JPH0622009U - タイヤ滑り止めネットのスパイク金具 - Google Patents
タイヤ滑り止めネットのスパイク金具Info
- Publication number
- JPH0622009U JPH0622009U JP5982592U JP5982592U JPH0622009U JP H0622009 U JPH0622009 U JP H0622009U JP 5982592 U JP5982592 U JP 5982592U JP 5982592 U JP5982592 U JP 5982592U JP H0622009 U JPH0622009 U JP H0622009U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長尺幅広状のチップ材取付け凹溝とした金具
本体で種々の表面形状を有するチップ材を取付け可能と
し、チップ材の取付けを容易にすると共に、滑り止め効
果の向上を図らしめることである。 【構成】 帯状鋼材からなる金具本体1の接地面1aの
長手方向にチップ材取付け凹溝2を平面長尺幅広の矩形
状に設け、該取付け凹溝2内にペースト状のろう材5を
設けると共に、該ろう材5中に長尺幅広状のベース部3
aを埋設して平面円形状に多数突設する凹凸面3bとし
た超硬質チップ材3を固着する。
本体で種々の表面形状を有するチップ材を取付け可能と
し、チップ材の取付けを容易にすると共に、滑り止め効
果の向上を図らしめることである。 【構成】 帯状鋼材からなる金具本体1の接地面1aの
長手方向にチップ材取付け凹溝2を平面長尺幅広の矩形
状に設け、該取付け凹溝2内にペースト状のろう材5を
設けると共に、該ろう材5中に長尺幅広状のベース部3
aを埋設して平面円形状に多数突設する凹凸面3bとし
た超硬質チップ材3を固着する。
Description
【0001】
本考案は、タイヤ滑り止めネットの各網目交差部にかしめ固定されるスパイク 金具、詳しくはその金具本体の接地面に超硬質チップ材を設けてなるスパイク金 具に関する。
【0002】
従来この種のスパイク金具は、実公平3−40643号公報記載の如き、スパ イク金具本体の接地面に平面円形状にチップ材(超硬質材)取付け凹溝を穿設し 、該溝よりも僅かに大きい円柱状の超硬質チップ材を上記取付け凹溝内に圧入さ せて接地面側に表面円形状の超硬質凸部を備えるものとしていた。また、従来は 殆どが円柱状のチップ材を設けていたものである。
【0003】
しかし、上記チップ材は圧入させていたため無理があり作業困難であったばか りか、サイズ誤差によっては実際にチップ材が圧入できない不具合が生じていた 。また、上記チップ材で滑り止め効果を向上させるには、平面形状が円形状のも のよりも、小形、かつ矩形状に多数並設した状態のものが好ましいこともあった が、従来の金具本体では、円柱形状の溝にあった円柱状のチップ材しか備えるこ とができなかった。
【0004】 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、長尺幅広状のチップ材取付け凹溝とした金具本体で種々 の表面形状を有するチップ材を取付け可能とし、チップ材の取付けを容易にする と共に、滑り止め効果の向上を図らしめることである。
【0005】 また本考案は、上記目的と共に金具本体接地面部分の反り防止を図らしめるこ とをも目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために本考案がなした技術的手段は、接地面の長手方向に 長尺幅広状にチップ材取付け凹溝を設けて金具本体を形成し、該取付け凹溝内に 超硬質チップ材をろう付けせしめて構成し、該チップ材はその外周壁が上記取付 け凹溝の内周壁に近接する幅広状にベース部を形成すると共に、該ベース部の表 面を所望形状の凹凸面に形成したことである。
【0007】
上記技術的手段により、超硬質チップ材はそのベース部外周壁が金具本体の取 付け凹溝内周壁に近接した状態で抵抗なく挿入され、そしてろう材にて上記ベー ス部分がろう付けされるため圧入作業が不要である。また幅広状に形成したベー ス部分の表面に、例えば平面円形状、矩形状波形状等の所望表面形状の凸部を多 数形成したチップ材を選択して備えれば所望な凹凸面とすることができる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
【0009】 図中Aは本考案スパイク金具を示し、該スパイク金具Aは接地面1aにチップ 材取付け凹溝2を設けてなるスパイク金具本体1と、該取付け凹溝2内に固着し て配される超硬質チップ材3とで構成され、従来周知のネット(網目)形状を有 するタイヤ滑り止めネットBの網目交差部b…に、表面側B′から嵌着すると共 に、裏面側B″に突出する両端部1b,1bを内側に折り曲げてかしめ固定され て備えられる(図15参照)。尚、図示せるタイヤ滑り止めネットBは一実施例 にすぎずこれに何等限定されるものでない。
【0010】 スパイク金具本体1は、例えば所定の肉厚を有する帯状鋼材で、その接地面1 aの長手方向にわたって平面矩形状で、かつ長尺幅広状に所望深さでチップ材取 付け凹溝2を設けてなり、上記接地面1aより外側の両端部1b,1bを折曲せ しめて略コ形に形成されるものである。
【0011】 超硬質チップ材3はベース部3aと凹凸面3bとからなり、例えばHV900 〜 1500程度の硬度を有するタングステンカーバイト等の鋼材で、図1,2に示すよ うに長尺幅広状にベース部3aを形成すると共に、該ベース部3aの上面所望複 数箇所を円柱状に突設して凹凸面3bとした平板形状である。 上記ベース部3aは、その外周壁3a′が上記取付け凹溝2の内周壁2aに近接 するように、上記凹溝2よりも僅かに小形に形成され凹溝2内に抵抗なく挿入で きる大きさである。
【0012】 そして上記超硬質チップ材3は、スパイク金具本体1のチップ材取付け凹溝2 内に、ペースト状の従来周知のろう材5を設けた後、ベース部3aを上記ろう材 5中に押し込んで固着され、その凹凸面3bを接地面1a側に臨ませている(接 地面1aレベルより上位、1aレベルと同一レベル、あるいは1aレベルよりも 下位のいずれかの状態で臨んでいる)。これにより、チップ材3の位置決めが容 易かつ確実になると共に、傾くことなく固定され、平面円形状の超硬質材からな る凹凸面3bを接地面(表面)1aに備えたスパイク金具Aが形成される。
【0013】 本考案スパイク金具Aは、上記実施例の他に、例えば図3〜図14に示す第2 実施例〜第7実施例のように、表面を種々の凹凸形状とした超硬質チップ材3… を上記金具本体1のチップ材取付け凹溝2内にろう付けしてなるものであっても よい。
【0014】 即ち、図3,4は上記同様形状のベース部3aの上面にメッシュ状の凹凸面3 bをもうけてなる第2実施例を示し、平面円形状のチップ材よりも進行方向,登 坂力等の面において効果が上がる。図5〜図12は小形のチップ材を多数並設さ せた第3実施例〜第6実施例を示し、この凹凸表面形状とすることにより横方向 に対する滑り止め効果が向上する。尚、図中4は凹凸を示す。また、図示せしめ ないが異形状のチップ材をベース部3a上面に多数突設してなるものであっても よく、さらには各チップ材に所望なテーパーをつけてもよく、その凹凸面3a形 状は任意であり何等限定はされない。
【0015】 さらに、図13,14に示す第7実施例のようにスパイク金具Aを構成するも のとしてもよい。 即ち、接地面1aとなる金具本体1の両端部1b,1b付近にチップ材取付け凹 溝2,2を長尺幅広状に設け、該凹溝2,2内に所望なチップ材3,3をろう付 けして構成するものであってもよい。 尚、いうまでもないが図13に示すスパイク金具Aは、タイヤ滑り止めネットB の裏面側B″から嵌着すると共に、表面側B′に突出するその両端部1b,1b を内側に折り曲げてかしめ固定することにより、接地面1a,1aとする上記両 端部1b,1bに配されているチップ材3…,3…をタイヤ滑り止めネットBの 表面側B′に位置せしめるものである。
【0016】 また上記スパイク金具本体1のチップ材取付け凹溝2は、平面長尺楕円形状、 平面長尺波型状等であってもよく本考案の範囲内における変更は自由である。
【0017】
本考案は、接地面の長手方向に長尺幅広状にチップ材取付け凹溝を設けて金具 本体を形成し、該取付け凹溝内に超硬質チップ材をろう付けしてスパイク金具を 構成し、該チップ材はその外周壁が上記取付け凹溝の内周壁に近接する幅広状に ベース部を形成すると共に、該ベース部の表面を所望形状の凹凸面に形成したこ とにより、超硬質チップ材はそのベース部外周壁が金具本体の取付け凹溝内周壁 に近接した状態で抵抗なく挿入され、そしてろう材にて上記ベース部分がろう付 けされるため、従来のように窮屈な金具本体取付け凹溝への困難なチップ材圧入 作業が不要となると共に、サイズ誤差によるチップ材固着不能という不具合もな く簡易かつ確実に超硬質チップ材を備えられるスパイク金具の提供が図れる。
【0018】 また、金具本体が上記形状の取付け凹溝を有するものとし、そして幅広状に形 成したベース部分の表面に、例えば平面円形状、矩形状,波形状等の所望表面形 状の凸部を多数形成したチップ材を選択して備えれば所望な凹凸面とすることが でき適宜滑り止め効果の向上が図れるため、従来のように平面円形状の取付け凹 溝を有している金具本体に、他の形状のチップ材を設けようとしても形状が合わ ずに溝内に入らないにということもなく種々の形状のチップ材に対応できる汎用 性がある。 尚、円柱形状,角柱形状,長尺状,短尺状等の種々のチップ材形状に合うよう に、異なった取付け凹溝を設けた種々の金具本体を個々に製造する必要がなく、 従来のような製造手間が解消されると共に、金具本体の汎用性によりコスト減が 図れるものとなり、部品管理の容易性と管理面における煩雑さも解消される。
【図1】本考案スパイク金具の一実施例を示す平面図
【図2】図1のx−x線断面図
【図3】第2実施例を示す平面図
【図4】図3のx−x線断面図
【図5】第3実施例を示す平面図
【図6】図5のx−x線断面図
【図7】第4実施例を示す平面図
【図8】図7のx−x線断面図
【図9】第5実施例を示す平面図
【図10】図9のx−x線断面図
【図11】第6実施例を示す平面図
【図12】図11のx−x線断面図
【図13】第7実施例を示す縦断正面図
【図14】図13のx−x線断面図
【図15】本考案スパイク金具を取付けたタイヤ滑り止
めネットの平面図で一部省略して示す
めネットの平面図で一部省略して示す
A:スパイク金具 1:スパイク金具本体 1a:接地面 1b:両端部 2:取付け凹溝 2a:内周壁 3:チップ材 3a:ベース部 3a′:外周壁 3b:凹凸面 4:凹凸 5:ろう材 B:タイヤ滑り止めネット b:交差部
Claims (1)
- 【請求項1】接地面の長手方向に長尺幅広状にチップ材
取付け凹溝を設けて金具本体を形成し、該取付け凹溝内
に超硬質チップ材をろう付けせしめて構成し、該チップ
材はその外周壁が上記取付け凹溝の内周壁に近接する幅
広状にベース部を形成すると共に、該ベース部の表面を
所望形状の凹凸面に形成したことを特徴とするタイヤ滑
り止めネットのスパイク金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059825U JPH0734746Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | タイヤ滑り止めネットのスパイク金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059825U JPH0734746Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | タイヤ滑り止めネットのスパイク金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622009U true JPH0622009U (ja) | 1994-03-22 |
JPH0734746Y2 JPH0734746Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=13124393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992059825U Expired - Lifetime JPH0734746Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | タイヤ滑り止めネットのスパイク金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734746Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5764207A (en) * | 1980-10-08 | 1982-04-19 | Olympus Optical Co Ltd | Endoscope objective lens |
JPS638102U (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-20 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP1992059825U patent/JPH0734746Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5764207A (en) * | 1980-10-08 | 1982-04-19 | Olympus Optical Co Ltd | Endoscope objective lens |
JPS638102U (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0734746Y2 (ja) | 1995-08-09 |
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