JPH062184U - サーミスタセンサ - Google Patents
サーミスタセンサInfo
- Publication number
- JPH062184U JPH062184U JP4244992U JP4244992U JPH062184U JP H062184 U JPH062184 U JP H062184U JP 4244992 U JP4244992 U JP 4244992U JP 4244992 U JP4244992 U JP 4244992U JP H062184 U JPH062184 U JP H062184U
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- thermistor
- tape
- thermistor sensor
- lead wire
- sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】サーミスタセンサの製造工程の自動化に好適で
あり、生産性の向上を図ると共に、フレキシブル性、気
密性、応答性の優れたサーミスタセンサを提供する。 【構成】プラスチック製可撓性テープ1上にリード線2
を形成し、次いでリード線2の端部にサーミスタチップ
3を接続する(a)。接続端子部5を除きテープ1に面
に有機樹脂剤4を蒸着する(b)。テープ1を所定の長
さに切断してサーミスタセンサが得られる((c)、
(d))。
あり、生産性の向上を図ると共に、フレキシブル性、気
密性、応答性の優れたサーミスタセンサを提供する。 【構成】プラスチック製可撓性テープ1上にリード線2
を形成し、次いでリード線2の端部にサーミスタチップ
3を接続する(a)。接続端子部5を除きテープ1に面
に有機樹脂剤4を蒸着する(b)。テープ1を所定の長
さに切断してサーミスタセンサが得られる((c)、
(d))。
Description
【0001】
本考案はサーミスタセンサに関し、さらに詳しくは、量産性、フレキシブル性 、応答性に優れたチップ型サーミスタに関するものである。
【0002】
従来、サーミスタセンサは、図3(a)のように被覆されたリード線の一端を サーミスタ3a単体に接続し、その単体をエポキシ樹脂等でディップコートし硬 化させたものが多かった。 また、実開昭61−5437号公報にはフレキシブルなサーミスタセンサとし て図3(b)に示すような偏平形のサーミスタが開示されている。これは、2本 の平行導線の一端に小さなチップ形状のサーミスタ3aを半田付け、あるいはス ポット溶接等の方法を用いて接続し、次に導線の他の一端を除いて全体を細長い 2枚のプラスチックシート6で上下からはさみ、かつ高周波加熱等を加えてシー トと導線とサーミスタを溶着するか、または接着材を用いて張り合わせシート内 部を気密に保つ構造としたものである。
【0003】
しかしながら、上記従来技術のうち図3(a)のサーミスタセンサのような構 造では製造の自動化が困難で、手作業で行うためコストが高くなることが欠点で あった。 また図3(b)に示すようなサーミスタセンサでは、フレキシブルで、平面取 付けや挟込みによる温度検出に適し、取扱いが簡単であるという利点があった。 しかし、2枚のプラスチックシート6を張り合せてあるので、シート6の厚みに より被検温物の温度が正確にサーミスタ素子に伝わらないないという欠点があっ た。特に素子部分ではリードが素子の上下面にあるため、シートを被せた際、気 泡ができ、温度の上下により膨らみ、はがれやすい欠点があった。またサーミス タセンサを個々に製造するため、より大量生産するには限界があった。さらに、 フレキシブル性も完全でなかった。
【0004】 本考案は、上述した従来の問題点を解決し、量産に好適で、フレキシブル性、 気密性、かつ応答性に優れたサーミスタセンサを提供することを課題とするもの である。
【0005】
本考案は上述の問題点を解決するものであり、 電気絶縁性を有する有機樹脂からなる可撓性テープ上に形成した2本の金属導 線と、片方の該2本の金属導線端部に接続したサーミスタチップからなり、該サ ーミスタチップと反対側の金属導線端子部を残して該サーミスタチップおよび該 2本の金属導線部に電気絶縁性を有する有機樹脂剤をコーティングしたことを特 徴とするサーミスタセンサである。
【0006】
本考案のサーミスタセンサは、従来技術と異なり、有機絶縁材料で作られた可 撓性のテープ上において自動化装置により製造できるため、複数のサーミスタセ ンサを同時に大量生産することができる。 さらに、有機絶縁樹脂剤で蒸着又は塗布することにより、均一に薄膜でコーテ ィングされた短冊型サーミスタセンサが得られ、特に、気密性、フレキシブル性 、応答性に優れている。
【0007】
本考案の製造工程を図1により説明する。 図1(a)に示すように、ライン(図示せず)上に載置されたプラスチック製 の可撓性テープ1上に、金属箔導線を平行にワニス(ポリアミック酸)を用いて 加熱接着しリード線2を形成する。このリード線2の両端に予備半田を行ってお く。
【0008】 さらに、自動実装装置(Parasert Mk1,松下電器産業(株)製) を用いて、チップ型サーミスタ3(当社T204C104)を自動実装し、リフ ロー炉にて半田付けする。 その後、リード線2の接続端子部5にテープでマスキングを行い、図1(b) に示すように、蒸着装置(パリレン蒸着装置モデル1010、ユニオン・カーバ イト)でパラキシリレン樹脂(有機樹脂剤)4を、リード線2およびチップ型サ ーミスタ表面に1μmの厚さにコーティングした後マスキングを除去する。
【0009】 最後に切断機によりサイズ長さ70mm×幅5mmに切断すれば、図1(c) 、図1(d)に示すように、短冊型サーミスタセンサを得ることができる。 本考案では、プラスチック製テープ1として、市販の幅70mm×全長50m ×厚さ0.1mmのものを用いたが、テープ1の厚さは50〜200μmがよく 、50μmより薄いものは高価となり、200μmより厚いと熱が伝わり難く、 サーミスタセンサの応答性を阻害する。また、テープ幅は金属導線の長さの0. 8〜1.5倍がよく、0.8倍より細いとリード線2の空中に出る部分が長くな り自動実装が困難となり、1.5倍より広いと取扱いが不便である。
【0010】 リード線2の幅は熱伝導を小さくするため300μm以下が望ましく、リード 線2の長さは100mm以下がよい。本実施例ではリード線2は長さ50mmの 銅線を用いている。 また、本実施例では、コーティング厚さを1μmとしたが、コーティング厚さ は50μm以下にすると熱が伝わりやすく、サーミスタ素子の応答性を阻害しな い。また、塗布や蒸着によるコーティングなので、室温あるいはそれ以下であり 、被塗布物や被蒸着物が高熱によって変形したり応答性を阻害されたりすること がない。
【0011】
量産性、フレキシブル性、気密性、応答性に優れたサーミスタセンサなので、 使用用途が広く、特に低価格となるので使い捨ての温度センサとして極めて有効 である。
【図1】本考案の製造工程の一例の説明図および本考案
の説明図であり、図1(a)は可撓性テープ上に2本の
金属導線を形成し、導線にサーミスタチップを接続する
工程、図1(b)はサーミスタの端子部分を残し、サー
ミスタチップおよび金属導線を絶縁コーティングする工
程を示し、図1(c)は図1(b)のテープを切断して
製造されたサーミスタセンサの平面図、図1(d)は図
1(c)の断面図を示す。
の説明図であり、図1(a)は可撓性テープ上に2本の
金属導線を形成し、導線にサーミスタチップを接続する
工程、図1(b)はサーミスタの端子部分を残し、サー
ミスタチップおよび金属導線を絶縁コーティングする工
程を示し、図1(c)は図1(b)のテープを切断して
製造されたサーミスタセンサの平面図、図1(d)は図
1(c)の断面図を示す。
【図2】従来例の説明図である。
【図3】他の従来例の説明図であり、図3(a)は側断
面図、図3(b)は平面図、図3(c)は側面図であ
る。
面図、図3(b)は平面図、図3(c)は側面図であ
る。
1 可撓性テープ 2、2a リード線 3、3a サーミスタ 4 有機樹脂剤 5 接続端子部 6 プラスチックシート
Claims (1)
- 【請求項1】 電気絶縁性を有する有機樹脂からなる可
撓性テープ上に形成した2本の金属導線と、片方の該2
本の金属導線端部に接続したサーミスタチップからな
り、該サーミスタチップと反対側の金属導線端子部を残
して該サーミスタチップおよび該2本の金属導線部に電
気絶縁性を有する有機樹脂剤をコーティングしたことを
特徴とするサーミスタセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042449U JP2558383Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | サーミスタセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042449U JP2558383Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | サーミスタセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062184U true JPH062184U (ja) | 1994-01-14 |
JP2558383Y2 JP2558383Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12636387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992042449U Expired - Fee Related JP2558383Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | サーミスタセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558383Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS589371A (ja) * | 1981-06-26 | 1983-01-19 | トムソン−セ−・エス・エフ | トランジスタ |
JPS61147125A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | Omron Tateisi Electronics Co | シ−ト形感温プロ−ブ |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP1992042449U patent/JP2558383Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS589371A (ja) * | 1981-06-26 | 1983-01-19 | トムソン−セ−・エス・エフ | トランジスタ |
JPS61147125A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | Omron Tateisi Electronics Co | シ−ト形感温プロ−ブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2558383Y2 (ja) | 1997-12-24 |
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Legal Events
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