JPH0622470Y2 - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JPH0622470Y2
JPH0622470Y2 JP2024489U JP2024489U JPH0622470Y2 JP H0622470 Y2 JPH0622470 Y2 JP H0622470Y2 JP 2024489 U JP2024489 U JP 2024489U JP 2024489 U JP2024489 U JP 2024489U JP H0622470 Y2 JPH0622470 Y2 JP H0622470Y2
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JP
Japan
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backing roll
air
web
coating
coating apparatus
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Application number
JP2024489U
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JPH02112377U (ja
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鈴村  洋
正浩 杉原
和男 広田
光雄 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば製紙機械などに適用される塗工装置に
関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来のブレードコータタイプの塗工装置の断面
図である。図に於いて、3は紙などのウエブで、外周面
にゴムなどの弾性体1が装着されているバツキングロー
ル2の外周に巻掛けられて移送される。バツキングロー
ル2の下方にはノズル5aからウエブ3の下面に向けて
垂直方向に塗料4を噴射させて付着させる吹出装置5が
設けられ、またこの吹出装置5よりもウエブ3移送方向
下流には余剰の塗料4を除去してウエブ3の表面に一定
の塗料層6を形成するブレード7が設けられている。8
はブレード7のホルダである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来の塗工装置に於いて、バツキングロー
ル2は通常800/1500m/min(13〜25m/sec)
の周速で回転しており、バツキングロール2近傍の空気
がバツキングロール2に同伴されてバツキングロール2
の周速に近い速度で塗料4の噴流に衝突し、噴流に沿つ
て逆方向に流れる。このバツキングロール2に同伴され
る空気の周方向の流速uは、次式で示される平板の境界
層の流速分布式と概ね一致する。
ただし、δは で表わされる境界層の厚さで、voはバツキングロール2
の周速(m/sec)、xは周方向の距離(m)、yはu=0.99vo
となる半径方向の厚さ(m)、νは空気の動粘性係数で1.5
×10-5m/secである。
このように、従来の塗工装置に於いてはバツキングロー
ル2近傍の空気がバツキングロール2に同伴されてバツ
キングロール2の周速に近い速度で塗料4の噴流に衝突
するが、この噴流の流速およびノズル5aの設定角度に
よつては空気の衝突した噴流面に筋状の凹凸を生じ、こ
の筋状のむらがそのままウエブ3上でむらとして残るこ
とがあり、製品の品質を劣化させるなどの不具合を抱え
ている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る塗工装置は上記の課題を解決することを目
的にしており、バツキングロールに巻掛けられて移送さ
れるウエブに吹出装置から塗料を噴射させて塗料層を形
成させる塗工装置に於いて、上記吹出装置の上記ウエブ
移送方向上流側に装着され上記バツキングロールに同伴
される空気に対して逆向きにノズルから空気を流す空気
ジエツト装置を備えてなる構成を特徴としている。
〔作用〕
即ち、本考案に係る塗工装置に於いては、バツキングロ
ールに同伴される空気に対して塗料の吹出装置の上流側
で逆向きに空気ジエツト装置のノズルから空気を流すよ
うになつており、これによりバツキンクロールに同伴さ
れる空気が遮断されてその塗料に対する影響が解消さ
れ、安定した塗工面が形成される。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例に係る塗工装置の断面図、第
2図はその作用説明図である。図に於いて、本実施例に
係る塗工装置は第1図に示すように、吹出装置5のウエ
ブ3移送方向上流に空気ジエツト装置9が設けられてお
り、バツキングロール2に同伴される空気10に対して
逆向きにジエツトノズル9aから空気11を流すことに
よつてバツキングロール2に同伴される空気10を遮断
してその塗料4に対する影響を解消し、塗料4の噴流面
を平滑にしている。
第2図(a)はバツキングロール2に同伴される空気の流
速分布を示している。この流速分布は第2図(b)に示す
ようにバツキングロール2の直径が2mで、ウエブを巻
掛けずに周速1400m/minで回転させ、バツキングロ
ール2の周面上の1点にドクターブレード12を接触さ
せており、ドクターブレード12から90゜下流側でバツ
キングロール2から半径方向の距離rに於いて、ピトー
管13により測定したものである。図に於いて、バツキ
ングロール2の近傍2mm程度に於ける空気の流速はバツ
キングロール2の周速の1/3程度であり、また2mm以上
離れると空気の流速は激減している。従つて、バツキン
グロール2近傍に向つてバツキングロール2に同伴され
る空気に逆向きに空気を噴出させれば、この同伴される
空気の塗料に対する影響を解消させることが可能であ
る。
このため、吹出装置5に付設された空気ジエツト装置9
のジエツトノズル9aから、空気をバツキングロール2
の回転方向に対して逆向きに流す。この流す空気の平均
速度はバツキングロール2の周速の1.5倍とし、ジエツ
トノズル9aをスリツト状にして隙間を3mmにしてい
る。そして、バツキングロール2の周速を1,200m/min、
塗料が噴出する平均速度を2m/sec、塗料を噴出させる
ノズルのスリツト状の隙間を2mmとして、紙によるウエ
ブの塗工試験を行つたところ、バツキングロール2に同
伴される空気の塗料に対する影響が抑えられて1800m/mi
nの高速まで安定した塗工面が形成された。
〔考案の効果〕
本考案に係る塗工装置は前記の通り構成されており、バ
ツキングロールに同伴される空気が遮断されてその塗料
に対する影響が解消され、安定した塗工面が形成される
ので、製品の品質が向上するなどの効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る塗工装置の断面図、第
2図はその作用説明図、第3図は従来の塗工装置の断面
図である。 2……バツキングロール、3……ウエブ、4……塗料、
5……吹出装置、5a……吹出装置のノズル、6……塗
料層、9……空気ジエツト装置、9a……ジエツトノズ
ル、10,11……空気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 光雄 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内 (56)参考文献 特開 昭56−163784(JP,A) 実開 昭57−103165(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バツキングロールに巻掛けられて移送され
    るウエブに吹出装置から塗料を噴射させて塗料層を形成
    させる塗工装置に於いて、上記吹出装置の上記ウエブ移
    送方向上流側に装着され上記バツキングロールに同伴さ
    れる空気に対して逆向きにノズルから空気を流す空気ジ
    エツト装置を備えてなることを特徴とする塗工装置。
JP2024489U 1989-02-27 1989-02-27 塗工装置 Expired - Lifetime JPH0622470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2024489U JPH0622470Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 塗工装置

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JP2024489U JPH0622470Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 塗工装置

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JPH02112377U JPH02112377U (ja) 1990-09-07
JPH0622470Y2 true JPH0622470Y2 (ja) 1994-06-15

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ID=31236444

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