JPH06235472A - 電磁作動装置 - Google Patents

電磁作動装置

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JPH06235472A
JPH06235472A JP1829993A JP1829993A JPH06235472A JP H06235472 A JPH06235472 A JP H06235472A JP 1829993 A JP1829993 A JP 1829993A JP 1829993 A JP1829993 A JP 1829993A JP H06235472 A JPH06235472 A JP H06235472A
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core
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movable
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JP1829993A
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Kazuhiro Ota
和宏 太田
Takaomi Shirase
隆臣 白勢
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固定コアと、該固定コアへの近接・離反移動が
可能な可動コアとが対向、配置される電磁作動装置にお
いて、可動コアの移動ストロークが比較的長く設定され
ても比較的大きな吸引力が得られるようにする。 【構成】固定コア1および可動コア3の対向面の一方に
は筒状の突部24が突設され、前記対向面の他方には前
記突部24の内周面に対向する外周面を有した突部26
が突設され、固定コア1に設けられる突部24の断面積
をSF 、可動コア3に設けられる突部26の断面積をS
M としたときに、(6/4)>(SF /S M )>(4.
5/5.5)に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定コアと、該固定コ
アへの近接・離反移動が可能な可動コアとが対向、配置
される電磁作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる電磁作動装置は、たとえば
実開平3−25083号公報等により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、固定コアおよび可動コアの対向面が平坦面に
形成されている。このため、可動コアの移動ストローク
を比較的長く設定したときには、可動コアが固定コアか
ら離反したときの両コアの対向面間の距離が比較的長く
なり、吸引力が低下することになる。
【0004】この問題を解決するには、固定コアおよび
可動コアの一方に突部を突設し、他方に筒状の突部を突
設して両突部の内、外周面を相互に対向させるようにす
ることが考えられる。しかるに、本発明者は、両突部の
断面積の比により吸引力が変化することを実験により見
出した。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、可動コアの移動ストロークが比較的長く設定
されても比較的大きな吸引力が得られるようにした電磁
作動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、固定コアおよび可動コアの対向面
の一方には筒状の突部が突設され、前記対向面の他方に
は前記突部の内周面に対向する外周面を有した突部が突
設され、固定コアに設けられる突部の断面積をSF 、可
動コアに設けられる突部の断面積をSM としたときに、
(6/4)>(SF /SM )>(4.5/5.5)に設
定される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0008】図1ないし図3は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は電磁作動装置の縦断面図、図2は図
1の要部拡大図、図3は実験結果を示す図である。
【0009】先ず図1において、磁性材料により円筒状
に形成される固定コア1の一端には、半径方向外方に張
出すフランジ2が一体に設けられる。一方、固定コア1
に対向する可動コア3が、固定コア1に対する近接・離
反移動を可能としてガイド筒4内に収納されており、こ
のガイド筒4は、非磁性筒5と、固定コア1との間に間
隔をあけた磁性筒6とが同軸に結合されて成るものであ
る。而して固定コア1はシール部材7を介して非磁性筒
5の一端側に嵌合され、磁性筒6の固定コア1とは反対
側の端部にはシール部材8を介して蓋部材9が嵌合され
る。このガイド筒4内には作動室10が形成されてお
り、該作動室10に可動コア3が収納される。
【0010】固定コア1には、挿通孔11が同軸に穿設
されるとともに該挿通孔11の両端に対応してブッシュ
13,14が圧入、固定される。而してブッシュ13,
14で軸方向滑動自在に支承されて挿通孔11を貫通す
るロッド12の一端部が可動コア3に圧入、固定され、
該ロッド12の他端は、たとえば切換弁のスプール弁体
(図示せず)に同軸に当接される。該切換弁からロッド
12には、可動コア3を固定コア1から離反させる方向
のばね力が伝達されており、可動コア3および蓋部材9
間には、ロッド12を前記スプール弁体に常時当接させ
るための比較的弱いばね力のばね15が縮設される。
【0011】固定コア1には、作動室10に通じる複数
の流通孔16…が穿設され、可動コア3にはその両端間
にわたる複数の流通孔17…が穿設される。
【0012】ボビン18に巻装されるコイル19が合成
樹脂から成るモールド部20で被覆されて円筒状に形成
されるコイル組立体21が、ガイド筒4の一部および固
定コア1を囲繞して配置され、該コイル組立体21は、
ガイド筒4の外端を覆うカバー22と前記フランジ2と
の間に挟持され、一端をフランジ2に結合されてコイル
組立体21を囲繞する外筒23の他端が前記カバー22
の外周縁にかしめ結合される。
【0013】このような電磁作動装置においては、コイ
ル19の消磁状態では可動コア3が、図1で示すよう
に、固定コア1から離反した位置に在り、コイル19を
励磁すると可動コア3が固定コア1側に吸引される。
【0014】而して、可動コア3の移動ストロークを比
較的大きく設定したときに前記吸引力が低下することを
回避するために、本発明に従えば、図2で明らかに示す
ように、固定コア1の可動コア3への対向面には、可動
コア3側に向けて円筒状の突部24が周縁から突設され
るとともに該突部24で周囲を規定されるようにして横
断面円形の凹部25が中央部に凹設される。一方、可動
コア3の固定コア1への対向面中央部には、前記突部2
4内に挿入可能な円筒状の突部26が突設される。
【0015】ところで、前記突部24,26の軸方向長
さは、可動コア3が固定コア1から最大限離反した位置
に在るときには、突部26の先端が突部24内から離脱
した位置に在るが、可動コア3が固定コア1側に近接移
動するのに伴って突部26がその外周面を突部24の内
周面に対向させて該突部24内に挿入されるように設定
されている。しかも突部24の横断面積をSF とし、ロ
ッド12の横断面積を除く突部26の横断面積をSM
したときに、(6/4)>(SF /SM )>(4.5/
5.5)となるように、各横断面積SF ,SM が設定さ
れる。
【0016】また前記凹部25の底部には、可動コア3
が固定コア1側に吸引されたときに可動コア3が固定コ
ア1に直接接触することを避けるための非磁性材から成
る円盤状のスペーサ27が配設される。これによりコイ
ル19を励磁状態から消磁状態に切換えたときに、固定
コア1の残留磁気により可動コア3が固定コア1に密着
したままとなることはなく、可動コア3の固定コア1か
ら離反する方向への移動が速やかにかつ円滑に行なわれ
る。
【0017】次にこの実施例の作用について説明する
と、可動コア3の移動ストロークを、たとえば1mm以
上の大きな値に設定したときに、固定コア1および可動
コア3の対向面が平坦面であったとすると、可動コア3
が固定コア1から最大限離反した位置に在るときの、固
定コア1および可動コア3間の軸方向に沿うエアギャプ
は1mm以上の大きな値となり、コイル19を励磁して
可動コア3を固定コア1側に吸引するときの吸引力が小
さくなる。しかるに、固定コア1には円筒状の突部24
が突設され、可動コア3には、前記突部24内に挿入可
能な突部26が突設されるので、突部24の内周面およ
び突部26の外周面間の間隙を小さく設定しておくこと
により、軸方向のエアギャップが大きくても固定コア1
および可動コア3間の半径方向に沿うエアギャップを小
さく設定することが可能であり、したがってコイル19
を励磁したときの可動コア3の固定コア1側への吸引力
を比較的大きくすることが可能となる。
【0018】ここで本発明者が、SF /SM を変化させ
たときの吸引力の変化について実験した結果を示すと、
図3のようになり、破線で示す曲線は固定コア1および
可動コア3間の軸方向に沿うエアギャップを1.5mm
としたとき、実線で示す曲線は前記エアギャップを1.
7mmとしたとき、鎖線で示す曲線は前記エアギャップ
を2.0mmとしたときをそれぞれ示すものである。
【0019】この図3で明らかなように、本発明に従っ
て、(6/4)>(SF /SM )>(4.5/5.5)
とした範囲Aでは、エアギャップの変化にかかわらず比
較的大きな吸引力を得られることが判る。
【0020】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0021】たとえば、可動コアに突設される筒状の突
部に、固定コアに突設される突部が挿入されるようにし
てもよい。
【0022】さらに、本発明は電磁弁だけでなく、可動
コアの固定コアに対する近接・離反移動を駆動ストロー
クに用いるようにした電磁作動装置として広く適用可能
である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定コア
および可動コアの対向面の一方には筒状の突部が突設さ
れ、前記対向面の他方には前記突部の内周面に対向する
外周面を有した突部が突設され、固定コアに設けられる
突部の断面積をSF 、可動コアに設けられる突部の断面
積をSM としたときに、(6/4)>(SF /SM )>
(4.5/5.5)に設定されるので、可動コアの移動
ストロークが比較的おときく設定されても充分な吸引力
を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁作動装置の縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】実験結果を示す図である。
【符号の説明】
1・・・固定コア 3・・・可動コア 24,26・・・突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コア(1)と、該固定コア(1)へ
    の近接・離反移動が可能な可動コア(3)とが対向、配
    置される電磁作動装置において、固定コア(1)および
    可動コア(3)の対向面の一方には筒状の突部(24)
    が突設され、前記対向面の他方には前記突部(24)の
    内周面に対向する外周面を有した突部(26)が突設さ
    れ、固定コア(1)に設けられる突部(24)の断面積
    をSF、可動コア(3)に設けられる突部(26)の断
    面積をSM としたときに、(6/4)>(SF /SM
    >(4.5/5.5)に設定されることを特徴とする電
    磁作動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096284A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Nidec Tosok Corp 電磁弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010096284A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Nidec Tosok Corp 電磁弁

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