 (ja) 下り棟瓦
JP3618445B2 (ja) マンサード屋根の腰折れ部の水切装置
JPS6245374B2 (ja)
JPH065454Y2 (ja) 屋根の谷部の接続構造
JPH0336654Y2 (ja)
JPH0610026Y2 (ja) 屋根葺き用パネル
JPH0683826U (ja) 雨樋の取付構造
JP2588345Y2 (ja) 軒先瓦
JPH0636141Y2 (ja) 屋根排水構造
JPH0430249Y2 (ja)
JPH0217065Y2 (ja)
JPH0135846Y2 (ja)
JP2509099Y2 (ja) 屋根と階上壁の納まり構造
JP2590395Y2 (ja) 雨 樋
JPS5817060Y2 (ja) 板状屋根瓦
JPH0139297Y2 (ja)
JPH0241228Y2 (ja)
JPH0430250Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021210