JP2562541Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2562541Y2
JP2562541Y2 JP11361191U JP11361191U JP2562541Y2 JP 2562541 Y2 JP2562541 Y2 JP 2562541Y2 JP 11361191 U JP11361191 U JP 11361191U JP 11361191 U JP11361191 U JP 11361191U JP 2562541 Y2 JP2562541 Y2 JP 2562541Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえばソレノイドバ
ルブ等に用いられるソレノイドに関し、特に可動のプラ
ンジャの外周に流路を有する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のソレノイドとして、たと
えば図6乃至図8に示すようなソレノイドバルブに用い
られるものがある。すなわち、100はソレノイド本体
の全体を示しており、このソレノイド本体100は、コ
ア101と、このコア101を取り囲むように配置され
るコイル102を巻きつけた樹脂により成形したボビン
103と、そのボビン103の中空内部に往復動自在に
挿入される可動のプランジャ104と、を備えている。
このコイル102は中空のケース105内に収納され、
コイル102上部にはケース105からプランジャ10
4に磁路を案内するアッパープレート106が設けら
れ、さらにアッパープレート106上にプランジャ10
4の軸方向の動きを規制するストッパープレート107
が設けられている。
【0003】そして、コイル102を励磁することによ
りケース105,アッパープレート106,プランジャ
104,コア101とから閉ループの磁路が形成される
ことによる磁気吸引力を利用してプランジャ104を往
復駆動するようになっている。
【0004】そして、プランジャ104の外周とボビン
103の内周との間には、プランジャ104の両端面側
の流体の流通を許容する流路108の流路面積を確保す
るためにボビン103の内周面に図6(b) に示すような
プランジャ104の外周と摺動自在な数個のリブ109
を設けている。そして、そのリブ109がプランジャ1
04の往復移動を案内するガイド部材としての軸受とな
っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、プランジャ104を樹脂により
成形された数個のリブ109を軸受としているのみなの
で、プランジャ104の径方向のガタが大きくなる。し
たがって、上記従来技術で示した図6のようなソレノイ
ドバルブに適用した場合、プランジャ104は弁体を成
し、コア101は弁座を成すところから弁体としてのプ
ランジャ104が弁座としてのコア101に真直ぐに当
接しないためにコア101に開口された入力側流路11
0からの油圧を確実に保持することが困難である。
【0006】また、リブ109から成る軸受部が樹脂で
あるため上記問題点であるプランジャ104のガタを小
さくすべくプランジャ104と軸受部のクリアランスを
詰めると樹脂の熱膨張によりプランジャ104と、リブ
109から成る軸受部が固着する可能性がある。
【0007】一方、プランジャ104の外周に備えた流
路108内に数個のリブ109を有しているので、流路
面積がどうしても小さくなるという欠点がある。
【0008】本考案は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
可動のプランジャが径方向にガタつかず、そのプランジ
ャの外周に備えた流路の流路面積を十分に確保し、もっ
て性能の向上を図り得るソレノイドを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案にあっては、内部中空の筒状のソレノイド本
体の中空内部に可動のプランジャが往復動自在に挿入さ
れ、ソレノイド本体の磁気吸引力を利用して可動のプラ
ンジャを駆動するもので、前記可動のプランジャの外周
と筒状のソレノイド本体の内周との間に前記可動のプラ
ンジャの両端面側の流体の流通を許容する流路を備えた
ソレノイドにおいて、前記可動のプランジャの一端面に
穴を設けて、該穴の周面に前記可動のプランジャの往復
移動を案内するガイド部材を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成のソレノイドにあっては、可動のプラ
ンジャの一端面に穴を設け、その穴の周面に設けたガイ
ド部材がプランジャの往復移動を案内することからプラ
ンジャのガタがなくなる。また、ガイド部材をプランジ
ャの外周に備えた流路内に設ける必要がなくなることか
ら、流路面積を十分に確保することができる。
【0011】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。本考案の一実施例に係るソレノイドを示す図1乃
至図5において、1は従来技術の図6(a) で示した同様
のソレノイドバルブに適用するソレノイド本体の全体を
示しており、概略、コア2と、このコア2を取り囲むよ
うに配置されるコイル3を巻きつけるためのボビン4
と、そのボビン4の中空内部に往復動自在に挿入される
可動のプランジャ5と、を備えている。このコイル3
は、コア2と一体的に設けられた中空のケース6内に収
納されて、ソレノイド本体1の磁気吸引力を利用してプ
ランジャ5を往復駆動するようになっている。そして、
プランジャ5の外周とボビン4の内周との間には、プラ
ンジャ5の両端面側の流体の流通を許容する流路8が設
けられた構成となっている。
【0012】ケース6は磁性体製で略U字状で底面のほ
ぼ中央部には軸方向上下に突出するコア2がケース6と
一体的に設けられている。そして、そのケース6内にコ
ア2を取り囲むように樹脂製で四角形状のボビン4が設
けられ、そのボビン4にコイル3が巻きつかれている。
【0013】またボビン4の内周面にはコア2のプラン
ジャ5側端面と同一面の位置から開口側端部まで数個の
リブ7を設けるべく切欠かれている。そして、そのリブ
7の内周面に対して従来技術におけるクリアランスのま
までプランジャ5が往復動自在に挿入され、プランジャ
5の外周とボビン4の切欠かれている部分の内周との間
にプランジャ5の両端面側の流体の流通を許容する流路
8が形成されている。
【0014】また、可動のプランジャ5は磁性体製で円
柱状であり、プランジャ5の外側端面の中央に中途部ま
での深さの円柱状の穴51が設けられている。
【0015】そして、コイル3の上部にはケース6から
プランジャ5に磁路を案内する環状のアッパープレート
9が設けられ、そのアッパープレート9の内周に、上記
流路8と一致する位置に切欠き91が設けられている。
また、このアッパープレート9上に設けられプランジャ
5の軸方向の動きを規制するストッパープレート10が
設けられている。
【0016】このストッパープレート10は非磁性体製
でケース6の内周面に達する円板状で、その中央には上
記プランジャ5の外側端面に穿設した円柱状の穴51を
支持するように、有底円筒状の円筒状突起11が設けら
れ、円筒状突起11の外周面とプランジャ5の穴51の
内周面とは摺動自在になっている。したがってこのスト
ッパープレート10はプランジャ5の往復移動を案内す
るガイド部材となっている。また、円筒状突起11の高
さはプランジャ5の外側端面がストッパープレート10
の円板部10Aの端面に当接した際に、ストッパープレ
ート10の円筒状突起11の端面とプランジャ5の穴5
1の底面とが当接しないようになっている。さらに、プ
ランジャ5の外周の流路8,アッパープレート9の切欠
き91と一致する位置に孔12が形成されている。そし
て、ストッパープレート10上にストッパープレート1
0と同形状のカバープレート13が設けられている。
【0017】このカバープレート13は、磁性体製でス
トッパープレート10の円筒状突起11の内側全面に当
接するように円柱状の円柱状突起14が設けられ、また
カバープレート13の円板部13Aにはストッパープレ
ート10に穿設された孔12と同一位置に同径の孔15
が穿設されている。
【0018】そして、上記アッパープレート9,ストッ
パープレート10,カバープレート13がケース6の開
口端部の内周面に当接してかしめ等により固定されてい
る。
【0019】そして、図1に示す上記ソレノイド本体1
を適用したソレノイドバルブにおいて、プランジャ5は
弁体を成し、コア2は弁座を成し、そして、弁座を成す
コア2に開口された入力側流路16が設けられている。
そこで、コイル3を励磁することにより、ケース6,ア
ッパープレート9,プランジャ5,コア2とから閉ルー
プの磁路が形成され、プランジャ5がコア2に磁気吸引
され、プランジャ5がコア2に当接し、入力側流路16
を閉じ油圧等を保持している。このとき、本実施例では
プランジャ5に穴51を開けていることと、アッパープ
レート9とプランジャ5のクリアランスが大きいことに
より、磁気吸引力が絞られ油圧等を保持できなくなるこ
とから、ストッパープレート10の上にストッパープレ
ート10と同形状で同一の位置に孔15と突起14を設
けた磁性体製のカバープレート13を設けて、磁気吸引
力を上げることにより確実に油圧等を保持できるように
した。
【0020】一方、コイル3が非励磁時には、プランジ
ャ5とコア2との磁気吸引力が無くなり入力側流路16
からの流体の圧力によりプランジャ5が押され、入力側
流路16が開かれ、プランジャ5の外周側の流路8を通
ってアッパープレート9の切欠き91,ストッパープレ
ート10の孔12,カバープレート13の孔15を介し
て外部に出力される。
【0021】上記構成のソレノイドにあっては、可動の
プランジャ5の外側端面に設けた円柱状の穴51の内周
面に、摺動自在な非磁性体製のストッパープレート10
の円筒状突起11が、ソレノイド本体1の磁気吸引力の
利用によるプランジャ5の往復移動を案内することか
ら、プランジャ5の径方向のガタがなくなる。
【0022】また、上記のようにプランジャ5の内側に
ガイド部材を設けているので従来技術のようにボビン4
の内周面とプランジャ5の外周面とのクリアランスにつ
いて気にすることがなくなるというよりリブ7を設ける
必要がなくなることから、プランジャ5の外周側全周に
流路8を設けることができるため流路面積を十分に確保
することができ、性能の向上を図ることができる。
【0023】尚、上記実施例ではプランジャ5の外側端
面に円柱状の穴51を設けて、その穴51の内周面にガ
イド部材としてストッパープレート10の円筒状突起1
1を設けたものを例にとって説明したが、プランジャに
設ける穴,ガイド部材の形状は、上記形状に限定するも
のではなく、プランジャに設けた穴にガイド部材がプラ
ンジャの往復移動を案内するように形成された形状であ
れば、その他の形状でもよい。
【0024】
【考案の効果】本考案は、以上の構成および作用を有す
るもので、可動のプランジャの一端面に穴を設けて、そ
の穴の周面にプランジャの往復移動を案内するガイド部
材を設けたので、プランジャの径方向のガタつきがなく
なると共に、ガイド部材をプランジャの外周に備えた流
路内に設ける必要がなくなることから、流路面積を十分
に確保することができ、性能の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係るソレノイドを適
用したソレノイドバルブの要部縦断面図である。
【図2】図2は図1のソレノイドのボビンを示す斜視図
である。
【図3】図3(a) は図1のソレノイドのアッパープレー
トを示す縦断面図であり、同図(b) は同図(a) の側面図
である。
【図4】図4(a) は図1のソレノイドのストッパープレ
ートを示す縦断面図であり、同図(b) は同図(a) の側面
図である。
【図5】図5(a) は図1のソレノイドのカバープレート
を示す縦断面図であり、同図(b) は同図(a) の側面図で
ある。
【図6】図6(a) は従来のソレノイドを適用したソレノ
イドバルブの要部縦断面図であり、同図(b) は同図(a)
のソレノイドのボビンを示す斜視図である。
【図7】図7(a) は図6(a) のソレノイドのアッパープ
レートの縦断面図であり、同図(b) は同図(a) の側面図
である。
【図8】図8(a) は図6(a) のソレノイドのストッパー
プレートの縦断面図であり、同図(b) は同図(a) の側面
図である。
【符号の説明】
1 ソレノイド本体 2 コア 3 コイル 4 ボビン 5 プランジャ 51 穴 6 ケース 7 リブ 8 流路 9 アッパープレート 91 切欠き 10 ストッパープレート 10A 円板部 11 円筒状突起 12,15 孔 13 カバープレート 13A 円板部 14 円柱状突起 16 入力側流路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部中空の筒状のソレノイド本体の中空
    内部に可動のプランジャが往復動自在に挿入され、ソレ
    ノイド本体の磁気吸引力を利用して可動のプランジャを
    駆動するもので、 前記可動のプランジャの外周と筒状のソレノイド本体の
    内周との間に前記可動のプランジャの両端面側の流体の
    流通を許容する流路を備えたソレノイドにおいて、 前記可動のプランジャの一端面に穴を設けて、該穴の周
    面に前記可動のプランジャの往復移動を案内するガイド
    部材を設けたことを特徴とするソレノイド。
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