JPH0621249Y2 - 電子部品の封止構造 - Google Patents

電子部品の封止構造

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JPH0621249Y2
JPH0621249Y2 JP11942588U JP11942588U JPH0621249Y2 JP H0621249 Y2 JPH0621249 Y2 JP H0621249Y2 JP 11942588 U JP11942588 U JP 11942588U JP 11942588 U JP11942588 U JP 11942588U JP H0621249 Y2 JPH0621249 Y2 JP H0621249Y2
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sealing material
substrate
drive circuit
circuit board
electronic component
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JP11942588U
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雅夫 舟田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、デバイス部を有する基板と熱膨張係数の比が
2〜5倍異なる駆動回路基板に実装されたIC及びこの
ICのボンディングエリアを封止するための封止構造に
関する。
(従来の技術) イメージセンサやサーマルヘッドのように、デバイス部
とこれを駆動する駆動部とから成る電子部品において
は、製造コスト軽減のためそれぞれ別々の基板上に形成
し、両者を支持板上に配置して形成することが提案され
ている。
例えば第3図に平面図、第4図にその断面図を示すイメ
ージセンサは、絶縁基板11上に形成されたセンサ部1
2と、このセンサ部12の駆動を行なうため駆動回路基
板13上に実装されたIC14と、このIC14に制御
信号,電源等の供給を行なうため駆動回路基板13上に
形成された外部接続用配線15とによって構成される。
センサ部12は、絶縁基板11上にCrの着膜及びフォ
トリソエッチングプロセスにより複数の下部電極21と
してのクロムパターンを形成し、これらを覆うように光
電変換層22としてのアモルファスシリコン層パターン
を形成し、この光電変換層22上に上部電極23として
の酸化インジウム・スズ層パターンを形成した複数のサ
ンドイッチ型センサを並設して成る。
以上説明したイメージセンサでは、絶縁基板11と駆動
回路基板13とは異なる材質で形成されているが、これ
は微細加工が必要な部分のみガラス製の絶縁基板11上
に薄膜プロセスで形成し、他の部分はガラスエポキシ製
の駆動回路基板13上にプリント配線で形成することに
よりセンサ製造コストの軽減を図ったものである。
絶縁基板11及び駆動回路基板13は、センサ部12の
引き出し電極12aがIC14近傍位置になるように支
持板31上に固定され、引き出し電極12aとIC14
とをボンディングワイヤ41,外部接続用配線15とI
C14とをボンディングワイヤ42でそれぞれ接続して
いた。
そして、IC14及びこのICのボンディングエリアを
熱や湿気等から保護するため、IC14及びボンディン
グエリアを覆うように帯状のシリコン樹脂50を塗布し
て封止構造を形成していた。
(考案が解決しようとする課題) 上述したシリコン樹脂50は、十分な耐熱性や耐湿性を
確保するため高温で硬化する樹脂を使用する必要があっ
た。従って、上述のように絶縁基板11と駆動回路基板
13とを別々に形成した場合、両者間のボンディングエ
リアにおいて絶縁基板11と駆動回路基板13及び支持
板31が膨張した状態でシリコン樹脂50が硬化するの
で、絶縁基板11と駆動回路基板13及び支持板31と
の熱膨張係数の相違から室温に戻る際に縮み量に差が生
じ、ボンディングワイヤ41に断線が生じるという問題
点があった。
熱膨張係数の相違から生じる応力を除去する方法として
は、何段階かの温度で徐々に高くすることによって、応
力を除去しながら硬化させる方法(例えば信学技報CP
M86〜70参照)や、比較的フレキシブルな樹脂を用
いて応力を下げてボンディングワイヤの断線等を防ぐ方
法(電子写真学会誌Vo1.25 No.2 198
6,172〜177頁参照)がとられていた。
これらの方法は、比較的小さな領域(φ30〜60m
m)、又は大きな領域(20〜50×300mm)でかつ
熱膨張係数の比が2倍程度である場合においては効果が
ある。しかしながら、熱膨張係数の比が4〜5倍で大き
な領域については、応力による基板の「そり」等を防止
することができなかった。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、デバイス部
とこれを駆動する駆動部とが熱膨張係数の異なる別々の
基板に形成される電子部品において、二つの基板を跨ぐ
ようにボンディングされたボンディングワイヤの断線を
防止する電子部品の封止構造を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記従来例の問題点を解消するため本考案は、デバイス
部とこのデバイス部を駆動するICとを異なる基板上に
形成した電子部品の封止構造において、次の構成を特徴
としている。
高温で硬化する第1の封止材で前記ICの表面部を封止
する。
デバイス部を形成した基板と、ICを実装した駆動回路
基板との間のボンディングエリアを、第2の封止材で封
止し、この第2の封止材は前記第1の封止材よりも低温
で硬化する性質を有する。
(作用) 本考案によれば、駆動回路基板に実装されたIC表面は
高温で硬化する第1の封止材で保護されるとともに、二
つの基板を跨ぐボンディングワイヤは第2の封止材で保
護される。第2の封止材は第1封止材よりも低温で硬化
するので、二つの基板の熱膨張係数の差により生じる応
力を減少させて「そり」の発生を防止することができ
る。
(実施例) 本考案の一実施例について図面を参照しながら説明す
る。
第1図に実施例に係るイメージセンサの断面図を示し、
第3図及び第4図の従来例と同様の構成をとる部分につ
いては同一符号を付している。
センサ部12を形成したガラス基板11(熱膨張係数4
〜6×10−6cm/cm/℃)と、外部接続配線15を形
成したガラスエポキシ基板13(熱膨張係数10〜15
×10−6cm/cm/℃)を、A1(熱膨張係数23×1
−6cm/cm/℃)で構成した金属支持板31上にシリ
コン接着剤で貼り合わせ室温で硬化させる。そして、I
C14をガラスエポキシ基板13上に実装し、センサ部
12の下部電極21の端部とIC14のパッドとをボン
ディングワイヤ41で接続し、外部接続配線15とIC
14のパッドとをボンディングワイヤ42で接続する。
ガラスエポキシ基板13上の各IC14及びボンディン
グワイヤ42を覆うように第1の封止材100(トーレ
シリコーン製 JCR6124又は信越化学製 KJR
9050)を図の表裏方向に帯状に塗布する。IC14
上に塗布された第1の封止材100は、その表面張力に
より各IC14上を覆うように切断され、各IC14を
島状に封止する。そして、この第1の封止材100を1
50℃の硬化温度で硬化させる。
次に、ガラス基板11とガラスエポキシ基板13を跨ぐ
ボンディングワイヤ41を覆うように、第1封止材より
低温で硬化する第2の封止材200(信越化学製 KJ
R−8030S)を図の表裏方向に帯状に塗布する。そ
して、この第2の封止材200を室温で紫外線を照射し
て硬化させる。
第2図は他の実施例を示すイメージセンサの断面図であ
り、第1図と同様の構成をとる部分については同一符号
を付している。
第1の封止材300(住友化学製 SE6042/SH
300)を各IC14の上面にそれぞれ島状に封止し、
120℃の硬化温度で硬化させる。この封止材300は
前記第1の実施例で使用した封止材100と異なり、フ
レキシブル性がなく応力が大きいため、帯状に形成した
場合には基板に「そり」を発生させてしまう。
次に、ガラス基板11とガラスエポキシ基板13を跨ぐ
ボンディングワイヤ41,第1の封止材300で封止さ
れたIC14及びボンディングワイヤ42の全てを覆う
ように、第1の実施例で使用した第2の封止材200
(信越化学製 KJR−8030S)を図の表裏方向に
帯状に形成し、室温で硬化させる。
以上の実施例によれば、第2の封止材を室温で硬化させ
るので、硬化に際しガラス基板及びガラスエポキシ基板
が膨張することがなく、両者の間に熱膨張係数の差から
応力が生じることがない。
(考案の効果) 本考案によれば、ICは高温で硬化する第1の封止材で
保護され、十分な耐熱性や耐湿性を確保することができ
る。また、デバイス部を形成した基板と、ICを実装し
た駆動回路基板との間のボンディングエリアは、比較的
低温で硬化する第2の封止材で保護される。従って、前
記基板と駆動回路基板とを組み合わせを、5〜10×3
00mmの大きなサイズで、且つ熱膨張係数の比が2〜5
倍の範囲で選択した場合においても、両者に生じる応力
を減少させて「そり」の発生を防止し、ボンディングワ
イヤの断線を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の封止構造を示す断面説明図、第
2図は他の実施例を示す封止構造の断面説明図、第3図
は従来のイメージセンサを示す平面説明図、第4図は従
来のイメージセンサを示す断面説明図である。 11……ガラス基板 12……センサ部 13……駆動回路基板 14……IC 31……支持板 100,300……第1の封止材 200……第2の封止材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】デバイス部を有する基板と、該デバイス部
    を駆動するICを実装した駆動回路基板とを支持板上に
    設置し、前記IC及びICのボンディングエリアを封止
    する電子部品の封止構造において、 高温で硬化する第1の封止材で前記ICの表面部を含む
    駆動回路基板側を封止するとともに、前記基板と駆動回
    路基板との間のボンディングエリアを含むように第2の
    封止材で封止し、この第2の封止材は前記第1の封止材
    よりも低温で硬化することを特徴とする電子部品の封止
    構造。
JP11942588U 1988-09-12 1988-09-12 電子部品の封止構造 Expired - Lifetime JPH0621249Y2 (ja)

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JP11942588U JPH0621249Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 電子部品の封止構造

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JPH0241448U JPH0241448U (ja) 1990-03-22
JPH0621249Y2 true JPH0621249Y2 (ja) 1994-06-01

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