JPH0734746Y2 - タイヤ滑り止めネットのスパイク金具 - Google Patents

タイヤ滑り止めネットのスパイク金具

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JPH0734746Y2
JPH0734746Y2 JP1992059825U JP5982592U JPH0734746Y2 JP H0734746 Y2 JPH0734746 Y2 JP H0734746Y2 JP 1992059825 U JP1992059825 U JP 1992059825U JP 5982592 U JP5982592 U JP 5982592U JP H0734746 Y2 JPH0734746 Y2 JP H0734746Y2
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JP
Japan
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shape
metal fitting
chip
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chip material
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JP1992059825U
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JPH0622009U (ja
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和男 國井
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Okamoto Industries Inc
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Okamoto Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤ滑り止めネット
の各網目交差部にかしめ固定されるスパイク金具、詳し
くはその金具本体の接地面に超硬質チップ材を設けてな
るスパイク金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のスパイク金具は、実公平3
−40643号公報記載の如き、スパイク金具本体の接
地面に平面円形状にチップ材(超硬質材)取付け凹溝を
穿設し、該溝よりも僅かに大きい円柱状の超硬質チップ
材を上記取付け凹溝内に圧入させて接地面側に表面円形
状の超硬質凸部を備えるものとしていた。また、従来は
殆どが円柱状のチップ材を設けていたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記チップ材
は圧入させていたため無理があり作業困難であったばか
りか、サイズ誤差によっては実際にチップ材が圧入でき
ない不具合が生じていた。また、上記チップ材で滑り止
め効果を向上させるには、平面形状が円形状のものより
も、小形、かつ矩形状に多数並設した状態のものが好ま
しいこともあったが、従来の金具本体では、円柱形状の
溝にあった円柱状のチップ材しか備えることができなか
った。
【0004】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、長尺幅広状のチップ材取付け凹溝とした金具本体で
種々の表面形状を有するチップ材を取付け可能とし、チ
ップ材の取付けを容易にすると共に、滑り止め効果の向
上を図らしめることである。
【0005】また本考案は、上記目的と共に金具本体接
地面部分の反り防止を図らしめることをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、接地面の長手方向に長
尺幅広状にチップ材取付け凹溝を設けて金具本体を形成
し、該取付け凹溝内に超硬質チップ材をろう付けせしめ
て構成し、該チップ材はその外周壁が上記取付け凹溝の
内周壁に近接する幅広状にベース部を形成すると共に、
該ベース部の表面を所望形状の凹凸面に形成したことで
ある。
【0007】
【作用】上記技術的手段により、超硬質チップ材はその
ベース部外周壁が金具本体の取付け凹溝内周壁に近接し
た状態で抵抗なく挿入され、そしてろう材にて上記ベー
ス部分がろう付けされるため圧入作業が不要である。ま
た幅広状に形成したベース部分の表面に、例えば平面円
形状、矩形状波形状等の所望表面形状の凸部を多数形成
したチップ材を選択して備えれば所望な凹凸面とするこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0009】図中Aは本考案スパイク金具を示し、該ス
パイク金具Aは接地面1aにチップ材取付け凹溝2を設
けてなるスパイク金具本体1と、該取付け凹溝2内に固
着して配される超硬質チップ材3とで構成され、従来周
知のネット(網目)形状を有するタイヤ滑り止めネット
Bの網目交差部b…に、表面側B′から嵌着すると共
に、裏面側B″に突出する両端部1b,1bを内側に折
り曲げてかしめ固定されて備えられる(図15参照)。
尚、図示せるタイヤ滑り止めネットBは一実施例にすぎ
ずこれに何等限定されるものでない。
【0010】スパイク金具本体1は、例えば所定の肉厚
を有する帯状鋼材で、その接地面1aの長手方向にわた
って平面矩形状で、かつ長尺幅広状に所望深さでチップ
材取付け凹溝2を設けてなり、上記接地面1aより外側
の両端部1b,1bを折曲せしめて略コ形に形成される
ものである。
【0011】超硬質チップ材3はベース部3aと凹凸面
3bとからなり、例えばHV900 〜1500程度の硬度を有
するタングステンカーバイト等の鋼材で、図1,2に示
すように長尺幅広状にベース部3aを形成すると共に、
該ベース部3aの上面所望複数箇所を円柱状に突設して
凹凸面3bとした平板形状である。上記ベース部3a
は、その外周壁3a′が上記取付け凹溝2の内周壁2a
に近接するように、上記凹溝2よりも僅かに小形に形成
され凹溝2内に抵抗なく挿入できる大きさである。
【0012】そして上記超硬質チップ材3は、スパイク
金具本体1のチップ材取付け凹溝2内に、ペースト状の
従来周知のろう材5を設けた後、ベース部3aを上記ろ
う材5中に押し込んで固着され、その凹凸面3bを接地
面1a側に臨ませている(接地面1aレベルより上位、
1aレベルと同一レベル、あるいは1aレベルよりも下
位のいずれかの状態で臨んでいる)。これにより、チッ
プ材3の位置決めが容易かつ確実になると共に、傾くこ
となく固定され、平面円形状の超硬質材からなる凹凸面
3bを接地面(表面)1aに備えたスパイク金具Aが形
成される。
【0013】本考案スパイク金具Aは、上記実施例の他
に、例えば図3〜図14に示す第2実施例〜第7実施例
のように、表面を種々の凹凸形状とした超硬質チップ材
3…を上記金具本体1のチップ材取付け凹溝2内にろう
付けしてなるものであってもよい。
【0014】即ち、図3,4は上記同様形状のベース部
3aの上面にメッシュ状の凹凸面3bをもうけてなる第
2実施例を示し、平面円形状のチップ材よりも進行方
向,登坂力等の面において効果が上がる。図5〜図12
は小形のチップ材を多数並設させた第3実施例〜第6実
施例を示し、この凹凸表面形状とすることにより横方向
に対する滑り止め効果が向上する。尚、図中4は凹凸を
示す。また、図示せしめないが異形状のチップ材をベー
ス部3a上面に多数突設してなるものであってもよく、
さらには各チップ材に所望なテーパーをつけてもよく、
その凹凸面3a形状は任意であり何等限定はされない。
【0015】さらに、図13,14に示す第7実施例の
ようにスパイク金具Aを構成するものとしてもよい。即
ち、接地面1aとなる金具本体1の両端部1b,1b付
近にチップ材取付け凹溝2,2を長尺幅広状に設け、該
凹溝2,2内に所望なチップ材3,3をろう付けして構
成するものであってもよい。尚、いうまでもないが図1
3に示すスパイク金具Aは、タイヤ滑り止めネットBの
裏面側B″から嵌着すると共に、表面側B′に突出する
その両端部1b,1bを内側に折り曲げてかしめ固定す
ることにより、接地面1a,1aとする上記両端部1
b,1bに配されているチップ材3…,3…をタイヤ滑
り止めネットBの表面側B′に位置せしめるものであ
る。
【0016】また上記スパイク金具本体1のチップ材取
付け凹溝2は、平面長尺楕円形状、平面長尺波型状等で
あってもよく本考案の範囲内における変更は自由であ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案は、接地面の長手方向に長尺幅広
状にチップ材取付け凹溝を設けて金具本体を形成し、該
取付け凹溝内に超硬質チップ材をろう付けしてスパイク
金具を構成し、該チップ材はその外周壁が上記取付け凹
溝の内周壁に近接する幅広状にベース部を形成すると共
に、該ベース部の表面を所望形状の凹凸面に形成したこ
とにより、超硬質チップ材はそのベース部外周壁が金具
本体の取付け凹溝内周壁に近接した状態で抵抗なく挿入
され、そしてろう材にて上記ベース部分がろう付けされ
るため、従来のように窮屈な金具本体取付け凹溝への困
難なチップ材圧入作業が不要となると共に、サイズ誤差
によるチップ材固着不能という不具合もなく簡易かつ確
実に超硬質チップ材を備えられるスパイク金具の提供が
図れる。
【0018】また、金具本体が上記形状の取付け凹溝を
有するものとし、そして幅広状に形成したベース部分の
表面に、例えば平面円形状、矩形状,波形状等の所望表
面形状の凸部を多数形成したチップ材を選択して備えれ
ば所望な凹凸面とすることができ適宜滑り止め効果の向
上が図れるため、従来のように平面円形状の取付け凹溝
を有している金具本体に、他の形状のチップ材を設けよ
うとしても形状が合わずに溝内に入らないにということ
もなく種々の形状のチップ材に対応できる汎用性があ
る。尚、円柱形状,角柱形状,長尺状,短尺状等の種々
のチップ材形状に合うように、異なった取付け凹溝を設
けた種々の金具本体を個々に製造する必要がなく、従来
のような製造手間が解消されると共に、金具本体の汎用
性によりコスト減が図れるものとなり、部品管理の容易
性と管理面における煩雑さも解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案スパイク金具の一実施例を示す平面図
【図2】図1のx−x線断面図
【図3】第2実施例を示す平面図
【図4】図3のx−x線断面図
【図5】第3実施例を示す平面図
【図6】図5のx−x線断面図
【図7】第4実施例を示す平面図
【図8】図7のx−x線断面図
【図9】第5実施例を示す平面図
【図10】図9のx−x線断面図
【図11】第6実施例を示す平面図
【図12】図11のx−x線断面図
【図13】第7実施例を示す縦断正面図
【図14】図13のx−x線断面図
【図15】本考案スパイク金具を取付けたタイヤ滑り止
めネットの平面図で一部省略して示す
【符号の説明】
A:スパイク金具 1:スパイク金具本体 1a:接地面 1b:両端部 2:取付け凹溝 2a:内周壁 3:チップ材 3a:ベース部 3a′:外周壁 3b:凹凸面 4:凹凸 5:ろう材 B:タイヤ滑り止めネット b:交差部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地面の長手方向に長尺幅広状にチップ材
    取付け凹溝を設けて金具本体を形成し、該取付け凹溝内
    に超硬質チップ材をろう付けせしめて構成し、該チップ
    材はその外周壁が上記取付け凹溝の内周壁に近接する幅
    広状にベース部を形成すると共に、該ベース部の表面を
    所望形状の凹凸面に形成したことを特徴とするタイヤ滑
    り止めネットのスパイク金具。
JP1992059825U 1992-08-25 1992-08-25 タイヤ滑り止めネットのスパイク金具 Expired - Lifetime JPH0734746Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0622009U JPH0622009U (ja) 1994-03-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6046410B2 (ja) * 1980-10-08 1985-10-16 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡対物レンズ
JPS638102U (ja) * 1986-07-03 1988-01-20

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