JPH0621456B2 - 杭の圧入方法及び圧入装置 - Google Patents

杭の圧入方法及び圧入装置

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JPH0621456B2
JPH0621456B2 JP13042388A JP13042388A JPH0621456B2 JP H0621456 B2 JPH0621456 B2 JP H0621456B2 JP 13042388 A JP13042388 A JP 13042388A JP 13042388 A JP13042388 A JP 13042388A JP H0621456 B2 JPH0621456 B2 JP H0621456B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鉄筋コンクリート造等の比較的重量の大なる建
造物において建築後の年数の経過に伴って生ずる構造物
の沈下又は最近多く起こっている地盤沈下による諸構造
物の不等沈下に対処して該構造物を補強するとともに不
等沈下の修正のため又は沈下そのものを停止させ或いは
沈下の発生を未然に防止するため基礎の真下に圧入する
杭の圧入力法及び圧入装置に関するものである。
(従来の技術) 鉄筋コンクリート造等の比較的重量の大なる建造物にお
いては、建築後或る年数を経過すると軟弱地盤やビル建
設等により該建造物が不等沈下する、いわゆる沈下現象
を生ずるのはしばしば見られるところであるが、かかる
沈下現象は建造物の一階床面を道路等の地表面よりも低
下させる等の不都合を生じさせるほか、不等沈下を生じ
た場合等には建造物自体に歪みを生じさせて建具等の立
付けを悪くする等の結果をもたらす。
従って、かかる建造物の完全且つ安全の使用の維持を図
るためには、既に沈下が生じている場合には沈下そのも
のの進行を停止させて当該建造物を補強あるいは沈下修
正することが必要であり、沈下が未だに生じていない場
合でも将来沈下の発生が懸念される場合には予め沈下発
生の防止手段を講じておくことが好ましい。
従来、かかる建造物の補強並びに沈下防止及び沈下修正
する方法として第10図に示すように、基礎n′の真化
に杭m′を打って該杭m′で基礎n′を直接受けるいわ
ゆる直接受杭法がある。
これは、基礎n′の部分の真下に作業空間としての杭孔
H′を堀り、該杭孔H′により露出された基礎n′の下
面に油圧ジャッキ5′を逆に取り付け、建造物の重さを
利用して油圧ジャッキ5′を逆に取り付け、建造物の重
さを利用して油圧ジャッキ5′で約1mの長さの杭m′
を地中に圧入し、電気溶接で鋼管を溶接して順次繋げて
所望の長さ、耐力を有する受杭とするものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この方法は杭の長さとジャッキの長さとで約2
m程度の作業空間が必要であり、大きな杭孔の掘削及び
該掘削に伴う土砂の搬出に労力を要するほか、建造物を
支持する仮受台が必要であり、該仮受台の設置に手間と
経費を要し、又人が狭い杭孔内に入りそこで高圧の油圧
ジャッキの操作及び杭の溶接作業その他杭の圧入作業を
するため、安全性、作業性、経済性等に多くの問題があ
った。
本発明は以上の様な問題に鑑みてなされたものであり、
その目的は、作業者が入らなくてすむ比較的小さい杭孔
の掘削により工事をなし得、掘削量があまり大でないた
め仮受台を設ける必要がなく、高圧ジャッキの操作及び
杭の溶接作業その他杭の圧入作業等を杭孔の中でする必
要がなく、安全性、経済性、作業性等に優れた杭の圧入
方法及びその装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を達成するための本発明の手段は、第一に建
造物における基礎の側面下部の地中に適宜大きさの杭孔
を堀削形成し、該杭孔にジャッキを備えた上部ガイド枠
と基礎用係止板を突設した下部ガイド枠とが連結部で折
曲可能に形成された圧入装置を、前記基礎用係止板が基
礎下面に係止されるように建造物の側面に沿って起立固
定し、該圧入装置に杭を建込んで前記ジャッキにより地
中へ押圧し、該杭の頭部が前記連結部に位置した状態で
上部ガイド枠を折り曲げて該杭の頭部に他の杭を連結す
るとともに、上部ガイド枠を復帰させて該杭を再び圧入
することにより前記基礎が支持されてなることを特徴と
する杭の圧入方法に存し、第二に下部背面側に基礎用係
止板が突設された下部ガイド枠に、ガイド板が対向状に
配設されて形成された上部ガイド枠が折曲自在に設けら
れ、該上部ガイド枠に逆さにした状態のジャッキが上下
動自在に設けられてなることを特徴とする杭の圧入装置
に関する。
(作用) 而して上記構成によれば、建造物の基礎の側面下部に掘
削形成した杭孔に、圧入装置の下端を挿入して基礎の側
部底面に基礎用係止板が係止されるように圧入装置を取
り付ける。
そして、上部ガイド枠内に建込まれた杭の頭部がジャッ
キにより押圧されると前記基礎用係止板が基礎底面に押
圧され、その反力により杭が地中に圧入され、その頭部
が下部ガイド枠の上部に位置した時に上部ガイド枠が前
方へ倒伏されて、該杭の頭部に別の杭が溶接して連結さ
れるとともに、前記上部ガイド枠が復帰して該杭がジャ
ッキにより再び地中に圧入される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の杭の圧入装置Aを示したものであり、
上部ガイド枠1と下部ガイド枠2とにより構成されてい
る。
上部ガイド枠1は長尺状の鋼製のガイド板3が上端の上
板4により対向状に連結されて門型に形成され、これら
ガイド板3の間にジャッキ5が逆さの状態で取り付けら
れている。
該ジャッキ5は油圧及び空気圧等であり、前記ガイド板
3の上下にわたって設けられた取付孔3aに調整金具3
bにより上下動自在に取り付けられ、該調整金具3bに
よりその取付高さが調整される。
また上部ガイド枠1の下部には下部ガイド枠2がガイド
板3の内側に取付ピン6,6′により設けられている。
該取付ピン6,6′は両ガイド板3の前後部に設けら
れ、後部取付ピン6′が取外可能に設けられることによ
り、上部ガイド枠1が前部取付ピン6を中心にして前方
へ回動して倒伏される。該下部ガイド枠2は平面コ字状
で背面下部に基礎用係止板7が突設されている。
該基礎用係止板7は基礎の底面に係止されて杭の圧入装
置Aを起立支持するものであり、ガイド板3背面の両側
に平行に突設された補強板7aと該補強板7aの上面に
わたって取り付けられた基礎受板7bとにより形成され
ている。
次に、該杭の圧入装置Aを使用した圧入杭mの構築工法
について説明する。
まず始めに、建造物B下の杭設置箇所に適宜大きさの杭
孔Hを掘削する。
この杭孔Hは杭mの圧入装置Aの先端が挿入可能であり
かつ、基礎用係止板7が基礎底面に係止できる大きさ及
び深さであればよく、杭mを圧入するすぐ近くと地表面
から掘削して基礎nの底面が露出し、そこに基礎用係止
板7が挿入できる程度の横孔をトンネル状に掘削する。
そして、該杭孔H内に下部ガイド枠2を挿入してその基
礎用係止板7を基礎n底面に係止させて杭の圧入装置A
が建造物の基礎nに沿って起立するように取り付け、地
面及び建造物の壁体に固定された支持部材により圧入装
置Aを支持固定する。
次に、圧入装置Aに鋼管杭mを建て込むとともにジャッ
キ5を作動させて鋼管杭mの頭部を下側へ押圧する。
このジャッキ5の押圧力により基礎用係止板7が基礎底
面に押圧され、その反力により鋼管杭mが地中に圧入さ
れる。該杭mが地中へ圧入されてその頭部が前記下部ガ
イド枠2の上端付近に位置したら後部取付ピン6′を取
り外して上部ガイド枠1を前部取付ピン6を中心にして
前方へ回動させて倒伏させ、該鋼管杭mの頭部に他の鋼
管杭Mを重ねて電気溶接により連結する。この鋼管杭m
を連結した後、上部ガイド枠1を後側へ回動して起立さ
せ、後部取付ピン6′により固定する。そして、該鋼管
杭mをジャッキ5により再び地中に圧入するとともに、
この一連の動作を繰り返すことにより規定の深さまで圧
入して所定の支持力を保持させる。
次に該鋼管杭mの杭頭にブラケットm1 取り付けるとと
もに、該ブラケットm1 に修正用ジャッキ5aを設置
し、これに規定の加重を加えて水平修正する。
そしてこの水平の修正後、修正用ジャッキ5aを外して
本受台を設置して建物を受ける。
次に該杭頭に鉄筋を配筋、補強して仮枠を作成し、そこ
に充填コンクリートを打設して固定するとともに杭孔H
に土砂を埋戻して整地する。
(発明の効果) 本発明は以上の様な構成にしたことにより下記の効果を
有する。
杭の圧入装置を逆にしたジャッキを備えた上部ガイ
ド枠と、基礎用係止板を備えた下部ガイド枠とで形成す
るとともに、該上部ガイド枠が下部ガイド枠の上部で前
方へ回動して起伏自在に形成したことにより、建造物に
おける基礎の下側を深く掘らなくても杭を圧入すること
ができるので、労働力を少なくかつ工期を短縮すること
ができ、作業性及び経済性の向上を図ることができる。
建造物における基礎の側面下部の地中に適宜大きさ
の杭孔を堀削形成し、該杭孔にジャッキを備えた上部ガ
イド枠と基礎用係止板を突設した下部ガイド枠とが連結
部で折曲可能に形成された圧入装置を、前記基礎用係止
板が基礎下面に係止されるように建造物の側面に沿って
起立固定し、該圧入装置に杭を建込んで前記ジャッキに
より地中へ押圧し、該杭の頭部が前記連結部に位置した
状態で上部ガイド枠を折り曲げて該杭の頭部に他の杭を
連結することにより、杭の連結が地上においてすること
ができるので、従来の杭孔内における溶接作業に伴う弊
害を除去することができ、安全性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の杭の圧入装置の使用状態を示す正面
図、第2図は同側面図、第3図は斜視図、第4図〜第9
図は杭の圧入装置を使用した杭の構築工法の作動図、第
10図は従来例を示す断面図である。 A:杭の圧入装置、B:建造物 H:杭孔、m:杭 n:基礎、1:上部ガイド枠 2:下部ガイド枠、3:ガイド枠 5:ジャッキ、7:基礎用係止板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建造物における基礎の側面下部の地中に適
    宜大きさの杭孔を堀削形成し、該杭孔にジャッキを備え
    た上部ガイド枠と基礎用係止板を突設した下部ガイド枠
    とが連結部で折曲可能に形成された圧入装置を、前記基
    礎用係止板が基礎下面に係止されるように建造物の側面
    に沿って起立固定し、該圧入装置に杭を建込んで前記ジ
    ャッキにより地中へ押圧し、該杭の頭部が前記連結部に
    位置した状態で上部ガイド枠を折り曲げて該杭の頭部に
    他の杭を連結するとともに、上部ガイド枠を復帰させて
    該杭を再び圧入することにより前記基礎が支持されてな
    ることを特徴とする杭の圧入方法。
  2. 【請求項2】下部背面側に基礎用係止板が突設された下
    部ガイド枠に、ガイド板が対向状に配設されて形成され
    た上部ガイド枠が折曲自在に設けられ、該上部ガイド枠
    に逆さにした状態のジャッキが上下動自在に設けられて
    なることを特徴とする杭の圧入装置。
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JP4903544B2 (ja) * 2006-12-12 2012-03-28 多摩火薬機工株式会社 錘落下装置
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