JPH06227282A - 車間距離制御装置 - Google Patents

車間距離制御装置

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Publication number
JPH06227282A
JPH06227282A JP5020195A JP2019593A JPH06227282A JP H06227282 A JPH06227282 A JP H06227282A JP 5020195 A JP5020195 A JP 5020195A JP 2019593 A JP2019593 A JP 2019593A JP H06227282 A JPH06227282 A JP H06227282A
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JP
Japan
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vehicle
inter
target
vehicle distance
acceleration
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Application number
JP5020195A
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English (en)
Inventor
Yasunari Kajiwara
康也 梶原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、急な加速や減速を抑制して危険
を防止すると共に、走行フィーリングを向上させた車間
距離制御装置を得る。 【構成】 自車両の安全を確保するための目標車間距離
Doを演算する目標車間距離演算部81と、車速Vに基
づいて自車両の加速度αを演算する加速度演算部86
と、車間距離Dの時間的変化により先行車両に対する自
車両の相対速度Vrを演算する相対速度演算部87と、
目標車間距離Doと車間距離Dとの偏差ΔD並びに相対
速度Vrに基づいて、自車両の目標加速度αoを演算す
る目標加速度演算部88と、目標加速度αoと加速度α
との偏差Δαに基づいてアクチュエータ駆動信号T及び
Bを生成するアクチュエータ制御部85Aとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車速及び車間距離の
少なくとも一方に基づいて車速を制御し、自車両と先行
車両との間の車間距離を制御する装置に関し、特に走行
フィーリングを向上させた車間距離制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車間距離センサにより先行車
両との車間距離を検出し、車間距離と目標車間距離との
偏差に基づいて自動車の走行制御を行う車間距離制御装
置は、例えば、特開昭48-54631号公報、特公昭62-38760
号公報、特開平3-220028号公報及び特開平3-295000号公
報等に参照されるように、良く知られている。
【0003】特開昭48-54631号公報に記載された車間距
離制御装置は、追突回避用に安全を見込んだ目標車間距
離に対して、計測中の車間距離が大きければ加速し、小
さければ減速するものである。又、特公昭62-38760号公
報に記載された車間距離制御装置は、走行フィーリング
を改善するために、所定の車間距離偏差以内に不感帯を
設定し、現在の車速を維持するように制御するものであ
る。これらは、現在の車速から目標車間距離を求め、現
在の車間距離と目標車間距離との偏差に応じて車速を修
正するものである。
【0004】又、特開平3-220028号公報に記載された車
間距離制御装置は、車間距離に対応する目標車速をマッ
プから求めると共に、先行車両に対する接近時及び非接
近時において使用マップを変更し、車間距離の時間的変
化に応じて目標車速を演算するものである。
【0005】又、特開平3-295000号公報に記載された車
間距離制御装置は、車間距離と車間距離の時間的変化と
に基づいて将来の車間距離を予測し、予測車間距離に対
応する目標車速をマップから求めるものである。これら
は、現在又は将来の車間距離から目標車速を求め、現在
の車速と目標車速との偏差に応じて車速を修正するもの
である。
【0006】図4は例えば上記従来技術に参照されるよ
うな一般的な車間距離制御装置を示すブロック図であ
る。図において、1は自車両と先行車両との間の車間距
離Dを検出する車間距離センサ、2は自車両の車速Vを
検出する車速センサ、3は自車両のエンジンの吸入空気
量を制御するためのスロットルを駆動するスロットルア
クチュエータ、4は自車両のブレーキを駆動するブレー
キアクチュエータ、5はブレーキ油圧Pを検出するブレ
ーキ油圧センサ、6はスロットル開度θを検出するスロ
ットル開度センサ、7は警報信号Aに応答して警報を発
生する警報手段である。
【0007】8は各センサからの車間距離D、車速V、
ブレーキ油圧P及びスロットル開度θに基づいて車間距
離D及び車速Vをフィードバック制御するための制御手
段である。制御手段8は、車間距離D及び車速Vに基づ
いてスロットルアクチュエータ3及びブレーキアクチュ
エータ4に対するアクチュエータ駆動信号T及びBを生
成すると共に、実際のスロットル開度θ及びブレーキ油
圧Pに基づいてアクチュエータ駆動信号T及びBをフィ
ードバック制御する。又、制御手段8は、種々の異常を
判定した場合に、必要に応じて警報信号Aを生成する。
【0008】図5は制御手段8の演算機能構成を示す機
能ブロック図である。80は各センサ1、2、5及び6並
びに各アクチュエータ3及び4を含む車両、81は車速
V、車間距離D又は操作信号Cに基づいて自車両の安全
確保用の目標車間距離Doを求める目標車間距離演算
部、82目標車間距離Doと車間距離Dとの間の偏差ΔD
を求める減算部、83は車間距離偏差ΔD及び車間距離D
に基づいて目標車速Voを求める目標車速演算部、84は
目標車速Voと車速Vとの偏差を求める減算部、85は車
速偏差ΔV、スロットル開度θ及びブレーキ油圧Pに基
づいてアクチュエータ駆動信号T及びBを生成するアク
チュエータ制御部である。
【0009】次に、図4及び図5を参照しながら、従来
の車間距離制御装置の動作について説明する。まず、制
御手段8は、各センサから車間距離D、車速V、ブレー
キ油圧P及びスロットル開度θを読込む。制御手段8内
の目標車間距離演算部81は、現在の車速Vに基づいて、
自車両が先行車両に追突しないための安全車間距離に相
当する目標車間距離Doを演算する。目標車間距離Do
は、運転者の指示による操作信号Cに応答して、又は、
車間距離D及び操作信号Cに応答して設定され得る。
【0010】続いて、減算部82は、目標車間距離Doと
車間距離Dとの偏差ΔDを演算し、目標車速演算部83
は、車間距離偏差ΔD又は車間距離Dに基づいて目標車
速Voを演算する。又、目標車速演算部83は、車間距離
Dの時間的変化(dD/dt)即ち先行車両に対する自
車両の相対速度Vrを演算し、相対速度Vrに基づいて
将来の車間距離D′を予測し、予測車間距離D′に基づ
く目標車速Voを求めてもよい。
【0011】続いて、減算部84は目標車速Voと車速V
との偏差ΔVを演算し、アクチュエータ制御部85は、車
速偏差ΔVに基づいてアクチュエータ駆動信号T及びB
を生成する。このとき、必要に応じて、スロットル開度
θ及びブレーキ油圧Pを取込み、フィードバック制御が
行われる。
【0012】即ち、車間距離Dが小さく車間距離偏差Δ
Dが正の場合には、目標車速演算部83は目標車速Voを
低く設定し、アクチュエータ制御部85は、スロットル開
度θを減少させるか又はブレーキを駆動して車速Vを減
少させ、車間距離Dを広げて目標車間距離Doに一致さ
せる。逆に、車間距離Dが大きく車間距離偏差ΔDが負
の場合には、目標車速演算部83は目標車速Voを高く設
定し、アクチュエータ制御部85は、スロットル開度θを
増大させて車速Vを上昇させ、車間距離Dを縮めて目標
車間距離Doに一致させる。
【0013】これにより、車両80は、先行車両の走行状
態等にかかわらず、安全な目標車間距離Doで走行し続
ける。又、走行フィーリングを改善するために、車間距
離偏差ΔD又は車速偏差ΔVに適宜不感帯が設けられ
る。
【0014】しかしながら、走行フィーリングは、車速
Vに依存するものではなく、加速度並びに加速度の変化
率の寄与が大きいことが知られている。従って、上記の
ように目標速度Voを演算して指令したとしても、車速
Vが目標速度Voに到達するまでの過程である加速度を
指令しない場合、急な加減速を繰り返すハンチング状態
で目標速度Voに近づくことが起こり得る。これは乗員
にとって不快な走行状態となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の車間距離制御装
置は以上のように、車間距離Dと車速Vとが密接に関連
するにもかかわらず、いずれか一方を固定して車間距離
偏差ΔD等から目標速度Voを演算し、速度偏差ΔVか
らアクチュエータ駆動信号T及びBを生成し、直接的に
車速Vを制御しているので、車速Vにハンチングが生じ
て走行フィーリング即ち乗心地を損なううえ、無理な加
速や減速により乗員に危険を及ぼすおそれがあるという
問題点があった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、急な加速や減速を抑制して危険
を防止すると共に、走行フィーリングを向上させた車間
距離制御装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る車間距離制御装置は、自車両と先行車両との間の車間
距離を検出する車間距離センサと、自車両の車速を検出
する車速センサと、自車両のエンジンの吸入空気量を制
御するためのスロットルを駆動するスロットルアクチュ
エータと、自車両のブレーキを駆動するブレーキアクチ
ュエータと、車間距離及び車速に基づいて、各アクチュ
エータに対するアクチュエータ駆動信号を生成し、車間
距離及び車速を制御するための制御手段とを備え、制御
手段が、自車両の安全を確保するための目標車間距離を
演算する目標車間距離演算部と、車速に基づいて自車両
の加速度を演算する加速度演算部と、車間距離の時間的
変化により先行車両に対する自車両の相対速度を演算す
る相対速度演算部と、目標車間距離と車間距離との偏差
並びに相対速度に基づいて、自車両の目標加速度を演算
する目標加速度演算部と、目標加速度と加速度との偏差
に基づいてアクチュエータ駆動信号を生成するアクチュ
エータ制御部とを含むものである。
【0018】又、この発明の請求項2に係る車間距離制
御装置は、請求項1において、警報信号に応答して警報
を発生する警報手段を設け、制御手段は、目標加速度が
所定値を越えると警報信号を生成するものである。
【0019】
【作用】この発明の請求項1においては、少なくとも先
行車両に対する車間距離偏差及び相対速度に基づいて目
標加速度を演算し、加速度偏差に基づいてアクチュエー
タ信号を生成する。
【0020】又、この発明の請求項2においては、目標
加速度が大きく急加減速のおそれがある場合には、警報
により運転者に報知してハンドル操作等による危険回避
を可能にする。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による制御手段の演算
機能構成を示す機能ブロック図であり、装置全体の概略
構成は図4に示した通りである。図において、80〜82は
前述と同様のものであり、又、8A、84A及び85Aは、制
御手段8、減算部84及びアクチュエータ制御部85にそれ
ぞれ対応している。
【0022】86は車速Vの時間的変化により自車両の加
速度αを演算する加速度演算部、87は車間距離Dの時間
的変化により先行車両に対する自車両の相対速度Vrを
演算する相対速度演算部、88は車間距離偏差ΔD、相対
速度Vr、車間距離D及び車速Vに基づいて自車両の目
標加速度αoを演算する目標加速度演算部、89は目標加
速度αoが所定値を越えると警報手段7(図4参照)に
警報信号Aを出力する目標加速度判定部である。
【0023】この場合、減算部84Aは目標加速度αoと
加速度αとの偏差Δαを演算し、アクチュエータ制御部
85Aは、加速度偏差Δαに基づいてアクチュエータ駆動
信号T及びBを生成するようになっている。
【0024】図2及び図3は制御手段8Aの動作を示すフ
ローチャートであり、図2は目標車間距離Do及び目標
加速度αoの演算ルーチン、図3は加速度偏差Δα、ア
クチュエータ駆動信号T、B及び警報信号Aの生成ルー
チンである。
【0025】次に、図2及び図3のフローチャート並び
に図4を参照しながら、図1に示したこの発明の実施例
1の動作について説明する。まず、制御手段8Aは、各種
のセンサ信号即ち車間距離D、車速V、スロットル開度
θ及びブレーキ油圧P等を読込み(ステップS1)、加速度
演算部86は車速Vの時間的変化率即ち加速度αを演算
し、相対速度演算部87は車間距離Dの時間的変化率即ち
相対速度Vrを演算する。
【0026】又、目標車間距離演算部81は、目標車間距
離Doが自動設定状態か否かを判定し(ステップS2)し、
もし自動設定状態(YES)であれば、車速Vに応じた目
標車間距離Doを演算する(ステップS3)。目標車間距離
Doを求める数式は、例えば、定数K1及びK2を用い
て、以下のように与えられる。
【0027】Do=K1V+K2
【0028】ここで、各定数K1及びK2は、常に一定と
してもよいが、例えば、急停止に比較的長い距離を必要
とする雨天時には大きな値に変更することもできる。
【0029】一方、ステップS2の判定結果が手動設定状
態(NO)であれば、操作信号Cにより、又は、操作信号
Cと車間距離Dとの組合わせにより目標車間距離Doを
設定する(ステップS4)。手動設定の場合、例えば、運転
者がダイヤルやレバーの操作信号Cで直接的に目標車間
距離Doの値を設定してもよく、実際の走行中の車間距
離Dを観測しながら所望のタイミングで設定ボタンによ
る操作信号Cを生成してもよい。
【0030】続いて、減算部82は、目標車間距離Doに
対する実際の車間距離Dの偏差ΔDを演算し、目標加速
度演算部88に入力する。目標加速度演算部88は、車間距
離偏差ΔD及び相対速度Vrに基づいて、又は、車速
V、車間距離偏差ΔD及び相対速度Vrに基づいて、目
標加速度αoを演算する(ステップS5)。目標加速度αo
(減速度を含む)は、数式又はテーブルで与えられ得る
関数Fを用いて以下のように表わされる。
【0031】αo=F(ΔD、Vr、V)
【0032】この関数Fは、一般に複雑になるので、実
際にはテーブルで参照される場合が多い。又、関数Fに
よる目標加速度αoの演算結果は、主として相対速度V
rに左右されるため、車速V及び車間距離偏差ΔDの要
素を補正項として用いれば、演算を簡略化することがで
きる。
【0033】続いて、減算部84Aは、目標加速度αoと
加速度αとを比較して、加速度偏差Δαを演算し(ステ
ップS6)、アクチュエータ制御部85Aに入力する。アク
チュエータ制御部85Aは、加速度偏差Δαに応じて、各
アクチュエータ3及び4に対する駆動目標値を演算し
(ステップS7)、アクチュエータ駆動信号T及びBを出力
する(ステップS8)。
【0034】このとき、アクチュエータ制御部85Aは、
数式又はテーブルを参照してゲインを求め、実際のスロ
ットル開度θ及びブレーキ油圧Pをにより、アクチュエ
ータ駆動信号T及びBをフィードバック制御してもよ
く、ファジー制御を行ってもよい。尚、各アクチュエー
タ3及び4の駆動目標値を演算する場合、スロットル開
度θ及びブレーキ油圧Pをパラメータとして考慮するこ
とは言うまでもない。これにより、車両80内のスロット
ル及びブレーキは、目標加速度αoに対応した所望の開
度θ及び油圧Pで駆動され、車間距離Dは目標車間距離
Doに維持される。
【0035】しかし、相対速度Vrが負であって車間距
離Dが開きつつあるときでも、その時点の車間距離D及
び車速Vに応じて、実際に加速して先行車両に追従すべ
きか否かを判定する。即ち、車速Vが比較的高速であれ
ば、安全及び走行フィーリングを優先して、小さい目標
加速度αoで追従するか、又は、先行車両を無視し、現
在状態を継続することになる。
【0036】同様に、相対速度Vrが正であって車間距
離Dが縮まりつつあるときでも、車速Vが比較的低速で
車間距離Dが十分あれば、小さい目標加速度αoで減速
するか、又は、減速せずに現状を継続することになる。
しかし、車間距離Dが比較的小さく車速Vが比較的高速
であれば、絶対値の大きい目標加速度αoにより減速し
なければならない。
【0037】このように、先行車両と自車両との相対速
度Vrに基づいて目標加速度αoを演算し、加速度偏差
Δαに応じて各アクチュエータ3及び4を制御するの
で、ハンチング等の不快感を抑制することができる。
【0038】一方、目標加速度判定部89は、目標加速度
αoの絶対値を所定値βを比較し、目標加速度αoが所
定値βより大きいか否かを判定する(ステップS9)。も
し、ステップS9の判定結果が|αo|≦β(NO)であ
れば、そのままリターンし、|αo|>β(YES)で
あれば、急ブレーキ等の危険減速状態になり得ると判定
し、警報信号Aを生成する(ステップS10)。
【0039】尚、先行車両が急加速して車間距離Dが開
き、正の目標加速度αoが演算されたとしても、必要に
応じて適切なアクチュエータ駆動信号T及びBが生成さ
れるので、危険が生じることは実際上ほとんどない。し
かし、先行車両が急ブレーキをかけて車間距離Dが縮ま
り、負の目標加速度αo(減速度)が演算された場合に
は、車速Vが比較的高速で車間距離Dが少なければ必ず
急ブレーキをかけなければならない。従って、特に、目
標加速度αoが所定値βより大きく且つ減速指令を示す
場合に警報信号Aが生成される。
【0040】これにより、警報手段7が駆動されて車両
80の乗員に注意を促すので、運転者は、ハンドル操作に
より、自車両の走行車線を安全な車線に変更するなどの
回避行動により、乗員の危険を未然に防止することがで
きる。
【0041】実施例2.尚、上記実施例1では、目標加
速度演算部88が、車間距離偏差ΔD、相対速度Vr、車
間距離D及び車速Vを考慮して目標加速度αoを演算し
たが、少なくとも相対速度Vrを考慮すれば必要最小限
の目標加速度αoを演算することができる。例えば、相
対速度Vrの他に、車間距離偏差ΔD、車間距離D又は
車速Vのみを考慮してもよく、車間距離偏差ΔD、車間
距離D及び車速Vの組合わせを考慮してももよい。
【0042】実施例3.又、警報手段7を具備した場合
を例にとり、目標加速度αoが異常な急ブレーキを示す
ときに警報信号Aにより警報手段7を駆動するようにし
たが、警報手段7を具備していない車両に対しても、走
行フィーリングを向上するという初期の作用効果を奏す
ることは言うまでもない。
【0043】実施例4.又、目標加速度演算部88は、車
間距離D及び車速Vを考慮して、正の目標加速度αoを
所定値β以内に設定して急加速を行わないようにし、目
標加速度判定部89は、先行車両に接近中であって負の目
標加速度αo(減速度)が所定値βを越えるときに警報
信号Aを生成したが、正の目標加速度αoが所定値βを
越えた場合にも警報信号Aを生成してもよい。この場
合、目標加速度演算部88は、相対速度Vrのみを考慮す
ればよい。
【0044】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、自車両と先行車両との間の車間距離を検出する車間
距離センサと、自車両の車速を検出する車速センサと、
自車両のエンジンの吸入空気量を制御するためのスロッ
トルを駆動するスロットルアクチュエータと、自車両の
ブレーキを駆動するブレーキアクチュエータと、車間距
離及び車速に基づいて、各アクチュエータに対するアク
チュエータ駆動信号を生成し、車間距離及び車速を制御
するための制御手段とを備え、制御手段が、自車両の安
全を確保するための目標車間距離を演算する目標車間距
離演算部と、車速に基づいて自車両の加速度を演算する
加速度演算部と、車間距離の時間的変化により先行車両
に対する自車両の相対速度を演算する相対速度演算部
と、目標車間距離と車間距離との偏差並びに相対速度に
基づいて、自車両の目標加速度を演算する目標加速度演
算部と、目標加速度と加速度との偏差に基づいてアクチ
ュエータ駆動信号を生成するアクチュエータ制御部とを
含むようにしたので、急な加速や減速を抑制して危険を
防止すると共に、走行フィーリングを向上させた車間距
離制御装置が得られる効果がある。
【0045】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、警報信号に応答して警報を発生する警報手
段を設け、制御手段は、目標加速度が所定値を越えると
警報信号を生成し、急加減速のおそれがあることを運転
者に報知してハンドル操作等による危険回避を可能にし
たので、急な加速や減速を抑制して乗員の危険を防止す
ると共に、走行フィーリングを向上させた車間距離制御
装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による制御手段の演算機能
を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の実施例1による目標車間距離及び目
標加速度の演算動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施例1による加速度偏差の演算動
作、並びにアクチュエータ駆動信号及び警報信号の生成
動作を示すフローチャートである。
【図4】一般的な車間距離制御装置を示すブロック図で
ある。
【図5】従来の車間距離制御装置を示す機能ブロック図
である。
【符号の説明】
1 車間距離センサ 2 車速センサ 3 スロットルアクチュエータ 4 ブレーキアクチュエータ 8A 制御手段 80 車両 81 目標車間距離演算部 85A アクチュエータ制御部 86 加速度演算部 87 相対速度演算部 88 目標加速度演算部 89 警報手段 A 警報信号 D 車間距離 Do 目標車間距離 ΔD 車間距離偏差 V 車速 Vr 相対速度 T、B アクチュエータ駆動信号 α 加速度 αo 目標加速度 Δα 加速度偏差 S3 目標車間距離を演算するステップ S5 目標加速度を演算するステップ S6 加速度偏差を演算するステップ S8 アクチュエータ駆動信号を生成するステップ S9 目標加速度を所定値と比較するステップ S10 警報信号を生成するステップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】又、この発明の請求項2に係る車間距離制
御装置は、自車両と先行車両との間の車間距離を検出す
る車間距離センサと、自車両の車速を検出する車速セン
サと、自車両のエンジンの吸入空気量を制御するための
スロットルを駆動するスロットルアクチュエータと、自
車両のブレーキを駆動するブレーキアクチュエータと、
車間距離及び車速に基づいて、各アクチュエータに対す
るアクチュエータ駆動信号を生成し、車間距離及び車速
を制御するための制御手段とを備え、制御手段が、自車
両の安全を確保するための目標車間距離を演算する目標
車間距離演算部と、車速に基づいて自車両の加速度を演
算する加速度演算部と、車間距離の時間的変化により先
行車両に対する自車両の相対速度を演算する相対速度演
算部と、目標車間距離と車間距離との偏差並びに車速及
相対速度に基づいて、自車両の目標加速度を演算する
目標加速度演算部と、目標加速度と加速度との偏差に基
づいてアクチュエータ駆動信号を生成するアクチュエー
タ制御部とを含むものである。又、この発明の請求項3
に係る車間距離制御装置は、請求項1又は請求項2にお
いて、警報信号に応答して警報を発生する警報手段を設
け、制御手段は、目標加速度が所定値を越えると警報信
号を生成するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【作用】この発明の請求項1においては、先行車両に対
する車間距離偏差及び相対速度に基づいて目標加速度を
演算し、加速度偏差に基づいてアクチュエータ信号を生
成する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】又、この発明の請求項2においては、先行
車両に対する車間距離偏差及び相対速度並びに車速に基
づいて目標加速度を演算し、加速度偏差に基づいてアク
チュエータ信号を生成する。又、この発明の請求項3
おいては、目標加速度が大きく急加減速のおそれがある
場合には、警報により運転者に報知してハンドル操作等
による危険回避を可能にする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】実施例2.尚、上記実施例1では、目標加
速度演算部88が、車間距離偏差ΔD、相対速度Vr、車
間距離D及び車速Vを考慮して目標加速度αoを演算し
たが、演算結果の収束性及び信頼性がわずかに低減し得
ることを無視すれば、少なくとも相対速度Vrを考慮
必要最小限の目標加速度αoを演算することができ
る。例えば、相対速度Vrの他に、車間距離偏差ΔD、
車間距離D又は車速Vのみを考慮してもよく、車間距離
偏差ΔD、車間距離D及び車速Vの組合わせを考慮し
もよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】又、この発明の請求項2によれば、自車両
と先行車両との間の車間距離を検出する車間距離センサ
と、自車両の車速を検出する車速センサと、自車両のエ
ンジンの吸入空気量を制御するためのスロットルを駆動
するスロットルアクチュエータと、自車両のブレーキを
駆動するブレーキアクチュエータと、車間距離及び車速
に基づいて、各アクチュエータに対するアクチュエータ
駆動信号を生成し、車間距離及び車速を制御するための
制御手段とを備え、制御手段が、自車両の安全を確保す
るための目標車間距離を演算する目標車間距離演算部
と、車速に基づいて自車両の加速度を演算する加速度演
算部と、車間距離の時間的変化により先行車両に対する
自車両の相対速度を演算する相対速度演算部と、目標車
間距離と車間距離との偏差並びに車速及び相対速度に基
づいて、自車両の目標加速度を演算する目標加速度演算
部と、目標加速度と加速度との偏差に基づいてアクチュ
エータ駆動信号を生成するアクチュエータ制御部とを含
むようにしたので、急な加速や減速を抑制して危険を防
止すると共に、走行フィーリングを向上させた車間距離
制御装置が得られる効果がある。又、この発明の請求項
によれば、請求項1又は請求項2において、警報信号
に応答して警報を発生する警報手段を設け、制御手段
は、目標加速度が所定値を越えると警報信号を生成し、
急加減速のおそれがあることを運転者に報知してハンド
ル操作等による危険回避を可能にしたので、急な加速や
減速を抑制して乗員の危険を防止すると共に、走行フィ
ーリングを向上させた車間距離制御装置が得られる効果
がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/16 E 2105−3H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両と先行車両との間の車間距離を検
    出する車間距離センサと、 前記自車両の車速を検出する車速センサと、 前記自車両のエンジンの吸入空気量を制御するためのス
    ロットルを駆動するスロットルアクチュエータと、 前記自車両のブレーキを駆動するブレーキアクチュエー
    タと、 前記車間距離及び前記車速に基づいて、前記各アクチュ
    エータに対するアクチュエータ駆動信号を生成し、前記
    車間距離及び前記車速を制御するための制御手段とを備
    えた車間距離制御装置において、 前記制御手段は、 前記自車両の安全を確保するための目標車間距離を演算
    する目標車間距離演算部と、 前記車速に基づいて前記自車両の加速度を演算する加速
    度演算部と、 前記車間距離の時間的変化により前記先行車両に対する
    前記自車両の相対速度を演算する相対速度演算部と、 前記目標車間距離と前記車間距離との偏差並びに前記相
    対速度に基づいて前記自車両の目標加速度を演算する目
    標加速度演算部と、 前記目標加速度と前記加速度との偏差に基づいて前記ア
    クチュエータ駆動信号を生成するアクチュエータ制御部
    とを含むことを特徴とする車間距離制御装置。
  2. 【請求項2】 警報信号に応答して警報を発生する警報
    手段を設け、 前記制御手段は、前記目標加速度が所定値を越えると前
    記警報信号を生成することを特徴とする請求項1の車間
    距離制御装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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