JP2002365221A - 光透過性光学膜の欠陥検査方法および同装置 - Google Patents
光透過性光学膜の欠陥検査方法および同装置Info
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Abstract
過性光学膜の欠陥部の有無を容易に検査することができ
るようにする。 【解決手段】 蛍光ランプ等の光源1からの光Laを、
光透過部3と半遮光部を含む遮光部4を交互に設けた光
拡散フィルター2を透過させて、液晶表示装置等に用い
られる光透過性光学膜5に照射し、その反射光Lbを目
視E等により調べ、暗部帯7に浮かぶ異常反射光8の発
生によって、前記光透過性光学膜5の欠陥部6の有無を
検査する。
Description
等に使用される透過性光学膜の内部に存在する欠陥部
を、容易に目視で検出することのできる欠陥検査方法と
同装置および同方法で検査した光透過性光学膜に関す
る。
等の液晶表示装置等に用いられる光透過性光学膜に存在
する欠陥部を検出するには、図1に示すように、蛍光燈
等の光Laを当該光透過性光学膜5に照射し、作業者が
その反射光Lbを目視Eして経験に基づいた視覚判断に
よって行なっている。
欠陥部6が存在すると(図3参照)、本来意図した表示
機能が損なわれる。そのため一定以上の大きさの欠陥部
6が存在する光透過性光学膜5を排除するため目視検査
等で欠陥検査を行っている。この欠陥部6は光学膜5の
内部に存在するが、多くの場合100μm前後の大きさ
のものが多く、かつ透明の場合が多い。
完成した状態では、当該光透過性光学膜5の欠陥部6は
表示欠陥部分として判別できるが、この完成段階で判別
が行われるのはコスト上の損失が大きく現実的ではな
い。従って、光透過性光学膜5を単体で検査する必要が
ある。
において、蛍光燈等の光源1から照射された光は光透過
性光学膜5の表面や界面で反射されるが、欠陥部6の存
在しない箇所は正常な反射が行われる。逆に、欠陥部6
が存在する場合は周囲とは光学特性が異なるために、位
相のずれた反射や乱反射といった異常反射を起こす。
均一な照明での反射光を利用した検査であるため、微小
な欠陥部6によって起こる異常反射は全体の均一反射光
Lbにかき消されることとなって光のコントラストが弱
く、従って正確に検知するのは容易ではない。
で、容易に光透過性光学膜5の欠陥部6の有無を検査す
ることができる方法と装置および当該方法によって検査
された光透過性光学膜を提供することを課題とする。
て説明する。本発明に係る光透過性光学膜の欠陥検査方
法は、蛍光ランプ等の光源1からの入射光Laを、光透
過部3と半遮光部を含む遮光部4を交互に設けた光拡散
フィルター2を透過させて光透過性光学膜5に照射し、
その反射光Lbを目視等により調べ、暗部帯7に浮かぶ
異常反射光8の発生によって前記光透過性光学膜5の欠
陥部6の有無を検査するものである。
検査装置は、蛍光ランプ等の光源1からの光を光拡散フ
ィルター2を透過させて光透過性光学膜5に照射し、そ
の反射光Lbを目視E等により調べ暗部帯7に浮かぶ異
常反射光8の発生によって前記光透過性光学膜5の欠陥
部6の有無を検査する装置であり、前記光拡散フィルタ
ー2に、光透過部3と半遮光部を含む遮光部4を交互に
設けたものである。
ルター2に交互に設けた光透過部3と半遮光部を含む遮
光部4は、相互に平行または格子状とし、その間隔は一
定、あるいは連続的に変化するものとすることができ
る。
前記した光透過性光学膜の欠陥検査方法で検査が行われ
たものであり、当該光透過性光学膜5には偏光膜を含
む。
欠陥検査方法の実施形態を、図2乃至図5を参照して説
明する。この欠陥検査方法は、液晶テレビ等に使用する
光透過性光学膜5の内部に存在する欠陥部6を検査する
ものである。そのため、蛍光ランプである光源1からの
光Laを、光透過部3と遮光部4を交互に設けた光拡散
フィルター2を透過させて光透過性光学膜5に照射して
いる。そして、作業者が、その反射光Lbを目視Eして
当該光透過性光学膜5の欠陥部6の有無を検査する。な
お、この光拡散フィルター2は、乳白色のアクリル樹脂
板で構成している。
る。すなわち、光源1から照射された光は光透過性光学
膜5の表面や界面で反射されるが、欠陥部6のない部分
では均一な反射が行われる。しかし、欠陥部6が存在す
る部分は周囲とは光学特性が異なることから、位相のず
れた反射や乱反射といった異常反射8となる。この異常
反射8を周囲とは異なった見え方に処理できれば欠陥部
6の有無を容易に認識できるわけであり、異常反射8を
検知し易くするためには周囲からの反射で見え難くなる
こと防止すればよいわけである。
1と光透過性光学膜5との間に設けた光拡散フィルター
2に光透過部3と遮光部4を交互に設けている。この遮
光部4は、半透明の半遮光部としても良い。これによ
り、欠陥部6が存在しない正常反射部分においては、光
拡散フィルター2の光透過部3を通過した光Laが反射
Lbして明るく見え、遮光部4は暗く見える。一方、欠
陥部6が存在する部分の反射は、乱反射して反射角度が
ずれたり位相のずれたりといった異常反射が起きる。
える部分が、欠陥部6が存在している部分では、暗く見
えるはずの暗部帯7に明るいスポットが発生することに
なる。すなわち、図3において、遮光部4によって暗く
見える部分である暗部帯7に、欠陥部6で反射した異常
反射光8が侵入してスポットが発生する。これにより、
目視Eで容易に確認できる光のコントラストが得られ、
欠陥部6の存在を確実に検知することができる。
ー2に交互に設ける光透過部3と遮光部4の形状や寸法
は欠陥部6の大きさに適したものを実験等で容易に決定
できる。例えば、1mmピッチの平行パターンや格子パ
ターンを採用することができる。なお、ピッチは図4に
示すように均一でもよいが、図5に示すように連続的に
変化させて不均一にすることもできる。
本発明に係る光透過性光学膜5には、欠陥部6が存在せ
ず、従って液晶表示装置等の品質向上に貢献する。な
お、この光透過性光学膜5には、一定の方向に振動する
光だけを通過させ、それに直交する方向に振動する光は
遮って通過させない性質を有する偏光膜を含む。
陥検査方法は、光源1からの光Laを、光透過部3と遮
光部4を交互に設けた光拡散フィルター2を透過させて
光透過性光学膜5に照射し、その反射光Lbを調べて暗
部帯7に浮かぶ異常反射光8の発生によって前記光透過
性光学膜5の欠陥部6の有無を検査するので、目視Eで
容易に確認できる光のコントラストを得ることができ、
欠陥部6の存在を確実に検知することができる。従っ
て、熟練と時間を要しても完全な検査が困難な光透過性
光学膜5を容易に生産でき、品質の大幅な向上と生産コ
ストの削減を図ることができる。
査装置は、光源1と光透過性光学膜5との間に設けた光
拡散フィルター2に、光透過部3と遮光部4を交互に設
けたので、光のコントラストにより、欠陥部6の存在を
調べ暗部帯7に浮かぶ異常反射光8の発生によって確実
に検知することができる。これにより、熟練と時間を要
しても完全な検査が困難な光透過性光学膜5を容易に生
産でき、品質の向上を図り、生産コストを削減すること
ができる。
査方法は、光拡散フィルター2に交互に設けた光透過部
3と遮光部4を、相互に平行または格子状とし、その間
隔を一定、あるいは連続的に変化させるので、これらの
設定を適宜変えることによって、あらゆる大きさの欠陥
部6を確実に検知することができる。
求項1に記載の光透過性光学膜の欠陥検査方法で検査を
行なっているので、欠陥部6が存在せず、品質に優れ
る。
射を示す説明図である。
と遮光部のパターンを示す平面図である。
と遮光部の他のパターンを示す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 蛍光ランプ等の光源(1)からの光を、
光透過部(3)と半遮光部を含む遮光部(4)を交互に
設けた光拡散フィルター(2)を透過させて光透過性光
学膜(5)に照射し、その反射光を調べ暗部帯(7)に
浮かぶ異常反射光(8)の発生によって前記光透過性光
学膜の欠陥部(6)の有無を検査することを特徴とする
光透過性光学膜の欠陥検査方法。 - 【請求項2】 蛍光ランプ等の光源(1)からの光を光
拡散フィルター(2)を透過させて光透過性光学膜
(5)に照射し、その反射光を調べ暗部帯(7)に浮か
ぶ異常反射光(8)の発生によって前記光透過性光学膜
の欠陥部(6)の有無を検査する装置であり、前記光拡
散フィルターに、光透過部(3)と半遮光部を含む遮光
部(4)を交互に設けたことを特徴とする光透過性光学
膜の欠陥検査装置。 - 【請求項3】 光拡散フィルター(2)に交互に設けた
光透過部(3)と半遮光部を含む遮光部(4)は、相互
に平行または格子状とし、その間隔は一定、あるいは連
続的に変化するものであることを特徴とする請求項2に
記載の光透過性光学膜の欠陥検査装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の光透過性光学膜の欠陥
検査方法で検査が行われた偏光膜を含む光透過性光学
膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001176610A JP2002365221A (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | 光透過性光学膜の欠陥検査方法および同装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001176610A JP2002365221A (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | 光透過性光学膜の欠陥検査方法および同装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002365221A true JP2002365221A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19017576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001176610A Pending JP2002365221A (ja) | 2001-06-12 | 2001-06-12 | 光透過性光学膜の欠陥検査方法および同装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002365221A (ja) |
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2001
- 2001-06-12 JP JP2001176610A patent/JP2002365221A/ja active Pending
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