JPH06226540A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置

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JPH06226540A
JPH06226540A JP1265993A JP1265993A JPH06226540A JP H06226540 A JPH06226540 A JP H06226540A JP 1265993 A JP1265993 A JP 1265993A JP 1265993 A JP1265993 A JP 1265993A JP H06226540 A JPH06226540 A JP H06226540A
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JP
Japan
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guide arm
wire guide
lower wire
plate member
processing tank
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Application number
JP1265993A
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English (en)
Inventor
Masataka Kido
正孝 木戸
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Makino Milling Machine Co Ltd
Original Assignee
Makino Milling Machine Co Ltd
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下側ワイヤ案内腕が加工槽を貫通する部分に
設けた開口シール手段の摩擦力に基づく、送り軸の位置
決め誤差と下側ワイヤ案内腕変位を、可及的に除去した
ワイヤ放電加工装置を提供する。 【構成】 加工槽24の側壁28に設けた開口シール手
段は、第1の板部材30と、下側ワイヤ案内腕16を共
にX軸方向に移動する第2の板部材32とからなる。更
に、第2の板部材32をラック8ピニオン6および電動
モータ2によってX軸の軸送り動作と同期させて駆動
し、開口シール手段の摩擦力が下側ワイヤ案内腕16に
作用しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤ放電加工装置に関
し、特に、被加工ワークを固定するテーブルを囲繞する
加工槽と、ワイヤ電極を緊張状態で走行せしめるための
上側ワイヤ案内腕と下側案内腕と、前記加工槽と前記下
側ワイヤ案内腕を、該下側ワイヤ案内腕の方向および該
方向に対して略垂直な方向に相対的に変位させる軸送り
手段と、前記下側ワイヤ案内腕を前記加工槽内に突出さ
せるために該加工槽の1つの側壁に形成され開口と、該
開口から前記加工液が漏洩することを防止するために、
前記下側ワイヤ案内腕に対して垂直な方向に摺動可能な
板部材を備えた開口シール手段とを具備するワイヤ放電
加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工装置は、上側ワイヤ案内
腕と下側ワイヤ案内腕との間で緊張状態で走行するワイ
ヤ電極と、該ワイヤ電極に対して相対動作可能に固定さ
れた被加工ワークとの間に電圧を印加して、両者間に放
電現象を発生させながら、被加工ワークをワイヤ電極に
対して相対送り動作させて加工を行う装置である。放電
現象を安定化させるため、および加工部分を冷却するた
めに、加工液を加工槽に満たして、該加工液に被加工ワ
ークを浸漬する方式のワイヤ放電加工装置が周知と成っ
ている。この場合、下側ワイヤ案内腕は、加工槽の側面
に設けられた開口を貫通して加工槽内に突出している。
そして、上記開口から加工液が漏洩することを防止する
ために、該開口は開口シール手段により適宜に密封され
る。上述のようにワイヤ電極と被加工ワークとは相対的
に動作する必要があるので、加工槽に突出する下側ワイ
ヤ案内腕と加工槽とは相対動作可能に構成されており、
通常ワイヤ案内腕の長手方向、および該方向に垂直な方
向に相対動作する。更に、この相対動作を可能とするよ
うに、上記シール手段は、加工槽に対して下側ワイヤ案
内腕の長手方向に垂直な方向に動作可能と成っている。
上記シール手段の構成は、例えば実開平2−12672
4号公報により開示されている。従来のシール手段は、
上述のように加工槽に対して相対動作するとき、該加工
槽との間に摩擦力が作用することが不可避であり、この
摩擦力は、ワイヤ案内腕と加工槽との相対動作のため
の、軸送りモータの負荷となってその位置決め誤差を増
大すると共に、下側ワイヤ案内腕に曲げモーメントとし
て作用して該下側ワイヤ案内腕を変位させ、加工精度を
低下させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記開口シール手段の摩擦力に基づく、送り軸の位
置決め誤差と下側ワイヤ案内腕の変位を、可及的に除去
したワイヤ放電加工装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、下側ワイヤ案内腕が加工槽を貫通す
る部分に設けた開口シール手段の板部材を、下側ワイヤ
案内腕の長手方向に対して垂直方向に、軸送りと同期し
て駆動することにより、開口シール手段の摩擦力が下側
ワイヤ案内腕に作用しないように構成した。すなわち、
被加工ワークを固定するテーブルを囲繞する加工槽と、
ワイヤ電極を緊張状態で走行せしめるための上側ワイヤ
案内腕と下側案内腕と、前記加工槽と前記下側ワイヤ案
内腕を該下側ワイヤ案内腕の長手方向および該方向に対
して略垂直な方向に相対的に変位させる軸送り手段と、
前記下側ワイヤ案内腕を前記加工槽内に突出させるため
に該加工槽の1つの側壁に形成され開口と、該開口から
前記加工液が漏洩することを防止するために、前記下側
ワイヤ案内腕の長手方向に対して垂直な方向に摺動可能
な板部材を備えた開口シール手段とを具備するワイヤ放
電加工装置において、前記開口シール手段は、前記板部
材を前記下側ワイヤ案内腕の長手方向に対して垂直な方
向に動作させるための駆動手段と、前記駆動手段を前記
下側ワイヤ案内腕の長手方向に対して垂直な方向の前記
軸送り手段と同期して動作させる制御手段と、を具備し
て構成されたワイヤ放電加工装置が提供される。
【0005】
【作用】開口シール手段の板部材は、下側ワイヤ案内腕
の移動により連れ動きすることなく、駆動手段により積
極的に下側ワイヤの長手方向に対して垂直方向に滑動
し、しかも制御手段により軸送り動作と同期して滑動す
る。よって、開口シール手段の摩擦力が下側ワイヤ案内
腕に作用せず、送り軸の位置決め精度に悪影響を及ぼし
たり、下側ワイヤ案内腕にモーメント荷重を与えたりす
ることがなくなる。
【0006】
【実施例】図1に示す実施例において、本発明によるワ
イヤ放電加工装置は、ベース10上に、上側ワイヤ案内
腕14と下側ワイヤ案内腕16とを有するコラム12
と、加工液を満たした加工槽24とを有している。図1
において、上下ワイヤ案内腕の延設されている方向をY
軸、これに垂直な方向をX軸と定義する。前記コラム1
2と加工槽24は、ボールネジ(図示せず)を介して軸
送りモータ(図示せず)により、各々X軸、Y軸に沿っ
て送り動作可能に構成されている。加工槽24の底面は
テーブル(図示せず)で、該テーブル上にワークWのた
めのワーク台26が設けられており、加工液に浸漬され
た状態で被加工ワークWが固定されている。コラム12
から上側ワイヤ案内腕14と下側ワイヤ案内腕16が、
Y軸方向に延設されており、該案内腕14、16の間に
ワイヤ電極18が緊張状態で走行している。そして、該
ワイヤ電極18とワークWとの間に所定の電圧を印加す
ると共に、コラム12と加工槽24とをX、Y方向に移
動させ、ワイヤ電極18とワークWとの間の放電現象を
利用して所望の加工経路に沿ってワークWを加工する。
図1に示すワイヤ放電加工装置は、コラム12をX軸方
向に、そして加工槽24をY軸方向に送り動作させるこ
とにより、ワイヤ電極18をワークWに対して相対的に
X、Y方向に送り動作させたが、コラム12をY軸方向
に、そして加工槽24をX軸方向に送り動作させる、或
いは、コラム12を固定して加工槽24をX、Y方向に
送り動作させてもよい。
【0007】加工槽24の側壁28には、下側ワイヤ案
内腕16を加工槽24内に突出させるための開口28a
が形成されており、下側ワイヤ案内腕16が該開口28
aを貫通して、加工槽24内のワークWの下側に突出し
ている。下側ワイヤ案内腕16がコラム12と共にX軸
方向に往復動作することから、開口28aは、コラム1
2のX軸方向の往復動作の行程に対応して、この往復動
作を阻害しないように適宜の大きさ形成される。そし
て、該開口28aから加工液が漏洩することを防止する
ために、該開口28aは、加工槽24の側壁28に対し
てX軸方向に摺動可能に設けられた開口シール手段によ
り密封される。該開口シール手段は、第1の板部材30
と第2の板部材32とを具備している。第1の板部材3
0は第1の案内手段46により、そして第2の板部材3
2は第2の案内手段48により、加工槽24の側壁28
に対してX軸方向に摺動可能に取りつけられている。第
1の板部材30には第1の通過孔30aが形成されてお
り、第2の板部材32には第2の通過孔32aが形成さ
れている。下側ワイヤ案内腕16は、第2の通過孔32
aと第1の通過孔30aと開口28aとを順次通過して
加工槽24内に突出している。第1の板部材30と加工
槽24の側壁28との間において、開口28aの外側周
囲に第1のシール部材38が配置され、第1の板部材3
0と第2の板部材32との間において、第1の通過孔3
0aの外側周囲に第2のシール部材40が配置され、第
2の板部材32と下側ワイヤ案内腕16との間に第3の
シール部材33が配置されており、加工液の漏洩を防止
している。コラム12がX軸方向に動作するとき、第2
の板部材32は、下側ワイヤ案内腕16によりコラム1
2の動作と連動し、第1の板部材30は、第2のシール
部材40と第2の板部材32との間の摩擦力を介して、
第2の板部材32の動作に対して連れ動きする。このと
き、第1の板部材30と第1のシール部材38との間の
摩擦力と、第2の板部材32と第2のシール部材40と
の間の摩擦力は、コラム12をX軸方向に動作させる軸
送りモータの負荷となり、コラム12のX軸方向の位置
決め誤差の原因となる。また、上記摩擦力は、下側ワイ
ヤ案内腕16に対して曲げモーメントとして作用し、下
側ワイヤ案内腕16をX軸方向に変位させる。なお、該
開口シール手段の構成、作用に付いては、本出願人によ
る実開平2−126724号公報に詳細に記載されてい
る。
【0008】上述のように、本発明の目的は、上記開口
シール手段の摩擦力に基づくコラム12のX軸方向の位
置決め誤差と、下側ワイヤ案内腕16のX軸方向の変位
を可及的に除去したワイヤ放電加工装置を提供すること
にある。そのために、上記開口シール手段は、コラム1
2のX軸方向の動作に同期して、前記板部材をX軸方向
に動作させる手段を具備している。図1、2を参照する
と、先ず、電動モータ2のためのブラケット部材4が、
加工槽24のコラム12に面する側壁28の外面に固定
されている。前記電動モータ2は、ブラケット部材4の
上面に固定されており、該電動モータ2の回転軸5が、
ブラケット部材4を貫通して下方に延設されている。回
転軸5において、電動モータ2に対して反対側の端部に
ピニオン6が固定されている。第2の板部材32の外面
には、X軸方向に延設されたラック8が固定されてお
り、ピニオン6と係合する。従って、電動モータ2が回
転すると、該回転動作はピニオン6とラック8を介し
て、第2の板部材32のX軸方向の水平動作に変換され
る。上記の構成において、電動モータ2の回転動作をコ
ラム12のX軸方向の動作と適宜に同期させて、下側ワ
イヤ案内腕16と第2の板部材32との相対位置が変化
しないように制御することにより、コラム12のX軸方
向の動作に対する開口シール手段の摩擦力の影響が排除
されると共に、同摩擦力による下側ワイヤ案内腕16に
対する曲げモーメントが排除される。これにより、コラ
ム12のX軸方向の位置決め誤差および下側ワイヤ案内
腕16の変位が除去され、ワイヤ放電加工装置の加工精
度が改善される。
【0009】図3から図5を参照して、電動モータ2の
制御装置の基本構成について説明する。ワイヤ放電加工
装置の制御部301から、コラム307を駆動する軸送
りモータである第1の電動モータ302に駆動電流が供
給され、ボールネジ306を介してコラム307がX軸
方向に往復動作する。第1の電動モータ302はエンコ
ーダ等の第1の位置検知手段303を備えており、該位
置検知手段303により第1の電動モータ302の回転
位置が検知され、制御部301にフィードバックされ
る。第1の電動モータ302の回転位置は、制御部30
1において適宜に演算、処理されてコラム307の位置
が検知される。この検知されたコラム307の位置に基
づいて、次の駆動電流が第1の電動モータ302に供給
される。同様に制御部301から板部材310を動作さ
せる第2の電動モータ304に駆動電流が供給され、ピ
ニオン308とラック309とを介して板部材310が
X軸方向に往復動作する。第2の電動モータ304はエ
ンコーダ等の第2の位置検知手段305を備えており、
該位置検知手段305により第2の電動モータ304の
回転位置が検知され、制御部301にフィードバックさ
れる。第2の電動モータ304の回転位置は、制御部3
01において適宜に演算、処理されて板部材310の位
置が検知される。この検知された板部材310の位置に
基づいて、第2の電動モータ304に供給される駆動電
流が制御される。第1の位置検知手段303は、コラム
307に備えられたコラム307の位置を検知するため
の、リニアエンコーダ等の他の位置検知手段により置換
してもよい。また、第2の位置検知手段305も、板部
材310に備えられた板部材310の位置を検知するた
めの、リニアエンコーダ等の他の位置検知手段により置
換してもよいことは言うまでもない。
【0010】図4を参照すると、制御部301の第1の
実施例は、第1と第2の電動モータ302、304のた
めの共通の指令発生手段401を具備しており、ここか
ら、第1の電動モータ302のための第1の比較手段4
02と、第2の電動モータ304のための第2の比較手
段405に、共通の位置制御指令が伝達される。この第
1の比較手段402と第2の比較手段405から、第1
のアンプ403と第2のアンプ406に各々比較信号が
伝達され、第1のアンプ403と第2のアンプ406か
ら各々第1と第2の電動モータ302、304に独立し
て駆動電流が供給される。第1の位置検知手段303に
より検知された第1の電動モータ302の回転位置は、
フィードバック信号として第1の比較手段402に伝達
され、該フィードバック信号と、上記指令発生手段40
1からの位置制御指令とに基づいて、第1のアンプ40
3に比較指令が伝達される。同様に、第2の位置検知手
段305により検知された第2の電動モータ304の回
転位置は、フィードバック信号として第2の位置検知手
段305に伝達され、該フィードバック信号と上記指令
発生手段401からの位置制御指令とに基づいて、第2
のアンプ406に比較指令が伝達される。
【0011】図5を参照すると、第2の実施例による制
御部301は、図4に示した第1の実施例による制御部
301とは異なり、第1の電動モータ302のための第
1の指令発生手段501からの位置制御指令は、第1の
アンプ502のみに伝達され、第2のアンプ504には
伝達されない。第1の指令発生手段501から第1のア
ンプ502に位置制御指令が伝達され、該第1のアンプ
502から第1の電動モータ302に駆動電流が供給さ
れる。第1の位置検知手段303により検知された第1
の電動モータ302の回転位置は、フィードバック信号
として制御部301に帰還するが、該信号は2つに分割
されて、一方は第1の指令発生手段501に伝達され、
他方は比較手段503に伝達される。比較手段503か
ら第2のアンプ504に比較指令が伝達され、該第2の
アンプ504から第2の電動モータ304に駆動電流が
供給される。第2の位置検知手段305により検知され
た第2の電動モータ304の回転位置は、フィードバッ
ク信号として比較手段503に伝達され、第1の位置検
知手段303からのフィードバック信号と比較される。
この比較結果に基づいて該比較手段503から比較信号
が第2のアンプ504に伝達され、該第2のアンプ50
4から電動モータ304に駆動電流が供給される。図4
に示した制御部では、共通の指令発生手段401から、
第1の電動モータ302と第2の電動モータ304に共
通の位置制御指令を発生することにより、第1と第2の
電動モータ302、304の動作を同期している、つま
りコラム307の動作と板部材310の動作を同期して
いる。これに対して図5に示した制御部では、第1の位
置検知手段303と第2の位置検知手段305からのフ
ィードバック信号を比較して、その比較結果に基づいて
第2の電動モータ304を駆動することにより、第1の
電動モータ302と第2の電動モータ304の動作を同
期している。
【0012】次に、図6を参照して、板部材を駆動する
制御装置の他の実施例について説明する。これまでの実
施例では、板部材を駆動する第2の電動モータを制御す
るために、該電動モータに備えられたロータリエンコー
ダ等の位置検知手段を使用した。図6に図示する実施例
では、板部材を駆動する電動モータ602の回転位置を
検知するため位置検知手段を具備していない。その代わ
りに、X軸に沿って往復動作する下側ワイヤ案内腕60
4と板部材310との間に、両者の相対位置を検知する
位置検知手段603が備えられる。該位置検知手段60
3からの検知信号は、制御部601に伝達される。該制
御部601は、アンプ605と比較手段606とを具備
している。位置検知手段603により検知された、下側
ワイヤ案内腕と板部材310との相対位置は、制御部6
01の比較手段606において参照値607と比較され
る。この比較結果に基づいて比較手段606から比較指
令アンプ605に伝達され、駆動電流が第2の電動モー
タ602に供給される。位置検知手段603には、例え
ば歪みゲージや近接センサ、レーザ(光)センサ、ピエ
ゾセンサ等が使用される。また、制御部601に参照値
607を保有させることに代えて、下側ワイヤ案内腕と
板部材310との間において、下側ワイヤ案内腕を挟ん
で位置検知手段603の反対側に同様の検知手段を配置
して両者の値を比較してもよい。
【0013】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よるワイヤ放電加工装置は、加工槽の板部材を、コラム
または加工槽を動作させる軸送り電動モータとは別のモ
ータにより、それらの動作と協調、同期して動作させる
ので、板部材のシール部材と加工槽の側壁との間の摩擦
に基づく、コラムまたは加工槽の位置決め精度の低下ま
たは下側ワイヤ案内腕の変位が防止され、ワイヤ放電下
降の加工精度の改善が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイヤ放電加工装置の略示斜視図
である。
【図2】図1の矢視線II−IIに沿う断面図である。
【図3】開口シール手段の制御システムの基本構成図で
ある。
【図4】図3に示したシステム基本構成図において、制
御部の第1の実施例の略示図である。
【図5】図3に示したシステム基本構成図において、制
御部の第2の実施例の略示図である。
【図6】開口シール手段の制御システムの他の実施例の
基本構成図である。
【符号の説明】
2…電動モータ 4…ブラケット部材 5…回転軸 6…ピニオン 8…ラック 10…ベース 12…コラム 14…上側ワイヤ案内腕 16…下側ワイヤ案内腕 18…ワイヤ電極 24…加工槽 28…加工槽側壁 28a…開口 30…第1の板部材 32…第2の板部材 23…シール部材 38…シール部材 40…シール部材 W…ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工ワークを固定するテーブルを囲繞
    する加工槽と、ワイヤ電極を緊張状態で走行せしめるた
    めの上側ワイヤ案内腕と下側案内腕と、前記加工槽と前
    記下側ワイヤ案内腕を該下側ワイヤ案内腕の長手方向お
    よび該方向に対して略垂直な方向に相対的に変位させる
    軸送り手段と、前記下側ワイヤ案内腕を前記加工槽内に
    突出させるために該加工槽の1つの側壁に形成され開口
    と、該開口から前記加工液が漏洩することを防止するた
    めに、前記下側ワイヤ案内腕の長手方向に対して垂直な
    方向に摺動可能な板部材を備えた開口シール手段とを具
    備するワイヤ放電加工装置において、 前記開口シール手段は、前記板部材を前記下側ワイヤ案
    内腕の長手方向に対して垂直な方向に動作させるための
    駆動手段と、 前記駆動手段を前記下側ワイヤ案内腕の長手方向に対し
    て垂直な方向の前記軸送り手段と同期して動作させる制
    御手段と、を具備して構成されたワイヤ放電加工装置。
JP1265993A 1993-01-28 1993-01-28 ワイヤ放電加工装置 Pending JPH06226540A (ja)

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