JPH0623479B2 - 壁材の縦目地構造 - Google Patents

壁材の縦目地構造

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JPH0623479B2
JPH0623479B2 JP32919788A JP32919788A JPH0623479B2 JP H0623479 B2 JPH0623479 B2 JP H0623479B2 JP 32919788 A JP32919788 A JP 32919788A JP 32919788 A JP32919788 A JP 32919788A JP H0623479 B2 JPH0623479 B2 JP H0623479B2
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芳宏 片柳
広 増田
祐二 野村
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Toho Sheet and Frame Co Ltd
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Toho Sheet and Frame Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、建築物のパネル状壁材の縦目地構造に関する
ものである。
【従来技術】
一般にパネル状壁材を用いて例えば横張り状で外壁を形
成した際には、両壁材の各端面により形成される縦目地
の構造が、防水上、外観および施工上から大きな問題点
があった。 これを改善したものとしては、例えば特開昭59−21
7866号公報、特開昭60−33971号公報、特開
昭60−33972号公報などに示すようなものが知ら
れている。即ち、壁材の端部により形成される縦目地に
配置したキャップ係止体を取付けるためのガイド先端部
は、上記壁材の上面より突出しており、この係止体に目
地キャップが取付けられるようになっている。
【発明が解決しようとする問題点】
ところが、上記従来のパネル状壁材の縦目地構造は、目
地キャップを取付けるためのキャップ係止体が、壁材の
上面から突出して設けられているため、壁材の厚さに制
限があり、ガイドの長さで壁材の厚さが定まってしまう
などの欠点があった。 また、縦目地に対しては、目地キャップのみが被覆され
ているため、防水、防火効果には不利となり、また、目
地キャップの取付けも不安定であるなどの問題点があっ
た。 本発明は、上記問題点を解決し、壁材の厚さが種々であ
っても対応ができ、目地キャップは目地キャップ取付体
に確実にして安定に取付けられ、目地に対しても3ピー
ス部材をもって防水、防火効果が確実に得られる壁材の
縦目地構造を提供することを目的とするものである。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、上記目的を解決するために、間柱、胴縁から
なる主体と、この主体に固着具により固着する両壁材の
各端面により形成される縦目地に挿入する1対の立上り
部を長手方向に沿って突設してなる目地当板と、上記縦
目地を被覆して上記両壁材面にまたがって固着具により
固着する目地キャップ取付体と、この目地キャップ取付
体に弾性的に係止する目地キャップとを有し、上記目地
キャップ取付体は、上記両壁材面に添接する水平底面部
のほぼ中央下面に上記1対の立上り部の間隔とほぼ同じ
間隔をもって1対の突起部を形成すると共に、水平底面
部の両端に垂直面部を折曲形成し、かつこの垂直面部の
端部に上記壁材への取付部を形成し、かつ上記水平底面
部に上記縦目地に対してほぼ直角方向に互い違いに所定
の外方傾斜角度をもって複数の弾性係止部を切り起し状
に一体成型により形成してなり、上記目地キャップは、
水平頂面部の両側に傾斜面部を夫々内側に折返し折曲形
成すると共に、上記水平頂面部の下方に1対の垂直部を
上記目地キャップ取付体の垂直面部間の巾寸法とほぼ同
寸法の間隔をもって夫々突出折曲形成し、この垂直部の
先端にほぼ円形状係止部を一体形成してなることを特徴
とするものである。
【実施例】
第1図乃至第4図は、本発明の第1の実施例を示すもの
であり、第1図は、本発明の壁材の縦目地構造の一部切
欠した外観斜視図、第2図は縦目地構造の展開図、第3
図は目地キャップ取付体の一部平面図、第4図は目地キ
ャップと目地キャップ取付体との係止状態を説明するた
めの説明図である。 ここで、第1図乃至第3図を用いて本発明の第1の実施
例を説明すると、1は例えば間柱、胴縁、からなる主体
であり、この主体1には両壁材2,2の各端面2a,2
aにより形成される縦目地3に挿入する1対の立上り部
4a,4aを長手方向に沿って突設した金属製の目地当
板4が、ネジなどの固着具5により固着されている。こ
の目地当板4の立上り部4a,4aは、金属製の目地キ
ャップ取付体6を両壁材面2b,2bに取付ける際の目
印になると共に、上記壁材2,2を取付けるに際して、
壁材2,2の位置決めが確実に行われる手段となる。ま
たこの目地キャップ取付体6の水平底面部6aのほぼ中
央下面には、上記1対の立上り部4a,4aの間隔とほ
ぼ同じ間隔をもって1対の突起部6g,6gが形成して
おり、水平底面部6aの両端に垂直面部6b,6bを折
曲形成すると共に、この垂直面部6b,6bの端部に上
記壁材2,2への取付部6c,6cを形成し、かつこの
取付部6c,6cの端部に傾斜部6d,6dを夫々形成
し、かつこの傾斜部6d,6dの先端を内側に折返し折
曲形成して強度を維持している。 さらに、上記水平底面部6aには、上記縦目地3に対し
てほぼ直角方向に互い違いに所定の外方傾斜角度(ほぼ
45度)をもって複数の弾性係止部6e,6e…が切り
起し状に一体成型により形成されている。なお、6fは
上記取付部6cに穿設した上記固着具7を挿通する取付
孔である。 次に上記目地キャップ取付体6の上から金属製の目地キ
ャップ8が、この目地キャップ取付体6に後述するよう
に弾性的に係止されている。 即ち、この目地キャップ8は、水平頂面部8aの両側に
傾斜面部8c,8cを夫々内側に折返し折曲形成すると
共に、上記水平頂面部8aの下方に1対の垂直部8b,
8bを、上記目地キャップ取付体6の垂直面部6b,6
b間の巾寸法Pとほぼ同寸法の間隔P′をもって夫々突
出折曲形成している。 上記垂直部8b,8bの先端には、ほぼ円形状係止部8
d,8dが絞り加工や屈曲加工などにより夫々形成して
いる。 次に、本発明の壁材の縦目地構造の作用について説明す
る。 まず、例えば間柱、胴縁からなる主体1に、目地当板4
を固着具5により固着し、この目地当板4の上面におい
て、パネル状の外壁材2,2の各端面2a,2aを、目
地当板4の1対の立上り部4a,4aに夫々当接してこ
れら両壁材2,2を装着し、目地キャップ取付体6を、
即ち、この水平底面部6aに突設した1対の突起部6
g,6gを、両壁材2,2間の縦目地3に挿入し被覆し
て両壁材面2b,2bにまたがって固着具7により固着
する。 しかる後、目地キャップ8を目地キャップ取付体6に上
記垂直部8b,8bに形成した円形状係止部8d,8d
と複数の切り起し状弾性係止部6e,6e…との弾性的
係止手段により安定にして確実に固定する。 即ち、この切り起し状弾性係止部6e,6eは第3図に
示すように縦目地3に対してほぼ直角方向に互い違いに
所定の外方傾斜角度(ほぼ45度)をもって複数個一体
成型により形成されており、これら弾性係止部6e,6
eに上記円形状係止部8d,8dを係止する際には、第
4図にて各・点で示すように目地キャップ8の各垂直部
8b,8bと目地キャップ取付体6の各垂直面部6b,
6bとが、各円形状係止部8d,8dと水平底面部6a
および各弾性係止部6e,6eとが夫々圧接(圧接個所
の数は限定されるものではない)することにより係止さ
れる。 第5図は本発明における目地キャップ取付体6の他の実
施例要部を示す断面図であり、切り起し状弾性係止部6
e,6e…の端部を丸めるなどして折返した例を示すも
のであり、また折り起し角度は適宜に選択し得るもので
ある。 なお、実施例において、目地当板4、目地キャップ取付
体6、目地キャップ8は、何れも長手方向にほぼ同じ長
さであることが望ましいが、必要に応じて目地キャップ
取付体6の長さは、任意の長さでよく、例えば目地キャ
ップ8の長さより短くしてもよい。 また、これら目地当板4、目地キャップ取付体6、目地
キャップ8は、上述の実施例では鉄板、鋼板、アルミ板
などの金属板を例えば絞り加工や屈曲加工、押出加工な
どで夫々一体成型しているが、合成樹脂などを押出成型
で一体成型してもよいこと勿論である。
【効果】
以上説明したように本発明によれば、間柱、胴縁からな
る主体と、この主体に固着具により固着する両壁材の各
端面により形成される縦目地に挿入する1対の立上り部
を長手方向に沿って突設してなる目地当板と、上記縦目
地を被覆して上記両壁材面にまたがって固着具により固
着する目地キャップ取付体と、この目地キャップ取付体
に弾性的に係止する目地キャップとを有し、上記目地キ
ャップ取付体は、上記両壁材面に添接する水平底面部の
ほぼ中央下面に上記1対の立上り部の間隔とほぼ同じ間
隔をもって1対の突起部を形成すると共に、水平底面部
の両端に垂直面部を折曲形成し、かつこの垂直面部の端
部に上記壁材への取付部を形成し、かつ上記水平底面部
に上記縦目地に対してほぼ直角方向に互い違いに所定の
外方傾斜角度をもって複数の弾性係止部を切り起し状に
一体成型により形成してなり、上記目地キャップは、水
平頂面部の両側に傾斜面部を夫々内側に折返し折曲形成
すると共に、上記水平頂面部の下方に1対の垂直部を上
記目地キャップ取付体の垂直面部間の巾寸法とほぼ同寸
法の間隔をもって夫々突出折曲形成し、この垂直部の先
端にほぼ円形状係止部を一体形成したものであるから、
壁材の厚さが種々なものであっても対応ができ、目地当
板に設けた1対の立上り部により縦目地が正確に形成で
きると共に、両壁材は確実に位置決めができ、しかも目
地キャップ取付体は、その中心が両壁材間の縦目地のほ
ぼ中央に合わせて正確に取付けることができるので、施
工が簡便となり、また、目地当板、目地キャップ取付
体、目地キャップの如き3部材を壁材をはさんで取付け
たので、この壁材の表面と裏面とが防水、防火に対して
極めて有効となるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の第1の実施例を示し、第1
図は本発明の壁材の縦目地構造の一部切欠した外観斜視
図、第2図は縦目地構造の展開図、第3図は目地キャッ
プ取付体の一部平面図、第4図は目地キャップと目地キ
ャップ取付体との係合状態を説明するための説明図、第
5図は本発明における目地キャップ取付体の他の実施例
要部を示す断面図である。 1……主体、2……壁材、2a,2a……端面、2b,
2b……壁材面、3……縦目地、4……目地当板、4
a,4a……立上り部、5,7……固着具、6……目地
キャップ取付体、6a……水平底面部、6b,6b……
垂直面部、6c,6c……取付部、6d,6d……傾斜
部、6e,6e……弾性係止部、6f,6f……取付
孔、6g,6g……突起部、8……目地キャップ、8a
……水平頂面部、8b,8b……垂直部、8c,8c…
…傾斜面部、8d,8d……円形状係止部、P,P′…
…巾寸法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間柱、胴縁からなる主体と、この主体に固
    着具により固着する両壁材の各端面により形成される縦
    目地に挿入する1対の立上り部を長手方向に沿って突設
    してなる目地当板と、上記縦目地を被覆して上記両壁材
    面にまたがって固着具により固着する目地キャップ取付
    体と、この目地キャップ取付体に弾性的に係止する目地
    キャップとを有し、上記目地キャップ取付体は、上記両
    壁材面に添接する水平底面部のほぼ中央下面に上記1対
    の立上り部の間隔とほぼ同じ間隔をもって1対の突起部
    を形成すると共に、水平底面部の両端に垂直面部を折曲
    形成し、かつこの垂直面部の端部に上記壁材への取付部
    を形成し、かつ上記水平底面部に上記縦目地に対してほ
    ぼ直角方向に互い違いに所定の外方傾斜角度をもって複
    数の弾性係止部を切り起し状に一体成型により形成して
    なり、上記目地キャップは、水平頂面部の両側に傾斜面
    部を夫々内側に折返し折曲形成すると共に、上記水平頂
    面部の下方に1対の垂直部を上記目地キャップ取付体の
    垂直面部間の巾寸法とほぼ同寸法の間隔をもって夫々突
    出折曲形成し、この垂直部の先端にほぼ円形状係止部を
    一体形成してなることを特徴とする壁材の縦目地構造。
JP32919788A 1988-12-28 1988-12-28 壁材の縦目地構造 Expired - Lifetime JPH0623479B2 (ja)

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