JPH06219329A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

Info

Publication number
JPH06219329A
JPH06219329A JP1285593A JP1285593A JPH06219329A JP H06219329 A JPH06219329 A JP H06219329A JP 1285593 A JP1285593 A JP 1285593A JP 1285593 A JP1285593 A JP 1285593A JP H06219329 A JPH06219329 A JP H06219329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
back side
side panel
suspension tower
reinforcement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1285593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2990988B2 (ja
Inventor
Kinichi Tanuma
謹一 田沼
Akihiro Ootomo
彰裕 大伴
Yuji Onda
雄二 恩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5012855A priority Critical patent/JP2990988B2/ja
Publication of JPH06219329A publication Critical patent/JPH06219329A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2990988B2 publication Critical patent/JP2990988B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サスペンションタワー部を囲むように伝達経
路を設定し、且つ効率的に各部材を活用できること。 【構成】 自動車車体のリアホイールハウス部1にサス
ペンションタワー部2を連設し、リアホイールハウス部
1の上方部に立設されているクオータピラー部3に連設
されているリアパーセルシェルフ4の前端部5及び前記
サスペンションタワー部2の前縦壁6夫々にシートバッ
クサイドパネル7の上端部7a及び下端部7b夫々が少
なくとも連設されてなる。そして、リアパーセルシェル
フ4の前端部5及び前記シートバックサイドパネル7の
上端部7aとの接合部10と、前記サスペンションタワ
ー部2の後縦壁11との間にレインフォース12が架設
されることで、前記サスペンションタワー部2の上部壁
13と、前記シートバックサイドパネル7と、前記レイ
ンフォース12とにより側面視略三角形状の閉断面が形
成されてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の後部車体構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、例えば図14
(実開昭61−37080号公報参照)に示すようなも
のがある。即ち、自動車の後部車体構造としては、自動
車車体のリアホイールハウス部1に夫々サスペンション
タワー部2を連設し、前記リアホイールハウス部1の上
方部に立設されているクオータピラー部3に側端部が連
設されているリアパーセルシェルフ4の前端部5及び前
記サスペンションタワー部2の前縦壁6夫々にシートバ
ックサイドパネル7の上端部7a及び下端部7b夫々が
連設SWされてなる。前記シートバックサイドパネル7
の側端部(図示省略)は、前記リアホイールハウス部1
及びクオータピラー部3に連設されている。符号8はラ
ゲッジフロアパネル、符号9はリアフロアパネルであ
る。
【0003】また、図15に示すように、前記シートバ
ックサイドパネル7の下端部7bが、前記サスペンショ
ンタワー部2の前縦壁6に連設されずに、リアフロアパ
ネル9に連設されている例もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
自動車の後部車体構造中、図14の構造にあっては、自
動車の悪路走行や縁石乗り上げなどにより前記サスペン
ションタワー部2に白抜き矢印で示す荷重が加わると、
図16に実線で示す形状から破線で示すように変形し、
その入力を前記シートバックサイドパネル7のみを介在
してクオータピラー部3(図14)へ伝達することにな
っているが、これでは所謂片持ちのため全体剛性は向上
せず、図16に示すように、サスペンションタワー部2
の後方のみが持ち上がったりして変形が大きい。また応
力の伝達経路も図14,16に示すように、シートバッ
クサイドパネル7の一面だけであるから、その局部の剛
性に問題がある。
【0005】また、図15に示すように、サスペンショ
ンタワー部2がシートバックサイドパネル7から独立し
ていれば、図16より強度的には弱くなるので、その分
サスペンションタワー部2の板厚を厚くする等の対策を
施さねばならない。これは、原価高騰の一原因になるば
かりか、車両重量の増加を招くことになるので、対策が
望まれている。そこで、本発明は、サスペンションタワ
ー部を囲むように伝達経路を設定し、且つ効率的に各部
材を活用できる自動車の後部車体構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車の後部車
体構造としては、自動車車体のリアホイールハウス部に
夫々サスペンションタワー部を連設し、前記リアホイー
ルハウス部の上方部に立設されているクオータピラー部
に連設されているリアパーセルシェルフの前端部及び前
記サスペンションタワー部の前縦壁夫々にシートバック
サイドパネルの上端部及び下端部夫々が少なくとも連設
されてなる後部車体構造において、前記リアパーセルシ
ェルフの前端部及び前記シートバックサイドパネルの上
端部との接合部と、前記サスペンションタワー部の後縦
壁との間にレインフォースが架設されることで、前記サ
スペンションタワー部の上部壁と、前記シートバックサ
イドパネルと、前記レインフォースとにより側面視略三
角形状の閉断面が形成されてなることを特徴とする。
【0007】また、請求項2にあっては、前記レインフ
ォースには、前記クオータピラー部に離間する側の端部
から自動車の前側に延在した延在部を形成して、該延在
部の自由端部が前記シートバックサイドパネルの後壁に
連設してなることを特徴とする。
【0008】また、請求項3にあっては、前記リアパー
セルシェルフの前端部及び前記シートバックサイドパネ
ルの上端部との接合部には、前記リアパーセルシェルフ
の前端部より後方で、前記シートバックサイドパネルの
上端部より下方である位置にパーセルメンバーを夫々連
設させることで、前記接合部に閉断面を形成してなるこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項4にあっては、前記シートバ
ックサイドパネルの第2一般面と前記サスペンションタ
ワー部の後縦壁との間にレインフォースが架設されるこ
とで、前記サスペンションタワー部の上部壁と、前記シ
ートバックサイドパネルと、前記レインフォースとによ
り閉断面が形成され、前記レインフォースには前記クオ
ータピラー部に離間する側の端部から自動車の前側に延
在した延在部を形成して該延在部の自由端部がシートバ
ックサイドパネルの後壁に連設したことを特徴とする。
【0010】
【作 用】この構造によると、前記リアパーセルシェル
フの前端部及び前記シートバックサイドパネルの上端部
との接合部と、前記サスペンションタワー部の後縦壁と
の間にレインフォースが架設されることで、前記サスペ
ンションタワー部の上部壁と、前記シートバックサイド
パネルと、前記レインフォースとにより側面視略三角形
状の閉断面が形成されてなるから、前記サスペンション
タワー部の上部壁に加わる上方荷重を、シートバックサ
イドパネルと、レインフォースとが均等に受けるので、
サスペンションタワー部の上部壁が片持ちにならず、該
上部壁の変形が防止される。
【0011】また、請求項2によって、前記レインフォ
ースに形成した延在部により前記シートバックサイドパ
ネルの後壁に連設してなるから、前記サスペンションタ
ワー部の上部壁に加わる上方荷重をシートバックサイド
パネルと、レインフォースとが均等に受けるだけでな
く、シートバックサイドパネルとレインフォースとの開
きが防止できるとともにその一方の部材であるレインフ
ォースが、より剛性の高いものとなるので、該上部壁の
変形防止がより確実になる。
【0012】また、請求項3によって、前記リアパーセ
ルシェルフの前端部及び前記シートバックサイドパネル
の上端部との接合部には、パーセルメンバーを連設させ
ることで、前記接合部に閉断面を形成してなるから、前
記サスペンションタワー部の上部壁に加わる上方荷重
を、シートバックサイドパネルと、レインフォースとが
均等に受けると共にクオータピラー部に荷重を伝達でき
るので、該上部壁の変形防止がより確実になる。
【0013】また、請求項4によって、シートバックサ
イドパネルの第2一般面とサスペンションタワー部の後
縦壁との間にレインフォースが架設されることで、前記
サスペンションタワー部の上部壁と、前記シートバック
サイドパネルと、前記レインフォースとにより閉断面が
形成され、前記レインフォースには前記クオータピラー
部に離間する側の端部から自動車の前側に延在した延在
部を形成して該延在部の自由端部がシートバックサイド
パネルの後壁に連設してなるから、前記サスペンション
タワー部の上部壁に加わる上方荷重を、シートバックサ
イドパネルと、レインフォースとが均等に受けるので、
サスペンションタワー部の上部壁が片持ちにならず、該
上部壁の変形が防止される。また、シートバックサイド
パネルとレインフォースとの開きが防止できるととも
に、その一方の部材であるレインフォースがより剛性の
高いものとなるので、該上部壁の変形防止がより確実に
なる。さらに、クオータピラー部に荷重を伝達できるの
で、該上部壁の変形防止がより確実になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2を
用いて詳述する。従来例と同一の部材は同一符号を用い
て、重複する説明を省略する。即ち、自動車の後部車体
構造としては、自動車車体のリアホイールハウス部1に
夫々サスペンションタワー部2を連設し、前記リアホイ
ールハウス部1の上方部に立設されているクオータピラ
ー部3に側端部4aが連設されているリアパーセルシェ
ルフ4の前端部5及び前記サスペンションタワー部2の
前縦壁6夫々にシートバックサイドパネル7の上端部7
a及び下端部7b夫々が連設SWされてなる。前記シー
トバックサイドパネル7の側端部7cは、前記リアホイ
ールハウス部1及びクオータピラー部3に連設されてい
る。尚、符号14は前記クオータピラー部3より下方に
流れて形成されると共に前記リアフロアパネル9に連設
されているサイドシルである。
【0015】そして、前記リアパーセルシェルフ4の前
端部5及び前記シートバックサイドパネル7の上端部7
aとの接合部10と、前記サスペンションタワー部2の
後縦壁11との間にレインフォース12の上端部12a
及び下端部12b夫々が連設SWされてなる。前記レイ
ンフォース12が上記のように架設されることで、前記
サスペンションタワー部2の上部壁13と、前記シート
バックサイドパネル7と、前記レインフォース12とに
より側面視略三角形状の閉断面Sが形成されてなる。
【0016】本発明の第1実施例によると、前記リアパ
ーセルシェルフ4の前端部5及び前記シートバックサイ
ドパネル7の上端部7aとの接合部10と、前記サスペ
ンションタワー部2の後縦壁11との間にレインフォー
ス12が架設されることで、前記サスペンションタワー
部2の上部壁13と、前記シートバックサイドパネル7
と、前記レインフォース12とにより側面視略三角形状
の閉断面Sが形成されてなるから、自動車の悪路走行や
縁石乗り上げなどにより前記サスペンションタワー部2
に上方荷重(白抜き矢印)が加わると、シートバックサ
イドパネル7と、レインフォース12とが均等に受ける
ので、サスペンションタワー部2の上部壁13が片持ち
にならず、該上部壁13の変形が防止され、荷重を確実
にリアホイールハウス部1に伝達できる。
【0017】〔第2実施例〕次に、本発明の第2実施例
を図3乃至図6を用いて詳述する。従来例及び前記第1
実施例と同一の部材は同一符号を用いて、重複する説明
を省略する。即ち、自動車の後部車体構造としては、自
動車車体のリアホイールハウス部1(図1)に夫々サス
ペンションタワー部2を連設し、前記リアホイールハウ
ス部1の上方部に立設されているクオータピラー部3に
側端部4aが連設されているリアパーセルシェルフ4の
前端部5及び前記サスペンションタワー部2の前縦壁6
夫々にシートバックサイドパネル7の上端部7a及び下
端部7b夫々が連設SWされてなる。
【0018】そして、前記リアパーセルシェルフ4の前
端部5及び前記シートバックサイドパネル7の上端部7
aとの接合部10と、前記サスペンションタワー部2の
後縦壁11との間にレインフォース20の上端部20a
及び下端部20b夫々が連設SWされてなると共に該レ
インフォース20には、前記クオータピラー部3に離間
する側の端部20cから自動車の前側FRに延在した延
在部21を形成して、該延在部21の自由端部21aが
前記シートバックサイドパネル7の後壁7eに連設SW
してなる。尚、符号7d,20dは、シートバックサイ
ドパネル7及びレインフォース20夫々のクオータピラ
ー部3側に形成されたフランジで、両フランジ7d,2
0dは、クオータピラー部3に連設SWされている。
【0019】本発明の第2実施例によると、前記レイン
フォース20が上記のように架設されると共に延在部2
1により前記シートバックサイドパネル7の後壁7cに
連設SWしてなることで、前記サスペンションタワー部
2の上部壁13と、前記シートバックサイドパネル7
と、前記レインフォース20とにより側面視略三角形が
形成されてなるだけでなく、シートバックサイドパネル
7とレインフォース20との開きが防止できると共にそ
の一方の部材であるレインフォース20が、より剛性の
高いものとなるので、該上部壁13の変形防止がより確
実になる。
【0020】〔第3実施例〕次に、本発明の第3実施例
を図7及び図8を用いて詳述する。従来例及び前記第1
実施例と同一の部材は同一符号を用いて、重複する説明
を省略する。即ち、自動車の後部車体構造としては、自
動車車体のリアホイールハウス部1(図1)に夫々サス
ペンションタワー部2を連設し、前記リアホイールハウ
ス部1の上方部に立設されているクオータピラー部3
(図1)に側端部4aが連設されているリアパーセルシ
ェルフ4の前端部5及び前記サスペンションタワー部2
の前縦壁6夫々にシートバックサイドパネル7の上端部
7a及び下端部7b夫々が連設SWされてなる。
【0021】そして、前記リアパーセルシェルフ4の前
端部5及び前記シートバックサイドパネル7の上端部7
aとの接合部10には、前記リアパーセルシェルフ4の
前端部5より後方に一端部30aを有し、前記シートバ
ックサイドパネル7の上端部7aより下方である位置に
他端部30bを有したパーセルメンバー30を連設SW
させることで、前記接合部10に閉断面を形成してな
る。前記パーセルメンバー30と、前記サスペンション
タワー部2の後縦壁11との間にレインフォース31の
上端部31a及び下端部31b夫々が連設SWされてな
る。
【0022】本発明の第3実施例によると、前記リアパ
ーセルシェルフ4の前端部5及び前記シートバックサイ
ドパネル7の上端部7aとの接合部10には、前記リア
パーセルシェルフ4の前端部5より後方に一端部30a
を有し、前記シートバックサイドパネル7の上端部7a
より下方である位置に他端部30bを有したパーセルメ
ンバー30を連設させることで、前記接合部10に閉断
面を形成してなるから、前記サスペンションタワー部2
の上部壁13に加わる上方荷重(白抜き矢印)を、シー
トバックサイドパネル7と、レインフォース31とが均
等に受けると共にクオータピラー部3に荷重を伝達でき
るので、該上部壁13の変形防止がより確実になる。
【0023】〔第4実施例〕次に、本発明の第4実施例
を図9乃至図13を用いて詳述する。従来例及び前記第
1実施例と同一の部材は同一符号を用いて、重複する説
明を省略する。即ち、自動車の後部車体構造としては、
自動車車体のリアホイールハウス部1に夫々サスペンシ
ョンタワー部2を連設し、前記リアホイールハウス部1
の上方部に立設されているクオータピラー部3にリアパ
ーセルシェルフ4の側端部4aが連設されている。
【0024】前記リアパーセルシェルフ4の前端部5
を、第1一般面41から下方に形成された第1縦壁42
と、該第1縦壁42の下端部より前記第1一般面41に
略平行に前方FRに延在して形成された第2一般面43
と、該第第2一般面43の前端部より前記第1縦壁42
に略平行に下方に形成された第2縦壁44とよりなるよ
うにする。
【0025】シートバックサイドパネル45の上端部4
6を、第1一般面47から後方RRに形成された第1水
平壁48と、該第1水平壁48の後端部より前記第1一
般面47に略平行に上方に延在して形成された第2一般
面49とよりなるようにする。前記リアパーセルシェル
フ4の第1縦壁42と前記シートバックサイドパネル4
5の第2一般面49とを連設SWすると共に前記リアパ
ーセルシェルフ4の第2縦壁44と前記シートバックサ
イドパネル45の第1一般面47とを連設SWしてな
る。
【0026】また、レインフォース50の上端部50a
を前記シートバックサイドパネル45の第2一般面49
に連設SWし、下端部50bを前記サスペンションタワ
ー部2の上部壁13に連設SWされてなると共に該レイ
ンフォース50には、前記クオータピラー部3に離間す
る側の端部50cから自動車の前側FRに延在した延在
部51を形成して、該延在部51の自由端部51aが前
記シートバックサイドパネル45の第1一般面47の後
壁47aに連設SWしてなる。尚、符号50d,47b
は、シートバックサイドパネル45及びレインフォース
50夫々のクオータピラー部3側に形成されたフランジ
で、両フランジ50d,47bは、クオータピラー部3
に連設SWされている。符号52は、前記シートバック
サイドパネル45の車両中央側の端部を後側に段下がり
させた面47c及び前記リアパーセルシェルフ4の車両
中央側の端部を下側に段下がりさせた面(図示省略)に
連設SWされたリアパーセルシェルフセンターである。
【0027】本発明の第4実施例によると、シートバッ
クサイドパネル45の第2一般面49とサスペンション
タワー部2の後縦壁11との間にレインフォース50が
架設されることで、前記サスペンションタワー部2の上
部壁13と、前記シートバックサイドパネル45と、前
記レインフォース50とにより閉断面が形成され、前記
レインフォース50には前記クオータピラー部3に離間
する側の端部50cから自動車の前側FRに延在した延
在部51を形成して該延在部51の自由端部51aがシ
ートバックサイドパネル45の後壁47aに連設SWし
てなるから、前記サスペンションタワー部2の上部壁1
3に加わる上方荷重を、シートバックサイドパネル45
と、レインフォース50とが均等に受けるので、サスペ
ンションタワー部2の上部壁13が片持ちにならず、該
上部壁13の変形が防止される。また、シートバックサ
イドパネル45とレインフォース50との開きが防止で
きるとともに、その一方の部材であるレインフォース5
0がより剛性の高いものとなるので、該上部壁13の変
形防止がより確実になる。さらに、クオータピラー部3
に荷重を伝達できるので、該上部壁13の変形防止がよ
り確実になる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動車の
後部車体構造としては、自動車車体のリアホイールハウ
ス部に夫々サスペンションタワー部を連設し、前記リア
ホイールハウス部の上方部に立設されているクオータピ
ラー部に連設されているリアパーセルシェルフの前端部
及び前記サスペンションタワー部の前縦壁夫々にシート
バックサイドパネルの上端部及び下端部夫々が少なくと
も連設されてなる後部車体構造において、前記リアパー
セルシェルフの前端部及び前記シートバックサイドパネ
ルの上端部との接合部と、前記サスペンションタワー部
の後縦壁との間にレインフォースが架設されることで、
前記サスペンションタワー部の上部壁と、前記シートバ
ックサイドパネルと、前記レインフォースとにより側面
視略三角形状の閉断面が形成されてなることを特徴とす
るから、前記サスペンションタワー部の上部壁に加わる
上方荷重を、シートバックサイドパネルと、レインフォ
ースとが均等に受けるので、サスペンションタワー部の
上部壁が片持ちにならず、該上部壁の変形が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図3のレインフォースの斜視図である。
【図6】図5の矢視Cに係る斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】図9のF−F線断面図である。
【図12】図9のG−G線断面図である。
【図13】図9の矢視Hに係る斜視図である。
【図14】第1従来例の図2相当断面図である。
【図15】第2従来例の図2相当断面図である。
【図16】図14の構造において、白抜き矢印の荷重に
よる変形状況を示す変形説明図である。
【符号の説明】
1 リアホイールハウス部 2 サスペンションタワー部 3 クオータピラー部 4 リアパーセルシェルフ 5 リアパーセルシェルフの前端部 6 サスペンションタワー部の前縦壁 7 シートバックサイドパネル 45 シートバックサイドパネル 7a シートバックサイドパネルの上端部 7b シートバックサイドパネルの下端部 10 接合部 11 サスペンションタワー部2の後縦壁 12 レインフォース 20 レインフォース 31 レインフォース 50 レインフォース 12a レインフォースの上端部 20a レインフォースの上端部 31a レインフォースの上端部 50a レインフォースの上端部 12b レインフォースの下端部 20b レインフォースの下端部 31b レインフォースの下端部 50b レインフォースの下端部 13 サスペンションタワー部の上部壁 20c レインフォースの端部 50c レインフォースの端部 21 延在部 51 延在部 30 パーセルメンバー 30a パーセルメンバーの一端部 30b パーセルメンバーの他端部 41 リアパーセルシェルフの第1一般面 42 リアパーセルシェルフの第1縦壁 43 リアパーセルシェルフの第2一般面 44 リアパーセルシェルフの第2縦壁 47 シートバックサイドパネルの第1一般面 48 シートバックサイドパネルの第1水平壁 49 シートバックサイドパネルの第2一般面 S 閉断面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車車体のリアホイールハウス部に夫
    々サスペンションタワー部を連設し、前記リアホイール
    ハウス部の上方部に立設されているクオータピラー部に
    連設されているリアパーセルシェルフの前端部及び前記
    サスペンションタワー部の前縦壁夫々にシートバックサ
    イドパネルの上端部及び下端部夫々が少なくとも連設さ
    れてなる後部車体構造において、 前記リアパーセルシェルフの前端部及び前記シートバッ
    クサイドパネルの上端部との接合部と、前記サスペンシ
    ョンタワー部の後縦壁との間にレインフォースが架設さ
    れることで、前記サスペンションタワー部の上部壁と、
    前記シートバックサイドパネルと、前記レインフォース
    とにより側面視略三角形状の閉断面が形成されてなるこ
    とを特徴とする自動車の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 前記レインフォースには、前記クオータ
    ピラー部に離間する側の端部から自動車の前側に延在し
    た延在部を形成して、該延在部の自由端部が前記シート
    バックサイドパネルの後壁に連設してなることを特徴と
    する請求項1の自動車の後部車体構造。
  3. 【請求項3】 前記リアパーセルシェルフの前端部及び
    前記シートバックサイドパネルの上端部との接合部に
    は、前記リアパーセルシェルフの前端部より後方で、前
    記シートバックサイドパネルの上端部より下方である位
    置にパーセルメンバーを夫々連設させることで、前記接
    合部に閉断面を形成してなることを特徴とする請求項
    1、2の自動車の後部車体構造。
  4. 【請求項4】 前記シートバックサイドパネルの第2一
    般面と前記サスペンションタワー部の後縦壁との間にレ
    インフォースが架設されることで、前記サスペンション
    タワー部の上部壁と、前記シートバックサイドパネル
    と、前記レインフォースとにより閉断面が形成され、前
    記レインフォースには前記クオータピラー部に離間する
    側の端部から自動車の前側に延在した延在部を形成して
    該延在部の自由端部がシートバックサイドパネルの後壁
    に連設したことを特徴とする請求項3の自動車の後部車
    体構造。
JP5012855A 1993-01-28 1993-01-28 自動車の後部車体構造 Expired - Fee Related JP2990988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5012855A JP2990988B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 自動車の後部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5012855A JP2990988B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 自動車の後部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06219329A true JPH06219329A (ja) 1994-08-09
JP2990988B2 JP2990988B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=11817019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5012855A Expired - Fee Related JP2990988B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 自動車の後部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2990988B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100380489B1 (ko) * 2000-12-26 2003-04-18 현대자동차주식회사 차량의 현가장치 장착구조
US7083225B2 (en) 2003-03-20 2006-08-01 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle body structure of periphery of rear suspension
JP2007522993A (ja) * 2004-02-18 2007-08-16 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 車両のボディ
JP2009023367A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Mazda Motor Corp 車両の後部車体構造
JP2012121412A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Nippon Steel Corp 後部車体構造
JP2012153187A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Nippon Steel Corp 後部車体構造
JP2013052852A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Toyota Motor East Japan Inc 車両のリアボディ構造
JP2014000857A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Nissan Motor Co Ltd リアパーセルシェルフ構造
KR20150031645A (ko) * 2013-09-16 2015-03-25 현대자동차주식회사 쿼터프레임 사이드 멤버유닛
CN107097852A (zh) * 2016-02-19 2017-08-29 本田技研工业株式会社 车身前部结构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101393874B1 (ko) 2012-10-16 2014-05-12 기아자동차주식회사 리어 패키지 트레이의 강성구조

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100380489B1 (ko) * 2000-12-26 2003-04-18 현대자동차주식회사 차량의 현가장치 장착구조
US7083225B2 (en) 2003-03-20 2006-08-01 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle body structure of periphery of rear suspension
JP2007522993A (ja) * 2004-02-18 2007-08-16 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 車両のボディ
JP2009023367A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Mazda Motor Corp 車両の後部車体構造
JP2012121412A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Nippon Steel Corp 後部車体構造
JP2012153187A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Nippon Steel Corp 後部車体構造
JP2013052852A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Toyota Motor East Japan Inc 車両のリアボディ構造
JP2014000857A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Nissan Motor Co Ltd リアパーセルシェルフ構造
KR20150031645A (ko) * 2013-09-16 2015-03-25 현대자동차주식회사 쿼터프레임 사이드 멤버유닛
CN107097852A (zh) * 2016-02-19 2017-08-29 本田技研工业株式会社 车身前部结构
CN107097852B (zh) * 2016-02-19 2019-04-12 本田技研工业株式会社 车身前部结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2990988B2 (ja) 1999-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2740651B1 (en) Vehicle body lateral structure
JP2798960B2 (ja) 自動車の後部車体構造
US9156504B2 (en) Vehicle underbody structure for vehicle
JP3866176B2 (ja) 車体構造
JP6881395B2 (ja) 下部車体構造
JPH06219329A (ja) 自動車の後部車体構造
JP4348966B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP2004338581A (ja) 車両の下部車体構造
JPH09240510A (ja) 自動車の車体後部構造
JP4337165B2 (ja) 自動車の側部車体構造
JP3305225B2 (ja) 自動車のバックドア開口部の補強構造
JP2542531Y2 (ja) 自動車のサスペンションタワー部構造
JPH11192977A (ja) 自動車の車体フレーム補強構造
JPH10244966A (ja) 自動車のバックドア開口部の補強構造
JP4528146B2 (ja) 自動車の車体後部構造
JPH04126678A (ja) フロントサイドメンバ構造
JPH08310445A (ja) 自動車の車体前部構造
JPH11245845A (ja) キャブオーバ型トラックのキャブ構造
JPH10203172A (ja) バックドアの補強構造
JPH1178984A (ja) 後部車体構造
JP3593946B2 (ja) 車両の車体下部構造
JPH0237085A (ja) 自動車の下部車体構造
JP3673894B2 (ja) 車体構造
JP2003063447A (ja) ダッシュパネル部構造
JP4039031B2 (ja) 車両の後部車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121015

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees