JPH0144258Y2 - - Google Patents

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JPH0144258Y2
JPH0144258Y2 JP1984127102U JP12710284U JPH0144258Y2 JP H0144258 Y2 JPH0144258 Y2 JP H0144258Y2 JP 1984127102 U JP1984127102 U JP 1984127102U JP 12710284 U JP12710284 U JP 12710284U JP H0144258 Y2 JPH0144258 Y2 JP H0144258Y2
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JP
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cutting edge
cutting
throw
edges
away
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JP1984127102U
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JPS6142214U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、切削抵抗の軽減を図ることができ
るスローアウエイ式正面フライスに関する。
〔従来の技術〕
一般に、正面フライスは、主切刃と副切刃とを
有しており、主切刃によつて荒切削加工を行う一
方、副切刃によつて仕上げ切削を行うようになつ
ている。したがつて、正面フライスにおいては、
主切刃と副切刃とのいずれにも切削抵抗が作用す
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の正面フライスにおいては、主
切刃に作用する切削抵抗については、例えば主切
刃のすくい角を正の大きな値とすることによつて
それを軽減するという考慮が払われているが、副
切刃に作用する切削抵抗については、それが全切
削抵抗に対して大きな比重を占めるにも拘らず、
それを軽減するための対策が何ら講じられていな
かつた。
すなわち、副切刃はその切削量が極めて少ない
関係上、バニシングに近い切削を行う。このた
め、副切刃には切り込み方向と逆方向に向かう多
大な背分力が作用する。しかも、副切刃がカツタ
1回転当りの送り量の1.2〜1.5倍という非常に長
いものであるから、背分力はより一層増大する。
そして、このような背分力は、同時に切削する各
副切刃に作用するから、その総和は膨大なものと
なる。したがつて、副切刃に作用する切削抵抗を
軽減することは、正面フライス全体に作用する切
削抵抗を軽減する上で非常に重要である。ところ
が、従来の正面フライスにおいては、副切刃に作
用する切削抵抗についての対策が何ら講じられて
いなかつたのである。
〔考案の目的〕
この考案は、上記の事情を考慮してなされたも
ので、副切刃全体に作用する背分力の総和を軽減
することができ、これによつて切削抵抗の軽減を
図ることができる正面フライスを提供することを
目的とする。
〔考案の構成〕
この考案は、上記の目的を達成するために、一
部の主切刃と残りの主切刃とを互いの先端縁をカ
ツタ本体の軸線と直交する同一平面上に位置させ
て、かつ回転軌跡において0゜30′〜2゜の範囲内の角
度を間に挟んで交差させることにより、前記一部
の副切刃を残りの副切刃に対してカツタ本体の軸
線方向後方に向かつて逃がすようにした点を特徴
とするものである。
この場合、副切刃のうち逃がすものと逃がさな
いものとの割合は、2:1〜4:1とするのが望
ましい。そのような割合とする場合には、逃がさ
ない副切刃を有する2つのスローアウエイチツプ
の間に逃がした副切刃を有するスローアウエイチ
ツプを2〜4つ配置する。
このように、副切刃のうちの一部のものを他の
ものに対して逃がすと、その逃がした副切刃の分
だけ同時に切削する副切刃の数が減少し、したが
つて背分力は勿論のこと、副切刃に作用する切削
抵抗の総和を大幅に軽減することができる。しか
も、副切刃は、前述したように、カツタ1回転当
りの送り量の1.2〜1.5倍程度の長さを有している
から、一部の副切刃を逃がしても切削面の仕上げ
面粗度が低下することはほとんどない。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について添付の第1
図ないし第4図を参照して説明する。
図中符号1はカツタ本体であつて、その先端部
外周には、互いに同形同大の複数のスローアウエ
イチツプ2,……がカツタ本体1の周方向に等間
隔をもつて配設されている。これらスローアウエ
イチツプ2,……はカツタ本体1の軸線Oとのな
す角によつて2種類に区分されている。
すなわち、一方のスローアウエイチツプ2aは
その主切刃3aが軸線Oとの間にθなる角度を有
し、かつ副切刃4aがカツタの送り方向(第1図
の矢印A方向)と平行になるように配置されてい
る。他方のスローアウエイチツプ2bは、その主
切刃3bが軸線Oとθ+αなる角度を有するよう
に配置されている。しかも、主切刃3bの先端縁
は、一方のチツプ2aの主切刃3aの先端縁が位
置せしめられた軸線Oと直交する平面と同一平面
上に位置せしめられている。したがつて、チツプ
2bの副切刃4bは副切刃4aに対して角度αを
もつて逃げることになり、これによつて全副切刃
2,……に作用する切削抵抗、特に背分力の軽減
がなされている。
そして、これら2種のチツプ2a,2bは、周
方向に隣接する2つのチツプ2a,2b間に2〜
4個のチツプ2bが位置するようにして配置され
ている。
なお、上記の角度αは、0゜30′〜2゜に設定され
る。これは、角度αを0゜30′より小さくすると、
副切刃4bを逃がすことによる切削抵抗の軽減と
いう効果をあまり得られなくなり、他方2゜より大
きくすると主切刃3aと3bとの切削量に大きな
差が生じ、この結果切削抵抗が大きく変動してビ
ビリの発生等不都合を生じてしまうからである。
主切刃3aと3bとの切削量の差を極力小さく抑
えるには、この実施例のように、回転軌跡におい
て各主切刃3a,3bを互いの中央部で交叉させ
るのがよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の正面フライス
によれば、一部の主切刃と残りの主切刃とを互い
の先端縁をカツタ本体の軸線と直交する同一平面
上に位置させて、かつ回転軌跡において0゜30′〜2゜
の範囲内の角度を間に挟んで交差させることによ
り、前記一部の副切刃を残りの副切刃に対してカ
ツタ本体の軸線方向後方に向かつて逃がしている
から、その逃がした副切刃の分だけ同時に切削す
る副切刃の数が減少し、したがつて副切刃に作用
する切削抵抗の総和を軽減して、カツタ全体に作
用する切削抵抗を大幅に軽減することができるう
え、さらに互いのスローアウエイチツプの主切刃
における切削量に大きな差が生じないため、ビビ
リ振動等を発生することがなく安定した切削を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
し、逃がした副切刃を有するスローアウエイチツ
プと逃がしていない副切刃を有するスローアウエ
イチツプとの回転軌跡を示す図、第2図は一部省
略断面図、第3図は一部を省略して示す第2図の
矢視図、第4図は同矢視図である。 1……カツタ本体、2,2a,2b……スロー
アウエイチツプ、3a,3b……主切刃、4a,
4b……副切刃、O……軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カツタ本体の先端部に主切刃と副切刃とを有す
    る複数のスローアウエイチツプを着脱自在に装着
    してなるスローアウエイ式正面フライスにおい
    て、一部のスローアウエイチツプの前記主切刃と
    残りのスローアウエイチツプの前記主切刃とを、
    互いの先端縁を前記カツタ本体の軸線と直交する
    同一平面上に位置させ、かつ回転軌跡において
    0゜30′〜2゜の範囲内の角度を間に挟んで交差させる
    ことにより、前記一部のスローアウエイチツプの
    副切刃を残りのスローアウエイチツプの副切刃に
    対して前記カツタ本体の軸線方向後方に向つて逃
    がしたことを特徴とするスローアウエイ式正面フ
    ライス。
JP12710284U 1984-08-22 1984-08-22 スロ−アウエイ式正面フライス Granted JPS6142214U (ja)

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JP12710284U JPS6142214U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 スロ−アウエイ式正面フライス

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Publication Number Publication Date
JPS6142214U JPS6142214U (ja) 1986-03-18
JPH0144258Y2 true JPH0144258Y2 (ja) 1989-12-21

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ID=30685753

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JP12710284U Granted JPS6142214U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 スロ−アウエイ式正面フライス

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671682B2 (ja) * 1986-03-31 1994-09-14 三菱マテリアル株式会社 スロ−アウエイ式正面フライス
JP2535333B2 (ja) * 1986-09-18 1996-09-18 出雲産業株式会社 転削工具
JP2623765B2 (ja) * 1988-09-12 1997-06-25 三菱マテリアル株式会社 スローアウェイ式ショルダーカッター
JP2601703B2 (ja) * 1988-10-18 1997-04-16 東芝タンガロイ株式会社 スローアウェイカッター
JP2508723Y2 (ja) * 1989-11-15 1996-08-28 三菱マテリアル株式会社 さらい刃付き正面フライス
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623723A (en) * 1979-08-01 1981-03-06 Hitachi Ltd On-load voltage regulating transformer

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JPS5623723A (en) * 1979-08-01 1981-03-06 Hitachi Ltd On-load voltage regulating transformer

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JPS6142214U (ja) 1986-03-18

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