JPH06237458A - 視線一致型の大画面表示装置 - Google Patents

視線一致型の大画面表示装置

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JPH06237458A
JPH06237458A JP5021591A JP2159193A JPH06237458A JP H06237458 A JPH06237458 A JP H06237458A JP 5021591 A JP5021591 A JP 5021591A JP 2159193 A JP2159193 A JP 2159193A JP H06237458 A JPH06237458 A JP H06237458A
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JP
Japan
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screen
light
display
display device
screen display
Prior art date
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Pending
Application number
JP5021591A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Shiwa
新一 志和
Kenji Nakazawa
憲二 中沢
Tadahiko Komatsu
忠彦 小松
Susumu Ichinose
進 一之瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP5021591A priority Critical patent/JPH06237458A/ja
Publication of JPH06237458A publication Critical patent/JPH06237458A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像通信用表示装置等に用いる視線一致型の大
画面表示装置に関し,高輝度,高コントラストの表示が
可能で,かつ視線が一致し,臨場感に優れた大画面表示
装置を提供することを目的とする。 【構成】スクリーン3の背後から複数台の投影機1A,1B,
…で画像を投影するようにし,スクリーン3の一部分に
電気信号により光の透過状態と散乱状態を制御するデバ
イス4を設け,該デバイス4の背後の投影光を遮らない
位置にビデオカメラ2を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,臨場感のある画像通信
用表示装置として用いることのできる視線一致型の大画
面表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,画像通信用表示装置としては,C
RTディスプレイ等の表示装置とテレビカメラを近接し
て並べた形態のものが使用されてきた。
【0003】しかし,このような装置で送受信した画像
は,観察者の視線が表示装置の表示面を向くため,カメ
ラの撮影方向と一致せず,その結果,通信相手と視線が
合わなくなって不自然な感覚を与える欠点があった。さ
らに,表示面の中心とカメラとの間隔は表示画面が大き
くなるほど離れるため,大画面表示でかつ相手と視線を
一致させることのできる視線一致表示装置が望まれてい
た。
【0004】視線一致を可能とするため,ハーフミラー
を撮影装置と表示装置の間に設けて,表示と撮像とを同
一方向から行う装置が実現されている。しかし,これに
は次のような大きな欠点がある。
【0005】一つは,表示画面以上の大きさのハーフミ
ラーを傾けて設置するので大きな空間を必要とし,従っ
て表示画面の大きさに比べて表示装置が大形化するとい
う欠点である。
【0006】もう一つは,表示面が装置の奥深くに存在
するために,表示を見る角度が大きく取れず,従って表
示を見ることのできる位置はほぼ正面に限られる,また
表示面に近づいて見ることができない,表示面の近くを
指さすことができない等の欠点である。
【0007】このような困難を解決するものとして,図
6に示す装置が提案されている(参考文献:S.Shiwa an
d M.Ishibashi: A Large-Screen Visual Telecommunica
tionDevice Enabling Eye Contact, Digest SID Int'l
Symp.,pp.327-328,1991)。この装置では,液晶スクリ
ーン等の透明/光散乱制御スクリーン60の後ろから,
ビデオプロジェクタ61で入力した映像を投影する。一
方,ビデオカメラ62により透明/光散乱制御スクリー
ン60を介して観察者5を撮影する。このビデオカメラ
62の同期信号Sを用いて,遅延調整回路63,駆動回
路64等の制御回路により,透明/光散乱制御スクリー
ン60の光の透過/散乱を制御する。
【0008】この装置は,投影型表示であるため大画面
表示が容易であり,またスクリーンの前面に何もないた
め視野角が広く取れる利点を持っている。しかし,スク
リーンに液晶デバイス等の汎用のスクリーン材質とは異
なるものを用いるため,高輝度,高コントラストの表示
が困難である欠点があった。
【0009】これを解決するため,図6と同じ動作原理
であるが,表示スクリーンに汎用の高性能な反射スクリ
ーンを用い,スクリーンの一部に液晶スクリーンを窓の
ようにはめこんだ図7に示す構成の装置が提案されてい
る。この装置では,反射スクリーン70の前面からビデ
オプロジェクタ71で映像を投影する。この反射スクリ
ーン70の一部に液晶スクリーン窓75を設ける。そし
て,ビデオカメラ72により液晶スクリーン窓75を介
して観察者5を撮影する。このときビデオカメラ72の
同期信号Sを用いて,遅延調整回路73,駆動回路74
等の制御回路により,液晶スクリーン窓75の光の透過
/散乱を制御する。
【0010】しかし,この装置はスクリーンの背後から
投影しようとすると,カメラの影が表示面に現われるた
め,スクリーンの前面から投影するいわゆるフロント投
影方式に限られていた。フロント投影方式は,室内光の
反射があるため高コントラストの表示が得にくい欠点が
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,高輝
度,高コントラストの表示が可能で,かつ視線の一致す
る大画面表示装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の最も主要な第1
の特徴は,スクリーンの背後から複数台の投影機で画像
を投影するようにし,スクリーンの一部分に電気信号に
より光の透過状態と散乱状態を制御するデバイスを設
け,該デバイスの背後の投影光を遮らない位置にビデオ
カメラを設けたことである。
【0013】本発明のもう1つの第2の特徴は,複数の
画像投影機にCRT投影機を用い,CRTの電子ビーム
が前記のデバイス領域を走査表示中に前記デバイスを光
散乱状態にし,前記のデバイス領域を非表示中に前記デ
バイスを光透過状態にする同期手段を設けたことであ
る。
【0014】
【作用】上記第1の特徴により,スクリーンの大部分の
領域に高性能な投影スクリーン材質を用いることができ
るため,高輝度で高コントラスト表示が可能になる。ま
た,この構成は背面投影方式であるため,室内光の影響
を受けないでコントラストの高い表示が可能になる。一
方,視線を一致させるために設けたデバイス部にも表示
がなされるため,スクリーン全体にわたって非表示部の
無い,自然な視線一致表示が可能になる。
【0015】また,上記第2の特徴と従来技術との差異
は以下のとおりである。図6および図7の従来例では上
記の同期手段を持っていなかったため,ビデオプロジェ
クタにCRTプロジェクタを用いると,液晶スクリーン
表示面に輝度の低い帯が現われる問題点があった。この
原因を図2と図3を用いて説明する。
【0016】図2は従来技術を用いた場合のカメラシャ
ッターと,スクリーン応答および投影映像信号のタイミ
ングチャートを示す。カメラとスクリーンの動作周期は
投影映像信号の動作周期T0 と同じにする。カメラシャ
ッター時間をTsとすると,スクリーンも同時にTs と
同程度の時間だけ透明状態にする必要がある。そうする
と投影映像信号が出ていてかつスクリーンが透明な期間
Tは,表示走査を行っているにもかかわらずスクリーン
が透明なためにきわめて低輝度の表示しか得られない。
したがって,図2の(イ)に示すように液晶スクリーン
表示面に暗い帯Qが現れることになる。スクリーンが透
明な期間に表示を行うと輝度が低下する原因は,CRT
の電子ビーム走査で発光する発光点の輝度が時間ととも
に減衰するからである。
【0017】図3はそのような暗い帯が現われないよう
にする方法を示している。すなわち,スクリーンの帯状
の領域Rに液晶スクリーン窓を設けた場合,時間tで点
pと点qを走査し終るとすると,点pが明るくなってか
ら点qの輝度が十分低下するまでの期間t1だけ液晶ス
クリーン窓を光散乱状態にしておけば,それ以外の期間
は液晶スクリーン窓を透明にしておいてもよいことがわ
かる。
【0018】以下,実施例にしたがって本発明の構成を
詳しく説明する。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例構成,図4は本発明
の一実施例の全体構造,図5は本発明の一実施例による
装置のブロック構成を示している。
【0020】図4に示すように,4台のCRTビデオプ
ロジェクタ1A,1B,1C,1Dを縦横に並べて1枚
の画像を表示する。透過スクリーン3にはフレネルレン
ズとレンティキュラレンズからなる高性能のスクリーン
を用い,上部の2つの投影画像の境目に液晶スクリーン
窓4を配置した。液晶スクリーン窓4の背後に小型のC
CDビデオカメラ2を設置した。
【0021】ビデオカメラ2の配置は,図1に示すよう
にした。すなわち,2つのビデオプロジェクタ1A,1
Bの投影光を遮らない位置にビデオカメラ2を配置し,
カメラ前方の液晶スクリーン窓4は,カメラの撮影視野
をカバーできる大きさとした。
【0022】本表示装置の制御動作を,図5に従って説
明する。相手側から送られてきた映像信号を4分割表示
プロセッサ10に入力し,4台のCRTビデオプロジェ
クタ1A〜1Dで1枚の画像に拡大して表示する。ここ
で液晶スクリーン窓4のある側のプロジェクタ1A,1
Bは,同期信号発生器11からの同期信号に同期して表
示走査を行う。一方,小型CCDカメラのビデオカメラ
2には,映像遅延回路12を介して,同期信号発生器1
1の信号に対して一定の遅延を加えた同期信号を与え
る。ビデオカメラ2は,入力された同期信号に同期して
シャッター撮影動作を行う。また,液晶スクリーン駆動
回路14には,ビデオカメラ2に対する同期信号とは独
立に映像遅延回路13で遅延した同期信号を与える。
【0023】以上の図5に示すブロック構成において,
CCDビデオカメラ2のシャッター時間,液晶スクリー
ン窓4の透明時間,および上部の2台のビデオプロジェ
クタ1A,1Bの表示走査の開始時間のタイミングを例
えば図3で説明したように調整すると,大画面の視線一
致表示が実現できる。表示された画像は高輝度,高コン
トラストであり,また,スクリーン全面にわたって非表
示部がないため,すぐれた臨場感が得られる。
【0024】以上のようにビデオプロジェクタを4台用
いると,好適な表示が可能になるが,本発明は4台に限
られるわけではなく,複数台であれば同様に実施するこ
とが可能である。また,スクリーン窓として,電気信号
により光の透過状態と散乱状態を制御することができる
デバイスであれば,液晶スクリーン以外のものを用いる
こともできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の視線一致
型の大画面表示装置は,表示部の大部分に高性能な透過
スクリーンを使用することができるため,高輝度・高コ
ントラストの表示ができ,かつスクリーン面に非表示部
ができないため,画像通信等に使用してきわめてすぐれ
た臨場感を与える効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成を示す図である。
【図2】従来技術を用いた場合のカメラシャッターと,
スクリーン応答および投影映像信号のタイミングチャー
トである。
【図3】本発明の作用を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例の全体構造を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による装置のブロック構成を
示す図である。
【図6】従来技術の例を示す図である。
【図7】従来技術の例を示す図である。
【符号の説明】
1A〜1D ビデオプロジェクタ 2 ビデオカメラ 3 透過スクリーン 4 液晶スクリーン窓 5 観察者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一之瀬 進 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影された画像を結像表示するスクリー
    ンと画像を投影する複数台の投影機から構成される画像
    表示装置であって,スクリーンを挟んで観察者と対向す
    る位置に前記複数台の投影機を設け,スクリーンの一部
    分に電気信号により光の透過状態と散乱状態を制御する
    デバイスを設け,該デバイスの背後の投影光を遮らない
    位置にビデオカメラを設け,該デバイスの光透過状態と
    光散乱状態を交互に切り替えて,該デバイスが光透過状
    態時にビデオカメラへの入力を行うようにしたことを特
    徴とする視線一致型の大画面表示装置。
  2. 【請求項2】 前記の投影機にCRT投影機を用い,前
    記のデバイス領域を走査表示中に前記デバイスを光散乱
    状態にし,前記のデバイス領域を非表示中に前記デバイ
    スを光透過状態にする同期手段を設けたことを特徴とす
    る第1項記載の視線一致型の大画面表示装置。
JP5021591A 1993-02-10 1993-02-10 視線一致型の大画面表示装置 Pending JPH06237458A (ja)

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JP5021591A JPH06237458A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 視線一致型の大画面表示装置

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02228893A (ja) * 1989-03-02 1990-09-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像通信用表示撮影装置
JPH0413391A (ja) * 1990-05-01 1992-01-17 Canon Inc 撮像装置付き画像表示装置
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