JPH06221120A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

弁開閉時期制御装置

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JPH06221120A
JPH06221120A JP5013713A JP1371393A JPH06221120A JP H06221120 A JPH06221120 A JP H06221120A JP 5013713 A JP5013713 A JP 5013713A JP 1371393 A JP1371393 A JP 1371393A JP H06221120 A JPH06221120 A JP H06221120A
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JP
Japan
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input pulley
closing timing
valve opening
cup
gap
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JP5013713A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakadouzono
博 幸 中堂薗
Kanetake Aoki
木 金 剛 青
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/16Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material
    • F16F15/165Sealing arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/34403Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft
    • F01L1/34406Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft the helically teethed sleeve being located in the camshaft driving pulley

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、弁開閉時期制御装置の弁開閉時期
の応答性向上を目的とする。 【構成】 入力プーリ16とカムシャフト13と一体に
結合されるケース36とをヘリカルスプラインを介して
円筒状ピストン37で連結し、ケースをカップ状として
その外周に隙間をもってカップ状のカバー49を係合さ
せる。この隙間には粘性流体を封入するが、その際に、
隙間の両端に第1,第2シールリング55,56を配設
し、第2シールリング56は遠心力に応じてその気密性
が低下するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁開閉時期制御装置に
関するものであり、例えばエンジンの吸排気弁の開閉時
期制御装置に適用できる。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わる従来技術として、例えば
特開平2−241914号公報に開示された「弁開閉時
期制御装置」がある。この従来技術を図4に基づいて説
明すると、図示しないエンジンのカムシャフト71には
図示しないカムが配設されると共に、カムシャフト71
の端部の外周面上には入力プーリ72が相対回転可能に
支承されている。入力プーリ72のボス部73の外周面
と円筒状ピストン74の内周面には噛合しあうヘリカル
スプラインがそれぞれ形成され、互いに相対回転可能に
係合しあっている。また、円筒状ピストン74の外周面
とダンパーケース75の内周面には噛合しあうヘリカル
スプラインがそれぞれ形成され、互いに相対回転可能に
係合しあっている。
【0003】円筒状ピストン74の図示左面側にはダン
パーケース75に囲まれて圧力室76が形成され、円筒
状ピストン74の図示右面に形成された凹部77と入力
プーリ72との間にはスプリング78が張設されてい
る。この圧力室76はカムシャフト71内に形成された
油路79を介して図示しない油圧制御弁と連通してお
り、圧力室76への油圧供給,排出を可能にしている。
【0004】ダンパーケース15にはその径方向に延在
するフランジ80が形成され、入力プーリ72とフラン
ジ80との間には隙間をもって係合するラビリンス部8
1が形成されている。このラビリンス部81を覆うよう
にカバー82がその外周部において入力プーリ72にシ
ールリング83を介して固設され、その内周部はX字形
シールリング84を介してダンパーケース75と摺動可
能に係合している。これらのシールリング83,X字形
シールリング84と共に、入力プーリ72とダンパーケ
ース75との間にはX字形シールリング85が配設さ
れ、ラビリンス部81に封入する粘性流体の外部漏れを
防止している。
【0005】以上のような構成を有する従来技術の弁開
閉時期制御装置では、圧力室76に油圧を供給すること
でカムシャフト71の回転により開閉駆動される弁の開
閉時期が進角し、圧力室76に供給した油圧を排出する
ことで弁の開閉時期が元に戻る。また、弁に配設された
スプリングによってカムシャフト71は変動トルクを受
けるが、ラビリンス部81のダンパー効果によってこの
変動トルクが吸収される。
【0006】ところで、圧力室76への油圧供給時およ
び圧力室76からの油圧排出時には、円筒状ピストン7
4が図示水平方向に移動すると共に、各ヘリカルスプラ
インの作用によって入力プーリ72と円筒状ピストン7
4との間および円筒状ピストン74とダンパーケース7
5との間で相対回転が発生する。従って、入力プーリ7
2および入力プーリ72に固設されたカバー82とダン
パーケース75との間にも相対回転が発生し、X字形シ
ールリング84,85はダンパーケース75の外周上を
摺動する。特に、エンジンの高速運転時には弁開閉時期
制御装置が高温となって、ラビリンス部81に封入され
た粘性流体や空気が膨張してX字形シールリング84,
85が摺動面に強く押しつけられ、この結果、2つのX
字形シールリング84,85が発生する大きな摺動抵抗
によって入力プーリ72および入力プーリ72に固設さ
れたカバー82とダンパーケース75との間の相対回転
速度が低下し、弁開閉時期の切り換え速度の応答性が低
下するといった不具合を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では弁
開閉時期制御装置の弁開閉時期の応答性向上を、その技
術的課題とする。
【0008】
【発明の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、入
力プーリと、入力プーリと相対回転可能に係合する円筒
状ピストンと、円筒状ピストンと相対回転可能に係合す
るカップ状ケースと、カップ状ケースと一体的に結合さ
れるカムシャフトと、カップ状ケースの外周上に隙間を
もって係合し、入力プーリと一体的に結合されるカップ
状カバーと、隙間に封入される粘性流体と、隙間の両端
に配設される第1,第2シール手段とから弁開閉時期制
御装置を構成し、第2シール手段の気密性が遠心力に応
じて低下するようにしたことである。
【0010】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、カップ
状ケースとカップ状カバーとの間に形成された隙間に封
入される粘性流体は、第1,第2シール手段によって隙
間内に封止され、カムシャフトが高速で回転するにつ
れ、第2シール手段に作用する遠心力が大きくなってそ
の気密性(シール性)が低下し、隙間内の圧力が略大気
圧となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
【0012】図1において、エンジン11は駆動力を出
力するクランクシャフト12および図示しない吸排気弁
を開閉駆動する図示しないカムと結合するカムシャフト
13を有している。本実施例ではDOHC(Doubl
e Over Head Cam shaft)タイプ
であるため、カムシャフト13が2本あり、それぞれク
ランクシャフト12によってベルト14およびプーリ1
5,16,17を介して同時に駆動される。そして、ク
ランクシャフト12の回転位置およびカムシャフト13
の回転位置(2本のカムシャフトのうち、いずれか片
方)は、それぞれ第1,第2センサ18,19によって
常時検出され、その検出信号はECU(Electro
nic Control Unit)20に入力されて
いる。また、図示しないスロットルの開度信号やエンジ
ン11の水温信号等もECU20に入力されている。E
CU20はこれらの信号を受けて、油圧制御弁21に制
御電流を出力する。
【0013】油圧制御弁21は後述する位相変化手段2
2への油圧供給,排出を制御するもので、位相変化が必
要な時には油圧制御弁21が油圧ポンプ23と位相変化
手段22とを連通して、位相変化手段22に油圧を供給
し、位相変化が不要な時には油圧制御弁21が位相変化
手段22とドレン24とを連通して、位相変化手段22
から油圧を排出する。
【0014】図2に示すように、第2センサ19が係合
するカムシャフト13には、複数のカムが配設されると
共に、その端部にはカムシャフト13の回転位相を変化
させる位相変化手段22が配設されている。
【0015】カムシャフト13の端部において、その外
周面上には入力プーリ16が相対回転可能に支承されて
いる。入力プーリ16は第1部材16aと第2部材16
bとからなり、両者は相対回転不能にピン25によって
結合されている。また、第2部材16bのボス部31外
周面上には第1ヘリカルスプライン32が形成されてい
る。円筒状に形成されたピストン33の内外周面上には
第2,第3ヘリカルスプライン34,35が形成され、
第2ヘリカルスプライン34は第1ヘリカルスプライン
32と噛合する。更に、カップ状に形成されたケース3
6は、その内周面上に第4ヘリカルスプライン37が形
成されて第3ヘリカルスプライン35と噛合し、ケース
36の中心部はボルト38,ピン39によってカムシャ
フト13に一体的に結合されている。従って、入力プー
リ16とピストン33とが相対回転可能に係合し、ピス
トン33とケース36とも相対回転可能に係合する。
【0016】ピストン33は、入力プーリ16のボス部
31外周上とケース36の内周面上とによって囲まれた
空間内で、第1,第2,第3,第4ヘリカルスプライン
32,34,35,37間の噛合に従って図示左右方向
へと往復動するものだが、ピストン33の図示左面には
圧力室40が形成され、ピストン33の図示右面に形成
された凹部41と入力プーリ16との間にはスプリング
42が張設される。圧力室40はカムシャフト13内に
形成された油圧通路43およびエンジン11本体に形成
された油圧通路44を介して油圧制御弁21と連通して
いる。また、スプリング42が張設されている空間45
は入力プーリ16に形成された排出路46およびエンジ
ン11本体に形成された排出路47を介してドレン24
と連通している。
【0017】カップ状のケース36の外周上にはわずか
な隙間48をもってカップ状のカバー49が相対回転可
能に係合しており、この隙間48内には粘性流体が適量
封入され、主にケース36,カバー49および粘性流体
からダンパー53が構成される。また、ケース36の外
周部には軸方向に溝54が適宜数形成されている。カバ
ー49は入力プーリ16の第1部材16aにガスケット
60を介して圧入され、ケース36外周面とカバー49
内周面との間(つまり隙間48の一端)にはX字形の第
1シールリング(第1シール手段)55が配設されると
共に、ケース36左端面とカバー49右端面との間(つ
まり隙間48の他端)にはリップ56a,56b,芯金
56c(図3参照)をもつ第2シールリング(第2シー
ル手段)56が配設されて、粘性流体の外部への漏れを
防止している。ここで、リップ56aはオイルシール作
用をもち、リップ56bはダストシール作用をもつ。
【0018】以上の構成を有する弁開閉時期制御装置の
作動について説明する。
【0019】エンジン11の始動に伴ってクランクシャ
フト12が回転し、ベルト14を介して入力プーリ1
6,17が回転駆動される。入力プーリ16と係合する
カムシャフト13にはエンジン11の図示しない吸気弁
が係合し、入力プーリ17と係合するカムシャフト13
には図示しない排気弁が係合して、それぞれ開閉駆動さ
れる。この結果、エンジン11の図示しない各気筒には
空気および燃料が供給されると共に排気ガスが排出され
る。
【0020】入力プーリ16とカムシャフト13との回
転位相は通常ある一定位相に保持されており、その決め
られた位相に従って吸気弁が開閉駆動される。ところ
で、エンジン11は低速回転域から高速回転域まで幅広
い回転域をもっており、吸排気弁の開閉時期には各回転
域に応じて最適な時期が存在する。そこで、弁開閉時期
制御装置を用いて吸排気弁の開閉時期をエンジン11の
回転域に応じて変化させることができる。
【0021】即ち、ECU20には第1センサ18の出
力信号が入力されることで、エンジン11の回転数情報
が入力されており、エンジン11のある回転域R1(例
えばアイドルおよび高速回転域)では、圧力室40に油
圧を供給しないように、ECU20が油圧制御弁21を
制御する。つまり、油圧制御弁21は圧力室40とドレ
ン24とを連通させ、圧力室40と油圧ポンプ23とを
連通させない。従って、位相変化手段22は図2に示す
状態であり、円筒状ピストン33はスプリング42によ
って図示左方へと付勢され、圧力室40内の容積は最小
状態となる。このとき、ベルト14によって入力される
入力プーリ16の回転トルクは、入力プーリ16〜第
1,第2ヘリカルスプライン32,34〜円筒状ピスト
ン33〜第3,第4ヘリカルスプライン35,37〜ケ
ース36〜カムシャフト13と伝達されて、カムシャフ
ト13およびカム25が回転し弁が開閉駆動される。
【0022】そして、エンジン11の回転域が変化し、
エンジン11の他のある回転域R2(例えば低速および
中速回転域)になると、ECU20は油圧制御弁21を
制御して、圧力室40と油圧ポンプ23とを連通させ
る。この結果、圧力室40には油圧が供給され、円筒状
ピストン33はスプリング42の付勢力に抗して図示右
方へと移動する。従って、圧力室40の容積は最大とな
る。このとき、第1,第2ヘリカルスプライン32,3
4の作用によって、入力プーリ16と円筒状ピストン3
3との間に相対回転が生じると共に、第3,第4ヘリカ
ルスプライン35,37の作用によって、円筒状ピスト
ン33とケース36との間に相対回転が生じる。従っ
て、入力プーリ16とカムシャフト13との間には相対
回転が生じ、入力プーリ16の回転位相よりもカムシャ
フト13の回転位相が進角し、弁開閉時期も進角する。
また、圧力室40内の油圧は僅かながらも空間45側へ
と漏れるが、排出路46,47によって直ちにドレン2
4へと排出される。
【0023】そして、エンジン11の回転域が再びある
回転域R1となると、ECU20が油圧制御弁21を制
御して、圧力室40とドレン24とを連通させ、圧力室
40内の油圧をドレン24へと排出する。この結果、円
筒状ピストン33はスプリング42によって図示左方へ
と移動し、再び、第1,第2ヘリカルスプライン32,
34の作用によって、入力プーリ16と円筒状ピストン
33との間に前回とは逆方向の相対回転が生じると共
に、第3,第4ヘリカルスプライン35,37の作用に
よって、前回とは逆方向の円筒状ピストン33とケース
36との間に相対回転が生じる。
【0024】なお、位相変化手段22の作動にあたって
は、上述したエンジン11の回転数情報だけではなく、
スロットル開度、エンジン水温やエアコン運転状態の情
報等様々な情報が必要に応じて考慮される。
【0025】ところで、エンジン11の回転域に係わら
ず、弁と係合する図示しないスプリングからカムシャフ
ト13は変動トルクを受ける。この変動トルクの正成分
はカムシャフト13を進角させようとするし、負成分は
カムシャフト13を遅角させようとする。また、変動ト
ルクは第1,第2ヘリカルスプライン32,34および
第3,第4ヘリカルスプライン35,37間のバックラ
ッシュにおいて打音を発生させるなど、様々な悪影響を
及ぼそうとする。つまり、変動トルクはケース36と入
力プーリ16との間で相対回転を発生させようとする
が、その相対回転はダンパー53に封入された粘性流体
に大きな剪断力を及ぼし、そのダンパー効果によってこ
の変動トルクは吸収されてしまうため、上述した変動ト
ルクによる悪影響は未然に防止できる。
【0026】特に、エンジン11の高速運転時には移送
変化手段22が高温となって、ダンパー53に封入され
た粘性流体や空気が膨張し、ダンパー53内が高圧とな
ろうとする。しかし、この高速運転時には、第2シール
リング56のオイルシール作用をもつリップ56aが遠
心力を受けて図3に示すようにケース36左端面から離
れ、またダストシール作用をもつリップ56bはもとも
と気密性を持たないので、ダンパー53内が大気と連通
して略大気圧となる。この結果、第1シールリング55
及び第2シールリング56には不要な圧力が作用せず、
ケース36と入力プーリ16との間の相対回転を不要に
妨げない。
【0027】
【発明の効果】上述したように本発明の弁開閉時期制御
装置では、カップ状ケースとカップ状カバーとの間に形
成された隙間に封入される粘性流体は、第1,第2シー
ルリングによって隙間内に封止され、エンジンの高速回
転時には第2シールリングが遠心力を受けてその気密性
がなくなり、隙間内の圧力が略大気圧のまま保持され
る。この結果、第1,第2シールリングに余分な圧力が
作用することなく、ケースとカバーとの間の相対回転時
に余分な摺動抵抗を付与しない。従って、弁開閉時期の
切り換え応答性に優れる。
【0028】また、摺動抵抗が少ないため、円筒状ピス
トンを作動させるための油圧は低くて済む上、特に、作
動させるための油圧が低くて済むならば、エンジン低速
回転時などのオイルポンプ吐出圧が低いような場合でも
安定的な弁開閉時期制御装置の作動が保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の弁開閉時期制御装置の部分構成
図を示す。
【図2】図1における位相変化手段の断面図を示す。
【図3】図2における要部拡大断面図を示す。
【図4】従来技術の弁開閉時期制御装置の断面図を示
す。
【符号の説明】 13 カムシャフト、 16 入力プーリ、 33 円筒状ピストン、 36 カップ状ケース、 48 隙間、 49 カップ状カバー、 55 第1シールリング(第1シール手段)、 56 第2シールリング(第2シール手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力プーリと、 前記入力プーリと相対回転可能に係合する円筒状ピスト
    ンと、 前記円筒状ピストンと相対回転可能に係合するカップ状
    ケースと、 前記カップ状ケースと一体的に結合されるカムシャフト
    と、 前記カップ状ケースの外周上に隙間をもって係合し、前
    記入力プーリと一体的に結合されるカップ状カバーと、 前記隙間に封入される粘性流体と、 前記隙間の両端に配設される第1,第2シール手段とか
    らなり、 前記第2シール手段は遠心力に応じてその気密性が低下
    することを特徴とする弁開閉時期制御装置。
JP5013713A 1993-01-29 1993-01-29 弁開閉時期制御装置 Pending JPH06221120A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5013713A JPH06221120A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 弁開閉時期制御装置
US08/187,721 US5377639A (en) 1993-01-29 1994-01-28 Variable valve timing system
DE4402586A DE4402586C2 (de) 1993-01-29 1994-01-28 Einstellbare Ventilsteuerung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5013713A JPH06221120A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 弁開閉時期制御装置

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JP5013713A Pending JPH06221120A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 弁開閉時期制御装置

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