JPH07330742A - トリアゾール誘導体、製法及び有害生物防除剤 - Google Patents

トリアゾール誘導体、製法及び有害生物防除剤

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JPH07330742A
JPH07330742A JP15172094A JP15172094A JPH07330742A JP H07330742 A JPH07330742 A JP H07330742A JP 15172094 A JP15172094 A JP 15172094A JP 15172094 A JP15172094 A JP 15172094A JP H07330742 A JPH07330742 A JP H07330742A
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JP
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formula
solvent
pests
beetle
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JP15172094A
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Inventor
Takashi Kishimoto
孝 岸本
Yasuo Yamada
靖雄 山田
Takao Iwasa
孝男 岩佐
Michihiko Matsuda
逵彦 松田
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式〔I〕で表されるトリアゾール化合物又
はその塩。 【化1】 〔式中、X1 はハロゲン原子を表す。X2 は水素原子又
はハロゲン原子を表す。RはC1 −C6 アルキル基を表
す。YはC1 −C3 アルキル基、C2 −C6 アルケニル
基、C2 −C6 アルキニル基、C1 −C6 ハロアルキル
基又はC2 −C6ハロアルケニル基を表す。〕 【効果】有害生物に優れた防除効果を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なトリアゾール誘
導体及び有害生物防除剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多数の殺虫剤、殺ダニ剤が使
用されているが、その効力が不十分であったり、薬剤抵
抗性問題によりその使用が制限されたり、また、植物体
に薬害や汚染を生じたり、あるいは人畜魚類などに対す
る毒性が強かったりすることから、必ずしも満足すべき
防除薬剤とは言い難いものが少なくない。従って、かか
る欠点の少ない安全に使用できる薬剤の開発が要望され
ている。
【0003】本発明化合物と類似した化合物を開示した
ものとして、特開昭61−152661,EP5721
42があり、殺虫、殺ダニ活性を有する化合物の記載が
ある。しかしながらその活性は実用的に十分なものであ
るとはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、効果
が確実で安全に使用できる有害生物防除剤を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式〔I〕
【化8】 (式中、X1 はハロゲン原子を表す。X2 は水素原子又
はハロゲン原子を表す。RはC1 −C6 アルキル基を表
す。YはC1 −C3 アルキル基、C2 −C6 アルケニル
基、C2 −C6 アルキニル基、C1 −C6 ハロアルキル
基又はC1 −C6ハロアルケニル基を表す。〕で表され
るトリアゾール化合物又はその塩及び有害生物防除剤で
ある。
【0006】本発明化合物の製法は、次の通りである。
(参考:Chem.Soc.Jpn.,56,547
(1983))
【化9】 (式中、X1 ,X2 ,Y及びRは前記と同じ意味を表
す。Halはハロゲン原子を表す。ZはC1 −C6 アル
キル基又はC1 −C6 アルキル等で置換されてもよいフ
ェニル基を表す。)
【0007】反応は、無溶媒もしくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジク
ロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニ
トリル、ジオキサン、テトラヒドロフランジメチルスル
フォキシド等の不活性溶媒中、ルイス酸存在下0℃から
用いられる溶媒の沸点までで数分ないし数10時間行な
われる。
【0008】
【化10】 (式中、X1 ,X2 ,Y及びRは前記と同じ意味を表
す。Aは酸素原子を表す。BはC1 −C6 アルキル基を
表す。Wはハロゲン原子を表す。)
【0009】反応は、無溶媒もしくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジク
ロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニ
トリル、ジオキサン、テトラヒドロフランジメチルスル
フォキシド等の不活性溶媒中、所望により水素化ナトリ
ウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリエチル
アミン、ピリジン等の塩基を用い−20℃から用いられ
る溶媒の沸点までで数分ないし数10時間行なわれる。
【0010】
【化11】 (式中、X1 ,X2 ,Y,R,A及びBは前記と同じ意
味を表す。)
【0011】反応は無溶媒もしくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、ジク
ロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニ
トリル、ジオキサン、テトラヒドロフランジメチルスル
フォキシド、メチルアルコール、エチルアルコール等の
不活性溶媒中、0℃から用いられる溶媒の沸点までで数
分ないし数10時間行なわれる。
【0012】塩としては塩酸塩等の無機塩類、クエン酸
塩等の有機塩類などが挙げられる。これらは慣用の方法
で製造し得る。
【0013】いずれの反応を行った場合も反応終了後は
通常の後処理を行うことにより目的物を得ることができ
る。本発明化合物の構造は、IR、NMR、Mass等
から決定した。
【0014】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
する。
【0015】実施例1
【化12】 N−(p−トルエンスルフォニル)−N−メチル−2,
6−ジフルオロベンゾヒドラゾノイルクロライド1.0
gを、o−ジクロロベンゼン10mlに溶解させ、室温
にてp−トリフルオロメチルベンゾニトリル0.57
g、塩化アルミニウム0.45gを加え、120℃で3
0分間加熱した。反応液を冷却後、氷水中に加え、酢酸
エチルエステルにて抽出後、水洗し、硫酸マグネシウム
で乾燥、濾別後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムにより分離精製して、目的の3−(2,6−
ジフルオロフェニル)−5−(4−トリフルオロメチル
フェニル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾ
ール(化合物番号3)0.45gを得た。Vis.Oi
【0016】実施例2
【化13】 N−(p−トルエンスルフォニル)−N−メチル−2−
クロロ−6−フルオロベンゾヒドラゾノイルクロライド
1.0gを、o−ジクロロベンゼン10mlに溶解さ
せ、室温にてp−トルニトリル0.37g、塩化アルミ
ニウム0.43gを加え、120℃で30分間加熱し
た。反応液を冷却後、氷水中に加え、酢酸エチルエステ
ルにて抽出後、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾別
後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムに
より分離精製して、目的の3−(2−クロロ−6−フル
オロフェニル)−5−(4−メチルフェニル)−1−メ
チル−1H−1,2,4−トリアゾール(化合物番号
5)0.72gを得た。mp 131−134℃
【0017】上記実施例を含め本発明化合物の代表例を
第1表に示す。
【0018】
【表101】
【0019】
【表102】
【0020】
【表103】
【0021】本発明化合物(式〔I〕で表わされる化合
物またはその塩)は農業上の有害生物、衛生害虫、貯殻
害虫、衣類害虫、家屋害虫等の防除に使用でき、殺成
虫、殺若虫、殺幼虫、殺卵作用を有する。その代表例と
して、下記のものが挙げられる。
【0022】鱗翅目害虫、例えば、ハスモンヨトウ、ヨ
トウガ、タマナヤガ、アオムシ、タマナギンウワバ、コ
ナガ、チャノコカクモンハマキ、チャハマキ、モモシン
クイガ、ナシヒメシンクイ、ミカンハモグリガ、チャノ
ホソガ、キンモンホソガ、マイマイガ、チャドクガ、ニ
カメイガ、コブノメイガ、ヨーロピアンコーンボーラ
ー、アメリカシロヒトリ、スジマダラメイガ、ヘリオテ
ィス属、ヘリコベルパ属、アグロティス属、イガ、コド
リンガ、ワタアカミムシ等、
【0023】半翅目害虫、例えば、モモアカアブラム
シ、ワタアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ、ムギク
ビレアブラムシ、ホソヘリカメムシ、アオクサカメム
シ、ヤノネカイガラムシ、クワコナカイガラムシ、オン
シツコナジラミ、タバココナジラミ、ナシキジラミ、ナ
シグンバイムシ、トビイロウンカ、ヒメトビウンカ、セ
ジロウンカ、ツマグロヨコバイ等、
【0024】鞘翅目害虫、例えば、キスジノミハムシ、
ウリハムシ、コロラドハムシ、イネミズゾウムシ、コク
ゾウムシ、アズキゾウムシ、マメコガネ、ヒメコガネ、
ジアブロティカ属、タバコシバンムシ、ヒラタキクイム
シ、マツノマダラカミキリ、ゴマダラカミキリ、アグリ
オティス属、ニジュウヤホシテントウ、コクヌスト、ワ
タミゾウムシ等、
【0025】双翅目害虫、例えば、イエバエ、オオクロ
バエ、センチニクバエ、ウリミバエ、ミカンコミバエ、
タネバエ、イネハモグリバエ、キイロショウジョウバ
エ、サシバエ、コガタアカイエカ、ネッタイシマカ、シ
ナハマダラカ等、総翅目害虫、例えば、ミナミキイロア
ザミウマ、チャノキイロアザミウマ等、膜翅目害虫、例
えば、イエヒメアリ、キイロスズメバチ、カブラハバチ
等、直翅目害虫、例えば、チャバネゴキブリ、ワモンゴ
キブリ、クロゴキブリ、トノサマバッタ等、等翅目害
虫、例えば、イエシロアリ、ヤマトシロアリ等、隠翅目
害虫、例えば、ヒトノミ等、シラミ目害虫、例えば、ヒ
トジラミ等、
【0026】ダニ類、例えば、ナミハダニ、ニセナミハ
ダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、
ミカンサビダニ、リンゴサビダニ、チャノホコリダニ、
ブレビパルパス属、エオテトラニカス属、ロビンネダ
ニ、ケナガコナダニ、コナヒョウヒダニ、オウシマダ
ニ、フタトゲチマダニ等、植物寄生性線虫類、例えば、
サツマイモネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウ、ダ
イズシストセンチュウ、イネシンガレセンチュウ、マツ
ノザイセンチュウ等。
【0027】又、近年コナガ、ウンカ、ヨコバイ、アブ
ラムシ等多くの害虫において有機リン剤、カーバメート
剤や殺ダニ剤に対する抵抗性が発達し、それら薬剤の効
力不足問題を生じており、抵抗性系統の害虫やダニにも
有効な薬剤が望まれている。本発明化合物は感受性系統
のみならず、有機リン剤、カーバメート剤、ピレスロイ
ド剤、殺ダニ剤抵抗性系統の害虫やダニにも優れた殺虫
殺ダニ効果を有する薬剤である。
【0028】また本発明化合物は薬害がなく、魚毒、温
血動物への毒性が低く、安全性の高い薬剤である。本発
明化合物は、水棲生物が船底、魚網等の水中接触物に付
着するのを防止するための防汚剤として使用することも
出来る。
【0029】
【課題を解決するための手段】
〔殺虫・殺ダニ剤〕このようにして得られた本発明化合
物を実際に施用する際には他成分を加えず純粋な形で使
用できるし、また農薬として使用する目的で一般の農薬
のとり得る形態、即ち、水和剤、粒剤、粉剤、乳剤、水
溶剤、懸濁剤、フロアブル等の形態で使用することもで
きる。添加剤および担体としては固型剤を目的とする場
合は、大豆粒、小麦粉等の植物性粉末、珪藻土、燐灰
石、石こう、タルク、ベントナイト、パイロフィライ
ト、クレイ等の鉱物性微粉末、安息香酸ソーダ、尿素、
芒硝等の有機及び無機化合物が使用される。液体の剤型
を目的とする場合は、ケロシン、キシレンおよびソルベ
ントナフサ等の石油留分、シクロヘキサン、シクロヘキ
サノン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、アルコール、アセトン、トリクロルエチレン、メチ
ルイソブチルケトン、鉱物油、植物油、水等を溶剤とし
て使用する。これらの製剤において均一かつ安定な形態
をとるために、必要ならば界面活性剤を添加することも
できる。また有効成分量は好ましくは5〜70%であ
る。このようにして得られた水和剤、乳剤、フロアブル
剤は水で所定の濃度に希釈して懸濁液あるいは乳濁液と
して、粉剤・粒剤はそのまま植物に散布する方法で使用
される。
【0030】なお、本発明化合物は単独でも十分有効で
あることは言うまでもないが、各種の殺菌剤や殺虫・殺
ダニ剤または共力剤の1種又は2種以上と混合して使用
することも出来る。
【0031】本発明化合物と混合して使用出来る殺菌
剤、殺虫剤、殺ダニ剤、植物生長調節剤の代表例を以下
に示す。
【0032】殺菌剤:キャプタン、フォルペット、チウ
ラム、ジラム、ジネブ、マンネブ、マンコゼブ、プロピ
ネブ、ボリカーバメート、クロロタロニン、キントーゼ
ン、キャプタホル、イプロジオン、プロサイミドン、ビ
ンクロゾリン、フルオロイミド、サイモキサニル、メプ
ロニル、フルトラニル、ペンシクロン、オキシカルボキ
シン、ホセチルアルミニウム、プロパモカーブ、トリア
ジメホン、トリアジメノール、プロピコナゾール、ジク
ロブトラゾール、ビテルタノール、ヘキサコナゾール、
マイクロブタニル、フルシラゾール、エタコナゾール、
フルオトリマゾール、フルトリアフェン、ペンコナゾー
ル、ジニコナゾール、サイプロコナゾーズ、フェナリモ
ール、トリフルミゾール、プロクロラズ、イマザリル、
ペフラゾエート、トリデモルフ、フェンプロピモルフ、
トリホリン、ブチオベート、ピリフェノックス、アニラ
ジン、ポリオキシン、メタラキシル、オキサジキシル、
フララキシル、イソプロチオラン、プロベナゾール、ピ
ロールニトリン、ブラストサイジンS、カスガマイシ
ン、バリダマイシン、硫酸ジヒドロストレプトマイシ
ン、ベノミル、カルベンダジム、チオファネートメチ
ル、ヒメキサゾール、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、フ
ェンチンアセテート、水酸化トリフェニル錫、ジエトフ
ェンカルブ、メタスルホカルブ、キノメチオナート、ビ
ナパクリル、レシチン、重曹、ジチアノン、ジノカッ
プ、フェナミノスルフ、ジクロメジン、グアザチン、ド
ジン、IBP、エディフェンホス、メパニピリム、フェ
ルムゾン、トリクラミド、メタスルホカルブ、フルアジ
ナム、エトキノラック、ジメトモルフ、ピロキロン、テ
クロフタラム、フサライド、フェナジンオキシド、チオ
ベンダゾール、トリシクラゾール、ビンクロゾリン、シ
モキサニル、シクロブタニル、グアザチン、プロパモカ
ルブ塩酸塩、オキソリニック酸。
【0033】殺虫・殺ダニ剤: 有機燐およびカーバメート系殺虫剤:フェンチオン、フ
ェニトロチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、ES
P、バミドチオン、フェントエート、ジメトエート、ホ
ルモチオン、マラソン、トリクロルホン、チオメトン、
ホスメット、ジクロルボス、アセフェート、EPBP、
メチルパラチオン、オキシジメトンメチル、エチオン、
サリチオン、シアノホス、イソキサチオン、ピリダフェ
ンチオン、ホサロン、メチダチオン、スルプロホス、ク
ロルフェンビンホス、テトラクロルビンホス、ジメチル
ビンホス、プロパホス、イソフェンホス、エチルチオメ
トン、プロフェノホス、ビラクロホス、モノクロトホ
ス、アジンホスメチル、アルディカルブ、メソミル、チ
オジカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、ベンフ
ラカルブ、フラチオカルブ、プロポキスル、BPMC、
MTMC、MIPC、カルバリル、ピリミカーブ、エチ
オフェンカルブ、フェノキシカルブ、カルタップ、チオ
シクラム、ベンスルタップ等。
【0034】ピレスロイド系殺虫剤:ペルメトリン、シ
ペルメトリン、デルタメスリン、フェンバレレート、フ
ェンプロパトリン、ピレトリン、アレスリン、テトラメ
スリン、レスメトリン、ジメスリン、プロパスリン、フ
ェノトリン、プロトリン、フルバリネート、シフルトリ
ン、シハロトリン、フルシトリネート、エトフェンプロ
クス、シクロプロトリン、トロラメトリン、シラフルオ
フェン、ブロフェンプロクス、アクリナトリン等。
【0035】ベンゾイルウレア系その他の殺虫剤:ジフ
ルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロ
ン、トリフルムロン、テトラベンズロン、フルフェノク
スロン、フルシクロクスロン、ブプロフェジン、ピリプ
ロキシフェン、メトプレン、ベンゾエピン、ジアフェン
チウロン、イミダクロプリド、フィプロニル、硫酸ニコ
チン、ロテノン、メタアルデヒド、機械油、BTや昆虫
病原ウイルスなどの微生物農薬等。
【0036】殺線虫剤:フェナミホス、ホスチアゼート
等。 殺ダニ剤:クロルベンジレート、フェニソブロモレー
ト、ジコホル、アミトラズ、BPPS、ベンゾメート、
ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ポリナクチ
ン、キノメチオネート、CPCBS、テトラジホン、ア
ベルメクチン、ミルベメクチン、クロフェンテジン、シ
ヘキサチン、ピリダベン、フェンピロキシメート、テブ
フェンピラド、ピリミジフェン、フェノチオカルブ、ジ
エノクロル等。 植物生長調節剤:ジベレリン類(例えばジベレリン
3 、ジベレリンA4 、ジベレリンA7 )IAA、NA
A。
【0037】〔殺虫・殺ダニ剤〕次に、本発明の組成物
の実施例を若干示すが、添加物及び添加割合は、これら
実施例に限定されるべきものではなく、広範囲に変化さ
せることが可能である。製剤実施例中の部は重量部を示
す。
【0038】 実施例3 水和剤 本発明化合物 40部 珪藻土 53部 高級アルコール硫酸エステル 4部 アルキルナフタレンスルホン酸塩 3部 以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、有効成分40
%の水和剤を得る。
【0039】 実施例4 乳剤 本発明化合物 30部 キシレン 33部 ジメチルホルムアミド 30部 ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 7部 以上を混合溶解すれば、有効成分30%の乳剤を得る。
【0040】 実施例5 粉剤 本発明化合物 10部 タルク 89部 ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 1部 以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、有効成分10
%の粉剤を得る。
【0041】 実施例6 粒剤 本発明化合物 5部 クレー 73部 ベントナイト 20部 ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部 リン酸ナトリウム 1部 以上をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、
造粒乾燥して有効成分5%の粒剤を得る。
【0042】 実施例7 懸濁剤 本発明化合物 10部 リグニンスルホン酸ナトリウム 4部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 1部 キサンタンガム 0.2部 水 84.8部 以上を混合し、粒度が1ミクロン以下になるまで湿式粉
砕すれば、有効成分10%の懸濁剤を得る。
【0043】試験例1 モモアカアブラムシ(カーバ
メート剤抵抗性)に対する効力 前記薬剤の実施例4に示された乳剤の処方に従い、化合
物濃度が125ppmになるように水で希釈した。この
薬液中にハクサイ葉片(5cm×5cm)を10秒間浸
漬し、風乾後、モモアカアブラムシ成虫5頭とともにプ
ラスチックカップ(8cm)に入れた。温度25℃、湿
度65%の恒温室内に置き、3日後に生存するアブラム
シを数え、防除率を求めた。結果を第2表に示す。第2
表には防除率が90%以上のものをA、70−89%の
ものをB、50−69%のものをC、50%未満のもの
をDとして表示した。
【0044】
【表2】
【0045】表中、対照化合物aは特開昭61−152
661に記載されている化合物であり、対照化合物bは
EP572142に記載されている化合物であるが、供
試化合物と同様に製剤して使用した。また比較化合物c
はアブラムシ防除のために市販されているものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 逵彦 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式〔I〕 【化1】 (式中、X1 はハロゲン原子を表す。X2 は水素原子又
    はハロゲン原子を表す。Rは、C1 −C6 アルキル基、
    2 −C6 アルケニル基、C2 −C6 アルキニル基、C
    1 −C6 ハロアルキル基又はC2 −C6 ハロアルケニル
    基を表す。YはC1 −C3 アルキル基又はC1 −C6
    ロアルキル基を表す。)で表されるトリアゾール化合物
    又はその塩。
  2. 【請求項2】式〔II〕 【化2】 (式中、X1 、X2 及びRは前記と同じ意味を表す。H
    alはハロゲン原子を表す。Zは、C1 −C6 アルキル
    基又は置換されていてもよいフェニル基を表す。)で表
    される化合物と、式〔III 〕 【化3】 (式中、Yは前記と同じ意味を表す。)で表される化合
    物とを、ルイス酸存在下に反応させることを特徴とする
    式〔I〕 【化4】 (式中、X1 、X2 、R及びYは前記と同じ意味を表
    す。)で表されるトリアゾール化合物の製法。
  3. 【請求項3】式〔IV〕 【化5】 (式中、X1 、X2 及びYは前記と同じ意味を表す。A
    は酸素原子又は硫黄原子を表す。BはC1 −C6 アルキ
    ル基を表す。)で表される化合物と、RNHNH2 (R
    は前記と同じ意味を表す。)で表される化合物とを反応
    させることを特徴とする式〔I〕 【化6】 (式中、X1 、X2 、R及びYは前記と同じ意味を表
    す。)で表されるトリアゾール化合物の製法。
  4. 【請求項4】式〔I〕 【化7】 (式中、X1 、X2 、R及びYは前記と同じ意味を表
    す。)で表されるトリアゾール化合物もしくはその塩の
    1種又は2種以上を有効成分として含有することを特徴
    とする有害生物防除剤。
JP15172094A 1994-06-09 1994-06-09 トリアゾール誘導体、製法及び有害生物防除剤 Pending JPH07330742A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528450A (ja) * 1998-10-23 2002-09-03 ダウ・アグロサイエンス・エル・エル・シー 3−(置換フェニル)−5−チエニル又はフリル)−1,2,4−トリアゾールの製造法及びそこで用いられる新規な中間体
JP2002528449A (ja) * 1998-10-23 2002-09-03 ダウ・アグロサイエンス・エル・エル・シー コナジラミに対する活性を有する3−(置換されたフェニル)−5−チエニル−1,2,4−トリアゾール化合物
JP2017110003A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 日本曹達株式会社 ジアリールトリアゾール化合物および有害生物防除剤
WO2020036134A1 (ja) * 2018-08-17 2020-02-20 クミアイ化学工業株式会社 5-(1,2,4-トリアゾール-5-イル)安息香酸アミド誘導体及び有害生物防除剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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