JPH06235624A - 透明シートの検査方法とその装置 - Google Patents
透明シートの検査方法とその装置Info
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- JPH06235624A JPH06235624A JP17687793A JP17687793A JPH06235624A JP H06235624 A JPH06235624 A JP H06235624A JP 17687793 A JP17687793 A JP 17687793A JP 17687793 A JP17687793 A JP 17687793A JP H06235624 A JPH06235624 A JP H06235624A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明なシート表面の微小な凹凸欠陥やシート
内部に生じる異物混入、気泡欠陥さらにシート表面に施
す反射防止膜部に生じる突起や塊欠陥を確実かつ高速で
自動的に検出できるようにする。 【構成】 透明シート1にスリット状の光源224で斜
方から低NAの光を照射し、照射光が正反射する方向か
ら、シート表面の光学画像を検出レンズ225でライン
センサ226にデフォーカスして検出し、該光学画像を
画像処理装置229で平滑化して2次微分処理した画像
から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基
づいて凹凸欠陥、へこみ欠陥を検出すると共に、透明シ
ート1にランダムな方向に指向する光を照射し、シート
1を透過した光照射部のシートの光学画像をレンズ20
5でラインセンサ206で検出し、該光学画像を平滑化
して2次微分処理した画像から、欠陥部に対応した明暗
部分抽出用のしきい値に基づいてシート内部に生じる欠
陥を確実に検出するようにした。
内部に生じる異物混入、気泡欠陥さらにシート表面に施
す反射防止膜部に生じる突起や塊欠陥を確実かつ高速で
自動的に検出できるようにする。 【構成】 透明シート1にスリット状の光源224で斜
方から低NAの光を照射し、照射光が正反射する方向か
ら、シート表面の光学画像を検出レンズ225でライン
センサ226にデフォーカスして検出し、該光学画像を
画像処理装置229で平滑化して2次微分処理した画像
から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基
づいて凹凸欠陥、へこみ欠陥を検出すると共に、透明シ
ート1にランダムな方向に指向する光を照射し、シート
1を透過した光照射部のシートの光学画像をレンズ20
5でラインセンサ206で検出し、該光学画像を平滑化
して2次微分処理した画像から、欠陥部に対応した明暗
部分抽出用のしきい値に基づいてシート内部に生じる欠
陥を確実に検出するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート状の透明フィルム
の検査方法およびその方法による検査を行うための装置
に関し、特に偏光フィルム等の複数のフィルムが貼り合
わされたシート状のフィルム表面の凹凸や、シート内部
の貼り合わせ部の状態を光学的に検査する方法及びその
装置に関する。
の検査方法およびその方法による検査を行うための装置
に関し、特に偏光フィルム等の複数のフィルムが貼り合
わされたシート状のフィルム表面の凹凸や、シート内部
の貼り合わせ部の状態を光学的に検査する方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】偏光フィルムは光を一定の方向に揃える
機能を持つもので、例えば液晶表示素子に用いられてい
る。この例を図16および図17に示す。図16は液晶
表示素子が電界オフの状態にあるときの説明図で、図1
7は電界オンの状態にあるときの説明図である。
機能を持つもので、例えば液晶表示素子に用いられてい
る。この例を図16および図17に示す。図16は液晶
表示素子が電界オフの状態にあるときの説明図で、図1
7は電界オンの状態にあるときの説明図である。
【0003】これらの図において、液晶表示素子は一定
の方向の振動の光のみを透過させる偏光板1a,1b、
電気光学効果を示す液晶材料403に電界を印加するた
めの透明電極をもった2枚のガラス基板402a,40
2bからなっている。液晶材料403は2枚のガラス基
板402a,402bの間で90度捩じれて並ぶように
組み合わされている。このような構成で、入射光は、1
枚目の偏光板1aで直線偏光となる。電界がかかってな
い状態(図16)では,液晶材料403に入った直線偏
光は90度捩じれた状態で出て行き、2枚目の偏光板4
02bを透過する。一方、電界がかかったときは(図1
7)、液晶分子403が電界方向に向きを変えるため光
は捩じれることなく直進する。そのため、2枚目の偏光
板1bを透過できない。
の方向の振動の光のみを透過させる偏光板1a,1b、
電気光学効果を示す液晶材料403に電界を印加するた
めの透明電極をもった2枚のガラス基板402a,40
2bからなっている。液晶材料403は2枚のガラス基
板402a,402bの間で90度捩じれて並ぶように
組み合わされている。このような構成で、入射光は、1
枚目の偏光板1aで直線偏光となる。電界がかかってな
い状態(図16)では,液晶材料403に入った直線偏
光は90度捩じれた状態で出て行き、2枚目の偏光板4
02bを透過する。一方、電界がかかったときは(図1
7)、液晶分子403が電界方向に向きを変えるため光
は捩じれることなく直進する。そのため、2枚目の偏光
板1bを透過できない。
【0004】また、複屈折効果により表示する液晶素子
に用いられている偏光板は、図18に示すように上記の
偏光板1bに位相差板1cを貼り付けて、液晶素子によ
る楕円偏光を方位角の揃った直線偏光するようにしてい
る。このように、液晶表示素子は電界効果によって表示
を行うため、低消費電力で表示ができしかも薄形軽量等
の理由から近年の表示素子の主流となっている。なお、
図18(a)は電解がかかっていない状態を示し、図1
8(b)は電解がかかった状態を示している。
に用いられている偏光板は、図18に示すように上記の
偏光板1bに位相差板1cを貼り付けて、液晶素子によ
る楕円偏光を方位角の揃った直線偏光するようにしてい
る。このように、液晶表示素子は電界効果によって表示
を行うため、低消費電力で表示ができしかも薄形軽量等
の理由から近年の表示素子の主流となっている。なお、
図18(a)は電解がかかっていない状態を示し、図1
8(b)は電解がかかった状態を示している。
【0005】この液晶表示素子等に用いられている一般
的な偏光板の構造を図19に示す。偏光板410は一般
にヨウ素や2色性染料を吸着・延伸したポリビニルアル
コールフィルム等からなる偏光子411の両側に、保護
層412a,412bとしてアクリルやトリアセテート
セルロースを接着剤で貼合わせたものである。また、図
20は図19の偏光板410の保護層412aの表面に
ガラス粉末を貼着して反射防止膜413を形成したもの
である。
的な偏光板の構造を図19に示す。偏光板410は一般
にヨウ素や2色性染料を吸着・延伸したポリビニルアル
コールフィルム等からなる偏光子411の両側に、保護
層412a,412bとしてアクリルやトリアセテート
セルロースを接着剤で貼合わせたものである。また、図
20は図19の偏光板410の保護層412aの表面に
ガラス粉末を貼着して反射防止膜413を形成したもの
である。
【0006】また、図21に位相差板付偏光板の製造方
法を示し、図22に構造を示す。すなわち、位相差板4
21は、ポリカーボネートなどの透明プラスチックフィ
ルムを精度よく延伸して均一な複屈折性を有しており、
接着剤422で偏光板410に貼り合わせる。位相差板
付偏光板には偏光板を保護するため、保護膜423が貼
られており、位相差板付偏光板を液晶表示素子に用いる
ときには、この保護膜は剥がして使用する。
法を示し、図22に構造を示す。すなわち、位相差板4
21は、ポリカーボネートなどの透明プラスチックフィ
ルムを精度よく延伸して均一な複屈折性を有しており、
接着剤422で偏光板410に貼り合わせる。位相差板
付偏光板には偏光板を保護するため、保護膜423が貼
られており、位相差板付偏光板を液晶表示素子に用いる
ときには、この保護膜は剥がして使用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された偏光板410では、種々の欠陥が生じる場
合がある。これらの偏光板に生じる欠陥例を図23に示
す。欠陥には、表面に生じる凹凸やへこみ、貼り合わせ
部に生じる異物混入や気泡、反射防止処理面に生じる突
起や塊がある。図23(a)は凹凸501の状態を、
(b)はへこみ502の状態を、(c)は異物混入50
3の状態を、(d)は気泡504の状態を、(e)は突
起505の状態を、(f)は塊506の状態をそれぞれ
示す。これらの欠陥が生じている偏光板410を液晶表
示素子に用いると、凹凸501やへこみ502の場合は
液晶の画面がゆがんで見えたり、異物混入503、気泡
504、突起505、あるいは塊506がある場合は光
が遮られ、本来明るくなる部分が暗くなったりして、液
晶表示素子の機能を低下させるおそれがある。
に構成された偏光板410では、種々の欠陥が生じる場
合がある。これらの偏光板に生じる欠陥例を図23に示
す。欠陥には、表面に生じる凹凸やへこみ、貼り合わせ
部に生じる異物混入や気泡、反射防止処理面に生じる突
起や塊がある。図23(a)は凹凸501の状態を、
(b)はへこみ502の状態を、(c)は異物混入50
3の状態を、(d)は気泡504の状態を、(e)は突
起505の状態を、(f)は塊506の状態をそれぞれ
示す。これらの欠陥が生じている偏光板410を液晶表
示素子に用いると、凹凸501やへこみ502の場合は
液晶の画面がゆがんで見えたり、異物混入503、気泡
504、突起505、あるいは塊506がある場合は光
が遮られ、本来明るくなる部分が暗くなったりして、液
晶表示素子の機能を低下させるおそれがある。
【0008】また、位相差板付偏光板に生じる欠陥例を
図24に示す。位相差板421と偏光板410を貼り合
わせる時に生じやすく、図24(a)は貼り合わせ気泡
507の状態を、(b)は貼り合わせ異物508の状態
を示す。これらの欠陥も上記と同様に液晶表示素子の機
能を低下させるおそれがある。しかも、(c)は偏光板
保護のための保護膜423と偏光板410の間に生じる
保護膜気泡509であり、位相差板付偏光板を液晶表示
素子に用いるときは、保護膜423を剥がして使用する
ため、(c)の保護膜気泡509は欠陥としないで、上
記(a)貼り合わせ気泡507、(b)貼り合わせ異物
508を欠陥として検出する必要がある。
図24に示す。位相差板421と偏光板410を貼り合
わせる時に生じやすく、図24(a)は貼り合わせ気泡
507の状態を、(b)は貼り合わせ異物508の状態
を示す。これらの欠陥も上記と同様に液晶表示素子の機
能を低下させるおそれがある。しかも、(c)は偏光板
保護のための保護膜423と偏光板410の間に生じる
保護膜気泡509であり、位相差板付偏光板を液晶表示
素子に用いるときは、保護膜423を剥がして使用する
ため、(c)の保護膜気泡509は欠陥としないで、上
記(a)貼り合わせ気泡507、(b)貼り合わせ異物
508を欠陥として検出する必要がある。
【0009】従来では、これらの欠陥の検出は目視に頼
っており、この目視検査の結果によって不良品を排除し
ていた。しかし、近年この種の表示素子の高精細化が著
しく、現状では目視検査の信頼性および検出能力が限界
にきていた。そこで、自動的にこの種の検査を行うこと
ができる検査装置の出現が望まれていた。
っており、この目視検査の結果によって不良品を排除し
ていた。しかし、近年この種の表示素子の高精細化が著
しく、現状では目視検査の信頼性および検出能力が限界
にきていた。そこで、自動的にこの種の検査を行うこと
ができる検査装置の出現が望まれていた。
【0010】一方、この種の公知技術としては、特開昭
61−283857、特開平1−239439、特開平
3−264852公報開示のものが知られている。これ
らの公知技術では、検出光からの光強度の差や、明るさ
の濃度線のゆがみから欠陥部と正常部を識別している。
しかし、接着剤などで貼り合わされている偏光板の数μ
m以内の凹凸欠陥を検出する場合、ガラス板のような光
学的に均一な素材でないため、接着剤やアクリル、ある
いはトリアセテートセルロース等のプラスチック材料の
粒子がノイズとして検出され、数μm以内のなだらかな
凹凸欠陥を検出することは困難である。また、魔鏡現象
を用いた方法として特開昭57−186106、特開昭
58−179303、特開平1−318908公報開示
の技術も知られているが、偏光板410は光学的に透明
であり、半導体のウエハや磁気ディスク表面等の検査の
ように検査面に対して垂直入射あるいは垂直に近い角度
で入射した光は透過するため、反射光を検出することは
できず、上記検出法を適用することはできない。すなわ
ち、これらの従来技術では偏光板に生じる深さ0.5μ
m〜数μm、幅0.5mm〜数mm程度の表面の凹凸欠
陥を精度良く、確実かつ高速で自動的に検出することは
困難である。
61−283857、特開平1−239439、特開平
3−264852公報開示のものが知られている。これ
らの公知技術では、検出光からの光強度の差や、明るさ
の濃度線のゆがみから欠陥部と正常部を識別している。
しかし、接着剤などで貼り合わされている偏光板の数μ
m以内の凹凸欠陥を検出する場合、ガラス板のような光
学的に均一な素材でないため、接着剤やアクリル、ある
いはトリアセテートセルロース等のプラスチック材料の
粒子がノイズとして検出され、数μm以内のなだらかな
凹凸欠陥を検出することは困難である。また、魔鏡現象
を用いた方法として特開昭57−186106、特開昭
58−179303、特開平1−318908公報開示
の技術も知られているが、偏光板410は光学的に透明
であり、半導体のウエハや磁気ディスク表面等の検査の
ように検査面に対して垂直入射あるいは垂直に近い角度
で入射した光は透過するため、反射光を検出することは
できず、上記検出法を適用することはできない。すなわ
ち、これらの従来技術では偏光板に生じる深さ0.5μ
m〜数μm、幅0.5mm〜数mm程度の表面の凹凸欠
陥を精度良く、確実かつ高速で自動的に検出することは
困難である。
【0011】また、上記検出法で微小凹凸を検出するた
めには、平行光照明が不可欠であるが、平行性を良くす
るためには、点光源にして焦点距離の長い光学系が必要
であり、このように構成すると光路長が長くなり、装置
が大型になる欠点もある。また、上記従来技術では、偏
光板の内部に生じる欠陥を検出する点については、考慮
されていない。
めには、平行光照明が不可欠であるが、平行性を良くす
るためには、点光源にして焦点距離の長い光学系が必要
であり、このように構成すると光路長が長くなり、装置
が大型になる欠点もある。また、上記従来技術では、偏
光板の内部に生じる欠陥を検出する点については、考慮
されていない。
【0012】さらに、偏光板(偏光フィルム)は一般に
シート状(帯状)で製作されるため、連続送りされる偏
光板を連続送りを中断しないで順次検査できることが望
ましい。しかし、上記従来技術では、連続送り時に偏光
板が振動して、照明光が照射される箇所や、検出する箇
所が変動して検出不良が生じる具体的な問題点について
も考慮されてはいない。
シート状(帯状)で製作されるため、連続送りされる偏
光板を連続送りを中断しないで順次検査できることが望
ましい。しかし、上記従来技術では、連続送り時に偏光
板が振動して、照明光が照射される箇所や、検出する箇
所が変動して検出不良が生じる具体的な問題点について
も考慮されてはいない。
【0013】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、光学的に透明な偏光
板等のシート状物質の表面に表れる欠陥、シート状物質
の張り合わせ部に生じる欠陥、および反射防止処理面に
生じる欠陥などを精度良く、確実かつ高速で自動的に検
出することができる透明シートの検査方法とその装置を
提供することにある。
みてなされたもので、その目的は、光学的に透明な偏光
板等のシート状物質の表面に表れる欠陥、シート状物質
の張り合わせ部に生じる欠陥、および反射防止処理面に
生じる欠陥などを精度良く、確実かつ高速で自動的に検
出することができる透明シートの検査方法とその装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、透明シー
トにスリット状の光源で斜方から低NAの光を照射し、
照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像をデ
フォーカスして検出し、検出した光学画像を平滑化して
2次微分処理し、2次微分処理した画像から、欠陥部に
対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて、透明シ
ートの欠陥を検出する第1の手段によって達成される。
トにスリット状の光源で斜方から低NAの光を照射し、
照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像をデ
フォーカスして検出し、検出した光学画像を平滑化して
2次微分処理し、2次微分処理した画像から、欠陥部に
対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて、透明シ
ートの欠陥を検出する第1の手段によって達成される。
【0015】また、上記目的は、透明シートにランダム
な方向に指向する光を照射し、シートを透過した光照射
部のシートの光学画像を検出し、検出した光学画像を平
滑化して2次微分処理し、2次微分処理した画像から、
欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づい
て、透明シートの欠陥を検出する第2の手段によっても
達成される。
な方向に指向する光を照射し、シートを透過した光照射
部のシートの光学画像を検出し、検出した光学画像を平
滑化して2次微分処理し、2次微分処理した画像から、
欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づい
て、透明シートの欠陥を検出する第2の手段によっても
達成される。
【0016】また、上記目的は、連続送りされる透明シ
ートの表面にスリット状の光源で低NAの光を照射する
手段と、照射光が正反射する方向から、シート表面の光
学画像をデフォーカスして検出する手段と、検出する手
段によって検出された光学画像を平滑化する手段と、平
滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次微
分処理する手段と、2次微分処理する手段によって処理
された画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のし
きい値に基づいて、凹凸欠陥またはへこみ欠陥の少なく
とも何れかの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えた第
3の手段によっても達成される。
ートの表面にスリット状の光源で低NAの光を照射する
手段と、照射光が正反射する方向から、シート表面の光
学画像をデフォーカスして検出する手段と、検出する手
段によって検出された光学画像を平滑化する手段と、平
滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次微
分処理する手段と、2次微分処理する手段によって処理
された画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のし
きい値に基づいて、凹凸欠陥またはへこみ欠陥の少なく
とも何れかの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えた第
3の手段によっても達成される。
【0017】また、上記目的は、連続送りされる透明シ
ートを、正反射しにくい表面を有している回転体に接触
させる手段と、回転体に接触させる手段によって該回転
体に接触させられて連続送りされている透明シートの表
面にスリット状の光源で低NAの光を照射する手段と、
照射光が正反射する方向から、シート表面の光学画像を
デフォーカスして検出する手段と、検出する手段によっ
て検出された光学画像を平滑化する手段と、平滑化する
手段によって平滑化された光学画像を2次微分処理する
手段と、2次微分処理する手段によって処理された光学
画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値
に基づいて、凹凸欠陥またはへこみ欠陥の少なくともい
ずれかの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えた第4の
手段によっても達成される。
ートを、正反射しにくい表面を有している回転体に接触
させる手段と、回転体に接触させる手段によって該回転
体に接触させられて連続送りされている透明シートの表
面にスリット状の光源で低NAの光を照射する手段と、
照射光が正反射する方向から、シート表面の光学画像を
デフォーカスして検出する手段と、検出する手段によっ
て検出された光学画像を平滑化する手段と、平滑化する
手段によって平滑化された光学画像を2次微分処理する
手段と、2次微分処理する手段によって処理された光学
画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値
に基づいて、凹凸欠陥またはへこみ欠陥の少なくともい
ずれかの欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えた第4の
手段によっても達成される。
【0018】また、上記目的は、連続送りされる透明シ
ートに、ライン状の光源手段でランダムな方向に指向す
る光を照射する手段と、透明シートを透過した光照射部
の光学画像を検出する手段と、検出する手段によって検
出された光学画像を平滑化する手段と、平滑化する手段
によって平滑化された光学画像を2次微分処理する手段
と、2次微分処理する手段によって処理されたされた光
学画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい
値に基づいて、シート内部のシート状物質の貼り合わせ
部に生じる異物混入、気泡、シート表面に施した反射防
止処理面に生じる突起または塊の少なくともいずれかの
欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えた第5の手段によ
っても達成される。
ートに、ライン状の光源手段でランダムな方向に指向す
る光を照射する手段と、透明シートを透過した光照射部
の光学画像を検出する手段と、検出する手段によって検
出された光学画像を平滑化する手段と、平滑化する手段
によって平滑化された光学画像を2次微分処理する手段
と、2次微分処理する手段によって処理されたされた光
学画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい
値に基づいて、シート内部のシート状物質の貼り合わせ
部に生じる異物混入、気泡、シート表面に施した反射防
止処理面に生じる突起または塊の少なくともいずれかの
欠陥を検出する欠陥検出手段とを備えた第5の手段によ
っても達成される。
【0019】また、上記目的は、位相差板付偏光フィル
ムに光を位相差板側から斜方照射する手段と、位相差板
付偏光フィルムの偏光方向を該斜方照明光のP偏光が通
過する方向にする手段と、斜方照射光が正反射する方向
からシート表面の光学画像を検出する手段と、検出する
手段によって検出された光学画像を平滑化する手段と、
平滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次
微分処理する手段と、2次微分処理する手段によって処
理された画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用の
しきい値に基づいて透明シートの欠陥を検出する欠陥検
出手段とを備えた第6の手段によっても達成される。
ムに光を位相差板側から斜方照射する手段と、位相差板
付偏光フィルムの偏光方向を該斜方照明光のP偏光が通
過する方向にする手段と、斜方照射光が正反射する方向
からシート表面の光学画像を検出する手段と、検出する
手段によって検出された光学画像を平滑化する手段と、
平滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次
微分処理する手段と、2次微分処理する手段によって処
理された画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用の
しきい値に基づいて透明シートの欠陥を検出する欠陥検
出手段とを備えた第6の手段によっても達成される。
【0020】また、上記目的は、位相差板付偏光フィル
ムに光を位相差板側から斜方照射する手段と、斜方照射
光が正反射する方向からシート表面の光学画像を検出す
る手段と、検出する手段によって検出された光学画像を
平滑化する手段と、平滑化する手段によって平滑化され
た画像をさらに2次微分処理する手段と、2次微分処理
する手段によって処理された画像から、欠陥部に対応し
た明暗部分抽出用のしきい値を、偏光フィルムの偏光軸
に応じて可変する手段により透明シートの欠陥を検出す
る欠陥検出手段とを備えた第7の手段によっても達成さ
れる。
ムに光を位相差板側から斜方照射する手段と、斜方照射
光が正反射する方向からシート表面の光学画像を検出す
る手段と、検出する手段によって検出された光学画像を
平滑化する手段と、平滑化する手段によって平滑化され
た画像をさらに2次微分処理する手段と、2次微分処理
する手段によって処理された画像から、欠陥部に対応し
た明暗部分抽出用のしきい値を、偏光フィルムの偏光軸
に応じて可変する手段により透明シートの欠陥を検出す
る欠陥検出手段とを備えた第7の手段によっても達成さ
れる。
【0021】また、上記目的は、位相差板付偏光フィル
ムに光を位相差板側から斜方照射する手段と、位相差板
付偏光フィルムを保持する手段と、位相差板付偏光フィ
ルムを回転する手段と、斜方照射光が正反射する方向か
らシート表面の光学画像を検出する手段と、検出する手
段によって検出された光学画像を平滑化する手段と、平
滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次微
分処理する手段と、2次微分処理する手段によって処理
された画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のし
きい値に基づいて透明シートの欠陥を検出する欠陥検出
手段とを備えた第8の手段によっても達成される。
ムに光を位相差板側から斜方照射する手段と、位相差板
付偏光フィルムを保持する手段と、位相差板付偏光フィ
ルムを回転する手段と、斜方照射光が正反射する方向か
らシート表面の光学画像を検出する手段と、検出する手
段によって検出された光学画像を平滑化する手段と、平
滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次微
分処理する手段と、2次微分処理する手段によって処理
された画像から、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のし
きい値に基づいて透明シートの欠陥を検出する欠陥検出
手段とを備えた第8の手段によっても達成される。
【0022】
【作用】上述の第1および第3の手段では、シートにス
リット状の光源で斜方から照明するため、透明なシート
であっても表面からの正反射光を検出でき、表面の微小
な凹凸やへこみにより生じる魔鏡現象を利用でき、シー
トの光学画像をデフォーカスして検出することにより、
短い光路長の光学系で反射光の集束や発散現象により生
じる表面の凹凸やへこみの明暗画像を高コントラストで
検出できる。また、スリット状の光源を用いるため、低
NAの平行性の良い照明ができ、光源から対象物までの
光路長が短かくなる利点があり、コンパクトな検出系が
実現できる。しかも、検出した該光学画像を平滑化して
2次微分処理するため、凹凸やへこみ等の微少な画像信
号の変化のみを強調することができ、欠陥部に対応した
明暗部分抽出用のしきい値に基づき、凹凸欠陥、へこみ
欠陥を確実に検出し得る。また、上述の第2および第5
の手段では、反射防止処理面の凹凸面にランダム方向か
ら光が照射されるため、反射防止膜の凹凸により生じる
明暗ノイズを低減でき、シート状物質の貼り合わせ部に
生じる異物混入や気泡欠陥だけでなく、反射防止処理面
に生じる突起や塊等の欠陥を確実に顕在化でき、これら
の欠陥を安定に検出し得る。
リット状の光源で斜方から照明するため、透明なシート
であっても表面からの正反射光を検出でき、表面の微小
な凹凸やへこみにより生じる魔鏡現象を利用でき、シー
トの光学画像をデフォーカスして検出することにより、
短い光路長の光学系で反射光の集束や発散現象により生
じる表面の凹凸やへこみの明暗画像を高コントラストで
検出できる。また、スリット状の光源を用いるため、低
NAの平行性の良い照明ができ、光源から対象物までの
光路長が短かくなる利点があり、コンパクトな検出系が
実現できる。しかも、検出した該光学画像を平滑化して
2次微分処理するため、凹凸やへこみ等の微少な画像信
号の変化のみを強調することができ、欠陥部に対応した
明暗部分抽出用のしきい値に基づき、凹凸欠陥、へこみ
欠陥を確実に検出し得る。また、上述の第2および第5
の手段では、反射防止処理面の凹凸面にランダム方向か
ら光が照射されるため、反射防止膜の凹凸により生じる
明暗ノイズを低減でき、シート状物質の貼り合わせ部に
生じる異物混入や気泡欠陥だけでなく、反射防止処理面
に生じる突起や塊等の欠陥を確実に顕在化でき、これら
の欠陥を安定に検出し得る。
【0023】連続送りされるシートについても、第4の
手段のようにローラを介してシートの送り方向と相対向
する方向に張力を作用させながら、正反射しにくい表面
状態の回転ローラ表面に接触した状態で、回転するロー
ラ上を連続送りされるシートの表面の画像を検出し、ま
た、連続送りされるシートにランダム方向から光を照射
してその透過画像を検出するため、連続送り時のシート
のたわみや変形による焦点ずれや位置ずれの影響を受け
ることなく、また、ローラの表面反射の悪影響を低減で
き安定に画像が検出でき、上記欠陥を安定に検出し得
る。
手段のようにローラを介してシートの送り方向と相対向
する方向に張力を作用させながら、正反射しにくい表面
状態の回転ローラ表面に接触した状態で、回転するロー
ラ上を連続送りされるシートの表面の画像を検出し、ま
た、連続送りされるシートにランダム方向から光を照射
してその透過画像を検出するため、連続送り時のシート
のたわみや変形による焦点ずれや位置ずれの影響を受け
ることなく、また、ローラの表面反射の悪影響を低減で
き安定に画像が検出でき、上記欠陥を安定に検出し得
る。
【0024】第6の手段では、位相差板と偏光板の境界
面に生じる貼り合わせ気泡欠陥には、偏光板を通過しな
いS偏光が照射されるが、保護フィルム気泡にはS偏光
は照射されず、偏光板を通過したP偏光が照射されるた
め、表面反射の光学的性質から照明入射角45度程度の
時、S偏光の反射率はP偏光に比べ10〜20倍程度高
くなり、保護フィルム気泡を誤検出しないで、貼り合わ
せ気泡欠陥を確実に検出し得る。
面に生じる貼り合わせ気泡欠陥には、偏光板を通過しな
いS偏光が照射されるが、保護フィルム気泡にはS偏光
は照射されず、偏光板を通過したP偏光が照射されるた
め、表面反射の光学的性質から照明入射角45度程度の
時、S偏光の反射率はP偏光に比べ10〜20倍程度高
くなり、保護フィルム気泡を誤検出しないで、貼り合わ
せ気泡欠陥を確実に検出し得る。
【0025】第7の手段では、位相差板付偏光フィルム
の偏光方向と斜方照明手段の照明軸の角度により、貼り
合わせ気泡と保護フィルム気泡のそれぞれの出力が定ま
るため、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値
を、偏光フィルムの偏光軸に応じて貼り合わせ気泡と保
護フィルム気泡の間になるよう、可変して設定すること
により、保護フィルム気泡を誤検出しないで、貼り合わ
せ気泡欠陥を確実に検出し得る。
の偏光方向と斜方照明手段の照明軸の角度により、貼り
合わせ気泡と保護フィルム気泡のそれぞれの出力が定ま
るため、欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値
を、偏光フィルムの偏光軸に応じて貼り合わせ気泡と保
護フィルム気泡の間になるよう、可変して設定すること
により、保護フィルム気泡を誤検出しないで、貼り合わ
せ気泡欠陥を確実に検出し得る。
【0026】第8の手段では、貼り合わせ気泡欠陥に
は、偏光板を通過しないS偏光が照射され、保護フィル
ム気泡には偏光板を通過するP偏光が照射されるよう
に、位相差板付偏光フィルムの偏光方向と斜方照明手段
の照明軸の角度を最適にすることができるため、保護フ
ィルム気泡を誤検出しないで、貼り合わせ気泡欠陥を確
実に検出し得る。
は、偏光板を通過しないS偏光が照射され、保護フィル
ム気泡には偏光板を通過するP偏光が照射されるよう
に、位相差板付偏光フィルムの偏光方向と斜方照明手段
の照明軸の角度を最適にすることができるため、保護フ
ィルム気泡を誤検出しないで、貼り合わせ気泡欠陥を確
実に検出し得る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0028】図1は第1の実施例に係る透明シート検査
装置の構成を示す概略構成図で、この実施例は透明シー
ト表面の微小凹凸欠陥を検査する場合の例である。
装置の構成を示す概略構成図で、この実施例は透明シー
ト表面の微小凹凸欠陥を検査する場合の例である。
【0029】図1において、透明シート検査装置は、偏
光シート1を搬送するローラ2、ローラ2によって送ら
れた偏光シート1の送り量を検出する送り測長器3、偏
光シート1を照明するためのスリット状光源4、検出レ
ンズ5及びラインセンサ6からなる機械的要素と、画像
検出回路7、シェーディング補正回路8、画像処理装置
9、マイクロコンピュータ13、座標発生装置14、座
標測長回路15、プリンタ16及びフロッピディスク1
7からなる電気的要素とから基本的に構成されている。
光シート1を搬送するローラ2、ローラ2によって送ら
れた偏光シート1の送り量を検出する送り測長器3、偏
光シート1を照明するためのスリット状光源4、検出レ
ンズ5及びラインセンサ6からなる機械的要素と、画像
検出回路7、シェーディング補正回路8、画像処理装置
9、マイクロコンピュータ13、座標発生装置14、座
標測長回路15、プリンタ16及びフロッピディスク1
7からなる電気的要素とから基本的に構成されている。
【0030】被検出物体である透明シートとしての偏光
シート1は回転するローラ2上に接しながら連続送りさ
れ、ローラ2の外周に接して設けられた送り測長器3に
よって偏光シート1の送り量が測定される。回転するロ
ーラ2に接触している偏光シート1の表面はスリット状
光源4で照明され、照明光が偏光シート1表面で正反射
する方向(図1では上方)に検出レンズ5とラインセン
サ6が配され、偏光シート1表面の画像を検出レンズ5
によりデフォーカスして検出する。
シート1は回転するローラ2上に接しながら連続送りさ
れ、ローラ2の外周に接して設けられた送り測長器3に
よって偏光シート1の送り量が測定される。回転するロ
ーラ2に接触している偏光シート1の表面はスリット状
光源4で照明され、照明光が偏光シート1表面で正反射
する方向(図1では上方)に検出レンズ5とラインセン
サ6が配され、偏光シート1表面の画像を検出レンズ5
によりデフォーカスして検出する。
【0031】上記構成において、偏光シート1を矢印Y
方向に移動させれば、ラインセンサ6からの画像信号は
画像検出回路7でA/D変換処理により多値画像信号と
して得られ、さらにシェーディング補正回路(例えば、
特開昭58−153328に開示されたものと同様なも
の)8で照明むら、ラインセンサ6の感度むらがディジ
タル的に補正された後、画像処理装置9に入力される。
画像処理装置9には、平滑化回路10、2次微分回路1
1及び2値化回路12を備え、平滑化回路10で偏光子
を張り合わせるときに使用する接着剤微粒子のノイズ成
分を平均化して画像信号を滑らかにする平滑化処理を行
い、平滑化処理を行った後、2次微分回路11で欠陥部
の明暗を画像強調する2次微分処理を行い、さらに、2
値化回路12において2次微分処理された画像から欠陥
部を抽出する2値化処理を行った後、結果をマイクロコ
ンピュタ13に入力する。
方向に移動させれば、ラインセンサ6からの画像信号は
画像検出回路7でA/D変換処理により多値画像信号と
して得られ、さらにシェーディング補正回路(例えば、
特開昭58−153328に開示されたものと同様なも
の)8で照明むら、ラインセンサ6の感度むらがディジ
タル的に補正された後、画像処理装置9に入力される。
画像処理装置9には、平滑化回路10、2次微分回路1
1及び2値化回路12を備え、平滑化回路10で偏光子
を張り合わせるときに使用する接着剤微粒子のノイズ成
分を平均化して画像信号を滑らかにする平滑化処理を行
い、平滑化処理を行った後、2次微分回路11で欠陥部
の明暗を画像強調する2次微分処理を行い、さらに、2
値化回路12において2次微分処理された画像から欠陥
部を抽出する2値化処理を行った後、結果をマイクロコ
ンピュタ13に入力する。
【0032】座標発生回路14では画像検出回路7を介
し、現に画像検出に係っているラインセンサ6の走査ク
ロックに基づいてX方向の走査位置座標が作成され、一
方では送り測長器3からのY方向移動量に基づいて座標
測長回路15により、ラインセンサ6による偏光シート
1上での実検査位置座標が検出されるようになってい
る。この検出された実検査位置座標からマイクロコンピ
ュータ13はその時点での実検査位置を知る。すなわ
ち、実際の偏光シート検査においては、偏光シート1は
矢印Y方向に連続送りされながら、その全面が走査検出
され、画像処理装置9で2次微分後に2値化された各座
標での結果は、マイクロコンピュタ13に入力され、欠
陥がある場合「1」、欠陥がない場合「0」と各座標毎
に判定される。この判定結果は、マイクロコンピュータ
13による制御下に、プリンタ16、あるいはフロッピ
ーディスク17に出力される。
し、現に画像検出に係っているラインセンサ6の走査ク
ロックに基づいてX方向の走査位置座標が作成され、一
方では送り測長器3からのY方向移動量に基づいて座標
測長回路15により、ラインセンサ6による偏光シート
1上での実検査位置座標が検出されるようになってい
る。この検出された実検査位置座標からマイクロコンピ
ュータ13はその時点での実検査位置を知る。すなわ
ち、実際の偏光シート検査においては、偏光シート1は
矢印Y方向に連続送りされながら、その全面が走査検出
され、画像処理装置9で2次微分後に2値化された各座
標での結果は、マイクロコンピュタ13に入力され、欠
陥がある場合「1」、欠陥がない場合「0」と各座標毎
に判定される。この判定結果は、マイクロコンピュータ
13による制御下に、プリンタ16、あるいはフロッピ
ーディスク17に出力される。
【0033】図2、図3、図4及び図5は本検査装置の
実施例をさらに具体的に示す説明図である。
実施例をさらに具体的に示す説明図である。
【0034】図2は偏光シートの平坦面を検出する場合
を模式的に示した図である。発明者の実験では図2にお
いて、スリット状光源4からの入射光平面4aと法線を
含む平面18とのなす角iは、30°〜60°、スリッ
ト状光源4の幅tは0.5〜2.0mm、スリット状光
源4から偏光シート1までの距離Pは60〜80mmと
し、検出レンズ5で偏光シート1表面を0.1〜0.2
倍でラインセンサ6に結像して、約60〜80μm角の
画素寸法でデフォーカスして検出すると、偏光シート1
表面に生じている凹凸やへこみ欠陥からの明暗画像をコ
ントラスト良く検出することができた。本実施例の場
合、スリット状光源4からの光は、共役像4´からの光
が検出レンズ5を介してラインセンサ6に結像されるの
と同じであるため、偏光シート1表面の幅L1 全体の画
像を検出するためには、スリット状光源4の幅L2 は、
L1 <L2 でなければならない。すなわち、ラインセン
サ6に11μm角の素子が2592画素ライン状に配列
されているものを用い、検出画素寸法70μm角の場
合、検出できる偏光シート1の幅L1 は181.440
mmとなる。この時のスリット状光源4の幅L2 は、ス
リット状光源4から偏光シート1までの距離Pを70m
mとした場合、約240mm必要となる。
を模式的に示した図である。発明者の実験では図2にお
いて、スリット状光源4からの入射光平面4aと法線を
含む平面18とのなす角iは、30°〜60°、スリッ
ト状光源4の幅tは0.5〜2.0mm、スリット状光
源4から偏光シート1までの距離Pは60〜80mmと
し、検出レンズ5で偏光シート1表面を0.1〜0.2
倍でラインセンサ6に結像して、約60〜80μm角の
画素寸法でデフォーカスして検出すると、偏光シート1
表面に生じている凹凸やへこみ欠陥からの明暗画像をコ
ントラスト良く検出することができた。本実施例の場
合、スリット状光源4からの光は、共役像4´からの光
が検出レンズ5を介してラインセンサ6に結像されるの
と同じであるため、偏光シート1表面の幅L1 全体の画
像を検出するためには、スリット状光源4の幅L2 は、
L1 <L2 でなければならない。すなわち、ラインセン
サ6に11μm角の素子が2592画素ライン状に配列
されているものを用い、検出画素寸法70μm角の場
合、検出できる偏光シート1の幅L1 は181.440
mmとなる。この時のスリット状光源4の幅L2 は、ス
リット状光源4から偏光シート1までの距離Pを70m
mとした場合、約240mm必要となる。
【0035】スリット状光源4から偏光シート1までの
距離Pは短ければ短いほど幅L2 を小さくできるが、こ
の場合に、照明系のNAを一定小さく保つためにはスリ
ット状光源4の幅tを細くしなければならない。実際の
検査装置においては、シート送り時に振動や蛇行が多少
生じても、連続送りされる偏光シート1からの反射光を
安定に検出するためには、検出画素寸法の5倍以上の幅
で照明されていることが望ましく、光源には光ファイバ
ーや直管蛍光灯などを用いると好適である。
距離Pは短ければ短いほど幅L2 を小さくできるが、こ
の場合に、照明系のNAを一定小さく保つためにはスリ
ット状光源4の幅tを細くしなければならない。実際の
検査装置においては、シート送り時に振動や蛇行が多少
生じても、連続送りされる偏光シート1からの反射光を
安定に検出するためには、検出画素寸法の5倍以上の幅
で照明されていることが望ましく、光源には光ファイバ
ーや直管蛍光灯などを用いると好適である。
【0036】図3及び図4は本実施例においてデフォー
カス結像して検出する場合の効果を説明するための説明
図である。図3は偏光シート1の表面をデフォーカス結
像しないで検出する場合を示すもので、スリット状光源
4で偏光シート1の表面を低NA照明すると、その反射
光は検出レンズ5でラインセンサ6に縮小結像される。
このとき偏光シート1の表面が平坦なときは、反射光線
は照明光のNAと同様な拡がりで検出レンズ5に集光す
るため、低NA照明の場合、反射光がほぼ均一な明るさ
で検出される。また、表面に凹凸がある場合、反射光線
は、凹凸により生じる斜面により光線が収束したり発散
したりするため、平坦面に比べ明るい、または、暗い画
像として検出される。しかし、平坦面に焦点を合わせて
検出した場合は、高さが数μm以下の凹凸は傾斜角の変
化が0.5°程度と小さいため、ラインセンサ6上で凹
凸部の反射光が集光( あるいは散光) されきれず明暗と
して顕在化されない。
カス結像して検出する場合の効果を説明するための説明
図である。図3は偏光シート1の表面をデフォーカス結
像しないで検出する場合を示すもので、スリット状光源
4で偏光シート1の表面を低NA照明すると、その反射
光は検出レンズ5でラインセンサ6に縮小結像される。
このとき偏光シート1の表面が平坦なときは、反射光線
は照明光のNAと同様な拡がりで検出レンズ5に集光す
るため、低NA照明の場合、反射光がほぼ均一な明るさ
で検出される。また、表面に凹凸がある場合、反射光線
は、凹凸により生じる斜面により光線が収束したり発散
したりするため、平坦面に比べ明るい、または、暗い画
像として検出される。しかし、平坦面に焦点を合わせて
検出した場合は、高さが数μm以下の凹凸は傾斜角の変
化が0.5°程度と小さいため、ラインセンサ6上で凹
凸部の反射光が集光( あるいは散光) されきれず明暗と
して顕在化されない。
【0037】そこで、図4に示すように、偏光シート1
の表面をレンズの光軸方向に沿って前方に移動してデフ
ォーカス結像して検出した場合は、ラインセンサ上での
凹凸部の反射光の集光性( あるいは散光性) が向上し、
鮮明な明暗像として結像しないが平坦面に比べ明暗のあ
る像として顕在化される。この効果は照明光の照度が均
一であればあるほど著しい。発明者の実験では、スリッ
ト状光源4に幅1mm程度のファイバ用光源を用い、約
70mmの距離から45°の入射角で斜方照明し、検出
レンズに焦点距離22mmのものを用い、0.157倍
でラインセンサに画素寸法70μmで結像し(図3のa
=162.1mm、b=25.4mm)、検出レンズを
光軸前方に10mm程度デフォーカスして検出(図4の
a´=152.1mm、b´=35.4mm) すると、
高さ1μm程度、幅1mm程度の偏光シート1表面の凹
凸欠陥の明暗像を検出することができた。
の表面をレンズの光軸方向に沿って前方に移動してデフ
ォーカス結像して検出した場合は、ラインセンサ上での
凹凸部の反射光の集光性( あるいは散光性) が向上し、
鮮明な明暗像として結像しないが平坦面に比べ明暗のあ
る像として顕在化される。この効果は照明光の照度が均
一であればあるほど著しい。発明者の実験では、スリッ
ト状光源4に幅1mm程度のファイバ用光源を用い、約
70mmの距離から45°の入射角で斜方照明し、検出
レンズに焦点距離22mmのものを用い、0.157倍
でラインセンサに画素寸法70μmで結像し(図3のa
=162.1mm、b=25.4mm)、検出レンズを
光軸前方に10mm程度デフォーカスして検出(図4の
a´=152.1mm、b´=35.4mm) すると、
高さ1μm程度、幅1mm程度の偏光シート1表面の凹
凸欠陥の明暗像を検出することができた。
【0038】図5は上記凹凸欠陥の明暗像を画像処理装
置9において微小信号の強調処理を説明するものであ
る。図5(a),(b)は図1の画像検出回路7および
シェーディング補正回路8から画像処理装置に入力され
る画像信号を示している。(a)は合焦点時、(b)は
ディフォーカス検出時の凹凸欠陥が生じている場合の画
像信号である。この画像信号を平滑化回路10における
平滑化処理により偏光子を張り合わせるときに使用する
接着剤微粒子や極めて微小な表面凹凸等の高周波成分ノ
イズを除去して画像信号を滑らかにする(c)。次に、
2次微分回路11において2次微分処理を行い、欠陥部
の明暗を画像強調する(d)。この2次微分処理された
画像から2値化回路12において2値化処理され、2値
化閾値より高いまたは低いレベルの微分値が生じている
場合、欠陥として検出する。図2〜図5は説明を容易に
するため平坦なシートを検出する場合について説明した
が、ローラ上を回転送りされているシートについても同
様に適用できることは明らかである。
置9において微小信号の強調処理を説明するものであ
る。図5(a),(b)は図1の画像検出回路7および
シェーディング補正回路8から画像処理装置に入力され
る画像信号を示している。(a)は合焦点時、(b)は
ディフォーカス検出時の凹凸欠陥が生じている場合の画
像信号である。この画像信号を平滑化回路10における
平滑化処理により偏光子を張り合わせるときに使用する
接着剤微粒子や極めて微小な表面凹凸等の高周波成分ノ
イズを除去して画像信号を滑らかにする(c)。次に、
2次微分回路11において2次微分処理を行い、欠陥部
の明暗を画像強調する(d)。この2次微分処理された
画像から2値化回路12において2値化処理され、2値
化閾値より高いまたは低いレベルの微分値が生じている
場合、欠陥として検出する。図2〜図5は説明を容易に
するため平坦なシートを検出する場合について説明した
が、ローラ上を回転送りされているシートについても同
様に適用できることは明らかである。
【0039】以上のように、この第1の実施例において
は、偏光シート1の表面に生じる凹凸欠陥を、低NA照
明とデフォーカス結像検出による光学的顕在化と、平滑
化2次微分画像処理による画像強調処理により高精度に
検出できる。
は、偏光シート1の表面に生じる凹凸欠陥を、低NA照
明とデフォーカス結像検出による光学的顕在化と、平滑
化2次微分画像処理による画像強調処理により高精度に
検出できる。
【0040】次にシート状物質の貼り合わせ部に生じる
異物混入や気泡、反射防止処理面に生じる突起や塊等の
欠陥を検出する第2の実施例について図6を参照して説
明する。なお、以下の説明において、第1の実施例と同
等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省
略する。
異物混入や気泡、反射防止処理面に生じる突起や塊等の
欠陥を検出する第2の実施例について図6を参照して説
明する。なお、以下の説明において、第1の実施例と同
等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0041】この第2の実施例は、第1の実施例におけ
るスリット状光源4をライン状照明光源104と拡散板
120に置換し、ローラ2によって送る代わりにそのま
ま平面状に搬送するように構成したもので、その他の構
成は図1の各部と同様である。すなわち、この第2の実
施例では、ライン状照明光源104の照明光を、拡散板
120を介して偏光シート1に透過させて照明し、検出
レンズ5を偏光シート1の表面に焦点合わせしてライン
センサ6上に結像して画像を検出するようになってい
る。
るスリット状光源4をライン状照明光源104と拡散板
120に置換し、ローラ2によって送る代わりにそのま
ま平面状に搬送するように構成したもので、その他の構
成は図1の各部と同様である。すなわち、この第2の実
施例では、ライン状照明光源104の照明光を、拡散板
120を介して偏光シート1に透過させて照明し、検出
レンズ5を偏光シート1の表面に焦点合わせしてライン
センサ6上に結像して画像を検出するようになってい
る。
【0042】本実施例では拡散照明するため反射防止処
理面の凹凸面にランダム方向に指向する光が照射される
ため、反射防止膜413(図20)の凹凸により生じる
明暗ノイズを低減でき、シート状物質の貼り合わせ部に
生じる異物503の混入や気泡504の欠陥だけでな
く、反射防止処理面に生じる突起505や塊506等の
欠陥を光学的に顕在化できる。さらにこれらの欠陥の明
暗像を上記図5に示したように画像処理装置9で微小信
号の強調処理を行うことにより、表面凹凸欠陥と同様に
高感度な欠陥検出ができる。
理面の凹凸面にランダム方向に指向する光が照射される
ため、反射防止膜413(図20)の凹凸により生じる
明暗ノイズを低減でき、シート状物質の貼り合わせ部に
生じる異物503の混入や気泡504の欠陥だけでな
く、反射防止処理面に生じる突起505や塊506等の
欠陥を光学的に顕在化できる。さらにこれらの欠陥の明
暗像を上記図5に示したように画像処理装置9で微小信
号の強調処理を行うことにより、表面凹凸欠陥と同様に
高感度な欠陥検出ができる。
【0043】図7は連続送りされる偏光フィルム表面に
反射防止膜200を形成した被検査物体を検査する第3
の実施例を示す説明図である。
反射防止膜200を形成した被検査物体を検査する第3
の実施例を示す説明図である。
【0044】この実施例では、ライン状照明光源204
の照明光によって拡散板220を介して偏光シート1を
透過照明し、検出レンズ205を偏光シート1の表面あ
るいは裏面に焦点合わせしてラインセンサ206上に結
像し、画像検出回路207、シェーディング補正回路2
08、画像処理回路209で画像を検出してシート状物
質の貼り合わせ部に生じる異物混入や気泡、反射防止処
理面に生じる突起や塊等の欠陥を検出する。また、偏光
シート1の上記透過照明部とは異なる位置をスリット状
光源224で斜方照明し、照明光が偏光シート1表面で
正反射する方向に検出レンズ225とラインセンサ22
6を配し、偏光シート1表面の画像をデフォーカス結像
し、画像検出回路227、シェーディング補正回路22
8、画像処理回路229で画像を検出して偏光シート1
の表面に生じる凹凸欠陥を検出する。なお、画像処理装
置209,229における処理回路は図1及び図6に示
したものと同様であり、処理内容も図5を参照して説明
したものと同様である。
の照明光によって拡散板220を介して偏光シート1を
透過照明し、検出レンズ205を偏光シート1の表面あ
るいは裏面に焦点合わせしてラインセンサ206上に結
像し、画像検出回路207、シェーディング補正回路2
08、画像処理回路209で画像を検出してシート状物
質の貼り合わせ部に生じる異物混入や気泡、反射防止処
理面に生じる突起や塊等の欠陥を検出する。また、偏光
シート1の上記透過照明部とは異なる位置をスリット状
光源224で斜方照明し、照明光が偏光シート1表面で
正反射する方向に検出レンズ225とラインセンサ22
6を配し、偏光シート1表面の画像をデフォーカス結像
し、画像検出回路227、シェーディング補正回路22
8、画像処理回路229で画像を検出して偏光シート1
の表面に生じる凹凸欠陥を検出する。なお、画像処理装
置209,229における処理回路は図1及び図6に示
したものと同様であり、処理内容も図5を参照して説明
したものと同様である。
【0045】本実施例では、ライン状照明光源204の
照明光を、拡散板220を介して偏光シート1の反射防
止膜200側から透過照明し、その透過光を検出してい
るが、偏光シート1の反射防止膜200を形成していな
い側から透過照明し、その透過光を検出してもシート状
物質の貼り合わせ部に生じる異物混入や気泡、反射防止
処理面に生じる突起や塊等の欠陥を検出することができ
る。なお、凹凸検出については、偏光シート1の反射防
止膜200が形成されていない側を照明、検出したほう
が検出感度が高い。
照明光を、拡散板220を介して偏光シート1の反射防
止膜200側から透過照明し、その透過光を検出してい
るが、偏光シート1の反射防止膜200を形成していな
い側から透過照明し、その透過光を検出してもシート状
物質の貼り合わせ部に生じる異物混入や気泡、反射防止
処理面に生じる突起や塊等の欠陥を検出することができ
る。なお、凹凸検出については、偏光シート1の反射防
止膜200が形成されていない側を照明、検出したほう
が検出感度が高い。
【0046】図8は第4の実施例を示す説明図で、この
実施例は図7の偏光シート1の表面に反射防止膜200
が形成されていない場合の例である。この実施例が第3
の実施例と異なるのは、図7のライン状照明光源204
をスリット状光源224で兼用し、斜方からの透過光を
検出レンズ205でラインセンサ206上に結像して検
出するように構成した点であり、その他の構成および動
作は図7を参照して説明した第3の実施例と同様であ
る。
実施例は図7の偏光シート1の表面に反射防止膜200
が形成されていない場合の例である。この実施例が第3
の実施例と異なるのは、図7のライン状照明光源204
をスリット状光源224で兼用し、斜方からの透過光を
検出レンズ205でラインセンサ206上に結像して検
出するように構成した点であり、その他の構成および動
作は図7を参照して説明した第3の実施例と同様であ
る。
【0047】本実施例では、反射防止処理面に生じる突
起や塊等の欠陥を検出する必要がないため、図7の実施
例に比べ照明光源一つで、同一箇所を検出でき、小形で
簡単な構造にすることができる。
起や塊等の欠陥を検出する必要がないため、図7の実施
例に比べ照明光源一つで、同一箇所を検出でき、小形で
簡単な構造にすることができる。
【0048】図9は第5の実施例に係る説明図で、この
実施例は、連続送りされる偏光シートの表面の凹凸など
の欠陥と、シート状物質の貼り合わせ部に生じる異物混
入や気泡、反射防止処理面に生じる突起や塊等の欠陥を
検出し、その検出結果をもとにマーキング装置316に
よって欠陥検出箇所にマーキングするように構成したも
のである。
実施例は、連続送りされる偏光シートの表面の凹凸など
の欠陥と、シート状物質の貼り合わせ部に生じる異物混
入や気泡、反射防止処理面に生じる突起や塊等の欠陥を
検出し、その検出結果をもとにマーキング装置316に
よって欠陥検出箇所にマーキングするように構成したも
のである。
【0049】本実施例では、回転可能なローラ302に
巻き付けられている偏光シート1は、矢印a,b,c方
向にローラ303,304の表面を連続送りされなが
ら、回転可能なローラ305に巻き付けられる。回転可
能なローラ302,305はシャフト306,307に
同軸に固定され、シャフト306,307はさらにモー
タ等(図示せず)の連続回転可能な動力源に連結され
る。この場合、ローラ302の回転数を、ローラ305
の回転数より僅かに遅くしておけば、偏光シート1には
一定の張力が作用し、シートはたるむことなく連続送り
される。回転可能なローラ302,305の回転にむら
がある場合には、さらに支持部材308に固定されたシ
ャフト309にテンションローラ310を回転可能に支
持させ、さらに、当該テンションローラ310を固定板
311に保持されたバネ312により一定の力で弾発
し、テンションローラ310を偏光シート1に押しつけ
るようにする。これにより偏光シート1には一定の張力
が作用することになる。
巻き付けられている偏光シート1は、矢印a,b,c方
向にローラ303,304の表面を連続送りされなが
ら、回転可能なローラ305に巻き付けられる。回転可
能なローラ302,305はシャフト306,307に
同軸に固定され、シャフト306,307はさらにモー
タ等(図示せず)の連続回転可能な動力源に連結され
る。この場合、ローラ302の回転数を、ローラ305
の回転数より僅かに遅くしておけば、偏光シート1には
一定の張力が作用し、シートはたるむことなく連続送り
される。回転可能なローラ302,305の回転にむら
がある場合には、さらに支持部材308に固定されたシ
ャフト309にテンションローラ310を回転可能に支
持させ、さらに、当該テンションローラ310を固定板
311に保持されたバネ312により一定の力で弾発
し、テンションローラ310を偏光シート1に押しつけ
るようにする。これにより偏光シート1には一定の張力
が作用することになる。
【0050】このようにして連続送りされる偏光シート
1は、図1に示す凹凸検査装置313、図6に示す透過
検出装置314で欠陥を検出する。さらに、ホストコン
ピュター315では、凹凸検査装置313、透過検出装
置314から一定の距離離れているマーキング装置31
6に、検査結果に基づく欠陥の座標を出力し、マーキン
グ装置316は当該欠陥位置がマーキング可能位置に達
したときに、その検出した座標に基づいてマーキングす
る。なお、マーキング装置316は印字等に用いられて
いるインクジェット噴射式や接触式のペン式のものを用
いれば良い。
1は、図1に示す凹凸検査装置313、図6に示す透過
検出装置314で欠陥を検出する。さらに、ホストコン
ピュター315では、凹凸検査装置313、透過検出装
置314から一定の距離離れているマーキング装置31
6に、検査結果に基づく欠陥の座標を出力し、マーキン
グ装置316は当該欠陥位置がマーキング可能位置に達
したときに、その検出した座標に基づいてマーキングす
る。なお、マーキング装置316は印字等に用いられて
いるインクジェット噴射式や接触式のペン式のものを用
いれば良い。
【0051】本実施例では、連続送り時に偏光板が振動
して、照明光が照射される箇所や、検出する箇所が変動
して検出不良が生じる問題も解消され、検査後、マーキ
ングをするため不良箇所を後の工程で容易に排除でき、
検査工数が低減し、偏光シートの生産効率を向上させる
ことができる。
して、照明光が照射される箇所や、検出する箇所が変動
して検出不良が生じる問題も解消され、検査後、マーキ
ングをするため不良箇所を後の工程で容易に排除でき、
検査工数が低減し、偏光シートの生産効率を向上させる
ことができる。
【0052】次に位相差板付偏光板の位相差板と偏光板
の貼り合わせ部に生じる気泡欠陥を検出する実施例(第
6の実施例)について図10を参照して説明する。な
お、以下の説明において、第1の実施例と同等な各部に
は同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
の貼り合わせ部に生じる気泡欠陥を検出する実施例(第
6の実施例)について図10を参照して説明する。な
お、以下の説明において、第1の実施例と同等な各部に
は同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0053】本実施例は、図1に示した第1の実施例の
偏光シート1を搬送するローラ2、ローラ2によって送
られた偏光シートの送り量を検出する送り測長器3、偏
光シート1を照明するためのスリット状光源4、検出レ
ンズ5およびラインセンサ6からなる機械的要素を以下
の、位相差板付偏光板601を保持するホルダ602、
ホルダをθ回転するθステージ603、θステージ60
3を矢印Y2 およびY3 方向に往復移動させるパルスモ
ータ604と送りねじ605、位相差板付偏光板601
を斜方照明する斜方照明ユニット606、照明光の正反
射光を検出する検出レンズ627及びラインセンサ62
8に置換し、位相差板付偏光板601表面の画像を検出
するように構成したもので、その他の構成と動作は図1
と基本的に同じである。なお、位相差板付偏光板601
は、位相差板601aと偏光板601bと保護膜601
cとからなっている。
偏光シート1を搬送するローラ2、ローラ2によって送
られた偏光シートの送り量を検出する送り測長器3、偏
光シート1を照明するためのスリット状光源4、検出レ
ンズ5およびラインセンサ6からなる機械的要素を以下
の、位相差板付偏光板601を保持するホルダ602、
ホルダをθ回転するθステージ603、θステージ60
3を矢印Y2 およびY3 方向に往復移動させるパルスモ
ータ604と送りねじ605、位相差板付偏光板601
を斜方照明する斜方照明ユニット606、照明光の正反
射光を検出する検出レンズ627及びラインセンサ62
8に置換し、位相差板付偏光板601表面の画像を検出
するように構成したもので、その他の構成と動作は図1
と基本的に同じである。なお、位相差板付偏光板601
は、位相差板601aと偏光板601bと保護膜601
cとからなっている。
【0054】上記構成において、位相差板付偏光板60
1を矢印Y2 方向に移動させれば、ラインセンサ628
からの画像信号は画像検出回路7でA/D変換処理によ
り多値画像信号として得られ、さらにシェーディング補
正回路8で照明むら、ラインセンサ628の感度むらが
ディジタル的に補正された後、画像処理装置9に入力さ
れる。画像処理装置9には、平滑化回路10、2次微分
回路11及び2値化回路12を備え、平滑化回路10で
偏光子や位相差板を張り合わせるときに使用する接着剤
微粒子のノイズ成分を平均化して画像信号を滑らかにす
る平滑化処理を行い、平滑化処理を行った後、2次微分
回路11で欠陥部の明暗を画像強調する2次微分処理を
行い、さらに、2値化回路12において2次微分処理さ
れた画像から欠陥部を抽出する2値化処理を行った後、
結果をマイクロコンピュタ13に入力する。
1を矢印Y2 方向に移動させれば、ラインセンサ628
からの画像信号は画像検出回路7でA/D変換処理によ
り多値画像信号として得られ、さらにシェーディング補
正回路8で照明むら、ラインセンサ628の感度むらが
ディジタル的に補正された後、画像処理装置9に入力さ
れる。画像処理装置9には、平滑化回路10、2次微分
回路11及び2値化回路12を備え、平滑化回路10で
偏光子や位相差板を張り合わせるときに使用する接着剤
微粒子のノイズ成分を平均化して画像信号を滑らかにす
る平滑化処理を行い、平滑化処理を行った後、2次微分
回路11で欠陥部の明暗を画像強調する2次微分処理を
行い、さらに、2値化回路12において2次微分処理さ
れた画像から欠陥部を抽出する2値化処理を行った後、
結果をマイクロコンピュタ13に入力する。
【0055】座標発生回路14では画像検出回路7を介
し、現に画像検出に係っているラインセンサ628の走
査クロックに基づいてX方向の走査位置座標が作成さ
れ、一方では送り測長器パルスモータ604からのY方
向移動量に基づいて座標測長回路15により、ラインセ
ンサ628による位相差板付偏光板601の実検査位置
座標が検出されるようになっている。この検出された実
検査位置座標からマイクロコンピュータ13はその時点
での実検査位置を知る。すなわち、実際の偏光シート検
査においては、位相差板付偏光板601は矢印Y2 方向
に連続送りされながら、その全面が走査検出され、画像
処理装置9で2次微分後に2値化された各座標での結果
は、マイクロコンピュタ13に入力され、欠陥がある場
合「1」、欠陥がない場合「0」と各座標毎に判定され
る。この判定結果は、マイクロコンピュータ13による
制御下に、プリンタ16、あるいはフロッピーディスク
17に出力される。
し、現に画像検出に係っているラインセンサ628の走
査クロックに基づいてX方向の走査位置座標が作成さ
れ、一方では送り測長器パルスモータ604からのY方
向移動量に基づいて座標測長回路15により、ラインセ
ンサ628による位相差板付偏光板601の実検査位置
座標が検出されるようになっている。この検出された実
検査位置座標からマイクロコンピュータ13はその時点
での実検査位置を知る。すなわち、実際の偏光シート検
査においては、位相差板付偏光板601は矢印Y2 方向
に連続送りされながら、その全面が走査検出され、画像
処理装置9で2次微分後に2値化された各座標での結果
は、マイクロコンピュタ13に入力され、欠陥がある場
合「1」、欠陥がない場合「0」と各座標毎に判定され
る。この判定結果は、マイクロコンピュータ13による
制御下に、プリンタ16、あるいはフロッピーディスク
17に出力される。
【0056】図11、図12、図13、図14及び図1
5は本検査装置の実施例をさらに具体的に示す説明図で
ある。
5は本検査装置の実施例をさらに具体的に示す説明図で
ある。
【0057】図11は斜方照明の光軸面620と位相差
板付偏光板601の偏光板601bの偏光軸621とな
す角度、すなわち偏光角αを示したものである。ここで
照明入射角はβとする。
板付偏光板601の偏光板601bの偏光軸621とな
す角度、すなわち偏光角αを示したものである。ここで
照明入射角はβとする。
【0058】図12は位相差板付偏光板601に照明入
射角βで照明した場合の気泡欠陥507の検出原理を示
した図である。位相差板付偏光板601の位相差板60
1a側から斜方照明する場合、偏光板601bの偏光角
αを図12に示す斜方照明の光軸面620と同じ方向に
すると、位相差板601aと偏光板601bの界面で
は、P偏光は偏光板601bを通過するため、反射光は
S偏光の反射光となり、一方、偏光板601bと保護膜
601cの界面ではP偏光の反射光となる。位相差板付
偏光板601の屈折率はほぼ1.5程度であるため、照
明入射角βを45°とした場合の反射光強度は図13に
示すようにS偏光の場合約12%、P偏光の場合約1%
程度となり、位相差板601aと偏光板601bの界面
に生じる貼り合わせ気泡欠陥507を、保護フィルム気
泡509に比べ10倍以上のS/Nで検出できる。
射角βで照明した場合の気泡欠陥507の検出原理を示
した図である。位相差板付偏光板601の位相差板60
1a側から斜方照明する場合、偏光板601bの偏光角
αを図12に示す斜方照明の光軸面620と同じ方向に
すると、位相差板601aと偏光板601bの界面で
は、P偏光は偏光板601bを通過するため、反射光は
S偏光の反射光となり、一方、偏光板601bと保護膜
601cの界面ではP偏光の反射光となる。位相差板付
偏光板601の屈折率はほぼ1.5程度であるため、照
明入射角βを45°とした場合の反射光強度は図13に
示すようにS偏光の場合約12%、P偏光の場合約1%
程度となり、位相差板601aと偏光板601bの界面
に生じる貼り合わせ気泡欠陥507を、保護フィルム気
泡509に比べ10倍以上のS/Nで検出できる。
【0059】図14は図11に示す偏光角αを0°から
±90°の範囲に可変して検査した場合の画像処理装置
9の出力結果である。この場合の照明傾斜角βは45°
である。偏光角αを照明光軸面と一致させる(偏光角α
が0°)と、貼り合わせ気泡欠陥507と、保護フィル
ム気泡509の出力が共に小さくなる。偏光角αを照明
光軸面に対し90°と大きくすると、貼り合わせ気泡欠
陥507と、保護フィルム気泡509の出力が共に大き
くなる。このため、偏光板601bの偏光角αをあらか
じめ検出しておき、検査装置の2次微分後の2値化閾値
を偏光板601bの偏光角αに応じて、貼り合わせ気泡
欠陥507と、保護フィルム気泡509の出力の間、即
ち図14の「偏光角に応じた2値化閾値643」で示し
たように設定することにより、貼り合わせ気泡欠陥50
7を確実に検出することができる。また、偏光板601
bの偏光角αが±45°の範囲では、2次微分後の2値
化閾値を偏光角に関係なく、固定の2値化閾値で貼り合
わせ気泡欠陥507を検出することができる。この場合
の検査方法は、図15(a),(b)に第7の実施例と
して示すように、位相差板付偏光板601をY2 方向の
走査で検査後、位相差板付偏光板601を90°回転し
てY3 方向の走査で検査することにより、偏光角αに依
存することなく、すなわち、位相差板付偏光板601の
偏光方向がどの方向であっても、確実に気泡欠陥を検出
でき、しかも、容易に自動検査が可能である。
±90°の範囲に可変して検査した場合の画像処理装置
9の出力結果である。この場合の照明傾斜角βは45°
である。偏光角αを照明光軸面と一致させる(偏光角α
が0°)と、貼り合わせ気泡欠陥507と、保護フィル
ム気泡509の出力が共に小さくなる。偏光角αを照明
光軸面に対し90°と大きくすると、貼り合わせ気泡欠
陥507と、保護フィルム気泡509の出力が共に大き
くなる。このため、偏光板601bの偏光角αをあらか
じめ検出しておき、検査装置の2次微分後の2値化閾値
を偏光板601bの偏光角αに応じて、貼り合わせ気泡
欠陥507と、保護フィルム気泡509の出力の間、即
ち図14の「偏光角に応じた2値化閾値643」で示し
たように設定することにより、貼り合わせ気泡欠陥50
7を確実に検出することができる。また、偏光板601
bの偏光角αが±45°の範囲では、2次微分後の2値
化閾値を偏光角に関係なく、固定の2値化閾値で貼り合
わせ気泡欠陥507を検出することができる。この場合
の検査方法は、図15(a),(b)に第7の実施例と
して示すように、位相差板付偏光板601をY2 方向の
走査で検査後、位相差板付偏光板601を90°回転し
てY3 方向の走査で検査することにより、偏光角αに依
存することなく、すなわち、位相差板付偏光板601の
偏光方向がどの方向であっても、確実に気泡欠陥を検出
でき、しかも、容易に自動検査が可能である。
【0060】本実施例では切断されている角形形状の位
相差板付偏光板601について一実施例を説明したが、
連続送りされる位相差板付偏光板についても、あらかじ
め偏光角αが分かっていれば、図14で示した偏光角に
応じた2値化閾値を設定することにより、貼り合わせ気
泡欠陥507を検出できることは明らかである。
相差板付偏光板601について一実施例を説明したが、
連続送りされる位相差板付偏光板についても、あらかじ
め偏光角αが分かっていれば、図14で示した偏光角に
応じた2値化閾値を設定することにより、貼り合わせ気
泡欠陥507を検出できることは明らかである。
【0061】また、以上説明した位相差板付偏光板60
1の検査においても図9で示した、検出結果をもとにマ
ーキング装置316によって欠陥検出箇所にマーキング
するようにすることは容易であり、不良箇所を後の工程
で容易に排除でき、検査工数が低減し、偏光シートの生
産効率を向上させることができる。。
1の検査においても図9で示した、検出結果をもとにマ
ーキング装置316によって欠陥検出箇所にマーキング
するようにすることは容易であり、不良箇所を後の工程
で容易に排除でき、検査工数が低減し、偏光シートの生
産効率を向上させることができる。。
【0062】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、上述
のように構成された本発明によれば、上述の光学的な手
段と画像処理のための手段を導入したので、透明シート
表面の微小な凹凸やへこみ等の欠陥、透明シート内部の
シート状物質の張り合わせ部に生じた異物混入や気泡等
の欠陥、あるいは透明シート表面に形成した反射防止処
理面に生じた突起や塊等の欠陥、さらに位相差板付偏光
板の位相差板と偏光板の貼り合わせ部に生じる気泡欠陥
を確実かつ高速で自動的に検出することができる。
のように構成された本発明によれば、上述の光学的な手
段と画像処理のための手段を導入したので、透明シート
表面の微小な凹凸やへこみ等の欠陥、透明シート内部の
シート状物質の張り合わせ部に生じた異物混入や気泡等
の欠陥、あるいは透明シート表面に形成した反射防止処
理面に生じた突起や塊等の欠陥、さらに位相差板付偏光
板の位相差板と偏光板の貼り合わせ部に生じる気泡欠陥
を確実かつ高速で自動的に検出することができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る透明シート検査装
置の構成を示す概略構成図である。
置の構成を示す概略構成図である。
【図2】平坦な状態での透明シート表面を検出する場合
を模式的に説明するための説明図である。
を模式的に説明するための説明図である。
【図3】平坦な透明シート表面をデフォーカスしないで
検出する場合を示す説明図である。
検出する場合を示す説明図である。
【図4】平坦な透明シート表面をデフォーカスして検出
する場合を示す説明図である。
する場合を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例に係る画像処理装置における画
像処理による画像信号の強調変化を示す説明図である。
像処理による画像信号の強調変化を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る透明シート検査装
置の構成を示す概略構成図である。
置の構成を示す概略構成図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る透明シート検査装
置の構成を示す概略構成図である。
置の構成を示す概略構成図である。
【図8】本発明の第4の実施例に係る透明シート検査装
置の構成を示す概略構成図である。
置の構成を示す概略構成図である。
【図9】本発明の第5の実施例に係る透明シート検査装
置の構成を示す概略構成図である。
置の構成を示す概略構成図である。
【図10】本発明の第6の実施例に係る位相差板付偏光
板検査装置の構成を示す概略構成図である。
板検査装置の構成を示す概略構成図である。
【図11】位相差板付偏光板を検出する場合の斜方照明
光軸と偏光板の偏光角の関係を模式的に説明するための
説明図である。
光軸と偏光板の偏光角の関係を模式的に説明するための
説明図である。
【図12】位相差板付偏光板を検出する場合の反射光強
度を模式的に説明するための説明図である。
度を模式的に説明するための説明図である。
【図13】S偏光とP偏光の相対反射光強度を説明する
ための説明図である。
ための説明図である。
【図14】本発明の実施例に係る画像処理装置における
画像処理による2値画像信号の出力の変化を示す説明図
である。
画像処理による2値画像信号の出力の変化を示す説明図
である。
【図15】本発明の第7の実施例に係る位相差板付偏光
板検査装置の構成を示す概略構成図である。
板検査装置の構成を示す概略構成図である。
【図16】従来例に係る偏光フィルムを使用した液晶素
子における電界オフの状態を示す説明図である。
子における電界オフの状態を示す説明図である。
【図17】従来例に係る偏光フィルムを使用した液晶素
子における電界オンの状態を示す説明図である。
子における電界オンの状態を示す説明図である。
【図18】従来例に係る位相差板付偏光フィルムを使用
した液晶素子における電界オフおよび電界オンの状態を
示す説明図である。
した液晶素子における電界オフおよび電界オンの状態を
示す説明図である。
【図19】偏光フィルムの構造を示す断面図である。
【図20】表面に反射防止膜が形成された偏光フィルム
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図21】位相差板付偏光フィルムの製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図22】位相差板付偏光フィルムの構造を示す断面図
である。
である。
【図23】偏光フィルムに生じる欠陥例を示す断面図で
ある。
ある。
【図24】位相差板付偏光フィルムに生じる欠陥例を示
す断面図である。
す断面図である。
1 偏光シート 2 ローラ 3 測長器 4,224 スリット状光源 5,225,627 検出レンズ 6,206,226,628 ラインセンサ 7,207,227 画像検出回路 8,208,228 シェーディング回路 9,209,229 画像処理装置 10 平滑化回路 11 2次微分回路 12 2値化回路 13 マイクロコンピュタ 14 座標発生回路 15 座標測長回路 104,204 ライン状照明光源 120,220 拡散板 200 反射防止膜 313 凹凸検査装置 314 透過検出装置 316 マーキング装置 601 位相差板付偏光板 602 ホルダ 603 θステージ 604 パルスモータ 606 斜方照明ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末廣 一郎 大阪府茨木市下穂積一丁目1番2号 日東 電工 株式会社内 (72)発明者 執行 秀春 大阪府茨木市下穂積一丁目1番2号 日東 電工 株式会社内
Claims (25)
- 【請求項1】 透明シートにスリット状の光源で斜方か
ら低NAの光を照射し、 照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像をデ
フォーカスして検出し、 検出した光学画像を平滑化して2次微分処理し、 2次微分処理した画像から、欠陥部に対応した明暗部分
抽出用のしきい値に基づいて透明シートの欠陥を検出す
る透明シートの検査方法。 - 【請求項2】 前記透明シートの欠陥がシート表面の凹
凸またはへこみの少なくともいずれかである請求項1記
載の透明シートの検査方法。 - 【請求項3】 透明シートにランダムな方向に指向する
光を照射し、 シートを透過した光照射部のシートの光学画像を検出
し、 検出した光学画像を平滑化して2次微分処理し、 2次微分処理した画像から、欠陥部に対応した明暗部分
抽出用のしきい値に基づいて透明シートの欠陥を検出す
る透明シートの検査方法。 - 【請求項4】 前記ランダムな方向に指向する光がライ
ン状の光源から出射される請求項3記載の透明シート検
査方法。 - 【請求項5】 前記透明シートの欠陥がシート内部のシ
ート状物質の貼り合わせ部に生じる異物混入、気泡、ま
たは偏光フィルムと位相差フィルムの貼り合わせ部に生
じる異物混入の少なくともいずれかである請求項3記載
の透明シートの検査方法。 - 【請求項6】 前記透明シートの欠陥がシート表面に形
成した反射防止処理面に生じる突起または塊の少なくと
もいずれかである請求項3記載の透明シートの検査方
法。 - 【請求項7】 光を一定の偏光方向に揃える偏光フィル
ムに位相差フィルムを貼り付けた透明シートに対し、該
偏光フィルムの偏光方向をP偏光が通過する方向にして
光を位相差板側から斜方照射し、 照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像を検
出し、 検出した光学画像を平滑化して2次微分処理し、 2次微分処理した画像から、欠陥部に対応した明暗部分
抽出用のしきい値に基づいて透明シートの欠陥を検出す
る透明シートの検査方法。 - 【請求項8】 欠陥部に対応した明暗部分抽出用のしき
い値を、偏光フィルムの偏光軸に応じて可変する請求項
7記載の透明シートの検査方法。 - 【請求項9】 前記透明シートが連続送りされる請求項
1、3または7記載の透明シートの検査方法。 - 【請求項10】 前記透明シートが、正反射しにくい表
面を有している回転体に接触して連続送りされる請求項
9記載の透明シートの検査方法。 - 【請求項11】 光を一定の偏光方向に揃える偏光フィ
ルムに位相差フィルムを貼り付けた透明シートに対して
光を位相差板側から斜方照射し、 照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像を検
出し、 検出した光学画像を平滑化して2次微分処理し、 2次微分処理した画像から、欠陥部に対応した明暗部分
抽出用のしきい値に基づいて透明シートの欠陥を検出す
ると共に、透明シートを90度回転させて光を位相差板
側から斜方照射し、 照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像を検
出し、 検出した光学画像を平滑化して2次微分処理し、 2次微分処理した画像から、欠陥部に対応した明暗部分
抽出用のしきい値に基づいて、透明シートの欠陥を検出
する透明シートの検査方法。 - 【請求項12】 前記透明シートの欠陥がシート内部の
偏光フィルムと位相差フィルムの貼り合わせ部に生じる
気泡である請求項7または11記載の透明シートの検査
方法。 - 【請求項13】 前記透明シートの欠陥がシート内部の
シート状物質の張り合わせ部に生じる異物混入または気
泡の少なくともいずれかである請求項11記載の透明シ
ートの検査方法。 - 【請求項14】 連続送りされる透明シートの表面にス
リット状の光源で低NAの光を照射する手段と、 照射光が正反射する方向から、シート表面の光学画像を
デフォーカスして検出する手段と、 検出する手段によって検出された光学画像を平滑化する
手段と、 平滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次
微分処理する手段と、 2次微分処理する手段によって処理された画像から、欠
陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて透
明シートの欠陥を検出する欠陥検出手段と、を備えた透
明シートの検査装置。 - 【請求項15】 連続送りされる透明シートを、正反射
しにくい表面を有する回転体に接触させる手段をさらに
備え、透明シートは回転体に接触させる手段によって該
回転体に接触させられて連続送りされる請求項14記載
の透明シートの検査装置。 - 【請求項16】 スリット状の光源から出射され、透明
シートを透過した光照射部の光学画像を検出する手段
と、 検出する手段によって検出された画像を平滑化する手段
と、 平滑化する手段によって平滑化された画像を2次微分処
理する手段と、 2次微分処理する手段によって処理された画像から、欠
陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて透
明シートの欠陥を検出する欠陥検出手段と、をさらに備
えた請求項14記載の透明シートの検査装置。 - 【請求項17】 前記透明シートの欠陥がシート表面の
凹凸またはへこみの少なくともいずれかである請求項1
4記載の透明シートの検査装置。 - 【請求項18】 光を一定の偏光方向に揃える偏光フィ
ルムに位相差フィルムを貼り付けた透明シートに対して
該偏光フィルムの偏光方向をP偏光が通過する方向にす
る手段と、 光を位相差板側から斜方照射する手段と、 照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像を検
出する手段と、 検出する手段によって検出された光学画像を平滑化する
手段と、 平滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次
微分処理する手段と、 2次微分処理する手段によって処理された画像から、欠
陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて透
明シートの欠陥を検出する欠陥検出手段と、を備えた透
明シートの検査装置。 - 【請求項19】 連続送りされる透明シートに、ライン
状の光源手段でランダムな方向に指向する光を照射する
手段と、 透明シートを透過した光照射部の光学画像を検出する手
段と、 検出する手段によって検出された画像を平滑化する手段
と、 平滑化する手段によって平滑化された画像を2次微分処
理する手段と、 2次微分処理する手段によって処理された画像から、欠
陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて透
明シートの欠陥を検出する欠陥検出手段と、を備えた透
明シートの検査装置。 - 【請求項20】 前記透明シートの欠陥がシート内部の
シート状物質の張り合わせ部に生じる異物混入または気
泡の少なくともいずれかである請求項19記載の透明シ
ートの検査装置。 - 【請求項21】 前記透明シートの欠陥がシート表面に
形成した反射防止処理面に生じる突起または塊の少なく
ともいずれかである請求項16または19記載の透明シ
ートの検査装置。 - 【請求項22】 連続送りされる透明シートに対し、欠
陥検出個所にマーキングするマーキング手段をさらに備
えた請求項14、15、18または19のいずれかに記
載の透明シートの検査装置。 - 【請求項23】 光を一定の偏光方向に揃える偏光フィ
ルムに位相差フィルムを貼り付けた透明シートを保持す
る手段と、 該透明シートを回転させる手段と、 該透明シートに光を位相差板側から斜方照射する手段
と、 照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像を検
出する手段と、 検出する手段によって検出された光学画像を平滑化する
手段と、 平滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次
微分処理する手段と、 2次微分処理する手段によって処理された画像から、欠
陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて透
明シートの欠陥を検出する欠陥検出手段と、を備えた透
明シートの検査装置。 - 【請求項24】 欠陥部に対応した明暗部分抽出用のし
きい値を、偏光フィルムの偏光軸に応じて可変する手段
により透明シートの欠陥を検出する欠陥検出手段をさら
に備えた請求項18または23記載の透明シートの検査
装置。 - 【請求項25】 光を一定の偏光方向に揃える偏光フィ
ルムに位相差フィルムを貼り付けた透明シートを保持す
る手段と、 光を位相差板側から斜方照射する手段と、 照射光が正反射する方向からシート表面の光学画像を検
出する手段と、 検出する手段によって検出された光学画像を平滑化する
手段と、 平滑化する手段によって平滑化された画像をさらに2次
微分処理する手段と、 2次微分処理する手段によって処理された画像から、欠
陥部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて透
明シートの欠陥を検出する欠陥検出手段と、 透明シートを90度回転させる手段と、を備えた透明シ
ートの検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17687793A JPH06235624A (ja) | 1992-12-15 | 1993-07-16 | 透明シートの検査方法とその装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33442692 | 1992-12-15 | ||
JP4-334426 | 1992-12-15 | ||
JP17687793A JPH06235624A (ja) | 1992-12-15 | 1993-07-16 | 透明シートの検査方法とその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235624A true JPH06235624A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=26497629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17687793A Pending JPH06235624A (ja) | 1992-12-15 | 1993-07-16 | 透明シートの検査方法とその装置 |
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Country | Link |
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