JPH06233966A - 溝塗装方法 - Google Patents

溝塗装方法

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JPH06233966A
JPH06233966A JP5023996A JP2399693A JPH06233966A JP H06233966 A JPH06233966 A JP H06233966A JP 5023996 A JP5023996 A JP 5023996A JP 2399693 A JP2399693 A JP 2399693A JP H06233966 A JPH06233966 A JP H06233966A
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JP
Japan
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groove
film
transfer
transfer layer
transfer film
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Pending
Application number
JP5023996A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kawakami
雄一 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 化粧板1の溝11の開口に転写フィルム2
を、転写層23を溝11方向に向けて載せ、この転写フ
ィルム2の裏面から溝の面をほぼ均一に押圧できる型面
を押し当てて、転写層23を溝11の面に付着させた
後、フィルムを剥がして、溝11の面に転写層を転写さ
せる。 【効果】 転写フィルム2は設備の整った工場で雪像す
ることができるから、所定厚さの転写層3を有する転写
フィルム2が製造できる。従って、この転写フィルム2
を使用して溝11の面に転写層23を転写して塗装する
と、溝の面に所定厚みにムラなく美麗に塗装できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溝塗装方法に関する。詳
細には、溝を有する建築用化粧板等の化粧板の溝の面に
塗装を施す溝塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧板等に設けられている溝の面
に塗装を施す溝塗装方法は、溝の上からスプレー等で塗
料を吹き付けたり、刷毛等で塗料を塗布していた。しか
し、かかる方法で塗装を施していると、溝の底面に多く
の塗料が塗布され、溝の側面に塗料が少ししか塗布され
ないというように、不均一に塗布されるから、溝の面全
体を所定厚みにムラなく塗装を施すことが困難であっ
た。
【0003】かかる問題を解決する方法として、特開昭
54−20052号公報に記載あるように、溝の面に沿
う形状の表面を有する多孔質合成樹脂製の塗布盤を溝の
中に入れ、この塗布盤に塗料を供給して、塗布盤表面の
孔から塗料を滲み出させ、この滲み出た塗料を溝の面に
塗布させる塗装方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、最初は、塗布盤の孔から均一に塗料が滲み出るが、
しばらく使用していると、孔に塗料中の粒子が詰まった
り、塗布機の稼働を止めたときに塗布盤の中の塗料が乾
いて塗料中の固形物が孔に詰まったりして、塗布盤の部
分的に塗料の滲み出し難くなり、溝の面全体を所定の厚
みにムラなく塗装することが困難になる。そこで、本発
明の目的は、建築用化粧板等の溝を有する化粧板の溝の
面全体を所定の厚みにムラなく塗装を施すことができる
溝塗装方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
し、上記目的を達成するためになされたものであって、
溝を有する化粧板の溝の開口に、フィルムの表面に塗料
からなる転写層を有する転写フィルムを表面を溝方向に
向けて載せ、この転写フィルムの裏面から溝の面をほぼ
均一に押圧できる形状の型面を押し当てて転写層を溝の
面に付着させた後、フィルムを剥がして溝の面に転写層
を転写するものである。
【0006】本発明において、溝の面をほぼ均一に押圧
できる形状の型面とは、型面を溝の面に押し当てると溝
の面をほぼ均一な圧力で押すことができる型面のことで
あって、溝の面とほぼ同じ形状の表面を有する型の面
や、型の表面に綿や軟質合成樹脂発泡体の如きクッショ
ン材等を取り付けてた型面等が好適なものである。
【0007】本発明で使用する転写フィルムとは、フィ
ルムの表面に設けられている転写面を溝の面等の被塗装
面に押し当てると、塗料からなる転写層が被塗装面に付
着し、その後、フィルムを剥がすとこの転写面が被塗装
面に転写されるものであって、フィルムと接着し難い転
写層をフィルム上に設けたものやフィルムの上に離型剤
層を設けてフィルム表面を接着し難い面とし、この面上
に転写層を設けたもの等がある。特に、合成樹脂フィル
ムの上に離型剤層を設け、更に、この上に転写層を設け
たものが好適である。
【0008】ここで、合成樹脂フィルムとは合成樹脂を
フィルム状に成形したものである。又、塗料からなる転
写層とは被塗装面に転写されて被塗装面を化粧するもの
である。又、離型剤層とは剥離層及び合成樹脂フィルム
と接着し難いものである。このように、この合成樹脂フ
ィルムと離型剤層と転写層とは互いに関係がある。好ま
しい組み合わせは、合成樹脂フィルムとしてポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアルコール共重
合物等をフィルム状にしたフィルムを使用し、転写層と
してウレタン樹脂系の塗料層やアクリルウレタン樹脂系
の塗料の層を使用し、離型剤層としてポリビニルアルコ
ール系樹脂等の層を使用する組み合わせである。
【0009】本発明に使用する転写フィルムはこれを溝
の開口に載せるのであるが、この際、転写フィルムが1
枚で溝の面を覆っている方が、その後に押圧する際フィ
ルムが移動し難いので、操作し易い、従って、転写フィ
ルムの幅が溝の幅より大きい転写フィルムを使用するこ
とが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の溝塗装方法は、先ず、溝を有する化粧
板の溝の開口に転写フィルムを載せる。その際、転写層
が設けられている表面を溝方向に向ける。その後、この
転写フィルムの裏面から溝の面をほぼ均一に押圧できる
形状の型面を押し当てる。この際、転写フィルムの幅が
溝の幅より大きいと、転写フィルムが1枚で溝の面を覆
うことができるから、この上から溝の面をほぼ均一に押
圧できる形状の型面で転写フィルムを溝の面に押し当て
ると、転写フィルムが移動することなくフィルムを溝の
面に押圧でき、所定位置に転写層を転写できる。
【0011】このように、転写フィルムを溝の面をほぼ
均一に押圧できる形状の型面で押し当てると、転写フィ
ルムの塗料からなる転写層全体が溝の面に付着する。そ
の後、フィルムを剥がすと転写層が溝の面に移動し、溝
の面が美麗に塗装されるのである。この際、転写フィル
ムとして合成樹脂フィルムの上に離型剤層を設け、更
に、その上に転写層を設けたものを使用すると、転写層
と合成樹脂層との間には離型剤層があるから、転写フィ
ルムを溝の面に貼り付けた後フィルムを剥がすと、転写
層が離型層で剥離して溝の面に簡単に移動する。
【0012】このように転写層がそのまま溝の面に移転
して塗装されるから、フィルムの上に転写層を所定の厚
みに設けることにより所定厚みにムラなく塗装できる。
従って、従来のスプレーや刷毛で塗布するように、塗料
の層が溝の底面や側面が厚くなったり薄くなることがな
い。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1〜2
は本発明溝塗装方法の一実施例を示すもので、図1は塗
装順序を示すもので(イ)は溝を有する化粧板の溝部分
に転写フィルムを載せた状態を示す説明図、(ロ)は転
写フィルムを裏面から型面で押し当てている状態を示す
説明図、(ハ)は転写フィルムを剥がした状態を示す説
明図、図2は図1に示す溝塗装方法に使用する転写フィ
ルムの一部を示す断面図である。
【0014】図1〜2において、1は建築用外壁からな
る化粧板であり、この化粧板1の中央部に長手方向にV
字形の溝11が設けられている。2は転写フィルムであ
り、この転写フィルム2は、図2に示すように、ポリエ
チレンフィルムからなる合成樹脂フィルム21の上にポ
リビニルアルコール系樹脂層からなる離型剤層22が設
けられ、更に、この上にポリウレタン系の塗料からなる
転写層23が設けられている。そして、この転写フィル
ム2の幅は溝11の開口の幅より大きい。
【0015】3は型であり、この型3の下面は、溝11
と同じ形状の表面を有する型の表面の上に軟質ポリウレ
タン樹脂発泡体からなる薄層が設けられている溝11の
面をほぼ均一に押圧できる形状の型面31となってい
る。
【0016】次に、溝塗装方法について説明する。図1
の(イ)に示すように、化粧板1の溝11の上に転写フ
ィルム2を転写面23を溝11方向に向けて載せる。す
ると、転写フィルム2が溝11の幅より大きいから、転
写フィルム2は1枚で溝11の面を完全に覆う。次に、
図1の(ロ)に示すように、転写フィルム2の裏面から
型3の型面31を押し付ける。すると、転写フィルム2
の転写層23は溝11の面に強く押し付けられて、転写
層23が溝11の面に付着する。
【0017】次に、合成樹脂フィルム21を剥がす。す
ると、転写層23が離型剤層22の所でで合成樹脂フィ
ルム21から剥がれて、転写層23が溝の面に付着し
て、美麗に塗装される。この際、転写層23は予め工場
で所定厚さに設けられているから、溝11の面に所定厚
さの塗料がムラなく塗布され、美麗な塗装を施すことが
できる。
【0018】
【発明の効果】本発明溝塗装方法に使用する転写フィル
ムは設備の整った工場で製造することができるから、所
定厚さの転写層を有する転写フィルムが製造できる。従
って、このようにして製造した転写フィルムを溝の面に
貼り付けた後、フィルムを剥がすと、この所定厚さの転
写層がそのまま溝の面に転写されて塗装される。従来、
スプレー等で塗料を吹き付けたり、刷毛で塗装している
と、溝の面全体が所定の厚みにムラなく塗装することが
困難であったが、本発明方法では、上記のように転写層
がそのまま溝の面に転写されて塗装されるから、溝の面
に所定厚みにムラなく美麗に塗装できる。
【0019】特に、合成樹脂フィルムの上に離型剤層を
設け、更に、その上に転写層を設けた転写フィルムを使
用すると、転写がスムーズに行われるので好適である。
又、転写フィルムの幅を溝の幅より大きくすると、溝の
面を1枚の転写フィルムで覆うことができるから、この
裏面から溝の面に沿う形状の型面を押し当てたとき、転
写フィルムが移動しないで所定の場所に押し当てること
ができるので便利である。このように、本発明溝塗装方
法は種々な効果があるから価値あるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明溝塗装方法の一実施例を示すもの
で、塗装順序を示し(イ)は溝を有する化粧板の溝部分
に転写フィルムを載せた状態を示す説明図、(ロ)は転
写フィルムの裏面から型面を押し当てている状態を示す
説明図、(ハ)は転写フィルムを剥がした状態を示す説
明図である。
【図2】図2は図1に示す溝塗装方法に使用する転写フ
ィルムの一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 化粧板 11 溝 2 転写フィルム 21 フィルム(合成樹脂フィル
ム) 22 離型剤層 23 転写層 3 型 31 型面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝を有する化粧板の溝の開口に、フィル
    ムの表面に塗料からなる転写層を有する転写フィルムを
    表面を溝方向に向けて載せ、この転写フィルムの裏面か
    ら溝の面をほぼ均一に押圧できる形状の型面を押し当て
    て転写層を溝の面に付着させた後、フィルムを剥がして
    溝の面に転写層を転写させることを特徴とする溝塗装方
    法。
  2. 【請求項2】 合成樹脂フィルムの上に離型剤層が設け
    られ、更に、その上に転写層が設けられている転写フィ
    ルムを使用することを特徴とする請求項1記載の溝塗装
    方法。
  3. 【請求項3】 転写フィルムの幅が溝の幅より大きいこ
    とを特徴とする請求項1〜2記載の溝塗装方法。
JP5023996A 1993-02-12 1993-02-12 溝塗装方法 Pending JPH06233966A (ja)

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JP5023996A JPH06233966A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 溝塗装方法

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55130905U (ja) * 1979-03-07 1980-09-16
JPS608573A (ja) * 1983-06-28 1985-01-17 Matsushita Electric Works Ltd ケ−シングのシ−リング構造
JPS6092746U (ja) * 1983-11-30 1985-06-25 日野自動車株式会社 ソフトラミネ−ト型シリンダヘツドガスケツト
JPH0221072A (ja) * 1988-04-20 1990-01-24 Fel Pro Inc エンボス式ガスケット成形方法

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