JPH0621613Y2 - 正面フライス用のスローアウェイチップ - Google Patents

正面フライス用のスローアウェイチップ

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JPH0621613Y2
JPH0621613Y2 JP1988113130U JP11313088U JPH0621613Y2 JP H0621613 Y2 JPH0621613 Y2 JP H0621613Y2 JP 1988113130 U JP1988113130 U JP 1988113130U JP 11313088 U JP11313088 U JP 11313088U JP H0621613 Y2 JPH0621613 Y2 JP H0621613Y2
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JP
Japan
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throw
blade
away tip
face milling
cutting
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Application number
JP1988113130U
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English (en)
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JPH0235616U (ja
Inventor
正浩 沢田
和之 宇野
Original Assignee
東芝タンガロイ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、正面フライス用のスローアウェイチップに関
し、特に丸駒チップの改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種の正面フライスとしては、例えば、実開昭
52-95982号公報にみられるように丸駒チップを正面フラ
イス本体に組込んだものが知られている。
また、正多角形板状のスローアウェイチップにおいて、
そのコーナ部分に直線稜を備えたものも、例えば実開昭
60-175516号公報に開示されている。さらに、3つの円
弧の頂角部分に直線部分を設けたボールエンドミル用の
チップについても例えば実開昭57-108820号公報で開示
されている。そして、円形,三角形,四角形を基本形状
とするチップについても、例えば実開昭60-31912号公報
で開示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、実開昭52-95982号公報に開示された正面
フライスでは、仕上面に関係する正面切刃が円弧である
ため、仕上げ面形状としては、円弧が連なった波形を呈
する。したがって、理論的には、最大仕上げ面あらさHm
axは、f2/8Rとなり(こゝで、f;刃当り送り、R;切
刃稜曲率半径)、仕上げ切削には適用できない問題点が
あった。
また、実開昭60-177516号公報などにみられる正多角形
板状のスローアウェイチップでは、切刃コーナが正多角
形の辺数に依存し、これを多くすると、コーナアングル
の構成などの切削機能上から使用コーナに限界があるも
のであった。
さらに、実開昭57-108820号公報にみられるものは、直
線部分が非削稜を構成するものであり、正面側の切刃稜
としては適用されていないものである。
本考案は、丸駒チップを改良して、仕上げ切削にも適用
できることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案における正面フライス用のスローアウェイチップ
は、φ5〜φ30mmの円形板を基本形状として、直線刃を
備えるようにしたものである。そして、この直線刃は、
円周方向で6〜9個形成され、しかもその長さが1〜4
mmの範囲内で円弧刃よりも短く設定されているものであ
る。
また、本考案における正面フライス用のスローアウェイ
チップは、正面フライス本体に組込まれたときには、直
線刃の1つが正面フライス本体の軸中心線に対し直交す
る方向に位置するように構成される。
(作用) 本考案の正面フライス用のスローアウェイチップは、円
弧刃が外周切刃稜を形成するとともに直線刃が正面切刃
稜を形成して切削を行なうものである。そして、直線刃
による正面切刃稜は、正面フライス本体の軸中心線に対
し直交方向に位置するため、仕上げ面あらさが良好とな
るものである。また、その使用コーナ数も6〜9個とな
り、コーナアングルの刃先構成も適正となるものであ
る。
(実施例) 以下、本考案正面フライス用のスローアウェイチップに
おける一実施例について、図を参照しながら説明する。
第1図(a)〜(c)において、(1)は、正面フライス用のス
ローアウェイチップであり、φ5〜φ30mmの円形板を基
本形状としたものである。この大きさは、円形板を呈す
るスローアウェイチップとして一般的に適用されている
範囲である。そして、円弧刃(2)を構成する外郭部分に
は、複数の直線刃(3)が等しく形成される。この場合、
スローアウェイチップ(1)は、円弧刃(2)の逃げ角α,直
線刃(3)の逃げ角βが形成されるホジチップであり、逃
げ角α,βは、α≦βで通常7°〜30°の範囲内で設定
される。また、直線刃(3)の長さlが1〜4mmの範囲内
で設定されるが、切削形式から円弧刃(2)の長さよりも
短くなるものである。直線刃(3)の長さlについては、
1mm未満であると鋭利となって不可であり、また4mmを
こえるとびびり振動が発生して不可となる。
これに対し、前記直線刃(3)の等配数を6〜9個とした
のは、仕上げ切削用としての通常切込み2〜3mmを配慮
したものである。したがって、本考案の正面フライス用
のスローアウェイチップは、従来の円形チップの使用コ
ーナとほぼ同じで、しかも仕上げ面粗さで有利となるも
のである。
また、第2図(a)〜(c)におけるスローアウェイチップ
(4)は、ネガチップを示したものである。
しかして、第1図および第2図に示されたスローアウェ
イチップ(1)(4)は、例えば第3図および第4図に示され
ているように正面フライス本体(8)に組込まれるが、図
示の場合には、ロケーター(9)および楔(10)によって固
定される。そしてこれらのロケーター(9)および楔(10)
には、締付けねじ(11)(12)がそれぞれ備えられるように
なっている。この場合、スローアウェイチップ(1)(4)
は、ロケータ(9)内では、2つの直線刃(3)の側面部分を
基準面に利用できるので取付けが安定する。
また、第5図は、本考案の正面フライス用のスローアウ
ェイチップ(1)で被削材(13)を切削するときの状況が示
されたものである。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように丸駒形のスローアウェイ
チップに対し、正面側の切刃稜を構成する直線刃(3)を
所定の位置、長さで構成したものであるから仕上げ切削
に好適するものである。
また、円弧刃(2)および直線刃(3)によって使用コーナー
が区別され、有効にコーナー数を使用できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は、本考案正面フライス用のスローアウ
ェイチップの一実施例を示した図で、第1図(a)は、平
面図、第1図(b)は、正面図、第1図(c)は、側面図、第
2図(a)〜(c)は、変形例を示した図で、第2図(a)は、
平面図、第2図(b)は、正面図、第2図(c)は、側面図、
第3図は、本考案正面フライス用のスローアウェイチッ
プを組込んだ正面フライスの一部正面図、第4図は、そ
の平面図、第5図は、切削状態を概念的に示す説明図で
ある。 (1)(4)…正面フライス用のスローアウェイチップ (2)…円弧刃、(3)…直線刃 (6)…円弧側面、(8)…正面フライス本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】φ5〜φ30mmの円形板を基本形状として、
    円弧刃(2)を構成する外郭部分には、複数の直線刃(3)が
    等しく形成されるようにした正面フライス用のスローア
    ウェイチップにおいて、 前記直線刃(3)は、その長さlが1〜4mmの範囲内で円
    周方向に6〜9個形成され、しかも正面フライス本体
    (8)に組込まれたときには、その側面が位置決めに利用
    されるとともに、その1つが切削に関与できるように正
    面フライス本体(8)の軸中心線に対し直交する方向に位
    置しており、 また、前記円弧刃(2)は、前記直線刃(3)の長さlよりも
    大きく設定されるとともに、正面フライス本体(8)に組
    込まれたときには、切削に関与する前記直線刃(3)に隣
    接した1つの円弧刃(2)が切込み方向で切削に関与でき
    るように位置していることを特徴とする正面フライス用
    のスローアウェイチップ。
JP1988113130U 1988-08-29 1988-08-29 正面フライス用のスローアウェイチップ Expired - Lifetime JPH0621613Y2 (ja)

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JPH0621613Y2 true JPH0621613Y2 (ja) 1994-06-08

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JPH0235616U (ja) 1990-03-07

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