JPH0622073U - 主として自動車陸送車に使用されるフック装置 - Google Patents

主として自動車陸送車に使用されるフック装置

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JPH0622073U
JPH0622073U JP6628192U JP6628192U JPH0622073U JP H0622073 U JPH0622073 U JP H0622073U JP 6628192 U JP6628192 U JP 6628192U JP 6628192 U JP6628192 U JP 6628192U JP H0622073 U JPH0622073 U JP H0622073U
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hook
shackle
hook device
sheave
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フック装置とワイヤロープとを使用して、陸送
車の荷台に自動車を固縛するに際して、フック装置のフ
ック長を短くして、自動車のシャシをほぼ直下に引っ張
って荷台に強固に固縛できるようにすると共に、使用時
においてフック装置が自動車のボディに接触しないよう
にすることである。 【構成】ほぼ直線状の棒材の両端部を同方向に折り曲げ
てかすがい状のフック体4を形成して、このかすがい状
のフック体4を、シーブ3が支持されているU字状のシ
ャックル1に旋回軸5を介して旋回可能に支持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として自動車を陸送するための陸送車において、ワイヤロープを 使用して自動車をその荷台に固縛する際に使用されるフック装置に関するもので ある。なお、本明細書において「固縛」とは、ロープ類を使用して諸物品を縛り 付けて固定することを意味するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記した目的に使用される従来のフック装置A’として、図8に示される構造 のものが多用されている。このフック装置A’は、U字状をした第1及び第2の 各シャックル21,22が、背中合わせとなって連結ピン23で互いに回転可能 に連結され、ワイヤロープWを掛装させるためのシーブ24が第1のシャックル 21に前記連結ピン23と直交する第1の支持軸25を介して回転可能に支持さ れ、この第1の支持軸25と平行な第2の支持軸26を介して第2のシャックル 22に釣針状のフック体27の基端部が取付けられた構成である。このフック装 置A’は、第1のシャックル21に対してフック体27が旋回可能であると共に 、第2の支持軸26を中心にして旋回面と直交する平面内においてフック体27 が回動可能な構造になっているために、シーブ24に掛装されているワイヤロー プWの捩れが容易に除去されるようになっているが、第1及び第2の2つのシャ ックル21,22を使用しているために、シーブ24を支持している第1の支持 軸25と、フック体27の引掛け部27aとの間のフック長(L')が長くなる欠 点がある。
【0003】 前記フック体27は、自動車のシャシを構成している部材に直接に、又はベル トを介して引っ掛けられると共に、シーブ24には、陸送車の荷台面を走ってい るワイヤロープWが掛装される。このため、車高の低い自動車を前記フック装置 A’を使用して荷台に固縛しようとすると、前記フック長(L')が長いために、 フック装置A’を傾けないと、自動車を荷台に固縛できない。このようにしてフ ック装置A’を傾けると、当然のことながら自動車のシャシを斜め方向から引っ 張って荷台に固縛することになって、これを直下に引っ張って固縛することはで きないために、固縛強度が小さくなる。また、フック長(L')が長いフック装置 A’を傾けて使用せざるを得ないために、このフック装置A’がボディに接触し て、損傷させる等の不具合があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、陸送車の荷台に自動車を固縛する際に使用されるフック装置におい て、シーブの回転軸心とフック体の引掛け部との間の長さであるフック長を短く して、自動車のシャシを直下に引っ張って荷台に強固に固縛できるようにすると 共に、使用時においてフック装置が自動車のボディに接触しないようにすること を課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本考案の採用した手段は、ワイヤロープを掛装させ るためのシーブが支持軸を介してシャックルに回転可能に支持され、該シャック ルに前記支持軸と直交する旋回軸を中心にしてフック体が旋回可能に支持されて いる自動車陸送車に使用されるフック装置において、前記フック体は、ほぼ直線 状の棒材の両端部を同方向に折り曲げたかすがい状をしていて、このかすがい状 のフック体の長手方向の中央部を前記旋回軸を介して前記シャックルに旋回可能 に支持するように構成したことである。
【0006】
【考案の作用】
上記構成によって、シーブの回転軸心とフック体の引掛け部との間の長さであ るフック長が短くなる。このため、ワイヤロープの引き代の少ない車高の低い自 動車であっても、そのシャシをほぼ直下に引っ張って荷台に固縛できるために、 自動車を荷台に強固に固縛できると共に、自動車の固縛時においてフック装置が そのボディに接触することもなくなる。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説明する。図1は、本考案に係る フック装置Aの斜視図であり、図2は、同じく正面図であり、図3は、同じく平 面図であり、図4は、同じく底面図であり、図5は、同じく右側面図であり、図 6は、図2のX−X線断面図である。図1ないし図6において、U字状のシャッ クル1の相対向する各側板1aの間に、ボルトから成る支持軸2を介してシーブ 3が回転可能に支持されている。シーブ3の外周面には、該シーブ3に掛装する ワイヤロープWを挿入するための環状溝3aが形成されている。フック体4は、 長手方向の中央部において僅かに折り曲げられた太い丸棒の両端部が、該折り曲 げ方向にほぼ直角に折り曲げられて、かすがい状をしていて、この両端の折曲げ 部4aの内側の部分がベルトを引っ掛けるための引掛け部4bとなっている。フ ック体4の長手方向の中央部は偏平状に形成されていて、この偏平部4cに旋回 軸孔4dが上下方向に形成されている。旋回軸5の下端部には鍔部5aが設けら れていて、シャックル1の連結板部1bに設けられた旋回軸孔1cに、その下方 から前記旋回軸5が挿入されて、その鍔部5aは、シャックル1の連結板部1b の下面に当接している。前記フック体4の旋回軸孔4dに旋回軸5が挿入されて 、溶接により両者が一体化され、これによりシャックル1にフック体4が旋回可 能に支持される。当然のことながら、シャックル1に対するシーブ3の装着は、 このシャックル1に対してフック体4を装着した後に行う。
【0008】 上記したように、フック体4は、ほぼ直線状の太い丸棒の両端部が同方向に折 り曲げられてかすがい状をしているので、シーブ3の回転軸心と、フック体4の 引掛け部4bとの間の距離であるフック長(L)〔図2参照〕は、従来のフック 装置(A')に比較して著しく短くなる。
【0009】 そして、本考案に係るフック装置AとワイヤロープWとを使用して、陸送車の 荷台11に自動車Cのシャシを固縛するには、図7に示されるように、シャシを 構成している部材(図示では、前輪12のサスペンション13)にベルト14を 引っ掛けると共に、このベルト14の両端部を、フック体4の各引掛け部4bに 引っ掛けて、荷台11に取付けられた各シーブ15に掛装されて荷台面を走って いるワイヤロープWを、フック装置Aのシーブ3に掛装して、このワイヤロープ Wを強く引っ張ることにより行う。荷台11を走っているワイヤロープWを引っ 張ると、荷台11に対して自動車Cのシャシが締め込まれ、これによりフック装 置Aのシャックル1がフック体4に対して自然な位置まで旋回するので、シャシ とフック体4との間に掛装されているベルト14、或いはフック装置Aのシーブ 3に掛装されているワイヤロープWの各捩れは、自然に解消される。ここで、本 考案に係るフック装置Aは、そのフック長(L)が短いので、車高が低くてワイ ヤロープWの引き代の少ない自動車であっても、そのシャシをほぼ真下に引っ張 って荷台11に固縛できると共に、このフック装置Aが自動車Cのボディに接触 することもない。
【0010】 また、上記実施例は、陸送車の荷台にワイヤロープを使用して自動車を固縛す る場合であるが、本考案に係るフック装置の使用対象は、これに限定されること はなく、ワイヤロープの引張力によって大型の物品を固縛する場合であれば、い かなる物品であってもよい。特に、本考案のフック装置は、そのフック長が短い ので、物品の固縛を狭隘な場所で行わざるを得ない場合には、使用効果が高い。
【0011】
【考案の効果】
本考案に係るフック装置は、そのフック体がほぼ直線状の棒材の両端部を同方 向に折り曲げたかすがい状をしていて、このかすがい状のフック体の長手方向の 中央部を旋回軸を介してシャックルに旋回可能に支持することにより、このシャ ックルに支持されたシーブの回転軸心と前記フック体の引掛け部との間の長さで あるフック長が短くなっているので、ワイヤロープの引き代の少ない車高の低い 自動車であっても、そのシャシをほぼ直下に引っ張って荷台に固縛できる。この ため、自動車を荷台に強固に固縛できると共に、その固縛時において、フック装 置が自動車のボディに接触しなくなる。また、フック体がかすがい状をしている ために、これを太くすることができて、フック体に掛装されるベルトの寿命を長 くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフック装置Aの斜視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく底面図である。
【図5】同じく右側面図である。
【図6】図2のX−X線断面図である。
【図7】フック装置Aの使用状態を示す図である。
【図8】従来のフック装置A’の正面図である。
【符号の説明】
A:フック装置 C:自動車 L:フック長 W:ワイヤロープ 1:シャックル 2:支持軸 3:シーブ 4:フック体 4b:フック体の引掛け部 5:旋回軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤロープを掛装させるためのシーブ
    が支持軸を介してシャックルに回転可能に支持され、該
    シャックルに前記支持軸と直交する旋回軸を中心にして
    フック体が旋回可能に支持されている主として自動車陸
    送車に使用されるフック装置において、前記フック体
    は、ほぼ直線状の棒材の両端部を同方向に折り曲げたか
    すがい状をしていて、このかすがい状のフック体の長手
    方向の中央部を前記旋回軸を介して前記シャックルに旋
    回可能に支持することにより、前記シーブの回転軸心と
    前記フック体の引掛け部との間の長さであるフック長を
    短くしたことを特徴とする主として自動車陸送車に使用
    されるフック装置。
JP6628192U 1992-08-28 1992-08-28 主として自動車陸送車に使用されるフック装置 Expired - Fee Related JP2567654Y2 (ja)

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JPH0622073U true JPH0622073U (ja) 1994-03-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1030629A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Fujiyama Kensetsu Kk シャックル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1030629A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Fujiyama Kensetsu Kk シャックル

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