JPH0623381Y2 - リード切断治具 - Google Patents

リード切断治具

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JPH0623381Y2
JPH0623381Y2 JP1988036303U JP3630388U JPH0623381Y2 JP H0623381 Y2 JPH0623381 Y2 JP H0623381Y2 JP 1988036303 U JP1988036303 U JP 1988036303U JP 3630388 U JP3630388 U JP 3630388U JP H0623381 Y2 JPH0623381 Y2 JP H0623381Y2
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JP
Japan
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leads
lower blade
blade
cut
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JP1988036303U
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JPH01143313U (ja
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友次郎 片山
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Anritsu Corp
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Anritsu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えばリレーやICなどの電子部品のリードを
切断するリード切断治具に関する。
〔従来の技術〕
リレーやICなどの電子部品を基板に実装する場合に
は、これら電子部品のリードは予め所定の長さに切断さ
れ、実装が行なわれる。このリードを切断する手段とし
ては、従来はニッパなどの切断工具によって手作業で1
本づつ切断する方法が一般的である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記の従来技術によると、部品のリードの
切断を1本づつ手作業で行なわなければならず、作業性
が悪いという問題があった。
特に1個の電子部品に設けられた複数本のリードを異な
る長さに切断する場合には、一括して切断することがで
きないため、1本づつ切断しなければならなかった。
例えば、トランジスタやICなどの電子部品をプリント
基板に実装する場合には、複数本のリードのうち信号線
やアース線をプリント基板の配線パターンの特定の位置
にリード線を切断しないまま、あるいは他のリード線と
長さを違えて配線することが行われており、これを行わ
ないと、所望する性能が得られないことがあり、これは
微小信号回路や高周波回路に於いて特に顕著となる。そ
のために、複数本のリードのうち特定のリードを切断し
ないで残す必要がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、部品に
設けられた複数本のリードを、所定の長さに同時に切断
することができ、また、特定のリードを切断せずに残す
ことができるリード切断治具を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案のリード切断治具は、
上刃(15)と下刃(3)との摺動によって、同一面に
複数本のリード(7)を有した部品(6)の各リードを
剪断するリード切断治具において、 前記上刃は、前記複数本のリードがそれぞれ挿入される
複数個の第1群の貫通孔(16)を備えており、前記下
刃は、前記複数本のリードのうち切断しようとするリー
ド(7)が挿入される切断用の第2群の貫通孔(8)
と、切断しないリード(7a)が挿入され上刃と下刃の
摺動時に剪断力を回避するための長さの逃げを持った長
穴(8a)とを前記上刃の第1群の各貫通孔にそれぞれ
対向させて備えていることを特徴としている。
〔作用〕
同一面に複数本のリード7を有する部品6を上刃15上
に装着し、部品6のリード7を上刃15の第1群の貫通
孔16から下刃3の第2群の貫通孔8内に挿入する。
また、切断しないリード7aは上刃15の第1群の貫通
孔16から下刃3の長穴8aに挿入する。
この後上刃15と下刃3との摺動により、前記第1群お
よび第2群の貫通孔8,16のエッジによりリード7が
同時に剪断される。
この上刃と下刃の摺動時においても長穴8aは、剪断力
を回避するための長さの逃げを持って形成されているた
め、この長穴8aに挿入されたリード7aは剪断されず
に残すことができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るリード切断治具の一実施例を図面を
参照して説明する。
第1図乃至第4図に本考案の一実施例を示す。図におい
て、円柱状の本体1のほぼ中心には断面が円形の座ぐり
部2から形成されており、この座ぐり部2内には座ぐり
部2の内径に等しい外径を有する円柱状の下刃3が回転
自在に嵌合装着されている。この下刃3の外周には軸方
向に平行な刃面を有するギヤ部4が形成されており、こ
のギヤ部4の外周が前記座ぐり部2の内周面5に案内さ
れて同心上に回転可能となっている。この下刃3には加
工対象である電子部品6に設けられた複数本のリード7
に対応する位置において、軸方向に平行にそれぞれリー
ド7の外径より僅かに大きい内径を有する貫通孔8が形
成されている。これらの貫通孔8のうち、切断を必要と
しないリード7aに対応する位置にある貫通孔8は、下
刃3と同心状の長孔8aとなっている。またこれらの貫
通孔8の下部は切断された前記リード7が落下しやすい
ように拡径されている。そして前記本体1に形成された
座ぐり部2の底部には、前記下刃3と同心上に貫通孔9
が形成されており、この貫通孔9の内径は下刃3に形成
された貫通孔8がこの貫通孔9に連通可能の大きさにな
っている。
一方、前記本体1の一方の外周には、前記座ぐり部2に
連通する切欠部10が形成されており、この切欠部10
内には前記下刃3の外周に形成されたギヤ部4と噛合す
る歯車11が回転自在に装着されている。そしてこの歯
車11の軸12は前記本体1の底部に形成された軸受1
3により回転自在に支持されている。また歯車11の一
方の側面にはハンドル14の一端が固定されており、こ
のハンドル14の他端は前記本体1に形成された切欠部
10を介して外部に突出している。そして前記本体1、
下刃3及び歯車11のそれぞれの上面はほぼ同一平面上
に位置するように形成されている。
これらの本体1、下刃3及び歯車11のそれぞれの上面
は円板状の上刃15によって被覆されており、この上刃
15は図示せぬねじなどにより本体1の上面に固定され
ている。この上刃15には前記下刃3に形成された複数
個の貫通孔8とそれぞれ整合可能な位置、すなわち電子
部品6のリード7に対応する位置に、これらのリード7
の外径より僅かに大きい内径の貫通孔16がそれぞれ軸
方向に平行に形成されている。また上刃15の上面には
電子部品6が装着される位置に所定の形状と深さの座ぐ
り部17が形成されていて、電子部品6を上刃15上に
装着したときに電子部品6が正しく位置決めされるよう
になっている。符号18は上刃15に設けられた前記歯
車11の軸12を支持する軸受である。
前記本体1の下部には上下に蓋体19,20を有する円
筒状のダストボックス21が取り付けられており、上部
蓋体19には前記本体1の底部に形成された貫通孔9に
連通する貫通孔22が形成されている。そして上刃15
及び下刃3によって剪断されたリード7の切屑を収容す
るようになっている。またダストボックス21は取付ア
ングル23を介して万力24により所定の位置に固定据
付けができるようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。例えば第4図(a)に
示すようなICなどの電子部品6に設けられた6本のリ
ード7のうち5本のリード7を切断し、第4図(b)に
示すように他の1本のリード7aを切断せずに残そうと
する場合、まずこれらのリード7に整合する位置にそれ
ぞれ貫通孔8,16が形成された下刃3及び上刃15を
用意し、前述したような切断治具を組み立てておく。こ
のとき下刃3に形成された6個の貫通孔8のうち、リー
ド7aに整合する位置にある貫通孔8aを長孔としてお
く。次に上刃15の上面に形成された座ぐり部17内に
前記電子部品6を載置し、6本のリード7をそれぞれ上
刃15及び下刃3に形成された貫通孔16,8に挿入す
る。このとき切断しないリード7aは下刃3の長孔8a
内に挿入されることになる。次にハンドル14を操作し
て歯車11を回転させ、この歯車11に噛合している下
刃3を回転させる。この結果、下刃3は上刃15に対し
て摺動するので上刃15と下刃3との間には剪断力が作
用し、リード7は所定の長さに切断される。この長さは
上刃15の座ぐり部17の部分の板厚によって決まるの
で、加工上の必要に応じて任意に設定すればよい。また
切断されないリード7aは長孔8aに挿入されているた
め、下刃3が上刃15に対して相対的に回転しても剪断
力は発生しない。ただし下刃3の回転角はリード7aが
長孔8aの両端に当接しない範囲の小さい角度に規制す
る必要がある。切断されたリード7の切屑はダストボッ
クス21内に落下する。
本実施例によれば、電子部品6の6本のリード7のうち
所定の1本を除いた5本のリード7を、一定の長さに同
時に切断することができる。また下刃3の外周に形成さ
れたギア部4と歯車11とのギア比を適正に選ぶことに
より、小さい力で容易にリード7の切断を行なうことが
できる。
上記実施例では電子部品6にほぼ同心状に設けられた6
本のリード7のうち1本のリード7aを除いた5本のリ
ード7を同時に切断する場合について説明したが、リー
ド7の合計本数及び切断すべきリード7の本数は、それ
ぞれ上記本数に限定されるものではない。また電子部品
6の形状、リード7の配列も上記実施例に限定されるも
のではなく、さらにリード7を有する部品も電子部品に
限定されない。また上刃15と下刃3とを相対的に摺動
させて回転させる操作手段も、歯車11を用いることな
く、例えば下刃3をハンドル14で直接回転させてもよ
い。またダストホックス21、取付アングル23,万力
24は省略してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、部品の切断するリードを上刃の第1群
の貫通孔から下刃の第2群の貫通孔内に挿入して、上刃
と下刃の摺動により部品のリードを同一長さで同時に切
断できる。
また、切断しないリードは、上刃の第1群の貫通孔から
下刃の長穴に挿入することにより、上刃と下刃の摺動時
に剪断力を回避することができ、この長穴に挿入された
リードを剪断せずに残すことができる。
そして、リードが近接して多数本設けられる部品であっ
ても、複数本のリードを同一長さで切断でき、かつ所望
のリードを切断せずに残すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るリード切断治具の一実施例を示す
縦断面図、第2図は第1図の外観斜視図、第3図は第1
図の下刃及び歯車を示す斜視図、第4図はリード切断前
後の電子部品の一例を示す斜視図である。 1……本体,3……下刃, 6……電子部品,7……リード, 8,16……貫通孔, 11……歯車(操作手段), 14……ハンドル(操作手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上刃(15)と下刃(3)との摺動によっ
    て、同一面に複数本のリード(7)を有した部品(6)
    の各リードを剪断するリード切断治具において、 前記上刃は、前記複数本のリードがそれぞれ挿入される
    複数個の第1群の貫通孔(16)を備えており、前記下
    刃は、前記複数本のリードのうち切断しようとするリー
    ド(7)が挿入される切断用の第2群の貫通孔(8)
    と、切断しないリード(7a)が挿入され上刃と下刃の
    摺動時に剪断力を回避するための長さの逃げを持った長
    穴(8a)とを前記上刃の第1群の各貫通孔にそれぞれ
    対向させて備えていることを特徴とするリード切断治
    具。
JP1988036303U 1988-03-22 1988-03-22 リード切断治具 Expired - Lifetime JPH0623381Y2 (ja)

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JPS6090620A (ja) * 1983-10-25 1985-05-21 Yamaha Motor Co Ltd プリント配線板のリ−ド線自動切断装置

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