JP2602729B2 - 液晶プロジェクションディスプレイ - Google Patents

液晶プロジェクションディスプレイ

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JP2602729B2
JP2602729B2 JP2104528A JP10452890A JP2602729B2 JP 2602729 B2 JP2602729 B2 JP 2602729B2 JP 2104528 A JP2104528 A JP 2104528A JP 10452890 A JP10452890 A JP 10452890A JP 2602729 B2 JP2602729 B2 JP 2602729B2
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研 合田
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、液晶プロジェクターに映し出された画像
を背面から前面の大きなスクリーンに拡大投写する背面
投写型の液晶プロジェクションディスプレイに関する。
「従来の技術」 近年、高精細で鮮明な画像が得られ、視覚心理的に臨
場感があるテレビジョンとしてHDTVが好評である。
このHDTVの画像をより迫力のある画像とするために、
第6図で示すような背面投写型の液晶プロジェクション
ディスプレイP′が使用されている。
第6図で示す液晶プロジェクションディスプレイP′
は、ケース1に傾斜内蔵された液晶プロジェクター2か
ら投射された小さな画像を投写レンズ3で拡大し、拡大
した画像をケース1の後上部に斜設した平板ミラー4″
で反射させてからケース1前面のスクリーン5に結像さ
せていた。
そして、スクリーン5に映し出された拡大画像を前面
側から視聴していた。
上記のスクリーン5は、HDTVに適応させるために、ア
スペクト比16:9のワイドアスペクトタイプ(第7図参
照)である。
「発明が解決しようとする課題」 このような液晶プロジェクションディスプレイで、現
行標準方式であるアスペクト比4:3のNTSCの画像5Aを映
すと、第7図で示すように液晶パネル6の両サイドにグ
レイ信号(格子部)8等で画像と区分していた。
したがって、液晶パネル6の本来持っている能力が十
分に活用できず、解像度、輝度共に低い画像がスクリー
ン5上に投写される結果となった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、液晶
パネルの全面を使ってスクリーン上に解像度、輝度の高
い画像を映し出すことができる液晶プロジェクションデ
ィスプレイの提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上述の課題を解決するために、この発明においては、
液晶プロジェクターの液晶パネル上の画像の像光がミラ
ーに反射されてからスクリーンに拡大投写される液晶プ
ロジェクションディスプレイにおいて、 ミラーを垂直または水平方向に所定の曲率のあるミラ
ーとなし、液晶パネルに表示されたアスペクト比と異な
るアスペクト比の画像をスクリーンに投写することを特
徴とするものである。
「作 用」 実施第1例の液晶プロジェクションディスプレイPを
示す第1図において、液晶プロジェクター2の液晶パネ
ル6上に、現行標準方式のNTSC画像6Aが第3図で示すよ
うに、アスペクト比16:9の画像として表示される。
液晶パネル6上にワイドアスペクト画像6A(第3図点
斜線で示す)が像光として投射レンズ7でミラー4に出
射される。
ミラー4に入射された像光は、ミラー4の横方向の曲
面により同方向に圧縮され、スクリーン5に出射され
る。
そして、スクリーン5に表われる画像5Aは、第4図で
示すようにアスペクト比4:3のNTSC画像5A(点斜線で示
す)となる。
このスクリーン5上に映し出された画像5Aは、液晶パ
ネル6全面を有効に利用したので、高輝度化、高精細化
された見易い画像となっている。
「実 施 例」 続いて、この発明に係る液晶プロジェクションディス
プレイの実施の一例について、第1図〜第4図を参照し
て詳細に説明する。
第1図は、この発明に係る液晶プロジェクションディ
スプレイを示す概略構成図である。
この第1図において、液晶プロジェクションディスプ
レイPは、上面が傾斜したボックスタイプのケース1
と、ケース1に傾斜内蔵した液晶プロジェクター2と、
ケース1の後上部に斜設したミラー4と、ケース1の前
面に取り付けたスクリーン5とからなる背面投写型であ
る。
液晶プロジェクター2は、通例のように液晶パネル6
が内設され、前面に投射レンズ7が備え付けられる。
第2図に示すようにミラー4は、水平方向に所定の曲
率を持つ曲面鏡である。
スクリーン5は、背面投写型スクリーンである。
このような構成からなる液晶プロジェクションディス
プレイPにおいて、液晶プロジェクター2の液晶パネル
6上に現行標準方式のNTSC画像が、第3図で示すように
アスペクト比16:9の画像として表示され、このワイドア
スペクト画像6A(点斜線で示す)を投射レンズ7でミラ
ー4に拡大して出射する。ミラー4に入射された像光
は、ミラー4の曲面によって横方向に圧縮されてスクリ
ーン5に出射される。
スクリーン5に表われる画像は、第4図で示すように
アスペクト比4:3のNTSC画像5A(点斜線で示す)とな
る。
以上、液晶パネル6にアスペクト比16:9のワイドアス
ペクトで表示されている画像を、スクリーン5上にアス
ペクト比4:3のNTSC画像で映し出す例を説明したが、液
晶パネル6にアスペクト比4:3で表示されている画像
を、第5図で示すように縦方向に曲率のあるミラー4を
使用することにより、スクリーン5上にアスペクト比1
6:9のワイドアスペクトの画像を映し出すことができ
る。
「発明の効果」 以上のように、この発明に係る液晶プロジェクション
ディスプレイは、液晶プロジェクターの液晶パネルの画
像を投射レンズで垂直または水平方向に所定の曲率があ
るミラーに反射させ、アスペクト比を変えてスクリーン
の背面に拡大投写する。
したがって、液晶パネル上に表示される画像のアスペ
クト比が異なる場合でも、液晶パネルの画像全体を有効
に利用することができ、スクリーン上に表示される画像
の輝度、精細度が向上される。
また、一種類の液晶パネルで各アスペクト比に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る液晶プロジェクションディスプ
レイを示す概略構成図、第2図はミラーの横断面図、第
3図は液晶パネルと画像の関係を示す説明図、第4図は
スクリーンと画像の関係を示す説明図、第5図は垂直方
向に曲率を持つミラーの縦断面図、第6図は従来の液晶
プロジェクションディスプレイを示す概略構成図、第7
図は液晶パネルと画像の関係を示す説明図である。 P……液晶プロジェクションディスプレイ 2……液晶プロジェクター 4……ミラー 5……スクリーン 6……液晶パネル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶プロジェクターの液晶パネル上の画像
    の像光がミラーに反射されてからスクリーンに拡大投写
    される液晶プロジェクションディスプレイにおいて、 上記ミラーを垂直または水平方向に所定の曲率のあるミ
    ラーとなし、液晶パネルに表示されたアスペクト比と異
    なるアスペクト比の画像をスクリーンに投写することを
    特徴とする液晶プロジェクションディスプレイ。
JP2104528A 1990-04-20 1990-04-20 液晶プロジェクションディスプレイ Expired - Lifetime JP2602729B2 (ja)

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JPH043040A JPH043040A (ja) 1992-01-08
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