JPH06212760A - ユニット建物の屋外階段設置構造 - Google Patents

ユニット建物の屋外階段設置構造

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JPH06212760A
JPH06212760A JP5006686A JP668693A JPH06212760A JP H06212760 A JPH06212760 A JP H06212760A JP 5006686 A JP5006686 A JP 5006686A JP 668693 A JP668693 A JP 668693A JP H06212760 A JPH06212760 A JP H06212760A
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unit
building
staircase
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units
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JP5006686A
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Chika Iri
知香 伊理
Katsunori Onishi
克則 大西
Naoto Tanaka
直人 田中
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット建物に屋外階段を設けるに際し、建
物構造材の無用な重複配置を省き、コスト減を図るこ
と。 【構成】 ユニット建物10の屋外階段設置構造におい
て、建物ユニット10を離し置きし、離し置きにより生
ずる空間に床フレーム14を配置し、該床フレーム14
を建物ユニット11に接続するとともに、該床フレーム
14に屋外階段13を接続してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニット建物の屋外階段
設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4-216762号公報に記載の如
く、ユニット建物の階段構成例が開示されている。然る
に、多層階ユニット建物に屋外階段を設置する場合に
は、図7に示す如く、隣戸の居室となる各建物ユニット
1、1の間に、それら隣戸の玄関ホールとなる建物ユニ
ット2を配置し、この建物ユニット2に屋外階段3を接
続することとしている。4は継手である。
【0003】尚、上述の玄関ホールを構成する建物ユニ
ット2は、通常の箱形ラーメンユニットであり、4本の
柱と、4本の床梁と、4本の天井梁を箱形に剛接合され
てなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、多層階ユニット建物の各階において、屋外階段を
接続されて玄関ホールを構成する建物ユニット2が、上
下に積層配置される結果、上下の建物ユニット2の境界
では下建物ユニット2の天井梁と上建物ユニット2の床
梁とが重複するものとなる。また、各階において玄関ホ
ールを構成する建物ユニット2が、左右の建物ユニット
1と隣接配置される結果、左右の建物ユニット1、2の
境界では両者の柱が重複するものとなる。
【0005】即ち、従来技術では、屋外階段が接続され
る建物構造部を建物ユニットにて構成するものであるた
め、建物構造材の無用な重複配置を生じ、コスト増を招
くものとなっている。
【0006】本発明は、ユニット建物に屋外階段を設け
るに際し、建物構造材の無用な重複配置を省き、コスト
減を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ユニット建物
の屋外階段設置構造において、建物ユニットを離し置き
し、離し置きにより生ずる空間に床フレームを配置し、
該床フレームを建物ユニットに接続するとともに、該床
フレームに屋外階段を接続してなるようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】 多層階ユニット建物の屋外階段が接続される建物構造
部を、各階毎に設けた床フレームにて構成した。従っ
て、上下階の床フレームが互いに重複することなく、ま
た床フレームと隣接建物ユニットとの間に重複構造材を
配置することもない。
【0009】床フレームは、離し置きされた建物ユニ
ットを互いに連結する連結材としても機能し、建物の躯
体強度を向上できる。そして、屋外階段に加わる荷重
は、床フレームを介して上述の強度向上された建物躯体
に伝達されるから、屋外階段の支持強度も大である。
【0010】
【実施例】図1は本発明が適用されたユニット建物を示
す模式図、図2は屋外階段が接続された床フレームを示
す平面図、図3は図2のIII A部とIII B部とを示す拡
大図、図4は図2の IV-IV線に沿う断面図、図5は図2
の V-V線に沿う断面図、図6は屋外階段を示す模式図、
図7は従来構造を示す模式図である。
【0011】多層階ユニット建物10は、図1に示す如
く、複数の建物ユニット11を水平、鉛直方向に積層し
て躯体12を構築し、躯体12の外面側に屋外ユニット
階段13を構築している。
【0012】このとき、ユニット建物10は、集合住宅
を構成しており、隣戸の居室となる各建物ユニット1
1、11を、図1に示す如く離し置きし、離し置きによ
り生ずる空間に床フレーム14を配置し、床フレーム1
4を建物ユニット11、11に接続するとともに、床フ
レーム14にユニット階段13を接続している。
【0013】以下、ユニット階段13の構成、床フレー
ム14の構成について順次説明する。 (A) ユニット階段13の構成(図1、図6) ユニット階段13は、図6に示す如く、複数の階段ユニ
ット20を上下に接合して構成される。
【0014】各階段ユニット20は、方形フレーム21
とH形フレーム22と継ぎ梁23と踊り場フレーム24
とを互いに剛接合して構成され、降り返し階段を構成す
る下階段25と上階段26とを有する。
【0015】方形フレーム21は、2本の柱21A、2
1Aの下端部間に下階段支持梁21Bを架け渡し、且つ
それら2本の柱21A、21Aの上端部間に上階段支持
梁21Cを架け渡し、それら柱21A、梁21B、21
Cを剛接合して構成されている。
【0016】H形フレーム22は、2本の柱22A、2
2Aの中間部間に中階段支持梁22Bを架け渡し、それ
らの柱22A、梁22Bを剛接合して構成されている。
【0017】継ぎ梁23は、方形フレーム21とH形フ
レーム22とを互いに離隔配置させた状態で、方形フレ
ーム21の各柱21Aの中間点とH形フレーム22の各
柱22Aの中間点とを連結するように剛接合されて構成
されている。
【0018】踊り場フレーム24は、3本の梁24A、
24B、24Cからなり、H形フレーム22の前面にお
いて、2本の柱22Aに接合されて構成されている。
【0019】下階段25は方形フレーム21の下階段支
持梁21BとH形フレーム22の中階段支持梁22Bと
に支持される。このとき、下階段25の下端はローラー
支持点を介して下階段支持梁21Bの左右の一方にロー
ラー支持され、下階段25の上端はピン支持点を介して
中階段支持梁22Bの左右の一方側にピン支持される。
【0020】上階段26はH形フレーム22の中階段支
持梁22Bと方形フレーム21の上階段支持梁21Cと
に支持される。このとき、上階段26の下端はローラー
支持点を介して中階段支持梁22Bの左右の他方側にロ
ーラー支持され、上階段26の上端はピン支持点を介し
て上階段支持梁21Cの他方側にピン支持される。
【0021】尚、階段ユニット20は、上述の如く、階
段25(26)の一端を対応する支持梁22B(21
C)にピン支持されて水平、鉛直の両方向にて取着され
るが、階段25(26)の他端を対応する支持梁21B
(22B)にローラー支持されて鉛直方向にのみ支持さ
れ水平方向には移動可能とされている。従って、階段ユ
ニット20のラーメンフレームに風圧力、地震力等の水
平力が加わっても、階段25(26)の構成部材はその
水平力を負担する必要がなく、階段25(26)の構成
部材に圧縮力あるいは引張力を生ずることがない。従っ
て、階段25(26)の構成部材に補強を加える必要が
ない。
【0022】然るに、ユニット階段13にあっては、下
側の階段ユニット20の柱21A、22Aの頭部に、上
側の階段ユニット20の柱21A、22Aの脚部を順次
接合して構築される。
【0023】また、ユニット階段13にあっては、最上
階に設置される階段ユニット20Aとして、上述の階段
ユニット20におけるH形フレーム22の柱22Aのう
ち、中階段支持梁22Bより上側部分を削除した短尺柱
22Cを備えるものを採用してある(図1(A)、図6
(C))。
【0024】(B) 床フレーム14の構成(図1〜図5) 床フレーム14は、図2に示す如く、水平梁31と継ぎ
梁32とを枠組状に接合して構成される。
【0025】建物ユニット11に対する床フレーム14
の接続構造は、図3、図4に示す如く、受金具33によ
りなされる。受金具33の一端は下階建物ユニット11
の天井梁11Aにリベットにて固定されており、受金具
33の他端には床フレーム14の継ぎ梁32がボルト固
定される。尚、図2〜図3において、11Bは建物ユニ
ット11の外壁パネルであり、受金具33は外壁パネル
11Bを一部貫通する如くに設けられる。
【0026】床フレーム14に対するユニット階段13
の接続構造は、図3、図5に示す如く、接合プレート3
4によりなされる。接合プレート34の一端はユニット
階段13を構成する上下の階段ユニット20の柱間(柱
21Aの頭部と柱21Aの脚部の間)に挟持されてお
り、接合プレート34の他端には床フレーム14の水平
梁31に一体化されている持出プレート35がボルト接
合される。
【0027】尚、床フレーム14は、水平梁31、継ぎ
梁32の上部にデッキプレート36を設置されて両側隣
戸のための玄関ホールを構成する。また、床フレーム1
4は、水平梁31、継ぎ梁32の下部に軒天小梁37を
固定され、軒天小梁37の下面に軒天井面材38を設け
られる。
【0028】更に、ユニット建物10にあっては、ユニ
ット階段13の弾性撓み限界が、建物ユニット11、床
フレーム14の各弾性撓み限界と略同等となるように、
ユニット階段13、建物ユニット11、床フレーム14
の構造強度を設定している。例えば、建物ユニット1
1、床フレーム14それぞれの水平力に対する弾性変形
角限度が 1/120であれば、ユニット階段13の水平力に
対する弾性変形角限度も1/120となるように設定してあ
るのである。
【0029】この弾性撓み限界の設定は、具体的には、
例えばユニット階段13を構成する階段ユニット20の
構成材断面積の調整等により行なう。
【0030】以下、本実施例の作用について説明する。 多層階ユニット建物10の屋外階段13が接続される
建物構造部を、各階毎に設けた床フレーム14にて構成
した。従って、上下階の床フレーム14が互いに重複す
ることなく、また床フレーム14と隣接建物ユニット1
1との間に重複構造材を配置することもない。
【0031】床フレーム14は、離し置きされた建物
ユニット11を互いに連結する連結材としても機能し、
建物10の躯体強度を向上できる。そして、屋外階段1
3に加わる荷重は、床フレーム14を介して上述の強度
向上された建物躯体に伝達されるから、屋外階段13の
支持強度も大である。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
建物に屋外階段を設けるに際し、建物構造材の無用な重
複配置を省き、コスト減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されたユニット建物を示す
模式図である。
【図2】図2は屋外階段が接続された床フレームを示す
平面図である。
【図3】図3は図2のIII A部とIII B部とを示す拡大
図である。
【図4】図4は図2の IV-IV線に沿う断面図である。
【図5】図5は図2の V-V線に沿う断面図である。
【図6】図6は屋外階段を示す模式図である。
【図7】図7は従来構造を示す模式図である。
【符号の説明】 10 ユニット建物 11 建物ユニット 13 ユニット階段(屋外階段) 14 床フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット建物の屋外階段設置構造におい
    て、建物ユニットを離し置きし、離し置きにより生ずる
    空間に床フレームを配置し、該床フレームを建物ユニッ
    トに接続するとともに、該床フレームに屋外階段を接続
    してなることを特徴とするユニット建物の屋外階段設置
    構造。
JP5006686A 1993-01-19 1993-01-19 ユニット建物の屋外階段設置構造 Expired - Lifetime JP2823465B2 (ja)

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JPH06212760A true JPH06212760A (ja) 1994-08-02
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