JPH06235685A - 車載用機器試験用電源装置 - Google Patents
車載用機器試験用電源装置Info
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- JPH06235685A JPH06235685A JP5021243A JP2124393A JPH06235685A JP H06235685 A JPH06235685 A JP H06235685A JP 5021243 A JP5021243 A JP 5021243A JP 2124393 A JP2124393 A JP 2124393A JP H06235685 A JPH06235685 A JP H06235685A
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- power supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は車両の電源回路の動作を再現させ車
両に装着したときの機器の動作を確認することを目的と
する。 【構成】 車載用機器に印加するバッテリーの電圧変動
を模擬する電圧制御部３及びこの後段に設けられて電源
回路を遮断する出力制御回路５を有する車載用機器試験
用電源装置に、電圧制御部３と出力制御回路５との間に
電圧制御部３に並列に接続され、車載機器の容量性負荷
に蓄積した電圧を放電させる負荷回路４を設ける。複数
の車載用機器試験用電源装置で電圧変動を模擬する場合
に、電圧制御部３において電圧変動を模擬するためのプ
ログラムを駆動するクロック信号を共通にする。
両に装着したときの機器の動作を確認することを目的と
する。 【構成】 車載用機器に印加するバッテリーの電圧変動
を模擬する電圧制御部３及びこの後段に設けられて電源
回路を遮断する出力制御回路５を有する車載用機器試験
用電源装置に、電圧制御部３と出力制御回路５との間に
電圧制御部３に並列に接続され、車載機器の容量性負荷
に蓄積した電圧を放電させる負荷回路４を設ける。複数
の車載用機器試験用電源装置で電圧変動を模擬する場合
に、電圧制御部３において電圧変動を模擬するためのプ
ログラムを駆動するクロック信号を共通にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車載用機器を試験するた
めの直流電源装置に関し、特に本発明では車両の電源回
路の動作を再現させ車両に装着したときの車載機器の動
作を確認することに関する。
めの直流電源装置に関し、特に本発明では車両の電源回
路の動作を再現させ車両に装着したときの車載機器の動
作を確認することに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来このような分野の技術として車載用
機器試験電源装置があり、これを以下に説明する。図５
は従来の車載用機器試験電源装置の主要部を示す図であ
る。本図に示す車載用機器試験用電源装置の主要部は直
流電圧ＶD を制御する電圧制御部３と、該電圧制御部３
で制御された直流電圧を断続させるスイッチからなり後
段の車両のＡＶ機器を等価的に模擬した容量Ｃ及び抵抗
値Ｒの負荷への接続、遮断を制御する出力制御部５から
なる。該電圧制御部３は、直流電圧ＶD が現れる二つの
端子間の一方に接続され直流電圧ＶD を変化させる電圧
可変部３１と、該電圧可変部３１の出力端子に一方が接
続され他方が他方の端子に接続される抵抗３２と、該抵
抗３２のある中間位置から取り出した電圧を一方に入力
し該電圧可変部３１の出力電圧変化を検出しこの変化が
無くなるように電圧可変部３１を制御するための比較部
３３と、該比較部３３の他方に基準電圧として出力する
可変基準電圧部３４と、該可変基準電圧部３４が出力す
る基準電圧を模擬するためのプログラム制御部３５を具
備する。本車載用機器試験用電源装置により、車載機器
に印加する電源電圧を発生する車載バッテリーを模擬し
ているが、これを以下に説明する。
機器試験電源装置があり、これを以下に説明する。図５
は従来の車載用機器試験電源装置の主要部を示す図であ
る。本図に示す車載用機器試験用電源装置の主要部は直
流電圧ＶD を制御する電圧制御部３と、該電圧制御部３
で制御された直流電圧を断続させるスイッチからなり後
段の車両のＡＶ機器を等価的に模擬した容量Ｃ及び抵抗
値Ｒの負荷への接続、遮断を制御する出力制御部５から
なる。該電圧制御部３は、直流電圧ＶD が現れる二つの
端子間の一方に接続され直流電圧ＶD を変化させる電圧
可変部３１と、該電圧可変部３１の出力端子に一方が接
続され他方が他方の端子に接続される抵抗３２と、該抵
抗３２のある中間位置から取り出した電圧を一方に入力
し該電圧可変部３１の出力電圧変化を検出しこの変化が
無くなるように電圧可変部３１を制御するための比較部
３３と、該比較部３３の他方に基準電圧として出力する
可変基準電圧部３４と、該可変基準電圧部３４が出力す
る基準電圧を模擬するためのプログラム制御部３５を具
備する。本車載用機器試験用電源装置により、車載機器
に印加する電源電圧を発生する車載バッテリーを模擬し
ているが、これを以下に説明する。
【０００３】図６は車載用機器に印加する電源電圧を発
生する車載バッテリーの接続構成を示す図である。本図
に示すように、車両に搭載されたバッテリ（鉛蓄電池）
１０は、オルタネータの発電により充電され、各種負荷
（スタータモータ、エアコンディショナ等の電装機器）
に放電されるが、イグニッションスイッチ１１を介して
車載用機器を等価的に構成するスイッチ（ＳＷ１）、容
量Ｃ１及び抵抗値Ｒ１の負荷に電圧を印加する。さらに
バッテリー１０により、直接的にすなわちイグニッショ
ンスイッチ１１を介さないで、別の車載用機器を等価的
に構成する容量Ｃ２及び抵抗値Ｒ２の負荷に電圧を印加
する（図５には示していない）。後者の負荷の例として
バックアップ用の揮発性メモリであるＲＡＭ(Random Ac
cess Memory)がある。ここに車載バッテリー３は図５の
前記電圧制御部３に対応し、イグニッションスイッチ１
１は前記出力制御部５に対応する。車載用機器試験用電
源装置は、主として車載用機器のうちＡＶ(Audio Visua
l)機器に試験用電圧を印加するものであるが、スタータ
モータ、エアコン等の電装機器により車載バッテリーの
電圧が急激に変動するのでこの急激な変動を模擬する。
すなわち図５のプログラム制御部３５でこの急激な変動
をプログラムし、可変基準電圧部３４の基準電圧を制御
し、比較部３３を介して電圧可変部３１により直流電圧
を変化させて急激な電圧変動を模擬している。なお、図
６におけるイグニッションスイッチ１１には電源回路を
断続させるＡＣＣ（アクセサリ）位置があり、この電源
回路遮断による電圧変動の模擬は、出力制御部５の開閉
により実現される。
生する車載バッテリーの接続構成を示す図である。本図
に示すように、車両に搭載されたバッテリ（鉛蓄電池）
１０は、オルタネータの発電により充電され、各種負荷
（スタータモータ、エアコンディショナ等の電装機器）
に放電されるが、イグニッションスイッチ１１を介して
車載用機器を等価的に構成するスイッチ（ＳＷ１）、容
量Ｃ１及び抵抗値Ｒ１の負荷に電圧を印加する。さらに
バッテリー１０により、直接的にすなわちイグニッショ
ンスイッチ１１を介さないで、別の車載用機器を等価的
に構成する容量Ｃ２及び抵抗値Ｒ２の負荷に電圧を印加
する（図５には示していない）。後者の負荷の例として
バックアップ用の揮発性メモリであるＲＡＭ(Random Ac
cess Memory)がある。ここに車載バッテリー３は図５の
前記電圧制御部３に対応し、イグニッションスイッチ１
１は前記出力制御部５に対応する。車載用機器試験用電
源装置は、主として車載用機器のうちＡＶ(Audio Visua
l)機器に試験用電圧を印加するものであるが、スタータ
モータ、エアコン等の電装機器により車載バッテリーの
電圧が急激に変動するのでこの急激な変動を模擬する。
すなわち図５のプログラム制御部３５でこの急激な変動
をプログラムし、可変基準電圧部３４の基準電圧を制御
し、比較部３３を介して電圧可変部３１により直流電圧
を変化させて急激な電圧変動を模擬している。なお、図
６におけるイグニッションスイッチ１１には電源回路を
断続させるＡＣＣ（アクセサリ）位置があり、この電源
回路遮断による電圧変動の模擬は、出力制御部５の開閉
により実現される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車載用機器試験用電源装置では、電圧制御部３が直流電
圧を上昇させる場合や、出力制御部５により電源回路を
遮断する場合のように電源電圧の変動を模擬するときに
は特に問題はないが、直流電圧を下降させる場合には以
下のような問題が生じる。
車載用機器試験用電源装置では、電圧制御部３が直流電
圧を上昇させる場合や、出力制御部５により電源回路を
遮断する場合のように電源電圧の変動を模擬するときに
は特に問題はないが、直流電圧を下降させる場合には以
下のような問題が生じる。
【０００５】図７はプログラム制御部３５により電源電
圧の上昇、下降を制御する場合に電圧可変部３１から出
力される電圧を示す図である。本図（ａ）はプログラム
制御部３５によりステップ状に電圧を上昇させる例を示
す図であるが、電圧可変部３１の出力電圧もこれと同様
に変化する。本図（ｂ）はプログラム制御部３５により
ステップ状に電圧を下降させる例を示す図であるが、図
５における負荷のうち容量性負荷であるコンデンサ
（Ｃ）から負荷抵抗（Ｒ）及び抵抗３２への放電により
本図の点線で示すように一定の時定数で降下する。この
ため電源変動のうち下降させる場合には正確に模擬でき
ないという問題がある。
圧の上昇、下降を制御する場合に電圧可変部３１から出
力される電圧を示す図である。本図（ａ）はプログラム
制御部３５によりステップ状に電圧を上昇させる例を示
す図であるが、電圧可変部３１の出力電圧もこれと同様
に変化する。本図（ｂ）はプログラム制御部３５により
ステップ状に電圧を下降させる例を示す図であるが、図
５における負荷のうち容量性負荷であるコンデンサ
（Ｃ）から負荷抵抗（Ｒ）及び抵抗３２への放電により
本図の点線で示すように一定の時定数で降下する。この
ため電源変動のうち下降させる場合には正確に模擬でき
ないという問題がある。
【０００６】また、負荷への容量等を考慮して複数の車
載用機器試験用電源装置により模擬電圧を印加させたい
場合がある。この場合各車載用機器試験用電源装置で同
一のプログラムにより制御部３５を動作させる。それぞ
れのタイマーを構成する発振器が異なり、このため発振
周波数が完全一致せずその相違によりそれぞれのタイマ
ーが異なることになるので、一定時間を経過するとタイ
ミングのずれが顕著になり、それぞれで異なる電源電圧
を模擬することになるという問題がある。
載用機器試験用電源装置により模擬電圧を印加させたい
場合がある。この場合各車載用機器試験用電源装置で同
一のプログラムにより制御部３５を動作させる。それぞ
れのタイマーを構成する発振器が異なり、このため発振
周波数が完全一致せずその相違によりそれぞれのタイマ
ーが異なることになるので、一定時間を経過するとタイ
ミングのずれが顕著になり、それぞれで異なる電源電圧
を模擬することになるという問題がある。
【０００７】したがって、本発明は上記問題点に鑑み電
源電圧の下降変動を正確に模擬できかつ複数に分けて電
源変動を模擬する場合にタイミングのずれが生じない車
載用機器試験用電源装置を提供することを目的とする。
源電圧の下降変動を正確に模擬できかつ複数に分けて電
源変動を模擬する場合にタイミングのずれが生じない車
載用機器試験用電源装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、車載用機器に印加するバッテリーの電圧
変動を模擬する電圧制御部及びこの後段に設けられて電
源回路を遮断する出力制御回路を有する車載用機器試験
用電源装置に、前記電圧制御部と出力制御回路との間に
電圧制御部に並列に接続され、車載機器の容量性負荷に
蓄積した電圧を放電させる負荷回路を設ける。
決するために、車載用機器に印加するバッテリーの電圧
変動を模擬する電圧制御部及びこの後段に設けられて電
源回路を遮断する出力制御回路を有する車載用機器試験
用電源装置に、前記電圧制御部と出力制御回路との間に
電圧制御部に並列に接続され、車載機器の容量性負荷に
蓄積した電圧を放電させる負荷回路を設ける。
【０００９】また、複数の前記車載用機器試験用電源装
置で電圧変動を模擬する場合に、前記電圧制御部におい
て電圧変動を模擬するためのプログラムを駆動するクロ
ック信号を共通にする。
置で電圧変動を模擬する場合に、前記電圧制御部におい
て電圧変動を模擬するためのプログラムを駆動するクロ
ック信号を共通にする。
【００１０】
【作用】本発明の車載用機器試験用電源装置によれば、
前記電圧制御部と出力制御回路との間に電圧制御部に並
列に接続され、車載機器の容量性負荷に蓄積した電圧を
放電させる負荷回路を設けることにより、イグニッショ
ンスイッチの閉時に電圧下降を模擬する場合には負荷の
コンデンサに蓄積されている電圧がより迅速に放電され
正確な模擬を実現できる。また、複数の前記車載用機器
試験用電源装置で電圧変動を模擬する場合に、前記電圧
制御部において電圧変動を模擬するためのプログラムを
駆動するクロック信号を共通にすることにより、同じタ
イマー（発振器）を共用することにより二台以上複数の
電源を同期させた動作が可能となりタイミングのずれが
なくなり実際の車両の電源により近づけた試験が可能に
なる。
前記電圧制御部と出力制御回路との間に電圧制御部に並
列に接続され、車載機器の容量性負荷に蓄積した電圧を
放電させる負荷回路を設けることにより、イグニッショ
ンスイッチの閉時に電圧下降を模擬する場合には負荷の
コンデンサに蓄積されている電圧がより迅速に放電され
正確な模擬を実現できる。また、複数の前記車載用機器
試験用電源装置で電圧変動を模擬する場合に、前記電圧
制御部において電圧変動を模擬するためのプログラムを
駆動するクロック信号を共通にすることにより、同じタ
イマー（発振器）を共用することにより二台以上複数の
電源を同期させた動作が可能となりタイミングのずれが
なくなり実際の車両の電源により近づけた試験が可能に
なる。
【００１１】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１は本発明の実施例に係る車載用機器試験
用電源装置の全体構成を示す図である。本図に示す車載
用機器試験用電源装置は、ＡＣ１００Ｖの電源のコンセ
ントからの交流電圧を所定値に変圧する変圧部１と、該
変圧部１に接続され交流電圧を直流電圧に整流し脈流を
平滑する直流電圧発生部２と、直流電圧発生部２に接続
され直流電圧ＶD を所望の電圧変動に形成する電圧制御
部３と、該電圧制御部３に接続され電圧下降変動を正確
に模擬するための負荷回路４と、負荷回路４に接続され
負荷に対して電源回路遮断を模擬するためのスイッチか
らなる出力制御部５を具備する。
説明する。図１は本発明の実施例に係る車載用機器試験
用電源装置の全体構成を示す図である。本図に示す車載
用機器試験用電源装置は、ＡＣ１００Ｖの電源のコンセ
ントからの交流電圧を所定値に変圧する変圧部１と、該
変圧部１に接続され交流電圧を直流電圧に整流し脈流を
平滑する直流電圧発生部２と、直流電圧発生部２に接続
され直流電圧ＶD を所望の電圧変動に形成する電圧制御
部３と、該電圧制御部３に接続され電圧下降変動を正確
に模擬するための負荷回路４と、負荷回路４に接続され
負荷に対して電源回路遮断を模擬するためのスイッチか
らなる出力制御部５を具備する。
【００１２】図２は図１の電圧制御部３、負荷回路４及
び出力制御部５の構成を示す図である。本図に示す回路
構成において図５のものと異なるものは負荷回路４であ
り、該負荷回路４は抵抗３２に並行に接続される抵抗と
電圧下降時に制御する（ＯＮにする）スイッチＳＷ２と
からなる。該負荷回路４の抵抗値は負荷の容量性負荷の
容量を考慮して所望の時定数になるように決定される。
図３は負荷回路４により電圧下降変動の模擬の改善を説
明する図である。本図に示すように、点線Ａは従来の下
降線であり、点線Ｂは本実施例による負荷回路４を用い
た場合の下降線である。なお、前記負荷回路４では、抵
抗を用いた例を説明したが、これに限らず抵抗に代わっ
てＦＥＴ(Field Effect Transistor) を用いてもよい。
かくして、本実施例によれば、イグニッションスイッチ
５の閉時に電圧下降を模擬する場合にはスイッチＳＷ２
が動作し負荷のコンデンサに蓄積されている電圧が負荷
回路４により迅速に放電され正確な模擬を実現できる。
び出力制御部５の構成を示す図である。本図に示す回路
構成において図５のものと異なるものは負荷回路４であ
り、該負荷回路４は抵抗３２に並行に接続される抵抗と
電圧下降時に制御する（ＯＮにする）スイッチＳＷ２と
からなる。該負荷回路４の抵抗値は負荷の容量性負荷の
容量を考慮して所望の時定数になるように決定される。
図３は負荷回路４により電圧下降変動の模擬の改善を説
明する図である。本図に示すように、点線Ａは従来の下
降線であり、点線Ｂは本実施例による負荷回路４を用い
た場合の下降線である。なお、前記負荷回路４では、抵
抗を用いた例を説明したが、これに限らず抵抗に代わっ
てＦＥＴ(Field Effect Transistor) を用いてもよい。
かくして、本実施例によれば、イグニッションスイッチ
５の閉時に電圧下降を模擬する場合にはスイッチＳＷ２
が動作し負荷のコンデンサに蓄積されている電圧が負荷
回路４により迅速に放電され正確な模擬を実現できる。
【００１３】図４は本発明の実施例に係る車載用機器試
験用電源装置であって、これを二つに分けて使用する場
合のタイミングのずれを防止する例を示す図である。二
つの車載用機器試験用電源装置は二種の負荷に同一の電
圧変動を模擬するものであり、プログラム制御部３５−
１、３５−２はそれぞれの可変基準電圧部３４−１、３
４−２の基準電圧を制御する。該プログラム制御部３５
−１、及び３５−２は、それぞれ可変基準電圧部３４−
１、３４−２を制御する制御マイクロコンピュータ６
１、７１と、制御マイクロコンピュータ６１、７１にク
ロック信号を供給し発振器からなる内蔵タイマー６２、
７２と、内蔵タイマー６２のクロック信号を外部に出力
するタイマー出力回路６３と、該タイマー出力回路６３
からクロック信号を入力するタイマー入力回路７３と、
制御マイクロコンピュータ６１、７１を操作するための
操作キー部６４、７４と、制御マイクロコンピュータ６
１、７１の動作状況を表示する動作表示部６５、７５
と、内蔵タイマー７２とタイマー入力回路を入力し後者
を選択して制御マイクロコンピュータ７１にクロック信
号を出力するタイマー切替部７６を具備する。上記タイ
マー選択部７６では単独で使用する場合には内蔵タイマ
ー７２を選択する。本実施例では二つの装置を使用する
例について説明したが、複数の装置でも容易に拡張でき
る。したがって、本実施例によれば、同じタイマー（発
振器）を共用することにより二台以上複数の電源を同期
させた動作が可能となり実際の車両の電源により近づけ
た試験が可能になる。二つの実施例を組み合わせること
により、イグニッションスイッチ５の閉時に電圧下降を
模擬する場合には負荷のコンデンサに蓄積されている電
圧が負荷回路４により迅速に放電され正確な模擬を実現
できると同時に同じタイマー（発振器）を共用すること
により二台以上複数の電源を同期させた動作が可能とな
り実際の車両の電源により近づけた試験が可能になる。
験用電源装置であって、これを二つに分けて使用する場
合のタイミングのずれを防止する例を示す図である。二
つの車載用機器試験用電源装置は二種の負荷に同一の電
圧変動を模擬するものであり、プログラム制御部３５−
１、３５−２はそれぞれの可変基準電圧部３４−１、３
４−２の基準電圧を制御する。該プログラム制御部３５
−１、及び３５−２は、それぞれ可変基準電圧部３４−
１、３４−２を制御する制御マイクロコンピュータ６
１、７１と、制御マイクロコンピュータ６１、７１にク
ロック信号を供給し発振器からなる内蔵タイマー６２、
７２と、内蔵タイマー６２のクロック信号を外部に出力
するタイマー出力回路６３と、該タイマー出力回路６３
からクロック信号を入力するタイマー入力回路７３と、
制御マイクロコンピュータ６１、７１を操作するための
操作キー部６４、７４と、制御マイクロコンピュータ６
１、７１の動作状況を表示する動作表示部６５、７５
と、内蔵タイマー７２とタイマー入力回路を入力し後者
を選択して制御マイクロコンピュータ７１にクロック信
号を出力するタイマー切替部７６を具備する。上記タイ
マー選択部７６では単独で使用する場合には内蔵タイマ
ー７２を選択する。本実施例では二つの装置を使用する
例について説明したが、複数の装置でも容易に拡張でき
る。したがって、本実施例によれば、同じタイマー（発
振器）を共用することにより二台以上複数の電源を同期
させた動作が可能となり実際の車両の電源により近づけ
た試験が可能になる。二つの実施例を組み合わせること
により、イグニッションスイッチ５の閉時に電圧下降を
模擬する場合には負荷のコンデンサに蓄積されている電
圧が負荷回路４により迅速に放電され正確な模擬を実現
できると同時に同じタイマー（発振器）を共用すること
により二台以上複数の電源を同期させた動作が可能とな
り実際の車両の電源により近づけた試験が可能になる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
圧制御部と出力制御回路との間に電圧制御部に並列に接
続され、車載機器の容量性負荷に蓄積した電圧を放電さ
せる負荷回路を設けたので、イグニッションスイッチの
閉時に電圧下降を模擬する場合には負荷のコンデンサに
蓄積されている電圧がより迅速に放電され正確な模擬を
実現できる。また、複数の車載用機器試験用電源装置で
電圧変動を模擬する場合に、電圧制御部において電圧変
動を模擬するためのプログラムを駆動するクロック信号
を共通にするので、同じタイマー（発振器）を共用する
ことにより二台以上複数の電源を同期させた動作が可能
となり実際の車両の電源により近づけた試験が可能にな
る。
圧制御部と出力制御回路との間に電圧制御部に並列に接
続され、車載機器の容量性負荷に蓄積した電圧を放電さ
せる負荷回路を設けたので、イグニッションスイッチの
閉時に電圧下降を模擬する場合には負荷のコンデンサに
蓄積されている電圧がより迅速に放電され正確な模擬を
実現できる。また、複数の車載用機器試験用電源装置で
電圧変動を模擬する場合に、電圧制御部において電圧変
動を模擬するためのプログラムを駆動するクロック信号
を共通にするので、同じタイマー（発振器）を共用する
ことにより二台以上複数の電源を同期させた動作が可能
となり実際の車両の電源により近づけた試験が可能にな
る。
【図１】本発明の実施例に係る車載用機器試験用電源装
置の全体構成を示す図である。
置の全体構成を示す図である。
【図２】図１の電圧制御部３、負荷回路４及び出力制御
部５の構成を示す図である。
部５の構成を示す図である。
【図３】負荷回路４により電圧下降変動の模擬の改善を
説明する図である。
説明する図である。
【図４】本発明の別の実施例に係る車載用機器試験用電
源装置であって、複数に分けて使用する場合のタイミン
グのずれを防止する例を示す図である。
源装置であって、複数に分けて使用する場合のタイミン
グのずれを防止する例を示す図である。
【図５】従来の車載用機器試験電源装置の主要部を示す
図である。
図である。
【図６】車載用機器に印加する電源電圧を発生する車載
バッテリーの接続構成を示す図である。
バッテリーの接続構成を示す図である。
【図７】プログラム制御部３５により電源電圧の上昇、
下降を制御する場合に電圧可変部３１から出力される電
圧の例を示す図である。
下降を制御する場合に電圧可変部３１から出力される電
圧の例を示す図である。
１…変圧部 ２…直流電圧発生部 ３…電圧制御部 ４…速度補正部 ５…出力制御部 ３１…電圧可変部 ３２…抵抗 ３３…比較部 ３４、３４−１、３４−２…可変基準電圧部 ３５、３５−１、３５−２…プログラム制御部 ６１、７１…制御マイクロコンピュータ ６２、７２…内蔵タイマー ６３…タイマー入力回路 ７３…タイマー出力回路
Claims (2)
- 【請求項１】 車載用機器に印加するバッテリーの電圧
変動を模擬する電圧制御部（３）及びこの後段に設けら
れて電源回路を遮断する出力制御回路（５）を有する車
載用機器試験用電源装置であって、 前記電圧制御部（３）と出力制御回路（５）との間に電
圧制御部（３）に並列に接続され、車載機器の容量性負
荷に蓄積した電圧を放電させる負荷回路（４）を設けた
ことを特徴とする車載用機器試験用電源装置。 - 【請求項２】 複数の前記車載用機器試験用電源装置で
電圧変動を模擬する場合に、各前記電圧制御部（３）に
おいて電圧変動を模擬するためのプログラムを駆動する
クロック信号を共通にする請求１記載の車載用機器試験
用電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02124393A JP3283318B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 車載用機器試験用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02124393A JP3283318B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 車載用機器試験用電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06235685A true JPH06235685A (ja) | 1994-08-23 |
| JP3283318B2 JP3283318B2 (ja) | 2002-05-20 |
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Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63273040A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-10 | Fujitsu Ten Ltd | 擬似自動車電源発生装置 |
| JPH0390876A (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-16 | Mk Seiko Co Ltd | 車載用バッテリの診断装置 |
| JPH0417511A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-22 | Toshiba Corp | 試験用電源装置の点検回路 |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP02124393A patent/JP3283318B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63273040A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-10 | Fujitsu Ten Ltd | 擬似自動車電源発生装置 |
| JPH0390876A (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-16 | Mk Seiko Co Ltd | 車載用バッテリの診断装置 |
| JPH0417511A (ja) * | 1990-05-10 | 1992-01-22 | Toshiba Corp | 試験用電源装置の点検回路 |
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| Publication number | Publication date |
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