JPH06220023A - 含窒素複素環誘導体、その製法及び有害生物防除剤 - Google Patents

含窒素複素環誘導体、その製法及び有害生物防除剤

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JPH06220023A
JPH06220023A JP2762593A JP2762593A JPH06220023A JP H06220023 A JPH06220023 A JP H06220023A JP 2762593 A JP2762593 A JP 2762593A JP 2762593 A JP2762593 A JP 2762593A JP H06220023 A JPH06220023 A JP H06220023A
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alkyl group
compound
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Application number
JP2762593A
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English (en)
Inventor
Takashi Kishimoto
孝 岸本
Kaoru Noda
薫 野田
Yasushi Shibata
泰史 柴田
Izumi Kumita
泉 汲田
Michihiko Matsuda
逵彦 松田
Renpei Hatano
連平 波多野
Makio Yano
真樹郎 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式〔I〕で表される化合物、その製法及び有
害生物防除剤。 {Xはハロゲン、アルキル基、アルキルオキシ基、S
(O)j R1 〔jは0〜2の整数、R1 はアルキル
基〕、ニトロ基又はNR2 3 〔R2 、R3 は水素又は
アルキル基〕を表し;A、Bは一方がCHのとき他方が
Nを表し;Rは水素、ハロゲン、アルキル基、OR
4 〔R4 は水素又はアルキル基〕、S(O)k R5 〔k
は0〜2の整数、R5 はアルキル基〕又はNR6
7 〔R6 、R7 は水素又はアルキル基〕を表し;Zは、
−CH2 −,−CH=CH−,=O,=NOR9 (R9
は水素又はアルキル基)等を表し;Yはハロゲン、アル
キル基、フェニル基、OR10又はSR10〔R10はアルキ
ル基、シクロアルキル基、フェニル基等〕、あるいはN
1213〔R12、R13は水素又はアルキル基、アルケニ
ル基又はアルキニル基〕を表し;m、nは0〜5の整数
を表す。} 【効果】 アブラムシ、ダニ等の有害生物に優れた防除
効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な含窒素複素環誘
導体及び有害生物防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多数の殺虫剤、殺ダニ剤が使
用されているが、その効力が不十分であったり、薬剤抵
抗性問題によりその使用が制限されたり、また、植物体
に薬害や汚染を生じたり、あるいは人畜魚類などに対す
る毒性が強かったりすることから、必ずしも満足すべき
防除薬剤とは言い難いものが少なくない。従って、かか
る欠点の少ない安全に使用できる薬剤の開発が要望され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、効果
が確実で安全に使用できる有害生物防除剤を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式〔I〕
【化8】 {式中、Xはハロゲン原子、置換されてもよいアルキル
基、置換されてもよいアルキルオキシ基、S(O)j R
1 〔式中、jは0〜2の整数を表し、R1 は置換されて
もよいアルキル基を表す。〕、ニトロ基又はNR2 3
〔式中、R2 、R3 はそれぞれ独立して、水素原子又は
置換されてもよいアルキル基を表す。〕を表し、A、B
は一方がCHのとき他方がNを表し、Rは水素原子、ハ
ロゲン原子、置換されてもよいアルキル基、OR4 〔式
中、R4 は水素原子又は置換されてもよいアルキル基を
表す。〕、S(O)k R5 〔式中、kは0〜2の整数を
表し、R5 は置換されてもよいアルキル基を表す。〕又
はNR6 7 〔式中、R6 、R7 はそれぞれ独立して、
水素原子又は置換されてもよいアルキル基を表す。〕を
表し、Zは、−Cr1 (r2 )−〔式中、r1 、r
2 は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置
換されてもよいアルキル基又はOR8 (式中、R8は水
素原子又は置換されてもよいアルキル基を表す。)を表
し、又はr1 とr2は一緒になって、=O又は=NOR
9 (式中、R9 は水素原子又は置換されてもよいアルキ
ル基を表す。)を表す。〕又は−CH=CH−を表し、
Yはハロゲン原子、置換されてもよいアルキル基、置換
されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよいアル
ケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換されて
もよいフェニル基、OR10〔式中、R10は置換されても
よいアルキル基、置換されてもよいアルケニル基、置換
されてもよいアルキニル基、置換されてもよいシクロア
ルキル基、置換されてもよいシクロアルケニル基又は置
換されてもよいフェニル基を表す。〕、SR11〔式中、
11は置換されてもよいアルキル基、置換されてもよい
アルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換さ
れてもよいシクロアルキル基、置換されてもよいシクロ
アルケニル基又は置換されてもよいフェニル基を表
す。〕又はNR1213〔式中、R12、R13はそれぞれ独
立して、水素原子又は置換されてもよいアルキル基、置
換されてもよいアルケニル基又は置換されてもよいアル
キニル基を表す。〕を表し、mは0〜5の整数を表し
(mが2以上のときYは同一でも相異なってもよ
い。)、nは0〜5の整数を表す(nが2以上のときX
は同一でも相異なってもよい。)。}で表される化合物
又はその塩、その製法及び有害生物防除剤である。
【0005】本発明化合物の製法は、次の通りである。 製造方法1
【化9】 X、n、Y、m、Zは前記と同じ意味を示し、R14は低
級アルキル、Halはハロゲン原子を示す。反応は有機
溶媒中、所望により塩基の存在下、−20℃から用いら
れる溶媒の沸点までで、1時間から数10時間行われ
る。溶媒としては、アルコール、DMF、THF、ジオ
キサン等が使用できる。塩基としては、炭酸ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム、t−ブトキシドカリウム、トリ
エチルアミン、ピリジン等が用いられる。
【0006】製造方法2
【化10】 X、n、Y、m、Z、R14は前記と同じ意味を示す。反
応は有機溶媒中、還元剤の存在下、所望により塩基の存
在下、−20℃から用いられる溶媒の沸点までで、1時
間から数10時間行われる。溶媒としては、アルコー
ル、THF、ジオキサン等が使用できる。還元剤として
は、ホウ化ニッケル(反応中、水素化ホウ素ナトリウム
と例えば、塩化ニッケル等のニッケル塩類とから発生さ
せてもよい)、ラネーニッケル等が用いられる。また塩
基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、ナトリウムアルコラート等が用いられる。
【0007】いずれの方法で反応を行った場合も反応終
了後は通常の後処理を行うことにより目的物を得ること
ができる。本発明化合物の構造は、IR、NMR、MS
等から決定した。
【0008】
【実施例】−化合物 次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明する。 実施例1 化合物番号10の化合物の合成
【化11】 1,1−ビスメチルチオ−3−(2,6−ジフルオロフ
ェニル)プロペン−3−オン2.9gをDMF30ml
に溶解させ、これに無水炭酸カリウム1.8g、次いで
4−イソプロポキシベンジルアミジン塩酸塩2.5gを
加え、70℃〜80℃で反応させた。3時間後、反応液
を氷水中にあけ、酢酸エチルにて抽出、水洗し硫酸マグ
ネシウムで乾燥、ろ別後、酢酸エチルを減圧留去した。
得られた残査をシリカゲルカラムにて分離精製して、目
的の4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2−(4−
イソプロポキシベンジル)−6−メチルチオピリミジン
1.5gを得た。mp58−59℃
【0009】実施例2 化合物番号9の化合物の合成
【化12】 4−(2,6−ジフルオロフェニル)−2−(4−イソ
プロポキシベンジル)−6−メチルチオピリミジン1.
1gをエチルアルコール30mlに溶解させ、これにニ
ッケルクロライド6水和物7gを加え、室温にて撹拌
下、水素化ホウ素ナトリウム3.4gを40%水酸化ナ
トリウム水溶液10mlに溶解させた水溶液を10分か
ら20分かけて滴下した。滴下終了後、5分間還流さ
せ、熱時に濾過したのち、エチルアルコールを減圧留去
し、酢酸エチルにて抽出、水洗し硫酸マグネシウムで乾
燥、ろ別後、酢酸エチルを減圧留去した。得られた残査
をシリカゲルカラムにて分離精製して、目的の4−
(2,6−ジフルオロフェニル)−2−(4−イソプロ
ポキシベンジル)ピリミジン0.2gを得た。mp79
−81℃
【0010】上記実施例を含め本発明化合物の代表例を
第1表に示す。
【0011】
【表101】
【0012】
【表102】
【0013】
【表103】
【0014】
【表104】
【0015】
【表105】
【0016】
【表106】
【0017】本発明化合物は農業上の有害生物、衛生害
虫、貯殻害虫、衣類害虫、家屋害虫等の防除に使用で
き、その代表例として、下記のものが挙げられる。鱗翅
目害虫、例えば、ハスモンヨトウ、ヨトウガ、タマナヤ
ガ、アオムシ、タマナギンウワバ、コナガ、チャノコカ
クモンハマキ、チャハマキ、モモシンクイガ、ナシヒメ
シンクイ、ミカンハモグリガ、チャノホソガ、キンモン
ホソガ、マイマイガ、チャドクガ、ニカメイガ、コブノ
メイガ、ヨーロピアンコーンボーラー、アメリカシロヒ
トリ、スジマダラメイガ、ヘリオティス属、ヘルコベル
パ属、アグロティス属、イガ、コドリンガ、ワタアカミ
ムシ等、半翅目害虫、例えば、モモアカアブラムシ、ワ
タアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ、ムギクビレア
ブラムシ、ホソヘリカメムシ、アオクサカメムシ、ヤノ
ネカイガラムシ、クワコナカイガラムシ、オンシツコナ
ジラミ、タバココナジラミ、ナシキジラミ、ナシグンバ
イムシ、トビイロウンカ、ヒメトビウンカ、セジロウン
カ、ツマグロヨコバイ等、鞘翅目害虫、例えば、キスジ
ノミハムシ、ウリハムシ、コロラドハムシ、イネミズゾ
ウムシ、コクゾウムシ、アズキゾウムシ、マメコガネ、
ヒメコガネ、ジアブロティカ属、タバコシバンムシ、ヒ
ラタキクイムシ、マツノマダラカミキリ、ゴマダラカミ
キリ、アグリオティス属、ニジュウヤホシテントウ、コ
クヌスト、ワタミゾウムシ等、双翅目害虫、例えば、イ
エバエ、オオクロバエ、センチニクバエ、ウリミバエ、
ミカンコミバエ、タネバエ、イネハモグリバエ、キイロ
ショウジョウバエ、サシバエ、コガタアカイエカ、ネッ
タイシマカ、シナハマダラカ等、総翅目害虫、例えば、
ミナミキイロアザミウマ、チャノキイロアザミウマ等、
膜翅目害虫、例えば、イエヒメアリ、キイロスズメバ
チ、カブラハバチ等、直翅目害虫、例えば、チャバネゴ
キブリ、ワモンゴキブリ、クロゴキブリ、トノサマバッ
タ等、等翅目害虫、例えば、イエシロアリ、ヤマトシロ
アリ等、隠翅目害虫、例えば、ヒトノミ等、シラミ目害
虫、例えば、ヒトジラミ等、ダニ類、例えば、ナミハダ
ニ、ニセナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ、
リンゴハダニ、ミカンサビダニ、リンゴサビダニ、チャ
ノホコリダニ、ブレビパルパス属、エオテトラニカス
属、ロビンネダニ、ケナガコナダニ、コナヒョウヒダ
ニ、オウシマダニ、フタトゲチマダニ等、植物寄生性線
虫類、例えば、サツマイモネコブセンチュウ、ネグサレ
センチュウ、ダイズシストセンチュウ、イネシンガレセ
ンチュウ、マツノザイセンチュウ等。又、近年コナガ、
ウンカ、ヨコバイ、アブラムシ等多くの害虫やダニにお
いて有機リン剤、カーバメート剤や殺ダニ剤に対する抵
抗性が発達し、それら薬剤の効力不足問題を生じてお
り、抵抗性系統の害虫やダニにも有効な薬剤が望まれて
いる。本発明化合物は感受性系統のみならず、有機リン
剤、カーバメート剤、ピレスロイド剤、殺ダニ剤抵抗性
系統の害虫やダニにも優れた殺虫効果を有する薬剤であ
る。
【0018】本発明の有害生物防除剤は、式〔I〕で表
わされる化合物、またはその塩を有効成分として含有す
るものであり、有効成分化合物の純品のままでも使用で
きるが、通常、一般の農薬のとり得る形態、即ち、水和
剤、水溶剤、粉剤、乳剤、粒剤、フロアブル等の形態で
使用される。添加剤及び担体としては、固型剤を目的と
する場合は、大豆粉、小麦粉等の植物性粉末、珪藻土、
燐灰石、石膏、タルク、ベントナイト、クレイ等の鉱物
性微粉末、安息香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有機および
無機化合物が使用される。液体の剤型を目的とする場合
は、植物油、鉱物油、ケロシン、キシレンおよびソルベ
ントナフサ等の石油留分、シクロヘキサン、シクロヘキ
サノン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、トリクロルエチレン、メチルイソブチルケトン、水
等を溶剤として使用する。これらの製剤において、均一
なかつ安定な形態をとるために必要ならば界面活性剤を
添加することもできる。このようにして得られた水和
剤、乳剤、水溶液、フロアブル剤は水で所定の濃度に希
釈して懸濁液あるいは乳濁液として、粉剤、粒剤はその
まま、植物に散布する方法で使用される。
【0019】なお、本発明化合物は単独でも十分有効で
あることはいうまでもないが、各種の殺虫剤、殺ダニ
剤、殺線虫剤、殺菌剤および共力剤と混合して使用する
こともできる。本発明化合物と混合して使用できる殺虫
剤や殺ダニ剤などの代表例を以下に示す。 有機燐およびカーバメート系殺虫剤:フェンチオン、フ
ェニトロチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、ES
P、バミドチオン、フェントエート、ジメトエート、ホ
ルモチオン、マラソン、トリクロルホン、チオメトン、
ホスメット、ジクロルボス、アセフェート、EPBP、
メチルパラチオン、オキシジメトンメチル、エチオン、
サリチオン、シアノホス、イソキサチオン、ピリダフェ
ンチオン、ホサロン、メチダチオン、スルプロホス、ク
ロルフェンビンホス、テトラクロルビンホス、ジメチル
ビンホス、プロパホス、イソフェンホス、エチルチオメ
トン、プロフェノホス、ピラクロホス、モノクロトホ
ス、アジンホスメチル、アルディカルブ、メソミル、チ
オジカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、ベンフ
ラカルブ、フラチオカルブ、プロポキスル、BPMC、
MTMC、MIPC、カルバリル、ピリミカーブ、エチ
オフェンカルブ、フェノキシカルブ、カルタップ、チオ
シクラム、ベンスルタップ等。
【0020】ピレスロイド系殺虫剤:ペルメトリン、シ
ペルメトリン、デルタメスリン、フェンバレレート、フ
ェンプロパトリン、ピレトリン、アレスリン、テトラメ
スリン、レスメトリン、ジメスリン、プロパスリン、フ
ェノトリン、プロトリン、フルバリネート、シフルトリ
ン、シハロトリン、フルシトリネート、エトフェンプロ
クス、シクロプロトリン、トロラメトリン、シラフルオ
フェン、ブロフェンプロクス、アクリナスリ等。
【0021】ベンゾイルウレア系その他の殺虫剤:ジフ
ルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロ
ン、トリフルムロン、テフルベンズロン、フルフェノク
スロン、フルシクロクスロン、ブプロフェジン、ピリプ
ロキシフェン、メトプレン、ベンゾエピン、ジアフェン
チウロン、イミダクロプリド、フィプロニル、硫酸ニコ
チン、ロテノン、メタアルデヒド、機械油、BTや昆虫
病原ウイルスなどの微生物農薬等。
【0022】殺線虫剤:フェナミホス、ホスチアゼート
等。 殺ダニ剤:クロルベンジレート、フェニソブロモレー
ト、ジコホル、アミトラズ、BPPS、ベンゾメート、
ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ポリナクチ
ン、キノメチオネート、CPCBS、テトラジホン、ア
ベルメクチン、ミルベメクチン、クロフェンテジン、シ
ヘキサチン、ピリダベン、フェンピロキシメート、テブ
フェンピラド、ピリミジフェン、フェノチオカルブ、ジ
エノクロル等。
【0023】殺菌剤:チオファネートメチル、ベノミ
ル、カルベンダゾール、チアベンダゾール、フォルペッ
ト、チウラム、ジラム、ジネブ、マンネブ、ポリカーバ
メート、IBP、EDDP、フサライド、プロベナゾー
ル、イソプロチオラン、TPN、キャプタン、ポリオキ
シン、ブラストサイジンS、カスガマイシン、ストレプ
トマイシン、バリダマイシン、トリシクラゾール、ピロ
キロン、フェナジンオキシド、メプロニル、フルトラニ
ル、ペンシクロン、イプロジオン、ヒメキサゾール、メ
タラキシル、トリフルミゾール、トリホリン、トリアジ
メホン、ビテルタノール、フェナリモル、プロピコナゾ
ール、シモキサニル、プロクロラズ、ペフラゾエート、
ヘキサコナゾール、ミクロブタニル、ジクロメジン、テ
クロフタラム、プロピネブ、ジチアノン、ホセチル、ビ
ンクロゾリン、プロシミドン、オキサジキシル、グアザ
チン、プロパモカルブ塩酸塩、フルアジナム、オキソリ
ニック酸、ヒドロキシイソキサゾール等。
【0024】
【実施例】
−殺虫剤、殺ダニ剤 次に製剤の実施例を示すが、添加する担体、界面活性剤
等はこれらの実施例に限定されるものではない。 実施例3 乳剤
【表2】 本発明化合物 10部 アルキルフェニルポリオキシエチレン 5部 ジメチルホルムアミド 50部 キシレン 35部 以上を混合溶解し、使用に際し水で希釈して乳濁液として散布する。
【0025】実施例4 水和剤
【表3】 本発明化合物 10部 高級アルコール硫酸エステル 5部 珪藻土 80部 シリカ 5部 以上を混合して微粉に粉砕し、使用に際し水で希釈して懸濁液として散布する 。
【0026】実施例5 粉剤
【表4】 本発明化合物 5部 タルク 94.7部 シリカ 0.3部 以上を混合粉砕し、使用に際してはそのまま散布する。
【0027】実施例6 粒剤
【表5】 本発明化合物 5部 クレー 73部 ベントナイト 20部 ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部 リン酸ナトリウム 1部 以上を造粒し、使用に際してはそのまま施用する。
【0028】
【発明の効果】
試験例1 ワタアブラムシに対する効力 3寸鉢に播種した発芽後10日が経過したキュウリにワ
タアブラムシ成虫を接種した。1日後に成虫を除去し、
産下された若虫が寄生するキュウリに、前記薬剤の実施
例3に示された乳剤の処方に従い、化合物濃度が125
ppmになるように水で希釈した薬液を散布した。温度
25℃、湿度65%の恒温室内に置き、6日後に殺虫率
を調査した。結果を以下、第2表に示した。
【0029】
【表6】
【0030】試験例2 ナミハダニに対する効力 2寸鉢に播種したインゲンの発芽後7〜10日を経過し
た第1本葉上に、有機燐剤抵抗性のナミハダニの雌成虫
を17頭接種したのち、前記薬剤の実施例4に示された
水和剤の処方に従い、化合物濃度が125ppmになる
ように水で希釈した薬液を散布した。温度25℃、湿度
65%の恒温室内に置き、散布3日後に、成虫を除去
し、この3日間に産付された卵に関し、成虫まで発育し
得たか否かを11日目に調査し、殺ダニ有効度を求め
た。結果を以下、第3表に示した。なお、殺ダニ有効度
は、次式により求めた。
【0031】
【数1】
【0032】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 239/36 8615−4C 239/42 Z 8615−4C (72)発明者 汲田 泉 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (72)発明者 松田 逵彦 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (72)発明者 波多野 連平 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (72)発明者 矢野 真樹郎 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式〔I〕 【化1】 {式中、Xはハロゲン原子、置換されてもよいアルキル
    基、置換されてもよいアルキルオキシ基、S(O)j R
    1 〔式中、jは0〜2の整数を表し、R1 は置換されて
    もよいアルキル基を表す。〕、ニトロ基又はNR2 3
    〔式中、R2 、R3 はそれぞれ独立して、水素原子又は
    置換されてもよいアルキル基を表す。〕を表し、 A、Bは一方がCHのとき他方がNを表し、 Rは水素原子、ハロゲン原子、置換されてもよいアルキ
    ル基、OR4 〔式中、R4 は水素原子又は置換されても
    よいアルキル基を表す。〕、S(O)k R5 〔式中、k
    は0〜2の整数を表し、R5 は置換されてもよいアルキ
    ル基を表す。〕又はNR6 7 〔式中、R6 、R7 はそ
    れぞれ独立して、水素原子又は置換されてもよいアルキ
    ル基を表す。〕を表し、 Zは、−Cr1 (r2 )−〔式中、r1 、r2 は、それ
    ぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換されても
    よいアルキル基又はOR8 (式中、R8 は水素原子又は
    置換されてもよいアルキル基を表す。)を表し、又はr
    1 とr2 は一緒になって、=O又は=NOR9 (式中、
    9 は水素原子又は置換されてもよいアルキル基を表
    す。)を表す。〕又は−CH=CH−を表し、 Yはハロゲン原子、置換されてもよいアルキル基、置換
    されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよいアル
    ケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換されて
    もよいフェニル基、OR10〔式中、R10は置換されても
    よいアルキル基、置換されてもよいアルケニル基、置換
    されてもよいアルキニル基、置換されてもよいシクロア
    ルキル基、置換されてもよいシクロアルケニル基又は置
    換されてもよいフェニル基を表す。〕、SR11〔式中、
    11は置換されてもよいアルキル基、置換されてもよい
    アルケニル基、置換されてもよいアルキニル基、置換さ
    れてもよいシクロアルキル基、置換されてもよいシクロ
    アルケニル基又は置換されてもよいフェニル基を表
    す。〕又はNR1213〔式中、R12、R13はそれぞれ独
    立して、水素原子又は置換されてもよいアルキル基、置
    換されてもよいアルケニル基又は置換されてもよいアル
    キニル基を表す。〕を表し、 mは0〜5の整数を表し(mが2以上のときYは同一で
    も相異なってもよい。)、 nは0〜5の整数を表す(nが2以上のときXは同一で
    も相異なってもよい。)。}で表される化合物又はその
    塩。
  2. 【請求項2】 式〔II〕 【化2】 {式中、X及びnは前記と同じ意味を表し、R14はアル
    キル基を表す。}で表される化合物と式〔III 〕 【化3】 {式中、Y、Z及びmは前記と同じ意味を表し、Hal
    はハロゲン原子を表す。}で表される化合物を反応させ
    ることを特徴とする式〔I′〕 【化4】 {式中、R14、X、Y、Z、m及びnは前記と同じ意味
    を表す。}で表される化合物の製法。
  3. 【請求項3】 式〔I′〕 【化5】 {式中、R14、X、Y、Z、m及びnは前記と同じ意味
    を表す。}で表される化合物を還元することを特徴とす
    る式〔I″〕 【化6】 {式中、X、Y、Z、m及びnは前記と同じ意味を表
    す。}で表される化合物の製法。
  4. 【請求項4】 式〔I〕 【化7】 {式中、X、A、B、R、Z、Y、m及びnは前記と同
    じ意味を表す。}で表される化合物もしくはその塩の1
    種または2種以上を有効成分として含有することを特徴
    とする有害生物防除剤。
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