JPH06231199A - 回路解析方法 - Google Patents

回路解析方法

Info

Publication number
JPH06231199A
JPH06231199A JP5015105A JP1510593A JPH06231199A JP H06231199 A JPH06231199 A JP H06231199A JP 5015105 A JP5015105 A JP 5015105A JP 1510593 A JP1510593 A JP 1510593A JP H06231199 A JPH06231199 A JP H06231199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
information
description
board
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5015105A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Shibata
和樹 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5015105A priority Critical patent/JPH06231199A/ja
Publication of JPH06231199A publication Critical patent/JPH06231199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のプリント基板にわたる回路の電気特性
解析をする場合に、回路解析ツールの入力となる回路記
述の作成を簡単化し、作成時間を短縮し、誤った回路記
述作成を防止する。 【構成】 各プリント基板の基板設計データ1,2から
回路情報4,5を抽出した時点で基板間の接続情報7を
参照し、全体を一つの回路として統合した後に、回路解
析ステップに適合した形式で回路記述8を生成する。こ
れにより、基板間の回路記述8を簡単な接続情報を与え
るだけでよくなり、基板間の回路記述にかかる時間と作
成時の誤りを減少させる。また、回路記述8中に使用さ
れる識別名を与える処理が効率化されること、および、
各基板の個別の回路記述の完成する前に基板間の接続情
報を与えることができることにより総処理時間を減少さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路解析方法に関し、
特に、複数のプリント基板にわたる回路中の信号伝送特
性解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、単一のプリント基板上の回路
中の信号伝送特性解析をおこなうシステムが存在する。
図5は従来の方法の一例を示すフローチャートである。
この従来例は、単一プリント基板の設計データ11から
部品と部品の接続関係,配線パターンの形状,部品や配
線パターンの電気特性等の回路情報12を抽出する回路
情報抽出ステップ3と、回路情報12より回路解析ステ
ップ9の入力形式に適合したプリント基板の回路記述8
を出力する回路記述生成ステップ6と、回路記述8を入
力しプリント基板上の回路中の信号伝送特性解析結果1
0を得る回路解析ステップ9とを含む。
【0003】この従来の方法は、複数のプリント基板か
らなる装置全体の回路解析を行うことに配慮していない
ため、複数のプリント基板からなる回路を回路解析ステ
ップにより解析しようとする場合、回路を構成する複数
のプリント基板各々について回路解析ステップ用の回路
記述を個別に作成し、これらを後から結合して全体を一
つの回路記述にしなければならない。一般に回路解析ス
テップの入力としての回路記述では、配線パターンの分
岐点,端点や部品に固有の識別名を与えて、別々の場所
で記述されるパターンの端点や部品の実体が同一のもの
であるか否かを判定している。従来の方法では単一のプ
リント基板毎に識別名を与えるため、複数のプリント基
板を扱う場合は各プリント基板の回路記述の間で回路の
分岐点、部品名等の識別名が重複しないように新たな識
別名をつけ直すステップが必要になる。このような識別
名の調整を行った後、プリント基板間で接続する端子の
情報、および、接続部品の電気特性の情報に従って、個
別に出力された回路記述間を接続する回路記述を生成し
て、複数のプリント基板からなる装置全体の回路記述を
一つに統合し、回路解析ステップの入力として回路の解
析結果を得ている。
【0004】従来の方法による複数プリント基板からな
る回路解析の一例を図6に示す。この従来例は、2枚の
プリント基板各々のプリント基板設計データ1,2から
回路情報4,5を抽出する回路情報抽出ステップ3と、
回路情報4,5を参照して2枚のプリント基板の回路記
述13,14を別々に出力する回路記述生成ステップ6
と、回路記述13、14中に存在する識別名の衝突を避
けるための識別名調整ステップ15と、プリント基板用
の接続情報7を参照してプリント基板間の回路記述を作
成し、回路記述13,14を一つの回路記述8に統合す
る回路記述連結ステップ16と、回路記述8を用いて回
路の電気特性解析結果10を出力する回路解析ステップ
9とを含む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
過程において、回路の分岐点、部品名等の識別名の付与
をプリント基板毎の回路記述生成時と識別名の重複除去
時の2回おこなうことになり、処理の時間が増大する欠
点がある。また、従来の方法はプリント基板間の回路記
述の作成を行わないので、この部分を回路解析ステップ
に適合した形式で人手で記述しなければならない。しか
も、プリント基板間回路記述作成過程では、プリント基
板の実装設計段階の識別名ではなく、各々のプリント基
板内で個別に回路記述に変換され、重複を除くための変
更を受けてからの識別名を使用しなければならないた
め、プリント基板間の回路記述作成には誤りを犯す危険
が大きくなる欠点がある。また、上記のように識別名は
変更されることがあるため、回路記述の識別名を使用す
るためには回路記述の完成を待たなければならない。こ
のため、接続部分の回路記述データ作成はプリント基板
設計と同時に開始することができず、回路解析全体の終
了を遅らせる原因になる欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の回路解析方法
は、複数のプリント基板の基板設計データから、各々の
プリント基板上の部品と部品の接続関係、配線パターン
の形状、部品や配線パターンの電気特性の回路情報を抽
出する回路情報抽出ステップと、前記プリント基板間の
接続情報を利用して複数の回路情報を統合し、回路解析
ステップに適合した形式で装置全体の回路記述を出力す
る回路記述生成ステップと、前記回路記述を入力として
前記プリント基板上の回路中の信号伝送特性を解析する
回路解析ステップとを含む。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の回路解析方法の一実施例
を示すフローチャートである。この実施例は、プリント
基板設計CADシステムから出力された基板設計データ
1、および、プリント基板設計CADシステムの出力し
た基板設計データ2から各々のプリント基板上の回路解
析に必要な部品と部品の接続関係,配線パターンの形
状、部品や配線パターンの電気特性を抽出した回路情報
4,5を抽出する回路情報抽出ステップ3と、第1のプ
リント基板と第2のプリント基板で接続している端子や
接続部分の電気特性を記述した接続情報7、回路情報
4、および、回路情報5を使用して2枚のプリント基板
からなる装置全体の回路記述8を出力する回路記述生成
ステップ6と、回路記述生成ステップ6で生成された回
路記述8を使用して回路解析を行い、解析結果10を得
る回路解析ステップ9とを含む。
【0009】2枚の基板設計データ1および2にはプリ
ント基板を生産するための情報が入っている。シルク図
の情報、基板に開ける穴の位置の情報、プリントパタン
の形状に関する情報、使用する部品に関する情報であ
る。回路情報抽出ステップ3で、ここからプリント基板
上に存在する回路を認識するために必要な情報のみを抽
出する。即ち、配線に関しては各線分毎に、その存在す
る層名、線分が開始する基板上の座標、線分が終了する
基板上の座標を含む。ヴィアやピンに関しては各々の開
始層名、終了層名を含む。使用されるICまたはコネク
タ部品に関しては部品の種類、各部品ピンの基板上の座
標を含む。抵抗、コンデンサ、インダクタ部品について
は部品種、接続する2つのピンの座標、部品種に応じて
抵抗値、静電容量、インダクタンスの値を含む。図2に
示す2枚の基板のうち左側のものは図3のように表現す
ることができる。図3の1行目は1層目の座標(3,14)か
ら(5,14)まで配線パタンが存在することを示す。5行目
は座標(3,14)に1層目で開始され4層目で終了するピン
が存在することを示す。10行目は座標(3,14)にはIC
1という種類のICの11番ピンが存在することを示
す。12行目は座標(5,14)と(7,14)の間に100Ωの抵
抗が存在することを示す。13行目は座標(12,14)にc
onAという種類のコネクタの1番ピンがあることを示
す。接続情報7には、「基板1,(12,14), 基板2,(0,1
4)」のように、接続される基板およびピンの対が記述さ
れている。
【0010】回路記述生成ステップ6では、この2枚の
基板の回路情報と接続情報を参照して図4の回路記述を
生成する。使用する2枚の基板からなる装置全体にわた
って固有のノード番号1,2,3,4を与え、図4の様
な回路記述を生成する。ノード番号は、各々IC1と抵
抗の接続点、抵抗とIC2,conAの接続点、コネク
タ同士の接続点、conBとIC3の接続点を示す。1
行目はノード1にIC1の11番ピンに相当するマクロ
記述が接続することを示している。3行目はノード1と
ノード2の間に100Ωの抵抗が接続していることを示
す。4行目はノード2とノード3の間にconAの1番
ピンが接続していることを示す。
【0011】回路解析ステップ9では、生成した回路解
析プログラムSPICEを用いて図4に示した記述の表
す回路を解析する。ただし、IC及びコネクタの詳細な
回路記述はSPICEのサブサーキットとして用意す
る。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、回路情報上でプリント基板を接続してから回路解析
ステップ向けの回路記述を生成するので、回路の分岐
点、部品名等の識別名を与える過程は一度で済み、処理
時間が短縮される。プリント基板間の回路記述はピン名
などのプリント基板上の識別名を利用して作成できる。
また、この部分の記述は回路解析ステップに依存した複
雑な回路記述ではなく、基板間の接続関係のみを記述す
ればよいので、プリント基板接続情報作成にかかる時間
を減少させ、誤りを犯す危険を減少させることができ
る。また、プリント基板の実装設計データ完成後、また
は、プリント基板間の接続端子の決定をした後、直ちに
プリント基板間の接続情報の作成を開始することがで
き、総処理時間を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図2】図1の実施例で解析する2枚の基板を示す図で
ある。
【図3】図1の実施例で解析する第1の基板から抽出し
た回路情報を示す図である。
【図4】図1の実施例で生成した回路記述を示す図であ
る。
【図5】従来例の一つを示すフローチャートである。
【図6】従来例の他の一つを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 基板設計データ 2 基板設計データ 3 回路情報抽出ステップ 4 回路情報 5 回路情報 6 回路記述生成ステップ 7 プリント基板間接続情報 8 回路記述 9 回路解析ステップ 10 解析結果

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプリント基板の基板設計データか
    ら、各々のプリント基板上の部品と部品の接続関係、配
    線パターンの形状、部品や配線パターンの電気特性の回
    路情報を抽出する回路情報抽出ステップと、前記プリン
    ト基板間の接続情報を利用して複数の回路情報を統合
    し、回路解析ステップに適合した形式で装置全体の回路
    記述を出力する回路記述生成ステップと、前記回路記述
    を入力として前記プリント基板上の回路中の信号伝送特
    性を解析する回路解析ステップとを含む回路解析方法。
  2. 【請求項2】 複数のプリント基板の基板設計データか
    ら、各々のプリント基板上の部品と部品の接続関係、配
    線パターンの形状、部品や配線パターンの電気特性の回
    路情報を抽出する回路情報抽出手段と、前記プリント基
    板間の接続情報を利用して複数の回路情報を統合し、回
    路解析手段に適合した形式で装置全体の回路記述を出力
    する回路記述生成手段と、前記回路記述を入力として前
    記プリント基板上の回路中の信号伝送特性を解析する回
    路解析手段とを含む回路解析システム。
  3. 【請求項3】 前記基板設計データが、プリント基板を
    生産するための情報としての、シルク図の情報、基板に
    開ける穴の位置の情報、プリントパタンの形状に関する
    情報、使用する部品に関する情報を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の回路解析方法。
  4. 【請求項4】 前記基板設計データが、プリント基板を
    生産するための情報としての、シルク図の情報、基板に
    開ける穴の位置の情報、プリントパタンの形状に関する
    情報、使用する部品に関する情報を含むことを特徴とす
    る請求項2記載の回路解析システム。
JP5015105A 1993-02-02 1993-02-02 回路解析方法 Pending JPH06231199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5015105A JPH06231199A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 回路解析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5015105A JPH06231199A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 回路解析方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06231199A true JPH06231199A (ja) 1994-08-19

Family

ID=11879563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5015105A Pending JPH06231199A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 回路解析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06231199A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63132347A (ja) * 1986-11-21 1988-06-04 Fujitsu Ltd 論理回路のコンパイル方式
JPH01201765A (ja) * 1988-02-05 1989-08-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 論理シミュレータ装置
JPH03208177A (ja) * 1990-01-09 1991-09-11 Mitsubishi Electric Corp レイアウト検証装置
JPH04102976A (ja) * 1990-08-22 1992-04-03 Mitsubishi Electric Corp 統計的寄生抵抗,寄生容量モデル化装置
JPH04211870A (ja) * 1990-01-29 1992-08-03 Fujitsu Ltd 論理シミュレーションマシンのゲートアドレッシング方式
JPH04256072A (ja) * 1991-02-07 1992-09-10 Hitachi Ltd 布線シミュレータ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63132347A (ja) * 1986-11-21 1988-06-04 Fujitsu Ltd 論理回路のコンパイル方式
JPH01201765A (ja) * 1988-02-05 1989-08-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 論理シミュレータ装置
JPH03208177A (ja) * 1990-01-09 1991-09-11 Mitsubishi Electric Corp レイアウト検証装置
JPH04211870A (ja) * 1990-01-29 1992-08-03 Fujitsu Ltd 論理シミュレーションマシンのゲートアドレッシング方式
JPH04102976A (ja) * 1990-08-22 1992-04-03 Mitsubishi Electric Corp 統計的寄生抵抗,寄生容量モデル化装置
JPH04256072A (ja) * 1991-02-07 1992-09-10 Hitachi Ltd 布線シミュレータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7430729B2 (en) Design rule report utility
US6898775B2 (en) System for ensuring correct pin assignments between system board connections using common mapping files
US9147034B1 (en) Circuit layout verification method
CN111737945A (zh) 一种pcb板的背钻设计方法、系统、终端及存储介质
JP3031311B2 (ja) プリント基板cadシステム
JPH06231199A (ja) 回路解析方法
JP2940124B2 (ja) 基板cad装置
JPH03118665A (ja) デザインルールチェック方式
JP2001256264A (ja) 基板設計支援装置および基板設計支援方法
JPH10326300A (ja) 配線板設計装置
JP2705548B2 (ja) 印刷回路基板設計支援装置
JPS6126243A (ja) Lsiア−トワ−クデ−タの回路接続照合出力装置
JP4240553B2 (ja) プリント基板製造用cad装置による電源回路の設計方法
JP2942967B2 (ja) 基板cad装置
JP2653071B2 (ja) 電線情報作成システム
JP2985261B2 (ja) プリント板配線設計装置
JPH0515251B2 (ja)
JPH11184908A (ja) データベースを用いたプリント基板設計方法
JPH03118664A (ja) トリム・データ生成方法
JP2871921B2 (ja) 半導体集積回路のシミュレーション方法
JPH11163498A (ja) プリント配線板設計方法
JP2924505B2 (ja) 印刷配線板の部品配置・配線方法
JP3132475B2 (ja) マスク製造システム
JP2946682B2 (ja) 集積回路設計装置
JPH1115861A (ja) 高周波アナログ回路用プリント配線基板設計cad装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950718