JPH0621888Y2 - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

合成樹脂製キャップ

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JPH0621888Y2
JPH0621888Y2 JP6776988U JP6776988U JPH0621888Y2 JP H0621888 Y2 JPH0621888 Y2 JP H0621888Y2 JP 6776988 U JP6776988 U JP 6776988U JP 6776988 U JP6776988 U JP 6776988U JP H0621888 Y2 JPH0621888 Y2 JP H0621888Y2
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JP
Japan
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plate portion
cap
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孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、合成樹脂製で特に弾性反転型のキャップに関
するものである。
「従来の技術」 この種キャップとして、注出孔付き頂壁周縁から周壁を
垂設したキャップ本体と、上記注出孔を閉塞させた蓋体
とを有し、上記キャップ本体の周壁後面上端と蓋体後面
下端とを、適宜間隙をおいて左右一対をなす第1ヒンジ
で連結するとともに、その第1ヒンジ間に設けた逆L字
形弾性板一端を第1ヒンジよりも下方のキャップ本体周
壁部分へ第2ヒンジを介して、かつ弾性板他端を第1ヒ
ンジよりも前方の蓋体頂板部に第3ヒンジを介して、そ
れぞれ連結した所謂3点ヒンジの弾性反転型キャップが
ある。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、上記従来のキャップにおいては、一般にキャ
ップ本体周壁内面に付設した螺条により容器体口頚部外
周へ螺着させるものが多く、そのため上記3点ヒンジに
よる金型設計の複雑化に加えて螺条による離型の困難で
製作が面倒となり、コストアップを招来するという問題
があった。
即ち、螺条形成の場合は、それを形成するための金型を
成形後回動さて離型させなければならないため、複雑な
設備必要とするとともに、時間が掛り、また、金型の数
も多く必要となる。
また、本体周壁内周に突条を周設して口頚部外周に周設
した突条に乗り越え係合させる如く構成したものもある
が、この場合金型の回動離型は行わなくて済むが、容器
本体内からの金型の離型の際に、形成した突条を無理に
乗り越えて離型させるため、形成される突条がシャープ
な形状とならず、その結果、容器本体口頚部との係合も
密に行えない不都合を生じる場合があった。
そこで、本考案は、離型を容易に行えるとともに、形成
される突条もシャープな形状で形成される優れた合成樹
脂製キャップを提案することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本請求項1記載のキャップは上記課題を解決するため、
注出孔2付き頂壁3周縁から周壁4を垂設したキャップ
本体1と、該本体1後部に後部を3点ヒンジ機構を介し
て弾性反転可能に連結した蓋体5とからなる弾性反転型
キャップにおいて、上記キャップ本体頂壁3を、周壁4
内面上部より延設した下層板部3aと、該板部3aの外周縁
に沿って穿設した複数の長孔11…内に嵌合させた係合片
12…を周縁下面より各々垂設して下層板部3a上面を被覆
するとともに、下層板部3aとは別体に形成した上層板部
3bとから構成し、上記上層板部3b及び下層板部3aを貫通
する注出孔2を設け、かつ、上記各長孔下方のキャップ
本体周壁内面部分に、容器体口頚部外面に周設した第1
係合突条に係合させる第2係合突条14…を付設して構成
した。
また、請求項2考案のキャップは、上記上層板部3b後端
部より垂設した係合片12をキャップ本体周壁4後部上端
に形成した切欠き15に嵌着可能に構成するとともに、上
層板部3b後端部に後端部を3点ヒンジ機構を介して弾性
反転可能に蓋体5を連結した請求項1記載の合成樹脂製
キャップとして構成した。
「作用」 例えば第1図において、第1ヒンジ7を中心に蓋体5を
キャップ本体1に対して時計方向へ回動させると、弾性
板8が拡回方向へ弾性変形した後弾性復元して、蓋体が
弾性反転により開放状態に保持される、該状態から逆に
蓋体を反時計方向へ回動させると、今度は弾性反転によ
り閉塞状態に保持される。
キャップ成形時には、下層板部3aに穿設した長孔11…を
型抜き孔として、容器体口頚部係合用の第2係合突条14
…を上下抜き型合わせ方法、即ち、例えば、上型及び下
型の上下方向からの噛み合わせにより生じる所望形状の
空隙内に溶融樹脂を導入し、固化後上下各型を上下方向
に離間させて成形を行う方法により容易に形成できる。
従って、離型の際の無理な乗り越えを行うことがなく、
シャープな形状の突条14を形成できるとともに、金型を
回動離型させることもないため、設備、時間ともに掛か
らない。
「実施例」 第1図及び第2図は本請求項1考案の一実施例を示すも
ので、1は注出孔2付き頂壁3周縁から周壁4を垂設し
た合成樹脂製のキャップ本体を、また、5は上記注出孔
2に嵌脱させる棒状栓6を頂板部裏面から垂設した合成
樹脂製の蓋体を、それぞれ示す。
そして、上記キャップ本体1の周壁4後面上端と蓋体5
後面下端とを、適宜間隔をおいて左右一対をなす第1薄
肉ヒンジ7で連結するとともに、その第1薄肉ヒンジ7
間に設けた逆L字形の弾性板8一端を第1薄肉ヒンジ7
よりも下方のキャップ本体周壁4部分へ第2薄肉ヒンジ
9を介して、かつ弾性板8他端を第1薄肉ヒンジ7より
も前方の蓋体5頂板部に第3薄肉ヒンジ10を介してそれ
ぞれ連結している。即ち、上記構成により3点ヒンジの
弾性反転型キャップが形成されるのである。
さらに、本実施例では、上記キャップ本体1頂壁3を上
記周壁4と一体形成の下層板部3aと該下層板部3a上に配
設され、別体に形成された上層板部3bとで形成するとと
もに、下層板部3aの外周縁に沿って穿設した複数の長孔
11点内に、上層板部3bの周縁から垂設した複数の係合片
12…を嵌合させている。図示例では、上記長孔11が下方
板部3aの前後両部に穿設されている。また、下層板部3a
下面からは、図示しない容器体口頚部内面に嵌合する、
シール用の短筒部13が垂設されている。
そして、上記各長孔11,11下方のキャップ本体周壁4内
面部分に、容器体口頚部外面に周設した第1係合突条
(図示せず)に係合させる第2係合突条14,14を付設し
ている。これ等第2係合突条14,14は、上記各長孔11,
11を型抜き孔として、上下抜きの型合わせ成形方法によ
り形成される。
第3図及び第4図は本請求項2考案の一実施例を示すも
ので、蓋体5と上層板部3bとを既述した3点ヒンジ機構
を介して一体に成形するとともに、上層板部3b後部側の
係合片12を取付部としてキャップ本体1に取り付けるよ
うにした例である。この場合、上記係合片12が比較的長
く形成されるとともに、キャップ本体周壁4後部に長孔
11と連通する所定形状の切欠き15が穿設される。
第5図及び体6図は、本請求項2考案の他の実施例を示
すもので、第3図及び第4図の実施例における長孔11及
び係合片12を周方向に数多く設けて、これに伴って数多
く設けられる係合突条14…で周方向に間欠的な螺条を形
成するようにした例である。
尚、この様な係合突条14…は請求項1記載の考案にも適
用可能である。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、キャップ本体頂壁
を下層板部と上層板部とに分割形成するととも、下層板
部の周方向に穿設した長孔下方のキャップ本体周壁内面
部分に、容器体口頚部外面に周設した第1係合突条に係
合させる第2係合突条を付設するようにしたので、上記
長孔を型抜き孔として、第2係合突条を上下抜きの型合
わせ方法で容易に成形でき、コストダウンが図れる。
また、長孔は上層板部により被覆させているので、それ
が露出して見栄えが悪くなるという不都合は生じない。
また、上層板部を別体に構成したので、それぞれを別の
色で形成しておけば、それらを組合わせてそれらの略乗
数の種類のキャップを形成でき、この種キャップの用途
の多様化に伴う多種類の需要に簡単に応えられるもので
ある。
更に、請求項2考案のキャップでは、蓋体とキャップ本
体を別の色で形成できて外観上優れたキャップを得られ
る効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本請求項1考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図はその分解斜視図、第3図は本請求項2考案の一実
施例を示す縦断面図、第4図はその分解斜視図、第5図
は本請求項2考案の他の実施例を示す縦断面図、第6図
はその分解斜視図である。 1……キャップ本体、5……蓋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】注出孔2付き頂壁3周縁から周壁4を垂設
    したキャップ本体1と、該本体1後部に後部を3点ヒン
    ジ機構を介して弾性反転可能に連結した蓋体5とからな
    る弾性反転型キャップにおいて、上記キャップ本体頂壁
    3を、周壁4内面上部より延設した下層板部3aと、該板
    部3aの外周縁に沿って穿設した複数の長孔11…内に嵌合
    させた係合片12…を周縁下面より各々垂設して下層板部
    3a上面を被覆するとともに、下層板部3aとは別体に形成
    した上層板部3bとから構成し、上記上層板部3b及び下層
    板部3aを貫通する注出孔2を設け、かつ、上記各長孔下
    方のキャップ本体周壁内面部分に、容器体口頚部外面に
    周設した第1係合突条に係合させる第2係合突条14…を
    付設したことを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 【請求項2】上記上層板部3b後端部より垂設した係合片
    12をキャップ本体周壁4後部上端に形成した切欠き15に
    嵌着可能に構成するとともに、上層板部3b後端部に後端
    部を3点ヒンジ機構を介して弾性反転可能に蓋体5を連
    結した請求項1記載の合成樹脂製キャップ。
JP6776988U 1988-05-23 1988-05-23 合成樹脂製キャップ Expired - Lifetime JPH0621888Y2 (ja)

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JPH01170644U JPH01170644U (ja) 1989-12-01
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