JPH07188137A - ベンズアミド化合物、その製法および有害生物防除剤 - Google Patents

ベンズアミド化合物、その製法および有害生物防除剤

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JPH07188137A
JPH07188137A JP34596693A JP34596693A JPH07188137A JP H07188137 A JPH07188137 A JP H07188137A JP 34596693 A JP34596693 A JP 34596693A JP 34596693 A JP34596693 A JP 34596693A JP H07188137 A JPH07188137 A JP H07188137A
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compound
halogen
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JP34596693A
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Michihiko Matsuda
逵彦 松田
Renpei Hatano
連平 波多野
Takao Iwasa
孝男 岩佐
Yasuo Yamada
靖雄 山田
Takashi Kishimoto
孝 岸本
Tatsumi Suzuki
立美 鈴木
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式〔I〕 【化1】 〔式中、Xは水素、ハロゲン、{ハロゲンまたはフェニ
ル基}で置換されてもよいアルキル基、{ハロゲンまた
はフェニル基}で置換されてもよいアルコキシ基、フェ
ニル基、フェノキシ基、アルキルチオ基、フェニルチオ
基、ニトロ基、置アミノ基またはシアノ基を表す。nは
1から5の整数を表す。Yはハロゲン、アルキル基また
はアルコキシ基を表す。mは1から5の整数を表す。Z
はハロゲン、アルキルスルフォニルオキシ基、フェニル
スルフォニルオキシ基、アセトキシ基、ベンゾイルオキ
シ基、アルコキシカルボニルオキシ基、カルバモイルオ
キシ基、チオカルバモイルオキシ基、スルファモイルオ
キシ基またはフォスフォニルオキシ基を表す。Aはメチ
レンを表す。〕で表されるベンズアミド化合物、製法及
び有害生物防除剤。 【効果】 工業的に有利に合成でき効果が確実で安全に
使用できる有害生物防除剤を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なベンズアミド化
合物、その製法および有害生物防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多数の殺虫剤、殺ダニ剤が使
用されているが、その効力が不十分であったり、薬剤抵
抗性問題によりその使用が制限されたり、また、植物体
に薬害や汚染を生じたり、あるいは人畜魚類などに対す
る毒性が強かったりすることから、必ずしも満足すべき
防除薬剤とは言い難いものが少なくない。従って、かか
る欠点の少ない安全に使用できる薬剤の開発が要望され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は工業的
に有利に合成でき効果が確実で安全に使用できる有害生
物防除剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式〔I〕
【0005】
【化6】
【0006】〔式中、Xは水素、ハロゲン、{ハロゲン
もしくは置換されてもよいフェニル基}で置換されても
よいC1-6 アルキル基、{ハロゲンもしくは置換されて
もよいフェニル基}で置換されてもよいC1-6 アルコキ
シ基、置換されてもよいフェニル基、置換されてもよい
フェノキシ基、置換されてもよいアルキルチオ基、置換
されてもよいフェニルチオ基、ニトロ基、置換されても
よいアミノ基またはシアノ基を表す。nは1から5の整
数を表す。Yはハロゲン、置換されてもよいC1-6 アル
キル基または置換されてもよいC1-6 アルコキシ基を表
す。mは1から5の整数を表す。Zはハロゲン、置換さ
れてもよいC1-6 アルキルスルフォニルオキシ基、置換
されてもよいフェニルスルフォニルオキシ基、置換され
てもよいアセトキシ基、置換されてもよいベンゾイルオ
キシ基、置換されてもよいC1-6 アルコキシカルボニル
オキシ基、置換されてもよいカルバモイルオキシ基、置
換されてもよいチオカルバモイルオキシ基、置換されて
もよいスルファモイルオキシ基または置換されてもよい
フォスフォニルオキシ基を表す。Aは置換されてもよい
メチレンを表す。〕で表されるアミド化合物、その製法
および有害生物防除剤である。
【0007】本発明において、Xのフェニルアルキル基
を置換する基としては、例えばハロゲン、C1-6 アルキ
ル、C1-6 ハロアルキル、C1-6 アルコキシ等である。
Xのフェニルアルコキシ基を置換する基としては、例え
ばハロゲン、C1-6 アルキル等である。Xのフェニル基
を置換する基としては、例えばハロゲン、C1-6 アルキ
ル、C1-6 アルコキシ等である。Xのフェノキシ基を置
換する基としては、例えばハロゲン、C1-6 アルキル、
1-6 アルコキシ等である。Xのフェニルチオ基を置換
する基としては、例えばハロゲン等である。Zのアルキ
ルスルフォニルオキシ基を置換する基としては、例えば
ハロゲン等である。Zのフェニルスルフォニルオキシ基
を置換する基としては、例えばC1-6 アルキル等であ
る。Zのアセトキシ基を置換する基としては、例えばハ
ロゲン等である。Zのベンゾイルオキシ基を置換する基
としては、例えばハロゲン等である。Zのカルバモイル
オキシ基を置換する基としては、例えばC1-6 アルキ
ル、ハロゲンで置換されてもよいフェニル等である。Z
のチオカルバモイルオキシ基を置換する基としては、例
えばC1-6 アルキル、アリール等である。Zのスルファ
モイルオキシ基を置換する基としては、例えばC1-6
ルキル等である。Zのフォスフォニルオキシ基を置換す
る基としては、例えばC1-6 アルキル等である。Aのメ
チレンを置換する基としては、例えばC1-6 アルキル、
フェニル等である。
【0008】本発明化合物の製法は次の通りである。
【0009】
【化7】
【0010】〔式中、Wはハロゲン、水酸基、−OSO
2 1 (R1 はメチル等のアルキル、もしくは、p−ト
リル基等の置換フェニルを示す。)等の脱離基を示し、
A,m,n,X,Yは前記と同じ意味を示す。〕 反応は水、ベンゼン、テトラヒドロフラン、アセトニト
リル、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド
等の不活性溶媒中、所望によりトリエチルアミン、ピリ
ジン、水酸化ナトリウム等の脱塩酸剤を用い、あるいは
所望により濃硫酸、ジシクロヘキシルカルボジイミド等
の脱水剤を用い−20℃から用いる溶媒の沸点までで、
30分から数10時間行なわれる。
【0011】
【化8】
【0012】〔式中、A,m,n,X,Y,Zは前記と
同じ意味を示す。〕 反応はベンゼン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ル、ジクロロメタン、アセトニトリル等の不活性溶媒
中、塩化チオニル、オキシ塩化リン、三塩化リン、五塩
化リン等のハロゲン化剤、またはR2 SO2 Cl,R3
COCl,R4 POCl,またはR5 NCO(イソシア
ン酸エステル類),R6 NCS(イソチオシアン酸エス
テル類)(R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は置換されて
もよいアルキル基、置換されてもよいアルコキシ基、置
換されてもよいアミノ基、置換されてもよいフェニル基
を示す。)等と所望によっては、トリエチルアミン、ピ
リジン、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等の塩基を
用い、−20℃から用いる溶媒の沸点までで、30分か
ら数10時間行なわれる。
【0013】いずれの場合も反応終了後は通常の後処理
を行うことにより目的物を得ることができる。本発明化
合物の構造は、IR,NMR,MASS等から決定し
た。
【0014】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に説明する。 実施例1
【0015】
【化9】
【0016】N−[1−(2−クロロフェニル)−2−
ヒドロキシエチル]−2,6−ジフルオロベンズアミド
0.7g、およびトリエチルアミン0.25gをテトラ
ヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷攪拌下、メタンス
ルフォニルクロライド0.26gを加え、室温にて反応
させた。2時間後、反応液を氷水中にあけ、酢酸エチル
エステルにて抽出後、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾別後減圧濃縮した。得られた結晶をクロロホルム
−エタノール混合溶媒にて再結晶することにより目的の
N−[1−(2−クロロフェニル)−2−(メチルスル
フォニルオキシ)エチル]−2,6−ジフルオロベンズ
アミド(化合物番号1)0.33gを得た。 m.p.
[121−123℃]
【0017】実施例2
【0018】
【化10】
【0019】N−[1−(4−t−ブチル−2−エトキ
シフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−2,6−ジフ
ルオロベンズアミド1.0g、およびトリエチルアミン
1.1gをテトラヒドロフラン30mlに溶解し、氷冷
攪拌下、メタンスルフォニルクロライド1.1gを加
え、室温にて反応させた。2時間後、反応液を氷水中に
あけ、酢酸エチルエステルにて抽出後、水洗、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濾別後減圧濃縮した。得られた結晶
をn−ヘキサン及びジエチルエーテルにて洗浄濾別する
ことにより、目的のN−[1−(4−t−ブチル−2−
エトキシフェニル)−2−(メチルスルフォニルオキ
シ)エチル]−2,6−ジフルオロベンズアミド(化合
物番号20)1.1gを得た。 m.p.[96−97
℃]
【0020】上記実施例を含め本発明化合物の代表例を
第1表に示す。
【0021】
【表1001】
【0022】
【表1002】
【0023】
【表1003】
【0024】
【表1004】
【0025】
【表1005】
【0026】
【表1006】
【0027】
【表1007】
【0028】
【表1008】
【0029】
【表1009】
【0030】本発明化合物は農業上の有害生物、衛生害
虫、貯殻害虫、衣類害虫、家屋害虫等の防除に使用で
き、その代表例として、下記のものが挙げられる。鱗翅
目害虫、例えば、ハスモンヨトウ、ヨトウガ、タマナヤ
ガ、アオムシ、タマナギンウワバ、コナガ、チャノコカ
クモンハマキ、チャハマキ、モモシンクイガ、ナシヒメ
シンクイ、ミカンハモグリガ、チャノホソガ、キンモン
ホソガ、マイマイガ、チャドクガ、ニカメイガ、コブノ
メイガ、ヨーロピアンコーンボーラー、アメリカシロヒ
トリ、スジマダラメイガ、ヘリオティス属、ヘリコベル
パ属、アグロティス属、イガ、コドリンガ、ワタアカミ
ムシ等、半翅目害虫、例えば、モモアカアブラムシ、ワ
タアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ、ムギクビレア
ブラムシ、ホソヘリカメムシ、アオクサカメムシ、ヤノ
ネカイガラムシ、クワコナカイガラムシ、オンシツコナ
ジラミ、タバココナジラミ、ナシキジラミ、ナシグンバ
イムシ、トビイロウンカ、ヒメトビウンカ、セジロウン
カ、ツマグロヨコバイ等、鞘翅目害虫、例えば、キスジ
ノミハムシ、ウリハムシ、コロラドハムシ、イネミズゾ
ウムシ、コクゾウムシ、アズキゾウムシ、マメコガネ、
ヒメコガネ、ジアブロティカ属、タバコシバンムシ、ヒ
ラタキクイムシ、マツノマダラカミキリ、ゴマダラカミ
キリ、アグリオティス属、ニジュウヤホシテントウ、コ
クヌスト、ワタミゾウムシ等、双翅目害虫、例えば、イ
エバエ、オオクロバエ、センチニクバエ、ウリミバエ、
ミカンコミバエ、タネバエ、イネハモグリバエ、キイロ
ショウジョウバエ、サシバエ、コガタアカイエカ、ネッ
タイシマカ、シナハマダラカ等、総翅目害虫、例えば、
ミナミキイロアザミウマ、チャノキイロアザミウマ等、
膜翅目害虫、例えば、イエヒメアリ、キイロスズメバ
チ、カブラハバチ等、直翅目害虫、例えば、チャバネゴ
キブリ、ワモンゴキブリ、クロゴキブリ、トノサマバッ
タ等、等翅目害虫、例えば、イエシロアリ、ヤマトシロ
アリ等、隠翅目害虫、例えば、ヒトノミ等、シラミ目害
虫、例えば、ヒトジラミ等、ダニ類、例えば、ナミハダ
ニ、ニセナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ、
リンゴハダニ、ミカンサビダニ、リンゴサビダニ、チャ
ノホコリダニ、ブレビパルパス属、エオテトラニカス
属、ロビンネダニ、ケナガコナダニ、コナヒョウヒダ
ニ、オウシマダニ、フタトゲチマダニ等、植物寄生性線
虫類、例えば、サツマイモネコブセンチュウ、ネグサレ
センチュウ、ダイズシストセンチュウ、イネシンガレセ
ンチュウ、マツノザイセンチュウ等。又、近年コナガ、
ウンカ、ヨコバイ、アブラムシ等多くの害虫において有
機リン剤、カーバメート剤に対する抵抗性が発達し、そ
れら薬剤の効力不足問題を生じており、抵抗性系統の害
虫にも有効な薬剤が望まれている。本発明化合物は感受
性系統のみならず、有機リン剤、カーバメート剤、ピレ
スロイド剤、抵抗性系統の害虫にも優れた殺虫効果を有
する薬剤である。
【0031】本発明の有害生物防除剤は、一般式〔I〕
で表わされる化合物を有効成分として含有するものであ
り、有効成分化合物の純品のままでも使用できるが、通
常、一般の農薬のとり得る形態、即ち、水和剤、水溶
剤、粉剤、乳剤、粒剤、フロアブル等の形態で使用され
る。添加剤及び担体としては、固型剤を目的とする場合
は、大豆粉、小麦粉等の植物性粉末、珪藻土、燐灰石、
石膏、タルク、ベントナイト、クレイ等の鉱物性微粉
末、安息香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有機および無機化
合物が使用される。液体の剤型を目的とする場合は、植
物油、鉱物油、ケロシン、キシレンおよびソルベントナ
フサ等の石油留分、シクロヘキサン、シクロヘキサノ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ト
リクロルエチレン、メチルイソブチルケトン、水等を溶
剤として使用する。これらの製剤において、均一なかつ
安定な形態をとるために必要ならば界面活性剤を添加す
ることもできる。このようにして得られた水和剤、乳
剤、水溶液、フロアブル剤は水で所定の濃度に希釈して
懸濁液あるいは乳濁液として、粉剤、粒剤はそのまま、
植物に散布する方法で使用される。
【0032】なお、本発明化合物は単独でも十分有効で
あることはいうまでもないが、各種の殺虫剤、殺ダニ
剤、殺線虫剤、殺菌剤および共力剤と混合して使用する
こともできる。本発明化合物と混合して使用できる殺虫
剤や殺ダニ剤などの代表例を以下に示す。 有機燐およびカーバメート系殺虫剤:フェンチオン、フ
ェニトロチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、ES
P、バミドチオン、フェントエート、ジメトエート、ホ
ルモチオン、マラソン、トリクロルホン、チオメトン、
ホスメット、ジクロルボス、アセフェート、EPBP、
メチルパラチオン、オキシジメトンメチル、エチオン、
サリチオン、シアノホス、イソキサチオン、ピリダフェ
ンチオン、ホサロン、メチダチオン、スルプロホス、ク
ロルフェンビンホス、テトラクロルビンホス、ジメチル
ビンホス、プロパホス、イソフェンホス、エチルチオメ
トン、プロフェノホス、ピラクロホス、モノクロトホ
ス、アジンホスメチル、アルディカルブ、メソミル、チ
オジカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、ベンフ
ラカルブ、フラチオカルブ、プロポキスル、BPMC、
MTMC、MIPC、カルバリル、ピリミカーブ、エチ
オフェンカルブ、フェノキシカルブ、カルタップ、チオ
シクラム、ベンスルタップ等。
【0033】ピレスロイド系殺虫剤:ペルメトリン、シ
ペルメトリン、デルタメスリン、フェンバレレート、フ
ェンプロパトリン、ピレトリン、アレスリン、テトラメ
スリン、レスメトリン、ジメスリン、プロパスリン、フ
ェノトリン、プロトリン、フルバリネート、シフルトリ
ン、シハロトリン、フルシトリネート、エトフェンプロ
クス、シクロプロトリン、トロラメトリン、シラフルオ
フェン、ブロフェンプロクス、アクリナトリン等。
【0034】ベンゾイルウレア系その他の殺虫剤:ジフ
ルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロ
ン、トリフルムロン、テフルベンズロン、フルフェノク
スロン、フルシクロクスロン、ブプロフェジン、ピリプ
ロキシフェン、メトプレン、ベンゾエピン、ジアフェン
チウロン、イミダクロプリド、フィプロニル、硫酸ニコ
チン、ロテノン、メタアルデヒド、機械油、BTや昆虫
病原ウイルスなどの微生物農薬等。
【0035】殺線虫剤:フェナミホス、ホスチアゼート
等。
【0036】殺ダニ剤:クロルベンジレート、フェニソ
ブロモレート、ジコホル、アミトラズ、BPPS、ベン
ゾメート、ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ポ
リナクチン、キノメチオネート、CPCBS、テトラジ
ホン、アベルメクチン、ミルベメクチン、クロフェンテ
ジン、シヘキサチン、ピリダベン、フェンピロキシメー
ト、テブフェンピラド、ピリミジフェン、フェノチオカ
ルブ、ジエノクロル等。
【0037】殺菌剤:チオファネートメチル、ベノミ
ル、カルベンダゾール、チアベンダゾール、フォルペッ
ト、チウラム、ジラム、ジネブ、マンネブ、ポリカーバ
メート、IBP、EDDP、フサライド、プロベナゾー
ル、イソプロチオラン、TPN、キャプタン、ポリオキ
シン、ブラストサイジンS、カスガマイシン、ストレプ
トマイシン、バリダマイシン、トリシクラゾール、ピロ
キロン、フェナジンオキシド、メプロニル、フルトラニ
ル、ペンシクロン、イプロジオン、ヒメキサゾール、メ
タラキシル、トリフルミゾール、トリホリン、トリアジ
メホン、ビテルタノール、フェナリモル、プロピコナゾ
ール、シモキサニル、プロクロラズ、ペフラゾエート、
ヘキサコナゾール、ミクロブタニル、ジクロメジン、テ
クロフタラム、プロピネブ、ジチアノン、ホセチル、ビ
ンクロゾリン、プロシミドン、オキサジキシル、グアザ
チン、プロパモカルブ塩酸塩、フルアジナム、オキソリ
ニック酸、ヒドロキシイソキサゾール等。
【0038】次に製剤の実施例を示すが、添加する担
体、界面活性剤等はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0039】実施例3 乳剤 本発明化合物 10部 アルキルフェニルポリオキシエチレン 5部 ジメチルホルムアミド 50部 キシレン 35部 以上を混合溶解し、使用に際し水で希釈して乳濁液とし
て散布する。
【0040】実施例4 水和剤 本発明化合物 10部 高級アルコール硫酸エステル 5部 珪藻土 80部 シリカ 5部 以上を混合して微粉に粉砕し、使用に際し水で希釈して
懸濁液として散布する。
【0041】実施例5 粉剤 本発明化合物 5部 タルク 94.7部 シリカ 0.3部 以上を混合粉砕し、使用に際してはそのまま散布する。
【0042】実施例6 粒剤 本発明化合物 5部 クレー 73部 ベントナイト 20部 ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部 リン酸ナトリウム 1部 以上を造粒し、使用に際してはそのまま施用する。
【0043】
【発明の効果】
試験例1 ワタアブラムシに対する効力 3寸鉢に播種した発芽後10日が経過したキュウリにワ
タアブラムシ成虫を接種した。1日後に成虫を除去し、
産下された若虫が寄生するキュウリに、前記薬剤の実施
例3に示された乳剤の処方に従い、化合物濃度が125
ppmになるように水で希釈した薬液を散布した。温度
25℃、湿度65%の恒温室内に置き、6日後に殺虫率
を調査した。結果を第2表に示した。
【0044】
【表2】
【0045】試験例2 ツマグロヨコバイに対する効力 発芽後7日を経過したイネ幼苗を、前記薬剤の実施例3
に示された乳剤の処方に従い、化合物濃度が125pp
mになるように水で希釈した薬液に30秒間浸漬した。
風乾後、処理苗を試験管に入れ、有機燐剤、カーバメイ
ト剤抵抗性系統のツマグロヨコバイ3令幼虫10頭を接
種した。ガーゼで蓋をして、温度25℃、湿度65%の
恒温室内に置き、5日後に殺虫率を調べた。結果を第3
表に示した。
【0046】
【表3】
【0047】試験例3 ナミハダニに対する効力 2寸鉢に播種したインゲンの発芽後7〜10日を経過し
た第1本葉上に、有機燐剤抵抗性のナミハダニの雌成虫
を17頭接種したのち、前記薬剤の実施例4に示された
水和剤の処方に従い、化合物濃度が125ppmになる
ように水で希釈した薬液を散布した。温度25℃、湿度
65%の恒温室内に置き、散布3日後に、成虫を除去
し、この3日間に産付された卵に関し、成虫まで発育し
得たか否かを11日目に調査し、殺ダニ有効度を求め
た。結果を第4表に示した。なお、殺ダニ有効度は、次
式により求めた。
【0048】
【数1】
【0049】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 271/10 309/69 309/76 333/04 7106−4H (72)発明者 山田 靖雄 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (72)発明者 岸本 孝 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (72)発明者 鈴木 立美 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式〔I〕 【化1】 〔式中、Xは水素、ハロゲン、{ハロゲンもしくは置換
    されてもよいフェニル基}で置換されてもよいアルキル
    基、{ハロゲンもしくは置換されてもよいフェニル基}
    で置換されてもよいアルコキシ基、置換されてもよいフ
    ェニル基、置換されてもよいフェノキシ基、置換されて
    もよいアルキルチオ基、置換されてもよいフェニルチオ
    基、ニトロ基、置換されてもよいアミノ基またはシアノ
    基を表す。nは1から5の整数を表す。Yはハロゲン、
    置換されてもよいアルキル基または置換されてもよいア
    ルコキシ基を表す。mは1から5の整数を表す。Zはハ
    ロゲン、置換されてもよいアルキルスルフォニルオキシ
    基、置換されてもよいフェニルスルフォニルオキシ基、
    置換されてもよいアセトキシ基、置換されてもよいベン
    ゾイルオキシ基、置換されてもよいアルコキシカルボニ
    ルオキシ基、置換されてもよいカルバモイルオキシ基、
    置換されてもよいチオカルバモイルオキシ基、置換され
    てもよいスルファモイルオキシ基または置換されてもよ
    いフォスフォニルオキシ基を表す。Aは置換されてもよ
    いメチレンを表す。〕で表されるベンズアミド化合物。
  2. 【請求項2】 式〔II〕 【化2】 〔式中、A,nおよびXは前記と同じ意味を表す。〕で
    表される化合物と式〔III 〕 【化3】 〔式中、Wは脱離基を表し、nおよびYは前記と同じ意
    味を表す。〕で表される化合物を反応させることを特徴
    とする式〔I′〕 【化4】 〔式中、A,m,n,XおよびYは前記と同じ意味を表
    す。〕で表される化合物の製法。
  3. 【請求項3】 式〔I〕 【化5】 〔式中、A,B,m,n,X,YおよびZは前記と同じ
    意味を表す。〕で表される化合物の1種または2種以上
    を有効成分として含有することを特徴とする有害生物防
    除剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997000854A1 (fr) * 1995-06-20 1997-01-09 Nippon Soda Co., Ltd. Compose d'amide, procede de production et produit insecticide et acaricide
WO1997041091A1 (en) * 1996-05-01 1997-11-06 E.I. Du Pont De Nemours And Company Arthropodicidal benzamides

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