JPH0429720Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は主として芝生の保護用として敷設する
植物保護用敷材に関する。

（従来の技術） 近来、人や自動車等の踏圧から芝生を保護する
ための植物保護用敷材は、例えば実開昭50−
56555号公報で公知であり、又、此れらの類似商
品も各種生産され、その普及はめざましいものが
あるが、いずれも丸形、角形、亀甲形等、形状は
異なつても、略碁盤目状の枠形に形成されてい
た。

（考案が解決しようとする問題点） 上記の如く、植物保護用敷材は略碁盤目状の枠
形に形成され、且つ、踏圧に対する強度を必要と
するため、当然の如く屈曲柔軟性に欠け、従つて
窪突の多い地形には添接し難い問題点を有してい
た。本考案は此れらの問題点を解決し踏圧強度に
は強いが、屈曲性は良好で、窪突地面になじみ易
い植物保護用敷材を提供する目的で考案されたも
のである。

（問題点を解決するための手段） 本考案は直交する芯板の各々両端部を結ぶ外板
を外側に向けて横断面〓形状に膨出連結し、該連
結部に屈曲溝を刻設したものである。

以下本考案を図面に基づいて説明すると、１は
直交せしめた芯板である。２，２……は芯板１の
各々両端部より外側に向けて横断面〓形状に膨出
形成したＵ形外板である。３，３……は互いに隣
接するＵ形外板２，２の隣接面である。４，４…
…は隣接面３の隣接巾の中央位置の上下に、隣接
面と平行に溝形に刻設した屈曲溝である。５，５
……は前記芯板１の外側延長交点位置に各々設け
た連結孔である。６，６は連結孔５内に挿入する
連結ピンである。

（実施例） 本考案の連結は、図面に示す連結ピンを挿入連
結してもよいが、連結ピンと同一形状のものを一
方の連結孔の形成位置に連結孔に代えて形成し、
他方の連結孔に挿入せしめるようにしても同一効
果が期待出来る。

（考案の効果） 本考案を実施すると、Ｕ形外板２，２は各々屈
曲溝部で上下に屈曲するため窪突の激しい地面に
敷設しても地面の窪突傾斜面に沿つて屈曲し、地
面になじみ易い効果を有する考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を示す平面図である。第２図は
第１図のＡ−Ａ線上の縦断面図である。第３図は
一部拡大した縦断面図である。第４図は連結ピン
を示す正面図である。 １……芯板、２……Ｕ形外板、３……隣接面、
４……屈曲溝、５……連結孔、６……連結ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂材で細巾の板状に形成し、且つ、Ｘ字
   形に直交成形した芯板１を縦横に並列させて設
   け、該芯板１の各、外端部より外方に向け横断面
   〓形状に膨出せしめて各々、隣の外端部と連結す
   るＵ形外板２，２……を形成し、各々、隣合う前
   記Ｕ形外板２，２同士が合着して形成する隣接面
   ３の隣接巾の中央位置の上下に、隣接面と平行に
   屈曲溝４，４を刻設し、前記芯板１の外側延長交
   点位置に連結孔５，５……を設けたことを特徴と
   する植物保護用敷材。