JP3122543B2 - 表示・撮像装置 - Google Patents
表示・撮像装置Info
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- JP3122543B2 JP3122543B2 JP04255181A JP25518192A JP3122543B2 JP 3122543 B2 JP3122543 B2 JP 3122543B2 JP 04255181 A JP04255181 A JP 04255181A JP 25518192 A JP25518192 A JP 25518192A JP 3122543 B2 JP3122543 B2 JP 3122543B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV電話やTV会議シ
ステム等に用いられる表示装置と撮像装置が組み合わさ
った表示・撮像装置に関するものである。
ステム等に用いられる表示装置と撮像装置が組み合わさ
った表示・撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像符号化技術等の通信技術の発
展により、遠隔地間を映像・音声通信網で結んだTV電
話やTV会議システム等の双方向映像通信が急速に普及
してきている。今後は、ISDN網の充実と伝送網の高
帯域化等により、より高臨場感に溢れた映像がサービス
できることが期待されている。
展により、遠隔地間を映像・音声通信網で結んだTV電
話やTV会議システム等の双方向映像通信が急速に普及
してきている。今後は、ISDN網の充実と伝送網の高
帯域化等により、より高臨場感に溢れた映像がサービス
できることが期待されている。
【0003】図7に、現在、双方向映像通信に用いられ
ている表示・撮像装置を示す。撮像装置2がCRTディ
スプレイ等の表示装置4の上面または側面にあり、表示
装置4を見ている使用者Mの撮像を行なう。しかし、こ
のような装置を利用する使用者Mは、通常、表示装置4
を見ているため、撮像装置2で撮像を行なっても、撮像
装置4の方に視線を向けることはない。そのため、せっ
かくの高臨場感溢れる映像が送信可能となっても、対話
者同士の視線が一致しない不自然な会話になるという欠
点があった。
ている表示・撮像装置を示す。撮像装置2がCRTディ
スプレイ等の表示装置4の上面または側面にあり、表示
装置4を見ている使用者Mの撮像を行なう。しかし、こ
のような装置を利用する使用者Mは、通常、表示装置4
を見ているため、撮像装置2で撮像を行なっても、撮像
装置4の方に視線を向けることはない。そのため、せっ
かくの高臨場感溢れる映像が送信可能となっても、対話
者同士の視線が一致しない不自然な会話になるという欠
点があった。
【0004】そこで、対話者同士の視線を一致させ、か
つTV会議システムなどに用いる大画面表示にも対応可
能な方式として、光透過/散乱状態の切り替えを行うス
クリーンを用いる方式が提案されている(特開平2−2
28893号公報)。この方式では、図8に示すように
表示・撮像装置が、上記の表示スクリーン8と、投射装
置から成る投射型表示装置1と、撮像装置2と、スクリ
ーン8の光透過/散乱状態の切り替えを行う制御装置1
2とで構成されており、スクリーン8が散乱状態の場合
にはスクリーン8の背面に投射型表示装置1から投射し
て画面を表示し、透過状態の場合にはスクリーン8を通
して被写体である使用者Mを架体10内の撮像装置2を
用いて撮像を行うことにより、視線一致を実現してい
る。
つTV会議システムなどに用いる大画面表示にも対応可
能な方式として、光透過/散乱状態の切り替えを行うス
クリーンを用いる方式が提案されている(特開平2−2
28893号公報)。この方式では、図8に示すように
表示・撮像装置が、上記の表示スクリーン8と、投射装
置から成る投射型表示装置1と、撮像装置2と、スクリ
ーン8の光透過/散乱状態の切り替えを行う制御装置1
2とで構成されており、スクリーン8が散乱状態の場合
にはスクリーン8の背面に投射型表示装置1から投射し
て画面を表示し、透過状態の場合にはスクリーン8を通
して被写体である使用者Mを架体10内の撮像装置2を
用いて撮像を行うことにより、視線一致を実現してい
る。
【0005】また、視野選択機能を有する透明基板(例
えば、日本板硝子(株)製 アングル21 または、住
友化学工業(株) ルミスティー等が現在市販されてい
る)をスクリーンに用いる方式も考案されている(特願
平4−184831号)。このような機能を有するスク
リーンでは、ある視野方向に対してのみ透過光が散乱さ
れて不透明に見えるため、図9に示すように、架体10
内で不透明に見えるスクリーン9の視野方向から投射型
表示装置1により表示画面を投影し、同じく架体10内
でスクリーン9の透明方向から撮像装置2によりスクリ
ーン9を通して使用者Mの撮像を行う構成をとる。この
例は、光透過/散乱状態の切り替えを行う図8のスクリ
ーン8を用いる方式に比べ、装置構成も簡略で容易に視
線一致を実現できる。
えば、日本板硝子(株)製 アングル21 または、住
友化学工業(株) ルミスティー等が現在市販されてい
る)をスクリーンに用いる方式も考案されている(特願
平4−184831号)。このような機能を有するスク
リーンでは、ある視野方向に対してのみ透過光が散乱さ
れて不透明に見えるため、図9に示すように、架体10
内で不透明に見えるスクリーン9の視野方向から投射型
表示装置1により表示画面を投影し、同じく架体10内
でスクリーン9の透明方向から撮像装置2によりスクリ
ーン9を通して使用者Mの撮像を行う構成をとる。この
例は、光透過/散乱状態の切り替えを行う図8のスクリ
ーン8を用いる方式に比べ、装置構成も簡略で容易に視
線一致を実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す光透過/散乱状態の切り替えを行うスクリーン8を
用いる表示・撮像方式では、表示画面や撮像画面がちら
つかないためには、スクリーン状態を高速に切り替える
ことが必要となり、スクリーン8,投射型表示装置1お
よび撮像装置2を高速に制御する高価な制御回路12や
高速に切り替え可能なスクリーン8が不可欠となる。そ
のため、装置自体の構成も複雑になるともに、装置自体
も高価になるという欠点があった。
示す光透過/散乱状態の切り替えを行うスクリーン8を
用いる表示・撮像方式では、表示画面や撮像画面がちら
つかないためには、スクリーン状態を高速に切り替える
ことが必要となり、スクリーン8,投射型表示装置1お
よび撮像装置2を高速に制御する高価な制御回路12や
高速に切り替え可能なスクリーン8が不可欠となる。そ
のため、装置自体の構成も複雑になるともに、装置自体
も高価になるという欠点があった。
【0007】これに対して、図9に示す視野選択機能を
有するスクリーンを用いる表示・撮像方式では、装置構
成が簡略で容易に視線一致を実現できるものの、散乱の
指向性により表示画面の輝度が投射方向で最大となるた
め、使用者Mが表示画面を見る正面方向の輝度は極めて
小さく、表示画面が暗くなってしまうという欠点があっ
た。
有するスクリーンを用いる表示・撮像方式では、装置構
成が簡略で容易に視線一致を実現できるものの、散乱の
指向性により表示画面の輝度が投射方向で最大となるた
め、使用者Mが表示画面を見る正面方向の輝度は極めて
小さく、表示画面が暗くなってしまうという欠点があっ
た。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、TV電話やTV会議システム等に用
いられる、大画面用の表示・撮像装置において、安価な
構成で視線一致を実現するとともに、見る位置による輝
度変動を抑えて表示画面の輝度向上を図ることを目的と
する。
されたものであり、TV電話やTV会議システム等に用
いられる、大画面用の表示・撮像装置において、安価な
構成で視線一致を実現するとともに、見る位置による輝
度変動を抑えて表示画面の輝度向上を図ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、投射型表示装置と撮像装置およびスク
リーンから構成される表示・撮像装置において、前記ス
クリーンを複数の微小なスクリーンで構成し、該微小な
スクリーンの間隙から前記撮像装置で撮像を行う構成と
している。
め、本発明では、投射型表示装置と撮像装置およびスク
リーンから構成される表示・撮像装置において、前記ス
クリーンを複数の微小なスクリーンで構成し、該微小な
スクリーンの間隙から前記撮像装置で撮像を行う構成と
している。
【0010】
【作用】本発明の表示・撮像装置では、微小に分割した
複数の微小スクリーンで安価に構成されたスクリーンを
用いることにより、見る角度によって透明,不透明の領
域を作り出し、不透明方向から投射像を投影し、透明方
向から被写体の撮像を行い、視線一致を実現している。
また、この微小スクリーンの散乱の指向性が小さいこと
により、投射像を見る位置の違いによる輝度変動を抑
え、表示画面の輝度向上を図っている。
複数の微小スクリーンで安価に構成されたスクリーンを
用いることにより、見る角度によって透明,不透明の領
域を作り出し、不透明方向から投射像を投影し、透明方
向から被写体の撮像を行い、視線一致を実現している。
また、この微小スクリーンの散乱の指向性が小さいこと
により、投射像を見る位置の違いによる輝度変動を抑
え、表示画面の輝度向上を図っている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】[実施例1]図1(a),(b)は本発明
の第1実施例で用いるスクリーン構成を示す側面から見
た説明図である。本実施例で用いるスクリーン3は、角
度θだけ傾けたスクリーン11を微小に分割して、複数
の微小スクリーン6とし、これを一直線上に再配列した
構成をとることにより、各々の微小スクリーン6の間隙
からスクリーン3の前方を見ることができるようにした
ものである。すなわち、スクリーン3の法線方向から上
向きにψまたは下向きにψ′以下の傾いた方向からスク
リーン3を見ると微小スクリーン6の間隙を通して透明
状態に見え、それ以上傾いた方向からでは微小スクリー
ン6に遮られて不透明に見えることになる。
の第1実施例で用いるスクリーン構成を示す側面から見
た説明図である。本実施例で用いるスクリーン3は、角
度θだけ傾けたスクリーン11を微小に分割して、複数
の微小スクリーン6とし、これを一直線上に再配列した
構成をとることにより、各々の微小スクリーン6の間隙
からスクリーン3の前方を見ることができるようにした
ものである。すなわち、スクリーン3の法線方向から上
向きにψまたは下向きにψ′以下の傾いた方向からスク
リーン3を見ると微小スクリーン6の間隙を通して透明
状態に見え、それ以上傾いた方向からでは微小スクリー
ン6に遮られて不透明に見えることになる。
【0013】具体的には、図1(b)に示すように、微
小スクリーン6を一体形成した場合に相当する、微小な
ルーバーを組み込んだ透明基板(例えば、住友3M
(株)製ライトコントロールフィルム または、信越ポ
リマー(株) VC FILM等が現在市販されてい
る)をスクリーン3に用いることができる。このような
構造のスクリーン3では、正面方向,すなわちスクリー
ン3に対して法線方向で前述のように微小スクリーン6
に相当するルーバーの間隙よりスクリーン3の反対側を
みることができ、スクリーン3は透明状態になる。それ
に対し、法線方向からずれるに伴い、微小スクリーン6
により視界が遮られるようになり、図に示したように法
線方向から上向きにψまたは下向きにψ′以上傾いた方
向からスクリーン3を見ると、前述と同様に不透明状態
に見えることになる。また、ψやψ′は微小スクリーン
6の間隔dや傾きθを調整することにより、容易に制御
可能である。
小スクリーン6を一体形成した場合に相当する、微小な
ルーバーを組み込んだ透明基板(例えば、住友3M
(株)製ライトコントロールフィルム または、信越ポ
リマー(株) VC FILM等が現在市販されてい
る)をスクリーン3に用いることができる。このような
構造のスクリーン3では、正面方向,すなわちスクリー
ン3に対して法線方向で前述のように微小スクリーン6
に相当するルーバーの間隙よりスクリーン3の反対側を
みることができ、スクリーン3は透明状態になる。それ
に対し、法線方向からずれるに伴い、微小スクリーン6
により視界が遮られるようになり、図に示したように法
線方向から上向きにψまたは下向きにψ′以上傾いた方
向からスクリーン3を見ると、前述と同様に不透明状態
に見えることになる。また、ψやψ′は微小スクリーン
6の間隔dや傾きθを調整することにより、容易に制御
可能である。
【0014】図2に本発明の第1実施例の表示・撮像装
置の構成図を示す。本実施例では、上記構成のスクリー
ン3を架体10の1面に配置し、架体10内においてス
クリーン3に対し不透明な方向に投射型表示装置1を設
置し、スクリーン3中の微小スクリーン6上に表示画像
を投射している。微小スクリーン6は散乱の指向性が小
さいため、微小スクリーン6上に投射された画像,すな
わち表示画面の輝度は、使用者Mの見る位置による表示
輝度の変動がなく、スクリーン3正面からでも明るい表
示画面を見ることができる。撮像装置2は、スクリーン
3に対し使用者Mとは反対側の架体10に設置され、ス
クリーン3に対し透明な法線方向に設置されているた
め、スクリーン3を通して使用者Mを撮像することがで
きる。その結果、使用者Mは、スクリーン3,すなわち
撮像装置2を見ているため、対話者同士の視線一致を実
現することができる。ただし、実際には表示・撮像装置
の架体10内も使用者Mから見えることになるため、表
示・撮像装置の架体10内は投射型表示装置1以外を黒
くかつ暗くして、投射された表示画像以外の物が見えな
いようにするのが好適である。
置の構成図を示す。本実施例では、上記構成のスクリー
ン3を架体10の1面に配置し、架体10内においてス
クリーン3に対し不透明な方向に投射型表示装置1を設
置し、スクリーン3中の微小スクリーン6上に表示画像
を投射している。微小スクリーン6は散乱の指向性が小
さいため、微小スクリーン6上に投射された画像,すな
わち表示画面の輝度は、使用者Mの見る位置による表示
輝度の変動がなく、スクリーン3正面からでも明るい表
示画面を見ることができる。撮像装置2は、スクリーン
3に対し使用者Mとは反対側の架体10に設置され、ス
クリーン3に対し透明な法線方向に設置されているた
め、スクリーン3を通して使用者Mを撮像することがで
きる。その結果、使用者Mは、スクリーン3,すなわち
撮像装置2を見ているため、対話者同士の視線一致を実
現することができる。ただし、実際には表示・撮像装置
の架体10内も使用者Mから見えることになるため、表
示・撮像装置の架体10内は投射型表示装置1以外を黒
くかつ暗くして、投射された表示画像以外の物が見えな
いようにするのが好適である。
【0015】[実施例2]図3に本発明の第2実施例の
表示・撮像装置を用いるスクリーンの断面図を、図4に
本発明の第2実施例による表示・撮像装置の構成図を示
す。図3で示したスクリーンは、図1で示したスクリー
ン3の投射型表示装置1側にフレネルレンズ7を配置し
ている。ただし、フレネルレンズ7においてフレネルレ
ンズ構造7aが構成されている領域は周辺部のみで、中
央部は普通の平坦な透明基板もしくは開口部となってい
る。投射型表示装置1は架体10内において、図1と同
様にスクリーン3の不透明な方向に設置され、撮像装置
2はスクリーン3の透明方向であって、フレネルレンズ
7の中央部方向に設置される。通常、投射型表示では、
スクリーンと投射型表示装置の間にフレネルレンズ7を
挿入し、表示画像の周辺部での輝度低下の緩和を行う。
そのため、図2を示した構成ではフレネルレンズ7を挿
入していないため、スクリーン3に投射された表示画像
の中央部が明るく、周辺部が暗くなってしまう懸念があ
る。ただし、単にフレネルレンズ7を設置するだけで
は、撮像はこのフレネルレンズ7を通して行うことな
り、フレネルレンズ7自体は撮像に対し望遠レンズとし
て作用するため、所望の範囲にある像を撮像することが
できなくなる。それに対し、図4に示した本実施例で
は、フレネルレンズ構造7aの無い中央部の領域を通し
て撮像を行うため、前述の望遠レンズの効果はなく所望
の範囲の像を撮像できると同時に、表示画像の周辺での
輝度低下を防ぐことができる。本実施例では、中央部で
若干輝度低下が見られるが、周辺部に比べれば十分明る
く、輝度分布の均一化が図れる。
表示・撮像装置を用いるスクリーンの断面図を、図4に
本発明の第2実施例による表示・撮像装置の構成図を示
す。図3で示したスクリーンは、図1で示したスクリー
ン3の投射型表示装置1側にフレネルレンズ7を配置し
ている。ただし、フレネルレンズ7においてフレネルレ
ンズ構造7aが構成されている領域は周辺部のみで、中
央部は普通の平坦な透明基板もしくは開口部となってい
る。投射型表示装置1は架体10内において、図1と同
様にスクリーン3の不透明な方向に設置され、撮像装置
2はスクリーン3の透明方向であって、フレネルレンズ
7の中央部方向に設置される。通常、投射型表示では、
スクリーンと投射型表示装置の間にフレネルレンズ7を
挿入し、表示画像の周辺部での輝度低下の緩和を行う。
そのため、図2を示した構成ではフレネルレンズ7を挿
入していないため、スクリーン3に投射された表示画像
の中央部が明るく、周辺部が暗くなってしまう懸念があ
る。ただし、単にフレネルレンズ7を設置するだけで
は、撮像はこのフレネルレンズ7を通して行うことな
り、フレネルレンズ7自体は撮像に対し望遠レンズとし
て作用するため、所望の範囲にある像を撮像することが
できなくなる。それに対し、図4に示した本実施例で
は、フレネルレンズ構造7aの無い中央部の領域を通し
て撮像を行うため、前述の望遠レンズの効果はなく所望
の範囲の像を撮像できると同時に、表示画像の周辺での
輝度低下を防ぐことができる。本実施例では、中央部で
若干輝度低下が見られるが、周辺部に比べれば十分明る
く、輝度分布の均一化が図れる。
【0016】[実施例3]図5に本発明による表示・撮
像装置の第3実施例の構成図を示す。図3または図4で
示した構成では、スクリーン3で反射または散乱された
投射型表示装置1の表示画像が撮像装置2に映り込む懸
念がある。それに対し、図5に示す本実施例では、互い
にクロスニコルな偏光板5a,5bをそれぞれ投射型表
示装置1および撮像装置2の前方に設置してある。これ
により、投射型表示装置1の前方に設置された偏光板5
aによる投射像の偏光と撮像装置2の前方に設置された
偏向板5bの偏光の向きが90°異なるため、撮像装置
2にスクリーン3で反射または散乱された表示画像が映
り込まないことになる。また、この構成で投射型表示装
置1に液晶プロジェクタを用いる場合には、投射光自体
が直線偏光しているので、投射型表示装置1の前方に偏
光板5aを設置する必要はなくなる。
像装置の第3実施例の構成図を示す。図3または図4で
示した構成では、スクリーン3で反射または散乱された
投射型表示装置1の表示画像が撮像装置2に映り込む懸
念がある。それに対し、図5に示す本実施例では、互い
にクロスニコルな偏光板5a,5bをそれぞれ投射型表
示装置1および撮像装置2の前方に設置してある。これ
により、投射型表示装置1の前方に設置された偏光板5
aによる投射像の偏光と撮像装置2の前方に設置された
偏向板5bの偏光の向きが90°異なるため、撮像装置
2にスクリーン3で反射または散乱された表示画像が映
り込まないことになる。また、この構成で投射型表示装
置1に液晶プロジェクタを用いる場合には、投射光自体
が直線偏光しているので、投射型表示装置1の前方に偏
光板5aを設置する必要はなくなる。
【0017】なお、上記実施例では、投射型表示装置1
の上方に撮像装置2を設置する場合を示したが、スクリ
ーン3の微小スクリーン6の構成を変えることにより、
下方または側方に設置できることは言うまでもない。ま
た、背面投射型の場合を述べてきたが、図6に示すよう
な前面投射型でも全く同じ効果があることは自明であ
る。その際、図6中の投射型表示装置1の代わりに図7
の表示装置4を用い、スクリーン3を構成する微小スク
リーン6の代わりに同形状の微小鏡を、それぞれ用いる
こともできる。その場合には、撮像装置2に表示画面が
映り込まなくなるという利点が生じる。以上に述べたよ
うに本発明は、その主旨に沿って種々に応用され、種々
の実施態様を取り得るものである。
の上方に撮像装置2を設置する場合を示したが、スクリ
ーン3の微小スクリーン6の構成を変えることにより、
下方または側方に設置できることは言うまでもない。ま
た、背面投射型の場合を述べてきたが、図6に示すよう
な前面投射型でも全く同じ効果があることは自明であ
る。その際、図6中の投射型表示装置1の代わりに図7
の表示装置4を用い、スクリーン3を構成する微小スク
リーン6の代わりに同形状の微小鏡を、それぞれ用いる
こともできる。その場合には、撮像装置2に表示画面が
映り込まなくなるという利点が生じる。以上に述べたよ
うに本発明は、その主旨に沿って種々に応用され、種々
の実施態様を取り得るものである。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の表示・
撮像装置は、複数の微小なスクリーンで構成される投射
型表示装置用のスクリーンを撮像装置の前方に設置する
だけで、容易かつ安価に視線一致可能な表示・撮像装置
を実現できる利点がある。さらに、微小スクリーン上に
投射像が投射されるため、スクリーンの散乱の指向性が
小さくなり、スクリーンを見る位置による表示画面の輝
度変動が小さくできるという利点もある。
撮像装置は、複数の微小なスクリーンで構成される投射
型表示装置用のスクリーンを撮像装置の前方に設置する
だけで、容易かつ安価に視線一致可能な表示・撮像装置
を実現できる利点がある。さらに、微小スクリーン上に
投射像が投射されるため、スクリーンの散乱の指向性が
小さくなり、スクリーンを見る位置による表示画面の輝
度変動が小さくできるという利点もある。
【0019】また、請求項2の発明によれば、特に、表
示画面の周辺部の輝度向上を図りながら、上記の視線一
致を実現できる。
示画面の周辺部の輝度向上を図りながら、上記の視線一
致を実現できる。
【0020】さらに、請求項3の発明によれば、特に、
表示画面の写り込みを防止しながら、上記の視線一致を
実現できる。
表示画面の写り込みを防止しながら、上記の視線一致を
実現できる。
【図1】(a),(b)は本発明の第1実施例の表示・
撮像装置に用いるスクリーンの構成を示す側面から見た
説明図
撮像装置に用いるスクリーンの構成を示す側面から見た
説明図
【図2】上記第1実施例による表示・撮像装置の構成図
【図3】本発明の第2実施例に用いるスクリーンの断面
図
図
【図4】上記第2実施例による表示・撮像装置の構成図
【図5】本発明の第3実施例による表示・撮像装置の構
成図
成図
【図6】本発明の変形例を示す表示・撮像装置の構成図
【図7】視線一致を実現した従来の大画面用の表示・撮
像装置の第一例を示す構成図
像装置の第一例を示す構成図
【図8】視線一致を実現した従来の大画面用の表示・撮
像装置の第二例を示す構成図
像装置の第二例を示す構成図
【図9】視線一致を実現した従来の大画面用の表示・撮
像装置の第三例を示す構成図
像装置の第三例を示す構成図
1…投射型表示装置 2…撮像装置 3…スクリーン 5a,5b…偏光板 6…微小スクリーン 7…フレネルレンズ 7a…フレネルレンズ構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 重信 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−228893(JP,A) 特開 平6−30406(JP,A) 特開 平6−22307(JP,A) 特開 平5−68246(JP,A) 特開 平6−22308(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22
Claims (3)
- 【請求項1】 投射型表示装置と撮像装置およびスクリ
ーンから構成される表示・撮像装置において、前記スク
リーンを複数の微小なスクリーンで構成し、該微小なス
クリーンの間隙から前記撮像装置で撮像を行うことを特
徴とする表示・撮像装置。 - 【請求項2】 投射型表示装置側のスクリーンの一部が
フレネルレンズ構造を成す領域を有し、該領域以外のス
クリーンを通して前記撮像装置により撮像を行うことを
特徴とする請求項1記載の表示・撮像装置。 - 【請求項3】 投射型表示装置と撮像装置のそれぞれの
前面に互いにクロスニコルな偏光板を、もしくは撮像装
置の前面に投射型表示装置の偏光の向きとクロスニコル
な偏光板を、配置することを特徴とする請求項1または
2記載の表示・撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04255181A JP3122543B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 表示・撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04255181A JP3122543B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 表示・撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06113296A JPH06113296A (ja) | 1994-04-22 |
JP3122543B2 true JP3122543B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=17275167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04255181A Expired - Fee Related JP3122543B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 表示・撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3122543B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6301417B1 (en) * | 1998-08-31 | 2001-10-09 | Brookhaven Science Associates | Ultrathin optical panel and a method of making an ultrathin optical panel |
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