JPH06227126A - 感熱記録方法 - Google Patents

感熱記録方法

Info

Publication number
JPH06227126A
JPH06227126A JP3244193A JP3244193A JPH06227126A JP H06227126 A JPH06227126 A JP H06227126A JP 3244193 A JP3244193 A JP 3244193A JP 3244193 A JP3244193 A JP 3244193A JP H06227126 A JPH06227126 A JP H06227126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
thermal
heat
thermal head
thermosensitive recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3244193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Murata
力 村田
Kensaku Azuma
健策 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomoegawa Paper Co Ltd filed Critical Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority to JP3244193A priority Critical patent/JPH06227126A/ja
Priority to EP94400178A priority patent/EP0609151B1/en
Priority to DE69408700T priority patent/DE69408700T2/de
Publication of JPH06227126A publication Critical patent/JPH06227126A/ja
Priority to US08/635,787 priority patent/US5638105A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
    • B41J29/36Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling for cancelling or correcting errors by overprinting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/36Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using a polymeric layer, which may be particulate and which is deformed or structurally changed with modification of its' properties, e.g. of its' optical hydrophobic-hydrophilic, solubility or permeability properties
    • B41M5/363Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using a polymeric layer, which may be particulate and which is deformed or structurally changed with modification of its' properties, e.g. of its' optical hydrophobic-hydrophilic, solubility or permeability properties using materials comprising a polymeric matrix containing a low molecular weight organic compound such as a fatty acid, e.g. for reversible recording

Abstract

(57)【要約】 【目的】感熱ヘッドを用いて可逆性感熱記録媒体の印字
部を完全に消去せしめる消去方法を提供することを目的
とする。 【構成】透明度が温度によって可逆的に変化し得る可逆
性感熱記録媒体に感熱ヘッドで熱を印加することにより
画像の印字部を形成する手段と該印字部を消去する手段
とよりなる記録方法において、該印字部の消去手段が、
感熱ヘッドの1ドットに対して、n回目に印加する熱エ
ネルギーをEn、n−1回目に印加する熱エネルギーを
n-1とする時、En-1>En(但しnは2以上の整数)
であるように複数回順次熱エネルギーを与える感熱記録
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にプリペイドカード
等に応用されている温度による可逆的な透明度変化を利
用して印字および消去が可能な可逆性感熱記録媒体を使
用した感熱記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の発展にともない、感熱記
録、静電記録、放電記録、および電子写真等の各記録方
式における各種媒体が普及している。これらの記録媒体
の殆どは記録、消去の繰り返し機能を有していないた
め、一度使用したらある一定期間保存はしても、殆ど消
耗品として廃棄処分されていた。
【0003】一方、最近は省資源、および環境問題の改
善を見直そうとする動きの中から、記録と消去が多数回
繰り返して使用可能な記録媒体に期待が寄せられてい
る。
【0004】このような繰り返し使用可能なタイプの記
録媒体としては、加熱温度の違いにより画像の記録、消
去を可逆的に行うことができ、かつ室温において画像の
定着性を有する可逆性感熱記録媒体が、例えば、特開昭
55−154198号、特開昭62−257883号公
報等において提案されている。
【0005】また、これらの可逆性感熱記録媒体を使用
した装置としては、例えば、特開昭57−8993号公
報、特開昭57−94780号公報、特開昭57−20
4580号公報、特開平4−197658号公報等が提
案されている。
【0006】しかしながら、従来は感熱ヘッドにより1
ドットに対して1パルスの印加により画像の消去を行っ
ており、そのため、可逆性感熱記録媒体の感熱記録層の
表層部と深層部で層方向に温度勾配が大きくなり、感熱
記録層の温度が図1で示すT1〜T2の透明化温度範囲外
になる部分が生じた。したがって、消去を行っても依然
として感熱記録層が白濁状態のままになり画像の消去し
にくいという問題点を有していた。この問題は、プリペ
イドカード端末機の如く高速印字を要求される自動改札
機の場合に顕著であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感熱ヘッド
を用いて可逆性感熱記録媒体に形成した印字部の消去を
より効果的におこなう感熱記録方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明度が温度
によって可逆的に変化し得る可逆性感熱記録媒体に感熱
ヘッドで熱を印加することにより画像の印字部を形成す
る手段と該印字部を消去する手段とよりなる記録方法に
おいて、該印字部の消去手段が、感熱ヘッドの1ドット
に対して、n回目に印加する熱エネルギーをEn 、n−
1回目に印加する熱エネルギーをEn-1 とする時、E
n-1 >En (但しnは2以上の整数)であるように複数
回順次熱エネルギーを与えることを特徴とする感熱記録
方法に関する。
【0009】以下に、本発明の感熱記録方法について詳
述する。透明度が温度により可逆的に変化し得る感熱記
録媒体とは、一旦加熱されてから室温付近まで冷却され
たときの透明度が加熱前と異なり、更に加熱するともと
の透明度にもどり、しかもこの現象を繰り返し行えるも
のをいう。
【0010】上述の可逆性感熱記録媒体の光学反射濃度
と、それに与える熱履歴との関係を、図1を用いて説明
する。すなわち、図1は、可逆性感熱記録媒体における
温度と透明度、すなわち光学反射濃度との関係を示す記
録原理の概念図である。
【0011】図1において、白濁状態は、温度範囲T
1〜T2(透明化温度範囲)まで感熱記録層を加熱して
から室温TRに徐冷することにより、透明状態にする
ことができる。この時の熱履歴は図1の→→→
を経る。
【0012】逆に、透明状態を白濁状態にするに
は、透明状態を温度T3以上(白濁化温度域)に加
熱してから室温TRまで冷却することにより、白濁状態
になる。この時の熱履歴は図1の→→→を経
る。
【0013】また、透明状態および白濁状態は、室温T
Rにおいては、安定に保たれる。
【0014】本発明でいう消去とは、可逆性感熱記録媒
体の白濁状態の印字部に対して感熱ヘッドにより熱エネ
ルギーを与えることにより該印字部を透明状態にするこ
とをいう。その際、印字部と透明状態の光学反射濃度の
差、いわゆるコントラストは0.7以上であることが好
ましい。
【0015】次に本発明でいう可逆性感熱記録媒体に画
像の印字部を形成する手段と、該印字部を消去する手段
について、以下に詳述する。まず、本発明において、可
逆性感熱記録媒体に熱エネルギーを付与するには、厚膜
タイプ、薄膜タイプ、平面タイプ、端面タイプ等一般に
使用されている感熱ヘッドによりパルス状に印加され
る。
【0016】可逆性感熱記録媒体に画像の印字部を形成
するには、前述の図1の熱履歴に従って感熱ヘッドによ
り白濁化温度域になるように熱エネルギーを印加してお
こなう。一方、該印字部を消去する手段は、感熱ヘッド
によって行われ、その際の害印字部に対する熱エネルギ
ーの付与が、感熱ヘッドの1ドットに対して、n回目に
印加する熱エネルギーをEn、n−1回目に印加する熱
エネルギーをEn-1とする時、En-1>En(但しnは2
以上の整数)の条件を満たすよう複数順次行うことが必
要である。上記の条件を満たさない場合は、消去を行っ
ても印字部が白濁状態のままでのこり、印字部を完全に
消去しきれないという問題が生ずるので好ましくない。
【0017】本発明でいう熱エネルギーとは、熱エネル
ギーをE、感熱ヘッドの印加電圧をV、感熱ヘッドの抵
抗値をR、感熱ヘッドにより可逆性感熱記録媒体に熱エ
ネルギーを印加する時間をΔtとしたとき、以下の式1
によって示される。
【0018】
【式1】 E= (V2 /R)×Δt
【0019】消去のための熱エネルギーは、可逆性感熱
記録媒体を構成する材料の種類や配合比によって透明化
温度範囲が違うため、一概に規定できないが、保護層の
耐久性、感熱ヘッドの耐久性を考慮して、好ましくは熱
エネルギー(E)が0.1〜1.0mj/dot、印加
時間(Δt)に関しては自動改札機等の処理条件を考慮
すると0.5ms〜3.0msの範囲が好ましい。電圧
と抵抗値は熱エネルギーと印加時間が上述の好適な範囲
内にはいるように式1より任意に選択される。
【0020】感熱ヘッドにより可逆性感熱記録媒体に印
加する場合は、上述のように短時間で処理を行うため、
電圧や抵抗値を可変することは困難であるため、実質上
印加時間によって熱エネルギーを制御する。すなわち、
本発明を実施するにあたっては、式1のV2/R が一定
ならばEとΔtは比例関係にあるため、熱エネルギーを
制御する手段として印加時間を制御すればよい。
【0021】さらにまた、本発明においては、感熱ヘッ
ドを二つ以上用いて印字部の消去を行うことにより、消
去のための熱エネルギーが制御しやすくなるという効果
がある。この場合2つ以上の各々の感熱ヘッドに対する
熱エネルギーの印加回数は、1ドットに対して1回もし
くは2回以上に任意に設定しておこなうことができる。
但し2つ以上の感熱ヘッドを用いる場合においても、1
個の感熱ヘッドの1ドットに対して2回以上熱エネルギ
ーを付与する場合は、前述のEn-1>Enの条件を満たす
ことが必要であり、さらに又、印字部の消去順に従って
N個目に設置される感熱ヘッドに対し初回に印加される
熱エネルギーEN と、N−1個目に設置される感熱ヘッ
ドに対し最終回に印加される熱エネルギーEN-1 との関
係がEN-1 >EN の条件を満たすことが印字部の消去性
向上のために必要である。
【0022】次に、本発明で使用する可逆性感熱記録媒
体について詳述する。
【0023】透明度が温度により可逆的に変化し得る可
逆性感熱記録媒体とは、一旦加熱されてから室温付近ま
で冷却されたときの透明度が加熱前と異なり、更に加熱
するともとの透明度にもどり、しかもこの現象を繰り返
し行えるものをいう。このような可逆性感熱記録媒体
は、例えば、特開平3−180388号等に提案されて
いるものが本発明に適用できる。
【0024】すなわち、可逆性感熱記録媒体は、支持体
と感熱記録層とからなり、該感熱記録層は、有機高分子
物質中に有機低分子物質が分散した構造を有するもので
ある。
【0025】前記可逆性感熱記録媒体を構成する支持体
とは、合成樹脂フィルムまたは紙の表面または裏面に着
色被覆層を設けたもの、着色顔料を混練した合成樹脂フ
ィルム等が使用でき、例えば、カーボンブラックを混練
した黒色フィルムが挙げられる。また、透明な有機高分
子樹脂フィルム、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリアセテート、ポリイミド等のフィルム、および
これらに金属蒸着等の反射層を設けたもの等が使用可能
である。
【0026】一方、感熱記録層を構成する有機高分子物
質としては、透明性がよく、機械的強度に優れ、成膜性
のよいものが好ましい。その具体例としては、ポリ塩化
ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アク
リレート共重合体、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデ
ン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニ
トリル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、
アクリル樹脂、シリコーン樹脂等があげられる。この中
で特に好ましいものとしては、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合
体、ポリエステル樹脂があげられる。
【0027】また、有機低分子物質としては、アルカノ
ール、アルカンジオール、ハロゲノアルカノール、ハロ
ゲノアルカンジオール、アルキルアミン、アルカン、ア
ルケン、アルキン、ハロゲノアルカン、ハロゲノアルケ
ン、ハロゲノアルキン、シクロアルカン、シクロアルケ
ン、シクロアルキン、飽和又は不飽和モノ又はジカルボ
ン酸およびそれらのエステル、アミド、又はアンモニウ
ム塩、飽和又は不飽和ハロゲノ脂肪酸およびそれらのエ
ステル、アミド又はアンモニウム塩、ハロゲノアリルカ
ルボン酸およびそのエステル、アミド又はアンモニウム
塩、チオアルコール、チオカルボン酸重合体およびその
エステル、アミド又はアンモニウム塩、チオアルコール
のカルボン酸エステルなどであって、その炭素数は10
〜40、分子量として100〜700のものがあげられ
る。特に好ましいものとしては、融点が50〜150℃
の範囲にある、モンタン酸、ラウリン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の高級脂肪
酸、およびそれらのエステル、アミドおよびアンモニウ
ム塩があげられる。
【0028】有機高分子物質と有機低分子物質の混合比
は、重量比で、有機高分子物質100部に対して、有機
低分子物質が5部ないし200部の範囲であるのが好ま
しく、特に10部〜100部の範囲であることが好まし
い。有機低分子物質の量が5部よりも少ないと、感熱記
録層の白濁化が充分でなく、コントラストが得られにく
い。また、200部よりも多いと、感熱記録層の成膜性
が悪くなってしまう。
【0029】また、本発明において、感熱ヘッドに悪影
響を及ぼさないように、また、該可逆性感熱記録層側に
繰り返しの加熱冷却で透明度が低下することを防ぐた
め、可逆性感熱記録媒体の印字装置によって加熱される
側に保護層を設けることが出来る。
【0030】本発明で使用する可逆性感熱記録媒体にお
いては、必要に応じて以下に述べる層を設けることがで
きる。
【0031】例えば、本発明で使用する可逆性感熱記録
媒体において、支持体の感熱記録層が積層されているの
とは反対側の面上に、あるいは支持体と感熱記録層の間
に、磁気記録層を設けることができる。
【0032】また、感熱記録層の耐熱性を向上させると
ともに、サーマルヘッドとのマッチング性を保つため
に、感熱記録層の上に、例えば、ポリメタクリレート樹
脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、アルキド樹脂等か
らなる熱可塑性や熱硬化性樹脂、あるいは、例えば、ウ
レタン−アクリレート樹脂等からなる光硬化性または電
子線硬化性樹脂を主成分とした耐熱性の保護層を設けて
もよい。
【0033】また、感熱記録層中の有機低分子物質の他
の層への移行を防止するため、あるいは感熱記録層と保
護層の接着性を高めるために、該感熱記録層と該保護層
の間に中間層を設けてもよい。
【0034】また、本発明で使用する可逆性感熱記録媒
体において、磁気記録層を設けた場合、磁気記録層の摩
耗を防止するために、磁気記録層の表面に、例えば、ポ
リメタクリレート樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹
脂、アルキド樹脂等からなる熱可塑性樹脂または熱硬化
性樹脂、あるいは、例えば、ウレタン−アクリレート樹
脂、エポキシ−アクリレート樹脂等からなる光硬化性ま
たは電子線硬化性樹脂を主成分とした耐熱性の被膜層を
設けてもよい。
【0035】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく
説明する。なお、配合部数は全て重量部を意味する。
【0036】実施例1 厚さ188μmの透明状のポリエチレンテレフタレート
フィルムの片面にアルミニウムの蒸着を施したものを支
持体として、下記に示した感熱記録層用の塗料を支持体
のアルミニウム蒸着面の反対側にワイヤーバーを用いて
塗布し、乾燥させて厚さ4μmの感熱記録層を形成し
た。
【0037】 ・モンタン酸ベヘニル 95部 ・N,N’−ジステアリルドデカンジ酸アミド 5部 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 150部 (電気化学工業社製、商品名;デンカビニル#1000LCH、ガラス転移点;65℃) ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 150部 (日信化学社製、 商品名;MPR−TS40、 ガラス転移点;53℃) ・テトラヒドロフラン 1600部
【0038】この上にさらに、下記に示した保護層形成
液を塗布乾燥し固形分付着量が0.01g/m2 となる
ように保護層を設け、可逆性感熱記録媒体を作製した。 ・シリコーングラフトポリマー(固形分 30%) 0.8部 (東亜合成化学工業(株)社製 アロンXS705) ・高分子カチオン導電剤(固形分 3%) 0.7部 (三洋化成(株)社製 ケミスタット6300) ・イソプロピルアルコール 68部 ・水 30部
【0039】該可逆性感熱記録媒体をマクベス濃度計
(マクベス社製、RD−914)による光学反射濃度を
測定し、印字部形成前の光学反射濃度(X)とした。該
可逆性感熱記録媒体を、感熱ヘッド(0.55mj/d
ot、抵抗値400Ω)にて印字した後室温まで徐冷
し、白濁化させて印字部を作製(図1における熱履歴
→→→に対応)した。
【0040】しかるのち、白濁状態の該可逆性感熱記録
媒体に対して8本/mmの薄膜タイプの感熱ヘッド
(0.55mj/dot、抵抗値400Ω)で、1ドッ
トに対して0.30、0.15、および0.10mjと
順次に熱エネルギーを印加して印字部の消去を行い、得
られた透明部すなわち印字部消去後の光学反射濃度
(Y)を測定した。
【0041】なお、光学反射濃度(X)は、支持体を介
して裏面側に設けられたアルミニウム蒸着層にもとづく
ものである。
【0042】該可逆性感熱記録媒体の印字部形成前と印
字部形成後の光学反射濃度の差[(X)−(Y)]を評
価し、その結果を表1に示す。
【0043】実施例2 実施例1の感熱ヘッドを第一の感熱ヘッド(0.50m
j/dot、抵抗値350Ω)、および第二の感熱ヘッ
ド(0.30mj/dot、抵抗値400Ω)と二つ設
け、各々の感熱ヘッドの印字部1ドットに対して0.5
mj、0.3mjの条件にて複数回順次熱エネルギーを
印加した他は実施例1と同様にして本発明の感熱記録方
法を実施し、光学反射濃度の差[(X)−(Y)]の評
価を行った結果を表1に示す。
【0044】実施例3 実施例2の第1の感熱ヘッドで0.3mj、0.20m
j、第二の感熱ヘッドで0.15mj、0.10mj、
0.05mjと順次に感熱ヘッドの1ドットに対して熱
エネルギーを印加して印字部の消去をおこなった他は実
施例1と同様にして本発明の感熱記録方法を実施し、光
学反射濃度の差[(X)−(Y)]の評価を行った結果
を表1に示す。
【0045】比較例1 実施例1の感熱ヘッドを用いて1ドットに対して0.5
0mjとして比較用の感熱記録方法を実施し、光学反射
濃度の差[(X)−(Y)]の評価を行った結果を表1
に示す。
【0046】
【表1】
【0047】表1から明らかなとおり、本発明の感熱記
録方法によれば、印字部消去前と印字部消去後との光学
反射濃度の差は認められず、したがって、本発明は印字
部の消去性に優れていることが確認された。
【0048】
【発明の効果】本発明の感熱記録方法によれば、印字部
の消去手段として可逆性感熱記録媒体の層方向に対して
温度勾配を少なくするように感熱ヘッドの熱エネルギー
の印加条件を特定することにより、可逆性感熱記録媒体
の印字部に白濁部を残さないように完全に消去せしめる
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録原理を示した概念図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明度が温度によって可逆的に変化し得る
    可逆性感熱記録媒体に感熱ヘッドで熱を印加することに
    より画像の印字部を形成する手段と該印字部を消去する
    手段とよりなる記録方法において、該印字部の消去手段
    が、感熱ヘッドの1ドットに対して、n回目に印加する
    熱エネルギーをEn 、n−1回目に印加する熱エネルギ
    ーをEn-1 とする時、En-1 >En (但しnは2以上の
    整数)であるように複数回順次熱エネルギーを与えるこ
    とを特徴とする感熱記録方法。
JP3244193A 1993-01-29 1993-01-29 感熱記録方法 Pending JPH06227126A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244193A JPH06227126A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 感熱記録方法
EP94400178A EP0609151B1 (en) 1993-01-29 1994-01-27 Erasing method for image recorded on reversible heat-sensitive recording medium
DE69408700T DE69408700T2 (de) 1993-01-29 1994-01-27 Bildlöschungsverfahren für Bilder, die auf einem reversibelen wärmeempfindlichen Aufzeichnungsmaterial aufgezeichnet werden
US08/635,787 US5638105A (en) 1993-01-29 1996-04-22 Erasing method for image recorded on reversible heat-sensitive recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3244193A JPH06227126A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 感熱記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06227126A true JPH06227126A (ja) 1994-08-16

Family

ID=12359054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3244193A Pending JPH06227126A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 感熱記録方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5638105A (ja)
EP (1) EP0609151B1 (ja)
JP (1) JPH06227126A (ja)
DE (1) DE69408700T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6913316B2 (en) 2000-10-16 2005-07-05 Kokuyo Co., Ltd. Chair

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7043893B2 (ja) * 2018-03-06 2022-03-30 株式会社リコー 液体を吐出する装置及び液体を吐出する方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04301483A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Toshiba Corp 記録装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2907352A1 (de) * 1979-02-24 1980-08-28 Dabisch Tipp Ex Tech Koerper mit reversiblen, fixierbaren und temperaturveraenderlichen lichtextinktionen
US4347585A (en) * 1980-06-09 1982-08-31 International Business Machines Corporation Reproduce only storage matrix
JPS5794780A (en) * 1980-12-05 1982-06-12 Ricoh Kk Picture display
JPS57204580A (en) * 1981-06-11 1982-12-15 Ricoh Kk Image display unit
JPS62257883A (ja) * 1986-05-02 1987-11-10 Ricoh Co Ltd 可逆的感熱記録材料
DE3784890T2 (de) * 1986-12-27 1993-10-14 Canon Kk Drucker mit Korrekturfunktion.
JPH0250897A (ja) * 1988-08-15 1990-02-20 Ricoh Co Ltd プリペイドカードへの情報記録方法
JPH03180388A (ja) * 1989-12-11 1991-08-06 Tomoegawa Paper Co Ltd 感熱記録媒体
EP0461606B1 (en) * 1990-06-14 1997-12-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rewriteable recording/display apparatus and method of erasing record
JPH04197658A (ja) * 1990-11-29 1992-07-17 Toshiba Corp 記録装置
JP3100450B2 (ja) * 1991-01-11 2000-10-16 株式会社リコー 画像記録方法及びこれに用いる装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04301483A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Toshiba Corp 記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6913316B2 (en) 2000-10-16 2005-07-05 Kokuyo Co., Ltd. Chair

Also Published As

Publication number Publication date
EP0609151B1 (en) 1998-03-04
DE69408700D1 (de) 1998-04-09
EP0609151A1 (en) 1994-08-03
US5638105A (en) 1997-06-10
DE69408700T2 (de) 1998-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3060432B2 (ja) 書換え可能なバーコード表示体、そのバーコード表示体の処理方法、そのバーコードの読み取り方法およびそのバーコード表示体の処理装置。
US5262374A (en) Thermoreversible recording medium, apparatus utilizing the same and method for fabricating the same
US5249000A (en) Thermoreversible recording medium, apparatus utilizing the same and method for fabricating the same
JPH06227126A (ja) 感熱記録方法
US5310718A (en) Method of compensating for distortion in recording layer in reversible thermosensitive recording medium
JPH04110187A (ja) 可逆性感熱記録材料
JPH0550768A (ja) 画像表示方法
JP2704595B2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JP3686533B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP3315811B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP2597268B2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JPH0585041A (ja) 感熱記録媒体
JPS6339376A (ja) 感熱記録材料
JP2563339Y2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JP2662680B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
US20200324565A1 (en) Non-contact thermal printing of color thermochromic materials
JPH05155148A (ja) 可逆性感熱記録媒体及びその記録方法
JP3215148B2 (ja) 記録装置および記録方法
JPH04301483A (ja) 記録装置
JPH04366682A (ja) 可逆性感熱記録材料
JP3410842B2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JP3047001B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP2655038B2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JPH0615955A (ja) 画像消去方法
JPS63145081A (ja) 可逆性感熱記録材料

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971104