JPH06219403A - 容器の蓋付け装置 - Google Patents

容器の蓋付け装置

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JPH06219403A
JPH06219403A JP759693A JP759693A JPH06219403A JP H06219403 A JPH06219403 A JP H06219403A JP 759693 A JP759693 A JP 759693A JP 759693 A JP759693 A JP 759693A JP H06219403 A JPH06219403 A JP H06219403A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレーに嵌合蓋を高速で取り付けても容器の
内圧が適切になる容器の蓋付け装置を実現すること。 【構成】 キャップホルダー11の内面とトレーホルダ
ー8の内面には、突起部11a,8aがそれぞれ等間隔
4箇所と対峙する2箇所に形成されている。従って、嵌
合蓋2は、キャップホルダー11の突起部11aにより
その側面2bを押圧された状態で保持され、トレー3
は、トレーホルダー8の突起部8aによりその側面3a
を押圧された状態で保持されるため、嵌合蓋2とトレー
3は、実容積を縮小された状態で嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、嵌合蓋とトレーで構成
された容器において、その嵌合蓋をトレーに嵌合させる
容器の蓋付け装置に関し、特に、この嵌合蓋およびトレ
ーの保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来の蓋付け装置の概要を示し
てある。この装置において、搬入部側52から供給され
たトレー53は、ガイドレール54に案内されてローラ
55の上を移動し、その下方位置から上昇するトレー側
チャック56に固定され、一方、トレー側チャック56
の上方位置から供給される嵌合蓋57は、蓋側チャック
58に保持された状態で、蓋側チャック58がモータ5
9の回転駆動によって回転することにより、トレー53
の真上位置に搬送される。この状態で、トレー側チャッ
ク56は、トレー53を保持したまま上方に向けて高速
で移動し、トレー53に嵌合蓋57が取り付けられる。
そして、トレー側チャック56は、トレー53に嵌合蓋
57が取り付けられた容器を下方に移動させた後に、そ
の容器をチューブコンベア60の上に開放し、容器が下
流側に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蓋付け装置においては、トレー53に嵌合蓋57を高速
で取り付けるため、図7(b)に示すように、容器の容
積に比して封入される空気の量が多くなるので、容器の
内圧が高くなって容器が脹らみ、場合によっては嵌合蓋
57がトレー53から外れてしまうという問題があっ
た。特に、容器に食品が封入される場合には、容器を密
封状態に保つ必要があるため、容器が嵌合状態で気密に
形成されているので、嵌合した後に容器の内部を減圧す
ることができなかった。従って、トレー53に嵌合蓋5
7を嵌合する際には、容器内に空気が過剰に封入されな
いように低速で嵌合を行っていたため、容器の嵌合を自
動化しても作業効率が悪いという問題もあった。
【0004】以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、ト
レーに嵌合蓋を高速で取り付けても容器の内圧が適切に
なる容器の蓋付け装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る容器の蓋付け装置、すなわち、嵌合蓋
およびトレーをそれぞれ蓋保持手段およびトレー保持手
段に保持した状態でそれらを対峙させ、トレーに嵌合蓋
を嵌合させる蓋付け装置において講じた手段は、蓋保持
手段およびトレー保持手段のうちの少なくとも一方側
に、嵌合蓋とトレーの少なくとも一方の内部空間を圧縮
するように弾性変形させる変形手段を設けたことであ
る。
【0006】ここで、変形手段は、蓋保持手段としての
蓋保持部材およびトレー保持手段としてのトレー保持部
材に形成された突起部であることが好ましい。
【0007】
【作用】斯かる手段を講じた本発明に係る容器の蓋付け
装置は、蓋保持手段およびトレー保持手段のうちの少な
くとも一方側に、嵌合蓋とトレーの少なくとも一方の内
部空間を圧縮するように弾性変形させる変形手段を有す
ることを特徴とする。従って、嵌合蓋は、蓋保手段に付
加された変形手段によって内部空間を圧縮する方向にそ
の構成面を弾性変形された状態で蓋保持手段に保持され
る。一方、トレーは、トレー保持手段に付加された変形
手段によりその構成面を弾性変形された状態でトレー保
持手段に保持される。この状態から、嵌合蓋とトレーを
対峙させ、両者を高速で嵌め合わせる。このとき、嵌合
蓋とトレー間の空気が圧縮されてトレーに嵌合蓋が嵌め
られるため、容器にはその容積に比して多くの空気が封
入され、容器の内圧が高くなっている。そして、蓋保持
手段およびトレー保持手段から嵌合蓋およびトレーを開
放する時あるいはその前後に、変形手段から容器を開放
し、その弾性変形を解いて容積を拡張すると、容器内に
圧縮された空気が拡張された空間に分散するため、容器
の内圧が適切に保たれる。このように、容器の容積を予
め縮小しているため、容器に封入される空気が容器の縮
小された容積に比して圧縮されて内圧が高くなっても、
変形手段から容器を開放したときの容器の実容積に対し
ては適切な圧であるので、嵌合後に容器が膨らむことが
なく、容器の嵌合を高速で行う際の不具合を解消するこ
とができる。
【0008】
【実施例】次に、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1(a),(b)は本発明の実施例
に係る容器の蓋付け装置の概要を示す説明図、図2はこ
の装置の平面図、図3(a)はこの装置で嵌合される容
器の一例を示す説明図、図3(b)はこの容器の嵌合前
の状態を示す説明図である。これらの図において、容器
1は、嵌合蓋2とトレー3から構成され、これらは30
0μm程度の厚みに成形された樹脂製であり、嵌合蓋2
は、容器1の上面を構成する上面部2cと、この上面部
2cから外側に傾斜して形成された側面部2eと、この
側面部2dに連続して形成された裾部2eのうち、その
外周縁に沿って溝状に形成された嵌合溝2bと、この嵌
合溝2bの外周側において、その四隅で外側に突出する
フラップ2aとを有する。一方、トレー3は、容器1の
底面を構成する底面部3cと、この底面部3cから外側
に傾斜して形成された側面部3eの外周側において、嵌
合蓋2の嵌合溝2bに嵌合すべき突起部3bと、この突
起部3bの外周側においてその四隅で外側に突出するフ
ラップ3aとを有している。そして、トレー3の突起部
3bに嵌合蓋2の嵌合溝2bが嵌合した状態において、
容器1として使用できるようになっている。
【0009】このような構成の嵌合蓋2とトレー3との
嵌合には、図1に示す蓋付け装置30を使用できる。こ
の蓋付け装置30は、本体11の上方側にシャフト6に
回動自在に挿嵌されたローラ5が多数並列に配置され、
その下方側には、ローラ5の下端部に接してローラ5に
回転力を与えるコンベア6が設けられている。このロー
ラ5で構成された搬送路12は、上流側をトレー供給部
(図示せず。)に接続され、下流側を容器受取部(図示
せず。)に接続されている。そして、搬送路12の途中
位置には、トレー3に嵌合蓋2が嵌合される嵌合領域1
5が設定されており、この嵌合領域15には、ローラ5
に替えて上流側と下流側のローラ5とを連接する複数の
丸ベルト4が設けられている。このローラ5と丸ベルト
4とで、トレー3および嵌合された容器1が搬送される
搬送路12が構成されている。嵌合領域15より上流側
において、ローラ5の上方側には、トレー3の搬送方向
を規制するためのガイドレール16が設けられ、このガ
イドレール16は、搬送されるトレー3の外径寸法に合
わせてガイド幅を可変できるようになっている。嵌合領
域15においては、丸ベルト4の下方側に、基端部にエ
アシリンダ14のシリンダロッドを接続され、搬送され
たトレー3を保持可能に形成されたトレーホルダー8が
設けられており、エアシリンダ14の作動により上下移
動するようになっている。そして、搬送路12を跨ぐよ
うにアーチ状に形成されたフレーム13の上方側には、
嵌合蓋2を重ね合わせた状態でストックする蓋ストック
部10が設けられており、その上部には、ストックされ
た嵌合蓋2を下方に押圧して嵌合蓋2を一つずつ取り出
し可能にする蓋供給用エアシリンダ17が固定されてい
る。また、この蓋供給用エアシリンダ17のシリンダロ
ッドの先端には、ストックされた嵌合蓋2を直接押圧す
る吸盤24が固定されている。そして、蓋ストック部1
0の下方側には、ベアリング(図示せず。)を内蔵する
ホルダー20がフレーム13の両側面の内側に固定され
ている。このホルダー20を介してフレーム13に取付
けられるホルダー保持部7は、枠状に形成された連結フ
レーム21の両側面にホルダー20に挿嵌される連結シ
ャフト22を有し、この連結フレーム21の中央部に固
定された上下駆動用エアシリンダ18のシリンダロッド
には、嵌合蓋2を保持するキャップホルダー11が固定
されている。このキャップホルダー11は、蓋ストック
部10に保持された多数の嵌合蓋2を一つずつ取り出し
て保持するために、その底面中央部に吸盤19を備え、
この吸盤19の中央には通気孔が形成されている。そし
て、この吸盤19に嵌合蓋2を吸い付けるために、その
通気孔にチューブを接続したコンプレッサ(図示せ
ず。)が設けられている。また、ホルダー保持部7は、
フレーム13の背面側に固定されたロータリアクチュエ
ータ9に接続され、ロータリアクチュエータ9の回転駆
動により回動することによって、キャップホルダー11
が、蓋ストック部10の下方の嵌合蓋2の受取位置と、
トレーホルダー8に対しその上方側で対峙する嵌合位置
とに移動可能になっている。従って、キャップホルダー
11は、ロータリアクチュエータ9の動作により、トレ
ーホルダー8に対峙する嵌合位置に移動され、上下駆動
用エアシリンダ18の動作によって、トレーホルダー8
に対し上下移動するようになっている。
【0010】このような構成において、搬送路12の下
流側から供給されたトレー3は、ガイドレール16に案
内されてローラ5の上を移動し、嵌合領域15にある丸
ベルト4上に到達したとき、その下方位置からエアシリ
ンダ14の動作によって上昇するトレーホルダー8に載
置され、丸ベルト4から離間した位置に持ち上げられ
る。ここで、トレー3は、トレーホルダー8の上に置か
れた状態であり、トレーホルダー8に係止された状態に
なっていない。一方、トレーホルダー8の上方位置から
供給される嵌合蓋2は、蓋ストック部10にストックさ
れた状態から、蓋供給用エアシリンダ17の動作により
下方に押圧されて一つだけその保持状態を開放され、キ
ャップホルダー11に保持される。そして、コンプレッ
サを動作させてキャップホルダー11の吸盤19に嵌合
蓋2を吸い付けた状態にする。この状態から、ロータリ
アクチュエータ9を回転駆動させ、これによりキャップ
ホルダー11が回転し、嵌合蓋2がトレー3の真上位置
に搬送される。そして、上下駆動用エアシリンダ18を
下降動作させて、キャップホルダー11に保持された嵌
合蓋2を下方に向けて高速で移動し、トレー3に嵌合蓋
7を取り付け、容器1を構成する。そして、コンプレッ
サの吸引動作を停止してキャップホルダー11から嵌合
蓋2を開放し、上下駆動用エアシリンダ18を動作させ
てキャップホルダー11を嵌合蓋2から離間させる。さ
らに、エアシリンダ14を動作し、容器1を保持したト
レーホルダー8を下方に移動させて、容器1を丸ベルト
4の上に到達させる。さらに、トレーホルダー8を下降
させて、トレーホルダー8から容器1を開放し、容器1
は丸ベルト4上から下流側のローラ5に搬送されて、容
器受取部に供給される。
【0011】次に、本例の特徴部分であるトレーホルダ
ー8とキャップホルダー11について説明する。
【0012】図4(a)は、本発明の実施例に係るトレ
ーホルダー8を示す平面図、図4(b)は、そのA−A
断面図、図4(c)は、トレーホルダー8に固定される
支持ピンの側面図、図5(a)は、本発明の実施例に係
るキャップホルダー11を示す平面図、図5(b)は、
そのB−B断面図である。これらの図において、トレー
ホルダー8は、軽量化と加工性などを考慮して、ポリア
セタールなどの樹脂材料で作られており、トレー3の側
面をガイドするように4方向に壁面を持つトレー状に形
成され、このうちの2面は、上昇過程で丸ベルト4に干
渉する範囲を切り欠かれて形成されている。また、底部
には、2箇所にトレー3の底面を支持する支持ピン18
が固定されており、底部の中央にエアシリンダ14のロ
ッドを取り付けるための角孔8cが形成されている。そ
して、4つの内面のうち、切り欠かれていない2面に
は、トレー3が保持されたときにその側面部3eを押圧
するように形成された突起部8aが形成されている。一
方、キャップホルダー11は、軽量化と加工性などを考
慮して、ポリアセタールなどの樹脂材料で作られてお
り、トレー3の側面をガイドするように4方向に壁面を
持つトレー状に形成され、嵌合蓋2の側面をガイドする
ように4方向に壁面を持つトレー状に形成されており、
嵌合蓋2の側面部2dに合致するように傾斜した傾斜面
11bが中央部に形成され、その基端を結ぶ領域には孔
11cが形成されている。そして、図5(b)に2点鎖
線で示すように、吸盤19を固定し、ホルダー保持部7
にキャップホルダー11を取り付けるための取付金具2
3が固定されるネジ部11dが、傾斜面11bの基端を
結ぶ下面11fのうちの対向する2つの面に2箇所ずつ
形成されている。そして、ネジ部11dの形成範囲は、
取付け金具23がネジで固定されたときに、下面11f
からネジが突出しないための溝11gが形成されてい
る。また、下面11fのどの部位においても嵌合蓋2と
の接触条件を同じにするため、ネジ部11dが形成され
ていない他の2つの面にも、溝11gと同一形状の凹部
1eが形成されている。さらに、傾斜面11bには、嵌
合蓋2が保持されたときに、その側面部2dを押圧する
ように形成された突起部11aが、等間隔で4箇所形成
されている。突起部8a,11aは、嵌合蓋2およびト
レー3を傷つけないように、嵌合蓋2とトレー3に接す
る面に丸みを持たせたリブ状に形成されている。そし
て、嵌合蓋2を保持したときに、嵌合蓋2のフラップ2
aに対応する四隅は、フラップ2aに接しないように厚
み方向に凹んで形成されている。
【0013】また、トレーホルダー8およびキャップホ
ルダー11は、着脱可能な構成のため、様々な形状の嵌
合蓋2とトレー3の外形形状に合ったホルダーを選択し
て使用することができるので、蓋付け装置30は、嵌合
蓋2とトレー3に対して汎用性を有している。
【0014】次に、図6(a),(b)を参照して、嵌
合蓋2がトレー3に嵌合される様子を説明する。図6
(a)において、嵌合蓋2は、その底面2aを、キャッ
プホルダー11に固定された吸盤19に吸着された状態
で保持される。このとき、嵌合蓋2は、キャップホルダ
ー11の突起部11aによりその側面2bを押圧された
状態になっている。一方、トレー3が丸ベルト4の上の
所定位置に搬送されたとき、コンベア6の動作を停止
し、トレーホルダー8がトレー3に向けて上昇して、ト
レー3はトレーホルダー8に保持されて、丸ベルト4か
ら離間した所定の高さ位置に移動される。このとき、ト
レー3は、トレーホルダー8に載置された状態にあり、
その側面3bを押圧されていない。この状態から、上下
駆動用エアシリンダ18を駆動し、キャップホルダー1
1をトレーホルダー8に向けて高速で下降させて、トレ
ー3に嵌合蓋2を嵌合させる。この嵌合動作により嵌合
蓋2がトレー3を押圧するため、トレー3はトレーホル
ダー8に押し付けられ、トレーホルダー8の突起部8a
がトレー3の側面3aを押圧する一方、支持ピン8bが
トレー3の底面3bを押圧して、トレー3と嵌合蓋2の
内部空間が圧縮された状態で両者が嵌合される。従っ
て、嵌合される前後では、容器1の容積が縮小された状
態にある。ここで、嵌合蓋2とトレー3を高速で嵌合さ
せるため、嵌合蓋2とトレー3の間の空気が圧縮され
る。従って、容積を縮小された状態の容器1の容積より
封入される空気の量の方が多いため、容器1の内圧は高
くなっている。
【0015】この状態から、吸盤19による吸着状態を
解除して嵌合蓋2を開放し、上下駆動用エアシリンダ1
8を退避動作させて、キャップホルダー11を嵌合蓋2
から離間させる。そして、嵌合蓋2に押圧されていたト
レー3は押圧力から開放され、その側面3aおよび底面
3bが元の状態に復帰し、容器1の実容積が復元され
る。従って、容器1の内圧は減じられて、容器1を膨ら
ませることのない適切な内圧に保たれる。
【0016】このように、嵌合蓋2とトレー3を弾性変
形させた容器1の容積を縮小した状態から、容器1を元
の状態に復帰させると、容器1の内圧が高いため、容器
1に封入された空気がその拡張された空間に広がって、
容器1の内圧が適切にされる。
【0017】従って、容器1を高速で嵌合してもそれが
膨らむことがなく、また、この嵌合状態を保持すること
ができる。
【0018】なお、本例では、嵌合蓋およびトレーを弾
性変形させる変形手段を、キャップホルダーとトレーホ
ルダーの内面に形成された突起部としたが、これに限ら
ず、例えば、エアにより嵌合蓋およびトレーの側面の押
圧と開放を切り換える方法や、エアシリンダなどのアク
チュエータを用いて変形させる方法、などでもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る容器
の蓋付け装置においては、嵌合蓋を保持する蓋保持手段
およびトレーを保持するトレー保持手段のうちの少なく
とも一方側に、嵌合蓋とトレーの少なくとも一方の内部
空間を圧縮するように弾性変形させる変形手段を有する
ことを特徴としている。従って、本発明によれば、嵌合
蓋およびトレーは、蓋保持手段とトレー保持手段の少な
くとも一方に設けられた変形手段により、その内部空間
を圧縮された状態でそれぞれ蓋保持手段とトレー保持手
段に保持されるため、嵌合蓋とトレーを高速で嵌合する
際に、容器の内圧が高くなっても、嵌合蓋とトレーを嵌
合させた後に変形手段からそれらを開放して容器の実容
積を復元できるので、容器の内圧を適切に保つことがで
きる。また、変形手段を、蓋保持部材およびトレー保持
部材に形成された突起部とした場合には、複雑な機構を
必要としないため、装置の信頼性を向上すると共に、安
価な嵌合装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)共に、本発明の実施例に係る容
器の蓋付け装置の概要を示す説明図である。
【図2】本例の蓋付け装置の上面図である。
【図3】(a)は、この装置で嵌合される容器の一例を
示す説明図、(b)はこの容器の嵌合前の状態を示す説
明図である。
【図4】(a)は、本発明の実施例に係るトレーホルダ
ーを示す平面図、(b)は、その側面図、(c)は、そ
れに固定される支持ピンの側面図である。
【図5】(a)は、本発明の実施例に係るキャップホル
ダーを示す平面図、(b)は、その側面図である。
【図6】(a)は、本例の蓋付け装置の容器の嵌合前の
状態を示す説明図、(b)は、その嵌合時の状態を示す
説明図である。
【図7】(a)は、従来の容器の蓋付け装置を示す説明
図、(b)は、この装置で嵌合された容器の状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1・・・容器 2・・・嵌合蓋 3・・・トレー 4・・・丸チューブ 5・・・ローラ 6・・・コンベア 7・・・ホルダー保持部 8・・・トレーホルダー 8a・・突起部 10・・・蓋ストック部 11・・・キャップホルダー 11a・・突起部 12・・・搬送路 14・・・エアシリンダ 15・・・嵌合領域 17・・・蓋供給用エアシリンダ 18・・・上下駆動用エアシリンダ 19・・・吸盤 30・・・蓋付け装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合蓋とトレーからなる容器に対し、前
    記嵌合蓋および前記トレーをそれぞれ蓋保持手段および
    トレー保持手段に保持した状態でそれらを対峙させ、前
    記トレーに前記嵌合蓋を嵌合させる蓋付け装置におい
    て、前記蓋保持手段および前記トレー保持手段のうちの
    少なくとも一方側に、前記嵌合蓋と前記トレーの少なく
    とも一方の内部空間を圧縮するように弾性変形させる変
    形手段を有することを特徴とする容器の蓋付け装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記変形手段は、前
    記蓋保持手段としての蓋保持部材および前記トレー保持
    手段としてのトレー保持部材に形成された突起部である
    ことを特徴とする容器の蓋付け装置。
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