JPH0621867Y2 - 指先防汚テープ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、薬味、調味料パックあるいはインスタントカ
レー、シチューのパック等から内容物を絞り出す際に使
用するテープに関し、さらに詳細に言えば、上記パック
の切口近くに一端部において貼着し、内容物を絞り出す
ためにパックを挾持している指先を覆うようにしたテー
プに関する。

従来の技術及び考案が解決しようとする課題 従来使用されている薬味、調味料用パックの一例を第４
図に示す。

パック１は一枚の適宜寸法とされたシート材を中央部２
で折り重ね、この折り重ねた両半部の相対する三辺３，
４，５の縁部を互いに接着し、これにより形成される内
部空所７内に内容物を内包し、１つの縁部の隅部近くに
切り口用切り欠け６を形成し、この切り欠け６から引き
裂いて切り口を作り、手指で内容物を絞り出すようにな
っている。

ところで、このような構成のパックにおいては、内容物
を完全に絞り出そうとするには、指先でパックを強く挾
みつつ切り口に向けて摺らせねばならず、その際切り口
から絞り出された内容物により指先が汚れてしまう。

課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決すべくなされたものであり、本
考案は薬味、調味料あるいはインスタントカレー、シチ
ュー等のパックを開けて内容物を取り出す際に、その切
口付近に貼着されて指先を覆い、パックから絞り出され
た内容物により指先が汚れるのを防止するためのテープ
を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために本考案においては、折り畳み
可能な材料からなる長尺シートの長手方向ほぼ中央に、
その長手方向に略直交する方向に細長い開口を形成し、
シートの片側面においてその開口の長手方向の２縁部に
沿って接着剤を塗布して指先防汚テープを構成した。

実施例 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。

第１図及び第２図は本考案の実施例に係る指先防汚テー
プ１０の平面図と部分拡大断面図である。

指先防汚テープ１０は、紙あるいはプラスチック材料等
の折り畳み可能な材料からなる長尺シート１１のその長
手方向略中央に細長い開口１２を長尺シート１１の長手
方向に略直交するように設けてある。そしてその開口１
２の長手方向の２つの縁部１３ａ，１３ｂに沿って接着
材１４が塗布されている。１５は接着材１４の上に被せ
られた当て紙である。

第３図は本実施例に係る指先防汚テープ１０の使用状態
を示す斜視図である。すなわち、当て紙１５を取り去っ
た後に、テープ１０を２つ折りにした状態で、その開口
１２が薬味、調味料パック１の切口８の部分に当てがわ
れて、パック１の両側面に接着材１４によって接着され
ている。したがって、内容物を絞り出そうとする指先は
この防汚テープにより覆われて、絞り出される内容物に
より指先が汚されることはない。

尚上記実施例の開口１２を、第１図に二点鎖線１６で示
されるようにテープ１１の片側縁部まで切り開いておい
ても良い。あるいは点線１７で示されるように切断して
も良い。又、二点鎖線１６，１６ａの如く切断し、片面
づつ使用しても良い。さらには点線１７，１７ａの如く
切断して使用しても良い。

考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案の指先防汚テー
プを使用すれば、指先を汚すことなく、薬味、調味料パ
ックあるいはインスタントカレー、シチュー等のパック
から内容物を絞り出すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に係る指先防汚テープの平面
図、第２図はその部分拡大断面図、第３図はそのテープ
の使用状態を示す斜視図、第４図は従来あるパックの一
例を示す正面図である。 １０……指先防汚テープ、１１……長尺シート １２……開口、１４……接着材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】折り畳み可能な材料からなる長尺シートの
   長手方向ほぼ中央に、前記長手方向に略直交する方向に
   細長い開口を形成し、前記シートの片側面において前記
   開口の長手方向の２縁部に沿って接着剤を塗布してある
   ことを特徴とする指先防汚テープ。