JPH06239495A - シート材の位置決め装置 - Google Patents
シート材の位置決め装置Info
- Publication number
- JPH06239495A JPH06239495A JP2502793A JP2502793A JPH06239495A JP H06239495 A JPH06239495 A JP H06239495A JP 2502793 A JP2502793 A JP 2502793A JP 2502793 A JP2502793 A JP 2502793A JP H06239495 A JPH06239495 A JP H06239495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet material
- positioning
- discharge
- air
- reference stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート材に傷が発生するおそれなく位置決め
をする。 【構成】 シート材1の下面にエアーを吐出してシート
材1を浮上させる吐出浮上装置2。浮上されたシート材
1の上面に転接されシート材1を側方へ移動させる位置
決めロール3。位置決めロール3の側方に配設され側方
へ移動されたシート材1の側端が当接される位置決め基
準ストッパー4。これらを具備してシート材位置決め装
置を形成する。吐出浮上装置2でシート材1を浮上させ
た状態で、位置決めロール3によってシート材1を側方
へ移動させて位置決め基準ストッパー4を基準にしてシ
ート材1を位置決めすることができる。浮上しているシ
ート材1は移動させても傷付くおそれがない。
をする。 【構成】 シート材1の下面にエアーを吐出してシート
材1を浮上させる吐出浮上装置2。浮上されたシート材
1の上面に転接されシート材1を側方へ移動させる位置
決めロール3。位置決めロール3の側方に配設され側方
へ移動されたシート材1の側端が当接される位置決め基
準ストッパー4。これらを具備してシート材位置決め装
置を形成する。吐出浮上装置2でシート材1を浮上させ
た状態で、位置決めロール3によってシート材1を側方
へ移動させて位置決め基準ストッパー4を基準にしてシ
ート材1を位置決めすることができる。浮上しているシ
ート材1は移動させても傷付くおそれがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材の搬送装置に
おいて、シート材を所定の位置に位置決めする装置に関
するものである。
おいて、シート材を所定の位置に位置決めする装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板などのシート材を搬送す
る際に、シート材の向きや位置を一定に揃える必要があ
る。そこで従来は、コンベアベルトの上にシート材を載
せて搬送するにあたって、コンベアベルトを停止させた
後にブラシでシート材を下から持ち上げ、シート材の側
端を位置決め基準ストッパーで押すことによって、シー
ト材の位置決めがおこなわれている。
る際に、シート材の向きや位置を一定に揃える必要があ
る。そこで従来は、コンベアベルトの上にシート材を載
せて搬送するにあたって、コンベアベルトを停止させた
後にブラシでシート材を下から持ち上げ、シート材の側
端を位置決め基準ストッパーで押すことによって、シー
ト材の位置決めがおこなわれている。
【0003】しかしこのようにコンベアベルトを停止さ
せるとシート材の搬送効率が悪くなるために、コンベア
ベルトを走行させたまま位置決め基準ストッパーを作動
させて、コンベアベルト上のシート材の側端を押して位
置決めをおこなうこともおこなわれている。
せるとシート材の搬送効率が悪くなるために、コンベア
ベルトを走行させたまま位置決め基準ストッパーを作動
させて、コンベアベルト上のシート材の側端を押して位
置決めをおこなうこともおこなわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにシ
ート材をコンベアベルト上で押すと、シート材がコンベ
アベルトと擦れて傷が発生するおそれがあるという問題
があった。本発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、シート材に傷が発生するおそれなく位置決めをする
ことができるシート材の位置決め装置を提供することを
目的とするものである。
ート材をコンベアベルト上で押すと、シート材がコンベ
アベルトと擦れて傷が発生するおそれがあるという問題
があった。本発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、シート材に傷が発生するおそれなく位置決めをする
ことができるシート材の位置決め装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る位置決め装
置は、シート材1の下面にエアーを吐出してシート材1
を浮上させる吐出浮上装置2と、浮上されたシート材1
の上面に転接されシート材1を側方へ移動させる位置決
めロール3と、位置決めロール3の側方に配設され側方
へ移動されたシート材1の側端が当接される位置決め基
準ストッパー4とを具備して成ることを特徴とするもの
である。
置は、シート材1の下面にエアーを吐出してシート材1
を浮上させる吐出浮上装置2と、浮上されたシート材1
の上面に転接されシート材1を側方へ移動させる位置決
めロール3と、位置決めロール3の側方に配設され側方
へ移動されたシート材1の側端が当接される位置決め基
準ストッパー4とを具備して成ることを特徴とするもの
である。
【0006】また本発明にあっては、上記吐出浮上装置
2の替わりに、シート材1の上面を負圧状態にしてシー
ト材1を浮上させる吸引浮上装置5を具備してシート材
の位置決め装置を形成することもできる。
2の替わりに、シート材1の上面を負圧状態にしてシー
ト材1を浮上させる吸引浮上装置5を具備してシート材
の位置決め装置を形成することもできる。
【0007】
【作用】吐出浮上装置2あるいは吸引浮上装置5でシー
ト材1を浮上させた状態で、位置決めロール3によって
シート材1を側方へ移動させて位置決め基準ストッパー
4を基準にしてシート材1を位置決めすることができ、
浮上しているシート材1は移動させても傷付くおそれが
ない。
ト材1を浮上させた状態で、位置決めロール3によって
シート材1を側方へ移動させて位置決め基準ストッパー
4を基準にしてシート材1を位置決めすることができ、
浮上しているシート材1は移動させても傷付くおそれが
ない。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図1
及び図2は本発明の一実施例を示すものであり、図2
(a)に示すようにロール10間に複数本の細い帯状の
ベルト11を間隔をあけて平行に懸架することによって
搬送コンベア9が形成してある。そしてこの各ベルト1
1間に吐出浮上装置2が設けてある。この吐出浮上装置
2は空気吐出ポンプに接続したエアーボックス2aによ
って形成してあり、エアーボックス2aの上面には多数
の吐出孔12が設けてある。また吐出浮上装置2の上方
には図2(b)に示すように位置決めロール3が配設し
てある。この位置決めロール3は搬送コンベア6の搬送
方向と平行な回転軸3aによって回動駆動されるように
してあり、位置決めロール3の外周の一部を切り欠いて
切欠部13が形成してある。さらにこの位置決めロール
3の側方位置において搬送コンベア6の側端部の上には
位置決め基準ストッパー4が配設してある。この位置決
め基準ストッパー4は平板材等で形成されるものであ
り、搬送コンベア6の搬送方向と平行に配設するように
してある。
及び図2は本発明の一実施例を示すものであり、図2
(a)に示すようにロール10間に複数本の細い帯状の
ベルト11を間隔をあけて平行に懸架することによって
搬送コンベア9が形成してある。そしてこの各ベルト1
1間に吐出浮上装置2が設けてある。この吐出浮上装置
2は空気吐出ポンプに接続したエアーボックス2aによ
って形成してあり、エアーボックス2aの上面には多数
の吐出孔12が設けてある。また吐出浮上装置2の上方
には図2(b)に示すように位置決めロール3が配設し
てある。この位置決めロール3は搬送コンベア6の搬送
方向と平行な回転軸3aによって回動駆動されるように
してあり、位置決めロール3の外周の一部を切り欠いて
切欠部13が形成してある。さらにこの位置決めロール
3の側方位置において搬送コンベア6の側端部の上には
位置決め基準ストッパー4が配設してある。この位置決
め基準ストッパー4は平板材等で形成されるものであ
り、搬送コンベア6の搬送方向と平行に配設するように
してある。
【0009】上記のように形成されるシート材位置決め
装置にあって、搬送コンベア9は常時走行駆動されてい
るものであり、プリント配線板などのシート材1は搬送
コンベア9のベルト11に上に載置して搬送される。こ
のようにシート材1が搬送コンベア9で搬送される間
は、図2(b)に示すように位置決めロール3は切欠部
13が下向きになっており、シート材1が位置決めロー
ル3と接触することがないようにしてある。次にシート
材1が吐出浮上装置2の上方に達すると、空気吐出ポン
プが作動し、吐出浮上装置2の吐出孔12から空気が上
方へ吐出され、この空気の吐出によってシート材1は図
1(a)のようにベルト11の上から浮上される。この
ようにシート材1が浮上されると位置決めロール3が回
動駆動され、図3に示すように位置決めロール3の外周
面がシート材1の上面に接触転動して、位置決めロール
3が一回転する間の回動に伴ってシート材1を位置決め
基準ストッパー4へ向かって側方に移動させることがで
きる。シート材1がこのように移動されると、図1
(b)のように位置決め基準ストッパー4にシート材1
の側端が当接されることになり、シート材1を位置決め
基準ストッパー4を基準にして位置決めすることができ
るものである。このようにシート材1を移動させて位置
決めをおこなうにあたって、シート材1は浮上して搬送
コンベア9に接触していないために、シート材1が搬送
コンベア9と擦れて傷が発生することがなくなるもので
ある。
装置にあって、搬送コンベア9は常時走行駆動されてい
るものであり、プリント配線板などのシート材1は搬送
コンベア9のベルト11に上に載置して搬送される。こ
のようにシート材1が搬送コンベア9で搬送される間
は、図2(b)に示すように位置決めロール3は切欠部
13が下向きになっており、シート材1が位置決めロー
ル3と接触することがないようにしてある。次にシート
材1が吐出浮上装置2の上方に達すると、空気吐出ポン
プが作動し、吐出浮上装置2の吐出孔12から空気が上
方へ吐出され、この空気の吐出によってシート材1は図
1(a)のようにベルト11の上から浮上される。この
ようにシート材1が浮上されると位置決めロール3が回
動駆動され、図3に示すように位置決めロール3の外周
面がシート材1の上面に接触転動して、位置決めロール
3が一回転する間の回動に伴ってシート材1を位置決め
基準ストッパー4へ向かって側方に移動させることがで
きる。シート材1がこのように移動されると、図1
(b)のように位置決め基準ストッパー4にシート材1
の側端が当接されることになり、シート材1を位置決め
基準ストッパー4を基準にして位置決めすることができ
るものである。このようにシート材1を移動させて位置
決めをおこなうにあたって、シート材1は浮上して搬送
コンベア9に接触していないために、シート材1が搬送
コンベア9と擦れて傷が発生することがなくなるもので
ある。
【0010】このように位置決め基準ストッパー4に当
接してシート材1が位置決めされると、空気吐出ポンプ
の作動を停止させて吐出浮上装置2の吐出孔12からの
空気の吐出を停止させ、シート材1の浮上を解除して図
1(c)のようにシート材1を搬送コンベア9のベルト
11に上に再度載置させ搬送することができるものであ
る。搬送コンベア9は停止させる必要がないので、常時
高速度で走行駆動させることが可能になり、搬送をスピ
ードアップすることができるものである。
接してシート材1が位置決めされると、空気吐出ポンプ
の作動を停止させて吐出浮上装置2の吐出孔12からの
空気の吐出を停止させ、シート材1の浮上を解除して図
1(c)のようにシート材1を搬送コンベア9のベルト
11に上に再度載置させ搬送することができるものであ
る。搬送コンベア9は停止させる必要がないので、常時
高速度で走行駆動させることが可能になり、搬送をスピ
ードアップすることができるものである。
【0011】図4は吐出浮上装置2の他の実施例を示す
ものである。このものではロール10に幅広のベルト1
1を懸架して搬送コンベア9が形成してあって、ベルト
11には全面に亘って多数の通気孔15が穿設してあ
る。そしてこのベルト11内に空気吐出ポンプに接続し
たエアーボックス2aが配設してあり、このエアーボッ
クス2aの上面はほぼ全面に亘って開口させる共にベル
ト11の内面に近接させてある。図4において16はガ
イドロールである。この図4の実施例では、空気吐出ポ
ンプを作動させてエアーボックス2aに空気を送ると、
この空気はエアーボックス2aからベルト1の上面の通
気孔15を通して上方へ吐出されることになる。つまり
図4の実施例では搬送コンベア9が吐出浮上装置2を兼
用するものあり、搬送コンベア9上を搬送するシート材
1を通気孔15から吐出される空気によって浮上させる
ことができるものである。
ものである。このものではロール10に幅広のベルト1
1を懸架して搬送コンベア9が形成してあって、ベルト
11には全面に亘って多数の通気孔15が穿設してあ
る。そしてこのベルト11内に空気吐出ポンプに接続し
たエアーボックス2aが配設してあり、このエアーボッ
クス2aの上面はほぼ全面に亘って開口させる共にベル
ト11の内面に近接させてある。図4において16はガ
イドロールである。この図4の実施例では、空気吐出ポ
ンプを作動させてエアーボックス2aに空気を送ると、
この空気はエアーボックス2aからベルト1の上面の通
気孔15を通して上方へ吐出されることになる。つまり
図4の実施例では搬送コンベア9が吐出浮上装置2を兼
用するものあり、搬送コンベア9上を搬送するシート材
1を通気孔15から吐出される空気によって浮上させる
ことができるものである。
【0012】上記各実施例ではシート材1の下から空気
を吐出させてシート材1を浮上させるようにしているた
めに、リフタ18などの上に多数枚積載したシート材1
を上から一枚づつ分離して取り出して搬送する装置には
使用することができない。図5は多数枚積載したシート
材1を分離して取り出して搬送することができるように
した実施例を示すものである。
を吐出させてシート材1を浮上させるようにしているた
めに、リフタ18などの上に多数枚積載したシート材1
を上から一枚づつ分離して取り出して搬送する装置には
使用することができない。図5は多数枚積載したシート
材1を分離して取り出して搬送することができるように
した実施例を示すものである。
【0013】図5の実施例において5は吸引浮上装置で
あり、シリンダー装置19で上下動される昇降体20の
下面に取り付けてある。この吸引浮上装置5としては例
えば、(有)ソーラーリサーチ研究所から提供されてい
る「フロートチャック」を使用することができる。この
吸引浮上装置5は図6にその原理を示すように、下面が
開口する箱状のクッション室21の下面開口縁に外方へ
向けて斜め上方にフランジ23を突出して設けて形成し
てあり、クッション室21の上面にはエアーポンプなど
に接続される空気送入口22が設けてある。この吸引浮
上装置5にあって、クッション室21をシート材1の直
上に配置してクッション室21に空気送入口22から空
気を送入すると、クッション室21の下面とシート材1
との間の間隔hが大なる場合、フランジ23とシート材
1との間にエゼクターのディフューザに相当する部分が
形成され、クッション室21はエゼクターの真空室に相
当する機能を果たすことになり、この結果、クッション
室21の圧力が低下してシート材1に対する吸引力(a
矢印の力)が作用し、シート材1を浮上させることがで
きる。一方、間隔hが小さくなると、クッション室21
は内部圧力が上昇し、シート材1を押し離す力(b矢印
の力)が生じる。このような動作により吸引浮上装置5
はシート材1に接触せずに空中に浮遊した状態で浮上さ
せることができるものである。
あり、シリンダー装置19で上下動される昇降体20の
下面に取り付けてある。この吸引浮上装置5としては例
えば、(有)ソーラーリサーチ研究所から提供されてい
る「フロートチャック」を使用することができる。この
吸引浮上装置5は図6にその原理を示すように、下面が
開口する箱状のクッション室21の下面開口縁に外方へ
向けて斜め上方にフランジ23を突出して設けて形成し
てあり、クッション室21の上面にはエアーポンプなど
に接続される空気送入口22が設けてある。この吸引浮
上装置5にあって、クッション室21をシート材1の直
上に配置してクッション室21に空気送入口22から空
気を送入すると、クッション室21の下面とシート材1
との間の間隔hが大なる場合、フランジ23とシート材
1との間にエゼクターのディフューザに相当する部分が
形成され、クッション室21はエゼクターの真空室に相
当する機能を果たすことになり、この結果、クッション
室21の圧力が低下してシート材1に対する吸引力(a
矢印の力)が作用し、シート材1を浮上させることがで
きる。一方、間隔hが小さくなると、クッション室21
は内部圧力が上昇し、シート材1を押し離す力(b矢印
の力)が生じる。このような動作により吸引浮上装置5
はシート材1に接触せずに空中に浮遊した状態で浮上さ
せることができるものである。
【0014】また図7のようにシリンダー装置19で複
数の昇降体20を上下動させるようにしてあって、各昇
降体20の下面には吸引浮上装置5の他に、モータ25
等で回動駆動される位置決めロール3が取り付けてあ
り、位置決めロール3には図3に示すと同じ切欠部13
が形成してある。さらに各昇降体20の間には送り出し
用の搬送コンベア9が配設してあり、搬送コンベア9の
前方の下側に移送用の搬送コンベア26が配設してあ
る。
数の昇降体20を上下動させるようにしてあって、各昇
降体20の下面には吸引浮上装置5の他に、モータ25
等で回動駆動される位置決めロール3が取り付けてあ
り、位置決めロール3には図3に示すと同じ切欠部13
が形成してある。さらに各昇降体20の間には送り出し
用の搬送コンベア9が配設してあり、搬送コンベア9の
前方の下側に移送用の搬送コンベア26が配設してあ
る。
【0015】上記のように形成されるシート材位置決め
装置にあって、プリント配線板などのシート材1はリフ
ター18の上に多数枚積み重ねて積載してあり、昇降体
20はこのリフター18の上方に配置してある。そして
先ず、シリンダー装置19を作動させて昇降体20を下
動させ、吸引浮上装置5を作動させてリフター18に積
載した上端のシート材1を図7(a)のように吸引浮上
させる。このとき、位置決めロール3は切欠部13が下
を向いており、シート材1には位置決めロール3は接触
していない。次に昇降体20を上昇させて位置決めロー
ル3を回動駆動させ、図3の場合と同様に、位置決めロ
ール3の外周面がシート材1の上面に接触転動して、位
置決めロール3が一回転する間の回動に伴ってシート材
1を位置決め基準ストッパー4へ向かって側方に移動さ
せることができる。シート材1がこのように移動される
と位置決め基準ストッパー4にシート材1の側端が当接
されることになり、シート材1を位置決め基準ストッパ
ー4を基準にして位置決めすることができる。このと
き、シート材1は吸引浮上装置5にも搬送コンベア9に
も接触することなく浮上しており、シート材1が吸引浮
上装置5や搬送コンベア9と擦れて傷が発生することは
ない。
装置にあって、プリント配線板などのシート材1はリフ
ター18の上に多数枚積み重ねて積載してあり、昇降体
20はこのリフター18の上方に配置してある。そして
先ず、シリンダー装置19を作動させて昇降体20を下
動させ、吸引浮上装置5を作動させてリフター18に積
載した上端のシート材1を図7(a)のように吸引浮上
させる。このとき、位置決めロール3は切欠部13が下
を向いており、シート材1には位置決めロール3は接触
していない。次に昇降体20を上昇させて位置決めロー
ル3を回動駆動させ、図3の場合と同様に、位置決めロ
ール3の外周面がシート材1の上面に接触転動して、位
置決めロール3が一回転する間の回動に伴ってシート材
1を位置決め基準ストッパー4へ向かって側方に移動さ
せることができる。シート材1がこのように移動される
と位置決め基準ストッパー4にシート材1の側端が当接
されることになり、シート材1を位置決め基準ストッパ
ー4を基準にして位置決めすることができる。このと
き、シート材1は吸引浮上装置5にも搬送コンベア9に
も接触することなく浮上しており、シート材1が吸引浮
上装置5や搬送コンベア9と擦れて傷が発生することは
ない。
【0016】このようにシート材1の位置決めをおこな
った後に、さらに昇降体20を上動させると、シート材
1の上面が走行駆動されている搬送コンベア9の下面に
接触し、搬送コンベア9によってシート材1を前方へ送
り出して搬送コンベア26上に供給することができ、搬
送コンベア26によって次工程等に移送することができ
る。このとき、位置決めロール3は切欠部13が下を向
いており、シート材1を位置決めロール3に接触させる
ことなく搬送コンベア9で送り出すことができる。ま
た、シート材1を位置決めする際にはシート材1は搬送
コンベア9に接触していないために、搬送コンベア9は
停止させる必要がなく、常時高速度で走行駆動させるこ
とが可能になり、搬送をスピードアップすることができ
るものである。
った後に、さらに昇降体20を上動させると、シート材
1の上面が走行駆動されている搬送コンベア9の下面に
接触し、搬送コンベア9によってシート材1を前方へ送
り出して搬送コンベア26上に供給することができ、搬
送コンベア26によって次工程等に移送することができ
る。このとき、位置決めロール3は切欠部13が下を向
いており、シート材1を位置決めロール3に接触させる
ことなく搬送コンベア9で送り出すことができる。ま
た、シート材1を位置決めする際にはシート材1は搬送
コンベア9に接触していないために、搬送コンベア9は
停止させる必要がなく、常時高速度で走行駆動させるこ
とが可能になり、搬送をスピードアップすることができ
るものである。
【0017】
【発明の効果】上記のように本発明は、シート材の下面
にエアーを吐出してシート材を浮上させる吐出浮上装置
あるいはシート材の上面を負圧状態にしてシート材を浮
上させる吸引浮上装置と、浮上されたシート材の上面に
転接されシート材を側方へ移動させる位置決めロール
と、位置決めロールの側方に配設され側方へ移動された
シート材の側端が当接される位置決め基準ストッパーと
を具備したので、吐出浮上装置あるいは吸引浮上装置で
シート材を浮上させた状態で、位置決めロールによって
シート材を側方へ移動させて位置決め基準ストッパーを
基準にしてシート材を位置決めすることができるもので
あり、シート材が搬送コンベア等と擦れて傷が発生する
ようなことなく位置決めをおこなうことができるもので
ある。
にエアーを吐出してシート材を浮上させる吐出浮上装置
あるいはシート材の上面を負圧状態にしてシート材を浮
上させる吸引浮上装置と、浮上されたシート材の上面に
転接されシート材を側方へ移動させる位置決めロール
と、位置決めロールの側方に配設され側方へ移動された
シート材の側端が当接される位置決め基準ストッパーと
を具備したので、吐出浮上装置あるいは吸引浮上装置で
シート材を浮上させた状態で、位置決めロールによって
シート材を側方へ移動させて位置決め基準ストッパーを
基準にしてシート材を位置決めすることができるもので
あり、シート材が搬送コンベア等と擦れて傷が発生する
ようなことなく位置決めをおこなうことができるもので
ある。
【図1】本発明の一実施例の動作を示すものであり、
(a),(b),(c)は概略側面図である。
(a),(b),(c)は概略側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
斜視図、(b)は概略側断面図である。
斜視図、(b)は概略側断面図である。
【図3】同上の位置決めの動作を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の概略正面図であ
る。
る。
【図6】同上の実施例の吸引浮上装置の原理を示す断面
図である。
図である。
【図7】同上の実施例の動作を示すものであり、
(a),(b)は概略側面図である。
(a),(b)は概略側面図である。
1 シート材 2 吐出浮上装置 3 位置決めロール 4 位置決め基準ストッパー 5 吸引浮上装置
Claims (2)
- 【請求項1】 シート材の下面にエアーを吐出してシー
ト材を浮上させる吐出浮上装置と、浮上されたシート材
の上面に転接されシート材を側方へ移動させる位置決め
ロールと、位置決めロールの側方に配設され側方へ移動
されたシート材の側端が当接される位置決め基準ストッ
パーとを具備して成ることを特徴とするシート材の位置
決め装置。 - 【請求項2】 吐出浮上装置の替わりに、シート材の上
面を負圧状態にしてシート材を浮上させる吸引浮上装置
を具備するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
のシート材の位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5025027A JP2828858B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | シート材の位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5025027A JP2828858B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | シート材の位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06239495A true JPH06239495A (ja) | 1994-08-30 |
JP2828858B2 JP2828858B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=12154435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5025027A Expired - Fee Related JP2828858B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | シート材の位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828858B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008037642A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録媒体搬送機構及び液滴吐出装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5128771U (ja) * | 1974-08-26 | 1976-03-02 | ||
JPH04282850A (ja) * | 1991-03-11 | 1992-10-07 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 試料保持装置 |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP5025027A patent/JP2828858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5128771U (ja) * | 1974-08-26 | 1976-03-02 | ||
JPH04282850A (ja) * | 1991-03-11 | 1992-10-07 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 試料保持装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008037642A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録媒体搬送機構及び液滴吐出装置 |
JP4569540B2 (ja) * | 2006-08-10 | 2010-10-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 記録媒体搬送機構及び液滴吐出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2828858B2 (ja) | 1998-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5150892A (en) | Sheet feeding apparatus | |
JP2001196438A (ja) | 薄板状材の搬送装置 | |
JP2000118714A (ja) | 移載装置 | |
JP2828858B2 (ja) | シート材の位置決め装置 | |
RU2613223C2 (ru) | Устройство выталкивания и отделения листов и устройство обработки листов | |
JPH06239497A (ja) | シート材の位置決め装置 | |
JPH02123049A (ja) | シート状物の供給装置 | |
JPH11106053A (ja) | 方形板積重ね装置 | |
JPH06239496A (ja) | シート材の位置決め装置 | |
JPH0413430A (ja) | シート搬送装置 | |
JPS6175752A (ja) | シ−ト状物の供給装置 | |
JP2539662B2 (ja) | シ―ト送り出し装置 | |
JPS6052429A (ja) | 給紙装置 | |
JP2021102482A (ja) | ラベル受け渡し装置 | |
FI103961B (fi) | Ilmakuljetuslaitteisto viiluarkkeja varten | |
JPH05338849A (ja) | 原稿給送装置 | |
JPH06255833A (ja) | 無接触シート取扱装置 | |
JPH06312398A (ja) | 打ち抜きシートの分離方法及び装置 | |
JPH0412032Y2 (ja) | ||
JPS6010989Y2 (ja) | 薄単板の搬送装置 | |
JPH05186031A (ja) | 搬送装置 | |
JPS60232335A (ja) | 給紙装置 | |
JPH06590B2 (ja) | シ−ト状物品の送出し装置 | |
JPS61243743A (ja) | エア−式給紙装置用給紙トレイ | |
JPH08157087A (ja) | 薄板の分離供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980901 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |