JPH0623932A - 熱圧縮ポリウレタン積層体の製造方法 - Google Patents
熱圧縮ポリウレタン積層体の製造方法Info
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- JPH0623932A JPH0623932A JP4179862A JP17986292A JPH0623932A JP H0623932 A JPH0623932 A JP H0623932A JP 4179862 A JP4179862 A JP 4179862A JP 17986292 A JP17986292 A JP 17986292A JP H0623932 A JPH0623932 A JP H0623932A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】凹凸形状もしくは平板形状等の一定の形状を保
持できる腰の強い積層された軟質又は半硬質ポリウレタ
ン積層体の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】厚さ2mm〜100mm、密度0.013〜
0.10g/ccの軟質又は半硬質ポリウレタンシ−ト
の複数枚をそれぞれのポリウレタンシ−ト1,1′の間
に厚さ0.05〜5mmの熱可塑性樹脂シ−ト2又は厚
み0.5〜10mm程度の熱可塑性樹脂発泡シ−トを介
在させて加熱圧縮して積層することを特徴とする熱圧縮
ポリウレタン積層体の製造方法である。
持できる腰の強い積層された軟質又は半硬質ポリウレタ
ン積層体の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】厚さ2mm〜100mm、密度0.013〜
0.10g/ccの軟質又は半硬質ポリウレタンシ−ト
の複数枚をそれぞれのポリウレタンシ−ト1,1′の間
に厚さ0.05〜5mmの熱可塑性樹脂シ−ト2又は厚
み0.5〜10mm程度の熱可塑性樹脂発泡シ−トを介
在させて加熱圧縮して積層することを特徴とする熱圧縮
ポリウレタン積層体の製造方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱圧縮された軟質又は半
硬質ポリウレタン積層体シ−トの製造方法に関し、特に
凹凸形状及び平板形状等の一定の形状を保持できる腰の
強い積層された軟質又は半硬質ポリウレタン積層体の製
造方法に関する。
硬質ポリウレタン積層体シ−トの製造方法に関し、特に
凹凸形状及び平板形状等の一定の形状を保持できる腰の
強い積層された軟質又は半硬質ポリウレタン積層体の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】軟質又は半硬質ポリウレタンシ−トは柔
軟性に富み、また反発係数が高いため、車輌、梱包材料
を始めとして産業用資材、寝具材料、家庭・日用品等広
く使用されている。
軟性に富み、また反発係数が高いため、車輌、梱包材料
を始めとして産業用資材、寝具材料、家庭・日用品等広
く使用されている。
【0003】しかしながら軟質又は半硬質ポリウレタン
の長所である柔軟で反発弾性が大きいことが逆にそれ自
体の形状保持性に乏しいという結果をもたらしている。
したがって、ポリウレタンシ−トを下面を支持せずに平
板形状を保持したり、或いは、二次成型して凹凸模様を
付けたり、又は弯曲した製品を得ること等は困難であっ
た。
の長所である柔軟で反発弾性が大きいことが逆にそれ自
体の形状保持性に乏しいという結果をもたらしている。
したがって、ポリウレタンシ−トを下面を支持せずに平
板形状を保持したり、或いは、二次成型して凹凸模様を
付けたり、又は弯曲した製品を得ること等は困難であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
ポリウレタンシ−トに平板形状を保持したり、或いは凹
凸形状を付与すべく種々検討した結果、複数枚のポリウ
レタンシ−トの間に熱可塑性シ−トを介在させ、熱圧縮
して積層体とすることによって上述の欠点を解消できる
ことを見出し本発明を完成したもので、本発明の目的は
自己形状保持性を有する積層されたポリウレタンシ−ト
の製造方法に関する。
ポリウレタンシ−トに平板形状を保持したり、或いは凹
凸形状を付与すべく種々検討した結果、複数枚のポリウ
レタンシ−トの間に熱可塑性シ−トを介在させ、熱圧縮
して積層体とすることによって上述の欠点を解消できる
ことを見出し本発明を完成したもので、本発明の目的は
自己形状保持性を有する積層されたポリウレタンシ−ト
の製造方法に関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、厚さ2
mm〜100mm、密度0.013〜0.10g/cc
の軟質又は半硬質ポリウレタンシ−トの複数枚をそれぞ
れのポリウレタンシ−トの間に厚さ0.05〜5mmの
熱可塑性樹脂シ−ト又は厚み0.5mm〜10mm程度
の熱可塑性樹脂発泡シ−トを介在させて加熱圧縮して積
層することを特徴とする熱圧縮ポリウレタン積層体の製
造方法である。
mm〜100mm、密度0.013〜0.10g/cc
の軟質又は半硬質ポリウレタンシ−トの複数枚をそれぞ
れのポリウレタンシ−トの間に厚さ0.05〜5mmの
熱可塑性樹脂シ−ト又は厚み0.5mm〜10mm程度
の熱可塑性樹脂発泡シ−トを介在させて加熱圧縮して積
層することを特徴とする熱圧縮ポリウレタン積層体の製
造方法である。
【0006】すなわち、本発明においては厚さ2mm〜
100mm程度の軟質又は半硬質ポリウレタンシ−トの
各シ−ト間に熱可塑性シ−ト又は熱可塑性発泡シ−トを
介在させることにより、これら熱可塑性樹脂又は発泡シ
−トが芯の作用をして形状保持性を賦与する。また、熱
可塑性シ−ト又は熱可塑性発泡シ−トはポリウレタンシ
−トとの接触面において互いに融着して一体となり両者
は分離することはない。
100mm程度の軟質又は半硬質ポリウレタンシ−トの
各シ−ト間に熱可塑性シ−ト又は熱可塑性発泡シ−トを
介在させることにより、これら熱可塑性樹脂又は発泡シ
−トが芯の作用をして形状保持性を賦与する。また、熱
可塑性シ−ト又は熱可塑性発泡シ−トはポリウレタンシ
−トとの接触面において互いに融着して一体となり両者
は分離することはない。
【0007】本発明において積層する軟質又は半硬質ポ
リウレタンシ−トとしては厚さ2mm〜100mm、密
度0.013g/cc〜0.10g/cc、特に0.0
13〜0.06g/ccのものを使用する。その根拠
は、厚さ2mm以下のものでは薄過ぎて作業性が悪く、
また実用性に乏しい。他方、100mm以上では逆に厚
過ぎて熱伝導性が悪く、作業性も低下する。密度0.0
13g/cc〜0.10g/cc規定したのは、密度
0.013が現在使用されている軟質ポリウレタンの最
も軽いものであり、この範囲のものが利便性に富むから
である。
リウレタンシ−トとしては厚さ2mm〜100mm、密
度0.013g/cc〜0.10g/cc、特に0.0
13〜0.06g/ccのものを使用する。その根拠
は、厚さ2mm以下のものでは薄過ぎて作業性が悪く、
また実用性に乏しい。他方、100mm以上では逆に厚
過ぎて熱伝導性が悪く、作業性も低下する。密度0.0
13g/cc〜0.10g/cc規定したのは、密度
0.013が現在使用されている軟質ポリウレタンの最
も軽いものであり、この範囲のものが利便性に富むから
である。
【0008】また、ポリウレタンシ−ト間に介在させる
熱可塑性合成樹脂シ−トとしては厚み0.5mm〜5.
0mm程度のポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコ−ル、
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリ
(アクリロニトリル−スチレン)共重合体、アクリロニ
トリル、ブタジエン−スチレン共重合体、ナイロン及び
ポリウレタン及びこれらの共重合樹脂もしくはこれらの
樹脂混合物である。また、熱可塑性樹脂発泡シ−トとし
ては厚み0.5mm〜10.0mm程度、密度0.03
〜0.20g/ccの上述の熱可塑性樹脂よりなる発泡
シ−トである。
熱可塑性合成樹脂シ−トとしては厚み0.5mm〜5.
0mm程度のポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコ−ル、
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
スチレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリ
(アクリロニトリル−スチレン)共重合体、アクリロニ
トリル、ブタジエン−スチレン共重合体、ナイロン及び
ポリウレタン及びこれらの共重合樹脂もしくはこれらの
樹脂混合物である。また、熱可塑性樹脂発泡シ−トとし
ては厚み0.5mm〜10.0mm程度、密度0.03
〜0.20g/ccの上述の熱可塑性樹脂よりなる発泡
シ−トである。
【0009】本発明においては上述の軟質又は半硬質ポ
リウレタンシ−トと熱可塑性樹脂シ−ト又は熱可塑性発
泡シ−トとを所要の枚数を重ね、上下面に平面熱板を当
て熱プレスを用いて加熱圧着するか、或いは上下面に加
熱された成形型を有するプレスによって加熱圧着する。
加熱条件としては軟質又は半硬質ポリウレタンの成形可
能な軟化温度以上で且つ熱可塑性樹脂シ−ト又は発泡シ
−トの軟化溶融温度又はそれ以上の温度であり、加熱に
より熱可塑性樹脂シ−トまたは発泡シ−トは溶着する。
加熱冷却後は、溶融したそれぞれのシ−トが芯となって
腰の強さ及び形状保持性を発揮する。
リウレタンシ−トと熱可塑性樹脂シ−ト又は熱可塑性発
泡シ−トとを所要の枚数を重ね、上下面に平面熱板を当
て熱プレスを用いて加熱圧着するか、或いは上下面に加
熱された成形型を有するプレスによって加熱圧着する。
加熱条件としては軟質又は半硬質ポリウレタンの成形可
能な軟化温度以上で且つ熱可塑性樹脂シ−ト又は発泡シ
−トの軟化溶融温度又はそれ以上の温度であり、加熱に
より熱可塑性樹脂シ−トまたは発泡シ−トは溶着する。
加熱冷却後は、溶融したそれぞれのシ−トが芯となって
腰の強さ及び形状保持性を発揮する。
【0010】図面をもって本発明を説明する。図1は平
板形状をした積層体であり、図2は凹凸形状をした積層
体を示す。図1において、軟質又は半硬質ウレタンシ−
ト1,1’の間に熱可塑性樹脂シ−ト又は発泡シ−ト2
を入れ(a)、その上下面よりホットプレ−ト3,3’
ではさみ、熱プレスで加熱加圧する(b)。その結果熱
可塑性シ−ト又は発泡シ−トの両側に圧縮ポリウレタン
シ−トを接着した積層体が得られる(c)。また、図2
は図1の熱プレス板の代りに熱型を使用した場合であっ
て、成型後弯曲した積層体を得ることができる。
板形状をした積層体であり、図2は凹凸形状をした積層
体を示す。図1において、軟質又は半硬質ウレタンシ−
ト1,1’の間に熱可塑性樹脂シ−ト又は発泡シ−ト2
を入れ(a)、その上下面よりホットプレ−ト3,3’
ではさみ、熱プレスで加熱加圧する(b)。その結果熱
可塑性シ−ト又は発泡シ−トの両側に圧縮ポリウレタン
シ−トを接着した積層体が得られる(c)。また、図2
は図1の熱プレス板の代りに熱型を使用した場合であっ
て、成型後弯曲した積層体を得ることができる。
【0011】以上の方法によって得られた製品は、形状
保持性を有し、平板形状積層板は腰強度の増大と両面ウ
レタン層のクッション性の為、水平に保持した場合に下
面に支持体がなくても平面保持力を有し、車輌、梱包資
材、中仕切り、建材、寝具部材、産業用資材、家庭・日
用雑貨等に、また凹凸、或いは球状曲面他の成型品は中
仕切り、梱包、間仕切り用、寝具、車輌、工業用等多く
の用途が期待される。次に実施例をもって本発明を更に
具体的に説明する。
保持性を有し、平板形状積層板は腰強度の増大と両面ウ
レタン層のクッション性の為、水平に保持した場合に下
面に支持体がなくても平面保持力を有し、車輌、梱包資
材、中仕切り、建材、寝具部材、産業用資材、家庭・日
用雑貨等に、また凹凸、或いは球状曲面他の成型品は中
仕切り、梱包、間仕切り用、寝具、車輌、工業用等多く
の用途が期待される。次に実施例をもって本発明を更に
具体的に説明する。
【0012】
実施例1 軟質ウレタンシ−ト(見掛密度0.024g/cc、寸
法:厚み×巾×長さ=11mm×300mm×300m
m)2枚の間に発泡ポリスチレンシ−ト(見掛密度0.
08g/cc、寸法:厚み×巾×長さ=1.4mm×3
00mm×300mm)1枚を挾んだ総厚み23.4m
mの状態とし(通常、この積層状態を三層セットウレタ
ンと称す)、1000mm平方の熱板2枚を有する熱プ
レスの上下熱板の両端に厚み約13mm、巾30mm、
長さ800mmの鉄製スペ−サ−をセットし、熱板温度
を250℃に保持したスペ−サ−の間に前記三層セット
ウレタンをセットし、直ちに上下熱板を閉じ40秒保持
後、熱板を開放し製品を取出す。三層ウレタンは、初期
厚み23.4mmのものが14mmに圧縮セットされ、
軟質ウレタンシ−トの間に挾んだポリスチレン発泡シ−
トは完全に熱溶融し、ウレタン間の接着は材料破壊する
迄完全であり、又平面方向の腰の強さも著しく向上し
た。
法:厚み×巾×長さ=11mm×300mm×300m
m)2枚の間に発泡ポリスチレンシ−ト(見掛密度0.
08g/cc、寸法:厚み×巾×長さ=1.4mm×3
00mm×300mm)1枚を挾んだ総厚み23.4m
mの状態とし(通常、この積層状態を三層セットウレタ
ンと称す)、1000mm平方の熱板2枚を有する熱プ
レスの上下熱板の両端に厚み約13mm、巾30mm、
長さ800mmの鉄製スペ−サ−をセットし、熱板温度
を250℃に保持したスペ−サ−の間に前記三層セット
ウレタンをセットし、直ちに上下熱板を閉じ40秒保持
後、熱板を開放し製品を取出す。三層ウレタンは、初期
厚み23.4mmのものが14mmに圧縮セットされ、
軟質ウレタンシ−トの間に挾んだポリスチレン発泡シ−
トは完全に熱溶融し、ウレタン間の接着は材料破壊する
迄完全であり、又平面方向の腰の強さも著しく向上し
た。
【0013】実施例2 軟質ウレタンシ−ト(見掛密度0.016g/cc、寸
法:厚み×巾×長さ=10mm×300mm×300m
m)2枚の間に実施例1と同一発泡スチロ−ルシ−ト1
枚を挾み、実施例1のプレスを使用して熱圧縮した。ス
ペ−サ−は10mmのものを用い、250℃で80秒熱
圧縮して厚みが約8mmの平板状成型品を得た。成型品
の軟質ウレタンの腰の強さは著しく向上し、又軟質ウレ
タン間の接着も良い。
法:厚み×巾×長さ=10mm×300mm×300m
m)2枚の間に実施例1と同一発泡スチロ−ルシ−ト1
枚を挾み、実施例1のプレスを使用して熱圧縮した。ス
ペ−サ−は10mmのものを用い、250℃で80秒熱
圧縮して厚みが約8mmの平板状成型品を得た。成型品
の軟質ウレタンの腰の強さは著しく向上し、又軟質ウレ
タン間の接着も良い。
【0014】実施例3 軟質ウレタンシ−ト(見掛密度0.016g/cc、寸
法:厚み×巾×長さ=5mm×300mm×300m
m)2枚の間にポリプロピレンシ−ト(厚み×巾×長さ
=0.4mm×300mm×300mm)を挾み、実施
例1で使用したプレス間に図3の如きAl製金型をセッ
トし、前記3層セットウレタンをAl金型間に装入し、
250℃で60秒熱圧縮した。圧縮後、得られた成型品
は皿状に成型され、縁部分もウレタン単独のものよりは
るかに強く成型保持性が良好であった。
法:厚み×巾×長さ=5mm×300mm×300m
m)2枚の間にポリプロピレンシ−ト(厚み×巾×長さ
=0.4mm×300mm×300mm)を挾み、実施
例1で使用したプレス間に図3の如きAl製金型をセッ
トし、前記3層セットウレタンをAl金型間に装入し、
250℃で60秒熱圧縮した。圧縮後、得られた成型品
は皿状に成型され、縁部分もウレタン単独のものよりは
るかに強く成型保持性が良好であった。
【0015】参考例1 実施例1と同一プレス条件で、実施例1記載の三層セッ
トウレタンからポリスチレン発泡シ−トを除いたものを
用い、実施例1と同一条件で熱成型した。製品はウレタ
ン2層間は接着せず容易に剥離し且つ腰の強さもウレタ
ン単独の為弱い。
トウレタンからポリスチレン発泡シ−トを除いたものを
用い、実施例1と同一条件で熱成型した。製品はウレタ
ン2層間は接着せず容易に剥離し且つ腰の強さもウレタ
ン単独の為弱い。
【0016】参考例2 実施例3と同一プレス、同一金型、同一条件で、実施例
3の材料からポリプロピレンシ−トを除いたものを用い
て熱プレスした。熱成型後は皿状には成型されるが縁部
分は極めて軟く、全体の腰強度も弱い。
3の材料からポリプロピレンシ−トを除いたものを用い
て熱プレスした。熱成型後は皿状には成型されるが縁部
分は極めて軟く、全体の腰強度も弱い。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
特定の厚さを有する軟質又は半硬質ウレタンの複数枚
を、熱可塑性樹脂シ−トまたは熱可塑性樹脂発泡シ−ト
を介在させて熱圧縮するため、得られた積層ウレタン成
型品は、腰が強く、特に凹凸状又は球状、或いは曲面等
成型後の形状保持性が極めて高く保持される。そして、
ウレタン間の熱可塑性樹脂は溶融して一体化するのでウ
レタン層間の接着が極めて強く、無理に剥離させるとウ
レタンの材料破壊が発生する。更に、成型後のポリウレ
タンは熱圧縮されているので、表面の平滑性向上、きめ
の細かさ、ソフト感の向上等の特性を生じ、種々の用途
が期待できる。
特定の厚さを有する軟質又は半硬質ウレタンの複数枚
を、熱可塑性樹脂シ−トまたは熱可塑性樹脂発泡シ−ト
を介在させて熱圧縮するため、得られた積層ウレタン成
型品は、腰が強く、特に凹凸状又は球状、或いは曲面等
成型後の形状保持性が極めて高く保持される。そして、
ウレタン間の熱可塑性樹脂は溶融して一体化するのでウ
レタン層間の接着が極めて強く、無理に剥離させるとウ
レタンの材料破壊が発生する。更に、成型後のポリウレ
タンは熱圧縮されているので、表面の平滑性向上、きめ
の細かさ、ソフト感の向上等の特性を生じ、種々の用途
が期待できる。
【0018】
【図1】本発明にかかる製造方法の工程を示した説明図
【図2】本発明の実施例3において使用した金型を示し
た説明図
た説明図
1,1’ ポリウレタンシ−ト 2 熱可塑性シ−ト 3 平面状熱板 4 成形型
Claims (1)
- 【請求項1】 厚さ2mm〜100mm、密度0.01
3〜0.10g/ccの軟質又は半硬質ポリウレタンシ
−トの複数枚をそれぞれのポリウレタンシ−トの間に厚
さ0.05〜5mmの熱可塑性樹脂シ−ト又は厚み0.
5〜10mm程度の熱可塑性樹脂発泡シ−トを介在させ
て加熱圧縮して積層することを特徴とする熱圧縮ポリウ
レタン積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4179862A JPH0623932A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 熱圧縮ポリウレタン積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4179862A JPH0623932A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 熱圧縮ポリウレタン積層体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623932A true JPH0623932A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16073215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4179862A Pending JPH0623932A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 熱圧縮ポリウレタン積層体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623932A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4845701A (en) * | 1986-08-29 | 1989-07-04 | Pioneer Electronic Corporation | Optical disc player for optically reproducing recorded information on an optical information disc into an RF signal |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP4179862A patent/JPH0623932A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4845701A (en) * | 1986-08-29 | 1989-07-04 | Pioneer Electronic Corporation | Optical disc player for optically reproducing recorded information on an optical information disc into an RF signal |
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