JPH06220276A - 成形材料 - Google Patents
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- JPH06220276A JPH06220276A JP5291849A JP29184993A JPH06220276A JP H06220276 A JPH06220276 A JP H06220276A JP 5291849 A JP5291849 A JP 5291849A JP 29184993 A JP29184993 A JP 29184993A JP H06220276 A JPH06220276 A JP H06220276A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L25/00—Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L25/02—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
- C08L25/04—Homopolymers or copolymers of styrene
- C08L25/08—Copolymers of styrene
- C08L25/12—Copolymers of styrene with unsaturated nitriles
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L33/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L33/04—Homopolymers or copolymers of esters
- C08L33/06—Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
- C08L33/10—Homopolymers or copolymers of methacrylic acid esters
- C08L33/12—Homopolymers or copolymers of methyl methacrylate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/04—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/04—Polysiloxanes
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低分子量の(低粘度の)ポシロキサンを添加
することによって耐衝撃性を変性されたPMMA/SA
N配合物からなる透明な成形材料。 【構成】 本発明による成形材料は、A:A1:メチル
メタクリレート(A1)、A2:アルキル基(A2)中
のアルキルアクリレートの単位からなるメチルメタクリ
レート重合体A、B:B1:スチレン、B2:アクリロ
ニトリルからなるスチレン−アクリロニトリル重合体
B、C:式I: 【化1】 で示されるポリシロキサン、D:D1:エラストマーの
グラフトベースD1、D2:D21:C1〜C8アルカノ
ールの(メト)アクリル酸エステル1個以上の単位およ
びD22:芳香族ビニル単量体の単位からなるグラフト
外殻D2からなる0.2μm以下の粒径のグラフト共重
合体Dからなる。
することによって耐衝撃性を変性されたPMMA/SA
N配合物からなる透明な成形材料。 【構成】 本発明による成形材料は、A:A1:メチル
メタクリレート(A1)、A2:アルキル基(A2)中
のアルキルアクリレートの単位からなるメチルメタクリ
レート重合体A、B:B1:スチレン、B2:アクリロ
ニトリルからなるスチレン−アクリロニトリル重合体
B、C:式I: 【化1】 で示されるポリシロキサン、D:D1:エラストマーの
グラフトベースD1、D2:D21:C1〜C8アルカノ
ールの(メト)アクリル酸エステル1個以上の単位およ
びD22:芳香族ビニル単量体の単位からなるグラフト
外殻D2からなる0.2μm以下の粒径のグラフト共重
合体Dからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明な成形材料に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】PMMA、SANおよびグラフトゴムの
透明な混合物(配合物)は、公知である。例えば、欧州
特許出願公開第62223号明細書には、透明度と組合
せられた配合物の良好な衝撃強さに顕著であるような配
合物が記載されている。しかしながら、前記成形材料の
欠点は、該成形材料が、しばしば、不十分なノッチ衝撃
強さを有することである。
透明な混合物(配合物)は、公知である。例えば、欧州
特許出願公開第62223号明細書には、透明度と組合
せられた配合物の良好な衝撃強さに顕著であるような配
合物が記載されている。しかしながら、前記成形材料の
欠点は、該成形材料が、しばしば、不十分なノッチ衝撃
強さを有することである。
【0003】また、流れ改善剤または離型剤としての、
熱可塑性成形材料へのシリコン油(ポリシロキサン)の
添加は、公知である。しかしながら、高分子量のシリコ
ン油(粘度≧100000cSt)は、有利に前記目的
に使用される。しかしながら、前記の油状物は、透明な
成形材料中での曇りを生じ、かつノッチ衝撃強さに影響
を及ぼさない。PMMA成形材料へのシリコン油の添加
は、欧州特許出願公開第352455号明細書の記載か
ら公知である。
熱可塑性成形材料へのシリコン油(ポリシロキサン)の
添加は、公知である。しかしながら、高分子量のシリコ
ン油(粘度≧100000cSt)は、有利に前記目的
に使用される。しかしながら、前記の油状物は、透明な
成形材料中での曇りを生じ、かつノッチ衝撃強さに影響
を及ぼさない。PMMA成形材料へのシリコン油の添加
は、欧州特許出願公開第352455号明細書の記載か
ら公知である。
【0004】相対的に低い分子量の(低粘度の)ポシロ
キサンを添加することにより、耐衝撃性を変性されたP
MMA/SAN配合物中でのノッチ衝撃強さは、曇りを
生じることなく、約1〜2単位上昇することが判明し
た。500cStを上廻る粘度の場合、衝撃強さの増大
の効果は、僅かであり、曇りの形成が著しい。
キサンを添加することにより、耐衝撃性を変性されたP
MMA/SAN配合物中でのノッチ衝撃強さは、曇りを
生じることなく、約1〜2単位上昇することが判明し
た。500cStを上廻る粘度の場合、衝撃強さの増大
の効果は、僅かであり、曇りの形成が著しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明には、前記によ
る課題が課された。
る課題が課された。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り解決される。
り解決される。
【0007】本発明は、直接的には、A、B、Cおよび
Dの総和に対して、 A:Aに対して、 A1:メチルメタクリレート(A1)の単位80〜10
0重量%、 A2:アルキル基(A2)中の、炭素原子8個までを有
するアルキルアクリレートの単位20重量%まで からなるメチルメタクリレート重合体A 5〜50重量
%、 B:Bに対して、 B1:スチレン75〜85重量%、 B2:アクリロニトリル15〜25重量% からなるスチレン−アクリロニトリル重合体B 5〜5
0重量%、 C:式I:
Dの総和に対して、 A:Aに対して、 A1:メチルメタクリレート(A1)の単位80〜10
0重量%、 A2:アルキル基(A2)中の、炭素原子8個までを有
するアルキルアクリレートの単位20重量%まで からなるメチルメタクリレート重合体A 5〜50重量
%、 B:Bに対して、 B1:スチレン75〜85重量%、 B2:アクリロニトリル15〜25重量% からなるスチレン−アクリロニトリル重合体B 5〜5
0重量%、 C:式I:
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R1は、C1〜C6アルキル基また
はアリール基を表し、R2は、それぞれ炭素原子1〜6
個を有するヒドロキシアルキル基またはアミノアルキル
基を表し、nは、少なくとも5である〕で示されるポリ
シロキサン0.02〜3.0重量%であり、この場合、
ポリシロキサンは、25℃で、少なくとも500cSt
の粘度を有し、 D:Dに対して、 D1:0℃以下のガラス転移温度を有する、単独または
芳香族ビニル成分(スチレン)の僅少量と共重合した、
ブタジエン、イソプレンまたはC4〜C8アルキルアクリ
レートの主要単位のエラストマーのグラフトベースD1
30〜80重量%、 D2:D2に対して、 D21:C1〜C8アルカノールの、(メト)アクリル酸
エステル1個またはそれ以上の単位30〜100重量%
および D22:芳香族ビニル単量体の単位70重量%まで からなるグラフト外殻D2 20〜70重量% からなる、0.2μmまたはそれ以下の粒径を有するグ
ラフト共重合体D5〜60重量% からなり、但し、グラフト共重合体Dの屈折率と、A、
BおよびCの混合物の屈折率との差が、0.01未満で
ある、透明な耐衝撃性の成形材料に関する。
はアリール基を表し、R2は、それぞれ炭素原子1〜6
個を有するヒドロキシアルキル基またはアミノアルキル
基を表し、nは、少なくとも5である〕で示されるポリ
シロキサン0.02〜3.0重量%であり、この場合、
ポリシロキサンは、25℃で、少なくとも500cSt
の粘度を有し、 D:Dに対して、 D1:0℃以下のガラス転移温度を有する、単独または
芳香族ビニル成分(スチレン)の僅少量と共重合した、
ブタジエン、イソプレンまたはC4〜C8アルキルアクリ
レートの主要単位のエラストマーのグラフトベースD1
30〜80重量%、 D2:D2に対して、 D21:C1〜C8アルカノールの、(メト)アクリル酸
エステル1個またはそれ以上の単位30〜100重量%
および D22:芳香族ビニル単量体の単位70重量%まで からなるグラフト外殻D2 20〜70重量% からなる、0.2μmまたはそれ以下の粒径を有するグ
ラフト共重合体D5〜60重量% からなり、但し、グラフト共重合体Dの屈折率と、A、
BおよびCの混合物の屈折率との差が、0.01未満で
ある、透明な耐衝撃性の成形材料に関する。
【0010】以下に、本発明による成形材料の成分およ
び該成分の製造に関して、詳細に記載されている。
び該成分の製造に関して、詳細に記載されている。
【0011】成分 A(PMMA) 本発明による成形材料のためには、成分Aは、一般に、
MMAの単独重合体であるが、しかしながら、好ましく
は、MMAと、C1〜C8アルキルアクリレート、例えば
メチルアクリレートまたはブチルアクリレート20重量
%までとの共重合体が記載される。ポリメチルメタクリ
レートは、公知方法により、塊状重合、溶液重合、乳化
重合または粒状重合によって得ることができる。有利に
使用された重合体は、クロロホルム中での光の散乱によ
って測定された、60000〜300000g/モルの
範囲内の分子量を有する。
MMAの単独重合体であるが、しかしながら、好ましく
は、MMAと、C1〜C8アルキルアクリレート、例えば
メチルアクリレートまたはブチルアクリレート20重量
%までとの共重合体が記載される。ポリメチルメタクリ
レートは、公知方法により、塊状重合、溶液重合、乳化
重合または粒状重合によって得ることができる。有利に
使用された重合体は、クロロホルム中での光の散乱によ
って測定された、60000〜300000g/モルの
範囲内の分子量を有する。
【0012】成分 B(SAN) 本発明による成形材料の成分Bは、スチレン75〜85
重量%とアクリロニトリル15〜25重量%との共重合
体であり;詳細な組成物の前記の範囲以外には、240
℃を上廻る処理温度では、しばしば、不完全に密着した
ウェルドラインを有し、かつ低下した耐熱性を有する、
曇りを示す成形体が得られる。適当な共重合体は、塊状
重合、溶液重合、乳化重合または粒状重合によって得る
ことができる。溶液中で得られた重合体は、有利に使用
される。DMF中で光の散乱によって測定された重量平
均分子量は、60000〜300000g/モルであ
る。英国特許第1472195号明細書に記載された方
法によって得られたSAN共重合体は、参照のために本
明細書中に記載されているが、特に好適である。
重量%とアクリロニトリル15〜25重量%との共重合
体であり;詳細な組成物の前記の範囲以外には、240
℃を上廻る処理温度では、しばしば、不完全に密着した
ウェルドラインを有し、かつ低下した耐熱性を有する、
曇りを示す成形体が得られる。適当な共重合体は、塊状
重合、溶液重合、乳化重合または粒状重合によって得る
ことができる。溶液中で得られた重合体は、有利に使用
される。DMF中で光の散乱によって測定された重量平
均分子量は、60000〜300000g/モルであ
る。英国特許第1472195号明細書に記載された方
法によって得られたSAN共重合体は、参照のために本
明細書中に記載されているが、特に好適である。
【0013】成分 C 成分Cは、上記の構造式(I)のポリシロキサンであ
る。R1は、有利にメチル基、エチル基またはフェニル
基であり、R2は、有利にヒドロキシプロピル基または
アミノプロピル基である。重合度nは、本発明による粘
度から得られ、一般に200以下である。適当な生成物
は、例えばWacker−ChemieGmbHから、
Silikon IMまたはSilikon SLMの
商品名で、市販により入手可能である。
る。R1は、有利にメチル基、エチル基またはフェニル
基であり、R2は、有利にヒドロキシプロピル基または
アミノプロピル基である。重合度nは、本発明による粘
度から得られ、一般に200以下である。適当な生成物
は、例えばWacker−ChemieGmbHから、
Silikon IMまたはSilikon SLMの
商品名で、市販により入手可能である。
【0014】成分 D(グラフトゴム;軟質成分) 本発明による成形材料のグラフト共重合体Dは、グラフ
トベースD1としての常用のポリジエンゴムまたはアク
リレートゴム(Tg<0℃)を有する架橋または非架橋
のグラフト共重合体であり、該共重合体は、常法によれ
ば、“硬質”成分D21およびD22の乳化重合によっ
て、グラフト外殻を生じさせるためのグラフトベースの
存在下に得られ、例えば噴霧乾燥させてもよいかまたは
凝集によって単離してもよい。軟質成分の粒径は、0.
2μmまたはそれ以下でなければならず、この場合、該
軟質成分は、市販により入手可能な生成物を使用するこ
とが可能である。
トベースD1としての常用のポリジエンゴムまたはアク
リレートゴム(Tg<0℃)を有する架橋または非架橋
のグラフト共重合体であり、該共重合体は、常法によれ
ば、“硬質”成分D21およびD22の乳化重合によっ
て、グラフト外殻を生じさせるためのグラフトベースの
存在下に得られ、例えば噴霧乾燥させてもよいかまたは
凝集によって単離してもよい。軟質成分の粒径は、0.
2μmまたはそれ以下でなければならず、この場合、該
軟質成分は、市販により入手可能な生成物を使用するこ
とが可能である。
【0015】グラフトベースD1は、スチレン約35重
量%までを含有していてもよく、成分D中で、30〜8
0重量%、有利に40〜70重量%の量で存在する。相
応して、グラフト外殻D2は、20〜70重量%、有利
に30〜60重量%から製造される。グラフト外殻中の
好ましい単量体は、メチルメタクリレートであり、これ
に、C1〜C4アクリレート、特にブチルアクリレート
の少量を添加してもよい。スチレンは、芳香族ビニル成
分D22として特に好適である。1つ以上の単量体が、
グラフト外殻中で使用される場合には、シェル状構造
は、有利であり;このことは、重合の間に異なる回数
で、種々の単量体または単量体混合物を添加することに
よって達成される。
量%までを含有していてもよく、成分D中で、30〜8
0重量%、有利に40〜70重量%の量で存在する。相
応して、グラフト外殻D2は、20〜70重量%、有利
に30〜60重量%から製造される。グラフト外殻中の
好ましい単量体は、メチルメタクリレートであり、これ
に、C1〜C4アクリレート、特にブチルアクリレート
の少量を添加してもよい。スチレンは、芳香族ビニル成
分D22として特に好適である。1つ以上の単量体が、
グラフト外殻中で使用される場合には、シェル状構造
は、有利であり;このことは、重合の間に異なる回数
で、種々の単量体または単量体混合物を添加することに
よって達成される。
【0016】本発明による屈折率の合致は、一方で、成
分A、BおよびC、他方で成分Dからなる組成(単量体
画分)を適当に選択することによって達成される。採用
された方法は、各単独重合体の屈折率が、共重合体の望
ましい単量体の比のための基礎とするものである。例え
ば、スチレン-ブタジエン共重合体の屈折率は、その都
度、スチレンとブタジエンとの単量体割合の重量画分か
ら得られた中間値を有し、この場合、ポリスチレンのn
25 Dは、1.59〜1.60であり、ポリブタジエンの
n25 Dは、1.516であると仮定する(Brandr
up/Immergut、Polymer Handb
ook、第2版、ニューヨーク、1987年を参照のこ
と)。
分A、BおよびC、他方で成分Dからなる組成(単量体
画分)を適当に選択することによって達成される。採用
された方法は、各単独重合体の屈折率が、共重合体の望
ましい単量体の比のための基礎とするものである。例え
ば、スチレン-ブタジエン共重合体の屈折率は、その都
度、スチレンとブタジエンとの単量体割合の重量画分か
ら得られた中間値を有し、この場合、ポリスチレンのn
25 Dは、1.59〜1.60であり、ポリブタジエンの
n25 Dは、1.516であると仮定する(Brandr
up/Immergut、Polymer Handb
ook、第2版、ニューヨーク、1987年を参照のこ
と)。
【0017】グラフト共重合体Dの架橋は、常法によれ
ば、適当な多官能性化合物、例えばスチレン重合体のた
めには2−ジビニルベンゼンの添加または共重合によっ
てかまたはアクリル重合体のためには二価アルコールの
添加または共重合によって、影響を及ぼされる。
ば、適当な多官能性化合物、例えばスチレン重合体のた
めには2−ジビニルベンゼンの添加または共重合によっ
てかまたはアクリル重合体のためには二価アルコールの
添加または共重合によって、影響を及ぼされる。
【0018】また、本発明による成形材料は、本発明に
よるA、B、CおよびDからなる混合物中に溶解し、従
って、透明な成形材料を生じる全ての常用の添加剤を含
有していてもよい(欧州特許出願公開第62223号明
細書も見よ)。
よるA、B、CおよびDからなる混合物中に溶解し、従
って、透明な成形材料を生じる全ての常用の添加剤を含
有していてもよい(欧州特許出願公開第62223号明
細書も見よ)。
【0019】有利に成形材料は、次の組成を有する: A:10〜40重量%、特に15〜40重量% B:10〜40重量%、特に15〜40重量% C:0.05〜1重量%、特に0.05〜0.5重量% D:10〜50重量%、特に20〜50重量% 。
【0020】本発明による成形材料を製造するための適
当な装置は、溶融混合に使用される全ての常用の装置で
ある。有利に、二軸スクリュー押出し機が、200〜3
00℃の温度で使用される。
当な装置は、溶融混合に使用される全ての常用の装置で
ある。有利に、二軸スクリュー押出し機が、200〜3
00℃の温度で使用される。
【0021】
【実施例】以下に記載された成分を、次の実施例および
比較試験に使用した: A: MMA94重量部およびメチルアクリレート6重
量部からなる共重合体、 Mw=110000(n25 D=1.492) B: 比81:19でのスチレンとアクリロニトリル
との共重合体、 Mw=250000 C1: 分子量Mn5200に相応する、140mm2/
秒の粘度を有するジ−3−アミノプロピルポリジメチル
シロキサン C2: 分子量Mn4000に相応する、100mm2/
秒の粘度を有するジ−3−ヒドロキシプロピルポリジメ
チルシロキサン C3: 末端基R2=OHおよび重量平均分子量(Mw)
1000を有するポリジメチルシロキサン D: ブタジエン72重量部およびスチレン28重量
部からなるエラストマーベース55重量部上のMMA5
1重量部、スチレン44重量部およびn−ブチルアクリ
レート5重量部からなるグラフト共重合体(n25 D=1.
54) 混合物の組成並びに視覚的評価および機械的試験の結果
は、次の表中に記載されている。
比較試験に使用した: A: MMA94重量部およびメチルアクリレート6重
量部からなる共重合体、 Mw=110000(n25 D=1.492) B: 比81:19でのスチレンとアクリロニトリル
との共重合体、 Mw=250000 C1: 分子量Mn5200に相応する、140mm2/
秒の粘度を有するジ−3−アミノプロピルポリジメチル
シロキサン C2: 分子量Mn4000に相応する、100mm2/
秒の粘度を有するジ−3−ヒドロキシプロピルポリジメ
チルシロキサン C3: 末端基R2=OHおよび重量平均分子量(Mw)
1000を有するポリジメチルシロキサン D: ブタジエン72重量部およびスチレン28重量
部からなるエラストマーベース55重量部上のMMA5
1重量部、スチレン44重量部およびn−ブチルアクリ
レート5重量部からなるグラフト共重合体(n25 D=1.
54) 混合物の組成並びに視覚的評価および機械的試験の結果
は、次の表中に記載されている。
【0022】
【表1】
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 〔式中、 R1は、C1〜C6アルキル基またはアリール基を表
し、 R2は、それぞれ炭素原子1〜6個を有するヒドロキシ
アルキル基またはアミノアルキル基を表し、 nは、少なくとも5である〕で示されるポリシロキサン
0.02〜3.0重量%であり、この場合、ポリシロキ
サンは、25℃で、500cSt未満の粘度を有し、 D:Dに対して D1:0℃以下のガラス転移温度を有する、ブタジエ
ン、イソプレンまたはC4〜C8アルキルアクリレート
の主要単位のエラストマーのグラフトベースD1 30
〜80重量%、 D2:D2に対して、 D21:C1〜C8アルカノールの、(メト)アクリル
酸エステル1個またはそれ以上の単位30〜100重量
%および D22:芳香族ビニル単量体の単位70重量%まで からなるグラフト外殻D2 20〜70重量% からなる、0.2μmまたはそれ以下の粒径を有するグ
ラフト共重合体D5〜60重量%からなり、但し、グラ
フト共重合体Dの屈折率n25 Dと、A、BおよびCの
混合物の屈折率n25 Dとの差が、0.01未満である
ことを特徴とする、成形材料。
し、 R2は、それぞれ炭素原子1〜6個を有するヒドロキシ
アルキル基またはアミノアルキル基を表し、 nは、少なくとも5である〕で示されるポリシロキサン
0.02〜3.0重量%であり、この場合、ポリシロキ
サンは、25℃で、500cSt未満の粘度を有し、 D:Dに対して D1:0℃以下のガラス転移温度を有する、ブタジエ
ン、イソプレンまたはC4〜C8アルキルアクリレート
の主要単位のエラストマーのグラフトベースD1 30
〜80重量%、 D2:D2に対して、 D21:C1〜C8アルカノールの、(メト)アクリル
酸エステル1個またはそれ以上の単位30〜100重量
%および D22:芳香族ビニル単量体の単位70重量%まで からなるグラフト外殻D2 20〜70重量% からなる、0.2μmまたはそれ以下の粒径を有するグ
ラフト共重合体D5〜60重量%からなり、但し、グラ
フト共重合体Dの屈折率n25 Dと、A、BおよびCの
混合物の屈折率n25 Dとの差が、0.01未満である
ことを特徴とする、成形材料。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】〔式中、R1は、C1〜C6アルキル基ま
たはアリール基を表し、R2は、それぞれ炭素原子1〜
6個を有するヒドロキシアルキル基またはアミノアルキ
ル基を表し、nは、少なくとも5である〕で示されるポ
リシロキサン0.02〜3.0重量%であり、この場
合、ポリシロキサンは、25℃で、500cSt未満の
粘度を有し、 D:Dに対して、 D1:0℃以下のガラス転移温度を有する、単独または
芳香族ビニル成分(スチレン)の僅少量と共重合した、
ブタジエン、イソプレンまたはC4〜C8アルキルアク
リレートの主要単位のエラストマーのグラフトベースD
1 30〜80重量%、 D2:D2に対して、 D21:C1〜C8アルカノールの、(メト)アクリル
酸エステル1個またはそれ以上の単位30〜100重量
%および D22:芳香族ビニル単量体の単位70重量%まで からなるグラフト外殻D2 20〜70重量% からなる、0.2μmまたはそれ以下の粒径を有するグ
ラフト共重合体D5〜60重量%からなり、但し、グラ
フト共重合体Dの屈折率と、A、BおよびCの混合物の
屈折率との差が、0.01未満である、透明な耐衝撃性
の成形材料に関する。
たはアリール基を表し、R2は、それぞれ炭素原子1〜
6個を有するヒドロキシアルキル基またはアミノアルキ
ル基を表し、nは、少なくとも5である〕で示されるポ
リシロキサン0.02〜3.0重量%であり、この場
合、ポリシロキサンは、25℃で、500cSt未満の
粘度を有し、 D:Dに対して、 D1:0℃以下のガラス転移温度を有する、単独または
芳香族ビニル成分(スチレン)の僅少量と共重合した、
ブタジエン、イソプレンまたはC4〜C8アルキルアク
リレートの主要単位のエラストマーのグラフトベースD
1 30〜80重量%、 D2:D2に対して、 D21:C1〜C8アルカノールの、(メト)アクリル
酸エステル1個またはそれ以上の単位30〜100重量
%および D22:芳香族ビニル単量体の単位70重量%まで からなるグラフト外殻D2 20〜70重量% からなる、0.2μmまたはそれ以下の粒径を有するグ
ラフト共重合体D5〜60重量%からなり、但し、グラ
フト共重合体Dの屈折率と、A、BおよびCの混合物の
屈折率との差が、0.01未満である、透明な耐衝撃性
の成形材料に関する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 51/00 LKR 7308−4J LKS 7308−4J 51/04 LLA 7308−4J LLB 7308−4J (72)発明者 アンドレアス デッカース ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン エシェンバッハシュトラーセ 48
Claims (1)
- 【請求項1】 成形材料において、A、B、CおよびD
の総和に対して、 A:Aに対して、 A1:メチルメタクリレート(A1)の単位80〜10
0重量%、 A2:アルキル基(A2)中の、炭素原子8個までを有
するアルキルアクリレートの単位20重量%まで からなるメチルメタクリレート重合体A 5〜50重量
%、 B:Bに対して、 B1:スチレン75〜85重量%、 B2:アクリロニトリル15〜25重量% からなるスチレン−アクリロニトリル重合体B 5〜5
0重量%、 C:式I: 【化1】 〔式中、 R1は、C1〜C6アルキル基またはアリール基を表し、 R2は、それぞれ炭素原子1〜6個を有するヒドロキシ
アルキル基またはアミノアルキル基を表し、 nは、少なくとも5である〕で示されるポリシロキサン
0.02〜3.0重量%であり、この場合、ポリシロキ
サンは、25℃で、少なくとも500cStの粘度を有
し、 D:Dに対して、 D1:0℃以下のガラス転移温度を有する、ブタジエ
ン、イソプレンまたはC4〜C8アルキルアクリレートの
主要単位のエラストマーのグラフトベースD1 30〜
80重量%、 D2:D2に対して、 D21:C1〜C8アルカノールの、(メト)アクリル酸
エステル1個またはそれ以上の単位30〜100重量%
および D22:芳香族ビニル単量体の単位70重量%まで からなるグラフト外殻D2 20〜70重量% からなる、0.2μmまたはそれ以下の粒径を有するグ
ラフト共重合体D5〜60重量%からなり、但し、グラ
フト共重合体Dの屈折率n25 Dと、A、BおよびCの混
合物の屈折率n25 Dとの差が、0.01未満であることを特
徴とする、成形材料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4239436A DE4239436A1 (de) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | Transparente Formmasse |
DE4239436.8 | 1992-11-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220276A true JPH06220276A (ja) | 1994-08-09 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5291849A Withdrawn JPH06220276A (ja) | 1992-11-24 | 1993-11-22 | 成形材料 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0599067B1 (ja) |
JP (1) | JPH06220276A (ja) |
AT (1) | ATE136318T1 (ja) |
DE (2) | DE4239436A1 (ja) |
ES (1) | ES2085091T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012029304A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 株式会社クラレ | 重合体組成物および成形品 |
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---|---|---|---|---|
DE4431733A1 (de) * | 1994-09-06 | 1996-03-07 | Basf Ag | Transparente, schlagzähe Formmassen mit hoher Fließfähigkeit |
DE4431732A1 (de) * | 1994-09-06 | 1996-03-07 | Basf Ag | Transparente, schlagzähe Formmassen mit hoher Spannungsrißbeständigkeit und matter Oberfläche |
DE69600135T2 (de) * | 1995-02-27 | 1998-08-06 | Dow Corning Toray Silicone | Thermoplastische Harzzusammensetzung |
DE60043874D1 (de) | 1999-09-16 | 2010-04-08 | Rohm & Haas | Modifizierte SAN-Harzzusammensetzungen und daraus hergestellte Gegenstände |
EP1085050B1 (en) * | 1999-09-16 | 2010-02-24 | Rohm And Haas Company | Modified SAN resin blend composition and articles produced therefrom |
DE10054053A1 (de) | 2000-10-31 | 2002-05-29 | Roehm Gmbh | PMMA-Formmassen mit verbesserter Kälteschlagzähigkeit |
KR100974978B1 (ko) | 2005-10-07 | 2010-08-09 | 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 | 광학 재료용 수지 조성물 |
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JP2782199B2 (ja) * | 1988-08-05 | 1998-07-30 | 三菱レイヨン株式会社 | 透明耐衝撃性樹脂組成物 |
-
1992
- 1992-11-24 DE DE4239436A patent/DE4239436A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-10-26 DE DE59302106T patent/DE59302106D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-10-26 AT AT93117312T patent/ATE136318T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-10-26 ES ES93117312T patent/ES2085091T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-10-26 EP EP93117312A patent/EP0599067B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-11-22 JP JP5291849A patent/JPH06220276A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012029304A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 株式会社クラレ | 重合体組成物および成形品 |
CN103080222A (zh) * | 2010-08-31 | 2013-05-01 | 可乐丽股份有限公司 | 聚合物组合物及成型品 |
JP5844262B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2016-01-13 | 株式会社クラレ | 重合体組成物および成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE136318T1 (de) | 1996-04-15 |
EP0599067B1 (de) | 1996-04-03 |
DE4239436A1 (de) | 1994-05-26 |
ES2085091T3 (es) | 1996-05-16 |
DE59302106D1 (de) | 1996-05-09 |
EP0599067A1 (de) | 1994-06-01 |
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