JPH0623686Y2 - カムフオロア装置 - Google Patents

カムフオロア装置

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JPH0623686Y2
JPH0623686Y2 JP1986135514U JP13551486U JPH0623686Y2 JP H0623686 Y2 JPH0623686 Y2 JP H0623686Y2 JP 1986135514 U JP1986135514 U JP 1986135514U JP 13551486 U JP13551486 U JP 13551486U JP H0623686 Y2 JPH0623686 Y2 JP H0623686Y2
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JP
Japan
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shaft
guide plate
cam follower
outer ring
follower device
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JP1986135514U
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JPS6342804U (ja
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且弘 池沢
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの動弁機構の一部であって、例えば
ロッカーアームまたは、タペットのカムフォロア装置に
関するものである。
(従来の技術) 従来例えば、実開昭60-88016に開示されているように、
カムの運動をロッカーアームに伝達する手段として、ロ
ッカーアームの一対の足部と、該足部に固定される軸
と、該軸に嵌装される外輪と、該外輪と前記軸との間に
介装されるころとからなるカムフォロア装置がある。
このカムフォロア装置を備えたロッカーアームは、シュ
ーを介してすべり要素でカムの運動を伝達するシュータ
イプのロッカーアームに比べて、摩擦抵抗が少ないとい
う利点がある。
更に、この種のカムフォロア装置には、前記ころと前記
外輪からなる回転要素の案内用として、前記回転要素と
前記足部の間に、円盤状の案内板を設け、足部内側面と
回転要素が直接的に当接することを防止したものが、本
出願人が先に出願した実願昭60-120828(実開昭62-2940
5号公報参照)等に示されている。
この案内板は、前記足部の摩耗を防止するため、回転要
素の軸方向の移動を制限し、円滑な回転を与えるものと
して、有効である。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前記実願昭60-120828のカムフォロア装置は、
前記足部と前記回転要素との間に上記案内板を配置し
て、飛沫状の潤滑油によって、潤滑して使用するが、こ
の案内板が潤滑油の経路を塞ぎ回転要素内部への潤滑油
の供給が不足する場合が生じ、その場合には、回転機能
に支障を与える可能性がある。
本考案の目的は、このような問題点を解決し、回転要素
の潤滑を良好にしたカムフォロア装置を提供するもので
あり、また、この考案の目的は、耐久性の高いカムフォ
ロア装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するための本考案は、一対の足部を有
するヨークと、前記両足部に固定され、前記足部間に配
置される軸と、該軸の外周側に該軸と半径方向に空間を
もって配置される外輪と、前記空間に配設される複数の
ころと、各々の足部内側面と、前記外輪および前記ころ
とで画成される空間に、前記軸に嵌装されている案内板
を備えたカムフォロア装置において、前記案内板は、そ
の内周面が、円周方向複数個所に、軸方向に貫通した切
り欠き部を有し、前記足部は、その内側面に足部の外縁
部から前記軸に向う油みぞを有することを特徴とするカ
ムフォロア装置である。
(作用) 本考案の構成によれば、回転要素は、案内板の側面によ
って案内され、円滑に回転し、かつ潤滑油は、この案内
板によってさえぎられることなく、足部の内側面に設け
られた油みぞから、軸に向って流入し、つづいてこの潤
滑油は、案内板の内周面の切り欠き部を通って、回転要
素内部に流入できるため、回転要素は充分な潤滑状態を
確保できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面にもとづいて説明する。
第1図、第2図、第3図は、第1の実施例であって、ア
ルミ合金製のロッカーアームのヨーク1の一対の足部2
には、軸装入穴3があり、この2つの軸装入穴3に、軸
4が装入されている。この軸4の外周側には、外輪5が
嵌装されていて、軸4と外輪5との間に、ころ6が、こ
ろ6を円周方向に分離する保持器なしの状態で、入れら
れるだけ、複数個配置されている。前記足部2と外輪5
及びころ6の間には、案内板7が軸4に嵌装されてい
る。前記足部2の内側面13には、足部2の先端外縁部14
から軸装入穴3に向う油みぞ8があり、この油みぞ8は
潤滑油が入りやすく先端外縁部14に向って広がってい
る。また前記案内板7の外径15は外輪5の外径16より小
さく、外輪5の内径17より大きく、外輪5の端面18は、
常に案内板7で案内されるようになっている。さらに、
前記案内板7は、その内周面9に、軸方向に貫通した切
り欠き10を円周等分で4個所に有している。またこの切
り欠き10は、ころ6の頭部先端19が案内板7に回転接触
する部分11よりも、軸心側に有り、ころ6の頭部先端19
は、常に案内板7の側面11で案内されるようになってい
る。
以上の実施例において案内板7は、アルミ合金製の足部
2の内側面13に、外輪5ところ6とからなる回転要素
が、接触して内側面13を摩耗させないように、回転要素
に対して安定した回転面を与える。従って、回転要素
は、この案内板7の案内面によって円滑に回転できる。
また、潤滑油は、足部2の内側面13に設けられた油みぞ
8から、軸4に向って流入し、続いてこの潤滑油は、案
内板7の内周面9にある切り欠き10を通り、案内板7に
よってさえぎられることなく、回転要素内部に流入でき
るため、回転要素は、充分な潤滑状態を確保できる。
次に、第2の実施例を、第4図に示す。足部2の内側面
13において、足部2の先端外縁部14から軸装入穴3に向
う油みぞ8と、更にこれに対して直角の方向で足部2の
外縁部20から軸装入穴3に向う油みぞ12を設けたもので
あり、油みぞ12はロッカーアームの足部2の揺動運動方
向を向いていて、潤滑油の流入流出が、より多くなる利
点を備えている。
なお、上記実施例は、ロッカーアームに適用した実施例
であるが、ロッカーアームに限定するものではなくて、
タペット等に適用してもよい。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案のカムフォロア装置におい
て、回転要素は、案内板の案内面にそって円滑な回転を
し、かつ潤滑油は、案内板によってさえぎられることな
く、足部内側面の油みぞと案内板円周面の切り欠き部を
通って、回転要素内に流入することができ、回転要素を
充分に潤滑することができ、カムフォロア装置の耐久性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1の実施例を示すカムフォロア装
置の断面図、第2図は、第1図の足部の斜視図、第3図
は第1図の案内板の正面図である。また、第4図は、第
2実施例の第2図に相当する図である。 符号の説明 1……ヨーク、2……足部、4……軸、5……外輪、6
……ころ、7……案内板、8……油みぞ、10……切り欠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の足部を有するヨークと、前記両足部
    に固定され、前記足部間に配置される軸と、該軸の外周
    側に該軸と半径方向に空間をもって配置される外輪と、
    前記空間に配設される複数のころと、各々の足部内側面
    と、前記外輪および前記ころとで画成される空間に、前
    記軸に嵌装されている案内板を備えたカムフォロア装置
    において、前記案内板は、その内周面が、円周方向複数
    個所に、軸方向に貫通した切り欠き部を有し、前記足部
    は、その内側面に足部の外縁部から前記軸に向う油みぞ
    を有することを特徴とするカムフォロア装置。
  2. 【請求項2】前記案内板は、その外径が、外輪の外径よ
    り小さくかつ、外輪の内径より大きく形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    カムフォロア装置。
JP1986135514U 1986-09-05 1986-09-05 カムフオロア装置 Expired - Lifetime JPH0623686Y2 (ja)

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JP1986135514U JPH0623686Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05 カムフオロア装置

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JP1986135514U JPH0623686Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05 カムフオロア装置

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JPS6342804U JPS6342804U (ja) 1988-03-22
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JP4103489B2 (ja) * 2002-08-01 2008-06-18 株式会社ジェイテクト カムフォロワ
JP4992521B2 (ja) * 2007-04-04 2012-08-08 日本精工株式会社 ロッカーアーム
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JPS6342804U (ja) 1988-03-22

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