JPH062285Y2 - 静電破壊防止回路 - Google Patents

静電破壊防止回路

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JPH062285Y2
JPH062285Y2 JP2956889U JP2956889U JPH062285Y2 JP H062285 Y2 JPH062285 Y2 JP H062285Y2 JP 2956889 U JP2956889 U JP 2956889U JP 2956889 U JP2956889 U JP 2956889U JP H062285 Y2 JPH062285 Y2 JP H062285Y2
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conductive pattern
static electricity
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pattern
circuit
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寛 木野
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Yamaha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、静電気が放電しやすい電気部品の端子に接
続される半導体部品を保護する静電破壊防止回路に関す
る。
[従来の技術] 従来のこの種の静電破壊防止回路として、第3図に示す
回路が知られている。この図に示す回路は、半導体IC
(集積回路)2の入力端2aへ印加される静電気を除去
する回路であり、入力端2aが抵抗R1を介して銅箔パ
ターン3aに接続され、この銅箔パターン3aが狭いギ
ャップ3cを介して接地パターン3bに対峙している。
そして、回路中で静電気が放電しやすい部分である電気
部品の端子4へ印加された静電気は、ギャップ3cで放
電して接地パターン3bに逃がされる。また、ギャップ
3cで放電しない場合は、抵抗R1を通してIC2に静
電気が印加されるが、抵抗R1によって印加電圧を低く
することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上述した従来の静電破壊防止回路は、ギャッ
プ3cの調整が難しく、このギャップ3cが広い場合
は、静電気の電圧が高くないと、放電が発生せず、この
場合、IC2を先に破壊してしまう。抵抗R1を高抵抗
とすれば、静電破壊を防止することができるが、IC2
に通常の動作をさせることが困難となる。また、上述し
た静電破壊防止回路以外に、抵抗、コンデンサ(または
ダイオード)等によって充放電回路を形成し、静電気を
逃がすようにするものがあるが、この場合、部品コスト
が高くなってしまういう問題がある。また、静電気の侵
入経路である露出部をなくすことも考えられるが、この
場合、各部材間の距離を広くとるか、または、シールド
しなければならず、このため、基板実装が困難になると
いう問題がある。
この考案は、このような背景の下になされたもので、静
電気による半導体部品の破壊を確実に防止することがで
き、しかも、安価で、かつ、実装を容易に行うことがで
きる静電破壊防止回路を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、基板上に形成された接地電位に接続された
第1の導電性パターン、基板上に形成され、所定値の抵
抗を介して半導体部品と電気的に接続された第2の導電
性パターンと、前記第1の導電性パターンの外側に形成
された絶縁層と、該絶縁層の外側に形成され前記第2の
導電性パターンと電気的に接続される第3の導電性パタ
ーンとからなり、該第3の導電性パターンに発生した静
電気を前記第1の導電性パターンに放電することを特徴
とする。
[作用] 上記構成によれば、第1の導電性パターン、絶縁層、第
3の導電性パターンによってコンデンサが形成され、こ
のコンデンサを介して静電気が接地に放電する。これに
より、半導体部品に静電気が印加されることがない。
[実施例] 以下、図面を参照して、この考案の一実施例を説明す
る。第1図はこの考案の一実施例による静電破壊防止回
路の構成を示す断面図である。
この図において、Cは電子機器の操作パネルであり、こ
の操作パネルCの上面には、方形状の孔Caが設けら
れ、また、操作パネルCの上面内側には、突出部Cb,
Ccが設けられている。そして、これらの突出部Cb,
Cc間には、スライドスイッチ5が配置され、その操作
子5aが孔Caから外部に突出している。操作パネルC
の内方には、プリント基板7が取り付けられている。こ
のプリント基板7は、セラミックあるいはガラス・エポ
キシ樹脂等による基板であり、その上面の規定位置に
は、銅等の導電材料によって、信号ライン,電源ライ
ン,グランドライン等の各パターンが形成され、、ま
た、スライドスイッチ5に対向する位置にグランド(接
地)パターン9aが形成されている。また、このグラン
ドパターン9aの左右には、各信号ライン9b,9cが
形成され、信号ライン9cがIC2に接続されている。
また、グランドパターン9aの上面には、絶縁層11が
形成されており、この絶縁層11の上面には、上述した
信号ライン9b,9cに接続されるカーボン印刷抵抗体
13a,13bがスクリーン印刷によって形成されてい
る。そして、このカーボン印刷抵抗体13a,13bに
スライドスイッチ5の端子15a,15a,15b,1
5bが接続されている。
以上の構成において、カーボン印刷抵抗体13a,絶縁
層11,グランドパターン9a、および、カーボン印刷
抵抗体13b,絶縁層11,グランドパターン9aによ
って各々コンデンサが形成されている。したがって、第
1図の回路は等価的に第2図のように示される。そし
て、操作者が操作子5aを繰り返し操作することによっ
て発生した静電気は、矢印Aに示す経路を通って、カー
ボン印刷抵抗体13aからグランドパターン9aに放電
するが、あるいは、矢印Bに示す経路により、絶縁層1
1を介してグランドパターン9aに放電する。前者の場
合、カーボン印刷抵抗体13aとグランドパターン9a
間の耐圧は数百ボルト(推定)なので、10〜20キロ
ボルトにもなる静電気は、絶縁層11を破壊してグラン
ドパターン9aに放電する。また、後者の場合も同様
に、絶縁層11を破壊してグランドパターン9aに放電
する。
このようにして、静電気は、静電気が放電し易い最短
部、すなわち、スライドスイッチ5の下方に形成された
グランドパターン9aに放電し、したがって、IC2を
破壊することはない。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、基板上に形成
され接地電位に接続された第1の導電性パターンと、基
板上に形成され、所定値の抵抗を介して半導体部品と電
気的に接続された第2の導電性パターンと、第1の導電
性パターンの外側に形成された絶縁層と、絶縁層の外側
に形成され第2の導電性パターンと電気的に接続される
第3の導電性パターンとからなり、第3の導電性パター
ンに発生した静電気を第1の導電性パターンに放電する
ようにしたので、以下の効果を奏することができる。
静電気が放電し易い最短部、すなわち、電気部品の下
方に接地電位に接続された第1の導電性パターンを形成
したので、静電気による半導体部品の破壊を確実に防止
することができる。
第1の導電性パターン,絶縁層,第3の導電性パター
ンの三層構造によってコンデンサの役割を、また、第3
の導電性パターンによって抵抗の役割を果たすので、部
品等を使用する必要がなく、これにより、コストダウン
をすることができる。
上記と同様に、部品を使用する必要がないので、実
装が容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による静電破壊防止回路の
構成を示す断面図、第2図は第1図の回路を等価的に示
す回路図、第3図は従来の静電破壊防止回路の構成を示
す図である。 2……IC(半導体部品)、7……プリント基板(基
板)、9a……グランドパターン(第一の導電性パター
ン)、9b,9c……信号ライン(第2の導電性パター
ン)、11……絶縁層、13a,13b……カーボン印
刷抵抗体(第3の導電性パターン)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成され接地電位に接続された第
    1の導電性パターンと、 基板上に形成され、所定値の抵抗を介して半導体部品と
    電気的に接続された第2の導電性パターンと、 前記第1の導電性パターンの外側に形成された絶縁層
    と、 該絶縁層の外側に形成され前記第2の導電性パターンと
    電気的に接続される第3の導電性パターンとからなり、 該第3の導電性パターンに発生した静電気を前記第1の
    導電性パターンに放電することを特徴とする静電破壊防
    止回路。
JP2956889U 1989-03-15 1989-03-15 静電破壊防止回路 Expired - Lifetime JPH062285Y2 (ja)

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JPH02120859U JPH02120859U (ja) 1990-09-28
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